JPH0318110B2 - - Google Patents
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- JPH0318110B2 JPH0318110B2 JP58171616A JP17161683A JPH0318110B2 JP H0318110 B2 JPH0318110 B2 JP H0318110B2 JP 58171616 A JP58171616 A JP 58171616A JP 17161683 A JP17161683 A JP 17161683A JP H0318110 B2 JPH0318110 B2 JP H0318110B2
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は塗工後のプラスチツクフイルム、
紙、アルミ箔などのウエツブ、とくに乾燥室内に
通すときに低張力を要する薄物のウエツブに熱風
を吹き付けて、乾燥室内でウエツブを浮上させな
がら加熱乾燥する熱風ノズルに関する。
紙、アルミ箔などのウエツブ、とくに乾燥室内に
通すときに低張力を要する薄物のウエツブに熱風
を吹き付けて、乾燥室内でウエツブを浮上させな
がら加熱乾燥する熱風ノズルに関する。
第1図は代表的なフローテイング乾燥装置の概
略を示しており、これは乾燥室A内にウエツブ1
をはさんで上下互い違い(場合によつては上下対
向状)にウエツブ幅方向に沿うノズル2をウエツ
ブ送り方向にわたつて一定間隔置きに多数個配置
し、これらのノズル2から噴出される熱風をウエ
ツブ1に吹き付けてウエツブ1を浮上させながら
熱風乾燥させるものとなつている。
略を示しており、これは乾燥室A内にウエツブ1
をはさんで上下互い違い(場合によつては上下対
向状)にウエツブ幅方向に沿うノズル2をウエツ
ブ送り方向にわたつて一定間隔置きに多数個配置
し、これらのノズル2から噴出される熱風をウエ
ツブ1に吹き付けてウエツブ1を浮上させながら
熱風乾燥させるものとなつている。
この種のフローテイング乾燥用ノズル2とし
て、第9図に例示する如く、ノズルボツクス3の
ウエツブ1との対向面側の左右に、ウエツブ幅方
向に沿う一対のスリツト27を設け、このスリツ
ト27から熱風をウエツブ1に向かつて吹き出
し、ウエツブ1とこれに対向するノズルボツクス
3の上面壁14との間においてスリツト27から
のふたつの熱風の噴流でかこまる中央ゾーン28
にプラスの静圧を発生させてウエツブ1を浮上サ
ポートしながら乾燥する形態のものが知られてい
る。例えば、特公昭44−11451号公報、同45−
36953号公報、同53−551号公報、同54−38525公
報、特開昭50−61754号公報、、同56−148992号公
報、同57−80171号公報、同57−142473号公報な
どにみられる。
て、第9図に例示する如く、ノズルボツクス3の
ウエツブ1との対向面側の左右に、ウエツブ幅方
向に沿う一対のスリツト27を設け、このスリツ
ト27から熱風をウエツブ1に向かつて吹き出
し、ウエツブ1とこれに対向するノズルボツクス
3の上面壁14との間においてスリツト27から
のふたつの熱風の噴流でかこまる中央ゾーン28
にプラスの静圧を発生させてウエツブ1を浮上サ
ポートしながら乾燥する形態のものが知られてい
る。例えば、特公昭44−11451号公報、同45−
36953号公報、同53−551号公報、同54−38525公
報、特開昭50−61754号公報、、同56−148992号公
報、同57−80171号公報、同57−142473号公報な
どにみられる。
この発明はかかる形態の熱風ノズルを対象と
し、これに改良を加えたものである。
し、これに改良を加えたものである。
すなわち、この種のノズルではウエツブを高速
で送つて処理能率を上げるために、ノズルとウエ
ツブとの対向面の間隔は極めて小さく、実際には
10mm以下で一般に5〜7mmに設定する場合があ
る。従つて、前述の静圧ゾーン28はウエツブ1
を所定の浮上レベルに維持するために極めて有意
義である。一対のスリツト27から噴出された熱
風は静圧ゾーン28にプラスの静圧を付与しなが
ら、この静圧ゾーン28の横外側方(第9図中の
a矢視方向)に流れ去る空気流で主としてウエツ
ブ1の乾燥を図つている。
で送つて処理能率を上げるために、ノズルとウエ
ツブとの対向面の間隔は極めて小さく、実際には
10mm以下で一般に5〜7mmに設定する場合があ
る。従つて、前述の静圧ゾーン28はウエツブ1
を所定の浮上レベルに維持するために極めて有意
義である。一対のスリツト27から噴出された熱
風は静圧ゾーン28にプラスの静圧を付与しなが
ら、この静圧ゾーン28の横外側方(第9図中の
a矢視方向)に流れ去る空気流で主としてウエツ
ブ1の乾燥を図つている。
しかるに、広幅で低張力を要するウエツブの場
合、元々空気との摩擦抵抗が極めて小さく、且つ
厚さが薄い等のため、僅かな外力を受けてもウエ
ツブにバタつきが生じ易い。バタつきが生じると
ウエツブがノズル側に接触して切断するなど、ウ
エツブの連続走行に重大なトラブルを招き、そこ
