JPH0443804Y2 - - Google Patents

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JPH0443804Y2
JPH0443804Y2 JP7807086U JP7807086U JPH0443804Y2 JP H0443804 Y2 JPH0443804 Y2 JP H0443804Y2 JP 7807086 U JP7807086 U JP 7807086U JP 7807086 U JP7807086 U JP 7807086U JP H0443804 Y2 JPH0443804 Y2 JP H0443804Y2
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horizontally
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、シヤシダイナモ上で車両のピツチ運
動を再現可能とした車両拘束装置に関する。
B 考案の概要 シヤシダイナモ上の車両を拘束する車両拘束装
置において、ピツチ運動を再現することを目的と
し、車両下部に支持部材を固定し、その左右両端
部のフランジを、車両の重心を左右水平に貫く軸
心位置に形成する一方、車両の左右両側にそれぞ
れ支持台を配置すると共に前記車両の重心を左右
水平に貫く軸心に回転中心軸が一致する軸受を備
えた連結部材を前記支持台に取り付けると共に該
連結部材を前記軸受にて前記フランジに対してそ
れぞれ回転自在に連結するものである。
C 従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点 従来の車両拘束装置は、シヤシダイナモに対
し、車両の前後方向の運動を拘束するのみなら
ず、更に、車両の駆動又は制動時等に現れる前後
方向の縦揺れ、いわゆる、ピツチ運動による挙動
をも拘束していた。
この為、従来の車両拘束装置では、ピツチ運動
を再現させることができず、ピツチ運動により生
じる前後輪の輪重の変化を測定することができな
かつた。
D 問題点を解決するための手段 そこで、本考案は、車両のピツチ運動を許容す
る車両拘束装置を提供することを目的として、シ
ヤシダイナモ上に載置される車輌に対して、該車
両下部に固定される取り付け部を中央部に有する
と共に該取り付け部の左右両側部に折曲部を張り
出し、該折曲部の先端に前記車両の重心を左右水
平に貫く軸心位置にフランジを形成した支持部材
を設ける一方、前記車両の左右両側にそれぞれ支
持台を配置すると共に前記車両の重心を左右水平
に貫く軸心に回転中心軸が一致する軸受を備えた
連結部材を前記支持台に取り付けると共に該連結
部材を前記軸受にて前記フランジに対してそれぞ
れ回転自在に連結することにより、前記車両をピ
ツチ運動のみ運動可能に拘束することを特徴とす
る。
E 作用 駆動時や制動時において、シヤシダイナモ上の
車両は、その重心を中心とした前後方向の縦揺れ
であるピツチ運動を生じようとする性質がある。
そのような時に、支持台と支持部材の間におい
て軸受は、車両の重心を左右水平に貫く軸心を回
転中心とする車両の回動を許容するため、車両は
何らの制約を受けることなく、自由にピツチ運動
を生じる。
また、支持台と支持部材との間では、車両の重
心を中心としたピツチ運動のみが許容され、それ
以外の車両の前後、左右方向についての挙動は拘
束されることになる。
F 実施例 以下、本考案について、図面に示す実施例を参
照して詳細に説明する。
第1図〜第4図に本考案の一実施例を示す。同
図に示すように、シヤシダイナモ12は、回転自
在のローラ14を左右にそれぞれ同軸に配置し、
そのローラ14を負荷装置或いは計測装置等(図
示省略)に連結して構成されるものであり、ロー
ラ14上に被試験車である車両16の駆動輪18
を載せて、車両16の実走行を模した実験を行お
うとするものである。4輪駆動車を試験する場
合、或いは、4輪を回転させて試験する場合に
は、車両16の4輪を載せる為にローラ14は4
箇所に設けられる。
本実施例の車両拘束装置(以下、拘束装置とい
う。)10は、シヤシダイナモ12上の車両16
のピツチ運動のみを許容し、それ以外の挙動を拘
束するものである。
即ち、第1図及び第2図に示すように、車両1
6の下部に、車両16の重心Gに一致するよう
に、支持部材20の中央部である取り付け部20
aが固定されている。取り付け部20aは、車両
16の幅と同じ板幅を有する板状部材であり、そ
の取り付け部20aの左右両側部はそれぞれ上向
きに折り曲げられた折曲部となつている。
取り付け部20aの固定方法としては、車体1
6の下部及び取り付け部20aの数カ所にボルト
穴を位置決めして穿設し、それらのボルト穴にボ
ルトを挿入して締結する方法が確実である。
他の固定方法としては、例えば、車両16の下
部の凹凸部に嵌合する係止治具をボルト等により
