JPH0665915A - 掘削根固め液注入工法及びその装置 - Google Patents

掘削根固め液注入工法及びその装置

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JPH0665915A
JPH0665915A JP4245711A JP24571192A JPH0665915A JP H0665915 A JPH0665915 A JP H0665915A JP 4245711 A JP4245711 A JP 4245711A JP 24571192 A JP24571192 A JP 24571192A JP H0665915 A JPH0665915 A JP H0665915A
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削ドリルで地盤を削孔した後、斯る装置を
抜き上げるときに同時に掘削ドリル内部を通らずに根固
め液を削孔底へ注入して、工期短縮化を図る。 【構成】 空圧打撃式の掘削ドリル1と、掘削ドリルの
ケーシング12を覆うような円筒状体2aとこの外周壁
に配設される導管2bとを具備するシエル基体2と、シ
エル基体2の上方で掘削ドリル1の空気流入孔15に連
絡する空気孔34と導管2bに連絡する根固め液孔35
とを有する案内筒3と、案内筒3の内部に載置され供給
路43を有し且つ左右回転することにより供給路43の
流出口44を空気孔34又は根固め液孔35へ切替え接
合できるようにした回動体4とを備え、回動体4が一の
回転制止位置にくると供給路43が空気流入孔15と連
通する一方、他の回転制止位置にくると供給路43が導
管2bと連通し、回動体4を切替え導管2bを通って根
固め液を注入するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤に掘削した孔へ既
製杭を埋め込むための掘削根固め液注入工法及びその装
置に関し、更に詳しくは、圧縮空気作動による空圧打撃
式の掘削ドリルで掘削を行なった後、該掘削ドリルを一
旦取出すことなく続いて根固め液を注入できるようにし
た掘削根固め液注入工法及びその装置に関する。岩石や
岩盤層等を有する地盤へ既製杭を低騒音、低振動で設置
する基礎杭用工事等の分野に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、打撃によって打込まれてきた既製
杭は、低騒音低振動で設置すべく杭の容積に略等しい孔
を掘削したあとこれに埋め込まれる工法へと移り変わっ
てきている。この工法は杭周地盤や杭先端地盤を荒らす
ため杭の支持力は弱まるが、これを改善する目的で根固
め液(セメントミルク等)が注入される。ここで、圧縮
空気作動による衝撃運動を利用して岩盤等の掘削にも威
力を発揮する空圧打撃式の掘削ドリル(特公昭55−2
5265号公報、特公昭57−35356号公報、特公
昭58−5354号公報等)があり、ダウンザホールハ
ンマーやスーパードリル等の名称で呼ばれている(特公
昭63−52197号公報等)。例えば、ダウンザホー
ルハンマーの掘削ドリルでは、図5のごとく空気流入孔
15へエアコンプレッサ(図示せず。)で圧縮空気を送
り、ピストン16の往復運動をボタンビット(通称、ヘ
ッド部という。)11に伝達して、ボタンビットの打撃
力で穿孔していく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記掘削ド
リルは岩盤層等の掘削に優れるものの、地盤に建込孔を
掘削形成した後、既製コンクリート杭等を沈設して基礎
杭の埋め込みを行う工事の装置として使用する場合に
は、掘削ドリル全体を一旦地上に取出してからでないと
根固め液を注入できず、工数がかかりすぎるといった欠
点があった。これを改善すべく掘削ドリルを急速に上昇
させると、孔壁崩壊等を招き杭の高止まりの原因となっ
た。一方、圧縮空気が流れる空気流入孔15へ空気から
根固め液を切替注入する方法をとり工期短縮化を図ろう
