JPH0439797Y2 - - Google Patents

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JPH0439797Y2
JPH0439797Y2 JP1987185240U JP18524087U JPH0439797Y2 JP H0439797 Y2 JPH0439797 Y2 JP H0439797Y2 JP 1987185240 U JP1987185240 U JP 1987185240U JP 18524087 U JP18524087 U JP 18524087U JP H0439797 Y2 JPH0439797 Y2 JP H0439797Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用ルームミラーに関する。
(従来の技術) 車室内に設けられる車両用ルームミラーは、車
体側(フロントガラス或いは天井の前端)に固定
されるベース部材と、ミラーを保持するステー部
材とから構成されるのが一般的な構造である。
ところで斯かる車両用ルームミラーでは車体衝
突時等に運転者の頭部がルームミラーにぶつかつ
た際にこれを保護する目的でステー部材に異常な
外力が加わると前記ステー部材が前記ベース部材
より脱落することが要せられている。
このような構造の車両用ルームミラーとしは例
えば実開昭55−85339号に開示されるものがあり、
このルームミラーではステー部材に設けた係合部
(ビス)に弾性部材(板ばね)を取付けるととも
にこの弾性部材をベース側に係止させることでス
テー部材とベース部材とを組付け、ステー部材に
異常な外力が加わつた場合にステー部材がベース
部材に対して摺動することで弾性部材がベース部
材から離脱してステー部材が脱落するようになつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところがルームミラーをこのように構成した場
合、ステー部材の脱落は該ステー部材がベース部
材の摩擦力に抗して摺動することで行なわれるこ
とになり、この摩擦力はステー部材とベース部材
の接触面の表面あらさ、接触面積等複数の要素に
より決定されるため、ステー部材脱落のための荷
重を常に安定させることが難しくなるという不具
合があつた。
本考案は斯かる従来の事情に鑑み成されたもの
であり、その目的とする処はステー部材脱落のた
めの荷重を容易に安定させることのできる車両用
ルームミラーを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため本考案は、車体側に支
持されるベース部材と、ミラーを保持するステー
部材とから成り、前記ベース部材もしくは前記ス
テー部材のいずれか一方に係合部材を設けるとと
もに、他方に弾性部材を設け、前記係合部材を前
記弾性部材に係合させて前記ベース部材とステー
部材とを組付けた車両用ルームミラーにおいて、
前記ベース部材と前記ステー部材の接合面に回動
支点を成す凹凸部を形成するとともに前記ベース
部材もしくはステー部材の前記凹凸部よりも前方
の部分にステー部材の回動を許容するへこみ部を
形成したことを特徴とする。
(作用) ステー部材に力が加わつた場合、凹凸部により
ステー部材がベース部材に対して摺動するのが阻
止され、又、接合面の凹凸部よりも前方にはステ
ー部材の回動を許容するへこみ部があるのでステ
ー部材は前記凹凸部を支点として垂直方向に回動
し、係合部が弾性部材から離脱してステー部材の
脱落が行なわれ、従来のように摩擦力に抗するこ
となくステー部材の脱落を行うことが可能にな
り、ステー部材の脱落荷重を容易に安定させるこ
とができる。
(実施例) 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
第1図は本考案に係る車両用ルームミラーの縦
断面図を示し、図中1は自動車のフロントガラス
2内面に固着されるベース部材、3はこのベース
部材1に接合するステーで、該ステー3の先端に
は球面部5を形成し、該球面部5でミラー部6を
傾動自在に支持する。
前記ミラー部6はミラーハウジング7、ブラケ
ツト8、操作ノブ9等から構成され、ミラーハウ
ジング7の開口部7aにはミラー10を取付け、
又ミラーハウジング7内に配置したブラケツト8
の上端をハウジング7の上内端面に係合し、該ブ
ラケツト8に形成した球面受部12を前記ステー
3の球面部5に係合する。又球面受部12の外側
には受材13を介してばね板14を配置し、球面
部5に形成した孔部5a及びブラケツト8に形成
した孔部8aを挿通するビス18先端をばね板1
4に螺合させ、この状態でビス18を締付けるこ
とでブラケツト8を球面部5に圧接する。
ミラーハウジング7下部には開口部7bを形成
するとともに該開口部7bに前記操作ノブ9を揺
動自在に設け、該操作ノブ9の上面に形成した溝
部16aにばね17の下部を螺合し、該ばね17
の上部を前記ブラケツト8下面に形成した溝部8
bに嵌合し、以上により操作ノブ9の揺動でハウ
ジング7に取付けたミラー10の角度が変化し、
後方の光を減少させて運転者に伝える防眩ミラー
を構成する。尚、本実施例ではステー3の球面部
5に孔部5aを形成してビス18を挿通するよう
にしたので組立後にもボス14の調整が容易に行
