JPH0447385B2 - - Google Patents

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JPH0447385B2
JPH0447385B2 JP61198727A JP19872786A JPH0447385B2 JP H0447385 B2 JPH0447385 B2 JP H0447385B2 JP 61198727 A JP61198727 A JP 61198727A JP 19872786 A JP19872786 A JP 19872786A JP H0447385 B2 JPH0447385 B2 JP H0447385B2
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Victor Company of Japan Ltd
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Priority to US07/061,337 priority patent/US4811122A/en
Priority to DE87305182T priority patent/DE3787124T2/de
Priority to DE198787305182T priority patent/DE249482T1/de
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Publication of JPH0447385B2 publication Critical patent/JPH0447385B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録、再生装置に係り、特に、搬
送波周波数の異なる2種のモードを自動的に切換
えて記録し、これを自動的に切換えて再生するよ
うにした磁気記録、再生装置に関する。
従来の技術 現在、1/2インチ幅のテープを用いる家庭用
VTRでは、抗磁力Hcが略600〔Oe〕〜750〔Oe〕、
残留磁束密度Brが略1100〔ガウス〕〜1300〔ガウ
ス〕の酸化鉄磁気テープ(以下標準磁気テープと
いう)を用い、この標準磁気テープに略3.4MHz
〜5.5MHzの間に設定された搬送波周波数(例え
ば3.4MHz〜4.4MHz)によつて記録するようにし
ているが、近年、磁気テープの性能や磁気ヘツド
の性能も向上し、より解像度の高い高画質の
VTRが要望されるようになつてきた。
このため、上記標準磁気テープに代えて現在8
mmVTRが業務用VTR等で使用されている抗磁力
Hcが略1300〔Oe〕〜1500〔Oe〕、残留磁束密度Br
が略2700〔ガウス〕〜2800〔ガウス〕といつた高抗
磁力Hc及び高残留磁束密度Brのメタルテープを
用い、このメタルテープに上記現行1/2インチ家
庭用VTRで使用されている搬送波周波数よりも
十分に高い搬送波周波数(例えば5MHz〜7MHz)
によつて記録するようにしたVTRが種々考えら
れている。
然して、現行1/2インチ家庭用VTRにおける記
録再生モードを標準モードとし、高い搬送波周波
数の方の記録再生モードを高画質モードとする
と、この両モードの搬送波周波数は互いに大きく
異なるため、各モードによつて記録された信号間
には互換性がない。
しかも、上記8mmVTRや業務用VTRで使用さ
れているメタルテープ等の現存する高性能磁気テ
ープは、抗磁力Hcが略1300〔Oe〕以上と上記標
準磁気テープに比し非常に高いため、このテープ
を現行1/2インチ家庭用VTRで使用すると、ヘツ
ド飽和が生じてしまい所望の特性が得られないば
かりか、音声信号の記録再生に係る長波長特性
(リニアオーデイオ特性)及び消去特性が劣つて
しまう等といつた種々の問題を招くため標準モー
ドには適さず、高画質モードのみに使用できるも
のである。一方、標準磁気テープは性能的に高画
質モードには使用できず、標準モードのみに使用
できるものである。
よつて、前記要望を満すためには新たに高画質
モードの記録再生手段を備えた高画質対応形
VTR及び上記8mmVTRや業務用VTRで用いら
れているメタルテープを収納された高性能カセツ
トを提供すればよいが、このようにすると、ユー
ザは各モードに対応した互いに互換性のない
VTR及び種々のカセツトが必要となり、非常に
使い勝手が悪い。
そこで、上記標準モード及び高画質モードの両
記録再生手段及びこの両モードを夫々切換えるス
