JPH0443956Y2 - - Google Patents

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JPH0443956Y2
JPH0443956Y2 JP2353386U JP2353386U JPH0443956Y2 JP H0443956 Y2 JPH0443956 Y2 JP H0443956Y2 JP 2353386 U JP2353386 U JP 2353386U JP 2353386 U JP2353386 U JP 2353386U JP H0443956 Y2 JPH0443956 Y2 JP H0443956Y2
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JP
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cathode
sealing
bottomed cylindrical
insulator
lead
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JP2353386U
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JPS62136051U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は高周波の電波を出力するマグネトロン
に関する。
(ロ) 従来の技術 従来真空容器内に配挿せしめられた陰極フイラ
メントに加熱電力を供給する陰極リードは真空容
器から例えば実公昭58−23167号公報に示された
如く導出せしめられている。第5図は斯る導出構
造を示し、1,1は直熱型の陰極フイラメント2
と連つた一対の陰極リードで、該陰極リード1,
1はマグネトロンが動作時陰極フイラメントから
の熱伝導を受け高温となるために高価な高融点金
属例えばモリブデン(Mo)から構成されてい
る。3はアルミナセラミツク等から成る陰極絶縁
体で、該絶縁体3の軸方向に上記一対の陰極リー
ド1,1が挿通せしめられ真空容器外に延出して
いる。4,4は上記陰極絶縁体3の外表面に於い
て陰極リード1,1の挿通部をロウ付によつて気
密に封止する第1の封着金属、5は一方の開口端
を上記第1の封着金属4,4と同様にロウ付によ
つて気密封止する第2の封着金属で、該第2の封
着金属5の他方の開口端は真空容器の一部を構成
するポールピース6と結合している。
そして、上記第1の封着金属4,4は、上記挿
通部にロウ付けされた陰極リード1,1と図示し
ていない雑音除去用のフイルタ回路を構成するチ
ヨークコイルの電気的延長リードと結合する湾曲
状結合端7,7を備えている。
この様な構成にあつて、上記第1の封着金属
4,4の封止箇所は、各陰極リード1,1の挿通
部のみならず、陰極絶縁体3との当接面(該当接
面は予めメタライズされている)の2箇所、即ち
合計4箇所存在することになる。この封止箇所は
真空容器の気密性を左右する要因となり、リーキ
ングの原因となるために可及的に少なくすること
が要求される。
一方、上記第1の封着金属4,4はチヨークコ
イルと電気的に結合する湾曲状結合端7,7を備
えているが、斯る結合端7,7は一体成形されて
いるために、その加工金型が複雑となり、工数も
多く加工能率も悪い。更に、上記結合端7,7は
湾曲状をなしているために、作業者や機械にひつ
かかり該封着金属4,4が陰極絶縁体3から剥離
したり、剥離しないまでもロウ付け不良が発生し
たりしてリーキングの原因となる。更に、上記湾
曲状結合端7,7は変形しやすいために、チヨー
クコイルの延長リードとの位置決めが不安定であ
り、両者を溶接等により固定する際の自動化が極
めて困難である。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上述の如くリーキングの原因となるロ
ウ付け箇所の低減と、加工金型の複雑化、加工能
率の低下、封着部材の剥離又はロウ付け不良、更
には自動化が困難であると云う点を解決しようと
するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために、一端に
陰極フイラメントと連なる陰極リードを配挿する
第1有底筒部を配し、他端にチヨークコイルの電
気的延長リードを配挿する第2有底筒部を有する
と共に、その外周面に陰極絶縁体とロウ付けされ
るフランジ部を設けた円筒状封着金具を備えたこ
とを特徴とする。
(ホ) 作用 上述の如く円筒状封着金具はその他端に第2有
底筒部を有することによつて、該筒部にチヨーク
コイルの電気的延長リードが配挿され、またこの
封着金具の外周面に設けられたフランジ部は陰極
絶縁体とロウ付けされる。
(ヘ) 実施例 第1図乃至第4図は本考案マグネトロンの第1
〜第4の実施例に於ける要部を示す断面図であ
る。
これら第1〜第4の実施例に於いて共通する構
成は、円筒状封着金具10が、一端に第5図に示
した陰極フイラメントと連なる陰極リード1,1
を配挿する第1有底筒部11a,11aを配し、
他端に雑音除去用のフイルタ回路を構成するチヨ
ークコイルの電気的延長リード12,12を配挿
する第2有底筒部11b,11bを有すると共
