JPH0440364Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0440364Y2 JPH0440364Y2 JP11935584U JP11935584U JPH0440364Y2 JP H0440364 Y2 JPH0440364 Y2 JP H0440364Y2 JP 11935584 U JP11935584 U JP 11935584U JP 11935584 U JP11935584 U JP 11935584U JP H0440364 Y2 JPH0440364 Y2 JP H0440364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engagement
- pin
- protrusion
- clear
- button
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 13
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 13
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の目的)
本考案は押ボタン錠の改良に係り、その目的は
故障、破損の生じにくい、かつ作動しやすい押ボ
タン錠を提供するにある。
故障、破損の生じにくい、かつ作動しやすい押ボ
タン錠を提供するにある。
(従来技術)
従来押ボタン錠は種々提案されており、本出願
人も提案している。例えば特願昭56−91271、特
願昭56−92421等がある。これらの押ボタン錠の
共通している構造は押ボタン自体にピン係合溝を
形成している。ところが使用途中に押ボタン自体
の取付精度、寸法規格などがくるつて上下動操作
がスムーズに行われず、スライド板、錠杆の作動
がうまく行われず錠機能を発揮することができな
かつた。これをうまく操作させるためには材料の
選定、部材の精度の向上が要求されコストアツプ
になつていた。
人も提案している。例えば特願昭56−91271、特
願昭56−92421等がある。これらの押ボタン錠の
共通している構造は押ボタン自体にピン係合溝を
形成している。ところが使用途中に押ボタン自体
の取付精度、寸法規格などがくるつて上下動操作
がスムーズに行われず、スライド板、錠杆の作動
がうまく行われず錠機能を発揮することができな
かつた。これをうまく操作させるためには材料の
選定、部材の精度の向上が要求されコストアツプ
になつていた。
本考案者は押ボタンと係合ピンとは別体に製作
してそれぞれの機能を満足させるための新規な構
造を案出し、従来の押ボタン錠の欠点を解消した
押ボタン錠を提供するものである。
してそれぞれの機能を満足させるための新規な構
造を案出し、従来の押ボタン錠の欠点を解消した
押ボタン錠を提供するものである。
(本考案の構成)
本考案の要旨は錠本体には、水平孔と垂直孔と
を有して凸型にしたピン嵌入孔を複数個有するス
イラド板と、これと連動する錠部材と、回動可能
に軸支されており、上記ピン嵌入孔に対応して設
けられている複数個の係合ピンと、上記係合ピン
を同一方向の適宜の位置に回動させるクリアーボ
タンと、上記係合ピンを反対方向の適宜位置に回
動させる複数個の押ボタンとをそれぞれ形成して
おり、前記係合ピンは両側上部に一対の突出片を
有し、中央の下部には上記ピン嵌入孔に嵌入する
係合片を有しており、前記押ボタンは頭部とその
下方に上記係合ピンの突出片を押動する作動突部
とを備えており、さらにその作動突部のうち少な
くとも1個の作動突部を他の作動突部よりも長さ
を異ならしめて、係合ピンの回動量を異ならし
め、また前記クリアーボタンは下方に前記係合ピ
ンの突出片を押動するクリアー突片を備えてお
り、さらにそのクリアー突片の長さを上記作動突
部の長さの異なりに対応させて異ならせて、係合
ピンの回動量を異ならしめることによつて係合ピ
ンのピン嵌入孔への係脱を行うことを特徴とする
押ボタン錠。
を有して凸型にしたピン嵌入孔を複数個有するス
イラド板と、これと連動する錠部材と、回動可能
に軸支されており、上記ピン嵌入孔に対応して設
けられている複数個の係合ピンと、上記係合ピン
