JPH0442217Y2 - - Google Patents

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JPH0442217Y2
JPH0442217Y2 JP1985096197U JP9619785U JPH0442217Y2 JP H0442217 Y2 JPH0442217 Y2 JP H0442217Y2 JP 1985096197 U JP1985096197 U JP 1985096197U JP 9619785 U JP9619785 U JP 9619785U JP H0442217 Y2 JPH0442217 Y2 JP H0442217Y2
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release lever
tilt
ratchet
shaft
column tube
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/184Mechanisms for locking columns at selected positions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20582Levers
    • Y10T74/206Adjustable
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20636Detents
    • Y10T74/20714Lever carried rack
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2133Pawls and ratchets
    • Y10T74/2136Pivoted pawls
    • Y10T74/214Multiple tooth

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、傾動可能なメインシヤフトに取付け
たステアリングホイールを運転者の体格に適した
位置に調節し得る車両用チルトステアリング装置
に関する。
〔従来技術〕
一般に車両用チルトステアリング装置は、ロア
シヤフトおよびこれに傾動可能に連結したアツパ
シヤフトからなるメインシヤフトと、前記ロアシ
ヤフトを回転可能に軸支して車体の一部に支持す
るロアチユーブおよびこれに所定量傾動可能に組
付けられ前記アツパシヤフトを回転可能に軸支す
るアツパチユーブからなるコラムチユーブと、こ
のコラムチユーブにおける前記両チユーブのいず
れか一方側に固定的に設けたラチエツト、いずれ
か他方側に揺動可能に設けられ前記ラチエツトに
弾撥的かつ係脱可能に噛合するポールおよび回動
時このポールと係合してその前記ラチエツトに対
する噛合を手動の回動操作により解除する手動操
作用解除レバーを有するチルト機構とを備えてい
る。これにより、この種チルトステアリング装置
においては手動操作用解除レバーの回動操作によ
りラチエツトに対するポールの噛合を解除してコ
ラムチユーブにおけるアツパチユーブを傾動可能
とし、メインシヤフトのアツパシヤフトに取付け
たステアリングホイールを位置調節するものであ
る。ところで、この種チルトステアリング装置に
おいては、例えば実公昭57−53730号、実開昭58
−163354号等にみられるように、アツパチユーブ
側が前記チルト機構によりロアチユーブ側にロツ
クされているが、チルト機構はコラムチユーブ側
の一側にのみ配設されているためアツパチユーブ
の左右の支持剛性がかならずしも十分でなくて高
い振動特性を得がたい。
本出願人は、かかる問題に対処すべくこの種チ
ルトステアリング装置において、前記チルト機構
を前記コラムチユーブの両側にそれぞれ配設し
て、これら両チルト機構の両解除レバーを互に連
動させたチルトステアリング装置を実願昭59−
106772号(実開昭61−21671号)にて実用新案登
録出願している。
これにより、かかるチルトステアリング装置に
おいては、コラムチユーブを構成するアツパチユ
ーブを左右一対のチルト機構にて支持することが
できるため、アツパチユーブの左右の支持剛性を
高めて高い振動特性を得ることができ、また両チ
ルト機構の解除レバーを互に連動させているの
で、一側の手動操作用解除レバーを回動操作すれ
が両チルト機構によるロツクを解除させることが
できるため、操作性が極めて良好であるという利
点を備えている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、かかるチルトステアリング装置にお
