JPH0439653A - 肌色再現性を改良したハロゲン化銀カラー感光材料 - Google Patents

肌色再現性を改良したハロゲン化銀カラー感光材料

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JPH0439653A
JPH0439653A JP14692790A JP14692790A JPH0439653A JP H0439653 A JPH0439653 A JP H0439653A JP 14692790 A JP14692790 A JP 14692790A JP 14692790 A JP14692790 A JP 14692790A JP H0439653 A JPH0439653 A JP H0439653A
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yellow
magenta
silver halide
color
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JP14692790A
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Masaru Iwagaki
賢 岩垣
Toshihiko Kimura
木村 寿彦
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀カラー感光材料に関する。
本発明の感光材料は、例えば、色再現性にすぐれたハロ
ゲン化銀カラー反転感光材料として利用することができ
るものである。
〔発明の背景〕
カラー感光材料、特に直接観察用の透過型画像を形成す
るハロゲン化銀カラー反転感光材料において、透過濃度
で1.0以下最小部度までは視覚的に鋭敏な部分であり
、この部分の色再現性、粒状性、鮮鋭性及び階調性の調
整が重要である0色再現性においては、中性灰色と分解
色の両方が忠実に再現される必要があり、特に肌色は画
像の印象に与える影響が強いために、注目され、検討さ
れてきた。
従来、直接観察用の透過型画像を形成するハロゲン化銀
カラー反転感光材料においては、低濃度域の階調バラン
スはイエロー、マゼンタ、シアンの3つが一致して忠実
な中性灰色を形成していることが基本であった。また肌
色の再現においては、イエロー、マゼンタ、シアンの各
成分のバランスが好ましくなるように、各成分間の色補
正効果、いわゆるインターイメージ効果が広(利用され
て設計されてきた。
しかしながら従来の技術にあっては、肌色の明るい部分
(いわゆるハイライト)から肌色の暗い部分(いわゆる
シャドウ)にかけての再現性が不充分であり、ハイライ
トが黄色味を呈したり、シャドウが赤味がかって不自然
になることがあったり、更には現像処理のわずかな変動
によって肌色が青味がかって不健康な印象を与えること
があった。
これらの問題点の改良は前記インターイメージ効果を適
用しても充分ではなかった。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、自然な肌色を再現でき、かつ現
像処理の変動に対しても安定した肌色が再現できるハロ
ゲン化銀カラー感光材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、透明支持体上に、シアンカプラー
を含む赤感性層、マゼンタカプラーを含む緑感性層、イ
エローカプラーを含む青感性層を有し、それぞれの色感
性層が感度の異なる2層以上からなるハロゲン化銀カラ
ー感光材料において、中性灰色露光によって得られた色
素画像のD−LogE(Dは透過濃度、Eは露光量)特
性曲線における濃度点0.50と1.0を結ぶ直線の傾
きの絶対値が、イエロー、マゼンタ、シアンのすべてに
おいて、1.0〜1.5の範囲にあり、かつイエローに
対するマゼンタの傾きの絶対値の比率が、80〜98%
であることを特徴とするハロゲン化銀カラー感光材料に
よって、達成された。
以下に、本発明について更に詳しく説明する。
本発明でいう、中性灰色露光によって得られた色素画像
のD−LogE特性曲線の傾きを求める条件は、以下に
示すとおりである。
(1)試験条件 試験は温度20±5°C1相対湿度60±10%の室内
で行い、被検体である感光材料はこの状態に1時間以上
放置した後、試験に供する。
(2)露光 本発明における中性灰色露光とは、写真用に用いられて
いる規格、即ち1502239−1972Eに示される
センシトメトリー用デイライト露光光源(色温度550
0°K)を用い、分光透過濃度の変動が360〜700
n11の波長域で40Or++++未満の領域は10%
