JPH044250Y2 - - Google Patents

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JPH044250Y2
JPH044250Y2 JP20015684U JP20015684U JPH044250Y2 JP H044250 Y2 JPH044250 Y2 JP H044250Y2 JP 20015684 U JP20015684 U JP 20015684U JP 20015684 U JP20015684 U JP 20015684U JP H044250 Y2 JPH044250 Y2 JP H044250Y2
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、エンジンに装備される機械式ガバナ
の遠心揺動錘装置に関する。
<従来技術> 機械式ガバナ装置の基本的な構造は、例えば第
6図に示すように、エンジンのクランク軸やカム
軸等の回転軸にガバナウエイト42を枢支したガ
バナベース41を固定し、ガバナウエイト42か
ら回転軸の軸心に向けて出力腕43を一体に連出
し、出力腕43の先端に方形の伝動具44を回転
自在に取付け、ガバナウエイト42が遠心力で揺
動すると、この揺動量を出力腕43から伝動具4
4を介してガバナレバー46の入力部材47に伝
え、ガバナレバー46を燃料減量側に揺動させる
ようになつている。
こうしたものでは、エンジン停止時のようにガ
バナとガバナ力とガバナスプリングの張力がなく
なつた時、出力腕43の伝動具44が回動し、エ
ンジンの始動で速度設定レバーを始動位置に操作
すると、伝動具44が入力部材47とガバナベー
ス41との間に傾斜した状態で咬み込んで燃料を
始動増量することができなくなり、始動不能にお
ちいることがある。
そこでこれを防止するために本出願人は第6図
に示すもの(実開昭58−6930号公報)を先に提案
した。
これは、伝動具44のガバナベース41側の一
角44bをアール面に形成し、伝動具44がガバ
ナベース41とガバナレバー46の入力部材47
との間に傾斜した状態で咬み込んだ時に、このア
ール面44bですべらせて伝動具44を正常な姿
勢に速やかに復帰できるようにしたものである。
<考案が解決しようとする問題点> 上記のように構成したものでは、伝動具44の
回動角度が少ない時は伝動具44がアール面です
べつて速やかに正常な姿勢に復帰するが、伝動具
44の回動角度が大きくなりすぎると、伝動具4
4が異常に傾斜した状態でかみ込んでしまうおそ
れがあつた。
そこで本考案は上記問題に鑑み提案されたもの
で、簡単な構造で、伝動具がガバナベースとガバ
ナレバーの入力部材との間に異常傾斜した状態で
咬み込むのを防止するようにすることを目的とす
るものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上記目的を達成するために、例えば第
1図乃至第5図に示すように、エンジンのクラン
ク軸やカム軸等の回転軸26の端面にガバナベー
ス21を固定し、ガバナベース21にガバナウエ
イト22を揺動自在に枢支する。
次に、ガバナウエイト22から連出した出力腕
23の先端寄り部に伝動具24を揺動可能に枢支
し、伝動具24の一辺をガバナレバー15の入力
部材18に面接当させてガバナウエイト22に発
生するガバナ力をガバナレバー15に伝えるとと
もに、速度設定レバー12で張力調節されたガバ
ナスプリング13の張力をガバナウエイト22に
伝えるように構成し、伝動具24の横側面24a
に対面する至近位置に異常傾斜防止面29を設け
るようにしたものである。
<作用> 上記のように構成した機械式ガバナの遠心揺動
錘装置は、速度設定レバー12をエンジン停止位
置に操作すると、ガバナスプリング13が自由状
態にされ、張力がなくなる。ガバナスプリング1
3の張力がなくなると、ガバナ力でガバナレバー
15が燃料減量側に揺動されて燃料噴射ポンプ1
0からの燃料噴射量をカツトし、エンジン1を停
止させる。
こうして、エンジン1が停止すると、ガバナウ
エイト22で発生するガバナ力もなくなり、ガバ
ナベース21及びガバナレバー15の入力部材1
8と、伝動具24との間に遊動隙間が生じて伝動
具24が振動等により回動しやすくなるが、異常
傾斜防止面29が伝動具24の横側面24aを受
止めて、伝動具24がガバナベース21とガバナ
レバー15の入力部材18との間に異常傾斜した
状態で咬み込むのを防止する。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図はガバナの平面図、第2図は横形デイー
ゼルエンジンに付設したガバナ装置近傍の縦断正
面図、第3図は第2図の−線断面図をそれぞ
れ示す。
図中符号1はエンジン全体を示し、このエンジ
ン1のクランクケース2の前側にはギヤケース3
が形成されており、ギヤケース3にはクランクギ
ヤ4、アイドルギヤ5、バランサギヤ6及び燃料
カムギヤ7からなる調時伝動装置8と、ガバナ装
置9と、これで制御される燃料噴射ポンプ10を
取付けてある。
ガバナ装置9は遠心式ガバナ11と、ギヤケー
ス3の上壁3aに回動操作可能に枢支された速度
設定レバー12で張力調節されるガバナスプリン
グ13と、ガバナスプリング13の張力とガバナ
11のガバナ力との釣合で揺動制御されて燃料噴
射ポンプ10のコントロールラツク14を調節す
るガバナレバー15とで構成される。
ガバナレバー15はギヤケース3に枢支された
主ガバナレバー16及び副ガバナレバー17とで
構成されており、主ガバナレバー16の左端部が
燃料噴射ポンプ10のコントロールラツク14に
連結され、右端部に取付けられた入力部材18が
遠心式ガバナ11に連結されている。そして、副
ガバナレバー17はガバナスプリング13が係合
され、左端寄り部の腕部17aが主ガバナレバー
16から立設した係合ピン19に接当し、ガバナ
スプリング13の張力を主ガバナレバー16に伝
え、主ガバナレバー16を燃料減量側に押圧付勢
するようにしてある。
尚、この係合ピン19は、速度設定レバー12
