JPH0440154Y2 - - Google Patents

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JPH0440154Y2
JPH0440154Y2 JP1984186660U JP18666084U JPH0440154Y2 JP H0440154 Y2 JPH0440154 Y2 JP H0440154Y2 JP 1984186660 U JP1984186660 U JP 1984186660U JP 18666084 U JP18666084 U JP 18666084U JP H0440154 Y2 JPH0440154 Y2 JP H0440154Y2
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sheet
air
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floating
nozzle body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、帯状の紙、布、フイルムあるいはこ
れらの複合物、加工物等の帯状物(以下シートと
称す)、特に磁気テープ等の極薄フイルムをフロ
ーテイングさせながら乾燥させるのに適した乾燥
機のフローテイングノズルに関するものである。
〔従来の技術〕
シートの乾燥には、従来から該シートを低テン
シヨンでフローテイングさせながら乾燥機内を走
行通過させて乾燥されるフローテイング乾燥機が
使用されている。第3図はこの種のフローテイン
グ乾燥機を示したもので、これはフローテイング
ノズル1a,1bを、乾燥室2内に、シート3の
移送経路にそつて上下に千鳥状に多数配置し、上
記フローテイングノズル1a,1bから吹き出す
エアにより、該ノズル1a,1b間で走行するシ
ート3をフローテイングさせながら乾燥させるも
のである。上記のフローテイングノズル1a,1
bは、第4図に示すように、ノズル本体4の開口
部5に整流板6を固設して、シート3の走行方向
の両側対称位置に対向する方向に向かつてエアを
吹き出すスリツト7a,7bを幅方向に形成した
ものである。そして、上記各フローテイングノズ
ル1a,1bのスリツト7a,7bから吹き出し
たエアは、整流板6の上面の中央部で合流してシ
ート3に吹き付けられた後、リターンエアとして
両側方に分流し、走行するシート3を介してその
上下にエア流を生じさせ、このエア流によりシー
ト3をフローテイングさせながら乾燥させる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記シート3に作用するエアが不安定なもので
あると、該シート3にバタツキ、うねり、蛇行、
乾燥むら等の悪影響が生じるので、シート3のフ
ローテイング状態を安定させることが必要であ
る。シート3の安定したフローテイングは、フロ
ーテイングノズル1a,1bから吹き出すエアが
整流状態でシート3に吹き付けられることによつ
て得られ、乱れたエアがシート3に吹き付けられ
るとフローテイング状態は不安定となる。そのた
めフローテイングノズル1a,1bから吹き出す
エアを整流し、シート3に吹き付けられるまで整
流状態を維持し、うず流の発生を防止して一方向
性のみのエアとしなければならない。ところが、
上記の従来構造のフローテイングノズル1a,1
bによると、スリツト7a,7bから吹き出した
エアは、吹き出し直後は整流されているが、整流
板6の外面6aが平坦面であるので、整流板6の
中心で合流するまでに拡散し、そのため合流して
シート3に吹き付けられるエアが乱流になるとい
う欠点があつた。また、上記エアの乱れた流れが
生じるのを回避するため、フローテイングノズル
1a,1bとシート3との間隔を狭くすると、シ
ート3への吹き付け後のリターンエアが上記スリ
ツト7a,7bからの吹き出しエアと干渉し、シ
ート3の安定したフローテイングを得られないと
いう欠点があつた。特に最近の肉厚の薄い軽量な
磁気テープ等の極薄フイルムは乱流の影響を受け
やすいので、上記従来のフローテイングノズル1
a,1bでは磁気テープ等の極薄フイルムの安定
したフローテイングを得られないという問題があ
つた。
尚、整流板6の上面を凸円弧形状としたものも
ある(実開昭58−78495号公報参照)が、スリツ
トの形状が円滑でなく、エアの流動方向が一様な
方向に揃わないため乱流を生じ易く、シートの支
持が不安定となる他、フローテイング支持力の微
調整をうまく行えないという問題点があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、シートの幅方向に伸びる開口部を上
部に有し、かつ、該開口部のシート走行方向の両
端内壁面を、シートの走行方向に沿つて中央部ま
