JPH0446893Y2 - - Google Patents

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JPH0446893Y2
JPH0446893Y2 JP11464087U JP11464087U JPH0446893Y2 JP H0446893 Y2 JPH0446893 Y2 JP H0446893Y2 JP 11464087 U JP11464087 U JP 11464087U JP 11464087 U JP11464087 U JP 11464087U JP H0446893 Y2 JPH0446893 Y2 JP H0446893Y2
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suction
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案はシリコンやゲルマニウム等のインゴツ
トを薄く切断するスライシング機においてインゴ
ツトから切断されたウエハーを吸着する装置に関
するものである。
《従来の技術》 従来、この種のスライシング機では、回転体が
上下に昇降自在として保持され、この回転体には
内周縁部を切刃とした環状のブレードの外周部が
固着されている。そして、この回転体の内周縁部
の切刃と交差する方向にシリコン、ゲルマニウム
等のインゴツトが進退可能に保持され、このイン
ゴツトの切断端面と対向してインゴツトから切断
されたウエハーを吸着パツド等にて吸着保持する
吸着装置が設けられている。
このようなスライシング機では、インゴツトが
ブレードの切刃と交差してその内側に所定量前進
せられた状態において回転体が回転しながら降下
すると、その切刃によつてインゴツトからウエハ
ーが切り取られる。このウエハーがインゴツトか
ら完全に切り取られる前に前記吸着装置によつて
ウエハーは吸着され、ウエハーがインゴツトから
切り取られた後、このウエハーは吸着装置によつ
て所定の位置に運ばれ、そこで吸着が解除される
のである。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような従来のスライシング
機における吸着装置では吸着パツドは切断された
ウエハーの中心部のみを吸着するように設けられ
ていた。従つて、この吸着パツドはブレードの切
刃がインゴツトの中心部を通過して下方位置に至
りウエハーの中心部がその下方位置を支点として
撓むことが出来る時点において吸着作動せられて
いた。このため、吸着時にウエハーはその下方の
小面積部にてインゴツトと連結されているだけで
あるため、吸着時にウエハーがインゴツトとの連
結部分において折損すると言つた問題が生じてい
た。
本考案は上記のような問題点に鑑みてなされた
もので、その目的はインゴツトから切断されるウ
エハーを切損することなく確実に吸着するスライ
シング機におけるウエハーの吸着装置を提供する
にある。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するため、本考案に係るスラ
イシング機におけるウエハーの吸着装置はワーク
の切断方向に沿つて複数に分割された吸着部材
と、この複数の吸着部材をブレードの切断方向に
おける所定位置通過に応じて順次作動させる制御
手段とを設け、上記複数に分割された吸着部材の
少くとも一つをワークの中心とワークの切断開始
端との中間部に位置させるようにしたのである。
《作用》 ブレードによつてワークからウエハーを切断し
ていく比較的初期の段階において複数に分割され
たうちの少くとも一つの吸着部材がウエハーの中
心と切断開始端との中間部分を吸着し、次いでこ
の吸着部材より切断終了端側に位置する他の吸着
部材がワークの切断の進行に伴つてウエハーを順
次吸着していく。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について添附図面
を参照にして説明する。
第1図は本考案に係るスライシング機の全体を
示し、図の略中央部において横方向に細長く示さ
れたのはシリコンやゲルマニウム等の半導体のワ
ークインゴツトで、断面円形のものである。この
インゴツト1は、その外端部が架台2に取り付け
られており、この架台2は固定台枠3に摺動可能
に装着されるとともにその架台2の下端部にはネ
ジ杆4が螺挿されている。また、ネジ杆4の端部
は固定台枠3に取付けた第1のサーボモーター5
の出力軸と連結されていて、この第1のサーボモ
ーター5が正逆回転すると架台2が前後に移動
し、これに伴つてインゴツト1が矢印方向に前進
或いは後退する。
このインゴツト1の内端部には、これを取り囲
むように断面縦皿状の回転体6が配設され、この
回転体6は回転ドラム7内に固定的に収容されて
いる。この回転ドラム7の中心軸部は回転変速機
8と連結され、この変速機8には駆動モーター9
が積載され、両者はベルト10を介して連結され
ている。また、この変速機8は昇降フレーム11
に懸架され、この昇降フレーム11には滑車12
−12に巻架されたワイヤー13を介してカウン
ターウエイト14が取付けられている。また、昇