イツチを設けたVTRを提供する一方、8mmVTR
や業務用VTRで用いられているメタルテープを
収納した高性能カセツトを標準磁気テープを収納
した現行標準カセツトと同一形状とし、ユーザが
標準カセツトと高性能カセツトとを識別して任意
のモードにスイツチ切換え操作するようにするこ
とが考えられる。
発明が解決しようとする問題点 然るに、このようにすると、カセツトケースは
略同一形状であるので標準磁気テープを収納した
標準カセツトか高性能磁気テープを収納した高性
能カセツトかを一つ一つよく識別判断してモード
切換操作を行なわなければならず、例えば、標準
カセツト(又は高性能カセツト)であるにも拘ら
ず高画質モード(又は標準モード)に設定して記
録するといつた誤操作をしてしまい、これを再生
した場合に故障と間違える虞れがある等の問題点
がある。
又、再生に際しても同様に誤操作をしてしまう
問題点があり、前記各モードに対応したVTR同
様に非常に使い勝手が悪い。
更に、現行のVTRを所有しているユーザが同
一形状の高性能カセツトを間違つて購入して使用
することも十分考えられると共に、いずれのカセ
ツトを購入してよいか戸惑う不都合も生じ、好ま
しいものではない。
本発明は両モード記録可能な磁気テープを高性
能カセツトに収納し、記録時、標準カセツトと高
性能カセツトとを夫々自動判別し、標準カセツト
では標準モードのみを、高性能カセツトでは選択
スイツチ手段によつて標準モードと高画質モード
とを選択して記録可能とする一方、再生時、どの
モードで記録された信号かを夫々自動判別して
夫々適切なモードにおいて再生し得るようにした
磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 第1図において、カセツト判別回路13は、装
着されたカセツトのカセツト判別用孔の有無を検
出して標準カセツトと高性能カセツトとのいずれ
のカセツトが装置に装着されたかを夫々判別する
手段、選択スイツチ60は標準記録モードと高画
質記録モードを選択するスイツチ手段、インバー
タ61、アンドゲート62、スイツチ14はカセ
ツト判別手段により標準カセツトと判別された時
は標準記録モードに切換える一方、高性能カセツ
トと判別された時は選択スイツチ手段の選択操作
に連動して上記標準記録モードと高画質記録モー
ドに切換える手段、モード判別回路37は装着さ
れたカセツトの磁気テープに記録された信号が上
記標準記録モードと上記高画質記録モードとのい
ずれのモードによつて記録されたものが該装着さ
れたカセツトの磁気テープよりの再生信号から判
別する手段、スイツチ34,41は上記標準記録
モードで記録されている場合は標準再生モード
に、上記高画質記録モードで記録されている場合
は高画質再生モードに夫々切換える手段の各一実
施例である。
作 用 高性能カセツトは両モード記録可能な磁気テー
プを収納されているので、現行のVTRでも本装
置でも使用でき、記録時、カセツト判別回路13
及びスイツチ14で標準カセツトと高性能カセツ
トとを夫々自動判別して夫々の記録モードに切換
え得ると共に、高性能カセツトである時には選択
スイツチ60により選択的に標準記録モードと高
画質記録モードに切換え得、再生時、モード判別
回路37及びスイツチ34,41で記録時にどの
モードで記録された信号かを夫々自動判別して
夫々の再生モードに切換え得、誤動作する虞れが
なく、又、夫々の磁気テープの性能を十分引出し
て再生し得る。
実施例 第3図は標準カセツト1で、現在1/2インチ家
庭用VTRで使用されている酸化鉄磁気テープ
(抗磁力が略600〔Oe〕〜730〔Oe〕、残留磁束密度
が略1100〔ガウス〕〜1300〔ガウス〕)が収納され
ている。同図中、2a,2bは軸孔、3はキヤプ
スタン嵌入用凹部、4a,4bはテープ引出部材
嵌入用凹部、5は蓋、6は誤挿入防止用凹部であ
る。
第4図は高性能カセツト7で、標準カセツト1
と略同一形状とされており、後述する高性能磁気
テープが収納されている。同図中、6aはカセツ
ト判別用孔で、誤挿入防止用凹部6の一部に設け
られている。
なお、高性能カセツト7に収納されている高性
能磁気テープは、輝度信号の記録波長が1.3μm、
0.97μm、0.73μmにおいて、現行の1/2インチ家
庭用VTRで使用されている標準テープの最適記
録電流値より略20%程度大きい電流で記録した時
の再生出力値が前記標準テープの最大出力値より
少なくとも夫々7dB、8.5dB、10dB大であり、オ