で長く延長して下側壁面を形成し、この下側壁面
の中央部に、上記開口部より狭い幅のエア通路を
形成したノズル本体と、このノズル本体の開口部
内に配置され、上面がシート走行方向に対象な凸
円弧形状をなし、かつ、シート走行方向の両端外
壁面と上記ノズル本体のシート走行方向の両端内
壁面との間でシートの走行方向に対称的なスリツ
トを形成する整流板とを有する乾燥機のフローテ
イングノズルにおいて、ノズル本体と整流板とに
より形成されるスリツトの形状を、シートの走行
方向に対称的に対向する横U字形状の弯曲形状と
し、ノズル本体の下側壁面と整流板の下面との間
に、筒状の調整ボルトとその中を貫通する締付ボ
ルトとよりなる上記スリツトの開口面積の調整機
構を設置したことを特徴とする乾燥機のフローテ
イングノズルを提供するものである。
〔作用〕
ノズル本体の下面中央から供給されるエアをノ
ズル本体と整流板とでシートの走行方向に対称的
に湾曲形成した横U字形状のスリツトの下半領域
に均等に分流し、シートの走行方向に略平行に流
通させた後、両端で夫々横U字形状にUターンさ
せ、整流板の上面の凸円弧形状の上面に沿つてエ
アを層流状に流動させることができる。特に、ノ
ズル本体の横U字形状の内壁面の下側壁面は、シ
ートの走行方向に沿つて中央部まで長く形成して
あるため、横U字形状のスリツトの下半領域を通
過するエアの流動方向が一様に揃えられ、両端で
Uターンして該スリツトの上半領域の開口部から
流出するときのエアの流動方向も一様に揃うこと
となり、従つて、整流板の上面の凸円弧面に沿つ
て長い距離に亘つてエアを流動させることができ
る。この結果、両側のスリツトから出たエアは、
凸円弧形状をした整流板の上面中央部の頂部で出
会うこととなり、相互に上方へ持ち上がり、シー
トに当たつた後、両側のスリツト方向へリターン
し乍らシートを、整流板の上面形状と略同一形状
にフローテイング支持し、リターンエアとして排
出されるため、シートを安定した状態に浮上支持
し、かつ、両側のスリツトから出て横U字形にリ
ターンして流れるエアにより、良好な乾燥作用を
付与させ得る。特に、両側のスリツトから出るエ
アを整流板の上面の凸円弧面に沿つて長く流せる
ことによつてシート各部への温度分布を平均化さ
せ、各部に均等なフローテイング状態を付与する
ことができ、熱感受性の敏感なシート材料に対し
て好適である。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の実施例を示したも
のである。同図において、11は乾燥室内を走行
するシート12の移送経路にそつて上下に千鳥状
に配設したフローテイングノズルで、このノズル
11は、通風筒の外壁10に装着されており、ノ
ズル本体13と、整流板14と、ノズル本体13
に整流板14を上下位置調整可能に取付けるため
の調整機構15とで構成されている。
上記ノズル本体13は、側板16,16を所定
形状に屈曲成形して断面略T字状に形成したもの
で、基部側に熱風フアン等に連通するエア通路1
7を形成すると共に、シート12の走行面側に幅
方向に伸びる拡開した開口部18を形成し、該開
口部18の開口縁部19,19を所定の曲率で内
側に湾曲成形したものである。上記整流板14
は、両側縁部に周壁20a,20aを所定形状に
成形した中空部20,20を設け、該中空部2
0,20とノズル本体13の開口縁部19,19
との間に整流エアを内側方に吹き出す左右対称形
状のスリツト21,21を幅方向に形成すると共
に、シート12の走行面側の外面22を、スリツ
ト21,21からの吹き出しエアを整流状態に維
持し得る所定曲率の曲面形状に形成したものであ
る。また、前記調整機構15は、貫通孔23を有
する調整ボルト24と締付ボルト25とからな
り、調整ボルト24を、ノズル本体13を構成す
る側板16,16の平板部16a,16aの幅方
向複数個所に貫通螺挿し、その端面24aを整流
板14の中空部周壁20a,20aの外面20
b,20bに当接させ、又締付ボルト25を、上
記調整ボルト24の貫通孔23に遊挿し、その螺
子部25aを整流板14の中空部周壁20a,2
0aに貫通螺挿してスリツト21,21の開口2
1a,21aの面積を調整するようにしたもので
ある。
而して、シート12のフローテイングは次の要
領で行われる。ノズル本体13のエア通路17に
圧送されたエアは、該エア通路17を通過して整
流板14の内面22bに衝突した後、この衝突に
より分流してスリツト21,21内に入る。上記
の分流エアは、スリツト21,21内を通過中に
整流され、整流エアとなつて該スリツト21,2
1の開口21a,21aから対向する方向に向か
つて吹き出す。上記スリツト21,21から吹き
出した整流エアは、整流板14の外面22にそつ
て滑流する。このとき整流板14の外面22は吹
