JPH0448029Y2 - - Google Patents
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- JPH0448029Y2 JPH0448029Y2 JP1987152302U JP15230287U JPH0448029Y2 JP H0448029 Y2 JPH0448029 Y2 JP H0448029Y2 JP 1987152302 U JP1987152302 U JP 1987152302U JP 15230287 U JP15230287 U JP 15230287U JP H0448029 Y2 JPH0448029 Y2 JP H0448029Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は電話回線に接続される親機と該親機と
無線で交信する子機とを有した無線電話機に関
し、特に一般電話機と共に同一回線に対し並列に
接続して利用しても有効なものに関する。 (ロ) 従来の技術 相手方から電話回線を介し伝送されてくる音声
信号を親機で受信し、該親機より無線で該音声信
号を子機に送信する一方、子機で前記親機よりの
信号を受信しスピーカを駆動するとともに、マイ
クロホンに向つて話した音声を子機から無線で親
機に送信し、その親機を介し相手方に伝送し電話
通話が出来るようにした無線電話機は例えば特開
昭60−224339号公報に記載されている。斯かる無
線電話機は親機を電話回線に接続させておけば子
機は自由に持ち運べ、親機と交信可能な距離内な
らば一般電話機と同様に電話通話できるため、最
近では利用者が増えている。そのため例えば斯か
る無線電話機をある一般電話機の替わりに他の一
般電話機と共に一つの電話回線に並列に接続させ
て電話回線を有効に利用出来るようにする構成を
組むことが考えられる。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記のように無線電話機と一般電話機とで上記
構成を組んだ場合、一般電話機には保留機能を有
するものが多く出回つているが無線電話機には保
留機能を有しているものはほとんどない。そのた
め例えば電話回線を介して発呼者よりの着信を一
般電話機で受け、発呼者を無線電話機に転送する
場合には、保留機能で発呼者に対し保留音声信号
を送出し、保留状態にしていることを伝え、保留
音声信号が送られている間に無線電話機の子機の
所持者に転送することを告げる。斯かる動作に対
応し子機の所持者が子機を操作し、電話回線を介
しての通話可能状態にすると、前記一般電話機は
電話回線より切り離され、発呼者は子機に転送さ
れて子機の所持者と通話できるようになる。しか
し無線電話機で受け、一般電話機に転送しようと
した時、該無線電話機では電話回線に接続させる
親機は、子機より送信されるパイロツト信号を受
信していることにより電話回線に対しての通話状
態を保持しているため、無線電話機より一般電話
機に転送動作する場合でも一般電話機がオフフツ
クするまで、子機はパイロツト信号を出し続けて
親機により電話回線に対しての通話状態を保持さ
せておかなくてはならない。そのため、一般電話
機に転送した後、無線電話機の子機を操作するの
を忘れてしまい、パイロツト信号を送出しばなし
にしておいたりすると、該子機の動作電源として
の電池は無駄に消費されてしまう。さらに、斯か
る無線電話機では一般電話機のオフフツク動作を
一々確認しながら転送しないと問題を生じる恐れ
があるため、手間がかかつていた。本考案は斯か
る問題を解決し、保留状態にした後、問題を生じ
ることなく確実な転送動作が行なえるようにした
無線電話機を提供しようとするものである。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の無線電話機は、子機よりパイロツト信
号が送信されている間フツクスイツチを閉成させ
ているパイロツト信号検出回路を備えた親機を有
する無線電話機において前記子機に保留スイツチ
と、該保留スイツチの操作に対応し保留動作信号
を発生する保留動作信号発生回路と、待機信号を
検出することにより子機を受信動作のみさせる待
機状態にする待機信号検出回路とを設け、一方、
親機に前記保留動作信号を検出する保留動作信号
検出回路と、該保留動作信号検出回路よりの検出
出力により動作状態となり、前記電話回線に保留
音声信号を送出する保留音声信号発生回路と、該
保留動作信号検出回路よりの検出出力により動作
状態となり、前記電話機のフツク動作による電話
回線電圧の低下を検出する電話回線電圧検出回路
と前記保留動作信号検出回路よりの検出出力によ
り動作状態になり、前記待機信号を発生する待機
信号発生回路とを設け、構成した。 (ホ) 作用 本考案の無線電話機は、一つの電話回線に並列
に他の電話機と共に親機を接続され、子機よりパ
イロツト信号を送信させて、親機のパイロツト信
号検出回路の制御によりフツクスイツチを閉成さ
せ、通話状態になつている状態において、子機の
保留スイツチを操作し保留動作信号発生回路より
親機へ保留動作信号を送信し、親機にて該保留動
作信号検出回路が該保留動作信号を検出して、保
留音声信号発生回路を働らかせ、電話回線に保留
音声信号を加えさせると共に電話回線電圧検出回
路を働らかせ、電話回線電圧の変化を検出させる
ようにしている時、前記電話機がオフフツクする
と電話回線電圧検出回路は電話回線電圧の低下を
検出して保留音声信号発生回路を不動作状態にさ
せると共に待機信号発生回路を働らかせて、子機
に待機信号を送信し、子機が該待機信号を待機信
号検出回路にて検出し待機状態になることによ
り、該親機のパイロツト信号検出回路はパイロツ
ト信号の検出が行なわれなくなり、該親機のフツ
クスイツチは開放して、前記電話機に通話相手が
転送された状態が形成されるようにしたものであ
る。 (ヘ) 実施例 本考案の無線電話機の一実施例を第1図、第2
図を用いて説明する。第1図に示した子機1と呼
ばれる送受信機と第2図に示した親機2と呼ばれ
る送受信機とで無線電話機は構成され、子機1と
親機2間は無線にて交信動作する。まず第1図に
示した子機1において、3はアンテナ、4は該ア
ンテナ3を介し、親機2との無線信号による交信
動作を行なうための第1無線回路で、前記アンテ
ナ3を介し、親機2より受信した信号の復調動作
を行なう第1復調回路5と、前記アンテナ3を介
し親機2に送信する信号の変調動作を行なう第1
変調回路6とより構成されている。7は前記第1
無線回路4の第1復調回路5の出力を増幅する第
