JPH044729B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH044729B2 JPH044729B2 JP60100541A JP10054185A JPH044729B2 JP H044729 B2 JPH044729 B2 JP H044729B2 JP 60100541 A JP60100541 A JP 60100541A JP 10054185 A JP10054185 A JP 10054185A JP H044729 B2 JPH044729 B2 JP H044729B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- coil group
- electrical device
- insulating gas
- electrical equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 2
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 9
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 8
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はガス絶縁電気機器、特に、コイル
群、静電板および鉄心を備えてなる電気機器本体
を絶縁性ガスを充填した電気機器容槽に収納して
構成されているガス絶縁変圧器のようなガス絶縁
電気機器に関するものである。
群、静電板および鉄心を備えてなる電気機器本体
を絶縁性ガスを充填した電気機器容槽に収納して
構成されているガス絶縁変圧器のようなガス絶縁
電気機器に関するものである。
従来のこの種の装置を、外鉄形ガス絶縁変圧器
を例にとつて示すと第４図のとおりである。
を例にとつて示すと第４図のとおりである。
図において、静電板１が鉄心４に巻装された高
圧コイル群２および低圧コイル群３の側端に配置
され、これらで電気機器本体５を構成すると共
に、このような電気機器本体５が、電気機器本体
５を絶縁するための絶縁性ガス６を満たした電気
機器の容槽７に収納されている。
圧コイル群２および低圧コイル群３の側端に配置
され、これらで電気機器本体５を構成すると共
に、このような電気機器本体５が、電気機器本体
５を絶縁するための絶縁性ガス６を満たした電気
機器の容槽７に収納されている。
ここで、一般に誘電率の異なる誘電体が配置さ
れたときの電位分布は次のようになる。
れたときの電位分布は次のようになる。
すなわち、第６図は、第５図に示した電極１１
の間に誘電率の異なる誘電体１２，１３を挿入し
て端子１４に電圧Ｖを与えたときの電位分布を示
すものであつて、第５図の誘電体１２の誘電率ε1
が誘電体１３の誘電率ε2より大きい場合（ε1＞
ε2）の電位分布を第６図の点線１６で示してお
り、また、誘電体１２，１３の誘電率が等しい
（ε1＝ε2）ときの電位分布を実線１５で示してい
る。図中のl1，l2，l3は誘電体１２，１３の幅で、
実線１５の誘電体１２，１３の境界の電位をV1，
V2、点線１６の境界の電位をV1，V4とすると、
ε1＝ε2のときは、誘電体１３で分担する電圧はV2
−V1となり、また、ε1＞ε2のときは、誘電体１３
で分担する電圧はV4−V3となり、V4−V3の方、
すなわちε1＜ε2の方がV2−V1すなわちε1＝ε2の方
より大きな値になるので、誘電率の低い誘電体は
電圧分担が大きくなり、電界も強くなる。
の間に誘電率の異なる誘電体１２，１３を挿入し
て端子１４に電圧Ｖを与えたときの電位分布を示
すものであつて、第５図の誘電体１２の誘電率ε1
が誘電体１３の誘電率ε2より大きい場合（ε1＞
ε2）の電位分布を第６図の点線１６で示してお
り、また、誘電体１２，１３の誘電率が等しい
（ε1＝ε2）ときの電位分布を実線１５で示してい
る。図中のl1，l2，l3は誘電体１２，１３の幅で、
実線１５の誘電体１２，１３の境界の電位をV1，
V2、点線１６の境界の電位をV1，V4とすると、
ε1＝ε2のときは、誘電体１３で分担する電圧はV2
−V1となり、また、ε1＞ε2のときは、誘電体１３
で分担する電圧はV4−V3となり、V4−V3の方、
すなわちε1＜ε2の方がV2−V1すなわちε1＝ε2の方
より大きな値になるので、誘電率の低い誘電体は
電圧分担が大きくなり、電界も強くなる。
第７図は従来の電気機器における高圧コイル群
２と低圧コイル群３との部分拡大図であつて、２
１はワツシヤ、２２はスペーサ、２３は微小ギヤ
ツプを示している。また、微小ギヤツプ２３は、
工作上等の点から避けられないものであり、その
内部に周囲の絶縁性ガス６が入り込んでいる。こ
こで、ワツシヤ２１、スペーサ２２は比誘電率が
約２〜６程度であり、微小ギヤツプ２３は比誘電
率が１であるので、上記の説明から、誘電率の低
い微小ギヤツプ２３に電界が集中する。従つて、
コロナを発生させないようにするためには、静電
板１と低圧コイル群３との絶縁距離を長くしなけ
ればならないという問題点があつた。
２と低圧コイル群３との部分拡大図であつて、２
１はワツシヤ、２２はスペーサ、２３は微小ギヤ
ツプを示している。また、微小ギヤツプ２３は、
工作上等の点から避けられないものであり、その
内部に周囲の絶縁性ガス６が入り込んでいる。こ
こで、ワツシヤ２１、スペーサ２２は比誘電率が
約２〜６程度であり、微小ギヤツプ２３は比誘電
