JPH044289B2 - - Google Patents

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JPH044289B2
JPH044289B2 JP19494088A JP19494088A JPH044289B2 JP H044289 B2 JPH044289 B2 JP H044289B2 JP 19494088 A JP19494088 A JP 19494088A JP 19494088 A JP19494088 A JP 19494088A JP H044289 B2 JPH044289 B2 JP H044289B2
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【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は染毛剤組成物に関するもので、詳しく
は、染め上がり及び毛髪の仕上りが優れている
上、毛髪の損傷が極めて少ない染毛剤組成物に関
するものである。 (従来技術とその問題点) 従来、染毛剤としては酸化染料中間体を含有す
る第1剤と酸化剤を含む第2剤よりなる二剤型の
酸化染毛剤が広く利用されている。この染毛剤は
無色の低分子の酸化染料中間体を毛髪中に浸透さ
せ、髪の中で酸化重合を行なわせることにより色
素を生成させ毛髪を染着するものである。また、
アレルギー体質で刺激の強い二剤型の酸化染毛剤
が適さない場合には、酸性染料や塩基性染料を用
いる溶媒染色によつて毛髪を染色する半永久染毛
剤が利用されている。 しかしながら、これらの染毛剤は要望に応じた
種々の色調に毛髪を染毛することができ、しか
も、その染毛力も優れているので非常に便利なも
のであるが、染毛処理によつて毛髪が損傷し、そ
のため、毛髪に潤い及び光沢がなくなり染上りが
不自然な色となり第三者に異和感を与えたり、ま
た、櫛通りが悪く髪のしなやかさがなくなると言
う欠点がある。 そこで、従来、このような欠点を改善するため
に種々の配合剤が研究されているが、毛髪の損傷
を十分に防止できる配合剤の場合には、染毛剤と
して堅牢な染毛力を発揮すると言う染毛剤自体の
効果を阻害するものが多く、更に改善が望まれて
いる。 (発明の課題と解決手段) 本発明者は上記実情に鑑み、染毛処理におい
て、毛髪の染毛力には悪影響を与えず、毛髪の損
傷を防止し、染毛後の毛髪に潤いと光沢があり自
然な染上りとなる染毛剤組成物を得ることを目的
として鋭意検討した結果、ある特定の化合物を配
合することにより本発明の目的が達成されること
を見い出し、本発明を完成するに到つた。 すなわち、本発明の要旨は、コンキオリン又は
コンキオリン加水分解を配合したことを特徴とす
る染毛剤組成物に存する。 以下、本発明の構成について詳細に説明する。 本発明で対象となる染毛剤自体は特に限定され
るものではなく、種々の公知の染毛剤が挙げら
れ、例えば、二剤型の酸化染毛剤、粉末一剤型の
酸化染毛剤及び半永久染毛剤などが使用可能であ
る。また、一剤式毛髪着色剤などでもよい。 二剤型の酸化染毛剤の場合、第1剤は酸化染料
中間体を含有するが、この酸化染料中間体として
は、通常、フエニレンジアミン類、アミノフエノ
ール類、トルイレンジアミン類、アミノニトロフ
エノール類、ジフエニルアミン類、ジアミノフエ
ニルアミン類、N−フエニルフエニレンジアミン
類、ジアミノピリジン類等及びそれらの塩類の1
種または2種以上が挙げられる。その配合量は例
えば、第1剤の全重量に対して0.01〜10重量%程
度である。また、カツプラーとしてレゾルシン、
ピロガロール、カテコール、メタアミノフエノー
ル、メタフエニレンジアミン等を配合することが
できる。更に、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸
アミド等の界面活性剤、グリセリン、プロピレン
グリコール等の保湿剤、ラノリン、スクワラン、
流動パラフイン等の油性成分、亜硫酸塩、アスコ
ルビン類等の安定剤、カルボキシメチルセルロー
ス等の増粘剤、アンモニア水、アルカノールアミ
ン等のアルカリ剤、高級アルコール、香料などを
必要に応じて適宜、配合することができる。一
方、第2剤としては、通常、過酸化水素、過酸化
尿素等の酸化剤を含有し、また、フエナセチン、
EDTA等の安定剤、パラフイン等の油脂類、高
級アルコール、界面活性剤、酸、PH調整剤、香料
などを必要に応じて適宜、配合することができ
る。この染毛剤を使用する場合は、染毛処理の直
前に第1剤と第2剤を混合して毛髪に塗布する。 粉末一剤式の染毛剤の場合には、上述の酸化染