いては、両解除レバーが互に連動するよう連結さ
せることが必要であるが、両解除レバーを連結さ
せる連結機構は構造簡単で、かつ組付性がよいこ
とすなわち両解除レバーの連結が容易であるこ
と、および操作性が良好であることが肝要であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる問題に対処すべくなされたもの
で、かかるチルトステアリング装置において、前
記コラムチユーブにおける前記チルト機構の配設
部位とは反対側の部位に前記ラチエツト、前記ポ
ールおよび被操作用解除レバーを有する第2のチ
ルト機構を配設してこれら両チルト機構の両解除
レバーを互に同一回動軸線上に配置するととも
に、前記両解除レバーを連結機構を介して互いに
連結し、かつ前記連結機構を、前記手動操作用解
除レバーの内側にてこれと同一回動軸線上に配設
されて一体回転可能に連結されるとともに前記コ
ラムチユーブの下方にて左右方向に延びるアーム
を備えたL字状の連結レバーと、前記第2のチル
ト機構の被操作用解除レバーに一体的に設けられ
て前記コラムチユーブの下方にて左右方向に延び
るアームと、これら両アームを互に固定する固定
手段とにより構成したことを特徴とするものであ
る。
〔考案の作用・効果〕
これにより、本考案においては、両チルト機構
および連結レバーをそれぞれ組付けた後同連結レ
バーのアームと第2のチルト機構を構成する被操
作用解除レバーに設けたアームとを固定手段にて
互に固定すれば、両チルト機構の両解除レバーは
互に連結されて連動可能となる。しかして、本考
案においては、上記したように両チルト機構およ
び連結レバーをそれぞれ組付けるようにし、かつ
ステアリングコラムの下方に延在する両アームを
固定手段にて互に固定するものであるから、各構
成部材により大きく規制されることなく両解除レ
バーを容易に連結することができる。また、両解
除レバーを連結する連結機構も構造が簡単である
とともに、手動操作用解除レバーの回動操作に何
等の影響も及ぼさず、チルト機構の操作性が良好
である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図〜第3図には本考案の一実施例に係
るチルトステアリング装置またはその主要部が示
されている。
当該ステアリング装置において、メインシヤフ
トはアツパシヤフト10aを構成する第1シヤフ
ト11および第2シヤフト12と、ロアシヤフト
10bを構成する第3シヤフト13および第4シ
ヤフト14とからなる。アツパシヤフト10aに
おいては、第1シヤフト11が第2シヤフト12
に対してトルク伝達可能かつ軸方向へ摺動可能に
連結されており、またロアシヤフト10bにおい
ては第3シヤフト13と第4シヤフト14とが互
に嵌合固定されていて、これら両者10a,10
bは第2シヤフト12および第3シヤフト13間
にて自在継手15を介して連結されている。この
アツパシヤフト10aの第1シヤフト11の上端
部にはステアリングホイールWが組付けられ、ま
たロアシヤフト10bの第4シヤフト14の下端
部はインタミデイエイトシヤフト16を介してギ
ヤボツクスに連結される。
コラムチユーブはアツパシヤフト10aの第1
シヤフト11を回転可能に支持するアツパチユー
ブ21と、ロアシヤフト10bの第4シヤフト1
4を回転可能に支持するロアチユーブ22とによ
り構成されている。ロアチユーブ22はその上端
部に固定した固定ブラケツト23と補助ブラケツ
ト24を介してインストルメントパネルの下方に
て車体に組付けられている。また、アツパチユー
ブ21は固定ブラケツト23の左右両外側にて上
下方向へ所定量回動可能に支持した回動ブラケツ
ト25の筒部25aに軸方向へ摺動可能に嵌挿さ
れていて、ロツク機構26により解除可能にロツ
クされている。これにより、ロツク機構26の操
作レバー26aを操作してアツパチユーブ21の
回動ブラケツト25に対するロツクを解除すれ
ば、アツパチユーブ21および第1シヤフト11
は回動ブラケツト25の筒部25aおよび第2シ
ヤフト12に対して軸方向へ摺動可能になり、ス
テアリングホイールWを軸方向へ位置調節するこ
とができる。これらアツパチユーブ21とロアチ
ユーブ22とを連結する固定ブラケツト23と回
動ブラケツト25の左右両側に、左右一対のチル
ト機構30,40が配設されている。また、固定
ブラケツト23と回動ブラケツト25との間には
左右一対のテンシヨンスプリング27a,27b
が介装されていて、回動ブラケツト25は第2図
および第3図図示反時計方向へ常に付勢されてい
る。
第1チルト機構30は第1図〜第5図に示すよ
うにラチエツト31、ポール32、第1解除レバ