まで至らずともウエツブが損傷して不合格品にな
つてしまう。従つて、スリツト27はノズルボツ
クス3の長手方向にわたつて途切れることなく一
連に形成され、スリツト27からの熱風がウエツ
ブの幅方向に亘つて一様の風速および風向で吹き
出されることが望まれる。
合、元々空気との摩擦抵抗が極めて小さく、且つ
厚さが薄い等のため、僅かな外力を受けてもウエ
ツブにバタつきが生じ易い。バタつきが生じると
ウエツブがノズル側に接触して切断するなど、ウ
エツブの連続走行に重大なトラブルを招き、そこ
まで至らずともウエツブが損傷して不合格品にな
つてしまう。従つて、スリツト27はノズルボツ
クス3の長手方向にわたつて途切れることなく一
連に形成され、スリツト27からの熱風がウエツ
ブの幅方向に亘つて一様の風速および風向で吹き
出されることが望まれる。
この点、従来のノズル構造はノズルボツクス3
の上面に一対のスリツト27を該ボツクス3の長
手方向に亘つて一連に所定の間隔を維持して形成
するのが困難で、製作精度の確保も不充分であ
り、従つてスリツト27の長手方向における熱風
の風速および風向が一様でなく、これがウエツブ
のバタつきを増長していた。
の上面に一対のスリツト27を該ボツクス3の長
手方向に亘つて一連に所定の間隔を維持して形成
するのが困難で、製作精度の確保も不充分であ
り、従つてスリツト27の長手方向における熱風
の風速および風向が一様でなく、これがウエツブ
のバタつきを増長していた。
とくに、この種の乾燥用ノズルは現場での試運
転時などにスリツト27の間隔を長手方向にわた
つて微妙に加減調整すべきであるところ、従来は
この間隔調整が行い難いところにも問題があつ
た。
転時などにスリツト27の間隔を長手方向にわた
つて微妙に加減調整すべきであるところ、従来は
この間隔調整が行い難いところにも問題があつ
た。
本発明は、かかる実情に着目して従来の不具合
を解消するために提案されたものである。
を解消するために提案されたものである。
本発明の目的は、特にスリツトを含むノズル全
体の製作精度の確保と製作の容易化とを図れるフ
ローテイング乾燥用ノズルを得るにある。
体の製作精度の確保と製作の容易化とを図れるフ
ローテイング乾燥用ノズルを得るにある。
本発明の他の目的は、試運転時などにスリツト
の長手方向にわたる微妙かつ重要な間隔調整が容
易に行えるフローテイング乾燥用ノズルを得るに
ある。
の長手方向にわたる微妙かつ重要な間隔調整が容
易に行えるフローテイング乾燥用ノズルを得るに
ある。
本発明の更に他の目的は、ノズルボツクス内で
供給されて来る熱風を整流し、一対のスリツトの
長手方向における風速分布および風向の均一化を
更に向上させてウエツブのバタつきを確実に防止
できるフローテイング乾燥用ノズルを得るにあ
る。
供給されて来る熱風を整流し、一対のスリツトの
長手方向における風速分布および風向の均一化を
更に向上させてウエツブのバタつきを確実に防止
できるフローテイング乾燥用ノズルを得るにあ
る。
上記の目的を達成するために、本件第1番目の
発明では前述のフローテイング乾燥用ノズルにお
いて、ノズルボツクスの上端開口部には、ノズル
ボツクスの対向する両長壁板間に多数の整流板が
ノズルボツクスの長手方向にわたつて一定間隔置
きに固定されていること、これら整流板上に中空
枠がノズルボツクスの長手方向にわたつて位置決
め固定されていること、中空枠の横側壁の横外側
方において、前記長壁板にガイド壁が該横側壁と
の間隔を加減調節し得るようスライド調整可能に
取り付けられていること、該横側壁とガイド壁と
の間に一対の前記スリツトがそれぞれノズルボツ
クスの長手方向にわたつて途切れなく一連に形成
されていること、を要件とするものである。
発明では前述のフローテイング乾燥用ノズルにお
いて、ノズルボツクスの上端開口部には、ノズル
ボツクスの対向する両長壁板間に多数の整流板が
ノズルボツクスの長手方向にわたつて一定間隔置
きに固定されていること、これら整流板上に中空
枠がノズルボツクスの長手方向にわたつて位置決
め固定されていること、中空枠の横側壁の横外側
方において、前記長壁板にガイド壁が該横側壁と
の間隔を加減調節し得るようスライド調整可能に
取り付けられていること、該横側壁とガイド壁と
の間に一対の前記スリツトがそれぞれノズルボツ
クスの長手方向にわたつて途切れなく一連に形成
されていること、を要件とするものである。
本件第2番目の発明は、更に上記の構成に加え
てノズルボツクスの下部に熱風の供給口を有し、
ノズルボツクス内における該供給口と対向する位
置に多孔性の動圧抑止板が配設されていることを
要件とするものである。
てノズルボツクスの下部に熱風の供給口を有し、
ノズルボツクス内における該供給口と対向する位
置に多孔性の動圧抑止板が配設されていることを
要件とするものである。
次にその詳細を図面に基づき説明すると、第2
図乃至第7図は説明の便宜上ウエツブ1の下側に
配置されるノズル2を例示しており、これのノズ
ルボツクス3はウエツブ1の幅方向に長い上部開
放型の長箱状に形成されていて、長壁板4,4の
