JP2822204B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2822204B2
JP2822204B2 JP1098030A JP9803089A JP2822204B2 JP 2822204 B2 JP2822204 B2 JP 2822204B2 JP 1098030 A JP1098030 A JP 1098030A JP 9803089 A JP9803089 A JP 9803089A JP 2822204 B2 JP2822204 B2 JP 2822204B2
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修司 茂呂
純 平井
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ハイバンドモードとノーマルモードとが
設定可能とされる磁気記録再生装置に関するもので、特
に、設定モード表示及び装着されたテープの種類表示に
係わる。
〔発明の概要〕
この発明は、輝度信号をFM変調する際の搬送波周波数
が異なる第1及び第2のモードが設定可能とされるとと
もに、複数種類のテープが装着可能とされる磁気記録再
生装置において、テープカセットの底面に形成された孔
の状態から装着されたテープの種類を判別し、再生信号
中の所定の周波数成分レベルを検出して再生信号のモー
ドを判別し、記録又は再生時の設定モードと、装着され
たテープの種類とを表示することにより、現在の機器の
設定モードばかりでなく、現在機器に装着されているテ
ープの種類を簡単に知ることができるようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
水平解像度の向上をはかるために、ノーマルモードの
他に、輝度信号をFM変調する際の搬送波周波数が高く設
定するハイバンドモードが設定できるVTRが開発されて
いる。
すなわち、8ミリVTRにおいては、ノーマルモードで
は、輝度信号をFM変調する際の搬送波周波数がシンクチ
ップレベルで4.2MHz、ホワイトピークレベルで5.4MHzと
される。ハイバンドモードでは、輝度信号をFM変調する
際の搬送波周波数がシンクチップレベルで5.7MHz、ホワ
イトピークレベルで7.7MHzとされる。
このように、ノーマルモードの他にハイバンドモード
が設定できるVTRでは、ノーマルモードに設定される時
と、ハイバンドモードに設定される時とで、種々の回路
の特性を切り換える必要がある。すなわち、記録時にお
いては、FM変調器、プリエンファシス回路等の特性が設
定モードに応じて切り換えられる。再生時においては、
FM復調器、ディエンファシス回路等の特性が設定モード
に応じて切り換えられる。
また、ハイバンドモードで記録を行う場合には、専用
のテープカセットを用いる必要がある。すなわち、従来
より普及しているノーマルモード用のMPテープ(塗布型
メタルテープ)では、ノーマルモードでの記録は行える
が、ハイバンドモードで記録を行うことはできない。ハ
イバンドモードで記録を行う場合には、ハイバンド用の
MPテープカセットか、ハイバンド用のMEテープカセット
(メタル蒸着テープ)を用いる必要がある。なお、これ
らハイバンド用のMPテープカセット及びハイバンド用の
MEテープカセットは、ノーマルモードで記録することも
可能である。
したがって、ノーマルモードとハイバンドモードとが
設定できるVTRの場合には、記録時に装着されているテ
ープの種類に応じてモードの設定を行い、再生時には、
テープの記録信号のモードに応じてモードの設定を行う
必要がある。このようなモードの設定を手動で行うのは
面倒であり、また、モードの設定を手動で行うと、ユー
ザーがモードが誤って設定してしまうことが考えられ