1増幅回路、8は該第1増幅回路7の出力を放音
するスピーカ、9は前記第1無線回路4の第1変
調回路6に加えるマイクロホン10よりの音声信
号の増幅動作を行なう第2増幅回路、11はパイ
ロツト信号発生回路で後記するモード切替スイツ
チの操作により通話状態が設定されると動作状態
となりパイロツト信号を送出する。12はキーボ
ードスイツチ13の操作に対応し、ダイヤル信号
を発生するダイヤル信号発生回路で発生したダイ
ヤル信号を前記第1変調回路6に加え、前記アン
テナ3を介し親機2へ送信する。14は、保留ス
イツチ15(本一実施例ではノンロツク式を用い
た)が操作されると動作状態になり前記第2増幅
回路9を不動作状態にさせて前記マイクロホン1
0に加わつた音声信号が前記第1変調回路6に伝
わらないようにした子機ミユート回路、16は前
記子機ミユート回路14と同様保留スイツチ15
の操作に対応して動作状態になる保留動作信号発
生回路で、動作状態になると保留動作信号を発生
し該保留動作信号は第1変調回路6に加えアンテ
ナ3を介し親機2に送出する。17は、該親機2
より送信されてくる待機信号の検出を行なう待機
信号検出回路で該待機信号検出回路17の検出出
力により子機1は待機状態になる。18は前記保
留スイツチ15の操作及び待機信号検出回路17
の出力により前記第1無線回路4の動作状態制御
を行なうと共に、子機1に設けた回路の動作制御
を行なう子機制御回路、19は該子機制御回路1
8及び、該子機制御回路18を介して各回路に動
作電流等の供給の切替を行なう電源スイツチで、
該電源スイツチ19を閉結させると、前記子機制
御回路18は第1無線回路4を制御し第1復調回
路5のみを動作状態にして、該子機1を受信動作
しかできない待機状態にする。一方、開放時は子
機1は不動作状態となる。20はモード切替スイ
ツチで前記子機1が待機状態にある時操作すると
前記子機制御回路18の制御により該子機1は送
受信可能の通話状態となり、該子機1が通話状態
にある時操作すると前記子機制御回路18の制御
により該子機1は待機状態になるようにしたノン
ロツク式のスイツチである。次に第2図に示した
親機2等について説明する。21は親機2に設け
られたアンテナ、22は該アンテナ21を介し、
前記子機1と無線信号による交信動作を行なうた
めの第2無線回路で前記アンテナ21を介し、子
機1より受信した信号の復調動作を行なう第2復
調回路23と前記アンテナ21を介し、子機1へ
送信する信号の変調動作を行なう第2変調回路2
4とより構成されている。25は前記第2無線回
路22の第2復調回路23の出力を増幅する第3
増幅回路、26は前記第2無線回路22の第2変
調回路24に加える信号の増幅を行なう第4増幅
回路、27は電話回線、28は該電話回線27に
対しての開閉動作を行なうフツクスイツチ29を
介して該電話回線27に接続し、前記第3増幅回
路25の出力を前記電話回線27に加えたり、前
記第4増幅回路26に前記電話回線27を介して
の音声信号を加えたりするハイブリツド回路、3
0は前記電話回線27を介し、送信されてくるリ
ンガー信号の検出を行なうリンガー信号検出回
路、31は該リンガー信号検出回路30の検出出
力を受け、放音信号発生回路32を制御して、該
リンガー信号に対応する音声信号を発生させ、該
音声信号を電力用増幅回路33を介しスピーカ3
4より放音させる動作制御を行なうと共に該親機
2に設ける各回路の動作制御を行なう制御回路、
35は前記制御回路31の制御により前記放音信
号発生回路32の出力である音声信号の一部を第
2変調回路24に加えるスイツチ回路、36は前
記子機1より送信されてくる保留動作信号の検出
を行なう保留動作信号検出回路で前記第2復調回
路23の出力より直接検出するようにして、該保
留動作信号検出回路36の検出出力は前記制御回
路31に印加させるようにしている。37は親機
ミユート回路で前記保留動作信号検出回路36の
検出出力が出力されると前記制御回路31の制御
により動作状態となり前記第4増幅回路26を不
動作状態にし、前記電話回線27を介し送信され
てくる音声信号を第2変調回路24に伝わらなく
する。38は前記保留動作信号検出回路36が保
留動作信号を検出すると、前記制御回路31の制
御を受け、動作状態になり保留音声信号を発生す
る保留音声信号発生回路で発生した保留音声信号
は、第3増幅回路25−ハイブリツド回路28を
介し電話回線27に送出される。39はパイロツ
ト信号検出回路で子機1より送信されてくるパイ
ロツト信号の検出を行なつている間は前記フツク
スイツチ29を閉成させ、検出されなくなるとフ
ツクスイツチ29を開放にする。40は前記電話
回線27の電圧の変化を検出する電話回線電圧検
出回路で前記保留音声信号発生回路38と同様前
記保留動作信号検出回路36が保留動作信号の検
出を行なつた時の制御回路31の制御によるリレ
ースイツチ41の閉結を行ない該リレースイツチ
41を介し、電話回線27に該電話回線電圧検出
回路40が接続され、該電話回線電圧検出回路4
0は該電話回線27の電圧の変化が検出できる状
態となる。斯かる電話回線電圧検出回路40のイ
ンピーダンスは高くしてあるため、該電話回線2
7に接続しても電話回線27の電圧は低下しない
ようにしてある。42は待機信号発生回路で前記
電話回線電圧検出回路40が前記電話回線27の
電圧の低下を検出すると前記制御回路31の制御
を受け、動作状態となり子機1に対し送信する待
機信号の発生動作を行なう。さらに第2図におい
ては前記親機2と共に電話回線27に対し並列に
電話機43を接続させてある。該電話機43は送
受話器44を用いて前記電話回線27を介しての
通常の通話動作が行なえるものである。以上の構
成要素により本発明の無線電話機は構成されてい
る。 次に本考案の無線電話機の動作について説明す
る。まず本考案の無線電話機においての着信及び
発信動作について説明する。着信動作において、
子機1は電源スイツチ19を閉結させて待機状態
にあるとする。斯かる状態において、電話回線2
7を介し、リンガー信号が送出されて来ると、該
リンガー信号は電話回線27に並列に接続された
電話機43及び、無線電話機の親機2のおのおの
に加わる。斯かる状態において電話機43では該
リンガー信号をリンガー信号検出回路(図示せ
ず)にて検出し、放音手段(図示せず)を介し電
話がかかつて来たことを告げる。一方、親機2で
は、前記リンガー信号はリンガー信号検出回路3
0で検出され、該検出により制御回路31が放音
信号発生回路32を制御してリンガー信号に対応
する音声信号を発生させ、電力用増幅回路33に