を同一方向の適宜の位置に回動させるクリアーボ
タンと、上記係合ピンを反対方向の適宜位置に回
動させる複数個の押ボタンとをそれぞれ形成して
おり、前記係合ピンは両側上部に一対の突出片を
有し、中央の下部には上記ピン嵌入孔に嵌入する
係合片を有しており、前記押ボタンは頭部とその
下方に上記係合ピンの突出片を押動する作動突部
とを備えており、さらにその作動突部のうち少な
くとも1個の作動突部を他の作動突部よりも長さ
を異ならしめて、係合ピンの回動量を異ならし
め、また前記クリアーボタンは下方に前記係合ピ
ンの突出片を押動するクリアー突片を備えてお
り、さらにそのクリアー突片の長さを上記作動突
部の長さの異なりに対応させて異ならせて、係合
ピンの回動量を異ならしめることによつて係合ピ
ンのピン嵌入孔への係脱を行うことを特徴とする
押ボタン錠。
本考案の押ボタン錠は机の抽出し、ドア、扉の
錠として、あるいは自転車、ミニバイクなどの鎖
り錠などとして使用でき、従来の押ボタン錠が使
用されていたものには使用可能である。
錠として、あるいは自転車、ミニバイクなどの鎖
り錠などとして使用でき、従来の押ボタン錠が使
用されていたものには使用可能である。
(実施例)
本考案の実施例について以下図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図において1は押ボタン錠を示し、函状に
形成した錠本体2の内部に種々の部材が形成され
ており、底板(不図示)にて被覆されている。3
…は、表面を露出せしめた複数個の押ボタン(5
個示す)であり、それらの少くとも1個は作動突
部の長さが異なるように、つまり異種に形成され
ており、押動操作によつて後述する係合ピンを同
方向に回動する。4は前記押ボタンに対設してい
るクリアーボタンであり、前記係合ピンに対応し
ており、押動操作によつて前記係合ピンを、押ボ
タンの押動操作によつて回動する方向とは逆方向
に回動させて適宜位置に移動させる。この状態は
後述の説明で理解できるが、係合ピンが常にセツ
ト状態におかれている。言いかえれば施錠状態と
なつている。クリアーボタン4は押ボタンおよび
係合ピンと対応させて個々に設けることもでき、
本実施例の如く1個のボタンに後述するように
個々の係合ピンに対応するクリアー突片を設けた
クリアー部材をとりつけて同時に全てを作動させ
ることもできる。5は錠部材6(実施例ではカン
ヌキ6を示す)を作動する把みである。把み5の
回動によつて錠部材6が錠本体の開口2aより凸
凹し、施錠、解錠の機能を生じる。尚後述する
が、把み5の作動によつて錠部材の凸凹の移動の
際スライド板が前後に連動するようにしている。
形成した錠本体2の内部に種々の部材が形成され
ており、底板(不図示)にて被覆されている。3
…は、表面を露出せしめた複数個の押ボタン(5
個示す)であり、それらの少くとも1個は作動突
部の長さが異なるように、つまり異種に形成され
ており、押動操作によつて後述する係合ピンを同
方向に回動する。4は前記押ボタンに対設してい
るクリアーボタンであり、前記係合ピンに対応し
ており、押動操作によつて前記係合ピンを、押ボ
タンの押動操作によつて回動する方向とは逆方向
に回動させて適宜位置に移動させる。この状態は
後述の説明で理解できるが、係合ピンが常にセツ
ト状態におかれている。言いかえれば施錠状態と
なつている。クリアーボタン4は押ボタンおよび
係合ピンと対応させて個々に設けることもでき、
本実施例の如く1個のボタンに後述するように
個々の係合ピンに対応するクリアー突片を設けた
クリアー部材をとりつけて同時に全てを作動させ
ることもできる。5は錠部材6(実施例ではカン
ヌキ6を示す)を作動する把みである。把み5の
回動によつて錠部材6が錠本体の開口2aより凸
凹し、施錠、解錠の機能を生じる。尚後述する
が、把み5の作動によつて錠部材の凸凹の移動の
際スライド板が前後に連動するようにしている。
第2図は2種類の押ボタン3,31,32、把み
5、錠部材6の斜視図を示す。押ボタン3は頭部
3aとその下方に作動突部3b又は3b′を備えて
おり、作動突部3bと3b′は11>12の関係になる
ように長さを異ならしめている。そしてスプリン
