JPH0445387Y2 - - Google Patents

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JPH0445387Y2
JPH0445387Y2 JP3694288U JP3694288U JPH0445387Y2 JP H0445387 Y2 JPH0445387 Y2 JP H0445387Y2 JP 3694288 U JP3694288 U JP 3694288U JP 3694288 U JP3694288 U JP 3694288U JP H0445387 Y2 JPH0445387 Y2 JP H0445387Y2
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 たとえば、住宅等においては、第12図にみる
ように、その外部に引込み支柱1が立設されてい
る。この支柱1は、電灯線2や電話線3等を各建
屋に引き込むためのもので、最近では、内部が中
空状をしたものが多くなつてきている。これによ
れば、その内部から地中埋込配線4,5を通して
屋内分電盤6や電話保安機7に配線を導くことが
できるため、建屋全体の美観が損なわれず、しか
も、建屋の壁面に配線が当たつて損傷が生じるよ
うなことも防止される。同支柱1は、従来、溶融
亜鉛鍍金仕上げのものが主流であつたが、最近で
は、塗装や樹脂によるライニングが施されたカラ
ーポールが多く用いられるようになつてきてい
る。前記支柱1の高所外周には、第13図および
第14図にみるような引留め具10が取付けられ
ている。同引留め具10は、取付リング11と引
留めボルト12からなつており、前記取付リング
11は、バンド型で前記支柱1の外周に嵌め合わ
せられるようになつている。前記ボルト12は、
取付リング11の重ね合わさつた一端部の通孔を
通して挿通されるとともに、他端部のねじ孔を通
してねじ込まれるようになつている。前記引留め
ボルト12がその一端部の引留め部12bを回転
操作されて取付リング11にねじ込まれると、そ
の先端部12aが前記支柱1の外周面に当たつて
その反作用で取付リング11の重ね合わせ部分を
外方へ向けて離反させ、これにより、取付リング
11が前記支柱1の外周面に締め付けられて同リ
ング11の固定が得られるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記引留め具10は、引留めボルト
12の先端部12bが直接前記支柱1の外周面に
当て付けられるようになつていたので、同支柱1
がカラーポールである場合には、その塗装や樹脂
ライニングが傷付いたり剥がされたりして、素地
が露出し、その結果、支柱1が腐食するといつた
問題があつた。
このような事情に鑑みて、この考案は、引留め
具取付けに伴う機械的な要因による支柱の腐食を
有効に防止することができるようにした架空線引
留め具を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この考案では、引込
み支柱の外周に配置される受座と、この受座に両
端が取付けられてリング状にされ前記支柱の外周
に巻かれるようになつているバンドと、前記引留
め部を備えかつ前記受座にねじ込まれてその先端
部が前記受座の内側面より突出することで前記バ
ンドの一部を前記支柱の方向へ押圧変形させるよ
うになつている引留めボルトとを備えており、前
記受座は、それぞれに前記バンドの通される通口
が開口している側部と、前記引留めボルトのねじ
込まれるねじ孔が開口していて前記支柱より離間
した位置に対向するようになつている台座部とを
備えているとともに、前記両側部と台座部とで形
成される空所が前記支柱の方向に向けて開口し、
かつ、前記バンドは、その一端が前記受座の前記
空所を横切るようにして前記受座に取付けられる
ようになつていて前記横切り部分に前記ボルト先
端が当たつた状態で前記引留めボルトのねじ込み
がなされるようにしている。
〔作用〕
この考案にかかる架空線引留め具においては、
引留めボルトの先端部が引込み支柱の外周面に直
接当たらずバンドを介して当たる。
〔実施例〕
以下に、この考案を、その実施例をあらわした
図面を参照しつつ詳しく説明する。
第1図ないし第11図は、この考案にかかる架
空線引留め具の一実施例をあらわしている。この
架空線引留め具は、これらの図にみるように、受
座20とバンド30と引留めボルト40からなつ
ている。前記受座20は、中央の台座部21を備
えている。この台座部21は、第5図ないし第8
図にみるように、4角形の板部とされて、その中
央に通孔22が開口し、この通孔22には、前記
台座部21の裏面に取付けられた裏ナツト24の
ねじ孔23が同心状となるように位置している。
前記台座部21の相対する2辺には、直角に折れ
曲がり互いに対向するようにされた2枚の側部2
5,25が一体に突出しており、これら側部2
5,25の一方には横長状で矩形をした第1通口
26が形成され、その一側には、同通口26より
も少し幅の狭い係合口27が形成されいる。同係
合口27の両側に位置する突き出た部分は係合部
27a,27aとなつている。前記他方の側部2
5には前記第1通口26と同様な第2通口28が
形成されている。前記各側部25からは、互いに
ハの状となるように斜めに向いて突出する受部2
9が設けられ、同受部29が前記支柱50の外周
面に沿うようになつている。なお、前記側部2
5,25と台座部21とでコ字形をした枠内には
空所Sが形成され、この空所Sは、前記支柱50
の方向に向けて開口しかつ両側方にも開口してい
る。前記バンド30は、第9図ないし第11図に
みるように、前記第1通口26の口幅Aよりも少
し狭い幅Dの帯材で形成されている。このバンド
30は、一端が略L字状に曲がつた基端部31と
され、この基端部31は折り返しにより形成され
ているとともに、その折り返しによる2重部分に
は、前記係合口27の幅Bよりも少し狭い幅Cを
残すように左右1対の第1係止溝32,32が切
欠状に形成されている。これら係止溝32,32
より端部側の直角部分は第1係止部33,33と
なつている。前記バンド30の他端は先端部34
となつている。この先端部34は、くの字状に曲
