JPH0447949Y2 - - Google Patents

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JPH0447949Y2
JPH0447949Y2 JP1986006541U JP654186U JPH0447949Y2 JP H0447949 Y2 JPH0447949 Y2 JP H0447949Y2 JP 1986006541 U JP1986006541 U JP 1986006541U JP 654186 U JP654186 U JP 654186U JP H0447949 Y2 JPH0447949 Y2 JP H0447949Y2
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lead electrodes
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、樹脂デイツプまたは樹脂モールド成
形等により樹脂被覆を施し、且つ、引出リード線
を備えたコンデンサ等の電子部品において、引出
リード線をそのまま活用してチツプ形の電極が形
成される電子部品に関する。
[従来の技術] 周知のように、各種の電子部品、とりわけコン
デンサにおいては、その形状面から分類すると、
同一方向または反対方向にリードを引出したタイ
プのものと、所謂チツプ形の面実装のものとがあ
り、夫々用途に応じて広く使用されている。
ところで、昨今のコンデンサにおいては、抵抗
器或いは半導体といつた他の電子部品と同様に電
子回路の小型、軽量化または多機能指向の中でプ
リント配線板への高密度実装に適するように、
益々軽薄短少化し、チツプ化の傾向にある。
第10図は従来のチツプ形フイルムコンデンサ
Cを示す斜視図である。このようなチツプ形フイ
ルムコンデンサCは、引出リード線を使用せずに
金属化フイルム同士或いは金属化フイルムと誘電
体フイルム等を巻回または積層してコンデンサ素
子gが形成され、このコンデンサ素子gの両側端
は金属溶射により電極bが設けられているもの、
また、第11図に示すように、リードフレームa
を利用することにより電極bを設け、金型にて樹
脂モールド等の外装を施すといつた製造工程をと
ることによつてチツプ形に形成されている。更に
また、上記の如き角形構造の他、第12図に示す
ように、巻回形コンデンサ素子dの両端に金属溶
射を施し、その上にキヤツプeを嵌め込んで電極
を形成し、前記電極以外のところに樹脂外装fが
施されたリードレスの所謂円筒形のものも一般に
使用されている。
[考案が解決しようとしている問題点] チツプ形フイルムコンデンサCは、プリント配
線板へ実装する場合、自動実装機によつて、第1
0図に示すように、予め所定の配線パターンが形
成されるランドi部分に、接着剤にて仮止めする
と共にペーストはんだ材を付着させて、所定の雰
囲気中で加熱処理を行なう所謂リフロー処理を施
してプリント配線板hに面実装される。
しかし乍ら、このような従来のチツプ形フイル
ムコンデンサCは、構造上、プリント配線板hの
ランドiと接触する部分が扁平な形状になつてい
るため、その接触面でのはんだjの固着力が弱
く、結局従来では電極全体をはんだjで覆い被せ
る状態にしなければ強固なはんだ付けができない
といつた問題があつた。また、この為にはんだj
の量も多く必要となつている。
[考案の目的] 本考案は、上記の如き問題を解決するもので、
引出リード線をそのまま活用すると共に、形成さ
れたリード電極に設けられる段差によつて、プリ
ント配線板とリード電極間のはんだ材でリード電
極へのくい込みをよくしてはんだ付を完全に行な
うことができるチツプ形電子部品を提供すること
を目的とする。
[本考案の構成] 上記目的を達成する為、本考案のチツプ形電子
部品は部品本体から同一方向または反対方向に所
定の長さ並行に導出される各リード線を部品本体
に沿つて略L字状に折曲して同一面上にリード電
極が形成されており、前記同一面上のリード電極
は各々その一部分に段差を設けた構造からなるこ
とを特徴としている。
[作用] 上記のように構成することによつて、リード電
極の段差部分によりリード電極または部品本体
と、取り付けるべきプリント配線板のランド部分
との間に僅かな空隙があき、その部分にはんだが
入り込み、くい込みがよくなるので強固なはんだ
付が可能となる。また、部品本体の電極面とリー
ド電極間は直接固定されないのでクツシヨン作用
があり耐衝撃性に優れ、かつ、リード電極と部品
本体の間に僅かな間隙があくので、はんだ熱によ