て増幅しスピーカ34にて放音させると共に該制
御回路31はスイツチ回路35を動作状態にして
前記放音信号発生回路32で発生される音声信号
を該スイツチ回路35を介し第2変調回路24に
加えて変調させ、アンテナ21を介し子機1に送
出させる。それにより待機状態にある子機1は前
記親機2より送信されたリンガー信号に対応する
音声信号をアンテナ3を介して受信し、第1復調
回路5で復調し、第1増幅回路7で増幅しスピー
カ8にて放音させる。斯かるリンガー信号に対応
する音声信号の前記電話機43よりの放音を聴取
し、、前記電話機43の所有者が該電話機43の
送受話器44を持ち上げてオフフツクすると、電
話回線電圧は低下し、オフフツク電圧になり、電
話回線27を介し送信されていたリンガー信号は
送信されなくなり、該電話機43では該送受話器
44を用いて発呼者との通話が可能となる。一方
リンガー信号に対応する音声信号の前記無線電話
機よりの放音を聴取し、子機1の所持者がモード
切替スイツチ20を押し下げると、子機1の子機
制御回路18は斯るか操作に対応し、動作状態に
ある第1復調回路5とは別の第1変調回路6をも
動作状態にさせると共にパイロツト信号発生回路
11を動作状態にして該第1変調回路6に対しパ
イロツト信号を加え、該パイロツト信号をアンテ
ナ3を介し親機2へ送信させる。斯かる状態にお
いてパイロツト信号はモード切替スイツチ20が
次の操作を受けるまで前記パイロツト信号発生回
路11より継続して出されている。それにより親
機2では前記パイロツト信号をアンテナ21を介
して受信し、第2復調回路23で復調した後パイ
ロツト信号検出回路39にて検出して制御回路3
1に検出出力を加える。その検出出力により制御
回路31はフツクスイツチ29を閉結させる。斯
かる動作によりハイブリツド回路28は電話回線
27に接続されるため電話回線27の電圧は低下
して、オフフツク電圧になり電話回線27を介し
送信されていたリンガー信号は送信されなくな
り、リンガー信号に対応する音声信号の放音は止
まる。斯かる状態において、発呼者に対し、子機
1の所持者が音声を子機1に設けられたマイクロ
ホン10に対し発すると、該音声は、該マイクロ
ホン10−第2増幅回路9−第1変調回路6−ア
ンテナ3を介し、親機2に送信される。それによ
り親機2では、子機1より送信された音声をアン
テナ21−第2復調回路23−第3増幅回路25
−ハイブリツド回路28−フツクスイツチ29を
介し、電話回線27に加えられ、発呼者に送信さ
れる。一方、電話回線27を介し送信されてくる
発呼者よりの音声は、電話回線27よりハイブリ
ツド回路28−第4増幅回路26−第2変調回路
24を介し、アンテナ21より子機1に送信され
る。それにより子機1では、親機2より送信され
た音声をアンテナ3−第1復調回路5−第1増幅
回路7を介してスピーカ8に加え、子機1の所持
者に対し発呼者の音声を伝えて、発呼者と子機1
の所持者の間で通話が行なえる。 次に発信動作において、子機1の電源スイツチ
19を閉結し、モード切替スイツチ20を押し下
げて、子機制御回路18の制御により子機1を通
話可能状態にさせるための操作を行なうと、斯か
る操作に対応し、子機1の子機制御回路18は第
1無線回路4を制御して第1復調回路5及び第1
変調回路6を動作状態にさせると共にパイロツト
信号発生回路11を動作状態にして該第1変調回
路6にパイロツト信号を加え、該パイロツト信号
を親機2へ送信する。斯かる状態においてパイロ
ツト信号は前記モード切替スイツチ20が次の操
作を受けるまでパイロツト信号発生回路11より
継続して出されている。それにより該親機2では
前記子機1より送信された来たパイロツト信号を
アンテナ21を介して受信し、第2復調回路23
で復調した後パイロツト信号検出回路39で検出
させ、該パイロツト信号検出回路39は検出出力
を制御回路31に加える。それにより制御回路3
1はフツクスイツチ29の閉成を行ない、該親機
2のハイブリツド回路28を電話回線27に接続
させる。斯かる動作により該子機1が電話回線2
7に対し該親機2を介して、通話動作ができるよ
うになる。斯かる状態において、子機1のキーボ
ードスイツチ13を操作し、所望の相手の電話番
号に対応するダイヤル信号をダイヤル信号発生回
路12より発生させると該ダイヤル信号は、第1
変調回路6−アンテナ3−アンテナ21−第2復
調回路23−第3増幅回路25−ハイブリツド回
路28−フツクスイツチ29の経路で子機1より
親機2、親機2より電話回線27に送出される。
斯かる動作により、所望の相手が呼出され、該相
手と子機1の所持者は前記着信動作の場合と同じ
動作により通話が行なえる。以上のようにして無
線電話機の子機1より電話回線27を介しての通
話動作が可能となる。 次に本考案の目的である保留、転送動作に関す
る動作について説明する。まず前述したような動
作により無線電話機は子機1のパイロツト信号発
生回路11よりのパイロツト信号を受け、親機2
がフツクスイツチ29の閉成をし電話回線27を
介しての通話動作状態になつているとする。斯か
る状態において保留動作を行なうため、子機1に
設けた保留スイツチ15を操作すると該保留スイ
ツチ15の操作を子機制御回路18は検知し、子
機ミユート回路14を動作状態にして第2増幅回
路9を該子機ミユート回路14により不動作状態
にさせて第1変調回路6にマイクロホン10によ
りの音声信号が伝わらないようにすると共に保留
動作信号発生回路16を動作状態にさせて、保留
動作信号を第1変調回路6−アンテナ3を介し、
親機2に送信する。斯かる状態でも子機1は親機
2にパイロツト信号を出し続けている。斯かる状
態の親機2では子機1より送信されて来た保留動
作信号をアンテナ21にて受信し、第2復調回路
23で復調した後、保留動作信号検出回路36に
て検出させる。斯かる検出により、保留動作信号
検出回路36は検出出力を制御回路31に加え、
該制御回路31により親機ミユート回路37は動
作状態となつて、第4増幅回路26を不動作状態
にさせ、電話回線27より送信されてくる音声信
号が第2変調回路24に加わらないようにする。
さらに該親機ミユート回路37と同時に保留動作
信号発生回路38も該制御回路31によりの制御
を受けて動作状態になる。それにより該保留音声
信号発生回路38は保留音声信号を発生し、該保
留音声信号を第3増幅回路25に加えて増幅させ
た後、ハイブリツド回路28及びフツクスイツチ
29を介し電話回線27に送信し、通話相手に保
留音声信号を送り、電話回線27を保留状態にし