ー33、カバープレート34および第2解除レバ
ー35を主要構成部材としている。
ラチエツト31は回動ブラケツト25の左側ア
ーム部25bに固着され固定ブラケツト23への
支持部を兼ねるプレート状のもので、その一端側
には円弧状歯部31aを備えている。ポール32
は固定ブラケツト23の一側にセレーシヨンボル
ト36aによりラチエツト31の歯部31aに対
向して揺動可能に枢着されていて、その先端部に
ラチエツト31に噛合する歯部32aを備えてい
る。
第1解除レバー33はポール32をラチエツト
31から離間してこれら両者31,32の噛合を
解除するもので、第6図および第7図に示すよう
にレバー33aと補助プレート33bとからな
り、これら両者33a,33bはその先端部にて
ポール32に対する押圧用のローラ33cを挾持
して連結されている。この第1解除レバー33に
おいては、回動ブラケツト25を固定ブラケツト
23に支持するセレーシヨンボルト36bに上下
方向へ回動可能に支持されていて、レバー33a
の一端側に設けたカム溝33dにはポール32に
植設した係合ピン32bが嵌入している。また、
レバー33aの一端には固定ブラケツト23に係
止したテンシヨンスプリング36cの一端が係止
されていて、その付勢力にてローラ33cがポー
ル32の背部に弾撥的に当接してポール32をラ
チエツト31に噛合させている。なお、第1解除
レバー33は本考案の手動操作用解除レバーに該
当する。
カバープレート34はポール32のラチエツト
31に対する噛合部を規定するもので、第8図に
示すようにプレート部34aの端部に円弧状カバ
ー部34bを備えるとともに突起部34cを備
え、かつ円弧状カバー部34bの内側に歯部34
dを備えている。このカバープレート34は円弧
状の板バネ34eと係合ピン34fを備えてい
て、ラチエツト31の外側にてセレーシヨンボル
ト36b上に回転可能かつその径方向へ摺動可能
に組付けられ、板バネ34eがラチエツト31の
背部に弾撥的に当接している。これにより、カバ
ープレート34は板バネ34eの付勢力にてその
歯部34dをラチエツト31の歯部31aと噛合
させ、同歯部31aの外周の一部を覆蓋してい
る。
第2解除レバー35はカバープレート34を摺
動してポール32のラチエツト31に対する噛合
部を位置調節可能とするもので、第9図に示すよ
うにプレート部35aにレバー部35b、カム溝
33cおよび係合ピン35dを備えていて、第1
解除レバー33とカバープレート34との間にて
セレーシヨンボルト36b上に回転可能に組付け
られている。この第2解除レバー35は、最外側
に組付けたリテーナプレート36dに一端を係止
したテンシヨンスプリング36eの付勢力にてリ
テーナプレート36dの取付ボルト36iに当接
し、それ以上の回動を規制されている。この状態
で、カム溝35cにはカバープレート34の係合
ピン34fが臨んでこれと係合している。なお、
固定ブラケツト23の外側にはガイドプレート3
7が組付けられていて、その係合凹所37aがカ
バープレート34の突起部34cに対向して位置
し、カバープレート34が摺動して突起部34c
が侵入したとき、カバープレート34の回動を規
制する。
一方、第2チルト機構40はラチエツト41、
ポール42および解除レバー43を主要構成部材
としている。これら部材においては、ラチエツト
41およびポール42が第1チルト機構30にお
けるラチエツト31およびポール32と同様のも
ので、解除レバー43は第10図および第11図
に示すように形成されている。なお、第2チルト
機構40は本考案の第2のチルト機構に該当し、
かつ解除レバー43は被操作用解除レバーに該当
する。
解除レバー43は、ポール42をラチエツト4
1から離間してこれら両者41,42の噛合を解
除するもので、レバー43aと補助プレート43
bとからなり、これら両者43a,43bはその
先端部にてポール42に対する押圧用のローラ4
3cを挟持して連結されている。この解除レバー
43においては、セレーシヨンボルト44aに上
下方向へ回動可能に支持されていて、レバー43
aに設けたカム溝43dにはポール42に植設し
た係合ピン42aが嵌入している。また、レバー
43aの一端には固定ブラケツト23に一端を係
止したテンシヨンスプリング44bが係止されて
いて、その付勢力にてローラ43cがポール42
の背部に弾撥的に当接してポール42をラチエツ
ト41に噛合させている。なお、セレーシヨンボ
ルト44aは左側のセレーシヨンボルト36bと
同軸的に位置している。
しかして、第1チルト機構30の第1解除レバ
ー33と第2チルト機構40の解除レバー43と
は、第12図および第13図に示す連結レバー3
