JPH0443644Y2 - - Google Patents

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JPH0443644Y2
JPH0443644Y2 JP1987048324U JP4832487U JPH0443644Y2 JP H0443644 Y2 JPH0443644 Y2 JP H0443644Y2 JP 1987048324 U JP1987048324 U JP 1987048324U JP 4832487 U JP4832487 U JP 4832487U JP H0443644 Y2 JPH0443644 Y2 JP H0443644Y2
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JP
Japan
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sleeve
mating member
main body
diameter
sealing
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JP1987048324U
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JPS63154870U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ゴム、樹脂等の弾性材料より形成さ
れ、各種の装置、ケース等の所定部分に固定され
るようになつている本体部と、その本体部から突
出し互いに所定距離隔てられてほぼ平行に延びる
複数のスリーブ部とを有していて、各スリーブ部
をその全長で軸、管等の相手部材に対して密封状
態で緊密に嵌合させることによつて上記所定部分
と上記相手部材との間の密封を行うようになつて
いる型式のシール部材に関するものである。
従来の技術 従来上記型式のシール装置として、第7図及び
第8図に示したようなダストカバーがある。即ち
このダストカバーは、外端部1においてケース
6′に固定されるようになつている本体部2と、
本体部から突出する複数のスリーブ部3とを有
し、スリーブ部3を相手部材5に対して密封状態
で緊密に嵌合させることによつて、ケース6′相
手部材5との間の密封を行うようになつている。
そして、このダストカバーは、第7図の如く各ス
リーブ部が相手部材に嵌合されていない状態にお
いて、各スリーブ部がその長手方向に均一な内径
寸法を有し、その内径寸法が相手部材5の外径寸
法より1−50%程度小さくなつていて、弾性力に
よつて相手部材に緊密に嵌合するようになつてい
る。
考案が解決しようとする問題点 上記の如く各スリーブ部がその長手方向に均一
な内径寸法を有する従来のダストカバーにおいて
は、スリーブ部3の内径寸法を相手部材5の外径
寸法より微少量しか小さくしなかつた場合には、
本体部2をケース6′に固定しかつ各スリーブ部
3を相手部材5に嵌合させたときに、スリーブ部
3と相手部材5との間の弾性密着力が小さくなる
ために、十分な密封力をえることができない。ま
た、スリーブ部の内径寸法を相手部材の外径寸法
よりかなり小さなものにして密封力を向上させよ
うと試みたとしても、スリーブ部を相手部材に嵌
合させたときに各スリーブ部3の、本体部2に隣
接した部分が径方向外方へ大きく押し広げられる
ことによつて、本体部が2′で示したように圧縮
変形させられてしまい、その圧縮変形によつてス
リーブ部3と相手部材5との均一な密着性が害さ
れ密封性が損なわれてしまうとの問題点がある。
また、例えば本体部2が蛇腹部(第4図の蛇腹部
7参照)を有していて相手部材5が往復動Aする
ような場合には、上記の圧縮変形によつて相手部
材5の往復動Aに追従するダストカバーの動きの
円滑性が損なわれ、相手部材5の動作に異常が生
じたりダストカバーが破損されたりする恐れがあ
る。
本考案は上記した従来のダストカバー等のシー
ル部材における問題点を解決するシール部材を提
供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記した型式のシール部材におい
て、上記各スリーブ部が、相手部材の外径寸法と
同一又はそれより微少量小さな内径寸法を有し上
記本体部に隣接した位置にある大径部と、その大
径部から上記スリーブ部の先端方向へ所定距離隔
てられた位置にあり相手部材の外径寸法よりかな
り小さな内径寸法を有している小径部と、大径部
と小径部とを連結する連結部とを有する構成にす
ることによつて、上記従来技術の問題点を解決す
る。
作 用 本考案のシール部材においては、各スリーブ部
を相手部材に嵌合させたときに、該スリーブ部
が、その小径部に近い部分で大きく弾性変形して
スリーブ部と相手部材との間の密封力を向上さ
せ、また大径部付近におけるスリーブ部の弾性変
形量は微少であるために、本体部の実質的な変形
は生じない。
実施例 第3図は本考案の第1実施例のシール部材10
を恒温恒湿槽6のケース6′と相手部材である2
本の配管5とに装着した状態を示している。恒温
恒湿槽6内には、製品実験用の油圧作動装置12
が収納され、また恒温恒湿槽6の外部には油圧ポ
ンプ13が設けられていて、油圧作動装置12と
油圧ポンプ13とが上記配管5で連結されてい
る。シール部材10はダストカバーとして構成さ
れていて、ケース6′と配管5との間の密封を行
うようになつている。ダストカバー10はゴム製
のものであつて、第1図に示したように、本体部
2と、その本体部2から突出し互いに所定距離隔
てられてほぼ平行に延びる2つのスリーブ部3と
を有していて、第2図のように本体部2の外端部
1をケース6′に固定するとともに各スリーブ部
3を相手部材である配管5に密封状態で嵌合させ
ることによつて恒温恒湿槽6のケース6′の所定
部分と配管5との間の密封を行うようになつてい
る。また、各スリーブ部3は、配管5の外径寸法
と同一又はそれより微少量小さな内径寸法を有し
本体部2に隣接した位置にある大径部3aと、そ
の大径部からスリーブ部3の先端方向へ所定距離
隔てられた位置にあり配管5の外径寸法よりかな
り小さな内径寸法を有している少径部3bと、大
径部と小径部とを連結する傾斜した連結部3cと
を有している。また、各スリーブ部3間の距離B
は、各配管間の距離Cと同一になつている。上記
大径部3aと小径部3bとの径の差は、ダストカ
バーの材料及び使用条件、並びにスリーブ部の長
さ及び形状等を考慮し、スリーブ部と配管との間
の密封力を適切にするようなものに選定すればよ
い。
上記ダストカバーを第2図及び第3図の如く恒
