JPH0142717Y2 - - Google Patents

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JPH0142717Y2
JPH0142717Y2 JP19296185U JP19296185U JPH0142717Y2 JP H0142717 Y2 JPH0142717 Y2 JP H0142717Y2 JP 19296185 U JP19296185 U JP 19296185U JP 19296185 U JP19296185 U JP 19296185U JP H0142717 Y2 JPH0142717 Y2 JP H0142717Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は流体管の継ぎ手に関し、更に詳しく
は、流体管の大径管部(受口部)と小径管部(挿
口部)との間に介装されセルフシーリング(自
封)作用を奏するパツキングを有する継ぎ手部の
構造に関する。更には、該セルフシーリング式パ
ツキングを介して伸縮性を許容するいわゆる伸縮
継ぎ手に関する。
[従来技術] この種の伸縮継ぎ手として第8図に示すクロー
ザージヨイントがある。ここに、aは接続される
両流体管に跨いで嵌装されるスリーブ、bは該ス
リーブaの両端に形成された鍔部、cは該鍔部b
に嵌合しスリーブaと流体管とを跨ぐ分割継手
環、dは該分割継手環c内のパツキング収容部に
収容されたパツキングである。
そして、この継ぎ手においては、パツキングd
はセルフシーリング作用を奏し長期の使用に耐
え、かつ屈曲性及び伸縮性を有する利点を有する
ものの、パツキングdはその当接面との間にすき
間を生じやすく、正圧と負圧とが交互に作用する
とき特にシール性が悪くなる欠点がある。
実公昭58−5180号公報(以下「先行技術」)と
いう)の考案はこの欠点を解決すべくなされたも
のである。しかし、該先行技術においても、受口
部端部の鍔及び姿勢保持部の形成が困難なこと、
パツキング保持材が分割ハウジングと押輪の二部
品よりなり複雑化するとともにその締付け操作が
困難なこと、及びパツキングは強圧されセルフシ
ーリング作用を失い長期の使用に耐えないこと、
等の欠点がある。
[本考案の目的] 本考案は上記実情に鑑み、先行技術の有する欠
点を解消すべくなされたものであつて、複雑な管
端部の形状並びにパツキングの形状を採らず、簡
単な構成により良好な止水作用の得られる継ぎ手
部構造を提供することを目的(技術的課題)とす
る。
[本考案の構成] 本考案の流体管継ぎ手は上記目的を達成するた
め、次の構成(技術的手段)を採る。すなわち、
受口部と、前記受口部の端部に取り付けら
れ、その後端面にパツキング当接面を有する鍔
と、前記受口部内に同心状に挿入される挿口部
と、前記鍔に外嵌され、受口部と挿口部とに跨
いで装着され、その前面部にパツキング当接面を
有する割り継手環と、内径が実質的に前記挿口
部の外径に等しく、断面形状において外径部に外
方膨大部、内径部に2つの相並ぶ内方膨大部、そ
れらの膨大部の間の凹部を有し、その内部におい
て円周方向に連通する中空部を有する中空環状の
パツキングとからなり、前記鍔2のパツキング
当接面と割り継手環のパツキング当接面とで管中
心に向つて開くV字状のパツキング収容空間が形
成され、前記パツキングは前記パツキング収容
空間内において、その外方膨大部の圧縮による内
方膨大部の膨大化により、前記2つのパツキング
当接面及び挿口部の表面に凹部を介してセルフシ
ーリング作用により当接される、ことを特徴とす
る。
[作用] 上記構成により、本考案は次の作用を奏する。
接続操作においては、挿口部にパツキングを預
け入れ、該挿口部を受口部内に挿入し、次いで割
り継手環を受口部端部の鍔に嵌合させるとともに
パツキング収容空間内にパツキングを収容させ、
それぞれのパツキング当接面でパツキングを圧縮
することにより該操作を完了する。
本考案のパツキングは締付け定位置において、
その外方膨大部がパツキング収容空間の幅よりも
十分に大きくされているので、該外方膨大部は強
力に圧縮され、かつ、パツキング内の中空部の圧
縮変形作用によりその質料は2つの内方膨大部へ
変移し、該内方膨大部を膨大化させ、該2つの内
方膨大部はパツキング当接面及び挿口部表面に凹
部をはさんで4か所で密着することとなる。
また、管が傾斜したとき、中空部の変動により
内方膨大部の接触面圧は均等に保持される。
すなわち、本継ぎ手構造において、継ぎ手部の
密封は内方膨大部がいかなる場合においてもパツ
キング当接面及び挿口部表面の4か所において均
等な面圧のセルフシーリング作用によつてなされ
るものである。
[効果] 本考案の継ぎ手部構造は、叙上の構成よりなり
作用を奏するものであるので、下記の特有の効果