つて部品本体が受けるヒートシヨツクは少ないか
ら、はんだ付時の熱に弱い電子部品に特に有効で
ある。
[考案の実施例] 以下、本考案に係るチツプ形電子部品の実施例
を図面に基づき説明する。
実施例 1 第1図はチツプ形コンデンサ1を斜め下方から
見た状態を示す斜視図であつて、図において、2
は部品本体、3,4は部品本体2から同一方向に
夫々導出されるリード電極である。
部品本体2は、誘電体フイルムとアルミ等の金
属電極箔とを巻回し、その巻回途中で前記金属電
極箔よりリード線を同一方向に導出した所謂タブ
構造、または金属化フイルムを巻回或いは積層し
た扁平状のフイルムコンデンサ素子が用いられて
いる。そして、このフイルムコンデンサ素子は樹
脂含浸及び外装樹脂によつて被覆されている。
リード電極3,4は、引出リードタイプのもの
と同様に、はんだめつき軟銅線や、はんだめつき
CP線等からなり、前記部品本体2に沿つて略L
字状に折曲されており、かつ、部品本体2の一方
面(下面側)に平行に配設されている。これらの
各リード電極3,4には、第2図及び第3図に示
すように、適宜のプレス手段によつて形成される
逆凹状の段差5,6が設けられている。この段差
5,6は、リード電極3,4をL字状に折曲する
前工程で円筒形状のリード線をプレスして扁平状
に形成されている。これらの段差部分の内面7に
は、プレスする時に同時に形成される編目模様ま
たは縞模様の細い凹凸8が設けられており、この
為、はんだ付時、はんだのくい込みが一段と強化
される。なお、リード電極3,4の先端部分9,
10は夫々部品本体の大きさまたは形状にあわせ
て切断するか或いは予め所定の長さ寸法のものを
使用すればよい。
このように構成すれば、第9図に示すように、
プリント配線板11のランド12上に実装し、所
定のリフロー処理によつてはんだ付がなされる
際、はんだ13は、段差5,6部分において、一
部は扁平部分の内面7側に入り込み、残りの一部
は断面円筒形の上部側14に被さることによつて
リード電極3,4を強固にはんだ付けすることが
できる。この時、内面7側に入り込んだはんだ1
3は網目模様または縞模様の細い凹凸8にも入り
込んで、接合強度が増す。
実施例 2 第4図及び第5図は、本考案の第2実施例であ
つて、上記第1実施例における段差5,6の形状
を変えたもので、部品本体2及びリード電極3,
4の引出方向は同様に構成されているものであ
る。第4図の場合は、プレス手段によつてリード
電極3,4の上側を押圧して凹形状の段差5,6
を形成したものであり、第5図の場合は、同じく
プレス手段によつて、リード電極3,4の上下方
向から押圧した場合を示している。このように構
成した場合であつても、段差5,6部分の作用効
果は上記第1実施例の場合と同様に得られ、部品
本体2の形状並びに大きさに合せて設計的な変更
が可能である。
実施例 3 第6図は本考案の第3実施例であつて、部品本
体2から同一方向に導出されるリード線を、その
片方を予め導出側15と反対方向に所定の長さに
突出し、その突出部分16を、他方の略L字状に
折曲されたリード線17と同一面上に略L字状に
折曲し、前記突出部分16の反対側を本体根本1
8から切断してリード電極19,20を構成して
いる。このように構成した場合であつても上記実
施例と同様の作用効果を有するものである。な
お、実施例において、製造上、本体根本18を切
断する工程を有しているものであるから、その本
体根本18部分を接着材または樹脂により被覆す
る必要がある。
実施例 4 第7図及び第8図は、本考案の第4実施例であ
つて、この場合、リード電極3,4に形成される
段差21,22は、プレス手段によつて中央部分
以外を押圧して扁平にし、逆凸状に構成されてい
る。第7図は第1実施例〜第3実施例と同様にリ
ード線折曲及び段差5,6を形成する工程のみか
らなるが、第8図の場合は、折曲されたリード線
の内段差21,22の突出部分23とその前後の
部分、即ち、プリント配線板と並行になる部分を
残して全体を樹脂被覆したものであり、このよう
に構成した場合には、電極として、前記プリント
配線板と並行になる部分が部品本体2から離れた
構造になり、上記実施例と同様の作用効果を有す
る。
なお、上記各実施例ではリード電極3,4が断
面円筒状のリード電線を利用してなされている
が、板状リード部材を利用した場合であつてもよ
く、上記実施例と同様の作用効果を有する。ま
た、はんだ付はリフロー方式による方法について
述べたが、フロー方式の場合にも勿論同様の作用
効果を有する。更に、段差部分については、リー