降フレーム11にはネジブロツク15が固着さ
れ、このネジブロツク15にはネジ杆16が螺挿
され、このネジ杆16は第2のサーボモーター1
7によつて正逆回転せられるように連結されてい
る。従つて、この第2のサーボモーター17を回
転駆動すると、ネジ杆16が回転し、これに螺挿
されたネジブロツク15及びネジブロツク15と
固着された昇降フレーム11が上昇または下降す
る。また昇降フレーム11に懸架された変速機8
もこれとともに上昇または下降するため、回転体
6は駆動モーター9及び変速機8によつて所定の
回転速度で回転しながら上昇または下降する。こ
の回転体6には非常に薄い環状のブレード18の
外周縁部が固着され、このブレード18の中央部
の円形内側縁部が切刃19となつている。そし
て、このブレード18を取り囲むように環状のカ
バープレート20が回転ドラム7の開口端からブ
レード18の切刃19を越えて半径方向に延長し
ている。
また、図示を省略したが、カバープレート20
とブレード18の間には切刃を冷却するクーラン
トの吐出パイプが設けられている。
前述したワークインゴツト1は上記カバープレ
ート20の中央透孔及びブレード18の切刃19
をなす内側縁部を貫通して内方に突出し、この状
態にて回転体6が回転しながら降下すると、切刃
19はインゴツト1の前端部から所定厚さのウエ
ハー21を切り取るのである。
このインゴツト1の前端面と回転体6の内面と
の間にインゴツト1から切り取られたウエハー2
1を吸着して取り出す装置22が設けられてい
る。この装置22は、第2図及び第3図に示すよ
うに、断面L字形の旋回ヘツド23と旋回ヘツド
23の基端部に取付けられた回転アーム24と回
転アーム24を上下動させるシリンダー25とを
備えている。この旋回ヘツド23のインゴツト1
と対向する面には後述する本考案に係る吸着装置
26が設けられ、インゴツト1からウエハー21
が切り取られる時に、ウエハーは吸着装置で吸着
される。そして、ウエハー21がインゴツト1か
ら完全に切り取られた後、インゴツト1は第1図
において右方へ後退せられ、ブレード18から充
分に離れる。引き続いてシリンダー25が作動せ
れて旋回ヘツド23が下降を開始すると同時に、
回転アーム24が90度旋回せられ、第2図に示す
ように、ウエハー21が旋回ヘツドの下方に水平
状態で保持されるようになる。この回転アーム2
4の旋回は例えば回転アーム24にカム板(図示
せず)を取り付け、この回転アーム24がシリン
ダー25によつて下降する時に、このカム板と係
合する突起(図示せず)を機枠に設けておけばよ
い。
シリンダー25の下方にはウエハー21の搬送
用受台27が設けられ、回転アーム24が第2図
の状態から受台27の直上まで降下してきた時
に、吸着装置26に加えていた負圧が解除され、
ウエハー21は受台27上に落下して載置され、
次の工程へと搬送される。
その後は、シリンダー25の作動によつて旋回
ヘツド23及び回転アーム24が上昇し、上死点
近傍で回転アーム24が降下時と逆に90度回転
し、第1図の状態を占めると、第1のサーボモー
ター5が駆動され、ネジ杆4が回転されてインゴ
ツト1はブレード18内に所定の切断厚さだけ送
り込まれる。次いで、第2のサーボモーター17
が駆動せられ、ブレード18が回転しながら降下
して所定の厚さのウエハー21をインゴツト1か
ら切り取り、以後前記の場合と同様な動作が繰返
されるのである。
尚、第1及び第2のサーボモーター5,17の
駆動はマシンシーケンサー28からの信号を取り
込んだNCコントローラー29からの制御信号に
よつて行われるのである。
本考案は上記のようなスライシング機における
ウエハーの吸着装置26の改良に係るもので、こ
れを第4図及び第5図に基づいて詳述する。本考
案の吸着装置26の主要部は旋回ヘツド23の一
部を構成するもので、インゴツト1の端面と対向
する位置に基体プレート30が設けられ、このプ
レート30の下方端部は同じく旋回ヘツド23の
一部を構成するアーム23aに固着されている。
この基体プレート30の上方部には第1グループ
をなす3つの吸着パツド31が三角形状に配設さ
れている。これらの吸着パツド31は基体プレー
ト30に貫通形成された第1の通路32と連通さ
れ、この第1の通路32は基体プレート30の下
方一側部(第4図左側)において外部に開口し、
この開口部33は第1のソレノイドバルブ34を
介してエアー源35と連通している。また、基体
ブレード30の略中央部には第2グループをなす
3つの吸着パツド36が三角形状に配設されてい
る。これらの吸着パツド36は、第1グループの
場合と同様に、基体プレート30に貫通形成され
た第2の通路37と連通され、この第2の通路3
7は基体プレート30の下方の第1の通路の場合
と反対側の側部において外部に開口し、この開口
部38は第2のソレノイドバルブ39を介してエ
アー源35と連通している。
第1及び第2のソレノイドバルブ34,39は
第1図に示すように、マシンシーケンサー28を
介して制御され、ブレード18のインゴツト半径
方向(上下方向)に対する切込み量に応じて、第
1のソレノイドバルブ34そして第2のソレノイ
ドバルブ39が順次作動せられるようになつてい
