JP2815084B2 - バケット自己昇降式掘削装置 - Google Patents

バケット自己昇降式掘削装置

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JP2815084B2
JP2815084B2 JP5172772A JP17277293A JP2815084B2 JP 2815084 B2 JP2815084 B2 JP 2815084B2 JP 5172772 A JP5172772 A JP 5172772A JP 17277293 A JP17277293 A JP 17277293A JP 2815084 B2 JP2815084 B2 JP 2815084B2
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JP
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casing
bucket
gripper
kelly bar
gripper device
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森幸 嶋井
正敏 川田
哲樹 菊地
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端に回転・推進装置
が連結され他端にファーストチューブが取付けられたケ
ーシングを備え、そのファーストチューブの先端にはド
ラグビットが取付けられ、ケーシング内にはクレーンの
フックにワイヤを介してバケットが吊下されているバケ
ット自己昇降式掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図9に示すように、ケーシングパ
イプ1を電源装置16に接続された回転・推進装置17
に連結し、そのケーシングパイプにその内部を掘削し取
込むバケット装置10またはスクリュウコンベア装置を
固定するグリッパー装置を設け、前記バケット装置10
またはコンベア装置15とそれぞれ相互に固定された技
術は知られている。しかしながら、上記の技術はケーシ
ング内面とバケット装置とがグリッパ装置で固定されて
いるため、ケーシング推進時にケーシング先端部のドラ
グビットとバケット装置のカッターとが同時に掘削する
ことになり、掘削力は大となると言う問題がある。
【0003】特開平3−103592号公報には回転ケ
ーシングから下方に突出する掘削ビットを設けた技術が
開示されている。しかしながら、かかる公知技術では作
動系の配管が複雑となり制御も面倒である。また、実開
平5−7788号公報には、円筒部材をグリッパーで穴
壁に固定し、カッタを回転させながらシリンダで下方に
押圧する掘削装置が開示されている。しかしながら、か
かる公知技術はケーシングによる掘削を行うことはでき
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
ケーシングの推進とバケットの推進とが分離でき、地盤
に応じて推進能力を向上でき、かつ作動系の配管が簡単
化できるバケット自己昇降式掘削装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一端に
回転・推進装置が連結され他端にファーストチューブ
(2)が取付けられたケーシング(1)を備え、そのフ
ァーストチューブ(2)の先端にはドラグビット(2
a)が取付けられ、ケーシング(1)内にはクレーンの
フック(3)にワイヤ(4)を介してバケット(10)
が吊下されているバケット自己昇降式掘削装置におい
て、前記ワイヤ(4)には制御装置(5)とグリッパー
装置(6)とが懸吊され、そのグリッパー装置(6)は
その半径方向外方に複数のグリッパー(6a)を有し、
そしてグリッパー装置(6)の内部に油圧シリンダ
(8)を介してケリーバー(9)が設けられ、さらにグ
リッパー装置(6)にはケリーバー(9)のケリーバー
ガイド(9a)が設けられ、ケリーバー(9)の下端に
はバケット(10)が設けられ、前記制御装置(5)は
アキュームレータ(7)からグリッパー装置(6)のグ
リッパージャッキ(6b)および油圧シリンダ(8)に
送る圧油を制御する信号を出力する機能を有している。
【0006】
【作用】したがって、バケットがケーシング内に位置し
ている場合は、ケーシング内の土砂や岩はケーシングと
共まわりをするので、バケットには取込むことができな
い。バケットをケーシングから突出させて回転させれば
ケーシングは掘削せず、バケットが掘削し土砂を取込む
ことができる。
【0007】このようにケーシングの推進とバケットの
推進とが任意に選択できるので、ケーシングの推進とそ
の内部の掘削取込みとが分離して実施でき、同一の回転
・推進装置においてより深く、大きな径の掘削が可能と
なる。または、同一仕様の削孔作業では能力がより小な
回転・推進装置で作業が可能となる。さらに、制御装置
およびアキュームレータが内蔵されているので油圧の交
換の制御が簡単となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0009】図1において、ケーシング1は図示しない
ケーシング回転・推進装置に取付けられ、その先端部1
aにはファーストチューブ2が固着され、そのファース
トチューブ2の先端にはドラグビット2aが鋸歯状に取
付けられている。
【0010】また、図示のようにこのケーシング1の内
部には図9に示すようにクレーンから吊下げられたフッ
ク3からワイヤ4を介して制御装置5とグリッパー装置
6とが懸吊されており、そのグリッパー装置6には油圧
