JPH0624635Y2 - 流体管継ぎ手 - Google Patents

流体管継ぎ手

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JPH0624635Y2
JPH0624635Y2 JP15052588U JP15052588U JPH0624635Y2 JP H0624635 Y2 JPH0624635 Y2 JP H0624635Y2 JP 15052588 U JP15052588 U JP 15052588U JP 15052588 U JP15052588 U JP 15052588U JP H0624635 Y2 JPH0624635 Y2 JP H0624635Y2
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JP
Japan
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packing
diameter pipe
pipe
joint
inner ring
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JP15052588U
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常久 山口
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Cosmo Koki Co Ltd
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Cosmo Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案は、流体管の継ぎ手に関し、更に詳しくは、ス
リーブすなわち大径管と該大径管内に挿入される挿入管
すなわち小径管との間隙を密封するため両管に跨がって
配される断面C字状のパッキングを備えた継ぎ手に関す
る。
〔従来の技術〕
大径管内に小径管を挿入してその間隙を密封する継ぎ手
において、両側にリップ部のある断面がC字状のパッキ
ングを適用することは公知であって、そのリップ片の管
壁へのセルフシール作用により良好な止水性を発揮す
る。しかし、該構造によっては、小径管の押込み操作に
よりシールを阻害するすき間を生じる場合がある。
この欠点に鑑み、実公昭51−17539号公報には、
該C字状パッキングの内腔に弾性環材を収容させてなる
接手装置が提案されている。
しかしながら、該公知技術によっては、弾性環材のゴム
体への強圧によりセルフシール作用が低下し、かつ、パ
ッキングの圧縮変形によるメカニカルシール状態とな
り、耐久性に劣る欠点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記実情に鑑みなされたものであって、この種
の流体管継ぎ手において、セルフシール作用を失うこと
なく小径管の押し込み操作によってすき間が生じないパ
ッキングを有し、可撓性並びに耐久性に優れた伸縮可撓
継ぎ手に適した継ぎ手構造を提供することを目的とす
る。
ロ.考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案によれば、大径管2と、該大径管2内に中心軸を
一致して挿入される小径管1との環状間隙を密封する継
ぎ手において、大径管2の端部に管軸に直交する平面上
にフランジ面3aが形成され、内部に内腔10を存して
所要の肉厚を有し、斜辺部12、垂辺部14及び底辺部
16の実質的に三辺部よりなり、垂辺部14と底辺部と
の間の切れ目18をもって該内腔10に連通されるパッ
キング6が、該切れ目18を内方に向けて配置されると
ともに、大径管2の端部に係合するハウジング4により
圧縮状に収容保持され、前記パッキング6は、前記大径
管2のフランジ面3aに当接する側の垂辺部14の内側
に断面が膨出する内輪20が形成され、かつ、小径管1
の外周面に当接する底辺部16にはリップ部26,28
が形成され、ハウジング4に収容保持されたとき該内輪
20が内腔10の内面に当接されてなる、ことを特徴と
する。
〔作用〕
パッキング6の装着において、内輪20が内腔10の内
面に当接され、これにより底辺部16はは内輪20によ
って支持される。このためパッキング6の底辺部16の
リップ片26,28が小径管1の挿込みによってすき間
を生じない。
流体圧が作用すると、内輪20が内腔10側に更に倒れ
込み、内腔10内は密閉空間を形成する。そして、この
密閉空間内の圧縮圧によりパッキング6の垂辺部14及
び底辺部16は均等圧をもってフランジ面3a及び小径
管1の外周面に当接される。これにより、パッキング6
はセルフシール作用を持続する。
〔実施例〕 本考案の流体管の継ぎ手の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図〜第4図はその一実施例を示す。
この実施例ではスリーブ継ぎ手への適用例を示す。
図において、1は互いに接続される流体管であって、大
径のスリーブ2がこれらの流体管1にまたがって配され
る。換言すれば、スリーブ2に流体管1が挿入される。
また、スリーブ2は両端にフランジ3を有し、フランジ
面3aは管軸に垂直な平面に一致して形成される。該フ
ランジ面3aはパッキング6を当接するに充分な幅が確
保され、また、円周方向に連続した凹溝3bが凹設され
ている。このフランジ3にハウジング4が嵌装される。
ハウジング4はn等分に多分割され(本実施例ではn=
8、従ってθ=45°)、それぞれの両端部に張設され
た鍔部4a相互を、ボルト・ナットよりなる締具5によ
り環状に組み立てられる。4bは各分割片の中央に形成
された補強用のリブである。
そして、このハウジング6のパッキング6が内装され
る。
第4図はこのパッキング6の自然状態(非圧縮状態)を
示す。
図示されるように、該パッキング6は断面形状におい
て、内部に内腔10を有し、所要の肉厚をもって、斜辺
部12と垂辺部14と底辺部16とからほぼ直角三角形
状をなす。
もっと詳しくは、斜辺部12はその外側に斜面12aを