ーデイオ信号の消去率が−65dBより良好となる
ように、例えば、磁性層にCo被着酸化鉄磁性体
を用い、抗磁力が750〔Oe〕〜950〔Oe〕、残留磁
束密度が少なくとも1250ガウス以上で、磁性層の
粒子長が少なくとも0.2μm以下で形成されたも
の、又は、磁性層にメタル磁性体を用い、抗磁力
が700〔Oe〕〜850〔Oe〕、残留磁束密度が2600〔ガ
ウス〕〜2800〔ガウス〕、磁性層の粒子長が少なく
とも0.16μm以下で形成されたものである。この
高性能磁気テープは、標準記録モード及び高画質
記録モードの両モードを記録可能なものである。
第1図は本発明装置の一実施例のブロツク系統
図、第2図はその概略平面図を示す。第2図中、
8はカセツト判別用ピンで、例えば、スプリング
作用によつて上下動する構成とされており、高性
能カセツト7を装着した場合、そのカセツト判別
用孔6aに対向する位置に設けられている。60
は標準記録モードと高画質記録モードを選択する
選択スイツチ、63は後述の入力信号切換スイツ
チで、夫々パネル前面に設けられている。
ここで、第2図に示す装置に例えば標準カセツ
ト1を装着した場合、カセツト判別用ピン8は下
方に変位され、これにより、第1図に示すカセツ
ト判別回路13から標準カセツト切換信号(Lレ
ベル)が取出され、アンドゲート62のLレベル
出力によつてスイツチ14が端子Aに接続されて
標準モードになる。一方、第2図に示す装置に高
性能カセツト7を装着した場合、カセツト判別用
ピン8は元の位置に復帰され、これにより、第1
図に示すカセツト判別回路13から高性能カセツ
ト切換信号(Hレベル)が取出され、アンドゲー
ト62のHレベル出力によつてスイツチ14が端
子Bに接続されて高画質モードになる。然るに、
高性能カセツトを装着したにも拘らず標準記録モ
ードで記録したい場合、選択スイツチ60を操作
する。これにより、スイツチ60からHレベル信
号が取出され、インバータ61にてLレベルとさ
れて、アンドゲート62はLレベルとされて、ス
イツチ14は端子Aに接続され、標準モードにな
る。
このように、夫々異なる種類のカセツトを単に
装置に装着しただけで自動的に夫々のモードに切
換えられる。この場合、カセツト判別用孔6aは
誤挿入防止用凹部6の段部によつて保護されるの
で、ゴミ等の侵入を極力防止し得る。又、カセツ
トを装着のホルダに挿入したときこのホルダが降
下すると同時にカセツト判別用ピン8とカセツト
判別用孔6aとが係合するが、この際、誤挿入防
止用凹部6の溝及び段部が共にガイドとなつて、
両者の係合が確実に行なわれる。更に、高性能カ
セツトを装着した場合、選択スイツチ60の操作
如何によつて標準モード及び高画質モードを自由
に選択し得る。
次に、各モードに応じて夫々異なるキヤリア周
波数を用いて記録する方法について述べる。第1
図において、扱う入力映像信号がコンポジツト映
像信号である場合はスイツチ63を端子イに接続
し、輝度信号/クロマ信号セパレート映像信号で
ある場合はスイツチ63を端子ロに接続する。例
えば端子9に入来したコンポジツト映像信号はカ
ツトオフ周波数が例えば3MHz程度の低域フイル
タ及びくし形フイルタ10a及びカツトオフ周波
数が例えば5MHz程度の低域フイルタ及びくし形
フイルタ10bに供給されてここで輝度信号成分
とされ、夫々プリエンフアシス回路11a,11
bにて高域増強され、FM変調器12a,12b
に供給される。FM変調器12aでは後述のよう
に搬送波周波数3.4MHz〜4.4MHzを用いてFM変
調が行なわれて標準モードのFM輝度信号とされ
る一方、FM変調器12bでは搬送波周波数5.0M
Hz〜6.7MHzを用いてFM変調が行なわれて高画質
モードのFM輝度信号とされ、夫々のモードに応
じて切換えられたスイツチ14を介して加算器1
5に供給される。
FM輝度信号の周波数スペクトラムは、上記標
準モードでは第5図にで示す如くになり、上記
高画質モードでは同図にで示す如く、標準モー
ドよりも搬送波周波数が高く設定され、そのデビ
エーシヨンも標準モードよりも広く設定される。
第5図に示すFM輝度信号の周波数スペクトラ
ム中、fAS、fAP及びfAWは、第6図に示す輝度信
号のシンクチツプレベルS、ペデスタルレベルP
及びホワイトピークレベルWでの搬送波周波数を
示し、同様に周波数スペクトラム中、fBS、fBP
及びfBWは輝度信号のシンクチツプレベルS、ペ
デスタルレベルP及びホワイトピークレベルWで
の搬送波周波数を示す。例えば、標準モードでの
