JPH0447330B2 - - Google Patents
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- JPH0447330B2 JPH0447330B2 JP63170009A JP17000988A JPH0447330B2 JP H0447330 B2 JPH0447330 B2 JP H0447330B2 JP 63170009 A JP63170009 A JP 63170009A JP 17000988 A JP17000988 A JP 17000988A JP H0447330 B2 JPH0447330 B2 JP H0447330B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/10—Calibration or testing
- H03M1/1009—Calibration
- H03M1/1033—Calibration over the full range of the converter, e.g. for correcting differential non-linearity
- H03M1/1057—Calibration over the full range of the converter, e.g. for correcting differential non-linearity by trimming, i.e. by individually adjusting at least part of the quantisation value generators or stages to their nominal values
- H03M1/1061—Calibration over the full range of the converter, e.g. for correcting differential non-linearity by trimming, i.e. by individually adjusting at least part of the quantisation value generators or stages to their nominal values using digitally programmable trimming circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/1205—Multiplexed conversion systems
- H03M1/121—Interleaved, i.e. using multiple converters or converter parts for one channel
- H03M1/1215—Interleaved, i.e. using multiple converters or converter parts for one channel using time-division multiplexing
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Complex Calculations (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、波形をデジタル的に取り込む波形デ
ジタイザ装置のタイミング誤差測定方法、及び、
自己校正型波形デジタイザ装置に関する。
ジタイザ装置のタイミング誤差測定方法、及び、
自己校正型波形デジタイザ装置に関する。
[従来技術]
典型的な波形デジタイザは、入力信号の瞬時値
を取り込んで保持するサンプル・ホールド回路
と、この取り込まれたサンプル電圧に比例したデ
ジタル出力電圧を発生するアナログ・デジタル変
換器(ADC)とを備えている。このようなデジ
タイザのサンプリング周波数は、ADCによるサ
ンプル電圧から安定したデジタル値への変換速度
によつて制限されるのが普通である。
を取り込んで保持するサンプル・ホールド回路
と、この取り込まれたサンプル電圧に比例したデ
ジタル出力電圧を発生するアナログ・デジタル変
換器(ADC)とを備えている。このようなデジ
タイザのサンプリング周波数は、ADCによるサ
ンプル電圧から安定したデジタル値への変換速度
によつて制限されるのが普通である。
このようなデジタイザを複数個配列させた構成
(デジタイザ・アレイ)にすることにより、1つ
のデジタイザを動作させる場合よりも高速に入力
信号をデジタル変換(デジタイズ)出来るように
したデジタル・システムが開発されている。この
場合、入力信号は配列された各デジタイザに並列
に入力する。単一のクロツク信号が複数タツプ型
遅延線(或いは、一連の遅延回路群)を通過し、
これらのタツプから夫々のデジタイザにクロツク
信号が供給されるので、各連続的に配列されたデ
ジタイザ群が受けるクロツク信号は夫々順次遅延
されている。従つて、クロツク信号の各サイクル
毎に各デジタイザは入力信号をサンプリングして
デジタイズするが、各デジタイザにおける処理は
相対的に異なる時点で実行される。各デジタイザ
から出力される総てのデータは、インターリーブ
方式でまとめて記憶され、入力信号を表す1つの
データ列になる。各デジタイザ内のADCの信号
の伝播遅延は、クロツク信号の周期より僅かでも
短かければ良いが、M個のデジタイザを並べてデ
ジタイズする場合には、有効サンプリング周波数
fsはクロツク信号のM倍の周波数になる。
(デジタイザ・アレイ)にすることにより、1つ
のデジタイザを動作させる場合よりも高速に入力
信号をデジタル変換(デジタイズ)出来るように
したデジタル・システムが開発されている。この
場合、入力信号は配列された各デジタイザに並列
に入力する。単一のクロツク信号が複数タツプ型
遅延線(或いは、一連の遅延回路群)を通過し、
これらのタツプから夫々のデジタイザにクロツク
信号が供給されるので、各連続的に配列されたデ
ジタイザ群が受けるクロツク信号は夫々順次遅延
されている。従つて、クロツク信号の各サイクル
毎に各デジタイザは入力信号をサンプリングして
デジタイズするが、各デジタイザにおける処理は
相対的に異なる時点で実行される。各デジタイザ
から出力される総てのデータは、インターリーブ
方式でまとめて記憶され、入力信号を表す1つの
データ列になる。各デジタイザ内のADCの信号
の伝播遅延は、クロツク信号の周期より僅かでも
短かければ良いが、M個のデジタイザを並べてデ
ジタイズする場合には、有効サンプリング周波数
fsはクロツク信号のM倍の周波数になる。
各デジタイザのクロツク信号の周波数がfs/M
の場合、遅延線の各区分でストローブ信号は1/
fsずつ遅延され、サンプルは等間隔の時点で順次
取り込まれる。この結果得られたデータ列は、サ
ンプリング周波数fsの単一のデジタイザによつて
得られるデータ列と等価となる。このようなデジ
タイザ・アレイの有効サンプリング周波数(及び
このサンプリング装置のサンプリング時間分解
能)は、この装置に含まれるデジタイザの数Mと
遅延線のタツプの数を増加すること、及びタツプ
間の遅延時間を小さくすることにより、向上する
ことが出来る。
の場合、遅延線の各区分でストローブ信号は1/
fsずつ遅延され、サンプルは等間隔の時点で順次
取り込まれる。この結果得られたデータ列は、サ
ンプリング周波数fsの単一のデジタイザによつて
得られるデータ列と等価となる。このようなデジ
タイザ・アレイの有効サンプリング周波数(及び
このサンプリング装置のサンプリング時間分解
能)は、この装置に含まれるデジタイザの数Mと
遅延線のタツプの数を増加すること、及びタツプ
間の遅延時間を小さくすることにより、向上する
ことが出来る。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、このような装置では、クロツク信号を
遅延させる遅延線の遅延時間の調整精度により、
装置のサンプリング時間分解能の上限が決められ
てしまう。サンプリング周波数fsが増加するにつ
れて、遅延線の各区分で与えられる遅延時間は減
少するので、各区分の遅延時間の僅かな誤差が各
サンプルの取り込み時点の精度に与える影響は、
相対的に増加してしまう。各デジタイザの応答時
間は、周囲の温度及び使用時間と共に変化して誤
差が生じるので、これも遅延時間の誤差の原因の
1つになる。また、各デジタイザの遅延時間誤差
が遅延線の各区分の実際の遅延時間に略匹敵する
程度までデジタイザの数を増加した場合には、そ
れ以上デジタイザの数を増加しても、入力信号か
ら得られるサンプル・データ列の精度を実質的に
改善することは出来なくなる。
遅延させる遅延線の遅延時間の調整精度により、
装置のサンプリング時間分解能の上限が決められ
てしまう。サンプリング周波数fsが増加するにつ
れて、遅延線の各区分で与えられる遅延時間は減
