JPH08149667A - ガス絶縁母線及びガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁母線及びガス絶縁開閉装置

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JPH08149667A
JPH08149667A JP6283117A JP28311794A JPH08149667A JP H08149667 A JPH08149667 A JP H08149667A JP 6283117 A JP6283117 A JP 6283117A JP 28311794 A JP28311794 A JP 28311794A JP H08149667 A JPH08149667 A JP H08149667A
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gas
foreign matter
electric field
container
wall
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JP6283117A
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English (en)
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Makoto Koizumi
眞 小泉
Yasumoto Hirose
靖元 広瀬
Tokio Yamagiwa
時生 山極
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、小型で十分な絶縁性能が得ら
れるガス絶縁母線及びガス絶縁開閉装置を提供すること
にある。 【構成】ガス絶縁母線は高圧導体41,タンク壁43,
厚さ0.2mm 以上の絶縁材42及びスペ−サ44等から
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス絶縁母線に係り、特
に変電所に使用されるガス絶縁開閉装置に用いるのに好
適なガス絶縁母線に関する。
【0002】
【従来の技術】GIS(Gas Insulated Switchgear:ガ
ス絶縁開閉装置)内に金属異物が混入すると、金属異物
は帯電・浮上し、スペーサに付着したり、高圧導体に衝
突したりして局部的な電界集中を起し絶縁破壊の原因と
なる。このため、金属異物の混入を極力抑えるようにし
ているが、混入した場合も考慮した設計となっている。
その方法として、壁面と金属異物との接触による金属異
物の帯電を防止する目的で、タンク内面に絶縁塗装を施
す従来技術が特開昭55−136811号公報,特開昭57−1772
16号公報などに、厚さ20〜30μm程度の絶縁塗装を
施す従来技術が、平成5年電気学会 電力エネルギー部
門大会論文集II 971頁に記載されている。また、タ
ンク径を大きくすることにより電界の大きさを制限して
いる従来技術もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は電界が大きい場合、異物先端で部分放電を起こし帯電
するため、タンク径を小さくできないという欠点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、小型で十分な絶縁性能が
得られるガス絶縁母線及びガス絶縁開閉装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、高電圧が印加される導体と,該導体を内
蔵し内部に絶縁性ガスが満たされ接地される容器とを備
えるガス絶縁母線において、容器内部の異物と,該異物
が容器壁面内に作る鏡像とで生成される異物端部の電界
が絶縁破壊電界の約1/5以下となるように、前記容器
の内表面に非導電性物質を設ける。
【0006】また、高電圧が印加される導体と,該導体
を内蔵し内部に絶縁性ガスが満たされ接地される容器と
を備えるガス絶縁母線において、前記容器の内表面に厚
さ0.2mm 以上の非導電性物質を設ける。
【0007】
【作用】ガス絶縁母線のタンク内は通常4気圧程度のS
6 ガスで満たされている。4気圧のSF6 ガスの正極
性コロナ放電開始電界は3.3×107V/m、負極性コ
ロナ放電開始電界は2.19×107V/mであることが
実験的に測定されている。
【0008】以下、本発明の作用を解析結果を用いて説
明する。図2に長さ5mm ,外径 0.2mm の円柱状金
属異物がタンク壁から30μm離れているときに、壁面
内の鏡像を考慮した解析により求めた金属異物上に発生
する電荷密度分布を示す。(a)が放電前,(b)が放
電後である。鏡像の影響により、放電前には壁に近い異
物端部に大きな負の電荷が生じるが、放電すると壁から
離れた異物端部に大きな正の電荷を生じる。異物上の総
電荷量は、放電前は0Cであったものが、放電後には
1.45×10-10Cに増加している。これに伴い電界に
より異物に作用する力は、放電前は壁に吸引する方向に
2.86×10-4N であるが、放電後は壁に反発する方