たことを伝える。さらに前記制御回路31は前記
保留動作信号検出回路36の検出出力を受けるこ
とにより、リレースイツチ41を閉結させ、電話
回線電圧検出回路40を電話回線27に接続させ
る。斯かる状態において、該電話回線電圧検出回
路40のインピーダンスは高く設定しているた
め、電話回線27の電圧は該電話回線電圧検出回
路40の接続によつて変動せず、前記親機2の電
話回線27への接続により低下している親機2に
よるオフフツク電圧Vf1が該電話回線電圧検出回
路40に加わる。それにより該電話回線電圧検出
回路40は電圧検出可能状態になる。以上より無
線電話機は電話回線27に対し保留状態となる。 斯かる状態において、同一電話回線27に親機
2と共に並列に接続された電話機43の送受話器
44を持ち上げ、オフフツクすると該電話機43
はフツクスイツチ(図示せず)を介し電話回線2
7に電気的に接続され、該電話回線27に対し親
機2のインピーダンスと電話機43のインピーダ
ンスとが並列に加わる状態は形成される。そのた
め、電話回線27の電圧は親機2の接続によるオ
フフツク電圧Vf1より低下する。該電話回線27
の電圧がオフフツク電圧Vf1より低下したことを
前記電話回線電圧検出回路40が検出することに
より、該電話回線電圧検出回路40は制御回路3
1に対し検出出力を加える。それにより制御回路
31は親機ミユート回路37を不動作にすると共
に保留音声信号発生回路38を不動作状態にして
保留音声信号の発生を止めると共に、リレースイ
ツチ41を開放状態にして、電話回線電圧検出回
路40を電話回線27より切り離す。さらに、前
記制御回路31は、前記電話回線電圧検出回路4
0の検出出力を受けることにより待機信号発生回
路42に対しても制御動作を行ない、該待機信号
発生回路42を動作状態にし待機信号を発信さ
せ、第2変調回路24にて変調しアンテナ21を
介し子機1に送信する。それにより子機1では、
アンテナ3を介し待機信号を受信し、第1復調回
路5で復調した後、待機信号検出回路17に該待
機信号が検出される。斯かる検出により待機信号
検出回路17は検出出力を子機制御回路18に加
える。それにより該子機制御回路18は子機ミユ
ート回路14を不動作状態にすると共に第1変調
回路6を不動作状態にさせ、さらにパイロツト信
号発生回路11も不動作状態にさせる。斯かる動
作により子機1は待機状態になる。一方親機2で
は子機1が待機状態になりパイロツト信号が送信
されなくなつたことによりパイロツト信号検出回
路39はパイロツト信号の検出が行なわれなくな
つてしまい、該パイロツト信号検出回路39は制
御回路31に対し出していた検出出力を停止し、
該制御回路31の制御により閉成させていたフツ
クスイツチ29を開放にさせて電話回線27とハ
イブリツド回路28を切り離して親機2を待機状
態にする。以上の動作により前記電話機43に通
話相手は転送される。尚、本一実施例においてモ
ード切替スイツチ20はノンロツク式のものを用
いたが本発明の動作に対し問題を生じないスイツ
チならどんなスイツチを用いてもよい。さらに本
一実施例において保留動作信号検出回路16及び
待機信号発生回路42の出力信号としてデジタル
信号・アナログ信号のどちらの信号を用いても各
検出回路が検出出来るなら問題はない。さらに本
一実施例の動作において子機ミユート回路14は
子機制御回路18の制御により第2増幅回路9を
不動作にするようにしたが、第2増幅回路9を不
動作にするのではなくマイクロホン10よりの音
声信号をバイアスして第2増幅回路9に加わらな
くしてもよい。同様に親機ミユート回路37につ
いても第4増幅回路26を不動作にするのではな
く電話回線27よりの音声信号をバイアスして第
4増幅回路26に加わらなくしてもよい。 (ト) 考案の効果 本考案の無線電話機は、子機よりパイロツト信
号を送信させ、親機のパイロツト信号検出回路に
て検出させることにより、該親機のフツクスイツ
チを閉成させて通話を行なつている時、子機に設
けた保留スイツチを操作すると、保留動作信号発
生回路より保留動作信号が親機へ送信され、親機
では該保留動作信号を保留動作信号検出回路が検
出することにより、保留音声信号発生回路及び電
話回線電圧検出回路を働らかせて、電話回線に保
留音声信号を送出させる動作と、該電話回線電圧
の低下を検出する状態となり、斯かる状態で本無
線電話機と共に該電話回線に並列に接続させた電
話機がオフフツクすると前記電話回線電圧検出回
路は電話回線電圧の低下を検出し、該検出に対応
して待機信号発生回路が待機信号を子機に送信し
て該子機を待機状態にしてパイロツト信号の送出
を停止させて、前記親機のパイロツト信号検出回
路の制御によりフツクスイツチを開放にして親機
を待機状態にさせるようにしたことにより、無線
電話機としての通話動作以外の付加機能が設けら
れ、一つの電話回線に他の電話機と共に並列に接
続され、使用する場合の転送動作及び保留動作が
簡単に行なえるようになつた。さらに、無線電話
機を一般の電話機と同じ感覚で使用することが出
来るようになつた。
無線で交信する子機とを有した無線電話機に関
し、特に一般電話機と共に同一回線に対し並列に
接続して利用しても有効なものに関する。 (ロ) 従来の技術 相手方から電話回線を介し伝送されてくる音声
信号を親機で受信し、該親機より無線で該音声信
号を子機に送信する一方、子機で前記親機よりの
信号を受信しスピーカを駆動するとともに、マイ
クロホンに向つて話した音声を子機から無線で親
機に送信し、その親機を介し相手方に伝送し電話
通話が出来るようにした無線電話機は例えば特開
昭60−224339号公報に記載されている。斯かる無
線電話機は親機を電話回線に接続させておけば子
機は自由に持ち運べ、親機と交信可能な距離内な
らば一般電話機と同様に電話通話できるため、最
近では利用者が増えている。そのため例えば斯か
る無線電話機をある一般電話機の替わりに他の一
般電話機と共に一つの電話回線に並列に接続させ
て電話回線を有効に利用出来るようにする構成を
組むことが考えられる。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記のように無線電話機と一般電話機とで上記
構成を組んだ場合、一般電話機には保留機能を有
するものが多く出回つているが無線電話機には保
留機能を有しているものはほとんどない。そのた
め例えば電話回線を介して発呼者よりの着信を一
般電話機で受け、発呼者を無線電話機に転送する
場合には、保留機能で発呼者に対し保留音声信号
を送出し、保留状態にしていることを伝え、保留