少するので、各区分の遅延時間の僅かな誤差が各
サンプルの取り込み時点の精度に与える影響は、
相対的に増加してしまう。各デジタイザの応答時
間は、周囲の温度及び使用時間と共に変化して誤
差が生じるので、これも遅延時間の誤差の原因の
1つになる。また、各デジタイザの遅延時間誤差
が遅延線の各区分の実際の遅延時間に略匹敵する
程度までデジタイザの数を増加した場合には、そ
れ以上デジタイザの数を増加しても、入力信号か
ら得られるサンプル・データ列の精度を実質的に
改善することは出来なくなる。
従つて、本発明の目的は、デジタイザ・アレイ
で構成された波形デシタイザのサンプリング・ク
ロツク信号の遅延時間を正確に測定し得る方法を
提供することである。
で構成された波形デシタイザのサンプリング・ク
ロツク信号の遅延時間を正確に測定し得る方法を
提供することである。
本発明の他の目的は、サンプリングのタイミン
グを正確に制御出来る高速波形デジタイザを提供
することである。
グを正確に制御出来る高速波形デジタイザを提供
することである。
[課題を解決する為の手段及び作用]
M個の同様なデジタイザのアレイを含むデジタ
イザ・システムでは、各デジタイザが入力信号の
一連の瞬時値サンプルを表す別々の出力データ列
を作成する。周期的なクロツク信号が各デジタイ
ザのサンプリング時点を制御する為い各デジタイ
ザに供給されているが、クロツク信号は各デジタ
イザに供給される以前に夫々可調整遅延回路によ
り異なる遅延時間だけ遅延されている。各遅延回
路のクロツク信号の遅延時間が適正に調整されて
いる時、各デジタイザの出力データ列からインタ
リーブ方式で、入力信号の値を表す単一のデータ
列を作成し得る。この時、この単一の波形データ
列のサンプル間隔は1/fsであり、fs/Mがクロ
ツク信号の周波数である。
イザ・システムでは、各デジタイザが入力信号の
一連の瞬時値サンプルを表す別々の出力データ列
を作成する。周期的なクロツク信号が各デジタイ
ザのサンプリング時点を制御する為い各デジタイ
ザに供給されているが、クロツク信号は各デジタ
イザに供給される以前に夫々可調整遅延回路によ
り異なる遅延時間だけ遅延されている。各遅延回
路のクロツク信号の遅延時間が適正に調整されて
いる時、各デジタイザの出力データ列からインタ
リーブ方式で、入力信号の値を表す単一のデータ
列を作成し得る。この時、この単一の波形データ
列のサンプル間隔は1/fsであり、fs/Mがクロ
ツク信号の周波数である。
本発明による波形デジタイザのタイミング誤差
測定方法によれば、可調整遅延回路の調整を行う
為に、既知の周波数f0のサイン波信号をデジタイ
ザ・システムに入力し、IM個の要素から成る波
形データ列をこのデジタイザ・システムにインタ
リーブ方式で作成させる。ここで、Iは整数で、
好適値は16である。その後、このIM個の要素の
データ列を、(好適には4項のブラツクマン・ハ
リスの)窓関数により重み付け処理し、この重み
付けされた波形データ列を離散的フーリエ変換法
で変換して、重み付け処理された波形データ列の
周波数スペクトルを表すIM個の複素数から成る
第1データ列を作成する。この周波数スペクトル
の第1データ列の極大値を表し、各要素の間隔が
I個の要素ずつ離れた合計でM個の要素を、上記
周波数スペクトルのデータ列から抽出して、M個
の複素数の要素から成る第2データ列を作成す
る。この第2データ列を逆フーリエ変換すること
により、M個の複素数の要素から成る第3のデー
タ列を作成する。この第3データ列の各要素の位
相角を求め、これらの位相角を入力サイン波信号
の角周波数で除算する。この結果得られる値は、
夫々各デジタイザのサンプリングのタイミング誤
差を表している。
測定方法によれば、可調整遅延回路の調整を行う
為に、既知の周波数f0のサイン波信号をデジタイ
ザ・システムに入力し、IM個の要素から成る波
形データ列をこのデジタイザ・システムにインタ
リーブ方式で作成させる。ここで、Iは整数で、
好適値は16である。その後、このIM個の要素の
データ列を、(好適には4項のブラツクマン・ハ
リスの)窓関数により重み付け処理し、この重み
付けされた波形データ列を離散的フーリエ変換法
で変換して、重み付け処理された波形データ列の
周波数スペクトルを表すIM個の複素数から成る
第1データ列を作成する。この周波数スペクトル
の第1データ列の極大値を表し、各要素の間隔が
I個の要素ずつ離れた合計でM個の要素を、上記
周波数スペクトルのデータ列から抽出して、M個
の複素数の要素から成る第2データ列を作成す
る。この第2データ列を逆フーリエ変換すること
により、M個の複素数の要素から成る第3のデー
タ列を作成する。この第3データ列の各要素の位
相角を求め、これらの位相角を入力サイン波信号
の角周波数で除算する。この結果得られる値は、
夫々各デジタイザのサンプリングのタイミング誤
差を表している。
このタイミング誤差の測定精度は、入力サイン
波信号の周波数の調整精度のみによつて決まり、
入力サイン波信号の振幅とは無関係である。周知
のサイン波発生器は充分な精度で出力サイン波信
号の周波数を調整出来るので、当業者にはこのタ
イミング誤差は極めて正確に測定し得る。
波信号の周波数の調整精度のみによつて決まり、
入力サイン波信号の振幅とは無関係である。周知
のサイン波発生器は充分な精度で出力サイン波信
号の周波数を調整出来るので、当業者にはこのタ
イミング誤差は極めて正確に測定し得る。
本発明による自己校正型波形デジタイザでは、
上記波形デジタイザ装置のタイミング誤差測定方
法において得られた各デジタイザのタイミング誤
差の情報に従つて、各デジタイザのサンプリング
時点を制御するクロツク信号の遅延時間を調整す
ることにより、使用者の操作を要せずに、各デジ
タイザのタイミング誤差を自動的に除去すること
が出来る。
上記波形デジタイザ装置のタイミング誤差測定方
法において得られた各デジタイザのタイミング誤
差の情報に従つて、各デジタイザのサンプリング
時点を制御するクロツク信号の遅延時間を調整す
ることにより、使用者の操作を要せずに、各デジ
タイザのタイミング誤差を自動的に除去すること
が出来る。
[実施例]
第2図は、有効サンプリング周波数fsで入力信
号をデジタイズするデジタイザ・システム10の
ブロツク図である。このデジタイザ・システム1
0は、M個の従来のデジタイザ12で構成したデ
ジタイザ・アレイを含み、各デジタイザ12は、
コンピユータ22が制御するスイツチ17を介し
て入力する入力信号の電圧サンプルを取り込むサ
ンプル/ホールド(S/H)回路14を有してい
る。S/H回路14は、ストローブ信号のパルス
の入力時点で電圧サンプルを取り込む。ADC(ア
ナログ・デジタル変換器)16は、電圧サンプル
をデジタル・データに変換し、取り込みメモリ1
8は、このデジタル・データを記憶する。更に、
各デジタイザ12内のタイム・ベース回路20
は、外部から供給されるクロツク信号の各パルス
に応じてストローブ信号を発生してS/H回路1
4に送る。タイムベース回路20は、更に取り込
みメモリ18に書込みイネーブル信号としてアド
レス信号を送る。この記憶アドレスはメモリの書
込み動作毎に順次インクリメントされる。コンピ
ユータ22と各デジタイザ12間の制御/データ
用バス24を介してコンピユータ22からの開始
指令の受領後、最初のクロツク信号に応じてタイ
ム・ベース回路20は、S/H回路14にストロ
ーブ信号の供給を開始する。バス24を介してコ
ンピユータ22から送られる命令に応じて、各タ
イム・ベース回路20は、予め定めた数のデータ
値がメモリ18に記憶された後か、或いは入力信
号が予め定めたトリガレベルに達した後にデータ
の記憶を停止する。このような機能を有するデジ
タイザは、入力信号をデジタイズするデジタル・
オシロスコープにしばしば利用されている。
号をデジタイズするデジタイザ・システム10の
ブロツク図である。このデジタイザ・システム1
0は、M個の従来のデジタイザ12で構成したデ
ジタイザ・アレイを含み、各デジタイザ12は、
コンピユータ22が制御するスイツチ17を介し
て入力する入力信号の電圧サンプルを取り込むサ
ンプル/ホールド(S/H)回路14を有してい
る。S/H回路14は、ストローブ信号のパルス
の入力時点で電圧サンプルを取り込む。ADC(ア
ナログ・デジタル変換器)16は、電圧サンプル
をデジタル・データに変換し、取り込みメモリ1
8は、このデジタル・データを記憶する。更に、
各デジタイザ12内のタイム・ベース回路20
は、外部から供給されるクロツク信号の各パルス
に応じてストローブ信号を発生してS/H回路1
4に送る。タイムベース回路20は、更に取り込
みメモリ18に書込みイネーブル信号としてアド
レス信号を送る。この記憶アドレスはメモリの書
込み動作毎に順次インクリメントされる。コンピ
ユータ22と各デジタイザ12間の制御/データ