向に1.01×10-4N となる。
【0009】次に、総電荷量が0Cの異物について、放
電前における壁からの距離と異物端部の電界との関係を
解析により求めた結果を図3に示す。同図のように、壁
面内にできる鏡像の影響を受けて、壁からの距離が約
0.2mm になるまでは電界はほぼ直線的に減少するが、
壁からの距離が1mmを越えると鏡像の影響が小さくな
り、電界はほぼ一定の値となる。放電後における壁から
の距離と異物端部の電界との関係を解析により求めた結
果は図4のようになる。放電があると異物の壁側端部の
電界集中は緩和され図4(a)のようになるが、まだ壁
の近くでは電界は高い。また、異物のガス側(壁の反対
側)端部の電界は図4(b)のようになる。図4の
(a)と(b)を比較すると分かるように、放電に伴い
異物は帯電し、壁側端部よりもガス側端部の方が電界が
高くなる。
【0010】一方、絶縁破壊電界は、タンク内の空間に
異物がある場合は1.3×107V/m、タンク壁面に異
物がある場合は7×106V/m となることが実験的に
測定されており、これを異物端部の電界に換算すると、
両者共2.2×108V/mとなる。この異物端部の絶縁
破壊電界と図4の解析結果を比較すると、壁からの距離
が0.2mm になると、異物端部の電界は絶縁破壊電界の
1/5以下に低下し、絶縁破壊電界に対する余裕が大き
くなる。
【0011】従って、タンク内面に厚さ0.2mm 以上の
非導電性物質を設けることにより、タンクを小型にして
も十分な絶縁性能が得られる。また、図4に示すよう
に、壁からの距離が1mm以上になると、異物端部の電界
はほぼ一定となるので、十分な絶縁性能を維持しつつガ
ス絶縁母線の小型化を図るためには、タンク内面に設け
る非導電性物質の厚さは1mm程度が好ましい。
【0012】更に、このような電界の挙動は異物が電界
から受ける力や電荷量にも影響を与える。図5に放電後
における、壁からの距離と異物が受ける電界による力及
び異物の電荷量との関係を解析により求めた結果を示
す。図のように電界による力、電荷量ともに壁からの距
離が約0.2mm までは急激に減少して約1/2程度とな
り、約1mm以上離れるとそれぞれ約4.5×10-5N,
約4.5×10-11 Cとほぼ一定になる。同図からも、
異物を壁から0.2mm 以上離すことの有効性がわかる。
【0013】以上のように、壁に接していなくても壁近
傍では、壁面にできる鏡像により壁に近い異物端部に電
荷が集中し、端部電界が絶縁破壊電界(放電限界)を越
え放電により電荷交換を行い、異物は浮上力を受ける。
【0014】従って、異物端部の電界が急激に大きくな
る壁面近傍の領域に入らないように、壁表面に厚さ0.
2mm 以上の非導電性物質を設けることにより異物が電
界から受ける浮上力を小さくできると共に、異物端部の
電界集中を小さく抑え絶縁破壊電界に対する余裕を大き
くすることができる。ガス絶縁母線の小型化という観点
では、非導電性物質の厚さとしては1mm程度が好まし
い。
【0015】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1,図13乃至図
16を用いて説明する。図13乃至図16は本発明を適
用したガス絶縁開閉装置を示しており、図13は平面図
を、図14は図13のA−A矢視図を、図15は図13
のB−B矢視図を、図16は図13のC−C矢視図をそ
れぞれ表わしている。
【0016】図13から明らかなように、主母線1,2
は平行に付設面に固定されている。その左方には、両主
母線1,2間に電気的に直列に接続される3台の遮断器
CB1,CB2,CB3がそれらの並置方向の線が主母線と
平行になるように並置されている。各遮断器間を電気的
に直列接続する母線手段は、遮断器よりも主母線1,2
側に構成されている。
【0017】図14は遮断器CB1 を含む開閉ユニット
であり、縦配置した遮断器CB1 の上方端子には、断路
器DS12及び接続開閉器ES12を含む上方側の第1の電
路13aが変流器12を介して接続されている。一方、
遮断器CB1 の下方端子には、断路器DS11等を含む下
方の第2の電路15aが変流器12を介して接続されて
いる。第1の電路13aと第2の電路15aは同一構成
である。これらの遮断器と断路器を接続して成る構成体
は各開閉ユニットとも同じである。
【0018】第2の電路15aは、ほぼ垂直な接続母線
40を介して付設面に固定した主母線1に接続されてい
る。一方、第1の電路13aは、側壁に分岐部20aを
もつ接続母線20,切離し装置30a及びケーブルヘッ
ド17aを介して絶縁導出したケーブル18aに接続さ
れている。この分岐部には主母線1のほぼ真上に位置し
た接続母線16の一端が接続されており、接続母線16
の他端は電気的に中間に接続される遮断器CB2 をもつ
開閉ユニットに接続されている。
【0019】三方形の接続母線22の他の一方に第1の
電路13bが接続され、更に他の一方に計器用変圧器1
9aが接続されている。図15の第2の電路15bには
L字状の接続母線23を介して計器用変圧器19bが接
続されている。両計器用変圧器19a,19bはほぼ同
一レベルで接続されている。接続母線23には接続母線