をエンジン停止位置に操作した時に速度設定レバ
ー12の下端に設けたストツプレバー20で主ガ
バナレバー16を燃料減量側に揺動させ、燃料噴
射ポンプ10からの燃料をカツトし、エンジン1
を停止させるようになつている。
一方、遠心式ガバナ11は、ガバナベース21
と、これに枢支されたガバナウエイト22及びガ
バナウエイト22から延出した出力腕23に回動
可能に枢支した伝動具24からなり、伝動具24
の先端面24aが主ガバナレバー16の右端部に
揺動自在に枢支されたベアリング25からなる入
力部材18に面接当させてある。
そして、ガバナベース21は、ギヤケース3内
に突入するクランク軸26部分にクランクギヤ4
を取付けて回転体27を構成し、このクランクギ
ヤ4の前端面に固定してあり、ガバナウエイト2
2を枢支するブラケツト(軸受)28には伝動具
24の異常傾斜防止面29が形成されている。
この異常傾斜防止面29は、ガバナウエイト2
2を枢支する二又状ブラケツト28の伝動具24
側の側面28a部分を伝動具24のブラケツト2
8側の側面24aに少しの隙間Sを明けて対面さ
せるようにして形成したものである。
上記隙間Sは、ガバナウエイト22が揺動する
時に、円弧軌跡を描く伝動具24が回転体27の
軸心方向に対する進退量よりわずかに大きく形成
してある。
尚、異常傾斜防止面29は第5図に示すよう
に、L字形に形成した鉄板30をブラケツト28
にガバナウエイト22の枢支ピン31で固定して
形成するようにしてもよいし、図示は省略したが
第5図に示す鉄板30で形成された異常傾斜防止
面29をクランクギヤ4に直接固定するようにし
てもよい。
上記のように構成した機械式ガバナの遠心錘装
置は、速度設定レバー12をエンジン停止位置に
操作すると、ガバナスプリング13が自由状態に
され、張力がなくなる。これと同時に速度設定レ
バー12の下端部に設けられたストツプレバー2
0が主ガバナレバー16を燃料減量側に揺動さ
せ、燃料噴射ポンプ10のコントロールラツク1
4を無噴射位置にしてエンジン1を停止させる。
こうして、エンジン1が停止すると、ガバナ1
1のガバナ力もなくなり、ガバナベース21とガ
バナレバー15の入力部材18との間が広くな
り、ガバナ11の出力腕13の伝動具24が振動
等で回動しやすくなる。ところが、異常傾斜防止
面29が伝動具24の側面24aに近接して位置
するため、回動しようとする伝動具24が異常傾
斜防止面29に受止められて異常傾斜状に回動す
るのを防止される。従つて、振動等でガバナウエ
イト22が第4図想像線図で示すように揺動して
も伝動具24は異常傾斜防止面29に案内され、
正常な姿勢で進退する。
尚、上記実施例ではデイーゼルエンジンで説明
したが、電気着火式エンジンのガバナ装置にも実
施できることは勿論である。
<考案の効果> 本考案は以上に説明したように、構成され作用
するので次の効果を奏する。
即ち、エンジンの停止時のように、ガバナ力と
ガバナスプリングとの張力がなくなつて、伝動具
が回転し、異常傾斜しようとするのを異常傾斜防
止面がこれを受止めて姿勢を規制するので、伝動
具の異常傾斜を完全に防止することができる。
しかも、異常傾斜防止面とこれに受止められる
伝動具の側面とは、隙間を明けて位置させるだけ
の簡単な構造で済み安価に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示し、第
1図はガバナ部分の平面図、第2図は横形デイー
ゼルエンジンに付設したガバナ装置近傍の一部縦
断正面図、第3図は第1図の−線断面図、第
4図は作動状態を示す要部の平面図、第5図は別
の実施例を示す第3図相当図であり、第6図は従
来例の第1図相当図である。 1……エンジン、13……ガバナスプリング、
15……ガバナレバー、18……入力部材、21
……ガバナベース、22……ガバナウエイト、2
3……出力腕、24……伝動具、28……軸受
(ブラケツト)、28a……28の横側面、29…
…異常傾斜防止面、30……鉄板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジン1の回転軸26にガバナベース21
    を設け、ガバナベース21にガバナウエイト2
    2を遠心揺動自在に枢支し、ガバナウエイト2
    2の出力腕23に伝動具24を揺動自在に枢支
    し、伝動具24の前側で回転軸26の軸心上に
    ガバナレバー15の入力部材18を配置し、ガ
    バナウエイト22で伝動具24を前向きに、ガ
    バナスプリング13で入力部材18を後ろ向き
    に押寄せて、伝動具24と入力部材18とを平
    面で接当させて構成したエンジンの機械式ガバ
    ナの遠心揺動錘装置において、伝動具24を異
    常な傾斜姿勢に揺動させないように案内する異
    常傾斜防止面29を、伝動具24の横側面24
    aに至近位置で対面させて回転体に固設した事
    を特徴とするエンジンの機械式ガバナの遠心揺
    動錘装置。 2 異常傾斜防止面29を軸受28の横側面28
    aで形成した実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載したエンジンの機械式ガバナの遠心揺動錘
    装置。 3 異常傾斜防止面29を形成した鉄板30を軸
    受に固定した実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載したエンジンの機械式ガバナの遠心揺動錘
    装置。
JP20015684U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH044250Y2 (ja)

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JPS61120908U JPS61120908U (ja) 1986-07-30
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