用バス24を介してコンピユータ22からの開始
指令の受領後、最初のクロツク信号に応じてタイ
ム・ベース回路20は、S/H回路14にストロ
ーブ信号の供給を開始する。バス24を介してコ
ンピユータ22から送られる命令に応じて、各タ
イム・ベース回路20は、予め定めた数のデータ
値がメモリ18に記憶された後か、或いは入力信
号が予め定めたトリガレベルに達した後にデータ
の記憶を停止する。このような機能を有するデジ
タイザは、入力信号をデジタイズするデジタル・
オシロスコープにしばしば利用されている。
要するに、各デジタイザ12は取り込みメモリ
18にデータ列を記憶する為に用いられる。この
データ列の各要素は、入力クロツク信号の各パル
スによつて決まる異なる時点の入力信号の瞬時値
を表している。各デジタイザ12に入力するクロ
ツク信号は、クロツク信号発生器15が出力する
マスタクロツク信号から導かれる。このマスタク
ロツク信号は、直列接続した遅延回路段26を通
過する。各遅延回路段は好適には遅延線で構成さ
れ、1/fsの名目遅延時間を有している。マスク
クロツク信号及び各遅延回路段の出力信号は、
別々の可調整遅延回路28に各々入力し、各可調
整遅延回路28の出力は、別々のデジタイザ12
のクロツク入力となる。各可調整遅延回路28の
遅延時間は、コンピユータ22からのデータによ
つて制御される。また、この遅延量の調整に関し
ては、後述する。
18にデータ列を記憶する為に用いられる。この
データ列の各要素は、入力クロツク信号の各パル
スによつて決まる異なる時点の入力信号の瞬時値
を表している。各デジタイザ12に入力するクロ
ツク信号は、クロツク信号発生器15が出力する
マスタクロツク信号から導かれる。このマスタク
ロツク信号は、直列接続した遅延回路段26を通
過する。各遅延回路段は好適には遅延線で構成さ
れ、1/fsの名目遅延時間を有している。マスク
クロツク信号及び各遅延回路段の出力信号は、
別々の可調整遅延回路28に各々入力し、各可調
整遅延回路28の出力は、別々のデジタイザ12
のクロツク入力となる。各可調整遅延回路28の
遅延時間は、コンピユータ22からのデータによ
つて制御される。また、この遅延量の調整に関し
ては、後述する。
デジタイザ・システム10において、デジタイ
ザ12の数Mが6個で、各デジタイザ間の連続サ
ンプリング遅延時間を1/fsにするように可調整
遅延回路を調整した場合に、サイン波形の入力信
号の1周期をデジタイズする様子の波形図を第3
図に示している。時点T0では、1個の可調整遅
延回路28を伝播したマスタクロツクの第1パル
スが第1デジタイザ(デジタイザ0)に達し、デ
ジタイザ0が入力信号をサンプリングする。時点
T0に取り込まれた電圧サンプルに応じてデジタ
イザ0の取り込みメモリに記憶されたデータは、
第3図では時点T0上の矢線D0で表されている。
時点T1では、1個の遅延回路26と1個の可調
整遅延回路28を伝播した同じマスタクロツク・
パルスが第2デジタイザ(デジタイザ1)に達
し、デジタイザ1は、入力信号をサンプリングす
る。この電圧サンプルはデジタイズされ、データ
値D1として取り込みメモリに記憶される。第1
マスタクロツク・パルスがデジタイザ2乃至デジ
タイザ5の各々に順次達すると、各デジタイザは
入力信号をサンプリングし、デジタル・サンプル
値D2乃至D5として各メモリに記憶する。時点
T6では、第2マスタクロツク・パルスがデジタ
イザ0に達し、デジタイザ0は、別のデータ・サ
ンプルD0を取り込み、記憶する。時点T7乃至T9
では、第2マスタクロツク・パルスが、デジタイ
ザ1乃至デジタイザ3に達し、各デジタイザは別
のデータ・サンプルD1至D3を夫々取り込み、記
憶する。
ザ12の数Mが6個で、各デジタイザ間の連続サ
ンプリング遅延時間を1/fsにするように可調整
遅延回路を調整した場合に、サイン波形の入力信
号の1周期をデジタイズする様子の波形図を第3
図に示している。時点T0では、1個の可調整遅
延回路28を伝播したマスタクロツクの第1パル
スが第1デジタイザ(デジタイザ0)に達し、デ
ジタイザ0が入力信号をサンプリングする。時点
T0に取り込まれた電圧サンプルに応じてデジタ
イザ0の取り込みメモリに記憶されたデータは、
第3図では時点T0上の矢線D0で表されている。
時点T1では、1個の遅延回路26と1個の可調
整遅延回路28を伝播した同じマスタクロツク・
パルスが第2デジタイザ(デジタイザ1)に達
し、デジタイザ1は、入力信号をサンプリングす
る。この電圧サンプルはデジタイズされ、データ
値D1として取り込みメモリに記憶される。第1
マスタクロツク・パルスがデジタイザ2乃至デジ
タイザ5の各々に順次達すると、各デジタイザは
入力信号をサンプリングし、デジタル・サンプル
値D2乃至D5として各メモリに記憶する。時点
T6では、第2マスタクロツク・パルスがデジタ
イザ0に達し、デジタイザ0は、別のデータ・サ
ンプルD0を取り込み、記憶する。時点T7乃至T9
では、第2マスタクロツク・パルスが、デジタイ
ザ1乃至デジタイザ3に達し、各デジタイザは別
のデータ・サンプルD1至D3を夫々取り込み、記
憶する。
従つて、マスククロツクの各パルスの入力に応
じて、各デジタイザ12は各々異なる時点で入力
信号を1回ずつサンプリングするということが理
解出来よう。可調整遅延回路28を適当に調整す
ることにより、各デジタイザが取り込む各サンプ
ル間の時間間隔はM/fsとなるが、アレイ状の連
続する2つのデジタイザによつて取り込まれるサ
ンプル間の時間間隔は1/fsになる。データの取
り込みサイクルが終了すると、第2図のコンピユ
ータ22はバス24を介して各デジタイザ12の
取り込みメモリ内のデータを読み出し、これらの
データをインターリーブ方式により、各データ値
が取り込まれた相対的時点に応じた順序で内部メ
モリに順次記憶する。このように、コンピユータ
22が入力信号を表す波形データ列を組み立てて
記憶するので、この記憶される波形データ列は、
従来の1個のデジタイザがfsのサンプリング周波
数で動作した場合の取り込み波形データ列と等価
になる。
じて、各デジタイザ12は各々異なる時点で入力
信号を1回ずつサンプリングするということが理
解出来よう。可調整遅延回路28を適当に調整す
ることにより、各デジタイザが取り込む各サンプ
ル間の時間間隔はM/fsとなるが、アレイ状の連
続する2つのデジタイザによつて取り込まれるサ
ンプル間の時間間隔は1/fsになる。データの取
り込みサイクルが終了すると、第2図のコンピユ
ータ22はバス24を介して各デジタイザ12の
取り込みメモリ内のデータを読み出し、これらの
データをインターリーブ方式により、各データ値
が取り込まれた相対的時点に応じた順序で内部メ
モリに順次記憶する。このように、コンピユータ
22が入力信号を表す波形データ列を組み立てて
記憶するので、この記憶される波形データ列は、
従来の1個のデジタイザがfsのサンプリング周波
数で動作した場合の取り込み波形データ列と等価
になる。
各々fs/Mの最高周波数で動作可能なM個のデ
ジタイザで構成されたデジタイザ・アレイは、協
同してfsのサンプリング周波数で入力信号をデジ
タイズすることが理解出来よう。しかし、第2図
のデジタイザ・システム10が好適に動作する為
には、連続するデジタイザ間のサンプリング時点
の間隔が正確に1/fsでなければならない。デジ
タイザ12の応答時間が周囲の温度及び動作時間
等により変化するので、可調整遅延回路28が必
要になる。更に、遅延回路段26の遅延時間の誤
差、及びクロツク信号の伝達経路となる導体線路
や他の回路素子の長さのばらつき等もサンプリン
グ時点の誤差の原因になる。このような誤差の原
因を考慮して可調整遅延回路28を調整すること
により、デジタイザ・システムのサンプリング間
隔を適正に調整し得る。
ジタイザで構成されたデジタイザ・アレイは、協
同してfsのサンプリング周波数で入力信号をデジ
タイズすることが理解出来よう。しかし、第2図
のデジタイザ・システム10が好適に動作する為
には、連続するデジタイザ間のサンプリング時点
の間隔が正確に1/fsでなければならない。デジ
タイザ12の応答時間が周囲の温度及び動作時間
等により変化するので、可調整遅延回路28が必
要になる。更に、遅延回路段26の遅延時間の誤
差、及びクロツク信号の伝達経路となる導体線路
や他の回路素子の長さのばらつき等もサンプリン
グ時点の誤差の原因になる。このような誤差の原
因を考慮して可調整遅延回路28を調整すること
により、デジタイザ・システムのサンプリング間
隔を適正に調整し得る。
この遅延時間の調整をするには、先ず各サンプ
リング時点の間隔の誤差を測定する必要がある。
本発明に従つて、この誤差を測定する為に、サイ
ン波信号発生器19が第2図のスイツチ17の別
の入力端子に接続しており、このスイツチ17の