に、その外周面に陰極絶縁体3のメタライズ面と
ロウ付けされるフランジ部11c,11cを設け
たところにある。即ち、封着金具10は円筒状を
なすために、加工金型の構造は簡単であり、加工
もし易く作業者や機械にひつかかることもなく、
機械的強度に富み変形が少ないことから自動化も
図れる。更に円筒状と雖もその内部は貫通するこ
となく有底筒部11a,11b,11a,11b
を形成すべく円柱部11d,11dを備えている
ために、封止箇所は各封着金具10,10に対し
フランジ部11c,11cの1箇所と最小個数と
なつている。
第1図の第1実施例と、第2図の第2実施例は
陰極絶縁体3の構造が実質的に同一であり、封着
金具10,10に於けるフランジ部11c,11
cの位置が相違している。即ち第1実施例にあつ
てはフランジ部11c,11cは封着金具10,
10に於ける第1有底筒部11a,11aの開口
端に設けられている。従つて、封着金具10,1
0は陰極絶縁体3内に侵入せず、陰極リード1,
1とは該絶縁体3から突出した突出端と結合して
いる。
一方、第2実施例のフランジ部11c,11c
は封着金具10,10の中央から第2有底筒部1
1b,11b寄りに設けられている。その結果、
封着金具10,10の第1有底筒部11a,11
aは陰極絶縁体3内に侵入し、その内部に於いて
陰極リード1,1と結合している。この構造によ
ると、陰極リード1,1の長さが第1実施例に較
べ縮小され、高価なモリブデンの使用量の減少が
図れる。
第3図の第3実施例と、第4図の第4実施例は
陰極絶縁体3の構造が、封着金具10,10のフ
ランジ部11c,11cとのロウ付け位置を陰極
絶縁体3の内側とした点に於いて上記第1・第2
実施例と異なり、また第3・第4実施例同士は上
記フランジ部11c,11cの位置が相違してい
る。即ち、第3実施例のフランジ部11c,11
cの位置は第1実施例と同じく封着金具10,1
0に於ける第1有底筒部11a,11aの開口端
に設けられており、また第4実施例のそれは封着
金具10,10の中央から第1有底筒部11b,
11b寄りに設けられており、陰極リード1,1
との結合は両実施例共に陰極絶縁体3の内側に於
いて行なわれている。
(ト) 考案の効果 本考案マグネトロンは以上の説明から明らかな
如く、陰極絶縁体に対する封着金具のロウ付けは
その外周に設けられたフランジ部のみに施される
ので、リーキングの原因となる封止箇所を必要最
小限に抑圧することができ、品質及び信頼性が向
上する。またチヨークコイルの電気的延長リード
と結合するために真空容器から突出した第2有底
部は円筒状であるので、その形状は機械的強度に
富むばかりか作業者や機械にひつかかることがな
く、上記延長リードとの結合作業の自動化が図れ
作業能率が向上すると共に、組立て工程中での不
良率が低減し製造歩留まりが上昇する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は各々本考案の第1〜第4実施
例要部を示す断面図、第5図は従来例の要部を示
す断面図、である。 1……陰極リード、3……陰極絶縁体、10…
…円筒状封着金具、11a……第1有底筒部、1
1b……第2有底筒部、11c……フランジ部、
12……チヨークコイルの電気的延長リード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空容器内に陰極フイラメントを配置したマグ
    ネトロンであつて、一端に上記陰極フイラメント
    と連なる陰極リードを配挿する第1有底筒部を配
    し、他端に雑音除去用のフイルタ回路を構成する
    チヨークコイルの電気的延長リードを配挿する第
    2有底筒部を有すると共に、その外周面に陰極絶
    縁体とロウ付けされるフランジ部を設けた円筒状
    封着金具を備えたことを特徴とするマグネトロ
    ン。
JP2353386U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH0443956Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2353386U JPH0443956Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2353386U JPH0443956Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62136051U JPS62136051U (ja) 1987-08-27
JPH0443956Y2 true JPH0443956Y2 (ja) 1992-10-16

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ID=30821920

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JP2353386U Expired JPH0443956Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JPS62136051U (ja) 1987-08-27

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