8により連結されている。連結レバー38はL字
状に屈曲形成されたレバーで、カバープレート3
4と第2解除レバー35との間にてセレーシヨン
ボルト36b上に回動可能に組付けられている。
この連結レバー38においては、プレート部38
aに設けた連結ピン38bが第1解除レバー33
に設けた連結穴33eに嵌入している。この連結
レバー38のアーム38cはコラムチユーブの下
方にて左側へ延在している。一方、第2チルト機
構40の解除レバー43には第10図、第11図
および第13図で示すように、レバー43aと一
体的にアーム43eが形成されている。このアー
ム43eは、コラムチユーブの下方にて左側へ延
在して連結レバー38のアーム38c上に重合し
ており、当該重合部上には固定用の一対のナツト
46a、46bが溶接されている。各ナツト46
a,46bは連結レバー38のアーム38cに設
けた各挿通孔に対向していて、固定用の各ボルト
45a,45bを各挿通孔を通して各ナツト46
a,46bに螺着することにより両アーム38
c,43eが互に固定されている。これにより、
両解除レバー33,43は互に連結され、第1解
除レバー33の回動操作により連結レバー38が
回動し同時に解除レバー43が回動する。
また、これら両解除レバー33,43のカム溝
33d,43dは互に非対称に形成されていて、
各ポール32,42の各ラチエツト31,41に
対する噛合、噛合解除にわずかな時間差を設けて
いる。第1解除レバー33のカム溝33dにおい
ては、基端部側がセレーシヨンボルト36bを中
心とする円弧部33d1に形成され、その先端部
側がカム部33d2に形成されている。これに対
して、解除レバー43のカム溝43dにおいて
は、基端部側がカム部43d1に形成され、その
先端部側がセレーシヨンボルト44aを中心とす
る円弧部43d2に形成されている。これによ
り、両解除レバー33,43の回動時には各ポー
ル32,42に対する各ローラ33c,43cの
押圧は同時に解除されるが、その後は先づポール
42がラチエツト41から離間してこれとの噛合
が解除され、続いてポール32がラチエツト31
から離間してこれとの噛合が解除される。なお、
各ポール32,42が各ラチエツト31,41に
噛合する場合にはポール32が優先する。
第1チルト機構30のポール32は、第14図
および第15図に示す手段にて固定ブラケツト2
3に組付けられている。当該手段はセレーシヨン
ボルト36a、筒状の偏心カムたる偏心カラー3
6f,6角状のスペーサ36gおよび締付ナツト
36hからなる。偏心カラー36fはセレーシヨ
ンボルト36aの外周に回動可能に嵌合し、その
外周にポール32とスペーサ36gが嵌合してい
る。ポール32は偏心カラー36fに対して回動
可能に嵌合し、またスペーサ36gは偏心カラー
36fに設けた2面幅部に係合してこれと一体的
に嵌合している。偏心カラー36fにおいては、
その内径中心と外径中心とが偏心量Lだけ偏心し
ている。これにより、スペーサ36gを回動する
とこれと一体的に偏心カラー36fが回動し、ポ
ール32の揺動中心を±Lの範囲内にて位置調節
できる。なお、偏心カラー36fは固定ブラケツ
ト23とリテーナプレート36d間に位置し、位
置調節後にナツト36hの締付力にて回動を規制
される。
このように構成したチルトステアリング装置に
おいては、第1チルト機構30の第1解除レバー
33の非操作時回動ブラケツト25は左右両チル
ト機構30,40の作用により固定ブラケツト2
3にロツクされている。この場合、第1チルト機
構30は第3図に示す状態にあり、また第2チル
ト機構40においてもラチエツト41、ポール4
2および解除レバー43は第1チルト機構30に
おけると同様の状態にある。
この状態にある第1チルト機構30の第1解除
レバー33を第3図の反時計方向へ回動操作する
と、これに伴い連結レバー38および第2チルト
機構40の解除レバー43が同方向へ回動する。
これにより、各解除レバー33,43に設けた各
ローラ33c,43cの各ポール32,42に対
する押圧は略同時に解除されるが、各カム溝33
d,43dの作用の相違により先づポール42が
ラチエツト41から離間してこれに対する噛合が
解除され、続いてポール32がラチエツト31か
ら離間してこれに対する噛合が解除される。この
結果、両チルト機構30,40による固定ブラケ
ツト23に対する回動ブラケツト25のロツクが
解除され、回動ブラケツト25およびこれに支持
されたアツパチユーブ21、アツパシヤフト10
a、ステアリングホイールWは両テンシヨンスプ
リング27a,27bの作用にて第4図に示すよ
うに跳上げられる。