上記搬送波周波数fASは3.4MHz、fAPは3.8MHz、
fAWは4.4MHzであり、高画質モードでの上記搬送
波周波数fBSは5.0MHz、fBPは5.6MHz、fBWは6.7M
Hzである。
第5図からわかるように、ペデスタルレベルに
相当する搬送波周波数fAP、fBPにおいては、他方
のモードのFM輝度信号の測波帯の周波数成分も
存在するが、搬送波周波数fAP、fBPのエネルギー
の方が他方のモードの同じ周波数の測波帯成分の
エネルギーよりも十分に大である。本発明におけ
る再生時はこの点に着目してモード判別を行な
う。
一方、端子9に入来した映像信号は帯域フイル
タ16にてクロマ信号とされ、記録クロマ処理回
路17にて信号処理された後加算器15にてFM
輝度信号と加算される。加算器15の出力は記録
アンプ18にて増幅され、磁気ヘツド191,1
2に供給されて磁気テープ20に記録される。
セパレート映像信号の場合、端子9yに入来し
た輝度信号及び端子9cに入来したクロマ信号は
上述の説明と同様にして信号処理される。
また、上記記録アンプ18は、使用する磁気テ
ープの特性に合せてその記録電流の特性、大きさ
を必要に応じて変えるようにしてもよく、例えば
標準磁気テープ及び高性能磁気テープの各磁気テ
ープの特性に合せて夫々所望の特性、大きさに設
定された記録アンプを設け、これを上記アンドゲ
ート62の出力信号により切換えるようにしても
よい。
以上の実施例はカセツト底面の誤挿入防止用凹
部6にカセツト判別用孔6aを設けてカセツトの
種類を判別するものであつたが、次の実施例は第
7図に示す小形カセツトの背面に設けた判別孔に
よつてカセツトの種類を判別するものである。
第8図は標準小形カセツト68であり、標準磁
気テープが収納されている。第9図は高性能小形
カセツト69で、標準記録モード及び高画質記録
モードの両モード記録可能な高性能磁気テープが
収納されており、背面に判別用孔65が設けられ
ている。この判別用孔65を装置内の板バネ等の
判別スイツチ手段にて検出することにより、高性
能小形カセツトが検出される。
又、小形カセツト68,69を標準タイプの
VTRに装着して用いる場合、第10図に示すア
ダプタ66に収納してVTRに装着する。この場
合、第8図に示す標準小形カセツト68をアダプ
タ66に装着した場合、第10図Bに示すように
アダプタ66裏面の判別用孔67が閉じられる一
方、第9図に示す高性能小形カセツト69をアダ
プタ66に装着した場合、第10図Bに示すよう
にアダプタ66裏面の判別用孔67が開かれるよ
うに構成されている。判別用孔67の開閉を検出
することにより、標準小形カセツト68又は高性
能小形カセツト69が判別される。
このように、本発明装置はカセツトを装着した
だけで自動的にモード切換えが行なわれるので、
カセツトを一つ一つよく識別判断してモード切換
えを行なう必要がなく、例えば、標準カセツトで
あるにも拘らず高画質モードに設定して記録する
といつた誤操作をすることはない。又、高性能カ
セツト装着時、選択スイツチ60を任意に切換操
作することにより、両モードを選択して記録で
き、例えば現行のVTRでも再生したい場合に有
効に使用できる。
次に、再生時の動作について説明する。
第1図中、磁気テープ20に記録されている
FM輝度信号と低域変換搬送色信号との周波数分
割多重信号は、磁気ヘツド191及び192により
交互に再生され、プリアンプ281,282を通し
て端子30よりの2フイールド周期のヘツドスイ
ツチングパルスによりスイツチングされるスイツ
チ29に供給され、ここで連続信号とされた後高
域フイルタ31及び低域フイルタ32に供給され
る。高域フイルタ31により分離波された再生
FM輝度信号は高画質モードでのイコライザ回路
33a及び標準モードでのイコライザ回路33b
を別々に通してスイツチ34に供給され、更にこ
れよりAGC回路35を経てリミツタ36及びモ
ード判別回路37に夫々供給される。
リミツタ36により振幅変動成分が除去された
再生FM輝度信号は、標準モード再生系のFM復
調器38a、低域フイルタ39a及びデイエンフ
アシス回路40aを経てスイツチ41に供給され
る一方、高画質モード再生系のFM復調器38
b、低域フイルタ39b及びデイエンフアシス回
路40bを経てスイツチ41に供給される。
他方、モード判別回路37により後述のように
再生FM輝度信号が、標準モード及び高画質モー
ドのどちらにより記録されたかを自動的に判別し
て得られたモード判別信号がシステムコントロー
