JPH0444460Y2 - - Google Patents

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JPH0444460Y2
JPH0444460Y2 JP6164388U JP6164388U JPH0444460Y2 JP H0444460 Y2 JPH0444460 Y2 JP H0444460Y2 JP 6164388 U JP6164388 U JP 6164388U JP 6164388 U JP6164388 U JP 6164388U JP H0444460 Y2 JPH0444460 Y2 JP H0444460Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として手押し式のキヤスター付台
車において、台車に取付けることにより移動路途
中の段部を円滑に通過させるための補助装置に関
する。
〔従来の技術及び解決されるべき課題〕
手押し式のキヤスター付台車が広く用いられて
いるが、この種の台車は移動路に段付部があるよ
うな場合、これをスムーズに通過させることが難
しい欠点がある。一般に、このような段付部を通
過する場合、例えば後輪を支点として前輪を持ち
上げ、前輪を段付部の上部に乗せる等の方法がと
られるが、このような操作には大きな力が必要で
あり、非力な者には難しい。
本考案はこのような従来の問題に鑑み、非力な
者でも段付部を簡単且つ円滑に通過させることが
できる台車用の補助装置を提供せんとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
このため本考案の装置は、台車下部に取付けら
れるブラケツトと、該ブラケツトに保持機構によ
り垂直方向回動可能に保持された接地部材とを備
えている。この接地部材は、孤状の接地部を備
え、この接地部が斜め下方向を向くようにして保
持されている。
前記保持機構は、第1ないし第3の保持アーム
とスプリングとから構成されている。第1の保持
アームは、その一端が接地部材の下部に枢着さ
れ、他端がブラケツトの上部に枢着されている。
第2及び第3の保持アームは、その一端どうしが
連結枢着されるとともに、第2の保持アームの他
端が第1の保持アームの長手方向中間部に枢着さ
れ、また第3の保持アームの他端が接地部材の上
部に枢着されている。また、スプリングは第1の
保持アームを第2及び第3の保持アーム方向に付
勢している。
このような本考案の装置は、台車の走行輪とは
別に、或いは走行輪と一体にして設けることがで
きる。前者の場合、装置はキヤスター等の走行輪
と並んで設けられる。また後者の場合、装置を構
成するブラケツトに、走行輪をその下端が接地部
材の下端よりも下方に位置するよう回転自在に取
付まる。
〔作用〕
本考案の装置は、少なくとも台車の前部下面に
走行輪とともに、或いは走行輪と別に取付けられ
る。
接地部材は、走行輪よりも走行方向前方に位置
しており、走行する台車の移動路に一段高くなつ
た段付部があると、接地部材の孤状の接地部が段
付部の角部に衝突し、接地部材がその角部に当つ
たままの状態で、第1ないし第3の保持アームが
回動し、台車本体が水平状態を維持したまま走行
輪が上方且つ前方に持ち上げられる。そして、さ
らに台車を前方に押すと、走行輪が段付部の角部
に当つてこれを乗り越え、走行輪は段付部の上部
に位置する。走行輪が前記角部を乗り越えた時点
で、接地部材はスプリングの作用により元の状態
に復帰する。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、装置イは、台車ロの下部に取付けられる
ブラケツト1と、このブラケツトに保持機構3を
介して回動可能に支持された接地部材2を備えて
いる。
前記ブラケツト1は、その一端側をスラストベ
アリング4を介して台車下面に水平方向回転自在
に取付けられている。
前記接地部材2は、孤状の接地部5を有し、こ
の接地部5が斜め下方を向くようにしてブラケツ
ト内側に配され、保持機構3により垂直方向回動
可能に支持されている。
接地部材の接地部5には、滑り止め及び緩衝の
ための樹脂材6(例えばゴム材)が取付けられて
いる。
前記保持機構3は、第1ないし第3の保持アー
ム7a〜7cとアーム付勢用のスプリング8によ
り構成されている。
このうち、第1の保持アーム7aは、その一端
がブラケツト1(後述する可動部材13)の他端
側の上部に垂直方向回動可能に枢着9Aされ、他