ド電極の一部分での説明だが当然複数の場合であ
つても同様である。
[考察の効果] 以上のように、本考案のチツプ形電子部品は、
リード電極に段差を設けたものであるから、その
段差部分によつて生じた僅かな空隙などにはんだ
が入り込んでくいつき固着する。従つて、プリン
ト配線板のランド部分との間の取付強度が増し、
且つ、部品本体とリード電極との間が若干あいて
いるので実装上耐衝撃性及びはんだ付時の耐熱性
に優れるといつた実益を有する。なお、本考案は
上記実施例では電子部品としてコンデンサを対象
に説明したが他の電子部品として抵抗器または半
導体であつてもよく、実用新案登録請求の範囲に
記載の技術的思想の範囲内において種々設計的な
変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチツプ形電子部品の第1実施
例を示した場合の斜視図、第2図は同リード電極
部分の拡大側面図、第3図はリード電極部分の拡
大底面図、第4図及び第5図は夫々第2の実施例
のリード電極部分の拡大側面図、第6図は第3の
実施例の斜め下側からみた斜視図、第7図及び第
8図は同第4の実施例の断面図、第9図は同プリ
ント配線板に取り付けた状態を示す側面図、第1
0図は従来のチツプ形コンデンサを示す斜視図、
第11図は同製造過程のリードフレームを示す一
部切断斜視図、第12図は同円筒形の断面図であ
る。 図において、1はチツプ形コンデンサ、2は部
品本体、3,4,19,20はリード電極、5,
6,21,22は段差、7は内面、8は細い凹
凸、9,10はリード電極の先端部分、11はプ
リント配線板、12はランド、13ははんだ、1
4はリード電極の上部側、18は本体根本であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 部品本体から同一方向または反対方向に所定
    の長さ並行に導出される各リード線を部品本体
    に沿つて略L字状に折曲して同一面上にリード
    電極が形成されており、前記同一面上のリード
    電極は各々その一部分または複数部分を押圧す
    ることによつて段差を設けた構造からなること
    を特徴とするチツプ形電子部品。 (2) 同一方向に導出されるリード線は、その片方
    を予め導出側と反対方向に所定の長さ突出し、
    且つ他端を本体根本から切断してあり、その突
    出部分を他方のリード線と共に同一面上に並行
    に略L字状に折曲してリード電極を構成してな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のチツプ
    形電子部品。 (3) 段差を設けた構造は、リード線の一部を押圧
    して形成される断面凹形または扁平形の部分を
    有しており、夫々の被押圧面には縞模様または
    網目模様の細い凹凸が形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のチツプ形電子部
    品。
JP1986006541U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH0447949Y2 (ja)

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JP1986006541U JPH0447949Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JPS62120334U JPS62120334U (ja) 1987-07-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635459Y2 (ja) * 1988-06-14 1994-09-14 株式会社指月電機製作所 金属化フイルムコンデンサ
KR102401140B1 (ko) * 2016-10-04 2022-05-24 고호꾸고오교오가부시끼가이샤 칩형 전해 콘덴서용 리드선 단자의 제조 방법 및 칩형 전해 콘덴서

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JPS5028353Y2 (ja) * 1971-03-05 1975-08-21
JPS59151424U (ja) * 1983-03-29 1984-10-11 富士通株式会社 チツプ状電子部品のスタンドオフ構造

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