この状態の第1チルト機構30において、カバ
ープレート34はラチエツト31に噛合してい
て、ラチエツト31の円弧状歯部31aのうちポ
ール32が噛合していた部位を噛合可能に解放
し、その下方の部位をカバー部34bにて覆蓋し
ている。このため、跳上げられたステアリングホ
イールWを押下げると、ローラ33cにて押圧さ
れているポール32はカバープレート34のカバ
ー部34b外周を摺動しつつ円弧状歯部31aの
元の噛合部位に達して同部位に噛合する。また、
第2チルト機構40においてはローラ43cがポ
ール42を押圧しているが、ラチエツト31とポ
ール32の噛合前においては係合ピン42aとカ
ム溝43dとの作用にてなおラチエツト41とポ
ール42とは離間し、ラチエツト31とポール3
2の噛合直後にポール42はラチエツト41に噛
合する。これにより、ステアリングホイールWは
常に元位置に復帰する。
次に、ステアリングホイールWを上下方向に位
置調節する場合について説明するに、この場合に
は第2解除レバー35を第3図の反時計方向へ回
動操作する。これにより、カバープレート34は
その係合ピン34fと第2解除レバー35のカム
溝35cとの作用にて図示左方へ摺動され、その
カバー部34bがラチエツト31から離間すると
ともにその突起部34cがガイドプレート37の
係合凹所37aに突入する。このため、ラチエツ
ト31はカバープレート34に対して相対回動可
能となる。また、第2解除レバー35をさらに回
動操作すると、同レバー35に設けた係合ピン3
5dが第1解除レバー33に係合してこれを一体
的に回動させる。このため、連結レバー38を介
して解除レバー43が同時に回動し、第5図に示
すように両チルト機構30,40による固定ブラ
ケツト23に対する回動ブラケツト25のロツク
が解除される。従つて、第2解除レバー35をそ
の回動位置に保持した状態にてステアリングホイ
ールWを上下動することができ、ステアリングホ
イールWを上下動して所望の位置に移動した後第
2解除レバー35の操作を解除すれば、先づ両解
除レバー33,43が回動復帰して各ポール3
2,42は各ラチエツト31,41の円弧状歯部
における元とは異なる部位に噛合する。その後、
第2解除レバー35が回動復帰してカバープレー
ト34を非操作位置に復帰させ、その歯部34d
を円弧状歯部31aの元とは異なる部位に噛合さ
せる。この場合、カバープレート34の歯部34
dはステアリングホイールWの位置調節以前に噛
合していたラチエツト31の歯部からステアリン
グホイールWの調節角度分だけずれた歯部31a
に噛合し、ステアリングホイールWの調節位置が
記憶される。
このように、本実施例においては、アツパチユ
ーブ21、アツパシヤフト10aおよびステアリ
ングホイールWをロアチユーブ22に固定した固
定ブラケツト23の両側にて、両チルト機構3
0,40を介してロツクして支持することができ
る。このため、アツパチユーブ21の左右の支持
剛性を高めて高い振動特性を得ることができる。
また、本実施例においては、両チルト機構30,
40の両解除レバー33,43を連結レバー38
により連結して互に連動させているので、両チル
ト機構30,40の操作性が極めて良好である。
ところで、本実施例においては、第1チルト機
構30の第1解除レバー33と第2チルト機構4
0の解除レバー43とを連結する連結機構を、第
1解除レバー33に連結しコラムチユーブの下方
を右側に延在するアーム38cを備えたL字状の
連結レバー38と、解除レバー43に一体的に設
けられコラムチユーブの下方を左側に延在してア
ーム38cに重合するアーム43eと、これた両
アーム38c,43eをこれらの重合部にて互に
固定する一対の固定手段(ボルト45a,45b
とナツト46a,46b)とにより構成してい
る。
このため、両チルト機構30,40の各構成部
材および連結レバー38を所定の順序で組付けれ
ば、両アーム38c,43eがコラムチユーブの
下方にて互に重合する。従つて、各ボルト45
a,45bをアーム38cの挿通孔を通して各ナ
ツト46a,46bに螺着する固定作業を各構成
部材に煩わされるこなく容易に行うことができ
る。このため、両解除レバー33,43の連結が
容易であり、また連結機構の構造も簡単である。
さらにまた、連結レバー38を第1解除レバー3
3とは別体に構成して同解除レバー33の回動操
作に何等の影響も及ぼさないように構成している
ので、チルト機構の操作性を良好に保持する。
なお、本実施例においては第1チルト機構30
のポール32の組付手段にセレーシヨンボルト3
6a、偏心カラー36f、スペーサ36gおよび
締付ナツト36hを採用しているので、ポール3
