JPH0442664A - ライン・サーマル・プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明はライン・サーマル・プリンタに関する。

〔従来の技術］ 従来、ライン・サーマル・プリンタにおいて、印字を拡
大又は縮小する場合は、印字データをバッファメモリか
らＣＰＵが読み込んで、演算を行う事によりデータを加
工し、メモリに書き込み、その後、ライン・サーマル・
ヘッドに加工後のデータを転送していた。

〔発明が解決しようとする課題１ そのため、印字データを加工するための複雑なプログラ
ムと、それを実行処理する時間、さらに加工したデータ
を書き込むための大きなメモリーが必要であるという問
題があった。

そこで、本発明は上記問題を解決するためになされたも
ので、データを加工するための複雑な演算も、大きなメ
モリーも必要とせず、ヘッド・データ転送と紙送りモー
ターの駆動ステップ数を制御することにより、容易に、
拡大、縮小印字を行えるライン・サーマル・プリンタを
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段］ 上記問題点を解決する為、本発明は、パラレル・データ
をシリアル・データに変換し、ライン・サーマル・ヘッ
ドへの転送データとするシフト・レジスタと、前記ヘッ
ドへの転送クロック及びシフト・レジスタのシフト・ク
ロックを作り出すための基本クロックを発生する発振源
と、前記基本クロックの位相を半周期ずらすためのイン
バーターと、前記基本クロックを半周期ずらしたものを
数分周する分周器と、その数分周したクロックのうちど
れを前記シフト・レジスタのシフト・クロックにするか
を切り換える信号切り換え器と、前記基本クロックを数
分周する分周器と、その数分周したクロックのどれを前
記転送クロックにするかを切り換える信号切り換え器、
から構成されるヘッド・データ転送部を持つことを特徴
とする。

また、印字データの拡大、縮小にともなって、ライン・
サーマル・ヘッドの１ライン分の印字に対する紙送りモ
ーターの送りステップ数を発生させる紙送りモーター用
送りクロック発生部を持つことを特徴とする。

〔作用〕

本発明は上記構成とすることによって、ライン・サーマ
ル・プリンタにおいて、転送データを送り出す周期と、
転送クロックの周期を任意に組み合せ、それにともない
、紙送りモーターの送りステップ数を変化させることに
より、任意の拡大又は縮小された印字を容易に行う事が
可能となる。

又、前記作用において、印字の縦横比をｌ、■以外に選
択する事も可能となる。

〔実施例１ 以下１本発明を第１図〜第５図に示す一実施例にもとづ
いて説明する。

第１図は本発明の機能ブロック図であり、ヘッド・デー
タ転送部と紙送りモーター用送りクロック発生部から構
成され、それらに対してＣＰＵが制御する信号を示して
いる。

第２図は第１図の転送データ及び転送クロックを受けて
印字を行うライン・サーマル・ヘッドｌと、紙２を送る
ためのプラテン・ローラー３、そしてプラテン・ローラ
３を回転させるための紙送りモーター４を示したもので
ある。

第１図において、ＣＰＵは、何倍の拡大又は縮小かによ
り、シフト・クロック分周切り換え信号及び転送クロッ
ク分周切り換え信号をヘッド・データ転送部に出力し、
ヘッド・データ転送部からの次データ書き込み要求信号
によりパラレル型の印字データをヘッド・データ転送部
に書き込む。

そして、前記ヘッド・データ転送部は第２図のライン・
サーマル・ヘッド１に対して転送データ及び転送クロッ
クを送り、１ラインの印字を行う。

次に第１図のＣＰＵは紙送りモーター用送りクロック発
生部に対して紙送りステップ数設定信号を出力し、これ
を受けて前記紙送りモーター用送りクロック発生部はス
テップ・モーター駆動信号を第２図の紙送りモーター４
に出力し、紙２を設定ステップ数だけ回転させる。

以上を連続して行う事により１枚分の印字を行う。

第３図はヘッド・データ転送部を示したものでシフト・
レジスタ５、発振源６、インバーター７、シフト・クロ
ック用分周器８、シフト・クロック用信号切り換え器９
、転送クロック用分周器１０、転送クロック用信号切り
換え器１１、シフト・レジスタ制御部１２から構成され
ている１発振源６は基本クロックｆを発生し、それが転
送クロック用分周器１０及び転送クロック用信号切り換
え器１１により、分周比ｍの転送クロックｆ／ｍとなる
。又、インバーター７は前記基本クロックｆの位相を半
周期ずらし、それがシフト・クロ・ンク用分周器８及び
シフト・クロック用信号切り換え器９により、分周比ｎ
のシフト・クロックｆ／ｎとなる。シフト・レジスタ制
御部１２は前記シフト・クロックｆ　／　ｎを受け、シ
フト・レジスタ５のシフト数をカウントして、ＣＰＵに
対して次データ書き込み要求信号１３を出力し、シフト
・レジスタ５に対し、ＣＰＵが書き込むパラレル型の印
字データＤ０〜Ｄ７をロードするためのロード信号１４
を出力する。