上端寄り中間部が上すぼまり状に傾斜し、この傾
斜部5,5より上端側が平行に対向し、両長壁板
4,4の上端から外向きに水平の鍔6,6が一体
に折り曲げ連設されている。ノズルボツクスの底
板7、つまりウエツブ1との対向面とは反対側の
長手方向の前後2箇所に熱風ダクト(図示せず)
に接続される供給口9,9を有し、ノズルボツク
ス内の各供給口9の上方に多数の孔10を全面に
明けた動圧抑圧板11が図では水平に架設してあ
る。
図乃至第7図は説明の便宜上ウエツブ1の下側に
配置されるノズル2を例示しており、これのノズ
ルボツクス3はウエツブ1の幅方向に長い上部開
放型の長箱状に形成されていて、長壁板4,4の
上端寄り中間部が上すぼまり状に傾斜し、この傾
斜部5,5より上端側が平行に対向し、両長壁板
4,4の上端から外向きに水平の鍔6,6が一体
に折り曲げ連設されている。ノズルボツクスの底
板7、つまりウエツブ1との対向面とは反対側の
長手方向の前後2箇所に熱風ダクト(図示せず)
に接続される供給口9,9を有し、ノズルボツク
ス内の各供給口9の上方に多数の孔10を全面に
明けた動圧抑圧板11が図では水平に架設してあ
る。
ノズルボツクス3の上端開口部には、両長壁板
4,4間に多数の整流板12が長手方向に一定間
隔を置いて溶着等で固定され、これら整流板12
上に中空枠13が溶着等で位置決め固定されてい
る。
4,4間に多数の整流板12が長手方向に一定間
隔を置いて溶着等で固定され、これら整流板12
上に中空枠13が溶着等で位置決め固定されてい
る。
中空枠13は、平行な上下面壁14,15と長
手方向に走る横側壁16,16とを有する扁平角
筒状をなしており、平坦な上面壁14がウエツブ
1と直接に対向し、下面壁15がノズルボツクス
3の開口上面を塞いでおり、長手方向の両端が乾
燥室A内に開放され、上面壁14のウエツブ送り
方向の中央部位に多数の通孔17が長手方向に所
定の間隔で穿設されている。上面壁14と両横側
壁16,16は一連に折り曲げ形成されており、
各横側壁16は下半部16aが垂直で、上面壁1
4に繋がる上半部16bが一定の内向き傾斜角α
で傾斜している。
手方向に走る横側壁16,16とを有する扁平角
筒状をなしており、平坦な上面壁14がウエツブ
1と直接に対向し、下面壁15がノズルボツクス
3の開口上面を塞いでおり、長手方向の両端が乾
燥室A内に開放され、上面壁14のウエツブ送り
方向の中央部位に多数の通孔17が長手方向に所
定の間隔で穿設されている。上面壁14と両横側
壁16,16は一連に折り曲げ形成されており、
各横側壁16は下半部16aが垂直で、上面壁1
4に繋がる上半部16bが一定の内向き傾斜角α
で傾斜している。
この中空枠13の横側壁16のそれぞれ横外側
方にガイド板19が固定される。この各ガイド板
19は各側壁16の傾斜上半部16bに一定間隙
をおいて平行に対向するガイド壁20と、該ガイ
ド壁20の上端から外向きに図では斜め下向きに
折り曲げ連設されたリツプ21と、ガイド壁20
の下端から外向き水平状に折り曲げ連設された取
付壁22とを有する金属板製で、該取付壁22を
介してノズルボツクス3の前記鍔6に固定され
る。即ち、この鍔6には長手方向にわたつて適当
間隔置きにボルト孔23が透設してあり、該鍔6
にガイド板19の取付壁22がこれに透設の長孔
24を介してボルト25とナツト26で横外側方
にスライド調節可能に締結される。
方にガイド板19が固定される。この各ガイド板
19は各側壁16の傾斜上半部16bに一定間隙
をおいて平行に対向するガイド壁20と、該ガイ
ド壁20の上端から外向きに図では斜め下向きに
折り曲げ連設されたリツプ21と、ガイド壁20
の下端から外向き水平状に折り曲げ連設された取
付壁22とを有する金属板製で、該取付壁22を
介してノズルボツクス3の前記鍔6に固定され
る。即ち、この鍔6には長手方向にわたつて適当
間隔置きにボルト孔23が透設してあり、該鍔6
にガイド板19の取付壁22がこれに透設の長孔
24を介してボルト25とナツト26で横外側方
にスライド調節可能に締結される。
かくして中空枠13の両横外側方には、これの
横側壁16,16とガイド板19,19のガイド
壁20,20との間に、ウエツブ幅方向に延びる
一対の熱風吹き出しスリツト27が間隔調節可能
に形成されたものである。各スリツト27は途切
れることなく長手方向に亘つて同一間隔で形成さ
れている。
横側壁16,16とガイド板19,19のガイド
壁20,20との間に、ウエツブ幅方向に延びる
一対の熱風吹き出しスリツト27が間隔調節可能
に形成されたものである。各スリツト27は途切
れることなく長手方向に亘つて同一間隔で形成さ
れている。
因に、各ガイド板19のガイド壁20は中空枠
13の各横側壁16の傾斜上半部16bと同じ内
向き傾斜角α、図では約70度で傾斜しており、各
スリツト27はノズルボツクス内に通じる絞り部
27aとこれの上方に連続する一定間隔を持つ助
走部27bとを有する。この助走部27bの長さ
Lは5.3〜21.6mm、好ましくは11mmで、該助走部