16とほぼ同一レベルの分岐部23aがあって、この分
岐部23aに接続母線21の一端が接続されている。
【0020】接続母線21の他端は、図16に示すよう
に第1の電路13cに接続した接続母線24へ接続され
ている。接続母線24は切離し装置30c及びケーブル
ヘッド17cを介してケーブル18cに接続されてい
る。一方、第2の電路15cは接続母線31を介して主
母線2へ接続されている。
【0021】次に、図1を用いて本発明によるガス絶縁
母線の第1の実施例を説明する。図1では簡単のため
に、1相分の導体を内蔵する母線を示している。ガス絶
縁母線は高圧導体41,タンク壁43,絶縁材42及び
スペ−サ44等から構成されている。絶縁材42の厚さ
は0.2〜10mm の中間である約1mmとしている。
【0022】ガス絶縁母線の高圧導体41に高電圧が印
加されると、タンク壁43及び絶縁材42に高電界が作
用する。このとき母線内に金属異物があると異物上に図
6(a)のように電荷が分布し、異物端部の電界がコロ
ナ放電開始電界を越えると放電し、図6(b)のように
電荷分布が変化する。このときの異物の帯電量は5.5
×10-11Cで、従来の厚さ30μmの絶縁材を用いた
場合の約1/3となる。また、帯電により異物が電界か
ら受ける力も4.5×10-5N となり、従来の厚さ30
μmの絶縁材を用いた場合の約1/2に低下する。
【0023】以上のように、絶縁材を1mm程度に厚くす
ると壁面の鏡像による金属異物端の電界集中を抑えるこ
とができ、異物の帯電量が低下し異物が浮上しにくくな
る。その結果、絶縁破壊限界に対する余裕が大きくな
り、例えば絶縁材表面での異物の帯電量を従来と同程度
にした場合、電界を従来の約1.4 倍まで増加できる。
これは、次式よりタンク内面の電界を計算すると、タン
ク外径を約20%小さくしたことに相当する。
【0024】
【数1】 E=V0/{R・ln(R/r)} …(数1) ここで、Rはタンク内面の半径、rは導体の半径、V0
は導体の電圧を示す。本実施例によれば、母線のタンク
を小型にできるので、図13に示すガス絶縁開閉装置全
体を小型化することができる。
【0025】次に、図7を用いて本発明によるガス絶縁
母線の第2の実施例を説明する。本母線の構成は第1の
実施例とほぼ同じであるが、第1の実施例の絶縁材の代
わりに薄い非導電性構造物46を設置したことが異な
る。非導電性構造物46はタンク壁43との間に小さい
スペーサを設けて支持され、異物と壁面との間の距離を
0.2mm 以上確保するようになっている。本実施例では
第1の実施例の効果に加えて、非導電性構造物を用いた
ことにより軽量化が図れる利点がある。
【0026】次に、図8を用いて本発明によるガス絶縁
母線の第3の実施例を説明する。本母線の構成は第1の
実施例とほぼ同じであるが、高圧導体41にもタンク壁
43と同程度の厚さ(1〜5mm)の絶縁材42を設けた
ことが異なる。本実施例では高圧導体41近傍でも第1
の実施例と同様な絶縁効果が得られるため、絶縁破壊に
対する余裕がより一層大きくなる。
【0027】次に、図9を用いて本発明によるガス絶縁
母線の第4の実施例を説明する。本母線の構成は第3の
実施例とほぼ同じであるが、絶縁材の代わりに薄い非導
電性構造物46を高圧導体41に設置したことが異な
る。非導電性構造物46は高圧導体41との間に小さい
スペーサを設けて支持され、異物と高圧導体41との間
の距離を0.2mm 以上確保するようになっている。本実
施例では第3の実施例の効果に加えて、非導電性構造物
を用いたことにより軽量化が図れる利点がある。次に、
図10を用いて本発明をポストスペーサ周りに適用した
第5の実施例を説明する。本実施例では高圧導体41及
びタンク壁43に加えて、ポストスペーサ47の取り付
け金具48など表面電界が高くなる金属性の構造物に厚
さ0.2mm以上の絶縁材42を設ける。絶縁材42の代
わりに薄い非導電性構造物を設けても良い。本実施例に
よれば、さらに絶縁破壊に対する余裕が大きくなる効果
がある。
【0028】以上は、絶縁材42の比誘電率を1とした
場合であるが、絶縁材の比誘電率は通常1よりも大きく
5以下の材料が多い。比誘電率の大きな絶縁材では、絶
縁材内の電束密度が保存されるため、絶縁材内部の電界
は比誘電率の小さい絶縁材に比べて小さくなる。即ち、
絶縁材の表裏間の電位差が小さくなり、比誘電率の低い
絶縁材の厚みを薄くしたことと等価になる。例えば、比
誘電率が5で厚さ5mmの絶縁材は、比誘電率が2で厚さ
2mmの絶縁材と同じ効果が得られる。従って、比誘電率
が5の材料を用いるとすれば、5〜10mmの絶縁材厚さ
が必要となる。また、比誘電率が2以下の材料を用いれ
ば、絶縁材の厚みは1〜2mm程度で十分である。
【0029】次に、図11を用いて本発明によるガス絶
縁母線の第6の実施例を説明する。本母線の構成は絶縁
材を2層にし、タンク壁43に接する側に高誘電率の絶
縁材42bを、絶縁材42bの表面に低誘電率の絶縁材
42aを設けたことが第1の実施例とは異なるが、その
他は同じである。本実施例では、第1の実施例の効果に
加えて、タンク壁43に接した絶縁材42bの誘電率が