ラ42に供給され、更にこれよりスイツチ34及
び41へスイツチングパルスとして供給される。
この結果、スイツチ34及び41は標準モード判
別時には端子A側に接続され、高画質モード時に
は端子B側へ切換接続される。
又、前記したスイツチ29より取り出された再
生信号は低域フイルタ32により低域変換搬送色
信号が分離波された後、再生クロマ処理回路4
3により公知の手段にてジツタが除去されると共
にもとの帯域の再生搬送色信号に戻される。加算
回路44はこの再生搬送色信号と、スイツチ41
より取り出された、記録時と同じモードの再生系
で再生復調された再生輝度信号とを加算合成した
再生カラー映像信号として出力端子45へ出力す
る。
一方、再生クロマ処理回路43からのクロマ信
号をドライブアンプ64cを介して端子45cよ
り取出し、スイツチ41からの輝度信号をドライ
ブアンプ64yを介して端子45yより取出すよ
うにしてもよい。
次に、モード判別回路37の動作について説明
する。
第11図Aはモード判別回路37の一実施例の
具体的ブロツク系統図、第12図はその詳細な回
路図を示す。端子46に入来した再生FM輝度信
号は通過帯域を標準モードの周波数fAP(第5図)
付近に設定された帯域フイルタ47aにて狭帯域
信号とされる一方、通過帯域を高画質モードの周
波数fBP(第5図)付近に設定された帯域フイルタ
47bにて狭帯域信号とされる。これら狭帯域信
号は検波及びピークホールド回路48a,48b
にてピークホールドされ、更に、低域フイルタ4
9a,49bにて不要周波数成分を除去されて
DC信号とされる。この低域フイルタ49a,4
9b通過により、サーチ時及びスチル時のノイズ
バー等によるFM信号欠除部分での誤動作が防止
される。
低域フイルタ49a,49bの出力DC信号は
コンパレータ50に供給されてここでレベル比較
され、夫々のモードに応じた前述のモード判別信
号が出力端子51より取出され前述の第1図示の
システムコントローラ42に供給される。
第11図Bはモード判別回路37の他の実施例
の具体的ブロツク図を示す。このものは、低域フ
イルタ49の出力レベルをコンパレータ52で基
準電圧VRefと比較し、これによつて夫々のモード
に応じたモード判別信号を出力する。
なお、低域フイルタ49a,49bの出力DC
信号レベルが両者略同じで、かつ、ノイズ等によ
りそのレベルが安定しない場合、コンパレータ5
0の出力信号はいわゆるチヤタリングを生じるの
で、コンパレータ50にヒステリシス特性をもた
せてこのチヤタリングを防止するようにしてもよ
い。
又、ピークホールド回路48a,48b,48
におけるピークホールドは、時定数が長い程映像
区間の影響を受けないが、その反面、ノイズ等に
より抽出されたFM信号の振幅が大きく変化して
コンパレータ50,52の出力が反転してしまう
場合には復帰迄の時間が長くかかる。そこで、上
記時定数は上記映像区間の影響を受けない程度
で、かつ、上記復帰時間が短かくなるような最適
値に選定する。
このように、本発明装置はカセツトを再生する
だけでどのモードで記録された信号かを自動的に
判別して適切なモードに切換わる。ここで、従来
の磁気記録再生装置を用いて高性能カセツト7
(第4図或いは第9図)に標準モードで記録した
ものを再生するに際し、単に、本発明装置にこの
高性能カセツトを装着してカセツト判別用孔6
a,65,67を検出して高性能カセツトである
ことを判別して高画質モードにしても、標準モー
ドでの再生に対処したことにはならない。然る
に、本発明装置ではカセツトを再生してそのモー
ドに切換えるようにしているので、従来装置を用
いて高性能カセツトに標準モードで記録したもの
を装着した場合、高画質モードに切換わることは
なく、正しく標準モードに切換わる。
なお、本発明装置では、再生時にカセツト判別
回路13の出力をシステムコントローラ42に供
給してスイツチ34,41を夫々のモードに切換
えるようにしている。これにより、高性能カセツ
トに高画質モードで記録されたものを再生する場
合、或いは、標準カセツトに標準モードで記録さ
れたものを再生する場合、より確実にモード切換
を行ない得る。この場合、例えば、従来装置で高
性能カセツトに標準モードで記録したものを本発
明装置で再生する場合、装置は一旦高画質モード
に設定されるが、再生信号によつて直ちに標準モ
ードに切換るので、何ら問題はない。
又、再生時、カセツト判別回路13の出力をシ
ステムコントローラ42に供給せず、再生信号の