る。
そこで、テープカセットの例えば底面にテープの種類
を識別するための検出穴を設けておき、記録時には、こ
の検出穴の状態に応じてモードを設定することが提案さ
れている。また、再生信号中の周波数成分のレベルを検
出し、再生時には、この再生信号中の所定の周波数成分
のレベルに応じて、モードを設定することが提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようにノーマルモードの他にハイバンドモードが
設定可能とされたVTRでは、ハイバンドモードとノーマ
ルモードの2種類の動作モードが設定できるとともに、
ノーマルモード用のMPテープカセットと、ハイバンド用
のMPテープカセットと、ハイバンド用のMEテープカセッ
トの3種類のテープカセットが装着可能である。したが
って、このようなVTRでは、動作モードの設定状態の表
示ばかりでなく、装着されているテープカセットの種類
の表示が行われることが望まれる。
したがってこの発明の目的は、動作モードの設定状態
及び装着されているテープカセットの種類の表示が行え
る磁気記録再生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、輝度信号をFM変調する際の搬送波周波数
が異なる第1及び第2のモードが設定可能とされるとと
もに、複数種類のテープが装着可能とされる磁気記録再
生装置において、テープカセットの底面に形成された孔
の状態から装着されたテープの種類を判別する手段と、
再生信号中の所定の周波数成分レベルを検出してモード
を判別する手段と、記録又は再生時の設定モードと、装
着されたテープの種類とを表示する手段とを設けるよう
にした磁気記録再生装置である。
〔作用〕
3種類のテープカセット(ノーマルMPテープカセッ
ト、ハイMPテープカセット、ハイMEテープカセット)
は、検出穴64及びテープ種類検出穴66の状態から識別で
きる。
モード判別回路43により、再生FM変調輝度信号YFM
の所定の周波数成分のレベルを検出して、テープ22から
再生される信号がハイバンドモードの信号かノーマルモ
ードの信号かが判別される。
表示部57に、記録/再生時の設定モードとテープの種
類の表示がなされる。
ハイバンドモードとノーマルモードとが設定できる8
ミリVTRでは、複数種類のテープが装着可能となるの
で、設定モードと装着されたテープの種類とを組み合わ
せると、記録再生状態が複雑になる。このように、記録
/再生時の設定モードとテープの種類とを表示部57に表
示することにより、記録再生状態が確実に視認できる。
〔実施例〕
この発明の実施例について、以下の順序に従って説明
する。
a.記録系の構成 b.ハイバンドモードとノーマルモードの説明 c.テープカセットの説明 d.再生系の構成 e.一実施例における設定モード及びテープ種類の表示 a.記録系の構成 第1図は、この発明の一実施例の全体構成を示すもの
である。この発明の一実施例では、ノーマルモードの他
に、輝度信号をFM変調する際の搬送波周波数を高く設定
するハイバンドモードが設定可能とされている。
先ず、記録系の構成について説明する。記録時には、
スイッチ回路16がa側に切り換えられる。
第1図において、CCD撮像素子1の撮像出力がプリア
ンプ2を介してプロセス回路3に供給される。プロセス
回路3で、CCD撮像素子1の撮像出力から、輝度信号Y
と色差信号(R−Y)及び(B−Y)が形成される。プ
ロセス回路3からの輝度信号Yがプリエンファシス回路
4を介してFM変調回路5に供給される。プロセス回路3
からの色差信号(R−Y)及び(B−Y)がクロマ変調
回路6に供給される。
FM変調回路5で、輝度信号YがFM変調される。このと
きの搬送波周波数は、ノーマルモードに設定されている
時とハイバンドモードに設定されている時とに応じて切
