JPH1076333A - プレス装置 - Google Patents
プレス装置Info
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- JPH1076333A JPH1076333A JP23436696A JP23436696A JPH1076333A JP H1076333 A JPH1076333 A JP H1076333A JP 23436696 A JP23436696 A JP 23436696A JP 23436696 A JP23436696 A JP 23436696A JP H1076333 A JPH1076333 A JP H1076333A
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- panel
- lifter
- press
- air
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題は、構造の不用意な複雑化、お
よびワークの不用意な変形を招くことなく、ワークの位
置ずれを未然に防止することの可能なプレス装置を提供
することにある。 【解決手段】 本発明に関わるプレス装置1では、ワー
クリフタ30の動作に同期してON/OFF制御され、
動作時においてパネル(ワーク)Wを所定の位置に吸着
保持する吸着カップ40を備えている。
よびワークの不用意な変形を招くことなく、ワークの位
置ずれを未然に防止することの可能なプレス装置を提供
することにある。 【解決手段】 本発明に関わるプレス装置1では、ワー
クリフタ30の動作に同期してON/OFF制御され、
動作時においてパネル(ワーク)Wを所定の位置に吸着
保持する吸着カップ40を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス型にワーク
を搬入/搬出位置と加工位置との間において移送させる
ワークリフタを設けて成るプレス装置に関し、詳しくは
プレス装置におけるワークの保持構造に関するものであ
る。
を搬入/搬出位置と加工位置との間において移送させる
ワークリフタを設けて成るプレス装置に関し、詳しくは
プレス装置におけるワークの保持構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プレス装置には、プレス型にワークリフ
タを設置し、このワークリフタの昇降動作により、搬入
/搬出位置と加工位置との間で、ワークを移送させるよ
う構成したものがある。このような構成のプレス装置に
おいて、生産効率を高めるべく運転速度を上げた場合、
ワークリフタの昇降速度も増大し、昇降動作の開始時お
よび停止時にワークに作用する慣性力も大きなものとな
るため、ワークリフタ上でのワークの位置ずれが生じ易
く、ワークの搬送ミスや加工不良を招く不都合があっ
た。そこで、ワークリフタ上でのワークの位置ずれを防
止すべく、従来のプレス装置ではワークの縁部を支持す
る受けをワークリフタに設けたり、マグネットをワーク
リフタに取り付けてワークを吸着保持する等の手段が採
用されていた。
タを設置し、このワークリフタの昇降動作により、搬入
/搬出位置と加工位置との間で、ワークを移送させるよ
う構成したものがある。このような構成のプレス装置に
おいて、生産効率を高めるべく運転速度を上げた場合、
ワークリフタの昇降速度も増大し、昇降動作の開始時お
よび停止時にワークに作用する慣性力も大きなものとな
るため、ワークリフタ上でのワークの位置ずれが生じ易
く、ワークの搬送ミスや加工不良を招く不都合があっ
た。そこで、ワークリフタ上でのワークの位置ずれを防
止すべく、従来のプレス装置ではワークの縁部を支持す
る受けをワークリフタに設けたり、マグネットをワーク
リフタに取り付けてワークを吸着保持する等の手段が採
用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワークリフ
タに対する受けの設置位置は、ワークの形状や加工工程
等の条件により制約されるため、条件によってはワーク
を支持することが難しい場合があり、またマグネットの
吸着力によっても、ワークリフタの動作開始時および停
止時に生じる大きな慣性力に抗してワークを保持し得
ず、ワークのずれを完全に防止することは困難であっ
た。そこで、上記不都合を解消するべく、ワークに押し
付けられることで吸着作用を生じる吸着カップ、いわゆ
る自己負圧型の吸着カップをワークリフタに設け、この
吸着カップによってワークを吸着保持する構成が提供さ
れている。上記構成によれば、吸着カップの強力な保持
力によって、ワークリフタにワークを確実に保持させ得
るものの、上記構成においてワークの保持、解放を行な
うには、ワークへの吸着カップの押し付け、引き離しを
要するため、ワークリフタの特別な動作や工程、さらに
はワークを支持しておく手段等が必要となり、これに伴