とすると、複雑な機構をもつ掘削ドリル内部に根固め液
が滞るため、掘削ドリルの機能が失われる不具合を招い
ていた。
【0004】本発明は上記問題点を克服するもので、掘
削ドリルで地盤を削孔した後、斯る装置を抜き上げると
きに同時に根固め液を削孔底へ置いてくるようにして、
工期短縮化を図る掘削根固め液注入工法及びその装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明の掘削根固め
液注入工法は、空圧打撃式の掘削ドリルのケーシングが
覆われるように、円筒状体の外周壁へ導管を配設したシ
エル基体を装着し、該シエル基体の上方位置で供給路を
有し且つ該供給路の流出口を掘削ドリルの空気流入孔か
前記導管かへ回転切替えにより連通させる回動体を具備
する掘削根固め液注入装置を使用して、予め該供給路と
該空気流入孔とを連通させて該供給路に圧縮空気を供給
し、該掘削根固め液注入装置を一定方向に回転させなが
ら掘削ドリルのボタンビットで地盤の所定深さまで掘削
し、その後、圧縮空気の供給を止め、前記回動体の供給
路と導管とを連通させるように切替え、次いで、該供給
路に根固め液を供給しつつ該掘削根固め液注入装置を掘
削時とは逆方向に回転させながら引抜き、掘削孔先端に
根固め液を注入してくることを特徴とする。
【0006】本第2発明の掘削根固め液注入装置は、圧
縮空気作動による空圧打撃式の掘削ドリル(1)と、該
掘削ドリルのケーシングを覆うように設けられる円筒状
体(2a)と該円筒状体の外周壁に配設される導管(2
b)とを具備するシエル基体(2)と、該シエル基体の
上方位置で前記掘削ドリルの空気流入孔に連絡する空気
孔と前記導管に連絡する根固め液孔とを有する案内筒
(3)と、該案内筒の内部に載置され、供給路を有し且
つ左右回転することにより該供給路の流出口を前記空気
孔又は前記根固め液孔へ切替え接合できるようにした回
動体(4)と、を備え、前記回動体が一の回転制止位置
にくると前記供給路が前記空気孔を介して掘削ドリルの
空気流入孔と連通する一方、他の回転制止位置にくると
前記供給路が前記根固め液孔を介して前記導管と連通
し、地盤の先行掘削後に前記回動体を切替え前記導管を
通って根固め液を注入するように構成したことを特徴と
する。
【0007】ここで、「左右回転」とは、全円運動をせ
ず、一定角度内で回転することをいい、その角度範囲は
問わないことを意味する。「切替え接合できるようにし
た回動体」とは、流出口を移動させ空気孔か根固め液孔
かのどちらかへ合せ得る切替弁としての役割を担う回動
体をいう。「供給路」とは、掘削時には圧縮空気が送り
込まれる流路であって、掘削終了後に本発明に係る掘削
根固め液注入装置を引上げる時には根固め液が供給され
る地上配管とつながる流路をいい、該流路は削孔等によ
り形成されたものでもパイプが形成するものでもよい。
【0008】
【作用】本発明の掘削根固め液注入工法及びその装置に
よれば、地盤を掘削する工程では、供給路の流出口を掘
削ドリル本体内部へ向かう空気流入孔と連通させて、供
給路に圧縮空気が送り込まれるので、ピストンの往復運
動によってボタンビットの打撃力で岩層等を削孔するこ
とができる。そして、地盤を削孔した後、掘削ドリルの
引上げ時には供給路の流出口を導管と連通させるように
しているので、供給路へセメントミルク等を注入するこ
とによって掘削ドリルをゆっくり引上げながら杭先端部
分へ支持力発現材料たる根固め液を注入してくることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 (1)掘削根固め液注入装置の構成 図1から図4は、本発明に係る掘削根固め液注入装置の
一実施例を示すもので、掘削ドリル1と、シエル基体2
と、案内筒3と、回動体4と、ピン5と、押盤6と、か
ら構成される。
【0010】掘削ドリル1は、従来公知の圧縮空気利用
の掘削ドリルで、エアコンプレッサ(図示せず。)から
圧縮空気を送ることによって、ボタンビット11真上に
あるピストンを往復運動させ、この打撃エネルギをボタ
