JP2540132Y2 - ガス絶縁電気機器の巻線構造 - Google Patents
ガス絶縁電気機器の巻線構造Info
- Publication number
- JP2540132Y2 JP2540132Y2 JP4844691U JP4844691U JP2540132Y2 JP 2540132 Y2 JP2540132 Y2 JP 2540132Y2 JP 4844691 U JP4844691 U JP 4844691U JP 4844691 U JP4844691 U JP 4844691U JP 2540132 Y2 JP2540132 Y2 JP 2540132Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low
- voltage winding
- gas
- winding
- retainer
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス絶縁変流器および
ガス絶縁変圧器等のガス絶縁電気機器に係り、特に高圧
巻線と低圧巻線間の耐電圧特性の向上に関するものであ
る。
ガス絶縁変圧器等のガス絶縁電気機器に係り、特に高圧
巻線と低圧巻線間の耐電圧特性の向上に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のガス絶縁電気機器の巻線構造を図
４を用いて説明する。鉄心１０の一部分に対地絶縁１３
により鉄心１０と絶縁された低圧巻線４と、この低圧巻
線４の外側に同軸状に高圧側電界緩和シールド６を備え
た高圧巻線５が、それぞれの両端に巻線と同軸状に配置
された絶縁性の低圧巻線押え１１および絶縁性の高圧巻
線押え８により接地側シールド７の間に固定されてい
る。高圧巻線５と低圧巻線４との間は、ガス絶縁特性か
ら絶縁性ガス１２のみのガス空間となっている。
４を用いて説明する。鉄心１０の一部分に対地絶縁１３
により鉄心１０と絶縁された低圧巻線４と、この低圧巻
線４の外側に同軸状に高圧側電界緩和シールド６を備え
た高圧巻線５が、それぞれの両端に巻線と同軸状に配置
された絶縁性の低圧巻線押え１１および絶縁性の高圧巻
線押え８により接地側シールド７の間に固定されてい
る。高圧巻線５と低圧巻線４との間は、ガス絶縁特性か
ら絶縁性ガス１２のみのガス空間となっている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような構成においては図４の等電位線９が示す如く低圧
巻線４の両端部１４に電界が集中し、低圧巻線４と高圧
巻線５の間の、絶縁破壊電圧値が低くなる問題があっ
た。そこで、本考案は低圧巻線４の端部１４の電界集中
を緩和することを目的とするものである。
ような構成においては図４の等電位線９が示す如く低圧
巻線４の両端部１４に電界が集中し、低圧巻線４と高圧
巻線５の間の、絶縁破壊電圧値が低くなる問題があっ
た。そこで、本考案は低圧巻線４の端部１４の電界集中
を緩和することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案においては、上記
目的を達成するために、低圧巻線押えの外周を導電性板
材で、または低圧巻線押え全体を導電性の非磁性体材料
で、電気的に一周閉じない様に構成することにより、電
界緩和シールド機能を有する低圧巻線にするものであ
る。
目的を達成するために、低圧巻線押えの外周を導電性板
材で、または低圧巻線押え全体を導電性の非磁性体材料
で、電気的に一周閉じない様に構成することにより、電
界緩和シールド機能を有する低圧巻線にするものであ
る。
【０００５】
【作用】本考案の電界緩和シールド機能を有する低圧巻
線押えを低圧巻線４の両端に配置することにより、図１
の等電位線９が示す如く低圧巻線４の端部１４の電界集
中が緩和される。
線押えを低圧巻線４の両端に配置することにより、図１
の等電位線９が示す如く低圧巻線４の端部１４の電界集
中が緩和される。
【０００６】
【実施例】本考案の実施例を図１から図３に基づいて説
明する。図１は低圧巻線４の両端に絶縁物１５と、本考
案による電界緩和シールド機能を有する低圧巻線押え１
を配置した電気機器の巻線構造を表す。この構造におけ
る等電位線９が示す如く低圧巻線４の端部１４の電界集
中は緩和されている。
明する。図１は低圧巻線４の両端に絶縁物１５と、本考
案による電界緩和シールド機能を有する低圧巻線押え１
を配置した電気機器の巻線構造を表す。この構造におけ
る等電位線９が示す如く低圧巻線４の端部１４の電界集
中は緩和されている。
【０００７】図２（ａ）と図２（ｂ）は本考案の第１の
実施例による電界緩和シールド機能を有する低圧巻線押
え１の構造を表す。低圧巻線押え１は円筒状の絶縁物に
よる低圧巻線押え２ｂの外周に導電性板材２ａに電気的
に１周閉じない様に切欠き部２ｃを設けて巻き、リード
線２ｄにより接地する構造となっている。この構造によ
れば、従来と同じ低圧巻線押え２ｂの外周に導電性板材
２ａを巻くという簡単な手法により目的を達成すること
ができるため、低圧巻線押えとして必要な機械的強度を
損うことなく、安価な電界緩和シールド機能を有する低
圧巻線押えを得ることができる。
実施例による電界緩和シールド機能を有する低圧巻線押
え１の構造を表す。低圧巻線押え１は円筒状の絶縁物に
よる低圧巻線押え２ｂの外周に導電性板材２ａに電気的
に１周閉じない様に切欠き部２ｃを設けて巻き、リード