上記構成により印字データの拡大又は縮小の比率はｎ　
／　ｍとなるのであるが、第４図及び第５図により具体
的にタイミングを示し、縮小、拡大が行なわれる原理を
説明する。

第４図はシフト・クロックｆ　／　ｎをｎ＝４とし、転
送クロックｆ　／　ｍをｍ＝６とした。４／６倍すなわ
ち２／３倍の縮小印字の場合のヘッドに実際に入るデー
タを示したものである。第４図において（ａ）は基本ク
ロックｆを示し、（ｂ）はシフト・クロックｆ　／　ｎ
を示している。（Ｃ）はシフト・レジスタ５から発生す
る転送データであり、シフト・クロック（ｂ）の立ち上
りで変仕する。（ｄ）は転送クロックｆ　／　ｍを示し
、ライン・サーマル・ヘッド１には、この（ｄ）の立ち
上りで印字すべきデータが入って行く。このため（ｅ）
に示したヘッドに入るデータは、シフト・レジスタ５が
発生するり、−Ｄ、の８ｂｉｔのうちり、、Ｄ、、Ｄ、
が入らず５ｂｉｔのみが転送された事になる。このよう
にして、２４ｂｉｔ分のデータがあった場合、１６ｂｉ
ｔ分が実際にヘッドに入り、２／３に縮小される事が容
易に推測される。

第５図は、ｎ＝６、ｍ＝４にした６／４倍すなわち３７
２倍の拡大印字の場合を示したものであり、シフト・レ
ジスタ５が発生する転送データ（ｈ）のＤ０〜Ｄ、の８
ｂｉｔのうちＤｏ、Ｄｘ。

Ｄ　４．　Ｄ　ｓが２回ヘッドに入る事がわかる。

以上により、ライン・サーマル・ヘッドに入るデータを
拡大、縮小する事を説明したが、シフト・クロックｆ　
／　ｎ、転送クロックｆ　／　ｍのｎ、ｍを複数種類用
意しておき、それらの組み合せにより目的とする拡大、
縮小印字の倍率を選択することが可能となる。

又、紙送りモーターに対する。ライン・サーマル・ヘッ
ドの１ライン分の紙送りステップ数に関しては、前記ｍ
のとりつる値の最小公倍数をＭとし、その逆数１／Ｍを
最小送り量の単位とすれば、次のように表わされる。

１９４２分の紙送りステップ数＝−Ｘｎ・・・（１）式 例えば、ｍ＝４及びｍ　＝　６を選択できる場合、それ
らの最小公倍数Ｍ＝１２となる。つまり、紙送りモータ
ーの１ステツプの送り量を１ラインの送り量のｌ／１２
とする。

今、ｎ＝４、ｍ＝６の縮小印字を行う場合、縮小比率は
４／６すなわち２／３となり、紙送りモーターの送りス
テップ数は（１）式によりとなる。

つまり、紙送り方向に関しては８／１２ライン分の送り
となり、縦横比１：ｌの２／３倍の縮小印字を行う事が
できる。

なお、紙送りモーターの送りステップ数を（１）式から
求めた数値以外で行う事により、任意の縦横比の異なる
印字も可能である。

［発明の効果１ 以上説明したように本発明によれば、複雑な演算もメモ
リーも必要とせず、容易に拡大、縮小印字及び縦横比を
１：１以外に設定した印字を行うライン・サーマル・プ
リンタを提供する事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における機能ブロック図、第
２図はライン・サーマル・プリンタの印字機構の説明図
、第３図はヘッド・データ転送部の説明図、第４図は縮
小印字を行う原理を説明するためのタイミング図、第５
図は拡大印字を行う原理を説明するためのタイミング図
。 ｌ　・　・ ２　・　・ ３　・　・ ４　・　・ ５　・　・ ６　・　・ ７　・　・ ８　・　・ ９　・　・ ・ライン・サーマル・ヘッド ・紙 ・プラテン・ローラー ・紙送りモーター ・シフト・レジスタ ・発振源 ・インバーター ・シフト・クロック用分周器 シフト・クロック用信号切り換え器 ・転送クロック用分周器 ・転送クロック用信号切り換え器 ・シフト・レジスタ制御部 ・次データ書き込み要求信号 ・ロード信号 ・シフト・クロック分周切り換え信号 ・転送クロック分周切り換え信号 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社 代理人　弁理士　　林　　　敬　之　助第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ライン・サーマル・ヘッドに印字させるためのシリアル
   ・データを送り出すシフト・レジスタと前記シリアル・
   データをヘッドに転送するための転送クロックを発生さ
   せる部分から構成される、ヘッド・データ転送回路を有
   すライン・サーマル・プリンタにおいて、 前記シフト・レジスタのシフト・クロックと前記転送ク
   ロックの周期と位相を調整する手段と、及び紙送りモー
   ターの送りステップ数を調整する手段を設け、これによ
   り拡大及び縮小印字を行う事を特徴とする、ライン・サ
   ーマル・プリンタ。