端が接地部材2の下部に枢着9Bされている。
第2及び第3の保持アーム7b及び7cは、そ
の一端どうしが枢着9Cされるとともに、第2の
保持アーム7bが第1の保持アーム7aの長手方
向中間部に、また第3の保持アーム7cが接地部
材2の上部にそれぞれ枢着9D,9Eされてい
る。
第2及び第3の保持アームの枢着部9Cにはロ
ーラ10が回転自在に取付けられ、ブラケツト1
内側の上面にはこのローラ10が転動すべきガイ
ド面11が形成されている。なお、前記ローラ1
0に代えて、ガイド面上をスライドすべきスライ
ドシユーを設けることもできる。
前記スプリング8は第1の保持アーム7aを第
2及び第3の保持アーム方向に付勢するもので、
一端がブラケツト1の上部に、また他端が枢着部
9Dの近傍にそれぞれ係止されている。
本実施例では、段付部通過時、回動した接地部
材を適切且つ迅速に元の状態に復帰させるため、
ブラケツト1が台車側に取付けられる保持部材1
2と、この保持部材に保持される可動部材13と
から構成されている。この可動部材13は、その
一端側(第1の保持アーム7a取付側と反対側)
が保持部材12に枢着14され、この枢着部14
を支点に垂直方向回動自在となつている。そし
て、前記スプリング8は、その一端が保持部材1
2に係止され、可動部材13を第1図に示す状態
に保持している。
保持部材12には、第1の保持アーム7aの回
動時にその上端部と干渉して可動部材13を下方
に回動させるべき干渉部が設けられている。
本実施例では、この干渉部としてローラ15が
回転可能に設けられている。一方、保持アーム7
aの上端には、アーム回動時前記ローラ15と干
渉し、ローラ15に押圧力を付与する孤状面16
が形成されている。
なお、上記干渉部は必ずしもローラである必要
はない。
また、本実施例は装置に走行輪17を付設し、
所謂キヤスター形式としたものであり、ブラケツ
ト1の下部の両側にそれぞれブラケツト部18が
設けられ、この各ブラケツト部18に、走行輪1
7が、接地部5よりも後方に位置し、且つ下端が
接地部下端よりも下方に位置するようにして回転
自在に設けられている。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、ブ
ラケツト1を一体構造とした例である。なお、そ
の他の構成は上記実施例と同様である。
第5図及び第6図は、以上の実施例で示した装
置の台車ロへの取付例を示したもので、19は台
車本体、20は把手である。これらのうち、第5
図のものは台車の前輪部に第1図または第4図に
示すキヤスター形式の装置イを取付けるととも
に、後輪部に、スラストベアリングを持たない非
旋回形式の装置イ′を取付けたものである。すな
わち、この後輪部の装置イ′は、そのブラケツト
1が台車ロに直接固定されている。
また、第6図に示すものは、前輪部のみにキヤ
スター形式の装置イを取付け、後輪部には従来の
走行輪21を取付けたものである。
第7図は、走行輪とは別個に設けられる本考案
装置の一実施例を示すもので、その他の構成は第
1図に示す実施例と同様である。このような装置
イ″は、第8図及び第9図に示すように従来の台
車の走行輪22,23(前部走行輪22はキヤス
ター)と並列的に台車下面に固定される。これら
各装置イ″は、接地部材2が各走行輪よりも前方
に位置し、且つ接地部材2の下端が走行輪22,
23下端よりも上方に位置するようにして取付け
られる。
また、台車への取付けの熊様としては、本実施
例のような装置イ″と第1図または第4図に示す
ような走行輪付きの装置イ(または装置イ′)と
を組み合せた形式としてもよい。
次に、本考案の装置の作用を第10図A〜Dに
基づいて説明する。
走行する台車ロの移動路途中に一段高くなつた
段付部Xがあると、第10図Aに示すように走行
輪よりも前方に位置している接地部材2の接地部
5が段付部Xの角部に衝突する。その勢いで第1
0図Bに示すように保持アーム7a〜7cがスプ
リング8の弾性力に抗して回動し、台車本体が水
平状態を維持したまま走行輪17が上方且つ前方
に持ち上げられる。そして、さらに台車ロを押す
と、第10図Cに示すように保持アーム7aがさ
らに回動して走行輪17が段付部Xの角部に当
り、これを乗り越える。そして、第10図Dに示
すように走行輪17は段付部Xの上部に位置す
る。この状態で接地部材2及び支持アーム7a〜
7cはスプリング8の作用により元の位置に復帰
する。