音声信号が送られている間に無線電話機の子機の
所持者に転送することを告げる。斯かる動作に対
応し子機の所持者が子機を操作し、電話回線を介
しての通話可能状態にすると、前記一般電話機は
電話回線より切り離され、発呼者は子機に転送さ
れて子機の所持者と通話できるようになる。しか
し無線電話機で受け、一般電話機に転送しようと
した時、該無線電話機では電話回線に接続させる
親機は、子機より送信されるパイロツト信号を受
信していることにより電話回線に対しての通話状
態を保持しているため、無線電話機より一般電話
機に転送動作する場合でも一般電話機がオフフツ
クするまで、子機はパイロツト信号を出し続けて
親機により電話回線に対しての通話状態を保持さ
せておかなくてはならない。そのため、一般電話
機に転送した後、無線電話機の子機を操作するの
を忘れてしまい、パイロツト信号を送出しばなし
にしておいたりすると、該子機の動作電源として
の電池は無駄に消費されてしまう。さらに、斯か
る無線電話機では一般電話機のオフフツク動作を
一々確認しながら転送しないと問題を生じる恐れ
があるため、手間がかかつていた。本考案は斯か
る問題を解決し、保留状態にした後、問題を生じ
ることなく確実な転送動作が行なえるようにした
無線電話機を提供しようとするものである。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の無線電話機は、子機よりパイロツト信
号が送信されている間フツクスイツチを閉成させ
ているパイロツト信号検出回路を備えた親機を有
する無線電話機において前記子機に保留スイツチ
と、該保留スイツチの操作に対応し保留動作信号
を発生する保留動作信号発生回路と、待機信号を
検出することにより子機を受信動作のみさせる待
機状態にする待機信号検出回路とを設け、一方、
親機に前記保留動作信号を検出する保留動作信号
検出回路と、該保留動作信号検出回路よりの検出
出力により動作状態となり、前記電話回線に保留
音声信号を送出する保留音声信号発生回路と、該
保留動作信号検出回路よりの検出出力により動作
状態となり、前記電話機のフツク動作による電話
回線電圧の低下を検出する電話回線電圧検出回路
と前記保留動作信号検出回路よりの検出出力によ
り動作状態になり、前記待機信号を発生する待機
信号発生回路とを設け、構成した。 (ホ) 作用 本考案の無線電話機は、一つの電話回線に並列
に他の電話機と共に親機を接続され、子機よりパ
イロツト信号を送信させて、親機のパイロツト信
号検出回路の制御によりフツクスイツチを閉成さ
せ、通話状態になつている状態において、子機の
保留スイツチを操作し保留動作信号発生回路より
親機へ保留動作信号を送信し、親機にて該保留動
作信号検出回路が該保留動作信号を検出して、保
留音声信号発生回路を働らかせ、電話回線に保留
音声信号を加えさせると共に電話回線電圧検出回
路を働らかせ、電話回線電圧の変化を検出させる
ようにしている時、前記電話機がオフフツクする
と電話回線電圧検出回路は電話回線電圧の低下を
検出して保留音声信号発生回路を不動作状態にさ
せると共に待機信号発生回路を働らかせて、子機
に待機信号を送信し、子機が該待機信号を待機信
号検出回路にて検出し待機状態になることによ
り、該親機のパイロツト信号検出回路はパイロツ
ト信号の検出が行なわれなくなり、該親機のフツ
クスイツチは開放して、前記電話機に通話相手が
転送された状態が形成されるようにしたものであ
る。 (ヘ) 実施例 本考案の無線電話機の一実施例を第1図、第2
図を用いて説明する。第1図に示した子機1と呼
ばれる送受信機と第2図に示した親機2と呼ばれ
る送受信機とで無線電話機は構成され、子機1と
親機2間は無線にて交信動作する。まず第1図に
示した子機1において、3はアンテナ、4は該ア
ンテナ3を介し、親機2との無線信号による交信
動作を行なうための第1無線回路で、前記アンテ
ナ3を介し、親機2より受信した信号の復調動作
を行なう第1復調回路5と、前記アンテナ3を介
し親機2に送信する信号の変調動作を行なう第1
変調回路6とより構成されている。7は前記第1
無線回路4の第1復調回路5の出力を増幅する第
1増幅回路、8は該第1増幅回路7の出力を放音
するスピーカ、9は前記第1無線回路4の第1変
調回路6に加えるマイクロホン10よりの音声信
号の増幅動作を行なう第2増幅回路、11はパイ
ロツト信号発生回路で後記するモード切替スイツ
チの操作により通話状態が設定されると動作状態
となりパイロツト信号を送出する。12はキーボ
ードスイツチ13の操作に対応し、ダイヤル信号
を発生するダイヤル信号発生回路で発生したダイ
ヤル信号を前記第1変調回路6に加え、前記アン
テナ3を介し親機2へ送信する。14は、保留ス
イツチ15(本一実施例ではノンロツク式を用い
た)が操作されると動作状態になり前記第2増幅
回路9を不動作状態にさせて前記マイクロホン1
0に加わつた音声信号が前記第1変調回路6に伝
わらないようにした子機ミユート回路、16は前
記子機ミユート回路14と同様保留スイツチ15
の操作に対応して動作状態になる保留動作信号発
生回路で、動作状態になると保留動作信号を発生
し該保留動作信号は第1変調回路6に加えアンテ
ナ3を介し親機2に送出する。17は、該親機2
より送信されてくる待機信号の検出を行なう待機
信号検出回路で該待機信号検出回路17の検出出
力により子機1は待機状態になる。18は前記保
留スイツチ15の操作及び待機信号検出回路17
の出力により前記第1無線回路4の動作状態制御
を行なうと共に、子機1に設けた回路の動作制御
を行なう子機制御回路、19は該子機制御回路1
8及び、該子機制御回路18を介して各回路に動
作電流等の供給の切替を行なう電源スイツチで、
該電源スイツチ19を閉結させると、前記子機制
御回路18は第1無線回路4を制御し第1復調回
路5のみを動作状態にして、該子機1を受信動作
しかできない待機状態にする。一方、開放時は子
機1は不動作状態となる。20はモード切替スイ
ツチで前記子機1が待機状態にある時操作すると
前記子機制御回路18の制御により該子機1は送
受信可能の通話状態となり、該子機1が通話状態
にある時操作すると前記子機制御回路18の制御
により該子機1は待機状態になるようにしたノン
ロツク式のスイツチである。次に第2図に示した
親機2等について説明する。21は親機2に設け
られたアンテナ、22は該アンテナ21を介し、
前記子機1と無線信号による交信動作を行なうた
めの第2無線回路で前記アンテナ21を介し、子
機1より受信した信号の復調動作を行なう第2復