いプレス装置における構造の複雑化を招く不都合があっ
た。また、特にパネル等のように肉薄のワークを作業対
象とした場合、吸着カップを押し付けた際にワークが変
形してしまう等の不都合があった。上記実状に鑑みて、
本発明は構造の不用意な複雑化、およびワークの不用意
な変形を招くことなく、ワークの位置ずれを未然に防止
し得るプレス装置の提供を目的とするものである。
タに対する受けの設置位置は、ワークの形状や加工工程
等の条件により制約されるため、条件によってはワーク
を支持することが難しい場合があり、またマグネットの
吸着力によっても、ワークリフタの動作開始時および停
止時に生じる大きな慣性力に抗してワークを保持し得
ず、ワークのずれを完全に防止することは困難であっ
た。そこで、上記不都合を解消するべく、ワークに押し
付けられることで吸着作用を生じる吸着カップ、いわゆ
る自己負圧型の吸着カップをワークリフタに設け、この
吸着カップによってワークを吸着保持する構成が提供さ
れている。上記構成によれば、吸着カップの強力な保持
力によって、ワークリフタにワークを確実に保持させ得
るものの、上記構成においてワークの保持、解放を行な
うには、ワークへの吸着カップの押し付け、引き離しを
要するため、ワークリフタの特別な動作や工程、さらに
はワークを支持しておく手段等が必要となり、これに伴
いプレス装置における構造の複雑化を招く不都合があっ
た。また、特にパネル等のように肉薄のワークを作業対
象とした場合、吸着カップを押し付けた際にワークが変
形してしまう等の不都合があった。上記実状に鑑みて、
本発明は構造の不用意な複雑化、およびワークの不用意
な変形を招くことなく、ワークの位置ずれを未然に防止
し得るプレス装置の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明に関わるプレス装置では、ワークリフタの動
作に同期してON/OFF制御され、動作時においてワ
ークを所定の位置に吸着保持する吸着カップを設けてい
る。
く、本発明に関わるプレス装置では、ワークリフタの動
作に同期してON/OFF制御され、動作時においてワ
ークを所定の位置に吸着保持する吸着カップを設けてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、一実施例を示す図面に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図1ないし図3は、ト
ランスファープレスラインを構成するプレス装置であっ
て、ワークとしてのパネルの周縁部を縁曲げするプレス
装置(ベンド型)に、本発明を適用した例を示してい
る。
いて、本発明を詳細に説明する。図1ないし図3は、ト
ランスファープレスラインを構成するプレス装置であっ
て、ワークとしてのパネルの周縁部を縁曲げするプレス
装置(ベンド型)に、本発明を適用した例を示してい
る。
【0006】図1に示す如く、本発明に関わるプレス装
置1は、上型10と下型20とを備えており、上型10
は上型本体11とパッド12、および上型本体11に固
設されたカムブロック13、13を具備している。
置1は、上型10と下型20とを備えており、上型10
は上型本体11とパッド12、および上型本体11に固
設されたカムブロック13、13を具備している。
【0007】一方、下型20は下型本体21と、パネル
Wを支持する基準受け22と、該基準受け22に設けら
れたカムスライダ23とを具備しており、基準受け22
とカムスライダ23とは共にベンド刃22a、23aを
備えている。
Wを支持する基準受け22と、該基準受け22に設けら
れたカムスライダ23とを具備しており、基準受け22
とカムスライダ23とは共にベンド刃22a、23aを
備えている。
【0008】上記基準受け12は、下型本体11に対し
てスライド自在に設置され、下型本体11の中心方向に
付勢されている一方、カムスライダ13は基準受け12
に対してスライド自在に設置され、下型本体11の外方
に向けて付勢されている。
てスライド自在に設置され、下型本体11の中心方向に
付勢されている一方、カムスライダ13は基準受け12
に対してスライド自在に設置され、下型本体11の外方
に向けて付勢されている。
【0009】この基準受け12およびカムスライダ13
は、上型10の下降時にカムブロック13と当接して移
動され、ベンド刃22a、23aによってパネルWの縁
曲げを行なう。なお、上述した構成自体は周知なので、
基準受け12およびカムスライダ13における動作態様
の詳細な説明は省略する。
は、上型10の下降時にカムブロック13と当接して移
動され、ベンド刃22a、23aによってパネルWの縁
曲げを行なう。なお、上述した構成自体は周知なので、
基準受け12およびカムスライダ13における動作態様
の詳細な説明は省略する。
【0010】上述した如く、プレス装置1はトランスフ