を有する。
本継ぎ手構造のパツキングはその中空部の存
在により容易に変形し、2つの内方膨大部が鍔
及び継手環のパツキング当接面及び挿口部の表
面の4か所においてセルフシーリング作用を保
つて圧接されるので、密封効果が大きく、かつ
パツキングに無理な応力がかからず永く止水作
用を持続することができる。
管が傾斜した際にもパツキング内の中空部の
変動により内方膨大部の接触面圧を一定に保つ
たまま管の傾斜に追従でき、可撓性が大きく、
かつ良好な止水性を得ることができる。
本継ぎ手構造によれば、2つの内方膨大部が
挿口部表面と鍔及び継手環のそれぞれのパツキ
ング当接面とに当接するので、受口部の内方と
外方に向けて二重に密封された状態となり、管
の内・外圧の変動に対し密封性が良好であり、
更に、内圧が負圧になつても外部からの水、土
砂の侵入を良好に防止することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第5図は本考案の継ぎ手部の構造
の一実施例を示す。説明において、「外方」とは
管径外方方向を、「内方」とは管軸方向を指し、
また「前方」とは挿口部を前進させる方向を、
「後方」とは挿口部の後退方向を指すものである。
ここに、1は接続される一方の流体管Hの端部
の受口部である。
2は受口部1の外端に溶接等により一体的に取
り付けられた鍔(フランジ)である。2aは鍔2
の前方(図示右方)に形成されたテーパー面、2
bは鍔2の外方端面である。
3は鍔2の後面に形成されたパツキング当接面
である。該パツキング当接面3は内方に至るにつ
れ前方に寄る直線状の傾斜面に形成される。
5は接続される他方の流体管Iの端部の挿口部
である。5aは該挿口部5の端面部であるが、面
取り加工が施されていない。
7は円環状の割り継手環であつて、円環の径方
向に二つ割7A,7Bにされ、受口部1の鍔2に
外嵌される。7aは該継手環7の外方部(庇部と
もいう)の内面に形成された溝のテーパー面、7
bは該溝の天井面であつて、該テーパ面7a及び
天井面7bはそれぞれ鍔2のテーパー面2a及び
外方端面2bに対接する。7cは補強リブであ
る。
該割り継手環7の二つ割体7A,7Bの両端部
にはそれぞれフランジ8が外方に張設され、相対
するフランジ8,8相互をボルト・ナツト9によ
り締め付ける。
10は該継手環7のパツキング当接面である。
該パツキング当接面10は鍔2のパツキング当接
面3に対向して、内方に至るにつれ後方に退行す
る直線状の傾斜面に形成される。
12は割り継ぎ手環7が受口部の鍔2に嵌合さ
れて2つのパツキング当接面3,10が相対して
形成するパツキング収容空間である。該パツキン
グ収容空間12は管中心に向つて開くV字状をな
す。
15は弾性体よりなる中空環状のパツキングで
ある。
第3図は該パツキング15の自然状態(すなわ
ち非圧縮状態)の形状を示す。15aは管径方向
外方の外方膨大部、15bは管径方向内方の両側
の内方膨大部、15cは凹部である。16は中空
部であり、空気が封入されている。
自然状態において、外方膨大部15aの幅hは
前記パツキング収容空間12の当接位置での幅よ
りも十分に大きく、また、内方膨大部15bの幅
iはパツキング収容空間12の当接位置での幅と
ほぼ等しいものである。更に、その内径lは挿口
部5の外径と同径もしくはやや小径である。
また、外方膨大部15a、内方膨大部15b及
び中空部16はそれぞれ真円断面として設計され
るが、その実質的機能を補償するものであればそ
の形状に限定されるものではない。
因みに、呼び径200(実径216.3mm)の受口管と
呼び径150(実径165.2mm)の挿口管に適用した本
パツキングの諸元を示す。
パツキングの厚さ(j)=30mm パツキングの幅(i)=28mm 外方膨大部15aの径(h)=20mm 内方膨大部15bの径=14mm 中空部16の径=10mm 本考案の特徴とする構成は鍔2と継手環7とで
パツキング収容空間12を形成すること、及び上
記特別に配慮されたパツキング15が該パツキン
グ収容空間12において圧縮変形されて所与の密
封作用を果すことである。
パツキングの装着手順及びその作用は次のよう
である。
まず、パツキンギ15を挿口部5に預け入れ、
該挿口部5を受口部1内に挿入する。パツキング
15を押し込んで鍔2のパツキング当接面3に押
し当てる。このとき、パツキング15は自然状態
を保ちその内径lは挿口部5の外径に実質的に等
しいものであるので、その挿入操作は容易になさ
れる。
次いで、割り継手環7を鍔2に嵌め込み、その
フランジ8,8相互を対峙させ、ボルト・ナツト
を装着する。このとき、鍔2及び割り継手環7の
パツキング当接面3,10はパツキング15の外
方膨大部15aに軽く当接し、該パツキング当接
面3,10とパツキング15の内方膨大部15b