調回路23と前記アンテナ21を介し、子機1へ
送信する信号の変調動作を行なう第2変調回路2
4とより構成されている。25は前記第2無線回
路22の第2復調回路23の出力を増幅する第3
増幅回路、26は前記第2無線回路22の第2変
調回路24に加える信号の増幅を行なう第4増幅
回路、27は電話回線、28は該電話回線27に
対しての開閉動作を行なうフツクスイツチ29を
介して該電話回線27に接続し、前記第3増幅回
路25の出力を前記電話回線27に加えたり、前
記第4増幅回路26に前記電話回線27を介して
の音声信号を加えたりするハイブリツド回路、3
0は前記電話回線27を介し、送信されてくるリ
ンガー信号の検出を行なうリンガー信号検出回
路、31は該リンガー信号検出回路30の検出出
力を受け、放音信号発生回路32を制御して、該
リンガー信号に対応する音声信号を発生させ、該
音声信号を電力用増幅回路33を介しスピーカ3
4より放音させる動作制御を行なうと共に該親機
2に設ける各回路の動作制御を行なう制御回路、
35は前記制御回路31の制御により前記放音信
号発生回路32の出力である音声信号の一部を第
2変調回路24に加えるスイツチ回路、36は前
記子機1より送信されてくる保留動作信号の検出
を行なう保留動作信号検出回路で前記第2復調回
路23の出力より直接検出するようにして、該保
留動作信号検出回路36の検出出力は前記制御回
路31に印加させるようにしている。37は親機
ミユート回路で前記保留動作信号検出回路36の
検出出力が出力されると前記制御回路31の制御
により動作状態となり前記第4増幅回路26を不
動作状態にし、前記電話回線27を介し送信され
てくる音声信号を第2変調回路24に伝わらなく
する。38は前記保留動作信号検出回路36が保
留動作信号を検出すると、前記制御回路31の制
御を受け、動作状態になり保留音声信号を発生す
る保留音声信号発生回路で発生した保留音声信号
は、第3増幅回路25−ハイブリツド回路28を
介し電話回線27に送出される。39はパイロツ
ト信号検出回路で子機1より送信されてくるパイ
ロツト信号の検出を行なつている間は前記フツク
スイツチ29を閉成させ、検出されなくなるとフ
ツクスイツチ29を開放にする。40は前記電話
回線27の電圧の変化を検出する電話回線電圧検
出回路で前記保留音声信号発生回路38と同様前
記保留動作信号検出回路36が保留動作信号の検
出を行なつた時の制御回路31の制御によるリレ
ースイツチ41の閉結を行ない該リレースイツチ
41を介し、電話回線27に該電話回線電圧検出
回路40が接続され、該電話回線電圧検出回路4
0は該電話回線27の電圧の変化が検出できる状
態となる。斯かる電話回線電圧検出回路40のイ
ンピーダンスは高くしてあるため、該電話回線2
7に接続しても電話回線27の電圧は低下しない
ようにしてある。42は待機信号発生回路で前記
電話回線電圧検出回路40が前記電話回線27の
電圧の低下を検出すると前記制御回路31の制御
を受け、動作状態となり子機1に対し送信する待
機信号の発生動作を行なう。さらに第2図におい
ては前記親機2と共に電話回線27に対し並列に
電話機43を接続させてある。該電話機43は送
受話器44を用いて前記電話回線27を介しての
通常の通話動作が行なえるものである。以上の構
成要素により本発明の無線電話機は構成されてい
る。 次に本考案の無線電話機の動作について説明す
る。まず本考案の無線電話機においての着信及び
発信動作について説明する。着信動作において、
子機1は電源スイツチ19を閉結させて待機状態
にあるとする。斯かる状態において、電話回線2
7を介し、リンガー信号が送出されて来ると、該
リンガー信号は電話回線27に並列に接続された
電話機43及び、無線電話機の親機2のおのおの
に加わる。斯かる状態において電話機43では該
リンガー信号をリンガー信号検出回路(図示せ
ず)にて検出し、放音手段(図示せず)を介し電
話がかかつて来たことを告げる。一方、親機2で
は、前記リンガー信号はリンガー信号検出回路3
0で検出され、該検出により制御回路31が放音
信号発生回路32を制御してリンガー信号に対応
する音声信号を発生させ、電力用増幅回路33に
て増幅しスピーカ34にて放音させると共に該制
御回路31はスイツチ回路35を動作状態にして
前記放音信号発生回路32で発生される音声信号
を該スイツチ回路35を介し第2変調回路24に
加えて変調させ、アンテナ21を介し子機1に送
出させる。それにより待機状態にある子機1は前
記親機2より送信されたリンガー信号に対応する
音声信号をアンテナ3を介して受信し、第1復調
回路5で復調し、第1増幅回路7で増幅しスピー
カ8にて放音させる。斯かるリンガー信号に対応
する音声信号の前記電話機43よりの放音を聴取
し、、前記電話機43の所有者が該電話機43の
送受話器44を持ち上げてオフフツクすると、電
話回線電圧は低下し、オフフツク電圧になり、電
話回線27を介し送信されていたリンガー信号は
送信されなくなり、該電話機43では該送受話器
44を用いて発呼者との通話が可能となる。一方
リンガー信号に対応する音声信号の前記無線電話
機よりの放音を聴取し、子機1の所持者がモード
切替スイツチ20を押し下げると、子機1の子機
制御回路18は斯るか操作に対応し、動作状態に
ある第1復調回路5とは別の第1変調回路6をも
動作状態にさせると共にパイロツト信号発生回路
11を動作状態にして該第1変調回路6に対しパ
イロツト信号を加え、該パイロツト信号をアンテ
ナ3を介し親機2へ送信させる。斯かる状態にお
いてパイロツト信号はモード切替スイツチ20が
次の操作を受けるまで前記パイロツト信号発生回
路11より継続して出されている。それにより親
機2では前記パイロツト信号をアンテナ21を介
して受信し、第2復調回路23で復調した後パイ
ロツト信号検出回路39にて検出して制御回路3
1に検出出力を加える。その検出出力により制御
回路31はフツクスイツチ29を閉結させる。斯
かる動作によりハイブリツド回路28は電話回線
27に接続されるため電話回線27の電圧は低下
して、オフフツク電圧になり電話回線27を介し
送信されていたリンガー信号は送信されなくな
り、リンガー信号に対応する音声信号の放音は止
まる。斯かる状態において、発呼者に対し、子機
1の所持者が音声を子機1に設けられたマイクロ
ホン10に対し発すると、該音声は、該マイクロ
ホン10−第2増幅回路9−第1変調回路6−ア
ンテナ3を介し、親機2に送信される。それによ
り親機2では、子機1より送信された音声をアン
テナ21−第2復調回路23−第3増幅回路25