動作によりサイン波信号発生器19の出力がデジ
タイザ・システム10に入力される。サイン波信
号発生器19は、正確に調整された既知の周波数
f0を有するサイン波形信号を発生する。その後、
デジタイザ・システム10は、マスタ・クロツク
のIサイクル期間動作し、M個のデジタイザ12
が各々I個のデータ要素を有するデータ列を取り
込んで記憶する。ここで、Iは整数で好適値は16
である。その後、コンピユータ22はインターリ
ーブ方式でM込のデータ列を記憶し、IM個のデ
ータ要素から成る1つの波形データ列を作成す
る。その後、コンピユータ22は4項のブラツク
マン・ハリスの窓関数を用いてこれらIM個のデ
ータ要素を適正に重み付けし、その結果得られた
IM個の重み付けされたデータ列の要素が、離散
的フーリエ変換によつて変換され、重み付けされ
たデータ列の周波数スペクトルを表すIM個の複
素数の第1データ列が作成される。その後、この
周波数スペクトルの第1データ列のI番目毎の要
素が抽出され、複素数のM個の要素から成る第2
データ列が作成される。このM個の要素の第2デ
ータ列は、その後逆フーリエ変換を施されてM個
の複素数から成る第3データ列となる。この第3
データ列の各数値の位相角が求められ、入力サイ
ン波信号の角周波数で除算される。こうして得ら
れるM個の各値は、M個の各デジタイザに関する
相対的時間誤差を表している。この時間誤差に関
する各値に基づいて、コンピユータ22は可調整
遅延回路28に供給する制御データを調整して遅
延時間を制御する。
リング時点の間隔の誤差を測定する必要がある。
本発明に従つて、この誤差を測定する為に、サイ
ン波信号発生器19が第2図のスイツチ17の別
の入力端子に接続しており、このスイツチ17の
動作によりサイン波信号発生器19の出力がデジ
タイザ・システム10に入力される。サイン波信
号発生器19は、正確に調整された既知の周波数
f0を有するサイン波形信号を発生する。その後、
デジタイザ・システム10は、マスタ・クロツク
のIサイクル期間動作し、M個のデジタイザ12
が各々I個のデータ要素を有するデータ列を取り
込んで記憶する。ここで、Iは整数で好適値は16
である。その後、コンピユータ22はインターリ
ーブ方式でM込のデータ列を記憶し、IM個のデ
ータ要素から成る1つの波形データ列を作成す
る。その後、コンピユータ22は4項のブラツク
マン・ハリスの窓関数を用いてこれらIM個のデ
ータ要素を適正に重み付けし、その結果得られた
IM個の重み付けされたデータ列の要素が、離散
的フーリエ変換によつて変換され、重み付けされ
たデータ列の周波数スペクトルを表すIM個の複
素数の第1データ列が作成される。その後、この
周波数スペクトルの第1データ列のI番目毎の要
素が抽出され、複素数のM個の要素から成る第2
データ列が作成される。このM個の要素の第2デ
ータ列は、その後逆フーリエ変換を施されてM個
の複素数から成る第3データ列となる。この第3
データ列の各数値の位相角が求められ、入力サイ
ン波信号の角周波数で除算される。こうして得ら
れるM個の各値は、M個の各デジタイザに関する
相対的時間誤差を表している。この時間誤差に関
する各値に基づいて、コンピユータ22は可調整
遅延回路28に供給する制御データを調整して遅
延時間を制御する。
第4図は、周波数f0のサイン波信号g(x)を
フーリエ変換して得られたアナログ周波数スペク
トラムGa(t)のグラフを表している。このスペ
クトルは、周波数±f0に於ける垂直な矢線で表さ
れたスペクトル線を含んでいる。このグラフの水
平位置で示された周波数に於ける信号成分の絶対
値は、その矢線の長さで表されている。サイン波
信号g(x)の離散的フーリエ変換G(w)は、複
素数の無限データ列であつて、その一部分が第5
図に示されている。第5図のグラフは、第4図の
周波数スペクトルと周波数fsの周期パルス信号の
周波数スペクトルとの畳み込み(コンボリユーシ
ヨン)を表している。しかし、第2図のデジタイ
ザ・システム10は無限データ列ではなく有限デ
ータ列を作成する。そして、可調整遅延回路28
の遅延時間の調整が適正でないと、連続サンプル
間の時間間隔が一様でなくなる。従つて、入力サ
イン波信号をデジタイズしてデジタイザ・システ
ム10が作成するデータ列の周波数スペクトル
は、第5図の周波数スペクトルとは異なつてい
る。
フーリエ変換して得られたアナログ周波数スペク
トラムGa(t)のグラフを表している。このスペ
クトルは、周波数±f0に於ける垂直な矢線で表さ
れたスペクトル線を含んでいる。このグラフの水
平位置で示された周波数に於ける信号成分の絶対
値は、その矢線の長さで表されている。サイン波
信号g(x)の離散的フーリエ変換G(w)は、複
素数の無限データ列であつて、その一部分が第5
図に示されている。第5図のグラフは、第4図の
周波数スペクトルと周波数fsの周期パルス信号の
周波数スペクトルとの畳み込み(コンボリユーシ
ヨン)を表している。しかし、第2図のデジタイ
ザ・システム10は無限データ列ではなく有限デ
ータ列を作成する。そして、可調整遅延回路28
の遅延時間の調整が適正でないと、連続サンプル
間の時間間隔が一様でなくなる。従つて、入力サ
イン波信号をデジタイズしてデジタイザ・システ
ム10が作成するデータ列の周波数スペクトル
は、第5図の周波数スペクトルとは異なつてい
る。
g(t)をアナログ入力信号と仮定する。デジ
タイザ・システム10がこの入力信号g(t)を
デジタイズとすると、データ列S=[g(t0)、g
(t1)、g(t2)、…、g(tM)、g(tM+1)、…]が
作
成される。このデータ列Sは、以下に示すよう
に、インタリーブ方式で組み立てられるM個のサ
ブデータ列S0、S1、…、SM-1を含んでいる。
タイザ・システム10がこの入力信号g(t)を
デジタイズとすると、データ列S=[g(t0)、g
(t1)、g(t2)、…、g(tM)、g(tM+1)、…]が
作
成される。このデータ列Sは、以下に示すよう
に、インタリーブ方式で組み立てられるM個のサ
ブデータ列S0、S1、…、SM-1を含んでいる。
S0=[g(t0)、g(tM)、g(t2M)、…]
S1=[g(t1)、g(tM+1)、g(t2M+1)、…]
…
Sn=[g(tn)、g(tM+n)、g(t2M+n)、…]
…
SM-1=[g(tM-1)、g(t2M-1)、g(t3M-1)、…]
m番目のサブデータ列Snは、サンプリング周
波数1/MT、(T=1/Mfs)で値g(t+tn)
を一様にサンプリングして得られるのは明らかで
ある。データ列Sを構成するには、先ず、総ての
サブデータ列Sn(m=0〜M−1)内のサンプル
間に(M−1)個の0を挿入する。即ち、 次に、このデータ列n(m=0〜M−1)の各
サンプルを右方向にm位置だけシフトさせる。即
ち、 nZ -m=[(m個の0)、g(tn)、(
M−1個の0)、g(tM+n)、…] ここで、z-1は単位遅延演算子である。最後に、
以上で得られたサブデータ列の総和を求めて最初
のデータ列Sが構成される。即ち、 S=M-1 〓m=0 nZ -m (1) Sのデジタル・スペクトルG(w)は、SnZ -m
(m=0〜M−1)のデジタル・スペクトルの和
として表される。即ち、 G(w)=(1/MT)M-1 〓m=0 ∞ 〓k=-∞ Ga[w−k(2π/MT)] ・exp{j[w−k(2π/MT)]tn}exp(−jmwT)(
2) ここで、Tは平均サンプリング周期である。ま
た、比率rn=(mT−tn)/Tと定義すれば、 tn=mT−rnT (3) となる。従つて、上記(2)式は、 G(w)=(1/MT)∞ 〓(1/M)k=-∞ M-1 〓expm=0 {−j[w−k(2π/MT)]rnT} ・exp[−jkm(2π/M)]・Ga[w−k(2π/MT)
](4) 上記(2)式及び(4)式の2つの式は、一様でないサ
ンプリング処理によつて得られた信号のデジタ
ル・スペクトルの一般形を表している。
波数1/MT、(T=1/Mfs)で値g(t+tn)
を一様にサンプリングして得られるのは明らかで
ある。データ列Sを構成するには、先ず、総ての
サブデータ列Sn(m=0〜M−1)内のサンプル
間に(M−1)個の0を挿入する。即ち、 次に、このデータ列n(m=0〜M−1)の各
サンプルを右方向にm位置だけシフトさせる。即
ち、 nZ -m=[(m個の0)、g(tn)、(
M−1個の0)、g(tM+n)、…] ここで、z-1は単位遅延演算子である。最後に、
以上で得られたサブデータ列の総和を求めて最初
のデータ列Sが構成される。即ち、 S=M-1 〓m=0 nZ -m (1) Sのデジタル・スペクトルG(w)は、SnZ -m
(m=0〜M−1)のデジタル・スペクトルの和
として表される。即ち、 G(w)=(1/MT)M-1 〓m=0 ∞ 〓k=-∞ Ga[w−k(2π/MT)] ・exp{j[w−k(2π/MT)]tn}exp(−jmwT)(
