JPH0441720B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0441720B2
JPH0441720B2 JP11717385A JP11717385A JPH0441720B2 JP H0441720 B2 JPH0441720 B2 JP H0441720B2 JP 11717385 A JP11717385 A JP 11717385A JP 11717385 A JP11717385 A JP 11717385A JP H0441720 B2 JPH0441720 B2 JP H0441720B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
type
salts
fatty acids
combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11717385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61275399A (ja
Inventor
Seiichi Myazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11717385A priority Critical patent/JPS61275399A/ja
Publication of JPS61275399A publication Critical patent/JPS61275399A/ja
Publication of JPH0441720B2 publication Critical patent/JPH0441720B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は透明石けんの改良に関する。現在ひ
ろく行なはれている透明石けん製造法は乾燥法で
あつて、動植物油脂を水酸化ナトリウム溶液にて
加水分解したのち白糖やソルビツトを溶解させ
る。これに多量のエタノールを加え加温しつつよ
くかき混ぜて均一な熱溶液としたのち必要であれ
ば香料や色素を添加し枠に注入して冷却、固化さ
せる。これを適当な大きさに切断してからエタノ
ールを揮発させるために自然乾燥するのである。
エタノールが揮発するにつれて次第に透明となる
が、同時に石けん表面には非常に密なる皮膜が形
成されてゆく結果、石けん内部のエタノールの揮
発がいちぢるしく妨害されこのために乾燥工程に
は約50日もの長期間を必要とする。 この欠点を解消せんとしてエタノールの代りに
不揮発性の液状多価エアルコールを使用する提案
がなされている。例えば(特開昭57−42800号)
にてはプロピレングリコール類やブチレングリコ
ール類およびグリセリン類を用いることが提案さ
れている。本提案では透明性の評価基準として10
mm厚の石けん板を試料として可視光線透過率を測
定し、透過率30%以上のものに○、20〜30%のも
のに△、20%以下のものに×なる評価を与えてい
る。しかし市販されている透明石けんは20mm以上
の厚みを持つているから少なくとも20mm厚の石け
ん板を測定試料として透明性を評価するのが実際
的である。 因みに本提案において透過率30%で評価○を得
ている石けんを20mmの厚みにおいて測定すれば透
過率は9%に低下してしまうからその透明性評価
は×となる。この様に液状多価アルコールと石け
んによつて乾燥工程不要の透明石けんを得ようと
する本提案には透明性に関する重大な欠点があ
る。 本発明者はこの欠点を改善すべく研究を進めた
結果(石けん・液状多価アルコール)系に第3物
質として多塩基性有機酸アルカリ塩と脂肪酸とか
ら生成する複塩が加えられるとき透明化がおこる
事実を新たに発見しこれを追求した結果、本発明
に到達した。即ち本発明は、乾燥工程を必要とせ
ずに優れた透明性をもち発泡性の豊かな透明石け
んを提供することを目的とする。 多塩基性有機酸は多種多様にわたるがリンゴ
酸、酒石酸、クエン酸、ヒドロキシエチルイミノ
二酢酸、ニトリロ三酸、ビドロキシエチルエチレ
ンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、フタル酸、テレフタ
ル酸、マレイン酸、フマール酸、スルホコハク
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、N−アシル
グルタミン酸、パントテン酸、サリチル酸、p−
オキシ安息香酸、m−オキシ安息香酸、没食子酸
およびHOOC−(CH2o−COOH(n=0〜12)の
一般式にて表示される有機酸の中から選択するの
が良く、単独でも複数の組合せでも良い。アルカ
リとしてはアンモニア、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、水
酸化リチウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化カ
リウムの中から選択するのが良く、単独でも複数
の組合せでも良い。油脂製品にとつて酸化変敗を
促進する重金属イオンをキレート作用によつて封
鎖する性質を持つているN−アシルグルタミン酸
やアミノポリ酢酸類のアルカリ塩は本発明の目的
には最も適当であつてエデト酸としてよく知られ
ているエチレンジアミン四酢酸の四ナトリウム塩
が最も良い。複塩の一方の成分である脂肪酸類と
しては、その結合する相手となる多塩基性有機酸
より弱酸であることが必要で、オレイン酸または
ステアリン酸が効果上からも経済上からも良い。
しかし、こうして得られた複塩は過剰のアルカリ
によつて容易に分解するから(石けん・液状多価
アルコール)系の遊離アルカリを除去することが
本発明の実施における重要な点である。石けん
100部に対して複塩の0.1部から透明化効果がみら
れ50部をこえても透明化効果は持続する。しか
し、この複塩には発泡性はないからその添加量は
2〜15部に止めた方が良い。ソルビツトや白糖な
ど従来から透明石けんに加えられてきた物質も本
発明の目的を損なはない限り添加しても何ら差支
えはない。石けんと複塩、そして必要なれば白糖
を加えた系の溶剤として使用する液状多価アルコ
ールとしては皮膚に対する作用の温和なグリセリ
ンと1,3−ブチレングリコールが良く、単独よ
りも組合せて用うるのが良い。 次の本発明の透明石けんの製造法の一例を説明
する。牛脂、ヤシ油およびヒマシ油をグリセリン
と1,3−ブチレングリコールとともに加熱溶融
し、計算量の水酸化ナトリウム溶液を加えて加水
分解し石けんとした後、過剰のアルカリがあれば
中和して除去する。さらに白糖を添加して均一な
溶液とする。一方、エチレンジアミン四酢酸(エ
デト酸)四ナトリウムの飽和水溶液に計算量のオ
レイン酸を加えよくかき混ぜると直ちに餅状の複
塩が生成する。この複塩を上記の(石けん・グリ
セリン・1,3−ブチレングリコール・白糖)の
熱溶液に添加して均一に溶解したのち必要ならば
香料、色素などを加えてから枠に注入し冷却、固
化させる。これを適当な大きさに切断し乾燥工程
に付することなく直ちに型打、包装して製品とす
ることができる。この様にして得られた透明石け
んは、乾燥工程を必要としないにも抱らず豊かな
発泡性とともに優れた透明性を合せ有しており、
品質上からも製造工程上からも極めて有用であ
る。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長鎖脂肪酸ナトリウム(石けん)100部に対
    し、多塩基性有機酸類のアルカリ塩類と脂肪酸類
    とから生成する複塩を0.1部〜50部含有すること
    を特徴とする乾燥工程を必要としない透明石け
    ん。 2 多塩基性有機酸類が、リンゴ酸、酒石酸、ク
    エン酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ニトリ
    ロ三酢酸、ビドロキシエチルエチレンジアミン三
    酢酸、エチレンジアミン四酢酸(エデト酸)、ジ
    エチレントリアミン五酢酸、フタル酸、テレフタ
    ル酸、マレイン酸フマール酸、スルホコハク酸、
    アスパラギン酸、グルタミン酸、N−アシルグル
    タミン酸、パントテン酸、サリチル酸、p−オキ
    シ安息香酸、m−オキシ安息香酸、没食子酸およ
    びHOOC−(CH2o−COOH(n=0〜12)の一般
    式で表示される有機酸の中から選択されたもので
    あつて単独または複数の組合せである特許請求範
    囲1記載の透明石けん。 3 アルカリ塩類が、アンモニウム塩、モノエタ
    ノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエ
    タノールアミン塩、リチウム塩、ナトリウム塩お
    よびカリウム塩の中から選択されたものであつ
    て、単独または複数の組合せである特許請求範囲
    1記載の透明石けん。 4 脂肪酸類が、置換基としてアミノ基、アミノ
    基の誘導体、ヒドロキシル基およびヒドロキシル
    基の誘導体を単独または複数の組合せで持つてい
    る脂肪酸の中から選択され且つ脂肪酸の骨格構造
    が飽和型、不飽和型、直鎖型、側鎖型または環状
    型を組合せたものである脂肪酸の中から選択され
    たものであつて、単独または複数の組合せである
    特許請求範囲1記載の透明石けん。
JP11717385A 1985-05-30 1985-05-30 透明石けん Granted JPS61275399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11717385A JPS61275399A (ja) 1985-05-30 1985-05-30 透明石けん

