JPH0721774Y2 - 八万錠のロック機構 - Google Patents

八万錠のロック機構

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JPH0721774Y2
JPH0721774Y2 JP10962891U JP10962891U JPH0721774Y2 JP H0721774 Y2 JPH0721774 Y2 JP H0721774Y2 JP 10962891 U JP10962891 U JP 10962891U JP 10962891 U JP10962891 U JP 10962891U JP H0721774 Y2 JPH0721774 Y2 JP H0721774Y2
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JP
Japan
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key
tablets
guide
counterclockwise
groove
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Application number
JP10962891U
Other languages
English (en)
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JPH066649U (ja
Inventor
勇 関
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有限会社プレイマシンコンサルタント
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は八万錠のロック機構に
関し、簡単な機構で右回りもしくは左回りのいずれかに
しか鍵を回せないようにして、この鍵による右回りおよ
び左回りに伴う1つの操作しかできないようにした八万
錠のロック機構を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】八万錠は、回動軸に嵌挿される複数の押
しピンが種々その長さを変えられており、その押しピン
の長さパターンに対応するピン溝を形成した鍵だけが開
錠できるものである。
【0003】従来の八万錠は、図6および図7のように
外筒31、内筒32および回動軸33で構成され、外筒
31前端のつば部34内周によってキー穴35が形成さ
れ、さらにこのキー穴35には、キー溝36が形成され
ている。そして外筒31に対して回動自在に装着されて
いる回動軸33には、上記キー溝36に対応する係合部
37が配置されている。さらに、回動軸33のフランジ
部38に嵌挿されている所定長さの押しピン39が、端
部を外筒31のつば部34の裏面に当接させるととも
に、その一部をキー穴35からのぞかせているものであ
り、上記内筒32には押しピン39と係合するロックピ
ン41が嵌挿されていて、上記押しピン39の長さパタ
ーンに対応するピン溝を形成した鍵だけが開錠できるよ
うになっている。
【0004】そして上記八万錠として、右回りおよび左
回りに円筒状の鍵を回転することにより、それぞれ異な
る操作、例えば扉全体の開閉と扉の一部の開閉、扉の開
閉と機器のスタート手段のリセット等を行なえるように
なっているものが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、例え
ばマスター鍵では右回りおよび左回りの両方に回してい
ずれの操作をもできるようにし、他の鍵では右回りもし
くは左回りの一方にしか回せないようにして1つの操作
しかできないようにすることはできなかった。
【0006】この考案は従来例の上記欠点を解消しよう
とするもので、例えばマスター鍵では右回りおよび左回
りの両方に回していずれの操作をもできるようにし、他
の鍵では右回りもしくは左回りの一方にしか回せないよ
うにして1つの操作しかできないようにした八万錠のロ
ック機構を提供しようとするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】すなわちこの考案の八
万錠のロック機構は、右回りおよび左回りに円筒状の鍵
を回転することにより、それぞれ異なる操作を行なえる
ようにした八万錠において、鍵を差し込むキー穴を備え
た八万錠の前面に、同様のキー穴を備えた前面板を取り
付け、この前面板のキー穴に上記鍵の回転を1方向にの
み規制するガイド溝を形成するとともに、上記鍵の外周
に上記ガイド溝に対応する突起を形成したことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】このように構成されたこの考案の八万錠のロッ
ク機構においては、例えばマスター鍵では右回りおよび
左回りの両方に回して、例えば扉全体の開閉と扉の一部
の開閉、扉の開閉と機器のスタート手段のリセット等の