みによつてモード切換えを行なうようにしてもよ
い。
発明の効果 本発明装置によれば、記録時、カセツトを一つ
一つよく識別判断してモード切換えを行なうとい
つた煩雑な操作を行なう必要がないので使い勝手
がよく、例えば、標準カセツトに高画質モードで
記録してしまうといつた誤操作を未然に防止し
得、又、高性能カセツトは両モード記録可能であ
るので現行VTRにも問題なく使用でき、更に、
高性能カセツト装着時に選択スイツチの操作によ
つていずれのモードにも選択でき、この点からも
使い勝手がよく、又、カセツト判別用孔は誤挿入
防止用凹部の段部によつて保護されるので、ゴミ
等の侵入を防止し得、又、カセツトを装置別のホ
ルダに挿入するに際し、誤挿入防止用凹部の溝及
び段部が共にガイドとなつて、両者の係合が確実
に行なわれ、又更に、再生時、再生信号からいず
れのモードで記録された信号か判別して対応する
モードに自動的に切換えるようにしているので、
モード切換え操作に迷うことはなく、使い勝手が
よく、又、例えば、高画質モード記録した高性能
カセツトを標準モードで再生するといつた誤操作
を未然に防止し得る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本発明装置の一実施例
のブロツク系統図及びその概略平面図、第3図は
標準カセツトの斜視図、第4図は高性能カセツト
の斜視図、第5図はFM輝度信号の周波数スペク
トラム、第6図は輝度信号波形図、第7図は小形
カセツトの斜視図、第8図及び第9図は夫々標準
小形カセツト及び高性能小形カセツトの斜視図、
第10図は小形カセツト用アダプタの斜視図、第
11図及び第12図は夫々第1図中モード判別回
路の具体的ブロツク図及びその具体的回路図であ
る。 1,68……標準カセツト、6……誤挿入防止
用凹部、6a,65,67……カセツト判別用
孔、7,69……高性能カセツト、8……カセツ
ト判別用ピン、9,9y,9c……映像信号入力
端子、10a,10b……低域フイルタ及びくし
形フイルタ、12a,12b……FM変調器、1
3……カセツト判別回路、14,34,41……
スイツチ、35……AGC回路、37……モード
判別回路、38a,38b……FM復調器、42
……システムコントローラ、45……出力端子、
47a,47b,47……帯域フイルタ、48
a,48b,48……検波及びピークホールド回
路、49a,49b,49……低域フイルタ、5
0,52……コンパレータ、60……選択スイツ
チ、61……インバータ、62……アンドゲー
ト、63……入力信号切換スイツチ、66……ア
ダプタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定搬送波周波数の標準記録モードのみ記録
    可能な標準磁気テープを収納された標準カセツト
    と、該標準記録モード、及び該標準記録モードに
    おける搬送波周波数よりも高い搬送波周波数に設
    定されかつそのデビエーシヨンよりも広いデビエ
    ーシヨンに設定された高画質記録モード、の両モ
    ード記録可能なように抗磁力と残留磁束密度及び
    粒子長が設定された高性能磁気テープを収納さ
    れ、カセツト筐体に上記標準カセツトと区別する
    ためのカセツト判別用孔を有する高性能カセツト
    と、の両方のカセツトを装着し得る磁気記録装置
    であつて、装着されたカセツトの該カセツト判別
    用孔の有無を検出して上記標準カセツトと上記高
    性能カセツトとのいずれのカセツトが装置に装着
    されたかを夫々判別するカセツト判別手段と、標
    準記録モードと高画質記録モードとを選択する選
    択スイツチ手段を有し、該カセツト判別手段によ
    り上記標準カセツトと判別された時は上記標準記
    録モードに切換える一方、上記高性能カセツトと
    判別された時は上記選択スイツチ手段の選択操作
    に連動して上記標準記録モードと高画質記録モー
    ドに切換える手段とを設けてなり、上記標準カセ
    ツトは上記標準記録モードのみにて、上記高性能
    カセツトは上記標準記録モードと上記高画質記録
    モードとを選択して記録できるように構成したこ
    とを特徴とする磁気記録装置。 2 該カセツト判別用孔は、該カセツト筐体の底
    面に形成されている誤挿入防止用凹部に設けられ
    てなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の磁気記録装置。 3 所定搬送波周波数の標準記録モードのみ記録