料中間体を全組成物100重量部当り、例えば、0.1
〜40重量部の範囲で含有し、更に、その他、硫酸
アンモニウム、硝酸アンモニウム、炭酸アンモニ
ウム、塩化アンモニウム、燐酸第1アンモニウ
ム、燐酸第二アンモニウム等のアンモニウム塩及
び増粘剤、界面活性剤、PH調整剤、香料、コンデ
イシヨニング成分なども必要に応じて配合するこ
とができる。一方、酸化剤としては、例えば、過
硼酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、過酸化尿
素、硫酸ナトリウム・過酸化水素付加物、ピロ燐
酸ナトリウム・過酸化水素付加物、第2燐酸ナト
リウム・過酸化水素付加物等が挙げられる。この
染毛剤を使用する際は、水などの液剤に8〜25重
量%となるように溶いてペースト状に調製し、ク
シ、ブラシあるいは手で頭髪に塗布する。 半永久染毛剤の場合には、酸性染料または塩基
性染料を含有し、また、低級アルキレンカーボネ
−ト、N−アルキルピロリドン、ベンジルアルコ
ール、レブリン酸等の染色助剤、増粘剤、低級ア
ルコール、酸などを必要に応じて適宜、配合する
ことができる。 本発明においては、上述の染毛剤にコンキオリ
ン又はコンキオリン加水分解物を配合することを
必須の要件とするものである。すなわち、この配
合剤の配合により、染毛力を低下させることな
く、毛髪の損傷を防止しながら染毛処理ができる
のである。 本発明に用いられるコンキオリンは真珠貝の貝
殻中に含まれるタンパク質であり、通常、真珠層
を有するアコヤ貝、イガイ、ムラサキガイ、イケ
チヨウガイ、ガラスガイ等ウグイスガイ科、イガ
イ科、イシガイ科等の貝類、特に好ましくはアコ
ヤ貝の貝殻または真珠を微粉砕したもの、あるい
は酸を用いて脱灰処理した後、微粉砕したものが
挙げられる。また、コンキオリン加水分解物はコ
ンキオリンを加水分解して得られるポリペプタイ
ドであり、通常、前記の貝殻を塩酸、酢酸等の
酸、水酸化ナトリウム、アンモニア等のアルカ
リ、トリプシン、パパイン等の酵素を用いて加水
分解したものが挙げられる。これらの具体例とし
ては、例えば(株)成和化成製の「プロモイスパール
P」(商品名)を用いることができる。 これら本発明の配合剤の配合量は染毛剤全量に
対して通常、0.0001〜10重量%、好ましくは
0.001〜5重量%である。この配合量が0.0001重
量%未満の場合には、毛髪の損傷を十分に防止
し、潤いと光沢のある毛髪を得ることが難しく、
逆に、10重量%より多くても、効果に大きな差異
はなく経済的でない。 本発明の染毛剤組成物は常法に従つて染毛処理
することができ、染毛処理の時間は通常、20〜50
分程度である。 (実施例) 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。なお、実施
例中「%」は「重量%」の意味を表わす。 実施例 1(液体式酸化染毛剤の例) [第1剤] P−フエニレンジアミン 1.0% プロピレングリコール 10.0% EDTA−Na 0.3% 亜硫酸ナトリウム 0.5% コンキオリン 0.01% アンモニア水 PH10.0になる量 水 残量 100.0% [第2剤] 過酸化水素 6.0% 水 残量 100.0% 上記組成の本発明の二剤型染毛剤を調製し第1
剤と第2剤とを1:1で混合し、これを室温にて
パネラー(A〜Eの5名)の頭髪半分に塗布する
とともに、比較のために、上記染毛剤よりコンキ
オリンを除外した同様の染毛剤を対照例として同
パネラーの残り半分の頭髪に同条件で塗布した。 そして、両染毛剤を塗布後、20分間放置した
後、各パネラーの頭髪を40℃の温湯で十分にすす
ぎ、次いで、乾燥した。このような染毛処理を終
えた各パネラーの頭髪に関して、対照例に対する
実施例の染上り、毛髪の仕上り、毛髪の損傷につ
いての評価を下記基準で行なつたところ第1表に
示す結果を得た。 〈評価基準〉 (1) 染上り ○:実施例の方が対照例と比較して光沢のある染
上りで、その光沢が持続する △:実施例と対照例の染め上りは同程度 ×:実施例の方が対照例と比較して光沢に欠ける
染上り (2) 毛髪の仕上り ○:実施例の方が対照例と比較してしなやかで櫛
通がよい △:実施例と対照例のしなやかさ、櫛通りは同程
度 ×:実施例の方が対照例と比較してしなやかさが
なく、櫛通りが劣る (3) 毛髪の損傷 毛髪の表面を電子顕微鏡(倍率3000倍)で観察
し、毛小皮の損傷の程度を評価した。 ○:実施例の方が対照例と比較して損傷が少ない △:実施例と対照例の損傷は同程度 ×:実施例の方が対照例と比較して損傷が多い