グ3cによつて押動可能に錠本体に弾支されてお
り、常に頭部が整列して露出している。把み5は
下端の係合杆5aを偏心して形成している。しか
してこの係合杆5aは方形状に形成した錠部材6
の長孔6aに嵌合されており、かつ後述する第6
図示のスライド板の係合孔および固定板の係合孔
に嵌合されている。それゆえに、把み5を回動す
れば係合杆5aが偏心して回動するので錠部材6
およびスライド板が移動する。
5、錠部材6の斜視図を示す。押ボタン3は頭部
3aとその下方に作動突部3b又は3b′を備えて
おり、作動突部3bと3b′は11>12の関係になる
ように長さを異ならしめている。そしてスプリン
グ3cによつて押動可能に錠本体に弾支されてお
り、常に頭部が整列して露出している。把み5は
下端の係合杆5aを偏心して形成している。しか
してこの係合杆5aは方形状に形成した錠部材6
の長孔6aに嵌合されており、かつ後述する第6
図示のスライド板の係合孔および固定板の係合孔
に嵌合されている。それゆえに、把み5を回動す
れば係合杆5aが偏心して回動するので錠部材6
およびスライド板が移動する。
第3図は主部材7の表側および反対側からの斜
視図を示し、錠本体2に挿着させる直方体型と
し、所望箇所を穿孔して各部所を取付けできるよ
うにしている。7a…は前記押ボタン3…のスプ
リング3cおよび押ボタンの下部の作動突部が嵌
入できる円筒孔である。7bはクリヤーボタン4
が嵌入する円筒孔である。7cは把み5の嵌入孔
であり係合杆5aが回動できるように上下に貫通
している。7d…は前記それぞれの円筒孔7a
…、7bに対向する位置に形成した係合ピンの取
付孔であり、主部材7の円筒孔とは反対側面から
穿設されており、全巾に亙つて細溝状に形成され
ており、前記円筒孔7a,7bに貫通している。
それによつて第4図示の係合ピンが前記押ボタン
3およびクリヤーボタン又はクリヤーボタンと連
動するクリヤー部材によつて押動されるようにな
つている。7eは錠部材6取着のための切欠で、
錠部材6がスライド自在にとりつけられる。しか
して把み5の係合杆5aはその先端が長孔6aお
よびその下方の主部材の嵌入孔7cを貫通してス
ライド板および固定板の係合孔に係合するように
装着される。尚、7fは中央部に穿設したもので
後述する係合ピンを回動可能に取着する軸杆の挿
入孔であり、軸杆は主部材7の取付孔7dの面か
ら挿入孔7fに挿着される。
視図を示し、錠本体2に挿着させる直方体型と
し、所望箇所を穿孔して各部所を取付けできるよ
うにしている。7a…は前記押ボタン3…のスプ
リング3cおよび押ボタンの下部の作動突部が嵌
入できる円筒孔である。7bはクリヤーボタン4
が嵌入する円筒孔である。7cは把み5の嵌入孔
であり係合杆5aが回動できるように上下に貫通
している。7d…は前記それぞれの円筒孔7a
…、7bに対向する位置に形成した係合ピンの取
付孔であり、主部材7の円筒孔とは反対側面から
穿設されており、全巾に亙つて細溝状に形成され
ており、前記円筒孔7a,7bに貫通している。
それによつて第4図示の係合ピンが前記押ボタン
3およびクリヤーボタン又はクリヤーボタンと連
動するクリヤー部材によつて押動されるようにな
つている。7eは錠部材6取着のための切欠で、
錠部材6がスライド自在にとりつけられる。しか
して把み5の係合杆5aはその先端が長孔6aお
よびその下方の主部材の嵌入孔7cを貫通してス
ライド板および固定板の係合孔に係合するように
装着される。尚、7fは中央部に穿設したもので
後述する係合ピンを回動可能に取着する軸杆の挿
入孔であり、軸杆は主部材7の取付孔7dの面か
ら挿入孔7fに挿着される。
第4図は軸杆に係合ピンを取着した状態の斜視
図、係合ピン単体の斜視図を示す。8は一本の軸
杆で、該軸杆には5個の同形状の係合ピン9…が
回動可能にとりつけられている。軸杆は係合ピン
を回動可能にするものであり、必ずしも一本の通
し軸杆でなくてもよいことは明らかである。しか
しそれらの係合ピン9は左右対称形を有してお
り、両側上部に一対の突出片9b,9bを有し、
下部中央に係合片9aを有しており、その上方部
に軸杆への取着孔9cを有している。そしてこれ
ら係合ピンはそれぞれA方向の押圧力が、たとえ