ンビット11に伝達してボタンビットの打撃力で穿孔す
るものである。内部機構は、図5に示したものと同様で
ある。符号12はケーシング、符号13は六角柱形状し
たバックヘッド、符号14は空気流入孔15を有するノ
ズルを示す。ノズル14にはピン溝141を切欠いてい
る。
【0011】シエル基体2は、円筒状体2aと導管2b
とからなる。円筒状体2aは中空円筒21の上面に円盤
22を固着したもので、円盤22の中央には六角形の開
口221を有する。掘削ドリル1の上部から掘削ドリル
に被せ、開口221からバックヘッド13及びノズル1
4を出すように取付けられる。掘削ドリルのケーシング
12の全体が覆われるよう円筒状体2aの高さはケーシ
ング12の高さに略一致する。円筒状体2aの内径は取
付け易くするためケーシング12の外径より僅かに大き
い。円筒状体2aの内壁面にはスペーサ23を部分的に
固着している。掘削ドリル1の作動中でもシエル基体2
が安定感を保持するからである。
【0012】導管2bはパイプで構成され、円筒状体2
aの外周壁の上端部24から円筒状体2aへ螺旋状に巻
きつけながら固着してボタンビット11近くの下端部2
5まで配設されている。螺旋状に導管2bを設けたの
は、導管2bが掘削孔の内壁面を崩壊させるのを極力防
ぐことにある。また、掘削中の土圧抵抗で該導管2bが
掘削根固め液注入装置から剥がれないようにするためで
ある。掘削ドリル1による穿孔過程で掘削根固め液注入
装置が円滑に回って入っていくようにするためでもあ
る。尚、シエル基体2の開口221に六角柱形状のバッ
クヘッド13が嵌まることで、掘削ドリル1が一定方向
に回転すればシエル基体2も共に回転する構成になって
いる。
【0013】案内筒3は略円柱形状で、外径を円筒状体
2aの外径に略一致させ、回動体4を載置できるよう凹
窪31を形成する。該案内筒3はシエル基体2の円盤2
2の上に配置される。凹窪31は図3、図4に示すよう
に略円柱形の陥没窪を形成しており、円弧状の係止片3
7を凹窪31の内周壁の一部へ固定している。凹窪31
の底部32には、掘削ドリル1のバックヘッド13の上
部及びノズル14を嵌め込む取付孔33を有する。該取
付孔33の下部は六角柱の窪み39が形成され、ここに
バックヘッド13の上部が嵌まる。掘削ドリルの回転に
案内筒3を連動させるためである。図2の如く凹窪31
の中央から外れた底面にはノズル14の空気流入孔15
に連絡する空気孔34を形成している。空気孔34は取
付孔33と導通しており、該取付孔33にバックヘッド
13及びノズル14がセットされると、空気孔34が空
気流入孔15と気密状態を保って連通するようになって
いる。符号331は係止溝を示す。
【0014】凹窪31の底面には空気孔34と点対称で
底面中心から等距離に根固め液孔35を形成する。根固
め液孔35は案内筒3の側壁へ向かう通過孔36を通っ
て、案内筒3の外周壁に設けた短管38へとつながり、
該短管38は円筒状体2aの上端部24に位置する導管
2bと接続される構成をとる。符号5はピンを示し、掘
削ドリル1にシエル基体2及び案内筒3を取付けると、
ピン溝141と係止溝331とでピン孔を形成し、ここ
に該ピン5を挿通すれば掘削ドリル1とシエル基体2と
案内筒3は一体化して外れなくなっている。尚、案内筒
3は上部と下部に分割でき、上部は図3、図4のごとく
である。
【0015】回動体4は、案内筒3の凹窪31に載置さ
れ、底部の一部を略270度の角度で円弧状に切欠いた
切欠部41をもつ円柱状体である。切欠かれていない円
柱部42の側面42は凹窪31の周縁を摺動し、切欠部
41はその側面を係止片37の内周壁を摺動して、回動
体4が略180度の角度内で左右回転できるようになっ
ている。切欠部41の切欠高さは係止片37の高さより
僅かに高い(図3)。回動体4には上面から下面へ貫通
する供給路43が形成されている。上面では回動体4を
案内筒3の内部に載置した場合に中心に供給路43が位
置し、下面の流出口44では回動体4が右回転して係止