り換えられる。ノーマルモードに設定されている時に
は、搬送波周波数がシンクチップレベルで例えば周波数
4.2MHz、ホワイトピークレベルで例えば周波数5.4MHzと
される。ハイバンドモードに設定されている時には、搬
送波周波数がシンクチップレベルで例えば周波数5.7MH
z、ホワイトピークレベルで例えば周波数7.7MHzとされ
る。
FM変調回路5の出力がハーフトラップ回路7に供給さ
れる。ハーフトラップ回路7は、そのサイドバンド成分
がFM変調オーディオ信号AFM及び低域変換クロマ信号CA
に妨害を与えることを防止するために設けられている。
このハーフトラップ回路7の特性は、コントローラ25か
らのノーマルモード/ハイバンドモード及びテープ種類
MP/MEの切り換え信号S2により、テープの種類及び記録
モードに応じて設定される。ハーフトラップ回路7の出
力が加算回路8に供給される。
クロマ変調回路6で、プロセス回路3からの色差信号
(R−Y)及び(B−Y)から、低域変換クロマ信号CA
が形成される。この低域変換クロマ信号CAの中心周波数
は、例えば743kHzとされている。クロマ変調回路6から
の低域変換クロマ信号CAが加算回路8に供給される。
マイクロホン11からのオーディオ信号がアンプ12を介
してプリエンファシス回路13に供給される。プリエンフ
ァシス回路12の出力がオーディオFM変調回路14に供給さ
れる。オーディオFM変調回路14で、オーディオ信号がFM
変調される。このFM変調オーディオ信号AFMの中心周波
数は例えば1.5MHzとされる。このオーディオFM変調回路
14の出力が加算回路8に供給される。
加算回路8で、FM変調輝度信号YFMと低域変換クロマ
信号CAとFM変調オーディオ信号AFMとが周波数分割多重
化される。この多重化された信号が記録アンプ15を介し
てスイッチ回路16のa側入力端に供給される。
スイッチ回路16は、記録時にはa側に切り換えられて
いる。スイッチ回路16の出力がヘッド切り換え用のスイ
ッチ回路17に供給される。スイッチ回路17には、端子19
からヘッド切り換え信号RFSWが供給される。このヘッド
切り換え信号RFSWにより、スイッチ回路17が1フィール
ド毎に切り換えられる。スイッチ回路17の出力が回転ド
ラム20に配設された回転ヘッド18A及び18Bに供給され
る。
回転ドラム20には、回転ヘッド18A及び18Bが配設され
るとともに、フライングイレーズヘッド21が配設され
る。フライングイレーズヘッド21にはフライングイレー
ズ信号発振回路28からイレーズ電流が供給される。この
イレーズ電流の周波数は、コントローラ25からのノーマ
ルモード/ハイバンドモード切り換え信号S1により、ノ
ーマルモード時とハイバンドモード時とに応じて切り換
えられる。
回転ドラム20には、テープカセットから引き出された
テープ22が巻付けられる。キースイッチ27の操作により
動作モードが設定される。この動作モードに応じて、キ
ャプスタンモータ23が駆動される。
b.ハイバンドモードとノーマルモードの説明 このように、この発明の一実施例では、ハイバンドモ
ードとノーマルモードとが設定できる。
第2図Aでは、8ミリVTRにおいて、ノーマルモード
で記録した場合の記録信号のスペクトラムであり、第2
図Bは、8ミリVTRにおいて、ハイバンドモードで記録
した場合の記録信号のスペクトラムである。第2図にお
いて、YFMはFM変調された輝度信号、CAは低域変換され
たクロマ信号、AFMはFM変調されたオーディオ信号、P
はATFトラッキング用のパイロット信号のスペクトラム
である。
FM変調輝度信号YFMの搬送波周波数は、第2図Aに示
すように、ノーマルモードのときには、シンクチップレ
ベルが周波数4.2MHz、ホワイトピークレベルが周波数5.