2) ここで、Tは平均サンプリング周期である。ま
た、比率rn=(mT−tn)/Tと定義すれば、 tn=mT−rnT (3) となる。従つて、上記(2)式は、 G(w)=(1/MT)∞ 〓(1/M)k=-∞ M-1 〓expm=0 {−j[w−k(2π/MT)]rnT} ・exp[−jkm(2π/M)]・Ga[w−k(2π/MT)
](4) 上記(2)式及び(4)式の2つの式は、一様でないサ
ンプリング処理によつて得られた信号のデジタ
ル・スペクトルの一般形を表している。
周波数f0(即ち、角周波数w0=2πf0)のサイン
波入力信号g(t)=exp(jw0t)の場合には、フ
ーリエ変換は次式で与えられる。
波入力信号g(t)=exp(jw0t)の場合には、フ
ーリエ変換は次式で与えられる。
Ga(w)=2πδ(w−w0) (5)
ここで、δ(w)はデルタ関数を表している。
この(5)式を(4)式に代入すれば、次式を得る。
この(5)式を(4)式に代入すれば、次式を得る。
G(w)=(1/MT)M-1
〓m=0 ∞
〓k=-∞
2πδ[w−w0−k(2π/MT)]
・exp[−jrn2πf0/fs]・exp[−jkm(2π/M)]
(6) ここで、fsは平均サンプリング周波数であつ
て、1/Tに等しい。数列A(k)、(但し、k=0、
1、2、…、M−1、M、…)を次式のように定
義する。
(6) ここで、fsは平均サンプリング周波数であつ
て、1/Tに等しい。数列A(k)、(但し、k=0、
1、2、…、M−1、M、…)を次式のように定
義する。
A(k)=M-1
〓
〓m=0
{1/Mexp[−jrn2πf0/fs]}・exp[−jkm(2π
/M)](7) 従つて、(7)式を用いて(6)式は次式のように書き
換えられる。
/M)](7) 従つて、(7)式を用いて(6)式は次式のように書き
換えられる。
G(w)=(1/MT)∞
〓k=-∞
A(k)2πδ[w−w0−k(2π/MT)] (8)
(7)式及び(8)式は、サイン波信号に一様でないサ
ンプリング処理を施した場合の周波数スペクトル
を完全に表している。
ンプリング処理を施した場合の周波数スペクトル
を完全に表している。
第6図は、周波数f0=fs/4Mの入力サイン波信
号に応じて、M=6のデジタイザ・アレイがサン
プリングした場合の無限データ列の周波数スペク
トルの一部を表している。(7)式から数列A(k)は、
kに関して周期Mの周期関数であることが判る。
従つて、(8)式で与えられるスペクトルG(w)は、
2π/T=2πfs(即ち、平均サンプリング角周波数)
に等しい周期を有するwの周期関数である。更
に、このスペクトルの1周期内には周波数軸上に
一様な間隔で並んだM本のスペクトル線が含まれ
ている。これらの隣合うスペクトル線の間隔は
fs/Mである。この信号の主成分はf0の周波数位
置に有り、その振幅は|A(0)|に比例してい
る。他方、m番目の高調波成分は、f0+(m/M)
fsの周波数位置に有り、振幅は|A(m)|に比例
している。第6図に示した|A(k)|の異なる高調
波成分の振幅は、A(k)の総ての異る成分の振幅が
一般には異なること示す為に誇張されていること
にも留意されたい。しかし、実際にはrnが小さい
所では(7)式から|A(k)|は|A(M−k)|に近
似される。(8)式から、kの各値に対してデルタ関
数が0でない場合にwの唯1つの値が存在するこ
とに留意すべきである。換言すれば、G(w)は
kの1つの特定値に於けるfsA(k)に等しい。
号に応じて、M=6のデジタイザ・アレイがサン
プリングした場合の無限データ列の周波数スペク
トルの一部を表している。(7)式から数列A(k)は、
kに関して周期Mの周期関数であることが判る。
従つて、(8)式で与えられるスペクトルG(w)は、
2π/T=2πfs(即ち、平均サンプリング角周波数)
に等しい周期を有するwの周期関数である。更
に、このスペクトルの1周期内には周波数軸上に
一様な間隔で並んだM本のスペクトル線が含まれ
ている。これらの隣合うスペクトル線の間隔は
fs/Mである。この信号の主成分はf0の周波数位
置に有り、その振幅は|A(0)|に比例してい
る。他方、m番目の高調波成分は、f0+(m/M)
fsの周波数位置に有り、振幅は|A(m)|に比例
している。第6図に示した|A(k)|の異なる高調
波成分の振幅は、A(k)の総ての異る成分の振幅が
一般には異なること示す為に誇張されていること
にも留意されたい。しかし、実際にはrnが小さい
所では(7)式から|A(k)|は|A(M−k)|に近
似される。(8)式から、kの各値に対してデルタ関
数が0でない場合にwの唯1つの値が存在するこ
とに留意すべきである。換言すれば、G(w)は
kの1つの特定値に於けるfsA(k)に等しい。
(7)式から、有限数列[A(k);k=0、1、…、
M−1]が次式の離散的フーリエ変換であること
が判る。
M−1]が次式の離散的フーリエ変換であること
が判る。
[(1/M)exp(−jrn2πf0/fs;
m=0、1、…、M−1](9) (8)式のスペクトルG(w)を表す複素数のIM個
のデータ列要素が得られると、これの要素からM
個の要素[wsA(k);k=0、1、…、M−1]
を抽出することが出来る。例えば、第6図のスペ
クトルのデータ列の場合には、データ列要素、G
(f0)、G(fs/6+f0)、…、G(5fs/6+f0)を
抽
出してデータ列ws[A(0)、A(1)、A(2)、A(3)、
A(4)、A(5)]を構成することが出来る。このデー
タ列を離散的逆フーリエ変換することによ、次の
データ列を得ることが出来る。
m=0、1、…、M−1](9) (8)式のスペクトルG(w)を表す複素数のIM個
のデータ列要素が得られると、これの要素からM
個の要素[wsA(k);k=0、1、…、M−1]
を抽出することが出来る。例えば、第6図のスペ
クトルのデータ列の場合には、データ列要素、G
(f0)、G(fs/6+f0)、…、G(5fs/6+f0)を
抽
出してデータ列ws[A(0)、A(1)、A(2)、A(3)、
A(4)、A(5)]を構成することが出来る。このデー
タ列を離散的逆フーリエ変換することによ、次の
データ列を得ることが出来る。
Ws[exp(−jrn2πf0/fs;m=0、
1、…、M−1](10) その後、このデータ列の各要素の位相角を計算
すれば、次のデータ列が得られる。
1、…、M−1](10) その後、このデータ列の各要素の位相角を計算
すれば、次のデータ列が得られる。
[2πrnf0/fs;m=0、1、…、M−1] (11)
このデータ列の各要素を2πf0で除算し、T=
1/fsであることに留意すれば、次のデータ列が
得られる。
1/fsであることに留意すれば、次のデータ列が
得られる。
[rnT;m=0、1、…、M−1] (12)
このrnTは、第2図のm番目の可調整遅延回路
28の遅延時間誤差を表しているので、このデー
タ列の各値によつて各可調整遅延回路を調整出来
ることは明白である。
28の遅延時間誤差を表しているので、このデー
タ列の各値によつて各可調整遅延回路を調整出来
ることは明白である。
従つて、第2図のデジタイザ・システムに周波
数f0のサイン波信号を供給し、データ列を離散的
フーリエ変換し、そこから[A(k);K=0、1、
…、M−1]に比例したデータ列を抽出し、その
データ列の各要素の位相角を求め、角位相角を
2πf0で除算することにより、各可調整遅延回路2
8の調整誤差を求めることが出来る。しかし、上
述の方法では、入力信号を表すデータ列の長さが
無限であつて、他方第2図のデジタイザ・システ
ム10が作成するデータ列の長さが有限であると
仮定している。デジタイザ・システム10で作成
する波形データ列を、入力信号と矩形波関数との
積を表す波形のサンプル値として考えても良い。
この矩形関数の値は、時間間隔Tの間では1であ
り、その前後では0となつている。第7図に示し
たこの矩形波関数の周波数スペクトルは、周波数
0を中心に幅が2/Tのメインローブ(最大突起
状波形の主成分の部分)と、振幅が減少していく
複数のサイドローブ(メインローブの両側にある
高調波成分の部分)とを含んでいる。
数f0のサイン波信号を供給し、データ列を離散的
フーリエ変換し、そこから[A(k);K=0、1、
…、M−1]に比例したデータ列を抽出し、その
データ列の各要素の位相角を求め、角位相角を
2πf0で除算することにより、各可調整遅延回路2
8の調整誤差を求めることが出来る。しかし、上
述の方法では、入力信号を表すデータ列の長さが
無限であつて、他方第2図のデジタイザ・システ
ム10が作成するデータ列の長さが有限であると
仮定している。デジタイザ・システム10で作成
する波形データ列を、入力信号と矩形波関数との
積を表す波形のサンプル値として考えても良い。
この矩形関数の値は、時間間隔Tの間では1であ