27bの隙間は1.0〜3.5mm、好ましくは1.8mm程度
に設定してある。このスリツト27は上方に行く
に従つて先すぼまり状に形成されていてもよいこ
と云うまでもない。
13の各横側壁16の傾斜上半部16bと同じ内
向き傾斜角α、図では約70度で傾斜しており、各
スリツト27はノズルボツクス内に通じる絞り部
27aとこれの上方に連続する一定間隔を持つ助
走部27bとを有する。この助走部27bの長さ
Lは5.3〜21.6mm、好ましくは11mmで、該助走部
27bの隙間は1.0〜3.5mm、好ましくは1.8mm程度
に設定してある。このスリツト27は上方に行く
に従つて先すぼまり状に形成されていてもよいこ
と云うまでもない。
しかるときは、図外のダクトから供給口9を介
してノズルボツクス3内に吹き込まれてくる熱風
は、まず動圧抑止板11で動圧が抑制されてノズ
ルボツクス内の長手方向を含む全域に均一な圧力
で充満し、長壁板4,4の傾斜部5,5で絞られ
て更に均一な流れになり、長手方向に細かく仕切
られた多数の整流板12で整流されて一対のスリ
ツト27に至る。各スリツト27内に至つた熱風
は絞り部27aついで助走部27bを通過したの
ち、スリツト27の上端開口先から長手方向に亘
つて均一な風速分布および風向でウエツブ1に向
かつて吹き出る。これは特に動圧抑止板11と整
流板12とからなる整流手段によつて達成されて
いる。この整流板12は供給口9からの熱風をノ
ズルボツクス3内の全域に均等に充満させる為の
ものであつて、図示例の如く供給口9からの熱風
が直交状に衝突する平板状であることが望ましい
が、これに限られず傾斜状又は山形状に内蔵され
ていてもよい。スリツト27からの熱風の風向き
もスリツト長手方向に亘つて一様にすることがウ
エツブの幅方向でのバタつき防止に重要な要素で
あるが、この点は特に多数の整流板12群によつ
て達成されている。
してノズルボツクス3内に吹き込まれてくる熱風
は、まず動圧抑止板11で動圧が抑制されてノズ
ルボツクス内の長手方向を含む全域に均一な圧力
で充満し、長壁板4,4の傾斜部5,5で絞られ
て更に均一な流れになり、長手方向に細かく仕切
られた多数の整流板12で整流されて一対のスリ
ツト27に至る。各スリツト27内に至つた熱風
は絞り部27aついで助走部27bを通過したの
ち、スリツト27の上端開口先から長手方向に亘
つて均一な風速分布および風向でウエツブ1に向
かつて吹き出る。これは特に動圧抑止板11と整
流板12とからなる整流手段によつて達成されて
いる。この整流板12は供給口9からの熱風をノ
ズルボツクス3内の全域に均等に充満させる為の
ものであつて、図示例の如く供給口9からの熱風
が直交状に衝突する平板状であることが望ましい
が、これに限られず傾斜状又は山形状に内蔵され
ていてもよい。スリツト27からの熱風の風向き
もスリツト長手方向に亘つて一様にすることがウ
エツブの幅方向でのバタつき防止に重要な要素で
あるが、この点は特に多数の整流板12群によつ
て達成されている。
次に、スリツト27の長手方向における風速分
布および風向の実測結果を第8図に示す。但し、
この実測結果はノズルにウエツブが存在しない状
態下のものであり、第8図aは長手方向のふたつ
の熱風供給口9,9からノズルボツクス内に熱風
を供給した場合であり、第8図bは前方の供給口
9を開けて後方の供給口9を閉じた場合、第8図
cは逆に前方の供給口9を閉じて後方の供給口9
を開けた場合をそれぞれ示す。そして、全長1250
mmのスリツト27の下方に整流板12を合計60個
それぞれ等間隔置きに配置し、スリツト27の助
走部27bにおける隙間を1.8mmとし、供給口9
への熱風の風速を25m/secに設定した。この実
測結果からもスリツト27の長手方向における風
速分布および風向が一様であることが確認でき
る。
布および風向の実測結果を第8図に示す。但し、
この実測結果はノズルにウエツブが存在しない状
態下のものであり、第8図aは長手方向のふたつ
の熱風供給口9,9からノズルボツクス内に熱風
を供給した場合であり、第8図bは前方の供給口
9を開けて後方の供給口9を閉じた場合、第8図
cは逆に前方の供給口9を閉じて後方の供給口9
を開けた場合をそれぞれ示す。そして、全長1250
mmのスリツト27の下方に整流板12を合計60個
それぞれ等間隔置きに配置し、スリツト27の助
走部27bにおける隙間を1.8mmとし、供給口9
への熱風の風速を25m/secに設定した。この実
測結果からもスリツト27の長手方向における風
速分布および風向が一様であることが確認でき
る。
さて、一対のスリツト27からは一定の内向き
傾斜角αで熱風がウエツブ1に向かつて吹き出さ
れ、ノズルボツクス3の上面壁14とウエツブと
の間において両スリツト27からの熱風の噴流で
囲まれる中央ゾーン28に安定したプラスの静圧
が発生し、これで高速走行中のウエツブを所定の
浮上レベル(5〜7mm)でサポートする。両スリ
ツト27からの噴出熱風は当該ゾーン28の静圧
を一定に維持しながら、その一部は上面壁14の
中央部位に透設した通孔17を介して中空枠13