4MHzとされる。ハイバンドモードのときには、第2図B
に示すように、シンクチップレベルが5.7MHz、ホワイト
ピークレベルが周波数7.7MHzとされる。
低域変換クロマ信号CAの中心周波数は743kHzとされ、
FM変調オーディオ信号AFMの中心周波数は1.5MHzとされ
る。
c.テープカセットの説明 ここで、この発明の一実施例において用いられるテー
プカセットについて説明する。
第3図は、この発明の一実施例に使用されるテープカ
セットの一例を示すものである。テープの種類として
は、ノーマルモード用のMPテープのテープカセット(以
下ノーマルMPテープカセットと略称する)と、ハイバン
ド用のMPテープのテープカセット(以下、ハイMPテープ
カセットと略称する)と、ハイバンド用のMEテープのテ
ープカセット(以下、ハイMEテープカセットと略称す
る)との3種類がある。
なお、MPテープ(塗布型メタルテープ)は、鉄にニッ
ケル、コバルトを混ぜた合金の超微粒子をバインダーと
ともにベース材に塗布したものである。MPテープは、品
質の安定性と量産性に優れている。MEテープ(蒸着テー
プ)は、コバルトにニッケルを含めた合金を真空中で蒸
発させ、ベース材に付着させたものである。MEテープ
は、塗布型メタルテープに比べて高性能であるが、量産
化が難しい。
これら3種類のテープカセット(ノーマルMPテープカ
セット、ハイMPテープカセット、ハイMEテープカセッ
ト)は、検出穴64及びテープ種類検出穴66の状態から識
別できる。
つまり、第3図において、テープカセットの底面に
は、位置決め穴63、検出穴64、誤消去防止検出穴65、テ
ープ種類検出穴66、位置決め穴67、予備検出穴68、テー
プ厚検出穴69及び70が形成されている。
テープ種類検出穴66は、MEテープを用いたものかMPテ
ープを用いたものかを識別するために設けられている。
このテープカセットがMPテープを用いたテープカセッ
ト、すなわちハイMEテープカセットであれば、テープ種
類検出穴66が開放される。このテープカセットがMPテー
プを用いたテープカセット、すなわちノーマルMPテープ
カセット又はハイMPテープカセットであれば、テープ種
類検出穴66が閉塞される。
検出穴64は、ハイMPテープカセットかノーマルMPテー
プカセットかを識別するために設けられている。このテ
ープカセットがハイMPテープカセットであれば、検出穴
64が開放とされている。このテープカセットがノーマル
MPテープカセットであれば、検出穴64が閉塞される。な
お、テープカセットがハイMEテープカセットの場合に
も、検出穴64が閉塞される。
したがって、第4図に示すように、検出穴64及びテー
プ種類検出穴66の状態から、3種類のテープカセットが
検出できる。
検出穴64及びテープ種類検出穴66の状態は、第1図に
おけるテープ孔検出手段24により検出され、この検出出
力がコントローラ25に供給される。
この発明の一実施例では、ハイバンド自動記録モード
が設定できる。このモード設定は、キースイッチ26によ
り行われる。
ハイバンド自動記録モードにしておくと、検出された
テープの種類に応じて、記録モードが自動設定される。
すなわち、テープ種類検出穴66が開放され、検出穴64が
閉塞されていたら、装着されたテープカセットはハイME
テープカセットであると判断される。この場合には、ハ
イバンドモードで記録が行われる。テープ種類検出穴66
が閉塞され、検出穴64が開放されていたら、装着された
テープカセットはハイMPテープカセットであると判断さ
れる。この場合には、ハイバンドモードで記録が行われ
る。テープ種類検出穴66が閉塞され、検出穴64が閉塞さ
れていたら、装着されたテープはノーマルMPテープカセ
ットであると判断される。この場合には、ノーマルモー
ドで記録が行われる。
ハイバンド自動記録モードをオフに設定すると、装着
されているテープカセットの種類に係わらず、ノーマル
モードに設定される。これにより、ハイMEテープカセッ
トを用いてノーマルモードで記録を行う記録状態と、ハ
イMPテープカセットを用いてノーマルモードで記録を行
う状態とが設定可能となる。