り、その前後では0となつている。第7図に示し
たこの矩形波関数の周波数スペクトルは、周波数
0を中心に幅が2/Tのメインローブ(最大突起
状波形の主成分の部分)と、振幅が減少していく
複数のサイドローブ(メインローブの両側にある
高調波成分の部分)とを含んでいる。
従つて、デジタイザ・システム10が作成する
有限なデータ列の周波数スペクトルは、第6図の
ような一連の離散的なスペクトル線のようにはな
らず、第6図のスペクトルと第7図のスペクトル
との畳み込みとして表される。4項のブラツクマ
ン・ハリスの窓関数を適正に用いて矩形波関数の
成分を窓関数で処理(重み付け)することによ
り、第7図のスペクトルのサイドローブの振幅を
実質的に低減することが出来る。ブラツクマン・
ハリスの窓関数及びその他の窓関数に関しては、
IEEEの会報の第66巻No.1(1974年1月刊行)のフ
レデリツク・ジエイ・ハリスによる「離散的フー
リエ変換を用いた高調波分析の為の窓関数の利用
について」という論文に記載されている。
有限なデータ列の周波数スペクトルは、第6図の
ような一連の離散的なスペクトル線のようにはな
らず、第6図のスペクトルと第7図のスペクトル
との畳み込みとして表される。4項のブラツクマ
ン・ハリスの窓関数を適正に用いて矩形波関数の
成分を窓関数で処理(重み付け)することによ
り、第7図のスペクトルのサイドローブの振幅を
実質的に低減することが出来る。ブラツクマン・
ハリスの窓関数及びその他の窓関数に関しては、
IEEEの会報の第66巻No.1(1974年1月刊行)のフ
レデリツク・ジエイ・ハリスによる「離散的フー
リエ変換を用いた高調波分析の為の窓関数の利用
について」という論文に記載されている。
第8図は、第2図のデジタイザ・システム10
のM=6で、入力信号が周波数f0=fs/24のサイ
ン波形である時、デジタイズされた波形データ列
をブラツクマン・ハリスの窓関数で重み付け処理
し、その後離散的フーリエ変換した時のデータ列
の周波数スペクトルを示している。振幅関数A(f)
の絶対値が垂直軸に対数目盛りでプロツトされ、
周波数fが水平軸にプロツトされている。破線で
示した各メインローブは、第6図の各スペクトル
線の周波数を略中心にしており、各振幅は第6図
の対応するスペクトル線の振幅に等しい。尚、各
周波数成分のサイドローブ(高調波成分)は無視
し得る程度に小さいので、第8図では省略してあ
る。4項のブラツクマン・ハリスの窓関数が選択
された理由は、その関数のサイドロープが低く、
且つ利用が容易な為である。しかし、この窓関数
はその他の汎用窓関数よりも幾らか大きなメイン
ローブを有している。両側の隣合うメインローブ
からの干渉を避ける為に、入力試験信号の周波数
は、(m/M)fs、(ここで、m=1,2,…,
M)の周波数から一方向へ少なくとも(1/4M)
fsだけ離れなければならず、且つ(m/M)fsの
周波数から逆方向へは少なくとも(3/4M)fsだ
け離れなければならない。従つて、少なくとも
16M個のデータ点が必要になる。第9図には、窓
関数で処理され、且つフーリエ変換されたデータ
列の各データ要素の絶対値が太い実線で表示され
ている。この実線は破線で示された複数の関数の
総和になつている。
のM=6で、入力信号が周波数f0=fs/24のサイ
ン波形である時、デジタイズされた波形データ列
をブラツクマン・ハリスの窓関数で重み付け処理
し、その後離散的フーリエ変換した時のデータ列
の周波数スペクトルを示している。振幅関数A(f)
の絶対値が垂直軸に対数目盛りでプロツトされ、
周波数fが水平軸にプロツトされている。破線で
示した各メインローブは、第6図の各スペクトル
線の周波数を略中心にしており、各振幅は第6図
の対応するスペクトル線の振幅に等しい。尚、各
周波数成分のサイドローブ(高調波成分)は無視
し得る程度に小さいので、第8図では省略してあ
る。4項のブラツクマン・ハリスの窓関数が選択
された理由は、その関数のサイドロープが低く、
且つ利用が容易な為である。しかし、この窓関数
はその他の汎用窓関数よりも幾らか大きなメイン
ローブを有している。両側の隣合うメインローブ
からの干渉を避ける為に、入力試験信号の周波数
は、(m/M)fs、(ここで、m=1,2,…,
M)の周波数から一方向へ少なくとも(1/4M)
fsだけ離れなければならず、且つ(m/M)fsの
周波数から逆方向へは少なくとも(3/4M)fsだ
け離れなければならない。従つて、少なくとも
16M個のデータ点が必要になる。第9図には、窓
関数で処理され、且つフーリエ変換されたデータ
列の各データ要素の絶対値が太い実線で表示され
ている。この実線は破線で示された複数の関数の
総和になつている。
第2図のデジタイザ・システム10によつて作
成される波形データ列は入力波形g(t)を表す
16M個の要素を含んでいるので、入力信号の周波
数スペクトルを表す16M個の要素が、波形データ
列をブラツクマン・ハリスの窓関数で重み付けし
て、離散的フーリエ変換することにより得られ
る。M=6の場合、このデータ列は16×6=96個
の複素数から成り、これらの各複素数は、別々の
値G(f)、(但し、f=0、fs/96、2fs/96、…、
95fs/96)を夫々表している。この96個の複素数
のデータ列の4番目の値は、G(4fs/96)=G(f0)
を表し、wsA(0)に等しい。同様に、このデー
タ列の(16k+4)番目の値はG(4fs/96)を表
し、wsA(k)に等しい。従つて、M個の要素のデ
ータ列ws[A(m)、m=0,1,…,M−1]を
96個の要素の周波数スペクトルのデータ列から抜
き取る為には、周波数スペクトルのデータ列の4
番目から16番目毎に順次データ要素を選択すれば
良い。その後、上述のように各要素wsA(m)の
位相角を求めることにより、タイミング誤差のデ
ータ列[rnT、m=0、1、…、M−1]が得ら
れる。
成される波形データ列は入力波形g(t)を表す
16M個の要素を含んでいるので、入力信号の周波
数スペクトルを表す16M個の要素が、波形データ
列をブラツクマン・ハリスの窓関数で重み付けし
て、離散的フーリエ変換することにより得られ
る。M=6の場合、このデータ列は16×6=96個
の複素数から成り、これらの各複素数は、別々の
値G(f)、(但し、f=0、fs/96、2fs/96、…、
95fs/96)を夫々表している。この96個の複素数
のデータ列の4番目の値は、G(4fs/96)=G(f0)
を表し、wsA(0)に等しい。同様に、このデー
タ列の(16k+4)番目の値はG(4fs/96)を表
し、wsA(k)に等しい。従つて、M個の要素のデ
ータ列ws[A(m)、m=0,1,…,M−1]を
96個の要素の周波数スペクトルのデータ列から抜
き取る為には、周波数スペクトルのデータ列の4
番目から16番目毎に順次データ要素を選択すれば
良い。その後、上述のように各要素wsA(m)の
位相角を求めることにより、タイミング誤差のデ
ータ列[rnT、m=0、1、…、M−1]が得ら
れる。
波形データ列が窓関数で処理されない場合に
は、第8図に示した各メインローブの両側に存在
しているサイドローブの成分が無視出来なくな
り、得られるA(k)の値に悪影響を及ぼし、算出さ
れるrnTの値の精度も低下する。窓関数を選択す
ることにより、第8図に示されているメインロー
ブの重なる点をメインローブの振幅の50%より大
きく、或いは小さくすることが出来る。しかし、
この重なる点を50%より大きくすると、メインロ
ーブのピーク値に対応するG(f)のデータ値及びA
(k)を表すデータ値は、両側の隣合うメインローブ
から更に大きな影響を受ける。また、この重なり
点を50%より小さくすると、スペクトル分解能が
低下する。
は、第8図に示した各メインローブの両側に存在
しているサイドローブの成分が無視出来なくな
り、得られるA(k)の値に悪影響を及ぼし、算出さ
れるrnTの値の精度も低下する。窓関数を選択す
ることにより、第8図に示されているメインロー
ブの重なる点をメインローブの振幅の50%より大
きく、或いは小さくすることが出来る。しかし、
この重なる点を50%より大きくすると、メインロ
ーブのピーク値に対応するG(f)のデータ値及びA
(k)を表すデータ値は、両側の隣合うメインローブ
から更に大きな影響を受ける。また、この重なり
点を50%より小さくすると、スペクトル分解能が
低下する。
試験信号の周波数f0は、所謂エイリアシング現
象の発生を防ぐ為にサンプリング周波数fsの1/2
を超えてはならない。更に、重み付け及びフーリ
エ変換をしたデータ列G(f)のデータ点に対応する
周波数上に、スペクトルのピークを夫々均等間隔
に確実に分布させる為に、f0は次の関係を満足す
るように選択しなければならない。
象の発生を防ぐ為にサンプリング周波数fsの1/2
を超えてはならない。更に、重み付け及びフーリ