2の組付けに当つて偏心カラー36fと一体のス
ペーサ36gを回動することによりポール32の
揺動中心を所定量位置調節し、ポール32のラチ
エツト31に対する噛合状態を調節することがで
きる。従つて、本実施例においては、先づ第2チ
ルト機構40のポール42を組付けてこれをラチ
エツト41に噛合させた後ポール32をその揺動
中心を位置調節して組付ければ、両チルト機構3
0,40の各構成部材の製作誤差、組付誤差等に
拘りなく各ポール32,42の各ラチエツト3
1,41に対する噛合状態を確実にすることがで
きる。
〔変形例〕
なお、本考案は上記実施例を下記のとおり変形
し、また下記に示す形式のチルトステアリング装
置に対しても実施し得る。
(1) 各ラチエツト31,41を固定ブラケツト2
3に組付けかつ各ポール32,42を回動ブラ
ケツト25に組付けること。
(2) 本考案を例えば本出願人の出願した実公昭57
−53730号公報に示したごとく、記憶機能、テ
レスコピツク機能を備えていない形式のチルト
ステアリング装置に実施すること。
(3) アツパチユーブをロアチユーブに直接回動可
能に支持した形式のチルトステアリング装置に
実施すること。この場合、いずれか一方のチユ
ーブにラチエツトを組付けかつ他方のチユーブ
にポールを組付けること。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るチルトステア
リング装置の主要部を示す横断平面図、第2図は
同装置の車体への組付け状態を示す側面図、第3
図は同装置の部分側面図、第4図および第5図は
チルト機構の作動状態を示す第3図に対応する側
面図、第6図は第1解除レバーの側面図、第7図
は第6図の矢印−線に沿う端面図、第8図は
カバープレートの側面図、第9図は第2解除レバ
ーの側面図、第10図は解除レバーの側面図、第
11図は第10図の矢印−線に沿う断面
図、第12図は連結レバーの側面図、第13図は
同正面図、第14図はポールの組付状態を示す拡
大横断平面図、第15図は第14図の矢印−
線に沿う断面図である。 符号の説明、10a……アツパシヤフト、10
b……ロアシヤフト、21……アツパチユーブ、
22……ロアチユーブ、23……固定ブラケツ
ト、25……回動ブラケツト、30,40……チ
ルト機構、31,41……ラチエツト、32,4
2……ポール、33……第1解除レバー(手動操
作用解除レバー)、35……第2解除レバー、4
3……解除レバー(被操作用解除レバー)、33
e……連結穴、43e……アーム、38……連結
レバー、38b……連結ピン、38c……アー
ム、45a,45b……ボルト、46a,46b
……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロアシヤフトおよびこれに傾動可能に連結した
    アツパシヤフトからなるメインシヤフトと、前記
    ロアシヤフトを回転可能に軸支して車体の一部に
    支持するロアチユーブおよびこれに所定量傾動可
    能に組付けられ前記アツパシヤフトを回転可能に
    軸支するアツパチユーブからなるコラムチユーブ
    と、このコラムチユーブにおける前記両チユーブ
    のいずれか一方側に固定的に設けたラチエツト、
    いずれか他方側に揺動可能に設けられ前記ラチエ
    ツトに弾撥的かつ係脱可能に噛合するポールおよ
    び回動時このポールと係合して、その前記ラチエ
    ツトに対する噛合を手動の回動操作により解除す
    る手動操作用解除レバーを有するチルト機構とを
    備えた車両用チルトステアリング装置において、
    前記コラムチユーブにおける前記チルト機構の配
    設部位とは反対側の部位に前記ラチエツト、前記
    ポールおよび被操作用解除レバーを有する第2の
    チルト機構を配設してこれら両チルト機構の両解
    除レバーを互に同一回動軸線上に配置するととも
    に、前記両解除レバーを連結機構を介して互いに
    連結し、かつ前記連結機構を、前記手動操作用解
    除レバーの内側にてこれと同一回動軸線上に配設
    されて一体回転可能に連結されるとともに前記コ
    ラムチユーブの下方にて左右方向に延びるアーム
    を備えたL字状の連結レバーと、前記第2のチル
    ト機構の被操作用解除レバーに一体的に設けられ
    て前記コラムチユーブの下方にて左右方向に延び
    るアームと、これら両アームを互に固定する固定
    手段とにより構成したことを特徴とする車両用チ
    ルトステアリング装置。
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