に流入し、中空枠13の長手方向の開放端から乾
燥室A内に排出され、大半の熱風は横外側方(第
5図中のa矢視方向)に流れ去り、これらふた通
りの熱風の流れでウエツブを乾燥する。実際には
通孔17の大きさに左右されるが、a矢視方向へ
の熱風の流れがウエツブ1の乾燥に大きく関与す
る。
傾斜角αで熱風がウエツブ1に向かつて吹き出さ
れ、ノズルボツクス3の上面壁14とウエツブと
の間において両スリツト27からの熱風の噴流で
囲まれる中央ゾーン28に安定したプラスの静圧
が発生し、これで高速走行中のウエツブを所定の
浮上レベル(5〜7mm)でサポートする。両スリ
ツト27からの噴出熱風は当該ゾーン28の静圧
を一定に維持しながら、その一部は上面壁14の
中央部位に透設した通孔17を介して中空枠13
に流入し、中空枠13の長手方向の開放端から乾
燥室A内に排出され、大半の熱風は横外側方(第
5図中のa矢視方向)に流れ去り、これらふた通
りの熱風の流れでウエツブを乾燥する。実際には
通孔17の大きさに左右されるが、a矢視方向へ
の熱風の流れがウエツブ1の乾燥に大きく関与す
る。
ここで、a矢視方向つまり静圧ゾーン28の横
外側方への熱風の流れは近接状態にあるウエツブ
1の表面とノズル側のリツプ21の壁面30とで
規制される。いまウエツブ1が何等かの要因でバ
タついた場合、熱風の流れは一部がウエツブで規
制されているので、一時的な乱れが生じると考え
られるが、該壁面30で整流となつてガイドされ
ているから、この熱風の流れは可及的に整流され
てウエツブのバタつきを速やかに抑え、ウエツブ
を所定の浮上レベルで安定走行させる。そして、
熱風はウエツブ1と壁面30との間を壁流となつ
て流れ、該壁面30の存在がウエツブ1に対する
熱風の接触面積を大にするので、ウエツブの乾燥
処理能力の向上にも貢献する。この限りにおい
て、ガイド壁20の上端に連続する壁面30はウ
エツブ1と平行する水平状に形成することが本発
明者等によつても十二分に予想されている。た
だ、この場合は壁面30の延出端において熱風が
ウエツブから離脱する際にマイナスの静圧が発生
してウエツブ1が壁面30の延出端に接触するこ
とが危惧される。そのため、図示例ではガイド壁
20の上端から壁面30をウエツブ1に沿う仮想
水平線Pに対して斜め下向きに約30度の傾斜角β
で傾斜させた。これによるときはウエツブ1が該
壁面30すなわちリツプ21の延出端に接触する
おそれは皆無になる。
外側方への熱風の流れは近接状態にあるウエツブ
1の表面とノズル側のリツプ21の壁面30とで
規制される。いまウエツブ1が何等かの要因でバ
タついた場合、熱風の流れは一部がウエツブで規
制されているので、一時的な乱れが生じると考え
られるが、該壁面30で整流となつてガイドされ
ているから、この熱風の流れは可及的に整流され
てウエツブのバタつきを速やかに抑え、ウエツブ
を所定の浮上レベルで安定走行させる。そして、
熱風はウエツブ1と壁面30との間を壁流となつ
て流れ、該壁面30の存在がウエツブ1に対する
熱風の接触面積を大にするので、ウエツブの乾燥
処理能力の向上にも貢献する。この限りにおい
て、ガイド壁20の上端に連続する壁面30はウ
エツブ1と平行する水平状に形成することが本発
明者等によつても十二分に予想されている。た
だ、この場合は壁面30の延出端において熱風が
ウエツブから離脱する際にマイナスの静圧が発生
してウエツブ1が壁面30の延出端に接触するこ
とが危惧される。そのため、図示例ではガイド壁
20の上端から壁面30をウエツブ1に沿う仮想
水平線Pに対して斜め下向きに約30度の傾斜角β
で傾斜させた。これによるときはウエツブ1が該
壁面30すなわちリツプ21の延出端に接触する
おそれは皆無になる。
また、静圧ゾーン28に流れた熱風の一部は通
孔17を介して中空枠13に流入するので、この
熱風の流れがウエツブ1の乾燥能率を高め、かつ
静圧ゾーン28においてウエツブ塗工面から出た
塗工液ミストが上面壁14の上面に堆積付着し、
これがウエツブ1に再付着するといつた事態も同
時に防止することになる。因に、図示例では上面
壁14をウエツブと平行に対向する平坦面に形成
して中央ゾーン28の静圧の安定化を期すものと
したが、この上面壁14は中凸の凸曲面形状や逆
に凹曲面形状などに形成されていてもよく、要は
当該ゾーン28の静圧を安定化し、ウエツブ1と
接触のおそれがある尖鋭部が存在しなければよ
い。
孔17を介して中空枠13に流入するので、この
熱風の流れがウエツブ1の乾燥能率を高め、かつ
静圧ゾーン28においてウエツブ塗工面から出た
塗工液ミストが上面壁14の上面に堆積付着し、
これがウエツブ1に再付着するといつた事態も同
時に防止することになる。因に、図示例では上面
壁14をウエツブと平行に対向する平坦面に形成
して中央ゾーン28の静圧の安定化を期すものと
したが、この上面壁14は中凸の凸曲面形状や逆
に凹曲面形状などに形成されていてもよく、要は
当該ゾーン28の静圧を安定化し、ウエツブ1と
接触のおそれがある尖鋭部が存在しなければよ
い。
また、上面壁14に形成される通孔17は上面