以内、400nm以上の領域は5%以内のステップウェ
ッジを通して得られる露光を言う。感光材料の露光面に
おける光の相対分光エネルギー分布は、表1に示される
ようなものとする。
表1 表 1 (つづき) 注”’ 560nmの値を100に基準化して定めた値
である。
(3)現像処理 ■ 露光から現像処理までの間は、被検体である感光材
料を温度20±5°C1相対湿度60±10%の状態に
保つ。
■ 現像処理は露光後30分以上6時間以内に完了させ
る。
■ 現像処理は、下記の通りに行うものとする。
処理工程  処理時間  処理温度 第1現像   6分    38°C 水  洗    2分     38℃反  転   
 2分     38℃発色現像   6分    3
8℃ 調  整    2分     38°C漂   白 
   6分     38℃定  着    4分  
   38℃水   洗    4分     38°
C安  定   1分    常温 乾   燥 上記処理工程に用いた処理液組成は以下の通りである。
〈第1現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム       2g亜硫酸ナ
トリウム          20gハイドロキノン・
モノスルホネート  30g炭酸ナトリウム(1水塩)
30g 1−フェニル−4−メチル−4−ヒド ロキシメチル−3−ピラゾリドン 臭化カリウム チオシアン酸カリウム 沃化カリウム(0,1%溶液) 水を加えて(p H9,60) 〈反転液〉 ニトリロトリメチレンホスホン酸・ 6ナトリウム塩 塩化第1錫(2水塩) p−アミノフェノール 水酸化ナトリウム 氷酢酸 水を加えて(pH5,75) 〈発色現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム 亜硫酸ナトリウム 第3燐酸ナトリウム(2水塩) 臭化カリウム 沃化カリウム(0,1%溶液) 水酸化ナトリウム g 2.5g 1.2g d 000d g g 0.1g g 5d 000d g g 6g g 0d g シトラジン酸            1.5gN−エ
チル−N−β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4−ア ミノアニリン・硫酸塩       11g2.2−エ
チレンジチオジェタノール 1g水を加えて(p Hl
l、70)       1000dく調整液〉 亜硫酸ナトリウム          12gエチレン
ジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)              8gチオグリ
セリン           0.4社氷酢酸    
           31d水を加えて(p H6,
15)       1000d〈漂白液) エチレンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)               2gエチレ
ンジアミン四酢酸鉄(II) アンモニウム(2水塩)       120 g臭化
アンモニウム          100g水を加えて
(p H5,65)       1000d〈定着液
〉 チオ硫酸アンモニウム        80g亜硫酸ナ
トリウム           5g重亜硫酸ナトリウ
ム         5g水を加えて(p H6,60
)       1000d(4)濃度測定 濃度は10g+o(φ。/φ)で表す。φ。は濃度測定
のための照度光束、φは被測定部の透過光束である。濃
度測定の幾何条件は、照明光束が法線方向の平行光束で
あり、透過光束として透過して半空間に拡散された全光
束を用いることを基準とし、これ以外の測定方法を用い
る場合には標準濃度片による補正を行う。また測定の際
、乳剤膜面ば受光装置側に対面させるものとする。本発
明において、透過濃度には、透明支持体の透過濃度も含
まれるものとする。濃度測定は青、緑、赤のステータス
A濃度とし、その分光特性は濃度計に使用する光源、光
学系、光学フィルタ、受光装置の総合的な特性として表
2に示す値になるようにする。
注 表2 ステータスA logto濃度分光特性(対数表
示、ピークを5.000に基準化)* 赤のスロープ0
.270/n−緑のスロープ0.220/na。
青のスロープ0.380/止 本* 赤のスロープ0.040/n+n、緑のスロープ
0.170/ruk青のスロープ0.140/nm 本発明においてD−LogE特性曲線とは、横軸に露光
量の対数LogE、縦軸に透過濃度りを設定したもので
、写真感光材料の特性を示すために広く用いられている
ものである。