ば押ボタンの押動によつてかかればA′方向に回
動し、クリヤーボタンの押動によるB方向の力に
よつてB′方向に回動する。また回動角度つまり
係合片の移動量は押ボタンの作動突部の長さ、お
よびクリヤーボタンのクリヤー突片の長さによつ
て異なることは前述の通りである。
図、係合ピン単体の斜視図を示す。8は一本の軸
杆で、該軸杆には5個の同形状の係合ピン9…が
回動可能にとりつけられている。軸杆は係合ピン
を回動可能にするものであり、必ずしも一本の通
し軸杆でなくてもよいことは明らかである。しか
しそれらの係合ピン9は左右対称形を有してお
り、両側上部に一対の突出片9b,9bを有し、
下部中央に係合片9aを有しており、その上方部
に軸杆への取着孔9cを有している。そしてこれ
ら係合ピンはそれぞれA方向の押圧力が、たとえ
ば押ボタンの押動によつてかかればA′方向に回
動し、クリヤーボタンの押動によるB方向の力に
よつてB′方向に回動する。また回動角度つまり
係合片の移動量は押ボタンの作動突部の長さ、お
よびクリヤーボタンのクリヤー突片の長さによつ
て異なることは前述の通りである。
第5図はクリヤー部材10を示し、該部材は取
付片10aをクリヤーボタン4に固定することに
よつて該ボタンの上下動に連動することによつて
上下に移動する。しかして該部材は5個のクリヤ
ー突片10b…を有し、これら突片は前記した係
合ピンの間隔に対応するように設けられてオり係
合ピンの一方の突出片9bを押動するようになつ
ている。つまり係合片9a…が全て回動して移動
する。尚図示のクリヤー突片10bはそのうちの
2個10b1,10b1を他のものより長くして異種
の形状としている。これらは異種の押ボタンに対
応して設けられる。前記したがクリヤーボタンを
個々の係合ピンに対応して設けて個々に係合ピン
を回動させてもよい。上記の作動突部の長さの異
なる押ボタン、およびクリヤー突片の長さを異な
るようにしたクリアーボタンの採用によつて係合
ピンの回動量を異ならしめ、よつて施錠、解錠が
できる。
付片10aをクリヤーボタン4に固定することに
よつて該ボタンの上下動に連動することによつて
上下に移動する。しかして該部材は5個のクリヤ
ー突片10b…を有し、これら突片は前記した係
合ピンの間隔に対応するように設けられてオり係
合ピンの一方の突出片9bを押動するようになつ
ている。つまり係合片9a…が全て回動して移動
する。尚図示のクリヤー突片10bはそのうちの
2個10b1,10b1を他のものより長くして異種
の形状としている。これらは異種の押ボタンに対
応して設けられる。前記したがクリヤーボタンを
個々の係合ピンに対応して設けて個々に係合ピン
を回動させてもよい。上記の作動突部の長さの異
なる押ボタン、およびクリヤー突片の長さを異な
るようにしたクリアーボタンの採用によつて係合
ピンの回動量を異ならしめ、よつて施錠、解錠が
できる。
第6図はスライド板11および固定板12の斜
視図を示す。11a…は複数個のピン嵌入孔であ
り、前記した係合ピンおよび取付孔7dに対応し
て設けられている。ピン嵌入孔11aは水平孔1
1a1と垂直孔11a2とを有し凸型をしている。し
かして長手方向の一端には係合杆5aが係合する
係合孔11bが形成されている。係合孔11bは
直線孔の一端に係合杆5aが回動する円弧の軌跡
と同じ円弧に湾曲して形成されている。スライド
板11は係合ピン9の係合片9a全てが嵌入孔1
1aの中央部に位置している状態で把みの回動操
作によつて垂直孔11a2に出入り自在に移動す
る。係合片9aが水平孔11a1の側方に係合して
いる状態ではスライド板の移動が阻止される。つ
まり把みは回動できずよつてカンヌキも凸凹しな
い。12は固定板を示し、スライド板の摺動をス
ムーズに行うために設けられており、スライド板
を支承しているが、スライド板の支承はその他適
宜行えばよい。固定板12には前記した水平孔1
1a1と同形状にした水平孔12a…が設けられて
おり、一端には前記係合孔11bの対応位置に係
合杆5aが係合する円弧孔12bが設けられてい
る。第7図は弾性板13を示し、金属板に5個の
バネ片13a…を切起こして形成している。該バ
ネ片は係合ピン9の係合片9aに弾接して係合片