ジャッキ8を介してケリーバー9が連結され、そのケリ
ーバー9の先端にはバケット10が設けられている。
【0011】そして、グリッパー装置6はその半径方向
外方に上下2段に複数のグリッパー6aを備え、グリッ
パー用ジャッキ6bでグリッパー装置6をケーシング1
のセンタに固定する。ここで、符号7はアキュムレータ
を示す。
【0012】また、そのグリッパ装置6の内側には、図
2および図3をも参照して、ケリーバー9が油圧ジャッ
キ8およびケリーバーガイド9aを介してバケット装置
10に対して回転力伝達可能、かつ伸縮自在に取付けら
れている。
【0013】したがって、制御装置5からの信号によ
り、図4を参照して、グリッパー6aでグリッパー装置
6をケーシング1内に固定し、油圧シリンダ8にアキュ
ムレータ7を介し圧油を送ればケリーバー9はケーシン
グ1に対してバケット10を押下げ、ケーシング1とバ
ケット10との相対位置を変えた状態で回転力を伝達で
きる。
【0014】以下、図5〜図8を参照して、掘削方法に
付いて説明する。
【0015】ケーシング1を回転させ、推進することで
ケーシング1の内外に溝を掘削する(図5)。
【0016】この時ケーシング1内の土砂、岩等はケー
シングと一緒に回転するのでバケット10を押入れても
バケットに土砂を取込めない(図6)。
【0017】バケットを土砂面に押付けた状態で、土砂
がとも回りしない高さまでケーシング1だけ引き上げる
(図7)。
【0018】ケーシング1にグリッパ6aでバッケット
を固定してケーシングを回転推進すればケーシングの先
端部は掘削せずにバケット10に土砂を取込めるので、
引上げればよい(図8)。ケーシングとバケットとは同
時掘削がないので、掘削力は小である。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、下記のす
ぐれた効果を奏する。 (a) ケーシングとバケットとを独立して推進できる
ので、地盤の性状や地上に設置したケーシングの回転・
推進装置のパワー等により、ケーシング先行やバケット
先行等複数の掘進方法が採用でき、効率がよい施工がで
きる。 (b) 制御装置によりアキュームレータからグリッパ
ーや油圧ジャッキを作動できるので、油圧ラインが簡素
化でき、装置全体が簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すバケット自己昇降式掘
削装置の斜視図。
【図2】図1の要部を示す模式図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図1の掘削装置のケリーバーを伸ばした状態の
斜視図。
【図5】ケーシングで掘進した状態を示す図
【図6】バケットを下ろした状態を示す図。
【図7】図6の状態でケーシングを引上げた状態を示す
図。
【図8】土砂をバケットに取込み引上げる状態を示す
図。
【図9】従来の技術の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ケーシング 2…ファーストチューブ 4…ワイヤ 5…制御装置 6…グリッパー装置 7…アキュムレータ 8…油圧シリンダ 9…ケリーバー 10…バケット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−59879(JP,A) 実開 平5−7788(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に回転・推進装置が連結され他端に
    ファーストチューブ(2)が取付けられたケーシング
    (1)を備え、そのファーストチューブ(2)の先端に
    はドラグビット(2a)が取付けられ、ケーシング
    (1)内にはクレーンのフック(3)にワイヤ(4)を
    介してバケット(10)が吊下されているバケット自己
    昇降式掘削装置において、前記ワイヤ(4)には制御装
    置(5)とグリッパー装置(6)とが懸吊され、そのグ
    リッパー装置(6)はその半径方向外方に複数のグリッ
    パー(6a)を有し、そしてグリッパー装置(6)の内
    部に油圧シリンダ(8)を介してケリーバー(9)が設
    けられ、さらにグリッパー装置(6)にはケリーバー
    (9)のケリーバーガイド(9a)が設けられ、ケリー
    バー(9)の下端にはバケット(10)が設けられ、前
    記制御装置(5)はアキュームレータ(7)からグリッ
    パー装置(6)のグリッパージャッキ(6b)および油
    圧シリンダ(8)に送る圧油を制御する信号を出力する
    機能を有することを特徴とするバケット自己昇降式掘削
    装置。
JP5172772A 1993-07-13 1993-07-13 バケット自己昇降式掘削装置 Expired - Lifetime JP2815084B2 (ja)

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JPH0726867A JPH0726867A (ja) 1995-01-27
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ID=15948054

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JP4581015B2 (ja) 2009-03-11 2010-11-17 株式会社東芝 表示装置、前面ユニット
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