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11717385A JPS61275399A (ja) 1985-05-30 1985-05-30 透明石けん

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61275399A JPS61275399A (ja) 1986-12-05
JPH0441720B2 true JPH0441720B2 (ja) 1992-07-09

Family

ID=14705243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11717385A Granted JPS61275399A (ja) 1985-05-30 1985-05-30 透明石けん

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61275399A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8904938D0 (en) * 1989-03-03 1989-04-12 Unilever Plc Detergent bar
ATE290852T1 (de) * 2000-05-03 2005-04-15 Unilever Nv Stückförmige reinigungsmittelzusammensetzung enthaltend hautaufheller und organische sonnenschutzmittel

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61275399A (ja) 1986-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4273684A (en) Transparent detergent bar
TWI225093B (en) Transparent bar soap composition
JPH0441720B2 (ja)
JPH05255693A (ja) 洗浄剤組成物
JPH04213398A (ja) 透明石鹸組成物
JP3625828B2 (ja) 香料組成物
EP1057888B1 (en) Transparent solid detergent composition
JP2001172698A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPS61155499A (ja) 透明固形石鹸
US5518665A (en) Transparent solid detergents
JP2001172671A (ja) 界面活性剤組成物
JP2549076B2 (ja) 透明石鹸組成物
JP4124524B2 (ja) N置換βアラニン又はその塩の製造方法及びN置換βアラニン又はその塩を含有する界面活性剤組成物
JP2840203B2 (ja) 透明石鹸組成物
JP3547728B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPS6369898A (ja) 新規な透明固形洗剤
JP2549075B2 (ja) 透明石鹸組成物
JP2546805B2 (ja) 透明石鹸組成物
JP2945175B2 (ja) 透明石鹸組成物
JP3819152B2 (ja) N置換βアラニン又はその塩の製造方法及びN置換βアラニン又はその塩を含有する界面活性剤組成物
JP2549078B2 (ja) 透明石鹸組成物
JPH0359099A (ja) 改良された固形洗剤
JP2005307058A (ja) 透明石鹸の製造方法
JPH0471438B2 (ja)
JPH0633416B2 (ja) 硬表面用液体洗浄剤組成物