率が１であるので、上記の説明から、誘電率の低
い微小ギヤツプ２３に電界が集中する。従つて、
コロナを発生させないようにするためには、静電
板１と低圧コイル群３との絶縁距離を長くしなけ
ればならないという問題点があつた。
この発明は、上記のような問題点を解決するた
めになされたものであつて、静電板とコイルとの
間の絶縁距離を短くしてガス絶縁電気機器をコン
パクト化することを目的とする。
めになされたものであつて、静電板とコイルとの
間の絶縁距離を短くしてガス絶縁電気機器をコン
パクト化することを目的とする。
この発明に係るガス絶縁電気機器は、そのコイ
ル群間に、コイル群間を構成する絶縁物より誘電
率の小さな絶縁性ガスを封入した中空バツグを配
置して構成している。
ル群間に、コイル群間を構成する絶縁物より誘電
率の小さな絶縁性ガスを封入した中空バツグを配
置して構成している。
この発明は、上記のように構成されているの
で、中空バツグ中の絶縁性ガスによる電圧分担が
高くなり、従つて、微小ギヤツプ等における電界
が弱くなつて、その結果、コイル群間の絶縁距離
も小さくすることができる。
で、中空バツグ中の絶縁性ガスによる電圧分担が
高くなり、従つて、微小ギヤツプ等における電界
が弱くなつて、その結果、コイル群間の絶縁距離
も小さくすることができる。
以下、この発明をその一実施例を示す図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第１図はこの発明の一実施例の正面断面図、第
２図は第１図の側面断面図であり、第３図はこの
発明の高圧コイル群と低圧コイル群とにおける部
分拡大図である。
２図は第１図の側面断面図であり、第３図はこの
発明の高圧コイル群と低圧コイル群とにおける部
分拡大図である。
図において、静電板１、高圧コイル群２、低圧
コイル群３、鉄心４、絶縁性ガス６、容槽７、ワ
ツシヤ２１、スペーサ２２および微小ギヤツプ２
３は第４図および第７図に示した従来の装置にお
けるものと同一のものであり、符号３１は絶縁性
ガス６を封入した中空バツグである。絶縁性ガス
６は比誘電率が１で、ワツシヤ２１、スペーサ２
２は比誘電率は約２〜６程度であるので、上記の
説明のとおり、中空バツグ３１のガスの部分での
電圧分担が増すために、静電板１付近の電界が弱
くなる。従つて、静電板１とスペーサ２２とで生
じる微小ギヤツプ２３部分の電界も弱くなる。そ
の結果、絶縁性ガスを封入した中空バツグ３１を
配置した場合の静電板１とスペーサ２２で生じる
微小ギヤツプ２３の電界が、中空バツグ３１を配
置しない場合に比べて弱くなるので、中空バツグ
３１を配置したときには高圧コイル群２と低圧コ
イル群３との間の絶縁距離を縮小することができ
る。
コイル群３、鉄心４、絶縁性ガス６、容槽７、ワ
ツシヤ２１、スペーサ２２および微小ギヤツプ２
３は第４図および第７図に示した従来の装置にお
けるものと同一のものであり、符号３１は絶縁性
ガス６を封入した中空バツグである。絶縁性ガス
６は比誘電率が１で、ワツシヤ２１、スペーサ２
２は比誘電率は約２〜６程度であるので、上記の
説明のとおり、中空バツグ３１のガスの部分での
電圧分担が増すために、静電板１付近の電界が弱
くなる。従つて、静電板１とスペーサ２２とで生
じる微小ギヤツプ２３部分の電界も弱くなる。そ
の結果、絶縁性ガスを封入した中空バツグ３１を
配置した場合の静電板１とスペーサ２２で生じる
微小ギヤツプ２３の電界が、中空バツグ３１を配
置しない場合に比べて弱くなるので、中空バツグ
３１を配置したときには高圧コイル群２と低圧コ
イル群３との間の絶縁距離を縮小することができ
る。
ここで、両コイル群２，３間に介在された微小
ギヤツプ２３の電界を弱くするためには、誘電率
の小さい部材を両コイル群２，３間に介在させれ
ばよく、また誘電率の小さいものとしては、微小
ギヤツプ２３と同様の誘電率を持つ絶縁性ガス６
を用いるのが簡単である。そして、絶縁性ガス６
を両コイル群２，３間に留どめ、スペーサとして
の役割を果たさせる必要がある。これらの点か
ら、上記実施例では中空バツグ３１に絶縁性ガス
６を封入したものを使用している。
ギヤツプ２３の電界を弱くするためには、誘電率
の小さい部材を両コイル群２，３間に介在させれ
ばよく、また誘電率の小さいものとしては、微小
ギヤツプ２３と同様の誘電率を持つ絶縁性ガス６
を用いるのが簡単である。そして、絶縁性ガス６
を両コイル群２，３間に留どめ、スペーサとして
の役割を果たさせる必要がある。これらの点か
ら、上記実施例では中空バツグ３１に絶縁性ガス
６を封入したものを使用している。
なお、上記実施例では外鉄形ガス絶縁変圧器に
ついて説明したが、これに限らず、この発明はリ
アクトルあるいは内鉄形変圧器やその他の蒸発冷
却式のガス絶縁電気機器等に適用することもでき
ることはいうまでもない。
ついて説明したが、これに限らず、この発明はリ
アクトルあるいは内鉄形変圧器やその他の蒸発冷
却式のガス絶縁電気機器等に適用することもでき
ることはいうまでもない。
この発明は、上記のように、ガス絶縁電気機器
のコイル群間に、コイル群間を構成する絶縁物よ
りも誘電率の小さい絶縁性ガスを封入した中空バ
ツグを配置したので、中空バツグ中の絶縁性ガス
に多くの電圧分担をさせることができ、その結
果、その他の部分の電界が下がり、従つて、コイ
ル群間の絶縁距離を縮小化することができ、ひい
てはガス絶縁電気機器のコンパクト化を図れると
いう効果を有している。また、絶縁性ガスを封入