壁14に二列状に穿設されていてもよいし、長手
方向に一定間隔の場合はその形状や大きさを変え
たり、形状や大きさが一定の場合は穿設間隔を長
手方向の中央部と両端部とで変更することなど目
的・用途に応じて適宜選択できる。ひとつの好ま
しい例としては、静圧ゾーン28の長手方向の両
端は乾燥室A内に通じて開放状態にあり、現実に
はスリツト27の両端側での風速は大きいもの
の、静圧ゾーン28の両端での静圧は小さくなる
傾向にあるので、通孔17の大きさ又は穿設間隔
を長手方向で変更して静圧ゾーン28の中央部よ
りも両端部における熱風の中空枠13内への流入
量を少な目に設定しておくとよい。
壁14に二列状に穿設されていてもよいし、長手
方向に一定間隔の場合はその形状や大きさを変え
たり、形状や大きさが一定の場合は穿設間隔を長
手方向の中央部と両端部とで変更することなど目
的・用途に応じて適宜選択できる。ひとつの好ま
しい例としては、静圧ゾーン28の長手方向の両
端は乾燥室A内に通じて開放状態にあり、現実に
はスリツト27の両端側での風速は大きいもの
の、静圧ゾーン28の両端での静圧は小さくなる
傾向にあるので、通孔17の大きさ又は穿設間隔
を長手方向で変更して静圧ゾーン28の中央部よ
りも両端部における熱風の中空枠13内への流入
量を少な目に設定しておくとよい。
最後に、スリツト27の開口先であるが、前記
ガイド壁20の上端はリツプ21の折り曲げ加工
に伴つて当然に丸く形成されており、上面壁14
の上面と面一(つらいち)かそれよりも低く高さ
を設定しておき、ウエツブ1がガイド壁20の上
端に接触して損傷することのないようにしてお
く。これは乾燥に先立つてウエツブを乾燥室Aの
上下のノズル2,2間に通す際に特に問題となる
からである。
ガイド壁20の上端はリツプ21の折り曲げ加工
に伴つて当然に丸く形成されており、上面壁14
の上面と面一(つらいち)かそれよりも低く高さ
を設定しておき、ウエツブ1がガイド壁20の上
端に接触して損傷することのないようにしてお
く。これは乾燥に先立つてウエツブを乾燥室Aの
上下のノズル2,2間に通す際に特に問題となる
からである。
図示例のノズルの全容は以上のようになつてい
るが、本発明はこれに限られるものではなく、
様々の設計変更が可能である。
るが、本発明はこれに限られるものではなく、
様々の設計変更が可能である。
例えば、スリツト27を構成するガイド壁20
は金属板の曲げ加工で図示例の如く形成されたも
のである必要はなく、これらガイド壁20および
前記壁面30がボツクス状になつていてもよい。
は金属板の曲げ加工で図示例の如く形成されたも
のである必要はなく、これらガイド壁20および
前記壁面30がボツクス状になつていてもよい。
また、図示例ではダクトからノズルボツクス3
内に供給口9を介して供給した熱風を整流する手
段として、動圧抑止板11と整流板12とをノズ
ルボツクス内にそれぞれ装置したが、この整流手
段は実施するに際して動圧抑圧板11と整流板1
2のいづれか一方を装置するだけでもよい。
内に供給口9を介して供給した熱風を整流する手
段として、動圧抑止板11と整流板12とをノズ
ルボツクス内にそれぞれ装置したが、この整流手
段は実施するに際して動圧抑圧板11と整流板1
2のいづれか一方を装置するだけでもよい。
更に、中空枠13の内部に流入した熱風は吸引
フアンで積極的に吸引してもよく、流入熱風を乾
燥室A外に放出することも考えられる。
フアンで積極的に吸引してもよく、流入熱風を乾
燥室A外に放出することも考えられる。
以上説明したように本発明によれば、ノズルボ
ツクス3の上端開口部にこれの両長壁板4,4間
にわたつて多数の整流板12を架着し、これら整
流板12上に中空枠13を載せて位置決め固定
し、次に中空枠13の横外側方に別体のガイド壁
20,20を取り付けることにより、中空枠13
の横側壁16,16とガイド壁20,20との間
に熱風吹き出しスリツト27,27を形成でき
る。従つて、ノズル全体の組み立て作業性が良
く、スリツト27を高精度にしかも簡単に形成で
きる。
ツクス3の上端開口部にこれの両長壁板4,4間
にわたつて多数の整流板12を架着し、これら整
流板12上に中空枠13を載せて位置決め固定
し、次に中空枠13の横外側方に別体のガイド壁
20,20を取り付けることにより、中空枠13
の横側壁16,16とガイド壁20,20との間
に熱風吹き出しスリツト27,27を形成でき
る。従つて、ノズル全体の組み立て作業性が良
く、スリツト27を高精度にしかも簡単に形成で
きる。
また、ノズルボツクス3の長壁板4,4に対し
て各ガイド壁20,20をスライド調整可能に取
り付けることができるようにしたので、現場での
試運転時や補修時などに前記スリツト27の間隔
を長手方向にわたつて適性値にしかも簡単に微調
整でき、取り扱い上便利である。
て各ガイド壁20,20をスライド調整可能に取
り付けることができるようにしたので、現場での
試運転時や補修時などに前記スリツト27の間隔
を長手方向にわたつて適性値にしかも簡単に微調
整でき、取り扱い上便利である。