【表】 実施例 2(クリーム状染毛剤の例) [第1剤] パラフエニレンジアミン 2.0% レゾルシン 1.0% ポリオキシエチレンアルキルエーテル 3.0% セトステアリルアルコール 8.0% 流動パラフイン 2.0% コンキオリン加水分解物 0.01% アンモニア PH9.5となる量水 残量 100.0% [第2剤] 過酸化水素 15.0% セタノール 2.0% アルキル硫酸ナトリウム 0.5% フエナセチン 0.1%水 残量 100.0% 上記組成の本発明の二剤型染毛剤を調製し第1
剤と第2剤とを1:1で混合し、これを室温にて
パネラー(F〜Jの5名)の頭髪半分に塗布する
とともに、比較のために、上記染毛剤よりコンキ
オリン加水分解物を除外した同様の染毛剤を対照
例として同パネラーの残り半分の頭髪に同条件で
塗布した。 そして、両染毛剤を塗布後、20分間放置した
後、各パネラーの頭髪を40℃の温湯で十分にすす
ぎ、次いで、乾燥した。このような染毛処理を終
えた各パネラーの頭髪に関して、実施例1と同様
な評価を行なつたところ第2表に示す結果を得
た。
【表】 実施例 3(ゲル状の染毛剤の例) パラフエニレンジアミン 2.0% オルトアミノフエノール 0.5% レゾルシン 0.5% ラウリルジエタノールアミド 10.0% ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル
20.0% オレイン酸 5.0% ポリエチレングリコール 20.0% 亜硫酸ナトリウム 0.5% プロモイスパールP* 1.0% モノエタノールアミン PH9.5となる量水 残量 100.0% *(株)成和化成製のコンキオリン加水分解物の商
品名 このゲル状の染毛剤と実施例2の第2剤を1:
1で混合し白髪に塗布し、常温で20分間放置した
後、シヤンプーを用いて洗髪した。その結果、実
施例1〜2と同様に染め上がりに優れ、毛髪の仕
上りのよい堅牢な黒色に染毛された。 実施例 4(一般式毛髪着色剤の例) 褐色201号 0.4% 黄色4号 0.3% 黒色401号 0.1% プロピレングリコール 10.0% ベンジルアルコール 10.0% カルボキシビニルポリマー 3.0% コンキオリン加水分解物 0.05% トリエタノールアミン PH1.5〜4.5に調整する。水 残量 100.0% この上記組成の毛髪着色剤を白髪に塗布し、洗
い流すことなく、そのまま染毛仕上げ状態とした
ところ、染め上りに優れ、毛髪の仕上りのよい堅
牢に黒色に染毛された。 実施例 5(粉末染毛剤の例) パラフエニレンジアミン 3.0% パラアミノフエノール 1.0% メタアミノフエノール 1.0% カルボキシメチルセルロース 30.0% 過炭酸ナトリウム 40.0% 炭酸アンモニウム 14.0% コンキオリン 0.1%香料 1.0% 100.0% この粉末染毛剤の20gをとり100mlの水に溶か
し白髪に塗布し、常温で20分間報知した後、シヤ
ンプーを用いて洗髪した。その結果、実施例1〜
2と同様に染め上がりに優れ、毛髪の仕上りのよ
い堅牢な黒色に染毛された。 (発明の効果) 本発明の染毛剤組成物によれば、染毛剤として
の染着効果を損なうことなく、毛髪の損傷防止が
でき、その結果、潤いと光沢のある自然な色の毛
髪を得ることができる上、櫛通りもよいとの優れ
た効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンキオリン又はコンキオリン加水分解物を
    配合したことを特徴とする染毛剤組成物。
JP19494088A 1988-08-04 1988-08-04 染毛剤組成物 Granted JPH02138206A (ja)

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JP19494088A JPH02138206A (ja) 1988-08-04 1988-08-04 染毛剤組成物

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WO2012036267A1 (ja) 2010-09-16 2012-03-22 株式会社エーピーアイ コーポレーション 新規なフェノールスルホン酸アリールエステル誘導体及びそれを用いた感熱記録材料

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WO2012036267A1 (ja) 2010-09-16 2012-03-22 株式会社エーピーアイ コーポレーション 新規なフェノールスルホン酸アリールエステル誘導体及びそれを用いた感熱記録材料

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