JPH044046B2 - - Google Patents

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JPH044046B2
JPH044046B2 JP26276385A JP26276385A JPH044046B2 JP H044046 B2 JPH044046 B2 JP H044046B2 JP 26276385 A JP26276385 A JP 26276385A JP 26276385 A JP26276385 A JP 26276385A JP H044046 B2 JPH044046 B2 JP H044046B2
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  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鉄鋼や非鉄の条鋼圧延機のコイリン
グ装置の制御に関し、特に条鋼の尾端定位置巻取
制御に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は例えば特願昭55−157973号公報に示さ
れた従来のコイリング制御装置を示すもので、図
において、1は最終スタンド圧延機、2は条鋼を
以下に述べるコイリング装置に誘導するピンチロ
ール、3はコイリング装置、4はこのコイリング
装置3の中でコイリングされる条鋼、5は最終ス
タンド圧延機1を駆動する直流電動機、6はピン
チロール2を駆動する直流電動機、7はコイリン
グ装置3を駆動する直流電動機、8は直流電動機
5の為のサイリスタ電源装置、9は直流電動機6
の為のサイリスタ電源装置、10は直流電動機7
の為のサイリスタ電源装置、11はそれぞれのサ
イリスタ電源装置8,9,10に速度基準信号を
与える速度信号演算装置、12は材料の速度基準
信号、13はコイリング装置3に取付けられ装置
の回転数に応じたパルス信号を発生するパルス発
振器、14はこのパルス発振器13のパルス信号
によりコイリング装置8の位置を検出する回転位
置検出装置である。17は条鋼の尾端を一定の位
置になるように制御演算を行ない修正信号を出す
修正演算装置。18は修正演算装置17よりの修
正信号と速度信号演算装置11よりの速度基準信
号とを加算してサイリスタ電源装置に信号を出す
加算器である。
次に、上記のように構成された従来装置の動作
について説明する。最終スタンド圧延機1を条鋼
4の尾端が通過した時のコイリング装置3の原点
Aがコイリング点Bよりずれている回転ずれ角θc
を第2図に示す通りとすると、条鋼4の尾端から
コイリング点Bまでの長さLは L=nπD+a …(1) 但し、 n:整数 0≦a<πD すなわち、条鋼4の長さLはコイリング装置3
にあとn巻されて、さらに長さaだけ条鋼4の尾
端位置がコイリング点よりずれることになる。そ
のずれ角bは b=2π・a/πD=2a/D …(2) 但し、 D:コイリングされる条鋼の直径 となる。そしてコイリング装置3の桶の中でのコ
イリング装置3の原点Aよりの条鋼4の尾端位置
のずれ角cは c=θc−2a/D …(3) となる。すなわち、条鋼4の尾端が最終スタンド
圧延機1を通過した時点のコイリング装置3の原
点Aがコイリング点Bよりずれている回転ずれ角
θcは回転位置検出装置14により検出され、その
位置信号は修正演算装置17に送られる。
ここで仮りに、条鋼4の尾端がコイリング装置
3の原点Aに来るように制御することを考えてみ
ると式(3)において c≧0の場合、すなわち条鋼4の尾端がコイリ
ング装置3の原点Aより手前に来る場合、ピンチ
ロール2の回転速度をあるパターン(例えば三角
波形)でもつて速度増速修正をすることにより、
一時コイリングされる条鋼4の直径Dが小さくな
り修正後に条鋼4の尾端がコイリング装置3の原
点Aに合うように修正出来る。
逆に、c<0の場合、条鋼4の尾端がコイリン
グ装置3の原点Aを通り越すことになりピンチロ
ール2の回転速度をあるパターンでもつて速度減
速修正をすることにより、一時コイリングされる
条鋼4の直径Dが大きくなり修正後に条鋼4の尾
端がコイリング装置3の原点Aに合うように修正
出来る。
条鋼の尾端をコイリング装置3の原点Aよりず
らす場合には式(3)の値cよりずらすべき一定量を
考慮して修正量を決定すれば良い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のような従来装置では条鋼の尾端が最終ス
タンド圧延機1を通過した時点でずれ角cを求め
修正している為、最終スタンド圧延機1を通過後
条鋼尾端がコイリング装置3に到達する迄の期間
中のコイリング装置の速度変化及び条鋼進入速度
変化に対し、修正が出来なかつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、最終スタンド圧延機を条鋼尾
端が通過した後、条鋼尾端のコイリング完了迄の
期間中のコイリング装置の速度並びに条鋼進入速
度の変動も考慮に入れ、条鋼尾端が確実にコイリ