エ変換をしたデータ列G(f)のデータ点に対応する
周波数上に、スペクトルのピークを夫々均等間隔
に確実に分布させる為に、f0は次の関係を満足す
るように選択しなければならない。
f0=(fs/n)−fs/4M
(但し、n=1、2、3、…) (13)
第9図の例では、n=12、M=6なのでf0=
fs/24になる。しかし、タイミング誤差rnTは、
位相角(2πrnf0/fs)から算出されるので、この
位相角の測定分解能を最大にする為には、f0を出
来るだけ高くして位相角もなるべく大きくするこ
とが望ましい。この為に、nの値を出来るだけ小
さい値に選択する必要がある。n=1ならば、
(13)式からf0=23fs/24となる。しかし、エイリ
アシングを避ける為には、f0はfs/2を超えては
ならない。n=2を選択すれば、(13)式からf0
=11fs/24になるので、f0はfs/2より低くなる。
従つて、(13)式に於いてn=2になるようにサ
イン波信号の周波数f0を選択すれば、タイミング
誤差rnTの測定分解能は最高になる。
fs/24になる。しかし、タイミング誤差rnTは、
位相角(2πrnf0/fs)から算出されるので、この
位相角の測定分解能を最大にする為には、f0を出
来るだけ高くして位相角もなるべく大きくするこ
とが望ましい。この為に、nの値を出来るだけ小
さい値に選択する必要がある。n=1ならば、
(13)式からf0=23fs/24となる。しかし、エイリ
アシングを避ける為には、f0はfs/2を超えては
ならない。n=2を選択すれば、(13)式からf0
=11fs/24になるので、f0はfs/2より低くなる。
従つて、(13)式に於いてn=2になるようにサ
イン波信号の周波数f0を選択すれば、タイミング
誤差rnTの測定分解能は最高になる。
第9図は、M=6のデジタイザ・アレイが、周
波数f0=11fs/24のサイン波入力信号を取り込ん
だ時のデータ列を窓関数で重み付けしてフーリエ
変換した場合の周波数スペクトルを示している。
この周波数スペクトルのグラフは第8図に類似し
ているが、10fs/24だけ左にシフトしている。第
8図の周波数スペクトルの場合のように、データ
列wsA(m)を得るには第4番目の周波数スペク
トルのデータ列要素から始めて16番目毎に順次抽
出すれば良い。しかし、その結果得られるデータ
列はws[A(4)、A(5)、A(0)、A(1)、A(2)、A
(3)]となるので、wsA(m)、(但し、m=0〜
5)のデータ列を得るには並べ換えなければなら
ない。
波数f0=11fs/24のサイン波入力信号を取り込ん
だ時のデータ列を窓関数で重み付けしてフーリエ
変換した場合の周波数スペクトルを示している。
この周波数スペクトルのグラフは第8図に類似し
ているが、10fs/24だけ左にシフトしている。第
8図の周波数スペクトルの場合のように、データ
列wsA(m)を得るには第4番目の周波数スペク
トルのデータ列要素から始めて16番目毎に順次抽
出すれば良い。しかし、その結果得られるデータ
列はws[A(4)、A(5)、A(0)、A(1)、A(2)、A
(3)]となるので、wsA(m)、(但し、m=0〜
5)のデータ列を得るには並べ換えなければなら
ない。
第1図は、第2図のデジタイザ・システム10
の可調整遅延回路28の測定及び調整をする際
に、コンピユータ22が実行するプログラムの流
れ図である。開始後先ず、ステツプ40では、第
2図の遅延回路28の遅延時間は、最小値及び最
大値の間の中央値に設定される。次のステツプ4
2では、デジタイザ・システム10への入力信号
としてサイン波発生器19からサイン波出力が供
給されるようにスイツチ17が設定される。各デ
ジタイザ12は入力信号の16個のサンプルをデジ
タイズするように設定されており、ステツプ44
で、各デジタイザのデータ取り込みが開始され
る。デジタイザ12は各々16個のデータ値から成
るデータ列を取り込みメモリ18に記憶後、ステ
ツプ46では、コンピユータ22が取り込みメモ
リ18内のデータ列を読出し、16M個(16×6=
96個)の要素から成る単一の波形データ列をイン
タリーブ方式で作成して別のメモリに記憶する。
次にステツプ48では、4項のブラツクマン・ハ
リスの窓関数によりこの波形データ列が重み付け
処理される。ステツプ50では、この重み付け処
理されたデータ列の離散的フーリエ変換が計算さ
れ、第1データ列が作成される。次のステツプ5
2では、M個の要素から成る第2のデータ列を作
成する為に、第1のデータ列の最初から4番目の
要素から順次16番目毎にデータ要素が抽出され
る。その後、ステツプ54では、第2データ列の
逆離散的フーリエ変換を計算することによりM個
の複素数から成る第3データ列が作成される。次
のステツプ56では、この第3のデータ列の各要
素をk=0に対応する要素、即ちデジタイザ0の
差を計算する為の位相角を有する要素を基準にし
て正規化する。その後、ステツプ58で、第3デ
ータ列の各要素の位相角が計算される。この第3
データ列の各要素の位相角を入力サイン波信号の
各周波数で除算し、M個の可調整遅延回路28の
時間遅延誤差の値を求める。最後にステツプ62
で、コンピユータ22はこれらの時間遅延誤差の
値に従つて、各可調整遅延回路28の遅延時間を
調整する。ステツプ56の正規化の手順は省略し
得ることに留意すべきである。しかし、この正規
化のステツプにより、デジタイザ0に関連してい
る可調整遅延回路28を調整する必要がなくなる
のである。
の可調整遅延回路28の測定及び調整をする際
に、コンピユータ22が実行するプログラムの流
れ図である。開始後先ず、ステツプ40では、第
2図の遅延回路28の遅延時間は、最小値及び最
大値の間の中央値に設定される。次のステツプ4
2では、デジタイザ・システム10への入力信号
としてサイン波発生器19からサイン波出力が供
給されるようにスイツチ17が設定される。各デ
ジタイザ12は入力信号の16個のサンプルをデジ
タイズするように設定されており、ステツプ44
で、各デジタイザのデータ取り込みが開始され
る。デジタイザ12は各々16個のデータ値から成
るデータ列を取り込みメモリ18に記憶後、ステ
ツプ46では、コンピユータ22が取り込みメモ
リ18内のデータ列を読出し、16M個(16×6=
96個)の要素から成る単一の波形データ列をイン
タリーブ方式で作成して別のメモリに記憶する。
次にステツプ48では、4項のブラツクマン・ハ
リスの窓関数によりこの波形データ列が重み付け
処理される。ステツプ50では、この重み付け処
理されたデータ列の離散的フーリエ変換が計算さ
れ、第1データ列が作成される。次のステツプ5
2では、M個の要素から成る第2のデータ列を作
成する為に、第1のデータ列の最初から4番目の
要素から順次16番目毎にデータ要素が抽出され
る。その後、ステツプ54では、第2データ列の
逆離散的フーリエ変換を計算することによりM個
の複素数から成る第3データ列が作成される。次
のステツプ56では、この第3のデータ列の各要
素をk=0に対応する要素、即ちデジタイザ0の
差を計算する為の位相角を有する要素を基準にし
て正規化する。その後、ステツプ58で、第3デ
ータ列の各要素の位相角が計算される。この第3
データ列の各要素の位相角を入力サイン波信号の
各周波数で除算し、M個の可調整遅延回路28の
時間遅延誤差の値を求める。最後にステツプ62
で、コンピユータ22はこれらの時間遅延誤差の
値に従つて、各可調整遅延回路28の遅延時間を
調整する。ステツプ56の正規化の手順は省略し
得ることに留意すべきである。しかし、この正規
化のステツプにより、デジタイザ0に関連してい
る可調整遅延回路28を調整する必要がなくなる
のである。
以上本発明の好適実施例について説明したが、
本発明はここに説明した実施例のみに限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱する事なく必
要に応じて種々の変形及び変更を実施し得る事は
当業者には明らかである。
本発明はここに説明した実施例のみに限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱する事なく必
要に応じて種々の変形及び変更を実施し得る事は
当業者には明らかである。
[発明の効果]
本発明の波形デジタイザ装置のタイミング誤差
測定方法によれば、M個のデジタイザに測定入力
信号の代わりに既知の周波数のサイン波信号を入
力し、得られた波形データ列を窓関数による重み
付け及びフーリエ変換処理等の処理をコンピユー
タにより行い、各デジタイザのサンプリングのタ
イミング誤差を正確に測定し得る。また、本発明
の自己校正型波形デジタイザ装置によれば、M個
のデジタイザの各タイミング誤差情報に応じて各
デジタイザに入力するクロツク信号の遅延時間を
調整することにより、各デジタイザのサンプリン
グ時点を正確に校正し得るので、測定信号を常に