更に、各スリツト27の下方に該スリツト27
の長手方向と直交する多数の整流板12を一定間
隔置きに配設してあるので、これらの整流板12
で該スリツト27から吹き出る熱風の風速分布お
よび特に風向を長手方向にわたつて均一にでき
る。また、均一となるように各スリツト27の間
隔がガイド壁20のスライド調整で前述したよう
に加減調節できる。従つて、ウエツブ1のバタつ
きを抑えるに極めて有効である。
の長手方向と直交する多数の整流板12を一定間
隔置きに配設してあるので、これらの整流板12
で該スリツト27から吹き出る熱風の風速分布お
よび特に風向を長手方向にわたつて均一にでき
る。また、均一となるように各スリツト27の間
隔がガイド壁20のスライド調整で前述したよう
に加減調節できる。従つて、ウエツブ1のバタつ
きを抑えるに極めて有効である。
加えて、ノズルボツクス3内における熱風の供
給口9と対向する位置に多孔性の動圧抑止板11
を配設した本件第2番目の発明では、動圧抑止板
11でノズルボツクス3内に吹き込まれて来る熱
風がノズルボツクス3内の長手方向を含む全域に
均一な圧力で充満したのち、各スリツト27に至
るから、前記整流板12と協働して各スリツト2
7から吹き出る熱風の風速分布および風向が長手
方向にわたつて更に均一化されたものとなり、完
璧を期すことができる。
給口9と対向する位置に多孔性の動圧抑止板11
を配設した本件第2番目の発明では、動圧抑止板
11でノズルボツクス3内に吹き込まれて来る熱
風がノズルボツクス3内の長手方向を含む全域に
均一な圧力で充満したのち、各スリツト27に至
るから、前記整流板12と協働して各スリツト2
7から吹き出る熱風の風速分布および風向が長手
方向にわたつて更に均一化されたものとなり、完
璧を期すことができる。
第1図は本発明が対象とするフローテイング乾
燥装置の概要を示す概略正面図である。第2図な
いし第7図は本発明に係るノズルを示しており、
第2図は外観斜視図、第3図は平面図、第4図は
第3図における−線断面図、第5図は要部の
拡大正面図、第6図は側面図、第7図は底面図で
ある。第8図a,b,cは本発明に係るノズルに
よるスリツトからの風速分布および風向の測定結
果を示す図表である。第9図は従来のノズルの縦
断正面図である。 1……ウエツブ、2……ノズル、3……ノズル
ボツクス、4……ノズルボツクスの長壁板、6…
…鍔、7……ノズルボツクスの底板、9……熱風
の供給口、11……動圧抑止板、12……整流
板、13……中空枠、14……上面壁、16……
上面壁に繋がる横側壁、17……通孔、19……
ガイド板、20……ガイド壁、21……リツプ、
22……取付壁、27……スリツト、28……静
圧ゾーン、30……壁面。
燥装置の概要を示す概略正面図である。第2図な
いし第7図は本発明に係るノズルを示しており、
第2図は外観斜視図、第3図は平面図、第4図は
第3図における−線断面図、第5図は要部の
拡大正面図、第6図は側面図、第7図は底面図で
ある。第8図a,b,cは本発明に係るノズルに
よるスリツトからの風速分布および風向の測定結
果を示す図表である。第9図は従来のノズルの縦
断正面図である。 1……ウエツブ、2……ノズル、3……ノズル
ボツクス、4……ノズルボツクスの長壁板、6…
…鍔、7……ノズルボツクスの底板、9……熱風
の供給口、11……動圧抑止板、12……整流
板、13……中空枠、14……上面壁、16……
上面壁に繋がる横側壁、17……通孔、19……
ガイド板、20……ガイド壁、21……リツプ、
22……取付壁、27……スリツト、28……静
圧ゾーン、30……壁面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ウエツブ1の幅方向に沿う長箱状のノズルボ
ツクス3のウエツブ1と対向する上面側に、ウエ
ツブ1の幅方向に延びる一対のスリツト27を有
し、ノズルボツクス3内に送給の熱風を各スリツ
ト27からウエツブ1に向かつて吹き出し、ノズ
ルボツクス3とウエツブ1との間において一対の
スリツト27からのふたつの熱風の噴流で囲まれ
るゾーン28に静圧を発生させてウエツブ1をノ
ズルボツクス3から一定の浮上レベルで支持しな
がら乾燥するフローテイング乾燥用ノズルにおい
て、 ノズルボツクス3の上端開口部には、ノズルボ
ツクス3の対向する両長壁板4,4間に多数の整
流板12がノズルボツクス3の長手方向にわたつ
て一定間隔置きに固定されており、 これら整流板12上に中空枠13がノズルボツ
クス3の長手方向にわたつて位置決め固定されて
おり、 中空枠13の横側壁16,16の横外側方にお
いて、前記長壁板4,4にガイド壁20,20が
該横側壁16,16との間隔を加減調節し得るよ
うスライド調整可能に取り付けられており、 該横側壁16,16とガイド壁20,20との
間に、一対の前記スリツト27,27がそれぞれ
ノズルボツクス3の長手方向にわたつて途切れな
く一連に形成されていることを特徴とするフロー
テイング乾燥用ノズル。 2 ウエツブ1の幅方向に沿う長箱状のノズルボ
ツクス3のウエツブ1と対向する上面側に、ウエ