片37で制止される位置にくると空気孔34へ接合(図
3)する一方、左回転して係止片37で制止される位置
にくると根固め液孔35へ接合するようになっている。
符号45はシール環、符号46は弾性部材を示す。供給
路43の流出口44が空気孔34又は根固め液孔35に
接合されると、シール環45は弾性部材46で付勢され
シールするようになっている。符号47はリーク防止の
封止板を示す。
【0016】押盤6は中空円盤からなり、回動体4を案
内筒3の内部に載置した後、回動体4の上側面に押盤6
が当接するようにして案内筒3に固定される。回動体4
が上下方向に揺動するのをなくすためである。
【0017】上記構成部品を用いて掘削根固め液注入装
置は以下のごとく組立てられる。掘削ドリル1の上部か
らシエル基体2を被せるように取付ける。シエル基体の
円盤22上に案内筒3を配置する。そして、係止溝33
1とピン溝141で構成するピン孔へピン5を挿通す
る。その後、短管38と導管2bとを連結する。次い
で、回動体4を案内筒3の内部に載置し、最後に押え盤
6を案内筒3へ固定して掘削根固め液注入装置を完成す
る。
【0018】(2)掘削根固め液注入工法 杭の埋込み予定地へ、上記のように組立てた掘削根固め
液注入装置を鉛直に設置する。そして、回動体4の流出
口44が掘削ドリルの空気流入孔15に連通しているの
を確認し、エアコンプレッサで圧縮空気を送り込み、掘
削根固め液注入装置を右回転させながら地盤を先行掘削
する。ここで、掘削時は流出口44が空気孔34へ接合
した状態を保ち、供給路43へは圧縮空気が常時供給さ
れる。斯る条件下で掘削作業を進める。この条件下で
は、回動体4も右回転方向へ付勢されることになり、こ
れにより回動体4が係止片37を押圧し、流出口44を
空気孔34へ整合させる外力が働いている。掘削用ボタ
ンビット11はその破壊力で堅固な岩盤等も貫通し、円
滑に掘進する。そうして、杭穴底を越え所定の深さに達
したならば、圧縮空気の供給を止め掘削作業を終える。
【0019】次いで、回動体4を左回転して切替えると
回動体4は係止片37で回転を制止され、流出口44が
導管3と接合した状態を確保する。尚、回動体4は掘削
時における係止片37の当接位置とは反対位置で制止さ
れるが、掘削根固め液注入装置は掘削時とは逆方向の左
回転させながら引抜くことになり、今度は流出口44と
根固め液孔35とを常時一致させるような外力が回動体
4へ加えられることになる。その後、掘削根固め液注入
装置を左回転させながら地上に引上げ、斯る動作と同時
進行して供給路43へセメントミルクを流し、導管2b
の最先端部26から該セメントミルクを放出する。かく
して、掘削根固め液注入装置が地上に引上げられた時点
で、所望のセメントミルクを削孔底に確実に充填する。
最後に、セメントミルクが注入済みのこの掘削孔へ既製
杭を沈設して完工する。
【0020】(3)実施例の効果 本実施例に係る掘削根固め液注入工法及びその装置を埋
込み杭工事に使用したところ、従来、掘削ドリルを一旦
取出してから、再びセメントミルクを注入しなければな
らないといった2工程要する作業が1工程で済むことに
なり、工期の大幅な短縮をなし得た。とりわけ、既製杭
を深く挿入する場所で威力を発揮した。また、本実施例
では既製の掘削ドリルをそのままの状態で利用し、ケー
シング12へ溶接等で直かに導管2b等を取付けること
はしないので、クラック等の発生によって掘削ドリルの
寿命を短くしたり寸法狂いを生じさせたりしてピストン
16の作動に支障を与えることもなかった。特に、硬い
岩盤層を掘削していく掘削ドリルのケーシング12には
超硬材を用いているが、本実施例によれば、これを溶接
等で材質変化を与えることもない。更に、掘削ドリルを
長時間使用するとケーシング12の摩耗が著しいが、ケ
ーシング12を囲むシエル基体2がケーシングを保護す
るため、高価な掘削ドリル1の損傷は軽減した。加え
て、掘削ドリル1をシエル基体2が覆うため防音効果に
優れ、騒音低減につながった。そして、ケーシング12
に直かに導管2bが固着されていないので、自由度があ