ァープレスラインを構成しており、隣設したプレス装置
間においてパネルを搬送するためのシャトルコンベア
(図示せず)により、プレス装置1に対して矢印I方向
からパネルWが送り込まれ、かつプレス装置1から矢印
O方向へ向けてパネルWが送り出される。
ァープレスラインを構成しており、隣設したプレス装置
間においてパネルを搬送するためのシャトルコンベア
(図示せず)により、プレス装置1に対して矢印I方向
からパネルWが送り込まれ、かつプレス装置1から矢印
O方向へ向けてパネルWが送り出される。
【0011】また、プレス装置1には、シャトルコンベ
ア(図示せず)から後述するワークリフタ30にパネル
Wを搬入し、かつワークリフタ30からシャトルコンベ
アにパネルWを搬出するための搬出入装置(図示せず)
が設けられている。
ア(図示せず)から後述するワークリフタ30にパネル
Wを搬入し、かつワークリフタ30からシャトルコンベ
アにパネルWを搬出するための搬出入装置(図示せず)
が設けられている。
【0012】一方、プレス装置1における下型20の中
央域には、上述した搬出入装置(図示せず)による搬入
/搬出位置と、下型20上における加工位置との間にお
いてパネルWを移送させるワークリフタ30が設置され
ている。
央域には、上述した搬出入装置(図示せず)による搬入
/搬出位置と、下型20上における加工位置との間にお
いてパネルWを移送させるワークリフタ30が設置され
ている。
【0013】このワークリフタ30は、パネルWを載置
支持するためのフレーム31と、該フレーム31を昇降
動作させるためのエアーシリンダ32とを備え、上記フ
レーム31には、載置されたパネルWを支持するための
複数個のパネル受け31a、31a…が取り付けられて
いる。
支持するためのフレーム31と、該フレーム31を昇降
動作させるためのエアーシリンダ32とを備え、上記フ
レーム31には、載置されたパネルWを支持するための
複数個のパネル受け31a、31a…が取り付けられて
いる。
【0014】また、上記ワークリフタ30のフレーム3
1には、後述する動作時においてパネルWを吸着保持す
る複数個の吸着カップ40、40…が、パネル受け31
a、31a…に支持されたパネルWと接触し得る位置に
各々配設されている。
1には、後述する動作時においてパネルWを吸着保持す
る複数個の吸着カップ40、40…が、パネル受け31
a、31a…に支持されたパネルWと接触し得る位置に
各々配設されている。
【0015】上記吸着カップ40、40…は、エアーホ
ースHaを介して真空発生装置50に接続されており、
さらに上記真空発生装置50は、エアーバルブBaの介
装されたエアーホースHbを介してエアー供給源60に
接続されている。
ースHaを介して真空発生装置50に接続されており、
さらに上記真空発生装置50は、エアーバルブBaの介
装されたエアーホースHbを介してエアー供給源60に
接続されている。
【0016】上記真空発生装置50は、エアー供給源6
0からエアーが供給された時にのみ負圧を発生するベン
チュリータイプの装置であって、エアーホースHaを介
して接続された各吸着カップ40、40…に吸引力を発
生させるものである。
0からエアーが供給された時にのみ負圧を発生するベン
チュリータイプの装置であって、エアーホースHaを介
して接続された各吸着カップ40、40…に吸引力を発
生させるものである。
【0017】一方、エアー供給源60は、エアーバルブ
Bbの介装されたエアーホースHcを介して、ワークリ
フタ30のエアーシリンダ32とも接続されており、上
述の如く真空発生装置50にエアーを供給するととも
に、ワークリフタ30のフレーム31を昇降動作させる
ものである。
Bbの介装されたエアーホースHcを介して、ワークリ
フタ30のエアーシリンダ32とも接続されており、上
述の如く真空発生装置50にエアーを供給するととも
に、ワークリフタ30のフレーム31を昇降動作させる
ものである。
【0018】真空発生装置50とエアー供給源60とを
接続するエアーホースHbに介装されたエアーバルブB
a、およびワークリフタ30とエアー供給源60とを接
続するエアーホースHcに介装されたエアーバルブBb
は、共にエアーバルブ制御手段70からの指令に基づい
て開閉動作される。
接続するエアーホースHbに介装されたエアーバルブB
a、およびワークリフタ30とエアー供給源60とを接
続するエアーホースHcに介装されたエアーバルブBb
は、共にエアーバルブ制御手段70からの指令に基づい
て開閉動作される。
【0019】ここで、プレス装置1は電動モータ(図示
せず)によって、図示していないプレス軸を回転させ、
上型10をストローク動作させるよう構成されており、
上述した搬出入装置、ワークリフター30、および吸着
カップ40は、図2に示す軸角度センサー(ロータリー
エンコーダー)100で検出したプレス軸の回転角度に
基づく所定のタイミングで動作制御されている。