コントローラ25からノーマルモード/ハイバンドモー
ドの切り換え信号S1が出力され、このノーマルモード/
ハイバンドモードの切り換え信号S1により、プリエンフ
ァシス回路4、FM変調回路5の特性が切り換えられる。
また、コントローラ25からノーマルモード/ハイバンド
モード及びテープ種類MP/MEの切り換え信号S2が出力さ
れ、このノーマルモード/ハイバンドモード及びテープ
種類MP/MEの切り換え信号S2により、ハーフトラップ回
路7の特性が切り換えられる。
d.再生系の構成 次に再生系の構成について説明する。
回転ヘッド18A及び18Bにより、テープ22の記録信号が
再生される。この回転ヘッド18A及び18Bの出力がスイッ
チ回路17を介してスイッチ回路16に供給される。再生時
には、スイッチ回路16がb側に切り換えられている。ス
イッチ回路16の出力が再生アンプ31に供給される。再生
アンプ31の出力がトラップ・ピーキング回路32に供給さ
れるとともに、バンドパスフィルタ33及びバンドパスフ
ィルタ34に供給される。
バンドパスフィルタ33により、再生信号中の低域変換
クロマ信号CAが取り出される。バンドパスフィルタ33か
らの低域変換クロマ信号CAがコンバータ35に供給され
る。コンバータ35で、再生信号中の時間軸変動分の除去
がされるとともに、再生低域変換クロマ信号CAが周波数
3.58MHzのクロマ信号Cに変換される。このクロマ信号
Cが出力端子38から取り出される。
バンドパスフィルタ34により、再生信号中のFM変調オ
ーディオ信号AFMが取り出される。バンドパスフィルタ3
4からのFM変調オーディオ信号AFMがオーディオFM復調回
路36に供給される。オーディオFM復調回路36で、再生FM
変調オーディオ信号AFMがFM復調される。復調されたオ
ーディオ信号Aがディエンファシス回路37を介して出力
端子39から取り出される。
再生信号中のFM変調輝度信号YFMは、トラップ・ピー
キング回路32に供給される。トラップ・ピーキング回路
32は、不要な成分を除去するとともに、不足する周波数
成分を補償するものである。このトラップ・ピーキング
回路32の周波数特性(ピーク周波数及びQ)は、コント
ローラ25からのノーマルモード/ハイバンドモード及び
テープ種類MP/MEの切り換え信号S4により、ハイバンド
モード/ノーマルモード及びテープ種類MP/MEに応じて
切り換えられる。
トラップ・ピーキング回路32の出力がRFAGC回路40、
ソフトリミッタ41を介してFM復調回路42に供給される。
これとともに、RFAGC回路40の出力がモード判別回路43
及びドロップアウト検出回路44に供給される。ソフトリ
ミッタ41及びFM復調回路42の特性は、ハイバンドモード
及びノーマルモードに応じて切り換えられる。
モード判別回路43は、再生FM変調輝度信号YFM中の所
定の周波数成分のレベルを検出して、テープ22からの再
生される信号がハイバンドモードの信号かノーマルモー
ドの信号かを判別するものである。この例では、モード
判別回路43で周波数4.2MHzの成分と周波数9.8MHzの成分
が検出され、これにより、ハイバンドモードかノーマル
モードかのモード判別がなされる。
すなわち、ハイバンドモードとノーマルモードとで
は、輝度信号をFM変調する際の搬送波周波数が互いに異
なっている。したがって、ハイバンドモードの記録信号
に集中する周波数成分或いはノーマルモードの記録信号
に集中する周波数成分のレベルを検出し、この周波数成
分のレベルが所定値以上かどうかを判断すれば、ハイバ
ンドモードかノーマルモードかの判別が行なえる。
ところが、このようにハイバンドモードの記録信号に
集中する周波数成分或いはノーマルモードの記録信号に
集中する周波数成分のレベルを検出してモード判別を行
うようにした場合、サイドバンド成分の影響により、モ
ードを誤判別することがある。例えばノーマルモードで
記録したときに記録信号に集中する周波数成分である周
波数4.2MHzの成分を検出し、この周波数4.2MHzの成分が
検出されればノーマルモード、周波数4.2MHzの成分が検