の自由な回動を阻止している。したがつて係合片
は押ボタン又はクリヤーボタンを押動するとバネ
片に抗して回動する。
視図を示す。11a…は複数個のピン嵌入孔であ
り、前記した係合ピンおよび取付孔7dに対応し
て設けられている。ピン嵌入孔11aは水平孔1
1a1と垂直孔11a2とを有し凸型をしている。し
かして長手方向の一端には係合杆5aが係合する
係合孔11bが形成されている。係合孔11bは
直線孔の一端に係合杆5aが回動する円弧の軌跡
と同じ円弧に湾曲して形成されている。スライド
板11は係合ピン9の係合片9a全てが嵌入孔1
1aの中央部に位置している状態で把みの回動操
作によつて垂直孔11a2に出入り自在に移動す
る。係合片9aが水平孔11a1の側方に係合して
いる状態ではスライド板の移動が阻止される。つ
まり把みは回動できずよつてカンヌキも凸凹しな
い。12は固定板を示し、スライド板の摺動をス
ムーズに行うために設けられており、スライド板
を支承しているが、スライド板の支承はその他適
宜行えばよい。固定板12には前記した水平孔1
1a1と同形状にした水平孔12a…が設けられて
おり、一端には前記係合孔11bの対応位置に係
合杆5aが係合する円弧孔12bが設けられてい
る。第7図は弾性板13を示し、金属板に5個の
バネ片13a…を切起こして形成している。該バ
ネ片は係合ピン9の係合片9aに弾接して係合片
の自由な回動を阻止している。したがつて係合片
は押ボタン又はクリヤーボタンを押動するとバネ
片に抗して回動する。
第8図は第1図のX−X断面図を示し、本考案
押ボタン錠の各部材が組み込まれた状態を示して
いる。またこの状態は施錠状態を示し、クリヤー
ボタン4の押動操作によつて係合ピンが回動し、
所望の係合ピンの係合片9aが嵌入孔11aの水
平孔11a1の一側および主部材7の取付孔7dの
一側方に移動し、スライド板の移動を阻止してい
る。この実施例ではクリヤー突片の長い10b1に
対応して回動する係合ピンの係合片9a(不図示)
が水平孔11a1の一側方に移動している。またこ
の状態から解錠する場合前記係合片9aを有する
係合ピンをそれに対応する押ボタンを押動して水
平孔の中央部に移動すればよい。尚その他の係合
ピンを押ボタンで押動すると水平孔11a1の他側
方に移動して施錠状態を保持する。要するに係合
ピンの適宜回動によつて係合片をスライド板の水
平孔11a1の側方又は中央部に位置せしめ、又は
垂直孔11a2に位置せしめることによつて前者は
施錠状態、後者は解錠状態に保つている。しかし
て前記した係合ピン9は係合片9aが常にバネ片
13aによつて弾接されているのでボタン操作以
外は回動することがない。14は底板である。
押ボタン錠の各部材が組み込まれた状態を示して
いる。またこの状態は施錠状態を示し、クリヤー
ボタン4の押動操作によつて係合ピンが回動し、
所望の係合ピンの係合片9aが嵌入孔11aの水
平孔11a1の一側および主部材7の取付孔7dの
一側方に移動し、スライド板の移動を阻止してい
る。この実施例ではクリヤー突片の長い10b1に
対応して回動する係合ピンの係合片9a(不図示)
が水平孔11a1の一側方に移動している。またこ
の状態から解錠する場合前記係合片9aを有する
係合ピンをそれに対応する押ボタンを押動して水
平孔の中央部に移動すればよい。尚その他の係合
ピンを押ボタンで押動すると水平孔11a1の他側
方に移動して施錠状態を保持する。要するに係合
ピンの適宜回動によつて係合片をスライド板の水
平孔11a1の側方又は中央部に位置せしめ、又は
垂直孔11a2に位置せしめることによつて前者は
施錠状態、後者は解錠状態に保つている。しかし
て前記した係合ピン9は係合片9aが常にバネ片
13aによつて弾接されているのでボタン操作以
外は回動することがない。14は底板である。
第9図は第1図のY−Y断面図を示し、把みの
係合杆5aと錠部材6、スライド板11、固定板
12の係合状態を示す。係合杆5aにはバネ体1
5を弾支せしめて把みの回動を確実にかつスムー
ズにできるようにしている。
係合杆5aと錠部材6、スライド板11、固定板
12の係合状態を示す。係合杆5aにはバネ体1
5を弾支せしめて把みの回動を確実にかつスムー
ズにできるようにしている。