せず)によって、図示していないプレス軸を回転させ、
上型10をストローク動作させるよう構成されており、
上述した搬出入装置、ワークリフター30、および吸着
カップ40は、図2に示す軸角度センサー(ロータリー
エンコーダー)100で検出したプレス軸の回転角度に
基づく所定のタイミングで動作制御されている。
【0020】すなわち、図2に示す如く軸角度センサー
100からの検出結果に基づき、制御装置101、搬出
入装置制御手段102を経て搬出入装置103が動作制
御されるとともに、軸角度センサー100からの検出結
果に基づき、設定器104、エアーバルブ制御手段70
を経てワークリフター30が動作制御されている。
100からの検出結果に基づき、制御装置101、搬出
入装置制御手段102を経て搬出入装置103が動作制
御されるとともに、軸角度センサー100からの検出結
果に基づき、設定器104、エアーバルブ制御手段70
を経てワークリフター30が動作制御されている。
【0021】図3は、搬出入装置、ワークリフター3
0、および吸着カップ40の動作タイミングを、プレス
軸角度(上型のストローク)と併記したもので、 Iは搬
出入装置の動作タイミング、IIはワークリフター30の
動作タイミング、 IIIは吸着カップの動作タイミング、
Sは上型10の1ストロークを示している。
0、および吸着カップ40の動作タイミングを、プレス
軸角度(上型のストローク)と併記したもので、 Iは搬
出入装置の動作タイミング、IIはワークリフター30の
動作タイミング、 IIIは吸着カップの動作タイミング、
Sは上型10の1ストロークを示している。
【0022】図3に示すように、搬出入装置はプレス軸
角度に対応した所定の動作タイミングで、搬入動作
(I)および搬出動作(O)を実行しており、またワー
クリフタ30もプレス軸角度に対応した所定の動作タイ
ミングで、下降動作(D)および上昇動作(U)を実行
している。
角度に対応した所定の動作タイミングで、搬入動作
(I)および搬出動作(O)を実行しており、またワー
クリフタ30もプレス軸角度に対応した所定の動作タイ
ミングで、下降動作(D)および上昇動作(U)を実行
している。
【0023】なお、搬出入装置の動作中における(C)
は、シャトルコンベアによる搬送動作を示しており、ま
たワークリフタ30の動作中における(US)は、フレ
ーム31が上昇位置で待機している期間を示している。
は、シャトルコンベアによる搬送動作を示しており、ま
たワークリフタ30の動作中における(US)は、フレ
ーム31が上昇位置で待機している期間を示している。
【0024】一方、吸着カップ40、40…は、図2に
示す如く軸角度センサー100からの検出結果に基づい
て、設定器105、エアーバルブ制御手段70、真空発
生装置50を経て動作制御されている。
示す如く軸角度センサー100からの検出結果に基づい
て、設定器105、エアーバルブ制御手段70、真空発
生装置50を経て動作制御されている。
【0025】設定器105は、所望するタイミングで吸
着カップ40を動作させるべく、プレス軸角度に基づく
動作時期を設定するもので、エアーバルブ制御手段70
は設定器105での設定に基づいてエアーバルブBaを
開閉動作させる。
着カップ40を動作させるべく、プレス軸角度に基づく
動作時期を設定するもので、エアーバルブ制御手段70
は設定器105での設定に基づいてエアーバルブBaを
開閉動作させる。
【0026】すなわち、設定器105によって設定され
た期間のみ、エアー供給源60からエアーホースHbを
介して真空発生装置50にエアーが供給され、各吸着カ
ップ40、40…に吸引力が発生することとなる。
た期間のみ、エアー供給源60からエアーホースHbを
介して真空発生装置50にエアーが供給され、各吸着カ
ップ40、40…に吸引力が発生することとなる。
【0027】このように、吸着カップ40も搬出入装置
およびワークリフタ30と同様、プレス軸の回転角度に
基づいて動作制御されており、言い換えれば吸着カップ
40はワークリフタ30の動作に同期してON/OFF
制御されている。
およびワークリフタ30と同様、プレス軸の回転角度に
基づいて動作制御されており、言い換えれば吸着カップ
40はワークリフタ30の動作に同期してON/OFF
制御されている。
【0028】図3に示すように、吸着カップ40はプレ
ス軸角度に対応した所定の動作タイミングで、ワークリ
フタ30の上昇時におけるバキューム動作(Vu)と、
ワークリフタ30の下降時におけるバキューム動作(V
d)とを実行している。
ス軸角度に対応した所定の動作タイミングで、ワークリ
フタ30の上昇時におけるバキューム動作(Vu)と、
ワークリフタ30の下降時におけるバキューム動作(V
d)とを実行している。
【0029】ここで、図3に示す如く吸着カップ40
は、ワークリフタ30におけるフレーム31の下降動作