    可能な標準磁気テープを収納された標準カセツト
    と、該標準記録モード、及び該標準記録モードに
    おける搬送波周波数よりも高い搬送波周波数に設
    定されかつそのデビエーシヨンよりも広いデビエ
    ーシヨンに設定された高画質記録モード、の両モ
    ード記録可能なように抗磁力と残留磁束密度及び
    粒子長を設定された高性能磁気テープを収納さ
    れ、カセツト筐体に上記標準カセツトと区別する
    ためのカセツト判別用孔を有する高性能カセツト
    と、の両方のカセツトを装着して記録し、これを
    再生する磁気記録再生装置であつて、装着された
    カセツトの該カセツト判別用孔の有無を検出して
    上記標準カセツトと上記高性能カセツトとのいず
    れかのカセツトが装置に装着されたかを夫々判別
    するカセツト判別手段と、標準記録モードと高画
    質記録モードとを選択する選択スイツチ手段を有
    し、該カセツト判別手段により上記標準カセツト
    と判別された時は上記標準記録モードに切換える
    一方、上記高性能カセツトと判別された時は上記
    選択スイツチ手段の選択操作に連動して上記標準
    記録モードと高画質記録モードに切換える手段
    と、装着されたカセツトの磁気テープに記録され
    た信号が上記標準記録モードと上記高画質記録モ
    ードとのいずれのモードによつて記録されたもの
    か該装着されたカセツトの磁気テープよりの再生
    信号から判別する記録モード判別手段と、上記標
    準記録モードで記録されている場合は標準再生モ
    ードに、上記高画質記録モードで記録されている
    場合は高画質再生モードに夫々切換えて再生処理
    する手段とを設けてなることを特徴とする磁気記
    録再生装置。
JP61198727A 1986-06-11 1986-08-25 磁気記録、再生装置 Granted JPS6355748A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61198727A JPS6355748A (ja) 1986-08-25 1986-08-25 磁気記録、再生装置
KR1019870005715A KR910003161B1 (ko) 1986-06-11 1987-06-05 자기 기록 재생 장치
US07/061,337 US4811122A (en) 1986-06-11 1987-06-10 Magnetic recording/reproducing apparatus which accomodates different tape types
DE87305182T DE3787124T2 (de) 1986-06-11 1987-06-11 Magnetaufzeichnungs- und oder -wiedergabegerät mit Betriebsarten mit verschiedenen Trägerfrequenzen.
DE198787305182T DE249482T1 (de) 1986-06-11 1987-06-11 Magnetaufzeichnungs- und oder -wiedergabegeraet mit betriebsarten mit verschiedenen traegerfrequenzen.
EP87305182A EP0249482B1 (en) 1986-06-11 1987-06-11 Magnetic recording and/or reproducing apparatus having modes with mutually different carrier frequencies

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JPS6355748A JPS6355748A (ja) 1988-03-10
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JPS63121152A (ja) * 1986-11-07 1988-05-25 Victor Co Of Japan Ltd 磁気記録装置

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