以上説明したとおり本考案はクリヤーボタンの
クリヤー突片の長さを、および押ボタンの作動突
部の長さを異ならしめておき、クリヤーボタン操
作によつて係合ピンは適宜回動して施錠状態にセ
ツトされることとなり、また適宜の押ボタンの押
動操作によつてそれの係合ピンを回動させること
によつて解錠状態となり、言わばスライド板の移
動を阻止又は可能とし、スライド板と連動する錠
部材が施錠又は解錠機能を果たすものである。
クリヤー突片の長さを、および押ボタンの作動突
部の長さを異ならしめておき、クリヤーボタン操
作によつて係合ピンは適宜回動して施錠状態にセ
ツトされることとなり、また適宜の押ボタンの押
動操作によつてそれの係合ピンを回動させること
によつて解錠状態となり、言わばスライド板の移
動を阻止又は可能とし、スライド板と連動する錠
部材が施錠又は解錠機能を果たすものである。
第10図はその状態の一例を説明しており、係
合ピンが、係合片がスライド板のAの位置ではス
ライド板が前方に移動していると同時に錠部材6
が連動して前方に突出している状態を示し、上記
係合ピンの少なくとも1個がA′の位置では施錠
が完全に保持されることとなりスライド板は後退
しない。又係合ピンがBの位置では錠部材6′は
没入している。この位置ではボタンを押動しても
係合ピンは回動しない。
合ピンが、係合片がスライド板のAの位置ではス
ライド板が前方に移動していると同時に錠部材6
が連動して前方に突出している状態を示し、上記
係合ピンの少なくとも1個がA′の位置では施錠
が完全に保持されることとなりスライド板は後退
しない。又係合ピンがBの位置では錠部材6′は
没入している。この位置ではボタンを押動しても
係合ピンは回動しない。
(効果)
以上本考案について説明したが、本考案の押ボ
タン錠はカンヌキばかりでなく、自転車の鎖錠、
引戸のかま錠などを含めて、要はスライド部材と
連動する錠部材が凸凹することによつてまたこの
作動が押ボタンの操作によつてなされるものに使
用できるものであり、従来の押ボタン錠の如き上
記した欠点は解消されるものであり、実用性大な
る押ボタン錠を提供できる。
タン錠はカンヌキばかりでなく、自転車の鎖錠、
引戸のかま錠などを含めて、要はスライド部材と
連動する錠部材が凸凹することによつてまたこの
作動が押ボタンの操作によつてなされるものに使
用できるものであり、従来の押ボタン錠の如き上
記した欠点は解消されるものであり、実用性大な
る押ボタン錠を提供できる。
図面は本考案押ボタン錠の実施例を示し、第1
図は斜視図、第2図から第7図は第1図に用いて
いる各部材の斜視図、第8図は第1図のX−X断
面図、第9図は第1図のY−Y断面図、第10図
は第6図のスライド板による係合ピンとスライド
板との係合状態ならびに錠部材の施錠、解錠状態
を示す。 1……押ボタン錠、2……錠本体、3……押ボ
タン、4……クリヤーボタン、6……錠部材、9
……係合ピン、10b……クリヤー突片、11…
…スライド板、11a……ピン嵌入孔。
図は斜視図、第2図から第7図は第1図に用いて
いる各部材の斜視図、第8図は第1図のX−X断
面図、第9図は第1図のY−Y断面図、第10図
は第6図のスライド板による係合ピンとスライド
板との係合状態ならびに錠部材の施錠、解錠状態
を示す。 1……押ボタン錠、2……錠本体、3……押ボ
タン、4……クリヤーボタン、6……錠部材、9
……係合ピン、10b……クリヤー突片、11…
…スライド板、11a……ピン嵌入孔。
Claims (1)
- 錠本体には、水平孔と垂直孔とを有して凸型に
したピン嵌入孔を複数個有するスイラド板と、こ
れと連動する錠部材と、回動可能に軸支されてお
り、上記ピン嵌入孔に対応して設けられている複
数個の係合ピンと、上記係合ピンを同一方向の適
宜の位置に回動させるクリアーボタンと、上記係
合ピンを反対方向の適宜位置に回動させる複数個
の押ボタンとをそれぞれ形成しており、前記係合
ピンは両側上部に一対の突出片を有し、中央の下
部には上記ピン嵌入孔に嵌入する係合片を有して
おり、前記押ボタンは頭部とその下方に上記係合
ピンの突出片を押動する作動突部とを備えてお
り、さらにその作動突部のうち少なくとも1個の
