JPH0442906Y2 - - Google Patents

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JPH0442906Y2
JPH0442906Y2 JP1986098987U JP9898786U JPH0442906Y2 JP H0442906 Y2 JPH0442906 Y2 JP H0442906Y2 JP 1986098987 U JP1986098987 U JP 1986098987U JP 9898786 U JP9898786 U JP 9898786U JP H0442906 Y2 JPH0442906 Y2 JP H0442906Y2
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lead
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capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、プリント配線板への高密度実装に適
した引出リード線を備えたフイルムコンデンサに
関する。
<従来技術> 通信機や一般民生用電子機器の電子回路は、近
時、電子部品の集積化や実装技術の向上にともな
い高密度実装化している。このような技術開発が
進む中で電子回路に組み込まれるコンデンサも
益々高密度実装への対応がなされてきている。
ところで、高密度に実装できる条件としては、
小形の部品を用い、その部品のリード線間隔をプ
リント配線板の取付部分の標準間隔(例えば2.5
×n mm,nは1以上の正の整数)に合わせ、
密に実装させると共に、プリント配線板上の部品
の高さの制限も重要な要件であり、なるべく低く
する必要がある。
第5図は、同一方向の引出リード線を有する従
来のフイルムコンデンサ(以下、単にコンデンサ
という)Aを示している。この場合、リード線a
の根元部分(部品本体の下部)bは湾状またはL
字形に折曲される、所謂、フオーミングが施され
ており、リード線aはプリント配線板cのランド
穴のピツチ間隔と一致するように形成され、ラン
ドeの穴に挿入されることにより、プリント配線
板c上での所定の高さ寸法の確保及び取付安定性
が図られている。
<考案が解決しようとする問題点> 上記のように、コンデンサAではプリント配線
板cのスルーホールメツキ穴(以下スルーホール
という)d間の寸法lと一致するようにリードピ
ツチが合わされ、所定の機能が果たされている
が、しかし、小形部品でもリード線aの根元部分
bのピツチ間隔がランドeのスルーホールd間よ
りも狭いときは、リード線aの根元付近をフオー
ミングしてスルーホールd間の間隔に合わせる必
要があるから、どうしてもプリント配線板c上で
の部品の高さが高くなつて、高密度実装に不向き
な面があつた。
<本考案の目的> そこで本考案は、上記の如き問題を解決するた
めに考え出されたもので、リード線間隔の調整を
したいコンデンサを、リード線の根元においてフ
オーミングすることなく、コンデンサ素子のマー
ジン部分でリード線を折曲処理することによつ
て、プリント配線板に取り付けたときに高さが低
くできるので、所謂高さの制限に十分に応えられ
る偏平形状のフイルムコンデンサを提供すること
を目的とする。
<本考案の構成> 上記目的を達成するため、本考案は誘電体フイ
ルムとアルミ等の電極箔とを巻回し、その巻回途
中で前記電極箔から同一方向にリード線を導出し
てなる樹脂外装の偏平形状のフイルムコンデンサ
において、前記リード線を誘電体フイルムのマー
ジン部分の中の空間を利用して折曲し、間隔を広
げまたは狭くして所定のリードピツチ間隔にして
リード線を導出したものである。
<作用> 上記の如き構成にすることによつて、コンデン
サ素子から引き出されるリード線は、本体内部で
広がりまたは狭くなり、外観上は、リード線が本
体からストリートに導出する構造になる。このた
め、上記のようにプリント配線板に取り付ける際
のリード線は本体の根元部分までスルーホールに
挿入できるから、従来のもののような本体根元部
分でフオーミングするものに比べ、本体の高さを
低く設置することができる。
以下、本考案に係る偏平形状のフイルムコンデ
ンサBの実施例を図面に基づき説明する。
<実施例> 第1図は第1の実施例を示している。図におい
て、1はフイルムコンデンサ素子、2,2′はリ
ード線、3は被覆であり、ここでの例示は高さ5
mmの小形フイルムコンデンサのリードピツチが
3.5mmである場合に、これを素子本体のリード線
の根元をフオーミングすることなく、リードピツ
チ5mm、高さ5mmでプリント配線板に取り付ける
ことができる例について説明する。
前記フイルムコンデンサ素子1は、一対の誘電
体フイルムとアルミの電極箔5を巻回し、その巻
回途中にて夫々の電極箔5から同一方向にリード
線2,2′が導出され、偏平形状に形成されてい
る。前記コンデンサ素子1には誘電体フイルム4
の側端部に夫々マージン部分6,6′が形成され
ている。なお、誘電体フイルム4の材質はポリエ
ステル、ポリプロピレン、その他一般のフイルム
コンデンサに用いられるものと同様のプラスチツ
クフイルムを用いる。
前記リード線2,2′は一端側が夫々前記電極
箔5に溶接され、その溶接された下端部分が本実
施例では外側に広がるように折曲されている。こ
の折曲部分7,7′は前記マージン部分6の間で
なされている。このように折曲形成されるリード
線2,2′は、後工程で樹脂外装されると、その
外装端から、夫々ストレート状態で導出される。
この場合、折曲する際には溶接部分の強度を十分
に保つため、折曲前にコンデンサ素子1の頭部1
2より最大でマージン部分6の前までを一旦低粘