また、第1図に示すようにブラケツト1が保持
部材12と可動部材13からなる構造のもので
は、接地部材2が段付部Xに乗り上げ、保持アー
ム7aが回動すると、第3図に示すように保持ア
ーム7aの上端部(孤状面16)がローラ15と
干渉し、スプリング8の弾性力に抗して可動部材
13が下方に押し下げられる。そして、第10図
Dに示すように走行輪17が段付部Xを乗り越え
ると、可動部材13がスプリング8の作用により
元に戻ろうとするため、ローラ15が保持アーム
7aの上端を押圧して、該アームを図中反時計回
りに回動させるような力を及ぼす。このようなロ
ーラ15(干渉部)及びスプリング8の作用によ
り、保持アーム7a及び接地部材2は適切且つ迅
速に第1図に示すような元の位置に復帰する。そ
して、仮にスプリング8の弾性力がある程度劣化
したような場合でも、接地部材2を適切に復帰さ
せることができる。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、台車を前方に押す
だけで、非力な者でも段付部を簡単に且つ円滑に
通過させることができ、特に従来難点であつた女
性による台車運搬作業を容易に行わしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は一部切欠側面図、第2図は正面
図、第3図は段付部通過時における一部切欠側面
図である。第4図は本考案の他の実施例を示す一
部切欠側面図である。第5図及び第6図は、それ
ぞれ第1図または第4図に示す装置の台車への取
付例を示す側面図である。第7図は本考案の他の
実施例を示す一部切欠側面図である。第8図及び
第9図は第7図に示す装置の台車への取付例を示
すもので、第8図は側面図、第9図は平面図であ
る。第10図A〜Dは本考案装置による台車の段
付部通過状況を段階的に示す説明図である。 図において、1はブラケツト、2は接地部材、
3は保持機構、4はスラストベアリング、5は接
地部、6は樹脂材、7a,7b,7cは保持アー
ム、8はスプリング、9A,9B,9C,9D,
9Eは枢着部、12は保持部材、13は可動部
材、14は枢着部、15はローラ、16は孤状
面、17は走行輪、イ,イ′,イ″は本考案装置で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 台車下部に取付けられるブラケツトと、孤状
    の接地部を有し、保持機構により、孤状の接地
    部が斜め下方向を向くようにして前記ブラケツ
    トに垂直方向回動可能に保持された接地部材と
    を備え、前記保持機構は、一端が接地部材の下
    部に枢着され、他端がブラケツトの上部に枢着
    された第1の保持アームと、一端どうしが枢着
    され、各他端が前記第1の支持アームの長手方
    向中間部と接地部材の上部に各枢着された第2
    及び第3の保持アームと、第1の保持アームを
    第2及び第3の保持アーム方向に付勢するスプ
    リングとからなる台車の段付部通過用補助装
    置。 (2) ブラケツトが、台車側に取付けられる保持部
    材と、該保持部材に、水平方向において第1の
    保持アーム取付側と反対側を支点として垂直方
    向回動自在に保持された可動部材とからなり、
    第1の支持アームを付勢するスプリングの上端
    が前記保持部材に係止され、保持部材には、第
    1の保持アームの回動時にその上端部と干渉し
    て可動部材を下方に回動させるべき干渉部を形
    成してなる実用新案登録請求の範囲(1)記載の台
    車の段付部通過用補助装置。 (3) ブラケツトの下部に、下端が接地部材の下部
    よりも下方に位置するようにした走行輪を有す
    る実用新案登録請求の範囲(1)または(2)記載の台
    車の段付部通過用補助装置。
JP6164388U 1988-05-12 1988-05-12 Expired JPH0444460Y2 (ja)

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JP2010095240A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 National Chiao Tung Univ 障害乗越え補助装置

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