温恒湿槽6に装着した場合には、スリーブ部3
が、その小径部3bに近い部分で大きく弾性変形
して配管5と大きな力で密着するために、両者間
の密封は好適に行われる。また、大径部3a付近
におけるスリーブ部の弾性変形量は微少であるた
めに、本体部2の実質的な変形は生じない。な
お、スリーブ部の肉厚はスリーブ部の長手方向に
均一であつてもよいが、スリーブ部3を配管に嵌
合させた後締め継手バンド14で締め付け固定す
るような場合には、スリーブ部3を配管5に嵌合
させた第2図の状態においてスリーブ部3の外径
がスリーブ部の長手方向に均一になるように、こ
の嵌合前の第1図の状態におけるスリーブ部の肉
厚をスリーブ部の長手方向へ変化させておくとよ
い。即ち、第1図の状態においてスリーブ部の肉
厚が長手方向に均一であつた場合には、第2図の
状態において小径部3b付近のゴム材料が大径部
3a付近のそれより大きく伸ばされることによつ
て、小径部3b付近の外径が大径部3a付近の外
径より小さくなつてしまい、締め付けバンド14
による締め付けを均一に行えなくなる恐れがある
からである。また、図示実施例においては、相手
部材が配管5であるが、相手部材は静止した或い
は揺動、回転等を行う可動の軸等であつてもかま
わない。
第4図、第5図及び第6図は、それぞれ本考案
の第2、第3及び第4実施例のシール部材を示し
ている。第4図の第2実施例は、本体部2に蛇腹
部7を設け、往復動Aするような相手部材にスリ
ーブ部3を嵌合させて使用するようになつてい
て、相手部材が往復動AAしたときに蛇腹部7が
伸縮するようになつている。そしてこの第2実施
例においても、第1実施例と同様のスリーブ部3
が設けられている。第5図の第3実施例は、各ス
リーブ部3Aの小径部3b′をスリーブ部3Aの先
端部から本体部2へ向けて所定長さに亘つて延び
る均一内径の筒部分より構成し、その筒部分の左
端の第1実施例と同様の大径部3a′とを傾斜した
連結部3c′で連結したものである。この第3実施
例では、小径部3b′が軸線方向へ所定長に亘つて
のびているために、相手部材とスリーブ部3Aと
の間の密封力を増加させることができる。第6図
の第4実施例は、長さの異なる3つのスリーブ部
3B,3C,3Dを設け、スリーブ部3B及び3
Cの形状を第1実施例のスリーブ部3のそれと同
様のものとし、スリーブ部3Dの形状を第3実施
例のスリーブ部3Aのそれと同様のものとしたも
のである。
上記した第1実施例から第4実施例の構成は、
シール部材の用途に応じて適宜に採用し得るもの
である。また、これらシール部材はダストカバー
として構成されているが、本考案のシール部材を
パツキン等として構成することももちろん可能で
ある。
考案の効果 以上より明らかなように、本考案のシールイ部
材は、スリーブ部を相手部材に嵌合させたときに
本体部の実質的な変形がなく、スリーブ部と相手
部材との間の密封を好適に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例のシール部材を示す
断面図、第2図は上記シール部材を恒温恒湿槽の
ケースと配管とに装着した状態を示す断面図、第
3図は第2図のシール部材、恒温恒湿槽及び配管
等の全体的な配列関係を示す概略図、第4図から
第6図はそれぞれ本考案の第2、第3及び第4実
施例のシール部材を示す断面図、第7図は従来の
シール部材を示す断面図、第8図は第7図のシー
ル部材をケースと相手部材とに固定した状態を示
す断面図である。 2……本体部、3,3A,3B,3C,3D…
…スリーブ部、3a,3a′……大径部、3b,3
b′……小径部、3c,3c′……連結部、5……配
管(相手部材)、6′……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム、樹脂等の弾性材料より形成され、各種の
    装置、ケース等の所定部分に固定されるようにな
    つている本体部と、その本体部から突出し互いに
    所定距離隔てられてほぼ平行に延びる複数のスリ
    ーブ部とを有していて、各スリーブ部の全長で
    軸、管等の相手部材に対して密封状態で緊密に嵌
    合させることによつて上記所定部分と上記相手部
    材との間の密封を行うようになつているシール部
    材において、上記各スリーブ部が、相手部材の外
    径寸法と同一又はそれより微少量小さな内径寸法
    を有し上記本体部に隣接した位置にある大径部と
    その大径部から上記スリーブ部の先端方向へ所定
    距離隔てられた位置にあり相手部材の外径寸法よ
    りかなり小さな内径寸法を有している小径部と、
    大径部と小径部とを連結する連結部とを有するこ
    とを特徴とするシール部材。
JP1987048324U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0443644Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987048324U JPH0443644Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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JPS63154870U JPS63154870U (ja) 1988-10-12
JPH0443644Y2 true JPH0443644Y2 (ja) 1992-10-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868557A (ja) * 1981-10-13 1983-04-23 ユニ・カルダン・アクチエンゲゼルシヤフト 密封スリ−ブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936503Y2 (ja) * 1979-06-18 1984-10-08 富士重工業株式会社 自動車用ギヤシフトプ−ツ

Patent Citations (1)

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JPS5868557A (ja) * 1981-10-13 1983-04-23 ユニ・カルダン・アクチエンゲゼルシヤフト 密封スリ−ブ

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JPS63154870U (ja) 1988-10-12

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