げられて折り返された2重部分で形成されてお
り、その折り返しによる2重部分には、前記係合
口27の幅Bよりも少し狭い幅Cを残すように左
右1対の第2係止溝35,35が切欠状に形成さ
れている。これら係止溝35,35より端部側の
直角部分は第2係止部36,36となつている。
前記引留めボルト40は、一端に引留め部41を
備え他端である先端にねじ部42が形成されてい
る。
前記引留めボルト40は、第2図ないし第4図
にみるように、受座20のねじ孔23にねじ込ま
れるとともに、同ボルト40付の受座20には前
記バンド30が引つ掛けられる。同バンド30
は、前記基端部31を受座20の第1通口26内
に通して第1係止溝32を受座20の係止口27
内に係合することで受座20に一端が引つ掛けら
れる。この引つ掛け状態で、前記支柱50の外周
にバンド30を掛け回しするとともに、前記先端
部34を受座20の第2通口28から空所S内を
横切るようにして第1通口26に通し、前記第2
係止溝35を受座20の係合口27内に嵌め込む
ようにする。これにより、バンド30の第2係止
部36が受座20の係合部27aに引つ掛けられ
る。このとき、前記引留めボルト40の先端部を
バンド30の先端部34に少し当て付けるように
しておけば、バンド30のたるみが少なくなつて
引留め具を支柱50に安定に仮止めすることがで
きる。この仮止め後、引留めボルト40をねじ込
むと、第1図にみるように、バンド30の前記横
切り部分が支柱50側へ押し付けられるようにな
る。同ボルト40をさらにねじ込むと、同ボルト
40の先端が支えになつて受座20が矢印Y方向
である半支柱方向へ離反動作する。これにより、
同受座20が通口26,28を介してバンド30
を矢印Xのように強く引つ張り、これでバンド3
0の支柱50に対する引き締め力が確実に得られ
て、受座20および引留めボルト40が支柱50
に固定されるようになる。
前記のように、この考案にかかる架空線引留め
具は、バンドの横切り部分を引留めボルトで押さ
えながら前記受座を支柱から離反させることで、
前記バンドに力がかかつて同バンドを支柱の外周
に締め付けるようになつているので、引留めボル
トの先端部が引込み支柱の外周面に直接当たらず
その内側のバンドが当たるようになる。これによ
り、支柱表面の塗装やライニングが傷付いたり剥
がれたりしないため、引留め具取付けに伴う機械
的な要因による支柱の腐食を有効に防止すること
ができるようになつた。
〔考案の効果〕
この考案にかかる架空線引留め具は、以上のよ
うに構成されているので、引留め具取付けに伴う
機械的な要因による支柱の腐食を有効に防止する
ことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる架空線引留め具の一
実施例を締め付け固定後においてあらわした横断
平面図、第2図はその仮止め状態をあらわした横
断平面図、第3図は第2図の側面図、第4図は第
2図を引留めボルト側からみた側面図、第5図な
いし第8図は受座をあらわし、第5図はその正面
図、第6図はその上面図、第7図はその底面図、
第8図はその右側面図、第9図ないし第11図は
バンドをあらわし、第9図はその展開状態の正面
図、第10図はその基端部の側面図、第11図は
第9図のZ方向からみた先端部の正面図、第12
図は引込み支柱とそれによる配線方式をあらわし
た模式図、第13図は従来の引留め具をあらわす
横断平面図、第14図はその右側面図である。 20……受座、21……台座部、23……ねじ
孔、25……側部、26,28……通口、30…
バンド、33,36……係止部、40……引留め
ボルト、41……引留め部、50……引込み支
柱、S……空所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建屋の外部に立設される引込み支柱の外周に取
    付けられるようになつていて架空線を引留め部で
    引き留めて前記建屋に導くようにする架空線引留
    め具であつて、前記引込み支柱の外周に配置され
    る受座と、この受座に両端が取付けられてリング
    状にされ前記支柱の外周に巻かれるようなになつ
    ているバンドと、前記引留め部を備えかつ前記受
    座にねじ込まれてその先端部が前記受座の内側面
    より突出することで前記バンドの一部を前記支柱
    の方向へ押圧変形させるようになつている引留め
    ボルトとを備えており、前記受座は、それぞれに
    前記バンドの通される通口が開口している側部
    と、前記引留めボルトのねじ込まれるねじ孔が開
    口していて前記支柱より離間した位置に対向する
    ようになつている台座部とを備えているととも
    に、前記両側部と台座部とで形成される空所が前
    記支柱の方向に向けて開口し、かつ、前記バンド
    は、その一端が前記受座の前記空所を横切るよう
    にして前記受座に取付けられるようになつていて
    前記横切り部分に前記ボルト先端が当たつた状態
    で前記引留めボルトのねじ込みがなされるように
    なつていることを特徴とする架空線引留め具。
JP3694288U 1988-03-19 1988-03-19 Expired JPH0445387Y2 (ja)

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JP3694288U JPH0445387Y2 (ja) 1988-03-19 1988-03-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4600976B2 (ja) * 2004-09-17 2010-12-22 日東工業株式会社 ポール用取付金具
JP4535996B2 (ja) * 2005-12-05 2010-09-01 中国電力株式会社 電柱設置装置

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JPH01143234U (ja) 1989-10-02

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