ング点Bでコイリング出来るコイリング制御装置
を得ることを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るコイリング制御装置は、条鋼尾
端が最終スタンド圧延機を通過した後のコイリン
グ装置のコイリング速度Vcとコイリング点から
条鋼尾端迄の条鋼尾端残り長さLBと条鋼進入速
度VBとコイリング装置の原点Aの角度を常にフ
イードバツクし、条鋼尾端が所望のコイリング点
Bでコイリング出来、しかもコイリング装置の所
望の尾端コイリング速度でコイリング出来るコイ
リング制御装置である。
〔作用〕
この発明は条鋼尾端が最終スタンド圧延機を通
過した後のコイリング装置のコイリング速度とコ
イリング点から条鋼尾端迄の条鋼尾端残り長さと
条鋼進入速度とコイリング装置の原点の角度を常
にフイードバツクし、条鋼尾端が所望のコイリン
グ点でコイリング出来るようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第4図と同一部分
は同一符号を付して示す第1図について説明す
る。第1図において、1〜14は第4図と同様で
あるので、その説明は省略する。20はピンチロ
ール2の回転角度を検出するパルス発振器、21
は該パルス発振器20から出力されるパルスに基
づいて条鋼尾端残り長さLBを演算する条鋼尾端
残り長さ演算装置、22はピンチロール2のモー
タ回転数から条鋼のコイリング装置3への進入速
度VBを演算する条鋼尾端進入速度演算装置、2
3はコイリング装置3のモータ回転数からコイリ
ング装置3のコイル径D位置の周速Vcを演算す
るコイリング速度演算装置、24はずれ角θcから
条鋼尾端コイリング完了迄の残りコイリング装置
3の回転角度を、基準コイル径をDとして残り回
転長さLCに変換する残り回転長さ演算装置、2
5はVB,LBよりコイリング完了迄の時間tを演
算する残り時間演算装置、26は残り時間演算装
置25の出力tに従つた予め定められた残り長さ
偏差と速度偏差のゲインKL(t),KV(t)を導出
する時変ゲイン演算装置、27は前記VB,LB
VC,LC,KV(t),KL(t)よりコイリング装置
3の指令速度VC *を演算する指令速度演算装置で
ある。
次に動作について説明する。条鋼尾端が最終ス
タンド圧延機1を通過後から条鋼尾端残り長さ演
算装置21により下記原理式に従つて条鋼尾端残
り長さLBを導出する。
LB=L−ηp×Pp …(4) ここで、 Lは最終スタンド圧延機1からコイリング
点 (B)迄の距離、 ηpはパルス発振器20の1パルス当たりの
ピンチロール2の回転長さ、 Ppは最終スタンド圧延機を条鋼尾端が通
過してからのパルス発振器20の発生パルス
数、 である。
又、条鋼尾端進入速度演算装置22により、条
鋼尾端進入速度VBを下記式で演算する。
VB=NP×π×Dp …(5) ここで、 NPはピンチロール2の回転数 DPはピンチロール2の径 である。
又、コイリング速度演算装置23によりコイリ
ング速度VCを下記式で演算する。
VC=NC×π×D …(6) ここで、 NCはコイリング装置3の回転数 Dは基準コイリング径 さらに、残り回転長さ演算装置24により残り
回転長さLCを下記式により演算する。
LC=π×D×N+θc/2×D …(7) ここで、 Dは基準コイリング径 θcは原点Aとコイリング点Bの回転ずれ角 Nは|LB−D×(π×N−θc/2)|が最小にな る整数 である。
次に指令速度演算装置27の演算内容を述べる
と次の様になる。
VC *=KL(t)(LB−LC)+KV(t) (VB−VC)+VC1 …(8) ここで、 VC1は速度信号演算装置11の出力である
所定尾端巻取速度である。
ゲインKL(t),KV(t)は例えば第3図のよう
に示されるように予め定められており、条鋼尾端
が最終スタンド圧延機を通過した直後ではKL
KV共に小さく、条鋼尾端がコイリング完了に近
づくと、KLは急激に大きくなり、コイリング完
了時は再び小さくなつている。KVはコイリング
完了時に向つて徐々に大きくなつている。ゲイン
KL,KVについては本制御本来の目的が条鋼尾端
が最終スタンド圧延機通過時からコイリング完了
迄の全時間区間における偏差精度ではなく、コイ
リング完了時点における角度偏差精度、速度偏差
精度のみが確保されるべきものである。従つて、
ゲインKL,KVを時間に対して一定の値をとるよ
りコイリング完了時に角度、速度偏差を強く押え
るような時変ゲインとすることでコイリング完了
時、ゲインが一定ゲインの場合より更に大きなゲ
インをとることが可能となり、不安定、発散等の
不具合もなく角度、速度の達成精度は一定ゲイン
の場合に比べてきわめて良好となる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、条鋼尾端とコ
イリング点に関した角度制御と速度制御を共に行
ない、各々のゲインを時間に関して変えるように
したので、条鋼尾端がコイリング装置に到達する
迄の期間中のコイリング装置の速度変化及び条鋼