取り付け部20aに締め付ける簡便な方法もあ
る。
支持部材20の折曲部先端には、後述する連結
部材44に連結するためのフランジ58が形成さ
れている。このフランジ58の高さは、車両16
の重心Gと同一高さとなるように予め設計されて
いる。
一方、シヤシダイナモ12の左右両側には、そ
れぞれ一対のレール24が前後方向に配置される
と共にレール24の間には、レール24と平行な
送りねじ軸28が配置されており、支持台である
台車22はレール24に移動自在に載置され、送
りねじ軸28に螺着している。送りねじ軸28は
送り装置26に接続し、この送り装置26により
送りねじ軸28を回転駆動することができる。従
つて、送りねじ軸28を回転させることにより、
台車22は、レール24に沿つて車両16の前後
方向に移動可能となつている。
台車22上には、第3図に示すように、車両1
6の前後方向に沿つて支持板30が立設されると
共に支持板30の車両16に向かい合う面には一
対のレール42が上下方向に配設され、このレー
ル42に第2台車32が装着されている。支持板
30の上部にはプーリ36が設けられており、こ
のプーリ36に巻き掛けられたワイヤ38によ
り、第2台車32と釣り合うバランスウエイト3
4が支持板30の車両16の裏面において吊り下
げられている。プーリ36にはハンドル40が設
けられており、ハンドル40を回すことにより、
バランスウエイト34に対して釣り合つた状態を
保つたまま、第2台車32を上下に移動すること
ができる。
第2台車32の車両に向かい合う面には、連結
部材44が取り付けられている。この連結部材4
4は、支持部材20のフランジ58と第2台車3
2とを、車両16の重心Gを左右水平に貫く軸心
を中心として回転自在に連結するものである。
即ち、連結部材44は、第4図に示すように、
第2台車32上には円柱状の第1部材46を水平
に固定すると共にこの第1部材46に対して球面
軸受50を介して円筒状の第2部材48を回転自
在に嵌合させ、更に、第2部材48の一端をフラ
ンジ58に対しボルト60により固定することに
より構成されている。
ここで、球面軸受50の内輪50aは、第1部
材46に対して軸方向に摺動自在に嵌合してい
る。また、第1部材46の外周にとロツクリング
52が装着され、その両端部に設けたボルト穴5
2aにボルト(図示省略)を締め付けて、ロツク
リング52を任意の位置に固定できるようになつ
ている。
従つて、第2部材48に当接した状態でロツク
リング52を第1部材46に固定すると、その後
は、第2部材48は第1部材46に対して第4図
中右方へ摺動することができなくなる。この為、
車両16の左右両側においてこのようなロツクリ
ング52をそれぞれ第1部材46に対し同様に固
定することにより、車両16は左右方向に拘束さ
れることになる。
更に、第1部材46の軸端には係止部材54が
固定され、この係止部材54は第1部材46の第
2部材48に対する抜け止めとなつており、第1
部材46は第2部材48から誤つて抜けることは
ない。
このように連結部材44は、車両16の重心G
を左右水平に貫く軸心を回転中心として、球面軸
受50により支持部材20のフランジ58と第2
台車32とを回転自在に連結するため、車両16
の重心Gを中心としたピツチ運動を許容すること
ができる。
更に、本実施例では、連結部材44には軸受と
して球面軸受50を用いるため、ピツチ運動のみ
ならず、車輌拘束装置の製作時の左右方向、ヨー
運動方向及びロール運動方向の寸法誤差を許容す
ることができる。
但し、ロツクリング52により球面軸受50を
左右方向より締め付けて固定した後は、支持部材
20が左右方向に拘束される結果、支持部材20
はヨー運動方向及びロール運動方向についても拘
束されることとなり、車両16のピツチ運動以外
の挙動は拘束される。つまり、球面軸受50は、
連結部材44に対し支持部材20をピツチ運動方
向のみに回転自在に支持するのである。
尚、本実施例の拘束装置10は、車両16を中
心として左右対称に、台車22、支持板30、第
2台車32、連結部材44等を配置して構成され
ているが、第1図、第2図においては、図中左側
を省略した。
上記構成を有する本実施例の車両拘束装置は、
次のように使用する。
先ず、車両16をシヤシダイナモ12上に載置
する。
次いで、支持部材20の取り付け部20aを車
両16の下部に固定する。固定された状態におい
て、支持部材20の左右のフランジ58は、車両
16の重心Gを左右水平に貫く軸心上に位置す
る。
その後、シヤシダイナモ12の左右両側におい
て、ハンドル26を回転させて台車22を前後に
移動させることにより、連結部材44の位置を前
後方向について車両16の重心Gに一致させ、引
き続き、ハンドル40を回転させて第2台車32
を上下に移動させることにより、連結部材44の
位置を上下方向について車両16の重心Gに一致
させる。
このようにして連結部材44と支持部材20の