度の熱硬化性の樹脂で含浸し、硬化させた後に行
なう必要がある。第1図は、頭部より図中矢印X
部まで含浸し、折曲を行なつた場合を示してい
る。なお、前記マージン部分6は一般に容量値、
耐圧値等により約0.5〜1.5mmの間に設計される。
そして、折曲するための手段としては、リード線
2,2′を誘電体フイルム4のマージン部分6中
に折込むことが可能な偏平形のダイスが用いられ
る。ダイスは、リード線2,2′を広げるのに必
要とされる幅の寸法で、厚さは略リード線2,
2′の直径と等しい寸法に設定されている。折曲
する際はダイスをリード線2,2′間にセツトし
て、外方から適宜のガイド部材を当接し、ダイス
をマージン部分6中に押込むようにすれば所定の
リードピツチが得られる。
次に、外装する場合は、通常の真空含浸、硬化
に引き続いてエポキシ系の外装樹脂材によるデイ
ツプ等で、所定の厚さ寸法の被覆3によつて形成
する。
このように構成することによつて、前記各リー
ド線2,2′間の溶接部分の間隔がコンデンサ本
体10の幅寸法よりも狭幅であつてもマージン部
分6中でリード線2,2′が夫々拡開折曲され、
外装被覆されて完成品として出来上がつたもの
は、第2図に示すように、コンデンサ素子1の両
側端からリード線2,2′はストレートに導出で
きる。このため、プリント配線板8に取り付ける
際に、プリント配線板8のスルーホール9にはリ
ード線2,2′をコンデンサ本体10のリード線
根元部分11まで挿入でき、プリント配線板8の
表面にコンデンサ本体10を直接設置することが
できる。従つて、従来のフオーミング方法による
ものに比べ、プリント配線板8に取り付けられる
コンデンサ本体10は低く設置することが可能で
ある。なお、本例は高さ5mm、リードピツチ間隔
3.5mmのフイルムコンデンサをリードピツチ間隔
5mmにする例であるが同様な方法で第3図に示す
ように、リードピツチ間隔を2.5mmに狭くするこ
とが可能である。
<実施例2> 第4図は第2の実施例を示しており、この場
合、コンデンサ素子1の材質、リード線2,2′
の溶接或いは折曲のしかた及び外装手段について
は上記第1の実施例と同様になされており、異な
る特徴部分としては、上記第1の実施例では両方
のマージン部分6,6′の幅を等しくしたが、こ
の場合には、リード線2,2′を折曲する側のマ
ージン部分6を反対側のマージン部分6′よりも
広くとつて折曲できる余裕をもたすように構成し
たものである。このように構成した場合、マージ
ン部分6′が耐圧的に十分であれば何等問題がな
いばかりか、折曲するのに無理がかからないよう
にすることができる。
<本考案の効果> 以上のように、本考案に係るフイルムコンデン
サは、誘電体フイルムとアルミ等の電極箔を巻回
し、その巻回途中で前記電極箔から同一方向にリ
ード線を導出してなる樹脂外装の偏平形状のフイ
ルムコンデンサにおいて、前記リード線はマージ
ン部の中で折曲され、所定の間隔に広げまたは狭
くして導出してなるものであるから、樹脂外装の
本体からストレートに導出できる。このため、プ
リント配線板に取り付ける場合に従来のもののよ
うにフオーミングをしなくとも、マージン部分の
中で所定のリードピツチ寸法に折曲することによ
り調節できるので、プリント配線板のスルーホー
ルにリード線を挿入すると本体の根元部分まで達
し、このため、高さを低く配置することができ、
高さの制限の要求を十分確保できる。従つて、電
子回路の高密度実装に有効である。しかも、寸法
精度及び耐湿性、耐熱性等については、通常のフ
オーミングをしたものと同等である。なお、本考
案は上記実施例の他、実用新案登録請求の範囲に
記載される技術的思想の範囲内において、種々設
計的な変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフイルムコンデンサの第1の
実施例を示す断面図、第2図は同プリント配線板
に取り付けた状態を示す断面図、第3図は同第1
図に示したものと逆にリードピツチを狭くした場
合を示す断面図、第4図は同第2の実施例を示す
断面図、第5図は従来の偏平形フイルムコンデン
サをプリント配線板に取り付けた状態を示す断面
図である。 図において、1はコンデンサ素子、2,2′は
リード線、3は被覆、4は誘電体フイルム、5は
電極箔、6,6′はマージン部、7,7′は折曲部
分、8はプリント配線板、9はスルーホール、1
0はコンデンサ本体、11はリード線根元部分、
12は頭部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘電体フイルムとアルミ等の電極箔とを巻回
    し、その巻回途中で前記電極箔から同一方向にリ
    ード線を導出してなる樹脂外装の偏平形状のフイ
    ルムコンデンサにおいて、前記リード線はマージ
    ン部の中で折曲され、所定の間隔に広げまたは狭
    くして導出してなることを特徴とするフイルムコ
    ンデンサ。
JP1986098987U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0442906Y2 (ja)

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JPS636719U JPS636719U (ja) 1988-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005183288A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具

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