進入速度変化に対しても確実に条鋼尾端をコイリ
ング点Bでコイリング出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例におけるコイリン
グ制御装置を示す系統図、第2図はコイリング状
態を説明する為の参考図、第3図はこの発明の時
間によるゲインの変化を表わす特性図、第4図は
従来のコイリング制御装置を示す系統図である。 図中、1は最終スタンド圧延機、2はピンチロ
ール、8はコイリング装置、4は条鋼、18,2
0はパルス発振器、14は回転位置検出器、2
1,22は各々条鋼尾端残り長さ及び条鋼尾端進
入速度演算装置、23,24は各々コイリング装
置のコイリング速度及び残り回転長さの演算装
置、25は残り時間演算装置、26は時変ゲイン
演算装置、27は指令速度演算装置である。な
お、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 最終スタンド圧延機よりの条鋼を誘導するピ
    ンチロール、このピンチロールにより誘導された
    条鋼を回転する桶の中に導きコイル状に巻き取る
    コイリング装置を備えたコイリング装置におい
    て、条鋼尾端が最終スタンド圧延機を通過した後
    の条鋼尾端残り長さを上記ピンチロールの回転検
    出用パルス発振器の送出パルスに基づいて演算す
    る条鋼尾端残り長さ演算装置、上記ピンチロール
    の回転数検出に基づいて条鋼尾端進入速度を演算
    する条鋼尾端進入速度演算装置、上記コイリング
    装置の回転数検出に基づいてコイリング速度を演
    算するコイリング速度演算装置、条鋼尾端が最終
    スタンド圧延機を通過した時点のコイリング装置
    の原点がコイリング点よりずれている回転ずれ角
    を検出する回転位置検出器、該回転ずれ角の検出
    に基づいて上記最終スタンド圧延機を通過した後
    の残り回転長さを演算する残り回転長さ演算装
    置、最終スタンド圧延機を条鋼尾端が通過後の条
    鋼尾端残り長さとコイリング装置残り回転長さと
    の残り長さ偏差、及び上記条鋼のコイリング装置
    進入速度とコイリング装置のコイリング速度との
    速度偏差に基づき上記コイリング装置の指令コイ
    リング速度を演算する指令速度演算装置を備え、
    この指令速度によりコイリング装置を制御するこ
    とにより所定のコイリング点でコイリングするこ
    とを特徴とするコイリング制御装置。 2 上記指令速度演算装置は、条鋼尾端が最終ス
    タンド圧延機を通過した時点からの残り時間に応
    じたゲインを残り長さ偏差及び速度偏差に応じて
    それぞれ乗算することにより上記時間に応じた指
    令速度を演算することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のコイリング制御装置。 3 上記指令速度演算装置は、コイリング完了時
    点に近づくにつれて残り長さ偏差のゲインを次第
    に大きくし、上記コイリング完了時には再びゲイ
    ンを小さくするとともに、コイリング完了時点に
    近づくにつれて速度偏差のゲインを次第に大きく
    する残り時間に従つて予め定められた残り長さ偏
    差と速度偏差の時変ゲインを与える時変ゲイン演
    算装置を具備することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載のコイリング制御装置。
JP26276385A 1985-11-22 1985-11-22 コイリング制御装置 Granted JPS62124024A (ja)

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JP26276385A JPS62124024A (ja) 1985-11-22 1985-11-22 コイリング制御装置

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JP26276385A JPS62124024A (ja) 1985-11-22 1985-11-22 コイリング制御装置

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JPS62124024A JPS62124024A (ja) 1987-06-05
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JP6640625B2 (ja) * 2016-03-23 2020-02-05 株式会社神戸製鋼所 線材のリング径制御方法及び線材の製造装置

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JPS62124024A (ja) 1987-06-05

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