前に吸着を開始し、フレーム31が最下位に達する直前
に吸着を停止している。
は、ワークリフタ30におけるフレーム31の下降動作
前に吸着を開始し、フレーム31が最下位に達する直前
に吸着を停止している。
【0030】これにより、フレーム31の下降時におけ
るパネルWの位置ずれが未然に防止されるとともに、パ
ネルWが下型20の基準受け22に当接して変形してし
まう不都合をも未然に防止することが可能となる。
るパネルWの位置ずれが未然に防止されるとともに、パ
ネルWが下型20の基準受け22に当接して変形してし
まう不都合をも未然に防止することが可能となる。
【0031】また、図3に示す如く吸着カップ40は、
ワークリフタ30におけるフレーム31の上昇動作前に
吸着を開始し、フレーム31が最上位に達したのちに吸
着を停止している。
ワークリフタ30におけるフレーム31の上昇動作前に
吸着を開始し、フレーム31が最上位に達したのちに吸
着を停止している。
【0032】これにより、フレーム31の上昇中におけ
るパネルWの位置ずれを防止でき、またフレーム31の
停止時における慣性力に抗してパネルWの位置ずれを防
止し得るとともに、搬出入装置との干渉によるパネルW
の変形をも未然に防止することができる。
るパネルWの位置ずれを防止でき、またフレーム31の
停止時における慣性力に抗してパネルWの位置ずれを防
止し得るとともに、搬出入装置との干渉によるパネルW
の変形をも未然に防止することができる。
【0033】なお、実施例のプレス装置1は、電動モー
タによるプレス軸の回転に基づいて上型をストローク動
作させる構成であるため、軸角度センサー(ロータリー
エンコーダー)で検出したプレス軸の回転角度に基づい
て、吸着カップの動作制御を行なっているが、油圧プレ
スであってもリニアスケール等を用いて検出した上型の
動作タイミングに基づき、吸着カップを動作制御するよ
う構成することで、本発明を有効に適用することが可能
となる。
タによるプレス軸の回転に基づいて上型をストローク動
作させる構成であるため、軸角度センサー(ロータリー
エンコーダー)で検出したプレス軸の回転角度に基づい
て、吸着カップの動作制御を行なっているが、油圧プレ
スであってもリニアスケール等を用いて検出した上型の
動作タイミングに基づき、吸着カップを動作制御するよ
う構成することで、本発明を有効に適用することが可能
となる。
【0034】また、上述した実施例では、ワークリフタ
の上昇時および下降時に吸着カップをON動作させてい
るが、パネルWの形状等の諸条件によっては、ワークリ
フタの上昇時あるいは下降時のどちらか一方のみ、吸着
カップをON動作させるよう構成してもよい。
の上昇時および下降時に吸着カップをON動作させてい
るが、パネルWの形状等の諸条件によっては、ワークリ
フタの上昇時あるいは下降時のどちらか一方のみ、吸着
カップをON動作させるよう構成してもよい。
【0035】また、パネルを吸着保持するための吸着カ
ップを、下型における基準受けに埋め込んで設置するこ
とにより、上記吸着カップを下型に対するワークの位置
ずれ防止手段として構成することも可能である。
ップを、下型における基準受けに埋め込んで設置するこ
とにより、上記吸着カップを下型に対するワークの位置
ずれ防止手段として構成することも可能である。
【0036】また、上述した実施例におけるワークリフ
タは、エアーシリンダを動力としたいわゆるエアーリフ
タであるが、動作状況を確実に検出することができるの
であれば、エアーリフタ以外のワークリフタ、例えばバ
ネリフタ等を採用したプレス装置においても本発明を有
効に適用することが可能である。
タは、エアーシリンダを動力としたいわゆるエアーリフ
タであるが、動作状況を確実に検出することができるの
であれば、エアーリフタ以外のワークリフタ、例えばバ
ネリフタ等を採用したプレス装置においても本発明を有
効に適用することが可能である。
【0037】また、実施例に示したトランスファープレ
スラインを構成するプレス装置のみならず、単独のプレ
ス装置においても本発明を有効に適用し得ることは勿論
であり、さらに実施例に示したベンド型のプレス装置の
みならず、ドロー型やトリム型のプレス装置にも本発明
を適用し得ることは勿論である。但しワークリフタがプ
レス型の中央域に配設されているため、中央部に加工部
分の存在するワークを作業対象としたプレス装置は対象
外である。
スラインを構成するプレス装置のみならず、単独のプレ
ス装置においても本発明を有効に適用し得ることは勿論
であり、さらに実施例に示したベンド型のプレス装置の
みならず、ドロー型やトリム型のプレス装置にも本発明
を適用し得ることは勿論である。但しワークリフタがプ
レス型の中央域に配設されているため、中央部に加工部
分の存在するワークを作業対象としたプレス装置は対象
外である。
【0038】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わるプ