いずれの操作をもできるようにし、他の鍵では右回りも
しくは左回りの一方にしか回せないようにして上記の操
作のうちの1つの操作しかできないようにすることがで
きる。
【0009】したがっていざというときにのみマスター
鍵を使用し、それ以外には各種機器に備えさせた他の鍵
を使用することにより、その場で操作できるようにして
手間を省いたり、人員の削減等を図れるようにした八万
錠のロック機構を提供しようとするものである。
【0010】
【実施例】以下図面に基づき実施例について説明する。
【0011】図1ないし図5において、実施例の八万錠
は外筒1、内筒4および回動軸3から構成されている。
外筒1には、その前端内周につば部1dが形成され、つ
ば部1d内周にキー溝1bが突設されて、キー穴1aが
形成されている。外筒1内後端には固定ピン(図示せ
ず)によって内筒4が固着されている。また外筒1の後
端にはかしめ部1cが形成され、相手部材に固着され
る。
【0012】内筒4には、所定位置に前方を開口させた
複数のロックピン穴4aが穿設され、それぞれのロック
ピン穴4aには、ばね6によって前方へ付勢され軸方向
へ摺動可能なロックピン5が嵌挿されている。
【0013】外筒1および内筒4内には回動自在に回動
軸3が装着され、この回動軸3はキー溝3bを備えた頭
部3dをキー穴1aに配置させている。
【0014】また、回動軸3の後端には、一対のリンク
機構によって、それぞれ異なる相手部材に連結されるア
ーム8が固着されている。このアーム8は回動軸3の後
端に取付けられ、両端を上記リンク機構に連結可能であ
る。さらに、回動軸3の中間部にはフランジ部3aが形
成され、フランジ部3aには、内筒4のロックピン穴4
aに対応して押しピン穴3cが軸方向に貫通して穿設さ
れ、この押しピン穴3cにはそれぞれ所定の長さの押し
ピン2が嵌挿されている。そして、この押しピン2は、
それぞれ一端をロックピン5の端部に当接させ、他端を
外筒つば部1d裏面に当接させるとともに、その一部を
キー穴1aからのぞかせている。
【0015】この考案の八万錠においては、八万錠の上
記キー穴1aの前面に、同様のキー穴21aを備えた前
面板21を取り付けたものである。そして、この前面板
21のキー穴21aには、後記する鍵9の回転を1方向
にのみ規制するガイド溝22が形成してある。このガイ
ド溝22は、図ではキー溝23からほぼ半円形とした円
弧状をなしており、鍵9はこのガイド溝22の方向にの
み回転させることができる。
【0016】そして、実施例の八万錠に対応する鍵9
は、図4および図5に示すように、先端にキー穴1aに
ほぼ対応する筒状部9dが形成され、この筒状部9dを
上記頭部3dの円形断面に対応する円形断面として、回
動軸3の押しピン2に対応するピン溝9cが形成されて
いる。筒状部9d外周にはまた、外筒つば部1dのキー
溝1bに対応する突起9bが形成されている。そして筒
状部9dの後方には把持部9fが形成されている。以上
の構成はほぼ従来の八万錠と同様であるが、この実施例
の八万錠に対応する鍵9には、外周の突起9bよりも後
方に上記ガイド溝22に対応する突起9gが形成されて
いる。
【0017】次に、この八万錠の使用態様について説明
する。
【0018】施錠状態においては、ロックピン5前端が
ばね6によって回動軸3のフランジ部3a内に挿入され
ており、回動軸3は回動できない。
【0019】鍵9の筒状部9dをキー穴1aに対応させ
て押し込むと、回動軸3の係合部3bに筒状部9dの内
周が係合し、また、ピン溝9cがそれぞれ所定長さの押
しピン2を後方へ移動させ、すべてのロックピン5前端
と押しピン2後端とを内筒4とフランジ部3aとの当接
面と一致させて施錠状態を解かせる。このとき、外筒つ
ば部1d内周にはキー溝1bが形成されているが、鍵9
の筒状部9d外周にはキー溝1bに対応する突起9bが
形成されており、円滑に鍵9を挿入することができる。
【0020】その後、鍵9を回せば、筒状部9dが回動
軸3の頭部3dの係合部3bに係合され、回動軸3が回
動できてアーム8を相手部材の開錠位置へ回動させるこ
とができる。
【0021】そして、施錠する場合には、元の位置まで
鍵9を回動させ、引き抜けば、ロックピン5がそれぞれ
ばね6によって回動軸のフランジ部3a内に進入し、元
の施錠状態となる。
【0022】なお、鍵9は左回りに回すときにはガイド
溝22に沿って回転することができるので抵抗無く回せ
るけれども、右回りに回すときには前面板21のキー穴
21aの内壁に当接して回すことができない。したがっ
て、右回りおよび左回りに円筒状の鍵9を回転してアー
ム8を駆動することにより、それぞれ異なる操作、例え
ば扉全体の開閉と扉の一部の開閉、扉の開閉と機器のス
タート手段のリセット等を行なわせるに際し、上記突起
9gを備えたマスター鍵以外の鍵で、上記操作を選択し
て行なわせることができる。
【0023】上記おいて、この考案が適用される各種機
器としては、スロットマシーンその他のゲーム機、パチ
