JPH0450778Y2 - - Google Patents

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JPH0450778Y2
JPH0450778Y2 JP1988057917U JP5791788U JPH0450778Y2 JP H0450778 Y2 JPH0450778 Y2 JP H0450778Y2 JP 1988057917 U JP1988057917 U JP 1988057917U JP 5791788 U JP5791788 U JP 5791788U JP H0450778 Y2 JPH0450778 Y2 JP H0450778Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、門柱やフエンス支柱等の各種柱の
上端に固定する柱用キヤツプの改良に関するもの
である。 (従来の技術) 従来、柱用キヤツプとしては、例えば第7図に
示すようなものがあつた。 図中の柱用キヤツプ100は、鋳造により一体
的に成形されたものであつて、柱101の断面形
状に対応した下向き開口の凹部100aを有して
いる。この柱用キヤツプ100は、前記柱101
の上端に凹部100aを嵌合し、前記凹部100
aの外側から通したねじ102により柱101へ
の固定が成されていた。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記したような柱用キヤツプ100
にあつては、その外側からねじ102を直接挿通
させていたため、前記ねじ102の頭部が外部に
露出して外観を損うと共に、前記ねじ102に雨
水等がかかり易いので、これによつて生じた錆で
柱101を汚損することがあるという問題点があ
り、これらの問題点を解決することが課題になつ
ていた。 (考案の目的) この考案は、このような従来の課題に着目して
成されたもので、柱とキヤツプとの連結部分を隠
蔽して外観を向上させることができると共に、ね
じ等の止着具に生じた錆による柱の汚損を防ぐこ
とができる柱用キヤツプを提供することを目的と
している。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案による柱用キヤツプは、柱の上端に取
付けられる保持体と、前記柱および保持体の上側
を被うカバーとから成り、前記保持体は、前記柱
の側部へ止着される固定部と、前記柱の外周方向
へ延出する連結部とを有し、前記カバーは、前記
連結部の上面に位置し且つ前記連結部の下方から
止着される結合部と、前記保持体の連結部より外
側に垂下して柱と固定部の止着具および連結部と
結合部の止着具を被い隠す隠蔽部とを有する構成
とし、上記構成を課題を解決するための手段とし
ている。 (考案の作用) この考案による柱用キヤツプは、固定部を柱の
側部に止着して保持体を柱の上端に固定し、結合
部を連結部に止着してカバーを前記保持体に固定
することにより、前記柱への固定が成され、前記
固定部および連結部を隠蔽部で被い隠した状態に
して、前記柱と固定部の止着具および連結部と結
合部の止着具が外部に露出するのを防ぐことにな
る。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第1図〜第4図は、この考案の一実施例を説明
する図である。 すなわち、第1図に示す柱用キヤツプ1は、柱
10の上端に取付けられる保持体2と、前記柱1
0および保持体2の上側を被うカバー3とから成
つている。この実施例における柱10は、フエン
スの支柱として用いるものであつて、断面矩形状
を成し、三つの面の中央には、フエンスの横桟等
を取付けるための溝11が当該柱10の長手方向
にわたつてそれぞれ形成してある。また、前記溝
11は互いに接近する方向へ突出した一対の突片
10a,10aによつて開口幅が小さくなつてお
り、柱10の上端部においては、前記突片10
a,10aを切除して、後述する係合突部のため
の切欠き10bが形成してある。 前記保持体2は、第2図にも示すように、平面
から見た状態では柱10を中心とする矩形の枠状
を成しており、側部断面(第1図に示す)におい
ては、上方に向つて段階的に広がる形状を成して
柱10との間に空間12を形成している。前記保
持体2はその上端における三辺の中央部に、前記
切欠き10bを通して溝11内に突出する係合突
部2a,2b,2cが形成してあると共に、残る
一辺に、柱10の側部へ止着される固定部2dが
前記空間12の分だけ突出した状態で形成してあ
り、この実施例では、中央の係合突部2bをも固
定部とした構造になつている。なお、前記係合突
部2a,2b,2cは、溝11の内部の幅に近い
幅寸法を有している。さらに、前記保持体2は、
上記係合突部2a,2b,2cおよび固定部2d
よりも下側位置に、柱10の外周方向へ延出する
フランジ状の連結部2eを有しており、この連結
部2eには、中央係合突部2bおよび固定部2d
の位置に合わせてねじ通し孔2f,2fがそれぞ
れ形成してある。 他方、前記カバー3は、第3図にも示すよう
に、平面から見た状態で柱10および上記保持体
2を完全に被い隠す大きさを有すると共に、適宜
の立体成形が施してある。このカバー3は、裏面
の対称位置に、前記連結部2eの上面に位置し且
つ前記連結部2eの下方から止着される結合部3
a,3aを有すると共に、各結合部3a,3aに
は、前記ねじ通し孔2f,2fに合致するめねじ
孔3b,3bが開口している。また、前記カバー
3の縁部全周には、取付け状態において前記保持
体2の連結部2eより外側に垂下して係合突部2
a〜2c、固定部2dおよび連結部2eを被い隠
す隠蔽部3cが形成してある。なお、この実施例
における隠蔽部3cは、フランジ状を成す前記連
結部2eのやや下位側まで垂下している。 上記の柱用キヤツプ1を柱10に固定するにあ
たつては、第4図にも示すように、保持体2の各
係合突部2a,2b,2cをそれぞれの溝11に
係入して突片10a,10aの切欠き10bに係
止し、中央の係合突部2bに挿通させた止着具で
あるねじ4を前記溝11の底壁10cに螺入する
と共に、固定部2dに挿通させた同じく止着具で
あるねじ5を柱10の側壁に螺入する。このと
き、保持体2は、その上端面が柱10の上端面と
一致している。また、前記ねじ4,5を螺入する
際に、柱10内に裏板を設けることがある。 こののち、カバー3を柱10および保持体2の