出されなければハイバンドモードであると判断するよう
にすると、ハイバンドモードの信号が再生されていて、
この信号中のサイドバンド成分が4.2MHzである場合に
は、ノーマルモードであると誤判別される。
そこで、この発明の一実施例では、ノーマルモードで
記録したときに記録信号に集中する周波数成分である周
波数4.2MHzの成分と、ハイバンドモードで記録したとき
に下側サイドバンドが周波数4.2MHzにあるとすると上側
サイドバンドがあるべき周波数である周波数9.8MHzの周
波数成分とを検出して、モード判別を行うようにしてい
る。これにより、このようなサイドバンド成分の影響に
よるモードの誤判別が防止される。
ところが、このようなモード判別回路では、変速再生
時や逆トラック再生時等、ノイズが発生しているような
場合に、モードを誤判別する可能性がある。
つまり、ノーマルモードの記録信号であって、変速再
生時や逆トラック再生時等、ノイズが発生しているよう
な場合には、ノイズにより周波数9.8MHzの周波数成分が
検出される。したがって、このような場合には、周波数
4.2MHzの周波数成分と周波数9.8MHzの周波数成分とが検
出される。周波数4.2MHzの周波数成分と周波数9.8MHzの
周波数成分とが検出される場合には、記録信号がノーマ
ルモードであるにもかかわらず、ハイバンドモードであ
ると誤判別される。
そこで、この発明の一実施例では、ドロップアウト検
出回路44が設けられ、このドロップアウト検出回路44の
出力により、モード判別回路43の状態が制御される。つ
まり、ドロップアウト検出回路44によりドロップアウト
が検出されると、モード判別回路43の状態がホールドさ
れる。これにより、変速再生時や逆トラック再生時にお
けるモードの誤判別が回避できる。
このモード判別回路43の出力がコントローラ25に供給
される。コントローラ25で、モード判別回路43の出力か
ら、テープ22の記録信号のモードが判別される。このモ
ード判別結果に基づいて、ノーマルモード/ハイバンド
モードの切り換え信号S3が形成される。このノーマルモ
ード/ハイバンドモードの切り換え信号S3により、ソフ
トリミッタ41、FM復調回路42、ディエンファシス回路45
の特性が切り換えられる。
FM復調回路42で、再生FM変調輝度信号YFMがFM復調さ
れる。FM復調回路42からの再生輝度信号がディエンファ
シス回路45を介してスイッチ回路46のb側入力端に供給
される。スイッチ回路46のa側入力端にはグレイバック
発生回路47から所定の輝度レベルのグレー信号が供給さ
れる。このグレイバック発生回路47から出力されるグレ
ー信号中には、同期信号が付加されている。
また、ディエンファシス回路45の出力が破線で囲んで
示す信号検出回路48に供給される。信号検出回路48で、
再生信号の有無が検出される。この信号検出回路48の検
出出力に応じて、スイッチ回路46が切り換え制御され
る。
信号検出回路48で再生信号が検出されると、スイッチ
回路46がb側に切り換えられ、復調された再生信号がス
イッチ回路46から出力される。信号検出回路48で再生信
号が検出されない時には、スイッチ回路46がa側に切り
換えられ、再生信号が同期信号のあるグレイ信号にすげ
替えられる。
このように、再生信号が同期信号のあるグレイ信号に
すげ替えられることにより、モニターの同期偏向回路が
フリーラン状態にならず、表示キャラクターが流れた
り、表示キャラクターの位置が狂ったりすることが防止
できる。
信号検出回路48は、同期分離回路50、レベル検出回路
51、コンパレータ52、時定数回路53とから構成される。
同期分離回路50で再生信号中の同期信号が検出され、こ
の同期信号レベルがレベル検出回路51で検出される。こ
のレベル検出回路51の出力がコンパレータ52に供給され
る。コンパレータ52には、大小2つのスレショルドレベ
ルVthH及びVthLが設定されている。
コンパレータ52で、レベル検出回路51で検出された同
期信号レベルが所定のスレショルドレベルVthH及びVthL
内にあるかどうかが検出される。このコンパレータ52の