した中空バツグを用いたので、微小ギヤツプの電
界をより簡単で確実に緩和することができ、加え
て全体の軽量化を図ることができるなどの効果も
有している。
のコイル群間に、コイル群間を構成する絶縁物よ
りも誘電率の小さい絶縁性ガスを封入した中空バ
ツグを配置したので、中空バツグ中の絶縁性ガス
に多くの電圧分担をさせることができ、その結
果、その他の部分の電界が下がり、従つて、コイ
ル群間の絶縁距離を縮小化することができ、ひい
てはガス絶縁電気機器のコンパクト化を図れると
いう効果を有している。また、絶縁性ガスを封入
した中空バツグを用いたので、微小ギヤツプの電
界をより簡単で確実に緩和することができ、加え
て全体の軽量化を図ることができるなどの効果も
有している。
第１図はこの発明の一実施例の正面断面図、第
２図は第１図の側面断面図、第３図は第１図の部
分拡大図、第４図は従来のガス絶縁電気機器の正
面断面図、第５図は誘電率の異なる誘電体を配置
した場合の説明図、第６図は第５図に示すものと
同一誘電率の誘電体の場合との電位分布図、第７
図は第４図の部分拡大図である。 １……静電板、２……高圧コイル群、３……低
圧コイル群、４……鉄心、６……絶縁性ガス、７
……容槽、２１……ワツシヤ、２２……スペー
サ、２３……微小ギヤツプ、３１……中空バツ
グ。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を
示す。
２図は第１図の側面断面図、第３図は第１図の部
分拡大図、第４図は従来のガス絶縁電気機器の正
面断面図、第５図は誘電率の異なる誘電体を配置
した場合の説明図、第６図は第５図に示すものと
同一誘電率の誘電体の場合との電位分布図、第７
図は第４図の部分拡大図である。 １……静電板、２……高圧コイル群、３……低
圧コイル群、４……鉄心、６……絶縁性ガス、７
……容槽、２１……ワツシヤ、２２……スペー
サ、２３……微小ギヤツプ、３１……中空バツ
グ。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を
示す。
Claims (1)
- １ コイル群、静電板および鉄心を備えた電気機
器本体と、絶縁性ガスが充填されていると共に上
記電気機器本体が収納されている電気機器容槽と
を備えるガス絶縁電気機器において、コイル群間
に、コイル群間を構成する絶縁物より誘電率の小
さな絶縁性ガスを封入した中空バツグを備えてい
ることを特徴とするガス絶縁電気機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10054185A JPS61259513A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | ガス絶縁電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10054185A JPS61259513A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | ガス絶縁電気機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61259513A JPS61259513A (ja) | 1986-11-17 |
| JPH044729B2 true JPH044729B2 (ja) | 1992-01-29 |
Family
ID=14276810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10054185A Granted JPS61259513A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | ガス絶縁電気機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61259513A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5878408A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-12 | Hitachi Ltd | 変圧器 |
| JPS58165309A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-30 | Hitachi Ltd | ガス絶縁変圧器の絶縁構造 |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP10054185A patent/JPS61259513A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5878408A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-12 | Hitachi Ltd | 変圧器 |
| JPS58165309A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-30 | Hitachi Ltd | ガス絶縁変圧器の絶縁構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61259513A (ja) | 1986-11-17 |
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