き出しエアを整流状態に維持し得る曲面形状に形
成してあるので、スリツト21,21から吹き出
した整流エアは肉厚の薄い整流状態を維持したま
ま整流板14の外面22にそつて流れ、方向性を
失わず、整流板14の外面22より剥離すること
はない。そうしてスリツト21,21から吹き出
したエアは整流されており、かつ、整流板14の
外面22の頂部22aの付近で乱れることなく合
流し、整流状態を維持したまま整流板14に対し
て垂直に上昇して、走行するシート12に垂直に
かつ均一に吹き付けられる。この整流エアの吹き
付けによりシート12はフローテイングされ、他
方、吹き付けエアはシート12に当たつた後、ス
リツト21,21から吹き出した整流エアと干渉
することなくリターンエアとしてシート12をフ
ローテイングしつつ両側方に分流する。このよう
にスリツト21,21から吹き出された整流エア
は、常に整流状態に維持され、乱れた流れとなる
ことがないので、シート12の安定したフローテ
イングを得ることができる。
尚、シート12の厚さや硬さに応じて吹き出し
エアを調整するために上記スリツト21,21の
開口21a,21aの幅寸法を調整したい場合
は、調整機構15の締付ボルト25をゆるめたの
ち、調整ボルト24を適宜回転させると共に、締
付ボルト25を緊締すればよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ノズル本体と整流板とで形成
されるスリツトの形状を、シートの走行方向に対
称的に対向する横U字形状の弯曲形状としたか
ら、ノズル本体の下面中央から供給されるエアの
流動方向を一様な方向に揃えてUターンさせ、整
流板の上面の凸円弧形状に沿つて層流状態で吹き
出させることができ、シートを安定した状態でフ
ローテイング支持させることができる。
また、フローテイング支持力は、ノズル風速、
スリツトの開口面積、ノズルとシートとの間の距
離で変化するが、極薄シートに対するフローテイ
ング支持力の微調整は、ノズル風速の調整では困
難であり、また、ノズルとシートとの間の距離を
変化させて微調整することは、スリツトからの吹
き出しエアの乱流を誘起し好ましくない。そこ
で、本願考案は、スリツトの開口面積を変化させ
る方式を採用するが、調整機構は、ノズル本体の
下側壁面と整流板の下面との間に設置したことに
より、整流板を上下させて横U字形状のスリツト
の上部でのスリツト開口面積を変化させることが
簡単な手段で容易となる。しかも、調整機構は、
筒状の調整ボルトとその中を貫通する締付ボルト
とで構成しているため、調整時には、締付ボルト
を弛めて調整ボルトを回動させることにより行
い、調整後、締付ボルトを緊締してロツクさせる
ことができ、使用中に調整ボルトの弛みを防止し
てスリツト間隔が変化することを防止することが
でき、全体をコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフローテイングノズルの
側断面説明図、第2図は上記ノズルによるシート
のフローテイング状態を示した説明図である。第
3図はフローテイング乾燥機の概略説明図、第4
図は従来のフローテイングノズルの概略説明図で
ある。 11……フローテイングノズル、12……シー
ト、13……ノズル本体、14……整流板、18
……開口部、21,21……スリツト、22……
外面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートの幅方向に伸びる開口部を上部に有し、
    かつ、該開口部のシート走行方向の両端内壁面
    を、シートの走行方向に沿つて中央部まで長く延
    長して下側壁面を形成し、この下側壁面の中央部
    に、上記開口部より狭い幅のエア通路を形成した
    ノズル本体と、このノズル本体の開口部内に配置
    され、上面がシート走行方向に対象な凸円弧形状
    をなし、かつ、シート走行方向の両端外壁面と上
    記ノズル本体のシート走行方向の両端内壁面との
    間でシートの走行方向に対称的なスリツトを形成
    する整流板とを有する乾燥機のフローテイングノ
    ズルにおいて、 ノズル本体と整流板とにより形成されるスリツ
    トの形状を、シートの走行方向に対称的に対向す
    る横U字形状の弯曲形状とし、ノズル本体の下側
    壁面と整流板の下面との間に、筒状の調整ボルト
    とその中を貫通する締付ボルトとよりなる上記ス
    リツトの開口面積の調整機構を設置したことを特
    徴とする乾燥機のフローテイングノズル。
JP1984186660U 1984-12-07 1984-12-07 Expired JPH0440154Y2 (ja)

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