正確にデジタイズし得る。
測定方法によれば、M個のデジタイザに測定入力
信号の代わりに既知の周波数のサイン波信号を入
力し、得られた波形データ列を窓関数による重み
付け及びフーリエ変換処理等の処理をコンピユー
タにより行い、各デジタイザのサンプリングのタ
イミング誤差を正確に測定し得る。また、本発明
の自己校正型波形デジタイザ装置によれば、M個
のデジタイザの各タイミング誤差情報に応じて各
デジタイザに入力するクロツク信号の遅延時間を
調整することにより、各デジタイザのサンプリン
グ時点を正確に校正し得るので、測定信号を常に
正確にデジタイズし得る。
第1図は、本発明の波形デジタイザ装置のタイ
ミング誤差測定方法の手順を示す流れ図、第2図
は、本発明の自己校正型波形デジタイザ装置の1
実施例を示すブロツク図、第3図は、第2図のデ
ジタイザ装置にサイン波信号を入力した場合のサ
ンプリングのタイミングを時間領域表示で示した
図、第4図は、サイン波信号の周波数スペクトル
のグラフ、第5図は、サイン波信号を均等にデジ
タイズした際に得られる無限データ列の周波数ス
ペクトルのグラフ、第6図は、サイン波信号を不
均等にデジタイズした際に得られる無限データ列
の周波数スペクトルのグラフ、第7図は、矩形波
関数の周波数スペクトルのグラフ、第8図及び第
9図は、サイン波信号を一部分不均等にデジタイ
ズして窓関数で重み付けして得られたデータ列の
周波数スペクトルを表すグラフである。 12:M個のデジタイザのアレイ、15:クロ
ツク信号発生器、19:サイン波発生器、22:
コンピユータ、28:可調整遅延回路。
ミング誤差測定方法の手順を示す流れ図、第2図
は、本発明の自己校正型波形デジタイザ装置の1
実施例を示すブロツク図、第3図は、第2図のデ
ジタイザ装置にサイン波信号を入力した場合のサ
ンプリングのタイミングを時間領域表示で示した
図、第4図は、サイン波信号の周波数スペクトル
のグラフ、第5図は、サイン波信号を均等にデジ
タイズした際に得られる無限データ列の周波数ス
ペクトルのグラフ、第6図は、サイン波信号を不
均等にデジタイズした際に得られる無限データ列
の周波数スペクトルのグラフ、第7図は、矩形波
関数の周波数スペクトルのグラフ、第8図及び第
9図は、サイン波信号を一部分不均等にデジタイ
ズして窓関数で重み付けして得られたデータ列の
周波数スペクトルを表すグラフである。 12:M個のデジタイザのアレイ、15:クロ
ツク信号発生器、19:サイン波発生器、22:
コンピユータ、28:可調整遅延回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 既知の周波数のクロツク信号に応じて入力信
号の瞬時値を表す別々の波形データ列を発生する
M個(Mは2以上の整数)のデジタイザから成る
デジタイザ・アレイと、上記M個の各デジタイザ
に入力する上記クロツク信号の伝播を上記各デジ
タイザに応じて別々に遅延させる手段とを有する
波形デジタイザ装置のタイミング誤差測定方法で
あつて、 上記M個の各デジタイザに既知の周波数のサイ
ン波信号を入力して上記M個のデジタイザに夫々
別々のM個の波形データ列を作成させ、 該別々のM個の波形データ列を組み合わせて上
記サイン波信号を表す単一の波形データ列を作成
し、 該単一の波形データ列の周波数スペクトルを表
す複素数の第1データ列を作成し、 該第1データ列の極大値を表すM個の要素を抽
出してM個の複素数から成る第2データ列を作成
し、 該第2データ列の逆離散的フーリエ変換を表す
M個の複素数の第3データ列を作成し、 上記M個のデジタイザに夫々対応し、上記第3
データ列の要素の位相角を表すM個の値を求める
ことにより、上記M個のデジタイザのサンプリン
グのタイミング誤差を夫々測定することを特徴と
する波形デジタイザ装置のタイミング誤差測定方
法。 2 上記単一の波形データ列を作成後、上記第1
データ列の作成以前に、上記単一の波形データ列
を窓関数を用いて重み付けし、 上記サイン波信号の周波数f0は、 f0=(fs/n)−(fs/4M) (nは2以上の整数、fsは上記クロツク信号の周
波数) の関係を満足することを特徴とする請求項1記載
の波形デジタイザ装置のタイミング誤差測定方
法。 3 既知の周波数のクロツク信号に応じて入力信
号の瞬時値を表す別々の波形データ列を発生する
M個(Mは2以上の整数)のデジタイザから成る
デジタイザ・アレイと、 上記M個の各デジタイザに入力する上記クロツ
ク信号の伝播を上記各デジタイザに応じて別々に
遅延させる可調整遅延手段と、 上記M個のデジタイザに入力する既知の周波数
のサイン波信号を発生する手段と、 上記M個のデジタイザが作成したM個のデータ
列を組み立てて上記サイン波信号を表す単一の波
形データ列を作成する手段と、 上記単一の波形データ列の周波数スペクトルを
表す複素数の第1データ列を作成する手段と、 該第1データ列の極大値を表すM個の要素を抽
出してM個の複素数から成る第2データ列を作成
する手段と、 上記第2データ列の逆離散的フーリエ変換を表
すM個の複素数の第3データ列を作成する手段
と、 上記M個のデジタイザに夫々対応し、上記第3
データ列の要素の位相角を表すM個の値を求める
ことにより、上記M個のデジタイザのサンプリン
グのタイミング誤差を夫々測定する手段と、 上記M個のデジタイザのタイミング誤差に応じ
て上記可調整遅延手段の遅延時間を夫々調整する
手段とを具えることを特徴とする自己校正型波形
デジタイザ装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/071,671 US4763105A (en) | 1987-07-08 | 1987-07-08 | Interleaved digitizer array with calibrated sample timing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6435621A JPS6435621A (en) | 1989-02-06 |
JPH0447330B2 true JPH0447330B2 (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=22102838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63170009A Granted JPS6435621A (en) | 1987-07-08 | 1988-07-07 | Timing error measurement of waveform digitizer and self-calibration type waveform digitizer |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4763105A (ja) |
EP (1) | EP0298618B1 (ja) |
JP (1) | JPS6435621A (ja) |
DE (1) | DE3885166T2 (ja) |
Families Citing this family (92)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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FR2893201A1 (fr) * | 1988-08-23 | 2007-05-11 | Dassault Electronique | Dispositif d'acquisition rapide de signaux electriques. |
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US5194761A (en) * | 1989-06-26 | 1993-03-16 | Dallas Semiconductor Corp. | Waveshaping subsystem using converter and delay lines |
WO1991000648A1 (en) * | 1989-06-26 | 1991-01-10 | Dallas Semiconductor Corporation | Waveshaping subsystem using converter and delay lines |
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KR930004772Y1 (ko) * | 1991-05-13 | 1993-07-23 | 금성일렉트론 주식회사 | 아날로그/디지탈 변환기의 테스트장치 |
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