える。
前記ベース部材1は第2図に示すように平面矩
形状を成し、中央部分には略半円形の凹部20を
形成し、この凹部20の壁部21には周溝22を
形成する。又、凹部20の前側(車体前後方向で
の前側)に位置する箇所には第1斜面31を、
又、第1斜面31の両側には第2斜面32,32
を夫々形成し、又、ベース部材1上面にはステー
3に形成した凹部36…と係合する凸部33,3
4,35を形成する。以上において第2斜面3
2,32は凸部33,34の近傍且つ前方に位置
し、前記第2斜面32,32はへこみ部を形成
し、このへこみ部により第9図に示すようにベー
ス部材1とステー3の接合面Aは凸部33,34
の前方で隙間Bを形成することになる。
前記周溝22は後述するばね部材30の周縁が
嵌合するものであり、この周溝22はばね部材3
0の外周に沿つた形状を成し、且つばね部材30
の外周の半分よりもやや大きく形成され、従つて
ばね部材30の半分以上を保持することでばね部
材30の脱落を防止するようになつている。
ベース部材1の後側の隅部には第2図に示すよ
うに係止溝39,39を形成し、又、前方の側面
部には係合溝41,41を形成する。
40はカバー部材で、該カバー部材40は基部
44と該基部44から延出する2つの脚部42,
43により平面視略コ字状を成している。(第5
図参照)。
このカバー部材40の脚部42,43先端には
内方に向けて爪部42a,43aを、又脚部4
2,43の基端側の内面部には係合部42b,4
3bを夫々形成し、更に基部44の中間部内面に
は内方に向けて突起44aを形成する。
このカバー部材40は係合部42b,43bを
ベース部材1の係合溝41,41に係合するとと
もに爪部42a,43aを係止溝39,39に係
止することでベース部材1に取付けられ、この
際、前記突起44aがばね部材30を所定の力で
押圧し、ばね部材30の周溝22への嵌合が確実
となる。換言すれば爪部42a,43aを係止溝
39,39に係止すれば、ばね部材30が周溝2
2に確実に嵌合されたのが確認できることにな
る。
ばね部材30は第7図、第8図に示すように環
状を成す本体30aと、該本体30aから内方且
つ上方へ延出する複数の保持片30b…から成
り、第1図に示すようにこの保持片30b…でス
テー3に螺合するボルト50の頭部50aを押圧
して該ボルト50を保持し、この保持によりステ
ー3をベース部材1に組付けるようになつてい
る。
ベース部材1とステー3との組付け手順を述べ
ると次の如くである。
先ず、第13図に示すようにばね部材30内に
ボルト50を嵌合して両者を仮取付けし、この状
態でばね部材30をベース部材1の第1斜面31
に沿つて即ち第1斜面31上を第10図C方向に
沿つて移動させて該ばね部材30の外周を前記周
溝22に嵌合する。次に前述のようにカバー部材
40をベース部材1に取付け、ボルト50のねじ
部50aにステー3のねじ孔3aを位置させ、ド
ライバー60でボルト50を回動させることによ
りステー3をボルト50に螺合させてベース部材
1とステー3とを組付ける。
ところでステー3をボルト50に螺合させる時
にボルト50が揺れるとステー3の螺合を行いに
くくなるため、本実施例では仮組付時におけるば
ね部材30とボルト50頭部上面との間隔、即ち
第13図のl2で示す長さを周溝の幅l3よりもあら
かじめ大きく設定し、ばね部材30の周溝22へ
の嵌合時にはばね部材30がボルト50頭部をベ
ース部材1側へ押圧することでボルト50の揺れ
を防止するようにしている。
ここで、l2>l3なので、ばね部材30の周溝2
2への嵌合が行いにくくなる虞れが生じるか、本
実施例では傾斜する第1斜面31に沿つて徐々に
移動させつつばね部材30を周溝22に嵌合する
ようにしているので、ばね部材30の嵌合を容易
にすることができる。
次に本実施例の作用について記す。
今、第1図の状態からミラーハウジング7に衝
撃が加わりステー3に力Fが加わつたとする。す
るとこの力Fによりステー3はベース部材1に対
して摺動しようとするが、凹部36…と凸部3
3,34,35が係合しているためステー3は凸
部33,34を支点として第1図中D方向に回動
しようとする。この時、接合面Aの凸部33,3
4の前方には隙間Bが形成されているために前記
回動が容易に行われ、ボルト頭部50aの後部側
50cがばね部材30の保持片30bから離脱し
て(第11図の状態)、ステー3がベース部材1
から脱落する。
このように本実施例ではステー3に力が加わつ
た場合、ステー3がベース部材に対して摺動する
ことなく脱落するようにしたので、従来のように
ステー3の脱落に際してベース部材1、ステー3
間で摩擦が起こるとこがなく、摩擦力がステー3
脱落のための荷重決定の要素でなくなるのでステ
ー3脱落のための荷重を容易に安定させることが
可能となる。
尚、本実施例では組立状態において、保持片3
0bとボルト頭部50aの後部側50cとの係合
位置を凸部33,34のわずかに後方に位置する
ようにしているが、これは以下の理由による。即
ち第12図において、Hはステー3に作用する力
Fの作用点、Gは凸部33,34の位置を示す
点、Iはボルト頭部50aの後部側50cと保持
片30bとの係合位置(ステー3に力が加わつた
時にボルト頭部50aが最初にばね部材30から