る。即ち、第4図及び第5図に示した実施例の場
合には、ブレード18がインゴツト1の略中央に
至つた時に第1のソレノイドバルブ34が移動し
てエアー源35と連通せられ、第1グループをな
す上方の3つの吸着パツド31が作動してインゴ
ツト1から約上半分切断されたウエハー21の上
方部を吸着する。次いで、ブレード18による切
断が進行し、ブレードがインゴツト1の下端に近
づいた時に第2のソレノイドバルブ39が移動し
てエアー源35と連通せられ、第2グループをな
す略中央の3つの吸着パツド36が作動してイン
ゴツト1から下端近くまで切断されたウエハー2
1の中央部を吸着する。そして、切断が完了する
とインゴツト1から切り離されたウエハー21は
第1及び第2グループのすべての吸着パツド31
によつて保持され、次いで前述のように旋回ヘツ
ド23、回転アーム24が回転して所定位置まで
下降した時に、両グループの吸着パツド31,3
6の第1及び第2のソレノイドバルブ34,39
は切換えられて大気と連通され、その結果吸着は
解除され、ウエハー21は所定の位置に落下して
搬送用受台27に収容され、その後は前述したよ
うに次工程に送られる。
尚、本考案の上記実施例では、2つのグループ
からなる吸着パツド31,36を設けたが、この
グループの数は3つ以上とすることができ、この
場合にも少くとも一つのグループの吸着パツドは
インゴツトの中心とインゴツトの切断開始端との
中間部に設けることである。
《効果》 以上のように本考案に係るスライシング機にお
けるウエハーの吸着装置では、ワークからウエハ
ーをその中央部付近まで切断した時に吸着部材の
一部によつてウエハーを吸着するため、吸着時に
おけるウエハーとワークとの接続面積が大きく、
この吸着によつてウエハーが折損されることはな
い。そして、更に切断がワークの中央部から切断
終了端に向けて進行する間に他の吸着部材によつ
てウエハーが吸着されるため、ワークからウエハ
ーが徐々に撓みながら切り取られることになり、
ウエハーが切断の完了迄の間にも折損される虞れ
は全くない。
また、ウエハーが切断の比較的早い時期に吸着
部材の一部によつて吸着されてワークから離れる
ため、その後のブレードによるウエハーの切断を
スムーズに行うことができる。
更に、複数の吸着部材を設けているため、吸着
が確実かつ安定的となり、例え吸着部材の一系統
が何かの理由で故障したとしても他の系統が作動
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吸着装置を有するスライシン
グ機の部分断面側面図、第2図は第1図における
吸着取出し装置の作動を示す説明図、第3図は第
1図の状態における吸着取出し装置を示す説明
図、第4図は本考案に係る吸着装置を示す正面
図、第5図は第4図の側面図である。 1……ワークインゴツト、6……回転体、18
……ブレード、19……切刃、21……ウエハ
ー、23……旋回ヘツド、26……吸着装置、3
0……基体プレート、31,36……吸着パツ
ド、32,37……通路、34,39……ソレノ
イドバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動可能に保持された回転体と、該回転体に外
    周縁が固定される一方、内周縁に切刃を有する環
    状のブレードと、該ブレードの該切刃と交差する
    方向にシリコンやゲルマニウム等のインゴツトか
    らなるワークを進退可能に保持してなるワーク移
    動手段と、該ワーク移動手段に対向して配置さ
    れ、該ブレードによつて該ワークから切断された
    ウエハーを吸着保持する吸着装置とを備えたスラ
    イシング機において、該吸着装置が該ワークの切
    断方向に沿つて複数に分割された吸着部材と、該
    複数の吸着部材を該ブレードの切断方向における
    所定位置通過に応じて順次作動させる制御手段と
    を有し、複数に分割された該吸着部材の少くとも
    一つが該ワークの中心と該ワークの切断開始端と
    の中間部に設けられてなることを特徴とするスラ
    イシング機におけるウエハーの吸着装置。
JP11464087U 1987-07-28 1987-07-28 Expired JPH0446893Y2 (ja)

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JP11464087U JPH0446893Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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JP11464087U JPH0446893Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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JPS6420313U JPS6420313U (ja) 1989-02-01
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