高いため、タンク壁43に存在する凸部の電界集中を緩
和する効果が得られる。
【0030】次に、図12を用いて本発明をガス絶縁遮
断器内の断路部に適用した第7の実施例を説明する。断
路部では可動子50が矢印の方向に移動し、固定子51
との断続により送電路の切断・接続を行う。可動子50
はスペ−サ44,接続金具49を介して上部操作機構と
連結されている。可動子50を動かすと固定子51との
接触時の摺動や上部操作機構内の機器の摺動に伴い金属
片などの金属異物が発生する可能性がある。
【0031】金属異物が容器壁面上に静かに横たわって
いる場合は特に問題はないが、地震等の外乱があると金
属異物は容器壁面上で直立し電界集中によりコロナ放電
を起こし金属異物が帯電する。この帯電により金属異物
は浮上し、スぺーサ等に付着して絶縁破壊の原因とな
る。本実施例でも、絶縁材42の厚さを0.2mm 以上と
することにより、金属異物が直立した時の端部の電界集
中が緩和され、金属異物の帯電量が小さくなるので金属
異物が浮上しにくくなる。従って、従来と同じ浮上高さ
を許容すれば、金属異物端部の電界集中が小さい分だけ
容器を小型化できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ガス絶縁母線のタンク
内に金属異物が混入しても、異物がタンク壁近傍の高電
界領域に入ることがないので、小型にしても十分な絶縁
性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス絶縁母線の第1の実施例を示
す図。
【図2】金属異物上に発生する電荷密度分布の解析例を
示す図で、(a)は放電前を示す図、(b)は放電後を
示す図。
【図3】放電前における壁からの距離と異物端部の電界
との関係を求めた解析例を示す図。
【図4】放電後における壁からの距離と異物端部の電界
との関係を求めた解析例を示す図で、(a)は壁側端部
の電界を示す図、(b)はガス側端部の電界を示す図。
【図5】放電後における壁からの距離と異物が受ける電
界による力及び異物の電荷量との関係を求めた解析例を
示す図で、(a)は電界による力を示す図、(b)は電
荷量を示す図。
【図6】壁からの距離と異物の電荷密度との関係を求め
た解析例を示す図で、(a)は放電前を示す図、(b)
は放電後を示す図。
【図7】本発明によるガス絶縁母線の第2の実施例を示
す図。
【図8】本発明によるガス絶縁母線の第3の実施例を示
す図。
【図9】本発明によるガス絶縁母線の第4の実施例を示
す図。
【図10】本発明をポストスペーサ周りに適用した第5
の実施例を示す図。
【図11】本発明によるガス絶縁母線の第6の実施例を
示す図。
【図12】本発明をガス絶縁遮断器内の断路部に適用し
た第7の実施例を示す図。
【図13】本発明を適用したガス絶縁開閉装置の平面
図。
【図14】図13のA−A矢視図。
【図15】図13のB−B矢視図。
【図16】図13のC−C矢視図。
【符号の説明】
41…高圧導体、42…絶縁材、42a…低誘電率絶縁
材、42b…高誘電率絶縁材、43…タンク壁、44…
スペ−サ、46…非導電性構造物、47…ポストスペ−
サ、48…取り付け金具、49…接続金具、50…可動
子、51…固定子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電圧が印加される導体と,該導体を内蔵
    し内部に絶縁性ガスが満たされ接地される容器とを備え
    るガス絶縁母線において、 容器内部の異物と,該異物が容器壁面内に作る鏡像とで
    生成される異物端部の電界が絶縁破壊電界の約1/5以
    下となるように、前記容器の内表面に非導電性物質を設
    けたことを特徴とするガス絶縁母線。
  2. 【請求項2】高電圧が印加される導体と,該導体を内蔵
    し内部に絶縁性ガスが満たされ接地される容器とを備え
    るガス絶縁母線において、 前記容器の内表面に厚さ0.2mm 以上の非導電性物質を
    設けたことを特徴とするガス絶縁母線。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のガス絶縁母線にお
    いて、前記導体表面にも非導電性物質を設けたことを特
    徴とするガス絶縁母線。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載のガス絶縁
    母線において、前記非導電性物質は、前記容器内表面又
    は前記導体表面に設けた誘電率の高い第1の絶縁材と、
    該第1の絶縁材の表面に設けた第2の絶縁材とからなる
    ことを特徴とするガス絶縁母線。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の複数のガ
    ス絶縁母線と,該複数の母線間を電気的に直列に接続す
    る電路上に設けた遮断器,断路器及び変流器とを備えた
    ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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