有し、垂辺部14は該斜辺部12の径方向外側より径方
向に垂設され、底辺部16は斜辺部12の径方向内側よ
り垂辺部14に向かって水平方向に延設される。垂辺部
14と底辺部16との間に切れ目18が連通され、該切
れ目18を介して内腔10に連通する。
垂辺部14は、その内方端部に断面を膨出させた円形部
すなわち内輪20が形成され、前面に小突起断面の突部
22が形成される。内輪20及び突部22は環状に連続
して形成される。
底辺部16は内面側に凹部24を挟んで前リップ部26
及び後リップ部28が内方へ膨出状に形成される。
なお、第4図において、Dはこのパッキング6の外径、
dは内径を示し、内径dは小径管1の外径よりも小さく
されている。
(実施例の作用) 次に、本実施例の流体管継ぎ手の作動について説明す
る。
まず、パッキング6の装着手順について説明する。
パッキング6はハウジング4によってスリーブ2のフラ
ンジ3に当接して保持される。すなわち、ハウジング4
の内面4cとスリーブ2のフランジ面3aとが形成する
空間すなわちパッキング収容空間は、自然状態でのパッ
キング6の断面よりも小さくされているので、パッキン
グ6は圧縮され、垂辺部14の前面は強くフランジ面3
aに押しつけられることになる。
これにより、パッキング6の突部22はフランジ3の凹
溝3bに充填され、また、内輪20は内腔10内に折り
曲げられ、底辺部16の内面斜面16aに乗り上げ、か
つ当接することになる。この結果、切れ目18は密着
し、内腔10は密封空間Hとなる。
この状態で、流体管1が挿し込まれることになる。この
とき、パッキング6の底辺部16は内輪20によって圧
接支持され、内腔10は密封空間Hとなっているので、
流体管1の挿込みによるめくれがない。
流体管1内の流体圧が作用すると、内輪20が内腔10
側に更に倒れ込み、内腔10内は密閉空間Hを形成す
る。そして、この密閉空間H内の圧縮圧により、垂辺部
14及び底辺部16は均等圧をもってフランジ面3a及
び小径管1の外周面に当接される。そして、垂辺部14
においては、内輪20のリップ作用により、また底辺部
16においてはリップ部26,28のリップ作用によ
り、セルフシール作用を発揮し、経年的な劣化がなく、
良好な止水作用を持続する。
また、このセルフシール作用により、流体管1が1a,
1bのように大きく撓んだとしても(第3図鎖線表
示)、パッキング6はこの撓みに追従し、止水性を失う
ことはない。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。
ハ.考案の効果 本考案の流体管継ぎ手は上記構成よりなり、作用を奏す
るものであるので以下の特有の効果を有する。
本継ぎ手のパッキングの内腔は使用状態において密封
空間を形成するので、セルフシール作用を奏するリップ
片にその圧縮圧が平均的にかつ弾力的に作用し、このた
めセルフシール作用を阻害せず、良好な止水性を得るこ
とができる。
パッキングの底辺部は内輪により当接保持され、小径
管の挿込み移動に有害なすき間を生じない。
従って、小径管の伸縮移動・撓み移動にも良好な止水
性を発揮し、伸縮可撓継ぎ手に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の流体管継ぎ手の実施例を示し、第1図は
その一実施例のスリーブ継ぎ手の縦断面図(第2図のY
−Y線断面図)、第2図は第1図のX−X線断面図、第
3図は第1図のZ部分拡大図、第4図は非圧縮状態のパ
ッキングの断面形状を示す図である。 1…小径管、2…大径管、3…フランジ、3a……フラ
ンジ面、6…パッキング、10…内腔、12…斜辺部、
14…垂辺部、16…底辺部、18…切れ目、20…内
輪、26,28…リップ部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径管(2)と、該大径管(2)内に中心軸を一
    致して挿入される小径管(1)との環状間隙を密封する継
    ぎ手において、 大径管(2)の端部に管軸に直交する平面上にフランジ面
    (3a)が形成され、 内部に内腔(10)を存して所要の肉厚を有し、斜辺部(1
    2)、垂辺部(14)及び底辺部(16)の実質的に三辺部よりな
    り、垂辺部(14)と底辺部との間の切れ目(18)をもって該
    内腔(10)に連通されるパッキング(6)が、該切れ目(18)
    を内方に向けて配置されるとともに、大径管(2)の端部
    に係合するハウジング(4)により圧縮状に収容保持さ
    れ、 前記パッキング(6)は、前記大径管(2)のフランジ面(3a)
    に当接する側の垂辺部(14)の内側に断面が膨出する内輪
    (20)が形成され、かつ、小径管(1)の外周面に当接する
    底辺部(16)にはリップ部(26,28)が形成され、ハウジン
    グ(4)に収容保持されたとき該内輪(20)が内腔(10)の内
    面に当接されてなる、 ことを特徴とする流体管継ぎ手。
JP15052588U 1988-11-18 1988-11-18 流体管継ぎ手 Expired - Lifetime JPH0624635Y2 (ja)

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JP15052588U JPH0624635Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 流体管継ぎ手

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JP15052588U JPH0624635Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 流体管継ぎ手

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JPH0271194U JPH0271194U (ja) 1990-05-30
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