フランジ58とを、車両車両16の重心Gを左右
水平に貫く軸心上において位置合わせできたら、
フランジ58と連結部材44とをボルト60によ
り締結する。
その後、台車22、第2台車32の位置が変化
しないように、ハンドル26,40をピン等(図
示省略)により固定し、球面軸受50に当接させ
た状態でロツクリング52を第1部材46に締結
する。
このように拘束装置10により車両16をシヤ
シダイナモ12上に固定した後、シヤシダイナモ
12を作動させ、車両16の模擬実験を行えば、
駆動時や制動時において、連結部材44の球面軸
受50により、車両の重心Gを左右水平に貫く軸
心を回転中心として、支持部材20及びこれに固
定された車両16が回動することになるので、車
両16の重心Gを中心として縦方向に発生するピ
ツチ運動が許容されることとなり、各輪の輪重又
は前後の輪重の変化を測定することができる。
また、連結部材44の球面軸受50は、ピツチ
運動以外の車両16の前後方向、左右方向の挙動
を制約するので、車両16の位置ずれ等は生じな
い。
尚、本実施例では、車両16である被試験車の
車種により、重心Gの位置が異なる場合でも、ハ
ンドル26,40を使用して連結部材44の位置
を重心Gに位置合わせすることができる利点があ
るが、本考案は、これに限るものではない。
例えば、車両重心を左右水平に貫く軸心位置に
おいて、支持部材のフランジと連結部材を連結す
ることができるように予め設定しておけば良い。
尚、上記実施例では、球面軸受50を使用した
が、これに限るものではなく、ピツチ運動を許容
することができれば、他の形式の軸受も使用する
ことができる。
G 考案の効果 以上、実施例に基づいて具体的に説明したよう
に、本考案はシヤシダイナモ上に載置された車両
のピツチ運動のみを許容し、他の挙動を拘束する
ので、被試験車の駆動時や制動時におけるピツチ
運動を再現することができ、被試験車の各輪の輪
重の変化や前後車軸の変化等を測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両拘束装置の一実施例
を示す部分正面図、第2図は第1図の平面図、第
3図は第1図の側面図、第4図は本考案に係る拘
束装置における連結部材を示す部分断面図であ
る。 図面中、10は車両拘束装置、12はシヤシダ
イナモ、16は車両、20は支持部材、22は台
車、56,58はフランジである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤシダイナモ上に載置される車輌に対して、
    該車両下部に固定される取り付け部を中央部に有
    すると共に該取り付け部の左右両側部に折曲部を
    張り出し、該折曲部の先端に前記車両の重心を左
    右水平に貫く軸心位置にフランジを形成した支持
    部材を設ける一方、前記車両の左右両側にそれぞ
    れ支持台を配置すると共に前記車両の重心を左右
    水平に貫く軸心に回転中心軸が一致する軸受を備
    えた連結部材を前記支持台に取り付けると共に該
    連結部材を前記軸受にて前記フランジに対してそ
    れぞれ回転自在に連結することにより、前記車両
    をピツチ運動のみ運動可能に拘束することを特徴
    とする車輌拘束装置。
JP7807086U 1986-05-26 1986-05-26 Expired JPH0443804Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7807086U JPH0443804Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7807086U JPH0443804Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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Publication Number Publication Date
JPS62189638U JPS62189638U (ja) 1987-12-02
JPH0443804Y2 true JPH0443804Y2 (ja) 1992-10-15

Family

ID=30926671

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JP7807086U Expired JPH0443804Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060554A (ja) * 2008-08-08 2010-03-18 Meidensha Corp トルクボックス穴代用治具および車両固定装置

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