作動突部を他の作動突部よりも長さを異ならしめ
て、係合ピンの回動量を異ならしめ、また前記ク
リアーボタンは下方に前記係合ピンの突出片を押
動するクリアー突片を備えており、さらにそのク
リアー突片の長さを上記作動突部の長さの異なり
に対応させて異ならせて、係合ピンの回動量を異
ならしめることによつて係合ピンのピン嵌入孔へ
の係脱を行うことを特徴とする押ボタン錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11935584U JPS6132465U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 押ボタン錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11935584U JPS6132465U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 押ボタン錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132465U JPS6132465U (ja) | 1986-02-27 |
JPH0440364Y2 true JPH0440364Y2 (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=30678232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11935584U Granted JPS6132465U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 押ボタン錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132465U (ja) |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11935584U patent/JPS6132465U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6132465U (ja) | 1986-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0460079A (ja) | コンソールロック装置 | |
JPH0440364Y2 (ja) | ||
US5020837A (en) | Tubular door lock with plate shaped bolt actuator | |
US4719776A (en) | Combination lock with combination-changing feature | |
JPH0138681B2 (ja) | ||
JP3647502B2 (ja) | シートトラック | |
JP4230742B2 (ja) | ラッチ錠の操作ハンドル | |
KR20170066195A (ko) | 푸쉬 풀 도어락 | |
JP3647555B2 (ja) | 扉錠のハンドル装置 | |
JPH0241635B2 (ja) | ||
JPH0515019Y2 (ja) | ||
JPH0241261Y2 (ja) | ||
US5003796A (en) | Multi-bolt door lock | |
JPH027151Y2 (ja) | ||
JPS5834209Y2 (ja) | 落し錠 | |
JPH0346129Y2 (ja) | ||
JPH0721774Y2 (ja) | 八万錠のロック機構 | |
JP4105288B2 (ja) | カード式錠 | |
JPS6351062U (ja) | ||
JPS5817880Y2 (ja) | 錠前 | |
JPH089927B2 (ja) | 引違い戸の施錠装置 | |
JP3378218B2 (ja) | 自動販売機等の扉用ロック装置 | |
JPH0886132A (ja) | 引戸錠 | |
JP4260992B2 (ja) | スライドラッチの可動式受座 | |
JPH0235971Y2 (ja) |