出力が時定数回路53を介してスイッチ制御信号としてス
イッチ回路46に供給される。
再生信号がある場合には、同期分離回路50で再生信号
中の同期信号が分離できる。このため、レベル検出回路
51から出力される再生信号中の同期信号のレベルがコン
パレータ52に設定されている大小2つのスレショルドレ
ベルVthH及びVthL内にある。
再生信号がない場合には、同期分離回路50で再生信号
中の同期信号が分離できない。このため、レベル検出回
路51から出力される再生信号中の同期信号のレベルがコ
ンパレータ52に設定されている大小2つのスレショルド
レベルVthH及びVthL内になくなる。
レベル検出回路51の出力がコンパレータ52に設定され
ている大小2つのスレショルドレベルVthH及びVthL内に
あり、再生信号があると判断された場合には、スイッチ
回路46がb側に切り換えられる。レベル検出回路51の出
力がコンパレータ52に設定されている大小2つのスレシ
ョルドレベルVthH及びVthL内にはなく、再生信号がない
と判断された場合には、スイッチ回路46がa側に切り換
えられる。
なお、時定数回路53は、モード遷移時にスイッチ回路
46が切り換えられてしまい、画面が連続しなくなるのを
防止するためのものである。つまり、例えばノーマル再
生から高速再生に切り換わったとき、そのモード遷移時
に再生信号中の同期信号が得られなくなる。このため、
レベル検出回路52の出力をそのままコンパレータ53に供
給するようにすると、モード遷移時にグレイバックが一
瞬映し出され、その後に再生画面が写し出されるように
なり、画面の連続性が断たれる。
時定数回路53には、コントローラ25から変速再生識別
信号JOGが供給される。この変速再生識別信号JOGによ
り、時定数回路53が動作し、コンパレータ52の出力が遅
延される。これにより、信号検出回路48の検出感度がモ
ード遷移時に下げられる。このように、時定数回路53を
設けることにより、モード遷移時に再生信号の連続性が
断たれることが防止できる。
スイッチ回路46の出力が加算回路54を介して出力端子
55から取り出される。加算回路54にはキャラクタジェネ
レータ56からの表示信号が供給される。キャラクタジェ
ネレータ56からは、設定モードや種々の動作モードに応
じた表示信号が発生される。加算回路54で、この表示信
号が再生輝度信号中Yに重畳される。この再生信号Yが
出力端子55から取り出される。
e.一実施例における設定モード及びテープ種類の表示 このように、この発明の一実施例ではハイバンドモー
ドとノーマルモードとの2つのモードが設定可能とされ
ているとともに、ノーマルMPテープカセットと、ハイMP
テープカセットと、ハイMEテープカセットとの3種類の
テープが設定可能とされている。したがって、記録再生
状態としては、ノーマルMPテープカセットを使ってノー
マルモードで記録/再生を行う状態と、ハイMPテープカ
セットを使ってノーマルモードで記録/再生を行う状態
と、ハイMPテープカセットを使ってハイバンドモードで
記録/再生を行う状態と、ハイMEテープカセットを使っ
てノーマルモードで記録/再生を行う状態と、ハイMEテ
ープカセットを使ってハイバンドモードで記録/再生を
行う状態の5種類となる。
記録/再生モード及び装着されたテープの種類に応じ
て、表示部57に表示がなされる。この表示から、記録/
再生モード及び装着されたテープの種類を容易に知るこ
とができる。
つまり、表示部57は、例えば「Hi8」の表示57Aと、
「Hi8MP」の表示57Bと、「Hi8ME」の表示57Cとの3つの
表示ユニットから構成される。記録/再生モード及び装
着されたテープの種類に応じて、各表示ユニット57A〜5
7Cの表示が第5図に示すように切り換えられる。
ノーマルMPテープカセットを使ってノーマルモードで
記録/再生を行う時には、「Hi8」の表示57A、「Hi8M
P」の表示57B、「Hi8ME」の表示57Cが全て消燈される。
ハイMPテープカセットを使ってノーマルモードで記録
/再生を行う時には、「Hi8」の表示57Aが消燈され、