ンコ台、その他のアミューズメント関連機器、スーパー
等のショーケース、その他の機器があり、これらの扉全
体の開閉と扉の一部の開閉、扉の開閉と機器のスタート
手段のリセット等に適用することが考えられる。
【0024】
【考案の効果】このように構成されたこの考案の八万錠
のロック機構においては、例えばマスター鍵では右回り
および左回りの両方に回して、例えば扉全体の開閉と扉
の一部の開閉、扉の開閉と機器のスタート手段のリセッ
ト等のいずれの操作をもできるようにし、他の錠では右
回りもしくは左回りの一方にしか回せないようにして上
記の操作のうちの1つの操作しかできないようにするこ
とができる。
【0025】したがっていざというときにのみマスター
鍵を使用し、それ以外には各種機器に備えさせた他の錠
で済むようにして手間を省いたり、人員の削減等を図れ
るようにした八万錠のロック機構を提供しようとするも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る八万錠の一実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】外筒内のキー穴の正面図である。
【図3】(イ)は前面板の正面図、(ロ)は前面板の背
面図である。
【図4】前面板と錠の構成を示す断面図である。
【図5】使用状態を示す断面図である。
【図6】八万錠の従来例を示す分解斜視図である。
【図7】従来例の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 1a キー穴 1d つば部 1b キー溝 2 押しピン 3 回動軸 3a フランジ部 3b 係合部 3d 頭部 4 内筒 5 ロックピン 8 アーム 9 鍵 9b 突起 9c ピン溝 9d 筒状部 9f 把持部 9g 突起 21 前面板 21a キー穴 22 ガイド溝 23 キー溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右回りおよび左回りに円筒状の鍵を回転
    することにより、それぞれ異なる操作を行なえるように
    した八万錠において、鍵を差し込むキー穴を備えた八万
    錠の前面に、同様のキー穴を備えた前面板を取り付け、
    この前面板のキー穴に、上記鍵の回転を1方向にのみ規
    制する第1のガイドを形成するとともに、上記鍵の外周
    に上記第1のガイドに対応する第2のガイドを形成した
    ことを特徴とする八万錠のロック機構。
  2. 【請求項2】 第1のガイドおよび第2のガイドが、ガ
    イド溝とこのガイド溝内を移動可能な突起の組み合わせ
    からなる請求項1に記載の八万錠のロック機構。
JP10962891U 1991-12-10 1991-12-10 八万錠のロック機構 Expired - Lifetime JPH0721774Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10962891U JPH0721774Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 八万錠のロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10962891U JPH0721774Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 八万錠のロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH066649U JPH066649U (ja) 1994-01-28
JPH0721774Y2 true JPH0721774Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=14515106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10962891U Expired - Lifetime JPH0721774Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 八万錠のロック機構

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3128951U (ja) * 2006-11-13 2007-02-01 株式会社グリフィン 錠前装置
JP5492402B2 (ja) * 2008-11-21 2014-05-14 Idec株式会社 錠ユニット及び錠付装置

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Publication number Publication date
JPH066649U (ja) 1994-01-28

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