とはわずかの間〓が存する。パツキング15は殆
ど変形していない(第4図a参照)。
ボルト・ナツト9を次第に締め込み割り継手環
7を更に締め付けるとパツキング収容空間12は
次第にせばまる。パツキング当接面3,10はパ
ツキング15の外方膨大部15aを押圧し、該膨
大部15aに圧縮力が作用して圧縮変形するとと
もに中空部16も圧縮変形を起こし、内方膨大部
15bがパツキング当接面3,10に当接する
(第4図b参照)。
割り継手環7を完全に締め付け、締め付け定位
置の状態となす(第5図参照)。このとき、パツ
キング15の外方膨大部15aは強力に締め付け
られ、中空部16は更に変形を起こすとともに、
内方膨大部15bは互いに凹部15cをはさんで
パツキング当接面3,10及び挿口部5の表面の
4か所(図中o,p,q,r)で適度な面圧が発
生することになる。
なお、締付け定位置におけるパツキング15全
体の圧縮は、つぶし代(%表示)にして、10%以
上より可及的圧縮永久ひずみの生じない範囲内
(好ましくは30%前後(±5%))で行われる。従
つてまた、パツキング収容空間12の間隔は前記
つぶし代を与える距離に定められるものである。
第6図に示すように管が傾斜した場合、パツキ
ング15自体の可撓性に加え中空部16の変動に
より、内方膨大部15bは上記4か所o,p,
q,rで密着性を保つたまま管の傾斜に良好に追
従する。このとき、該内方膨大部15bのパツキ
ング当接面及び挿口部表面に対する上記4か所の
面圧は中空部の変動により平均化され、締付け定
位置における面圧と変らない密封性を維持するこ
とができる。
第7図は本考案の他の実施例を示す。
本実施例は本考案の継ぎ手部構造をスリーブ2
0の両端に施したスリーブ管継ぎ手を示す。J,
Kは接続される二つの流体管である。その他の符
合は先の実施例のものに準じる。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能である。すなわち、以下の態様は本考
案の技術的範囲内に包含されるものである。
鍔2及び割り継ぎ手環7とのそれぞれのテー
パー係合に替え、通常の嵌合状態でもよい。
割り継ぎ手環7は二つ割りに限定されず、そ
れ以上の複数割りよりなるものであつてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の流体管継ぎ手の
実施例を示し、第1図はその一実施例の締付け定
位置の状態を示す縦断面図、第2図は第1図のX
方向矢視一部断面図、第3図は本継ぎ手に使用さ
れるパツキングの断面図、第4図a,bは本継ぎ
手の装着手順におけるパツキングの締付け状態
図、第5図は締付け定位置での要部拡大断面図、
第6図は管が傾斜したときのパツキングの状態を
示す断面図、第7図は他の実施例を示す図面であ
る。第8図は従来の継ぎ手構造を示す図面であ
る。 1……受口部、2……鍔、3……パツキング当
接面、5……挿口部、7……割り継手環、10…
…パツキング当接面、12……パツキング収容空
間、15……パツキング、15a……外方膨大
部、15b……内方膨大部、15c……凹部、1
6……中空部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受口部1と、前記受口部1の端部に取り付けら
    れ、その後端面にパツキング当接面3を有する鍔
    2と、 前記受口部1内に同心状に挿入される挿口部5
    と、 前記鍔2に外嵌され、受口部1と挿口部5とに
    跨いで装着され、その前面部にパツキング当接面
    10を有する割り継手環7と、 内径が実質的に前記挿口部5の外径に等しく、
    断面形状において外径部に外方膨大部15a、内
    径部に2つの相並ぶ内方膨大部15b、それらの
    膨大部15a,15bの間の凹部15cを有し、
    その内部において円周方向に連通する中空部16
    を有する中空環状のパツキング15とからなり、 前記鍔2のパツキング当接面3と割り継手環7
    のパツキング当接面10とで管中心に向つて開く
    V字状のパツキング収容空間12が形成され、 前記パツキング15は前記パツキング収容空間
    12内において、その外方膨大部15aの圧縮に
    よる内方膨大部15bの膨大化により、前記2つ
    のパツキング当接面3,10及び挿口部5の表面
    に凹部15cを介してセルフシーリング作用によ
    り当接される、 ことを特徴とする流体管継ぎ手部の構造。
JP19296185U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0142717Y2 (ja)

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