−ハイブリツド回路28−フツクスイツチ29を
介し、電話回線27に加えられ、発呼者に送信さ
れる。一方、電話回線27を介し送信されてくる
発呼者よりの音声は、電話回線27よりハイブリ
ツド回路28−第4増幅回路26−第2変調回路
24を介し、アンテナ21より子機1に送信され
る。それにより子機1では、親機2より送信され
た音声をアンテナ3−第1復調回路5−第1増幅
回路7を介してスピーカ8に加え、子機1の所持
者に対し発呼者の音声を伝えて、発呼者と子機1
の所持者の間で通話が行なえる。 次に発信動作において、子機1の電源スイツチ
19を閉結し、モード切替スイツチ20を押し下
げて、子機制御回路18の制御により子機1を通
話可能状態にさせるための操作を行なうと、斯か
る操作に対応し、子機1の子機制御回路18は第
1無線回路4を制御して第1復調回路5及び第1
変調回路6を動作状態にさせると共にパイロツト
信号発生回路11を動作状態にして該第1変調回
路6にパイロツト信号を加え、該パイロツト信号
を親機2へ送信する。斯かる状態においてパイロ
ツト信号は前記モード切替スイツチ20が次の操
作を受けるまでパイロツト信号発生回路11より
継続して出されている。それにより該親機2では
前記子機1より送信された来たパイロツト信号を
アンテナ21を介して受信し、第2復調回路23
で復調した後パイロツト信号検出回路39で検出
させ、該パイロツト信号検出回路39は検出出力
を制御回路31に加える。それにより制御回路3
1はフツクスイツチ29の閉成を行ない、該親機
2のハイブリツド回路28を電話回線27に接続
させる。斯かる動作により該子機1が電話回線2
7に対し該親機2を介して、通話動作ができるよ
うになる。斯かる状態において、子機1のキーボ
ードスイツチ13を操作し、所望の相手の電話番
号に対応するダイヤル信号をダイヤル信号発生回
路12より発生させると該ダイヤル信号は、第1
変調回路6−アンテナ3−アンテナ21−第2復
調回路23−第3増幅回路25−ハイブリツド回
路28−フツクスイツチ29の経路で子機1より
親機2、親機2より電話回線27に送出される。
斯かる動作により、所望の相手が呼出され、該相
手と子機1の所持者は前記着信動作の場合と同じ
動作により通話が行なえる。以上のようにして無
線電話機の子機1より電話回線27を介しての通
話動作が可能となる。 次に本考案の目的である保留、転送動作に関す
る動作について説明する。まず前述したような動
作により無線電話機は子機1のパイロツト信号発
生回路11よりのパイロツト信号を受け、親機2
がフツクスイツチ29の閉成をし電話回線27を
介しての通話動作状態になつているとする。斯か
る状態において保留動作を行なうため、子機1に
設けた保留スイツチ15を操作すると該保留スイ
ツチ15の操作を子機制御回路18は検知し、子
機ミユート回路14を動作状態にして第2増幅回
路9を該子機ミユート回路14により不動作状態
にさせて第1変調回路6にマイクロホン10によ
りの音声信号が伝わらないようにすると共に保留
動作信号発生回路16を動作状態にさせて、保留
動作信号を第1変調回路6−アンテナ3を介し、
親機2に送信する。斯かる状態でも子機1は親機
2にパイロツト信号を出し続けている。斯かる状
態の親機2では子機1より送信されて来た保留動
作信号をアンテナ21にて受信し、第2復調回路
23で復調した後、保留動作信号検出回路36に
て検出させる。斯かる検出により、保留動作信号
検出回路36は検出出力を制御回路31に加え、
該制御回路31により親機ミユート回路37は動
作状態となつて、第4増幅回路26を不動作状態
にさせ、電話回線27より送信されてくる音声信
号が第2変調回路24に加わらないようにする。
さらに該親機ミユート回路37と同時に保留動作
信号発生回路38も該制御回路31によりの制御
を受けて動作状態になる。それにより該保留音声
信号発生回路38は保留音声信号を発生し、該保
留音声信号を第3増幅回路25に加えて増幅させ
た後、ハイブリツド回路28及びフツクスイツチ
29を介し電話回線27に送信し、通話相手に保
留音声信号を送り、電話回線27を保留状態にし
たことを伝える。さらに前記制御回路31は前記
保留動作信号検出回路36の検出出力を受けるこ
とにより、リレースイツチ41を閉結させ、電話
回線電圧検出回路40を電話回線27に接続させ
る。斯かる状態において、該電話回線電圧検出回
路40のインピーダンスは高く設定しているた
め、電話回線27の電圧は該電話回線電圧検出回
路40の接続によつて変動せず、前記親機2の電
話回線27への接続により低下している親機2に
よるオフフツク電圧Vf1が該電話回線電圧検出回
路40に加わる。それにより該電話回線電圧検出
回路40は電圧検出可能状態になる。以上より無
線電話機は電話回線27に対し保留状態となる。 斯かる状態において、同一電話回線27に親機
2と共に並列に接続された電話機43の送受話器
44を持ち上げ、オフフツクすると該電話機43
はフツクスイツチ(図示せず)を介し電話回線2
7に電気的に接続され、該電話回線27に対し親
機2のインピーダンスと電話機43のインピーダ
ンスとが並列に加わる状態は形成される。そのた
め、電話回線27の電圧は親機2の接続によるオ
フフツク電圧Vf1より低下する。該電話回線27
の電圧がオフフツク電圧Vf1より低下したことを
前記電話回線電圧検出回路40が検出することに
より、該電話回線電圧検出回路40は制御回路3
1に対し検出出力を加える。それにより制御回路
31は親機ミユート回路37を不動作にすると共
に保留音声信号発生回路38を不動作状態にして
保留音声信号の発生を止めると共に、リレースイ
ツチ41を開放状態にして、電話回線電圧検出回
路40を電話回線27より切り離す。さらに、前
記制御回路31は、前記電話回線電圧検出回路4
0の検出出力を受けることにより待機信号発生回
路42に対しても制御動作を行ない、該待機信号
発生回路42を動作状態にし待機信号を発信さ
せ、第2変調回路24にて変調しアンテナ21を
介し子機1に送信する。それにより子機1では、
アンテナ3を介し待機信号を受信し、第1復調回
路5で復調した後、待機信号検出回路17に該待
機信号が検出される。斯かる検出により待機信号
検出回路17は検出出力を子機制御回路18に加
える。それにより該子機制御回路18は子機ミユ
ート回路14を不動作状態にすると共に第1変調
回路6を不動作状態にさせ、さらにパイロツト信
号発生回路11も不動作状態にさせる。斯かる動
作により子機1は待機状態になる。一方親機2で
は子機1が待機状態になりパイロツト信号が送信