り、必要孔径にあわせてボタンビット11とシエル基体
2とを取替えて所望の孔を掘削することができた。
【0021】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、導管2bへの土圧抵抗を避けるため、導管2bに補
強部材を取り付けてもよい。また、土圧抵抗が低い場合
は、案内筒3の内側に環状体を形成してこれに直結して
垂下するストレート管を導管2bに用いてもよい。更
に、案内筒3は本実施例のようにシエル基体2と分離構
成をとらず、一体化するものであってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のごとく本発明の掘削根固め液注入
工法及びその装置は、掘削した本体機械を引上げなが
ら、根固め液をその掘削孔あとに放出してくるので、1
工程で作業を成し遂げ工期短縮化に優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る掘削根固め液注入装置の一実施例
を示す全体説明図である。
【図2】図1の分解説明図である。
【図3】図1の回動体周りの拡大断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】従来の空圧打撃式掘削ドリルの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 掘削ドリル 11 ボタンビット 12 ケーシング 15 空気流入孔 2 シエル基体 2a 円筒状体 2b 導管 3 案内筒 34 空気孔 35 根固め液孔 4 回動体 43 供給路 44 流出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空圧打撃式の掘削ドリルのケーシングが
    覆われるように、円筒状体の外周壁へ導管を配設したシ
    エル基体を装着し、該シエル基体の上方位置で供給路を
    有し且つ該供給路の流出口を掘削ドリルの空気流入孔か
    前記導管かへ回転切替えにより連通させる回動体を具備
    する掘削根固め液注入装置を使用して、予め該供給路と
    該空気流入孔とを連通させて該供給路に圧縮空気を供給
    し、該掘削根固め液注入装置を一定方向に回転させなが
    ら掘削ドリルのボタンビットで地盤の所定深さまで掘削
    し、その後、圧縮空気の供給を止め、前記回動体の供給
    路と導管とを連通させるように切替え、次いで、該供給
    路に根固め液を供給しつつ該掘削根固め液注入装置を掘
    削時とは逆方向に回転させながら引抜き、掘削孔先端に
    根固め液を注入してくることを特徴とする掘削根固め液
    注入工法。
  2. 【請求項2】 圧縮空気作動による空圧打撃式の掘削ド
    リル(1)と、該掘削ドリルのケーシングを覆うように
    設けられる円筒状体(2a)と該円筒状体の外周壁に配
    設される導管(2b)とを具備するシエル基体(2)
    と、該シエル基体の上方位置で前記掘削ドリルの空気流
    入孔に連絡する空気孔と前記導管に連絡する根固め液孔
    とを有する案内筒(3)と、該案内筒の内部に載置さ
    れ、供給路を有し且つ左右回転することにより該供給路
    の流出口を前記空気孔又は前記根固め液孔へ切替え接合
    できるようにした回動体(4)と、を備え、 前記回動体が一の回転制止位置にくると前記供給路が前
    記空気孔を介して掘削ドリルの空気流入孔と連通する一
    方、他の回転制止位置にくると前記供給路が前記根固め
    液孔を介して前記導管と連通し、地盤の先行掘削後に前
    記回動体を切替え前記導管を通って根固め液を注入する
    ように構成した掘削根固め液注入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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