「Hi8MP」の表示57Bが点燈され、「Hi8ME」の表示57Cが
消燈される。
ハイMPテープカセットを使ってハイバンドモードで記
録/再生を行う時には、「Hi8」の表示57A、「Hi8MP」
の表示57Bが点燈され、「Hi8ME」の表示57Cが消燈され
る。
ハイMEテープカセットを使ってノーマルモードで記録
/再生を行う時には、「Hi8」の表示57Aが消燈され、
「Hi8MP」の表示57Bが消燈され、「Hi8ME」の表示57Cが
点燈される。
ハイMEテープカセットを使ってハイバンドモードで記
録/再生を行う時には、「Hi8」の表示57Aが点燈され、
「Hi8MP」の表示57Bが消燈され、「Hi8ME」の表示57Cが
点燈される。
なお、上述の例では、3つの表示ユニット57A〜57Cを
用いて、5種類の記録/再生状態を表現するようにして
いるが、4つの表示ユニットを用いて5種類の記録/再
生状態を表現するようにしても良い。
つまり、上述の例では、ノーマルMPテープカセットを
使ってノーマルモードで記録/再生をう時には、「Hi
8」の表示57A、「Hi8MP」の表示57B、「Hi8ME」の表示5
7Cを全て消燈するようにしている。このような記録/再
生状態が確実に視認できるように、第6図に示すよう
に、「Normal MP」の表示を行う表示ユニットを設け、
ノーマルMPテープカセットを使ってノーマルモードで記
録/再生を行う時には、この「Normal MP」の表示だけ
を点燈するようにしても良い。
また、これらの表示は、機器の外部に表示素子を配設
して行うようにしても良いし、キャラクタージェネレー
タ56を用いて画面に重畳して表示するようにしても良
い。
〔発明の効果〕
この発明によれば、表示部57に、記録/再生時の設定
モードばかりでなく、テープの種類の表示がなされる。
ハイバンドモードとノーマルモードとが設定できる8ミ
リVTRでは、複数種類のテープが装着可能となるので、
設定モードと装着されたテープの種類とを組み合わせる
と、記録再生状態が複雑になる。表示部57に、記録/再
生時の設定モードとテープの種類とを表示することによ
り、記録再生状態が確実に視認できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図,第2図はノ
ーマルモードとハイバンドモードとの説明に用いるスペ
クトラム図,第3図はこの発明の一実施例におけるテー
プカセット一例の底面図,第4図はこの発明の一実施例
におけるテープカセット一例の説明に用いる略線図,第
5図はこの発明の一実施例における表示部の表示状態の
一例を示す略線図,第6図は表示部の表示状態の他の例
を示す略線図である。 図面における主要な符号の説明 43:モード判別回路,57:表示部,57A〜57C:表示ユニット,
64:検出穴,66:テープ種類検出穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−55748(JP,A) 特開 昭52−52611(JP,A) 特開 昭63−114481(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/027 G11B 15/07 G11B 33/10 H04N 5/782

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号をFM変調する際の搬送波周波数が
    異なる第1及び第2のモードが設定可能とされるととも
    に、複数種類のテープが装着可能とされる磁気記録再生
    装置において、 テープカセットの所定の底面に形成された孔の状態から
    装着されたテープの種類を判別する第1の判別手段と、 再生信号中の所定の周波数成分レベルを検出してモード
    を判別する第2の判別手段と、 上記第1及び第2の判別手段に応じて、記録又は再生時
    の設定モード及び装着されたテープの種類を識別可能な
    表示を行なうように制御する手段と を設けるようにした磁気記録再生装置。
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