されなくなつたことによりパイロツト信号検出回
路39はパイロツト信号の検出が行なわれなくな
つてしまい、該パイロツト信号検出回路39は制
御回路31に対し出していた検出出力を停止し、
該制御回路31の制御により閉成させていたフツ
クスイツチ29を開放にさせて電話回線27とハ
イブリツド回路28を切り離して親機2を待機状
態にする。以上の動作により前記電話機43に通
話相手は転送される。尚、本一実施例においてモ
ード切替スイツチ20はノンロツク式のものを用
いたが本発明の動作に対し問題を生じないスイツ
チならどんなスイツチを用いてもよい。さらに本
一実施例において保留動作信号検出回路16及び
待機信号発生回路42の出力信号としてデジタル
信号・アナログ信号のどちらの信号を用いても各
検出回路が検出出来るなら問題はない。さらに本
一実施例の動作において子機ミユート回路14は
子機制御回路18の制御により第2増幅回路9を
不動作にするようにしたが、第2増幅回路9を不
動作にするのではなくマイクロホン10よりの音
声信号をバイアスして第2増幅回路9に加わらな
くしてもよい。同様に親機ミユート回路37につ
いても第4増幅回路26を不動作にするのではな
く電話回線27よりの音声信号をバイアスして第
4増幅回路26に加わらなくしてもよい。 (ト) 考案の効果 本考案の無線電話機は、子機よりパイロツト信
号を送信させ、親機のパイロツト信号検出回路に
て検出させることにより、該親機のフツクスイツ
チを閉成させて通話を行なつている時、子機に設
けた保留スイツチを操作すると、保留動作信号発
生回路より保留動作信号が親機へ送信され、親機
では該保留動作信号を保留動作信号検出回路が検
出することにより、保留音声信号発生回路及び電
話回線電圧検出回路を働らかせて、電話回線に保
留音声信号を送出させる動作と、該電話回線電圧
の低下を検出する状態となり、斯かる状態で本無
線電話機と共に該電話回線に並列に接続させた電
話機がオフフツクすると前記電話回線電圧検出回
路は電話回線電圧の低下を検出し、該検出に対応
して待機信号発生回路が待機信号を子機に送信し
て該子機を待機状態にしてパイロツト信号の送出
を停止させて、前記親機のパイロツト信号検出回
路の制御によりフツクスイツチを開放にして親機
を待機状態にさせるようにしたことにより、無線
電話機としての通話動作以外の付加機能が設けら
れ、一つの電話回線に他の電話機と共に並列に接
続され、使用する場合の転送動作及び保留動作が
簡単に行なえるようになつた。さらに、無線電話
機を一般の電話機と同じ感覚で使用することが出
来るようになつた。
第1図は本考案の無線電話機の一実施例での子
機を示す構成図、第2図は本考案の無線電話機の
一実施例での親機を示す構成図である。 主な図番の説明、11……パイロツト信号発生
回路、14……子機ミユート回路、15……保留
スイツチ、16……保留動作信号発生回路、17
……待機信号検出回路、36……保留動作信号検
出回路、37……親機ミユート回路、38……保
留音声信号発生回路、39……パイロツト信号検
出回路、40……電話回線電圧検出回路。
機を示す構成図、第2図は本考案の無線電話機の
一実施例での親機を示す構成図である。 主な図番の説明、11……パイロツト信号発生
回路、14……子機ミユート回路、15……保留
スイツチ、16……保留動作信号発生回路、17
……待機信号検出回路、36……保留動作信号検
出回路、37……親機ミユート回路、38……保
留音声信号発生回路、39……パイロツト信号検
出回路、40……電話回線電圧検出回路。
Claims (1)
- 子機より送信されてくるパイロツト信号を検出
している間はフツクスイツチを閉成させるパイロ
ツト信号検出回路を備え、該子機と無線による交
信動作を行なう親機を他の電話機と共に一つの電
話回線に並列に接続させた無線電話機において、
前記子機に保留スイツチと、該保留スイツチの操
作により、保留動作信号を発生する保留動作信号
発生回路と、待機信号を検出することにより子機
を受信動作のみさせる待機状態にする待機信号検
出回路とを設け、親機に前記保留動作信号を検出
する保留動作信号検出回路と、該保留動作信号検
出回路の検出出力により動作状態となり、前記電
話回線に保留音声信号を送出する保留音声信号発
生回路と、該保留動作信号検出回路の検出出力に
より動作状態となり、前記電話機のフツク動作に
よる電話回線電圧の低下を検出する電話回線電圧
検出回路と、該電話回線電圧検出回路の検出出力
により動作状態になり、前記待機信号を発生する
待機信号発生回路とを設け、前記電話機への転送
動作時、該電話機がオフフツクすると、前記電話
回線電圧検出回路が電話回線電圧の低下を検出す
ることにより待機信号発生回路は動作状態となつ
て該子機に対し、待機信号の送信を行ない、該子
機の待機信号検出回路にて検出させて、子機を待
機状態にさせパイロツト信号の送信動作を停止さ
せて、該親機のフツクスイツチを開放させるよう
にしたことを特徴とする無線電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987152302U JPH0448029Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987152302U JPH0448029Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0157839U JPH0157839U (ja) | 1989-04-11 |
JPH0448029Y2 true JPH0448029Y2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=31427105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987152302U Expired JPH0448029Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448029Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP1987152302U patent/JPH0448029Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0157839U (ja) | 1989-04-11 |
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