ツブ1の幅方向に延びる一対のスリツト27を有
し、ノズルボツクス3内に送給の熱風を各スリツ
ト27からウエツブ1に向かつて吹き出し、ノズ
ルボツクス3とウエツブ1との間において一対の
スリツト27からのふたつの熱風の噴流で囲まれ
るゾーン28に静圧を発生させてウエツブ1をノ
ズルボツクス3から一定の浮上レベルで支持しな
がら乾燥するフローテイング乾燥用ノズルにおい
て、 ノズルボツクス3の下部に熱風の供給口9を有
し、 ノズルボツクス3内における該供給口9と対向
する位置に多孔性の動圧抑止板11が配設されて
おり、 ノズルボツクス3の上端開口部には、ノズルボ
ツクス3の対向する両長壁板4,4間に多数の整
流板12がノズルボツクス3の長手方向にわたつ
て一定間隔置きに固定されており、 これら整流板12上に中空枠13がノズルボツ
クス3の長手方向にわたつて位置決め固定されて
おり、 中空枠13の横側壁16,16の横外側方にお
いて、前記長壁板4,4にガイド壁20,20
が、該横側壁16,16との間隔を加減調節し得
るようスライド調節可能に取り付けられており、 該横側壁16,16とガイド壁20,20との
間に、一対の前記スリツト27,27がそれぞれ
ノズルボツクス3の長手方向にわたつて途切れな
く一連に形成されていることを特徴とするフロー
テイング乾燥用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17161683A JPS59100388A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | フロ−テイング乾燥用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17161683A JPS59100388A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | フロ−テイング乾燥用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59100388A JPS59100388A (ja) | 1984-06-09 |
JPH0318110B2 true JPH0318110B2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=15926469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17161683A Granted JPS59100388A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | フロ−テイング乾燥用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59100388A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0440154Y2 (ja) * | 1984-12-07 | 1992-09-21 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5061754A (ja) * | 1973-10-04 | 1975-05-27 | ||
JPS56148992A (en) * | 1980-03-28 | 1981-11-18 | Valmet Oy | Pressurizing nozzle for treating web like material |
JPS5780171A (en) * | 1980-11-04 | 1982-05-19 | Hirano Kinzoku Co Ltd | Drying/thermal treatment equipment for fabrics or the like |
-
1983
- 1983-09-16 JP JP17161683A patent/JPS59100388A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5061754A (ja) * | 1973-10-04 | 1975-05-27 | ||
JPS56148992A (en) * | 1980-03-28 | 1981-11-18 | Valmet Oy | Pressurizing nozzle for treating web like material |
JPS5780171A (en) * | 1980-11-04 | 1982-05-19 | Hirano Kinzoku Co Ltd | Drying/thermal treatment equipment for fabrics or the like |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59100388A (ja) | 1984-06-09 |
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