上側に被せ、保持体2の各ねじ通し孔2f,2f
に通した(止着具)6,6をカバー3の各めねじ
孔3b,3bに螺着することにより、柱用キヤツ
プ1の固定は完了となる。なお、各溝11のう
ち、フエンスの連結に用いないものにあつては、
目板7(第4図に示す)を嵌着する。 このようにして固定された柱用キヤツプ1は、
隠蔽部3cで各連結用ねじ4〜6を外部から目立
たない、又は全く見えない状態にしており、その
外観が良好であつて、前記ねじ4〜6に雨水等が
かかる心配も無い。また、上記柱用キヤツプ1
は、前記係合突部2a,2b,2cと各切欠き1
0bとの係合、および各ねじ止めによつて一層強
固な固定状態を得ることができる。さらに、上記
したような柱用キヤツプ1は、例えば金型を用い
た鋳造によつて成形することがあり、その際に、
実施例の如く適宜の意匠を施すことが多い。この
場合、上記柱用キヤツプ1は、保持体2とカバー
3とが別体であるため、例えば空間12を形成し
うるように肉厚を節約して容易に型抜きを行うこ
とができ、材料の歩留りを向上させることが可能
になる。 なお、上記実施例の場合、相対向する係合突部
2a,2cを柱側部への固定部として用いること
も当然可能である。 第5図および第6図は、この考案の他の実施例
を説明する図である。 この実施例における柱用キヤツプ21の保持体
22は、柱30の上端に被るように係合する下向
き開口の箱形を成すものであつて、柱30の側部
へ止着される固定部22aと、柱の上端面に対応
する水平部22bと、前記水平部22bの四辺の
中央から柱30の外周方向へそれぞれ延出する連
結部22cとを有している。前記水平部22bの
中央には、矩形の開口部22dが形成してあり、
各連結部22cには、ねじ通し孔22eがそれぞ
れ形成してある。 他方、カバー23は、前記各連結部22cの上
面に位置し且つ前記連結部22cの下方から止着
される結合部23aと、保持体22の連結部22
cにより外側に垂下して固定部22aおよび連結
部22cを被い隠す隠蔽部23bとを有してい
る。前記隠蔽部23bは、前記固定部22aの下
端部の高さまで垂下している。 上記の柱用キヤツプ21は、固定部22に通し
たねじ(止着具)24,24を柱30の側壁に螺
入して保持体22を柱30に固定し、連結部22
cに下方から通したねじ(止着具)25,25を
結合部23aに螺入することにより、柱30への
固定が完了となり、先の実施例と同様の効果を得
ることができる。 なお、この考案による柱用キヤツプは、詳細な
構造が上記各実施例に限定されることはなく、例
えば、門柱等への適用に応じて各部の形状などを
適宜変更することができる。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の柱用キヤ
ツプによれば、柱の上端に取付けられる保持体
と、前記柱および保持体の上側を被うカバーとか
ら成り、前記保持体は、前記柱の側部へ止着され
る固定部と、前記柱の外周方向へ延出する連結部
とを有し、前記カバーは、前記連結部の上面に位
置し且つ前記連結部の下方から止着される結合部
と、前記保持体の連結部より外側に垂下して柱と
固定部の止着具および連結部と結合部の止着具を
被い隠す隠蔽部とを有する構成としたため、がた
つき等のない強固な取付け状態を確保したうえ
で、柱とキヤツプとの連結部分および連結部分に
用いるねじ等の止着具を外部から見えない状態に
することができ、外観を著しく向上させることが
できると共に、前記止着具に雨水等がかかるのを
防止して、錆による柱の汚損を確実に防ぐことが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における柱用キヤ
ツプの固定状態を説明する断面図、第2図は保持
体の取付け状態を説明する平面図、第3図はカバ
ーを説明する底面図、第4図は柱用キヤツプの取
付け要領を説明する分解斜視図、第5図はこの考
案の他の実施例による柱用キヤツプの保持体の取
付け状態を説明する斜視図、第6図は他の実施例
の柱用キヤツプを説明する断面図、第7図は従来
の柱用キヤツプを説明する断面図である。 1,21……柱用キヤツプ、2,22……保持
体、2b……係合突部(固定部)、2d,22a
……固定部、2e,22c……連結部、3,23
……カバー、3a,23a……結合部、3c,2
3b……隠蔽部、4,5,6,24,25……ね
じ(止着具)、10,30……柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱の上端に取付けられる保持体と、前記柱およ
    び保持体の上側を被うカバーとから成り、前記保
    持体は、前記柱の側部へ止着される固定部と、前
    記柱の外周方向へ延出する連結部とを有し、前記
    カバーは、前記連結部の上面に位置し且つ前記連
    結部の下方から止着される結合部と、前記保持体
    の連結部より外側に垂下して柱と固定部の止着具
    および連結部と結合部の止着具を被い隠す隠蔽部
    とを有することを特徴とする柱用キヤツプ。
JP1988057917U 1988-04-28 1988-04-28 Expired JPH0450778Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988057917U JPH0450778Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28

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JP1988057917U JPH0450778Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28

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JPH01162598U JPH01162598U (ja) 1989-11-13
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JP6081155B2 (ja) * 2012-11-14 2017-02-15 積水樹脂株式会社 道路用標示体および道路用標示体に用いるクリーナーの製造方法

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