レス装置では、ワークリフタの動作に同期してON/O
FF制御され、動作時においてワークを所定の位置に吸
着保持する吸着カップを備えている。上記構成によれ
ば、吸着カップの強力な保持力によって、ワークリフタ
にワークを確実に保持させることができ、併せてワーク
をワークリフタに保持、解放させる際、ワークリフタの
特別な動作やワークを支持しておく手段等を必要としな
いので、プレス装置の構造が不用意に複雑化することを
防止し得る。また、上記構成によれば、吸着カップを押
し付けることなくワークをワークリフタに保持させ得る
ので、パネル等のように肉薄のワークを作業対象とした
場合でも、ワークを不用意に変形させてしまうことな
く、ワークを確実に保持させることができる。もって本
発明に関わるプレス装置によれば、構造の不用意な複雑
化、およびワークの不用意な変形を招くことなく、ワー
クの位置ずれを未然に防止することが可能となる。
レス装置では、ワークリフタの動作に同期してON/O
FF制御され、動作時においてワークを所定の位置に吸
着保持する吸着カップを備えている。上記構成によれ
ば、吸着カップの強力な保持力によって、ワークリフタ
にワークを確実に保持させることができ、併せてワーク
をワークリフタに保持、解放させる際、ワークリフタの
特別な動作やワークを支持しておく手段等を必要としな
いので、プレス装置の構造が不用意に複雑化することを
防止し得る。また、上記構成によれば、吸着カップを押
し付けることなくワークをワークリフタに保持させ得る
ので、パネル等のように肉薄のワークを作業対象とした
場合でも、ワークを不用意に変形させてしまうことな
く、ワークを確実に保持させることができる。もって本
発明に関わるプレス装置によれば、構造の不用意な複雑
化、およびワークの不用意な変形を招くことなく、ワー
クの位置ずれを未然に防止することが可能となる。
【図1】本発明に関わるプレス装置を概念的に示した全
体側面図。
体側面図。
【図2】本発明に関わるプレス装置における吸着カップ
等の制御系を示す概念図。
等の制御系を示す概念図。
【図3】本発明に関わるプレス装置における吸着カップ
等の動作時期を示すタイミングチャート。
等の動作時期を示すタイミングチャート。
1…プレス装置、 10…上型、 20…下型、 30…ワークリフタ、 31…フレーム、 32…エアーシリンダ、 40…吸着カップ、 W…パネル(ワーク)。
Claims (2)
- 【請求項1】 プレス型にワークを搬入/搬出位置と
加工位置との間において移送させるワークリフタを設け
て成るプレス装置であって、 前記ワークリフタの動作に同期してON/OFF制御さ
れ、動作時において前記ワークを所定の位置に吸着保持
する吸着カップを備えて成ることを特徴とするプレス装
置。 - 【請求項2】 前記ワークリフタが、前記プレス型の
中央域に配置されていることを特徴とする請求項1記載
のプレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23436696A JPH1076333A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | プレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23436696A JPH1076333A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | プレス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1076333A true JPH1076333A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16969889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23436696A Pending JPH1076333A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | プレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1076333A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP6985550B1 (ja) * | 2021-05-21 | 2021-12-22 | 株式会社ジーテクト | プレス装置 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP23436696A patent/JPH1076333A/ja active Pending
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