離脱する部分)とした場合、作用点Hの位置及び
力Fを一定として考えればG,I間の距離が短い
ほどレバー比が大きくなり、小さな力でステーが
脱落することが可能となるためである。
尚、ハウジング7に対する外力が前述のように
後方から加わつた場合には以上のようにしてステ
ー3が脱落するが、その他の方向から外力が加わ
つた場合には凹部36と凸部35との係合が解除
されることで両者35,36がカム作用を働き、
ステー3とベース部材1が離れ、ばね部材30か
らボルト50が離脱することでステー3が脱落す
る。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、ステー部材
に力が加わつた場合、凹凸部が回動支点となり、
又、接合面の凹凸部よりも前方にはステー部材の
回動を許容するへこみ部があるのでステー部材は
前記凹凸部を支点として垂直方向に回動し、係合
部が弾性部材から離脱してステー部材の脱落が行
なわれ、従来のように摩擦力に抗することなくス
テー部材の脱落を行うことが可能になり、ステー
部材の脱落荷重を容易に安定させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両用ルームミラーの縦断面図、第2
図はベース部材の平面図、第3図は第2図矢視
図、第4図は第2図−線断面図、第5図はカ
バー部材の平面図、第6図は第5図−線断面
図、第7図はばね部材の平面図、第8図は第7図
の−線断面図、第9図はベース部材のステー
との接合状態を示す図、第10図はステーの組付
け方法を示す図、第11図はステーが脱落しよう
とする時の状態を示す図、第12図は凸部とボル
ト頭部及び力の作用点との位置関係を示す模式
図、第13図はベース部材とステーとの仮組付状
態を示す図である。 尚、図面中、1はベース部材、3はステー、1
0はミラー、33,34は凸部、36は凹部、A
はベース部材とステー部材との接合面、Bは隙間
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側に支持されるベース部材と、ミラーを保
    持するステー部材とから成り、前記ベース部材も
    しくは前記ステー部材のいずれか一方に係合部材
    を設けるとともに、他方に弾性部材を設け、前記
    係合部材を前記弾性部材に係合させて前記ベース
    部材とステー部材とを組付けた車両用ルームミラ
    ーにおいて、 前記ベース部材と前記ステー部材の接合面に回
    動支点を成す凹凸部を形成するとともに前記ベー
    ス部材もしくはステー部材の前記凹凸部よりも前
    方の部分にステー部材の回動を許容するへこみ部
    を設けたことを特徴とする車両用ルームミラー。
JP1987185240U 1987-12-04 1987-12-04 Expired JPH0439797Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987185240U JPH0439797Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04
US07/278,800 US4995581A (en) 1987-12-04 1988-12-02 Inside rearview mirror assembly for motor vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987185240U JPH0439797Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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Publication Number Publication Date
JPH0189247U JPH0189247U (ja) 1989-06-13
JPH0439797Y2 true JPH0439797Y2 (ja) 1992-09-17

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ID=31476565

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JP1987185240U Expired JPH0439797Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4734994U (ja) * 1971-05-15 1972-12-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283752U (ja) * 1985-11-15 1987-05-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4734994U (ja) * 1971-05-15 1972-12-19

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JPH0189247U (ja) 1989-06-13

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