線２ｄにより接地する構造となっている。この構造によ
れば、従来と同じ低圧巻線押え２ｂの外周に導電性板材
２ａを巻くという簡単な手法により目的を達成すること
ができるため、低圧巻線押えとして必要な機械的強度を
損うことなく、安価な電界緩和シールド機能を有する低
圧巻線押えを得ることができる。
【０００８】図３（ａ）と図３（ｂ）は第２の実施例に
よる電界緩和シールド機能を有する低圧巻線押え１の構
造を表す。低圧巻線押え１は導電性の非磁性体材料によ
る、円筒状の低圧巻線押え３ａに電気的に１周閉じない
様に切欠き部３ｃを設けてリード線３ｂにより接地する
構造となっている。
よる電界緩和シールド機能を有する低圧巻線押え１の構
造を表す。低圧巻線押え１は導電性の非磁性体材料によ
る、円筒状の低圧巻線押え３ａに電気的に１周閉じない
様に切欠き部３ｃを設けてリード線３ｂにより接地する
構造となっている。
【０００９】
【考案の効果】以上のように本考案による電界緩和シー
ルド機能を有する低圧巻線押え１を低圧巻線４の両端に
配置することにより、低圧巻線４の端部１４の電界集中
が緩和され低圧巻線４と高圧巻線５の間の絶縁破壊電圧
値が高められ、より信頼性の高いガス絶縁電気機器とす
ることができる。また、絶縁寸法の縮小化が可能となり
機器のコンパクト化、コスト低減ができる。
ルド機能を有する低圧巻線押え１を低圧巻線４の両端に
配置することにより、低圧巻線４の端部１４の電界集中
が緩和され低圧巻線４と高圧巻線５の間の絶縁破壊電圧
値が高められ、より信頼性の高いガス絶縁電気機器とす
ることができる。また、絶縁寸法の縮小化が可能となり
機器のコンパクト化、コスト低減ができる。
【図１】本考案のガス絶縁電気機器の巻線構造の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図２】本考案の第１の実施例による低圧巻線押えの一
例を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
例を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
【図３】本考案の第２の実施例による低圧巻線押えの一
例を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
例を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は平面図である。
【図４】従来のガス絶縁電気機器の巻線構造の一般的な
例を表す断面図である。
例を表す断面図である。
１ 低圧巻線押え ２ａ 導電性板材 ２ｂ 低圧巻線押え ２ｃ 切欠き部 ２ｄ リード線 ３ａ 低圧巻線押え ３ｂ リード線 ３ｃ 切欠き部 ４ 低圧巻線 ５ 高圧巻線 ６ 高圧側電界緩和シールド ７ 接地側シールド ８ 高圧巻線押え ９ 等電位線 １０ 鉄心 １１ 低圧巻線押え １２ 絶縁性ガス １３ 対地絶縁 １４ 端部 １５ 絶縁物
Claims (2)
- 【請求項１】 ガス絶縁電気機器の巻線構造において、
低圧巻線の両端に円筒状の絶縁物の外周に電気的に一周
閉じない様に導電性板材を巻いた低圧巻線押えを配置し
たガス絶縁電気機器の巻線構造。 - 【請求項２】 ガス絶縁電気機器の巻線構造において、
低圧巻線の両端に導電性の非磁性体材料で、円筒状に成
形し電気的に一周閉じない様に切欠いた低圧巻線押えを
配置したガス絶縁電気機器の巻線構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4844691U JP2540132Y2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | ガス絶縁電気機器の巻線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4844691U JP2540132Y2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | ガス絶縁電気機器の巻線構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0563020U JPH0563020U (ja) | 1993-08-20 |
| JP2540132Y2 true JP2540132Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=12803578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4844691U Expired - Lifetime JP2540132Y2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | ガス絶縁電気機器の巻線構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540132Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP4844691U patent/JP2540132Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0563020U (ja) | 1993-08-20 |
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