本発明においては、一般に行われているように、ΔL 
Og E=1.0とΔD=1.0 (Dスケ−/lzカ
一致するように設定し、その直交座標系における傾きを
本発明における傾きとする。
即ち本発明のカラー感光材料は、上記特性曲線上におけ
る濃度点0.50と1.0を結ぶ直線の傾きの絶対値1
0.5/ΔLogElが、イエロー、マゼンタ、シアン
のすべてにおいて、1.0〜1.5の範囲にあり、かつ
イエローに対するマゼンタの1頃きの絶対値の比率が、
80〜98%である(本明細書中、傾きの絶対値の比率
は%表示するものとする)。
該イエローに対するマゼンタの傾きの絶対値の比率は、
好ましくは84〜96%、特に好ましくは86〜94%
である。
本発明者らは、透過型ハロゲン化銀カラー感光材料、特
に透過型カラー反転感光材料の肌色再現性を改良するた
めに、特性曲線上の濃度点0.50と1.0の間のイエ
ロー、マゼンタ、シアンの傾きのバランスに着目し、イ
エローとマゼンタの傾きのバランスが、ある特定の関係
にあるときに本発明の目的が達成されることを見いだし
、本発明を完成するに至ったものである。
本発明を実施するに際しては、特に制限はな(、公知の
技術を用いてハロゲン化銀カラー感光材料、特にカラー
反転窓光材料を提供することができる。
但し、マゼンタカプラーを含有する緑感性最低感度層(
GL層と言う)とイエローカプラーを含有する青感性最
低感度層(B Liiと言う)とが、以下の構成のうち
少なくとも一つを満足する場合が好ましい。
(1)GL層、BL層ともに単分散ハロゲン化銀乳剤を
含有する。
(2)GL層、BL層ともに平均粒径の異なる2種以上
の単分散ハロゲン化銀乳剤を含有する。
(3)BL層が、GL層に対して支持体から遠い側に位
置する。
(4)GL層−中の全ハロゲン化銀の平均沃化銀含有率
が、BL層中のそれより高い。
(5)GL層中の全ハロゲン化銀の平均粒径が、BLr
fi中のそれより小さい。
本発明の実施に際し、上記構成の(1)(2)(3) 
(4)をともに満足する場合が更に好ましく、特に上記
構成(1)〜(5)をすべて満足する場合が最も好まし
い。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料のGL層とBL層
は、ともに単分散ハロゲン化銀乳剤を含有することが好
ましい。
ここで、単分散ハロゲン化銀乳剤とは、平均粒径迂を中
心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が全ハロゲン化銀量の70%以上であるものをいい、好
ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上である
ここに平均粒径dは、粒径d1を有する粒子の頻度n、
とdi3との積n4 x d t’が最大になるときの
粒径dえと定義する。(有効数字3桁、最小桁数字は四
捨五入する) ここで言う粒径とは、粒子の投影像を同面積の円像に換
算したときの直径である。
粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で5万倍〜20万倍
に拡大して投影し、そのプリント上の粒子直径または投
影時の面積を実測することによって得ることができる。
 (測定粒子個数は無差別に1000個以上あることと
する。) 本発明の好ましい高度の単分散乳剤は によって定義した分布の広さが20%以下のものであり
、更に好ましくは15%以下である。
ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は単純平均とする。
本発明の実施に際して用いる単分散ハロゲン化銀乳剤の
構造または形態は特に制限はなく、双晶面を持つ双晶粒
子、立方体、14面体、正8面体、球型等の形状であっ
てもよい。
ハロゲン化銀粒子を成長させる場合(種粒子の製造も含
む)、反応釜内のPH,PAg、温度等をコントロール
し、例えば特開昭54−48521号、同58−499
38号に記載されているようなハロゲン化銀粒子の成長
速度に見合った銀イオン、ハライドイオンを逐次同時に
注入混入する等の調製法が用いられる。
更に高度な単分散乳剤を得る方法としては特開昭60−
122935号に開示されたテトラザインデン化合物存
在下での成長方法が適用できる。
単分散乳剤としては、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭
化銀、塩沃臭化銀等任意の組成のものが利用できるが、
沃臭化銀が好ましく、中でも沃化銀含有率が0.5モル
%以上10モル%以下のものが好ましく、1.0モル%
以上5.0モル%以下のものが特に好ましい。
単分散乳剤は内部核(コア)と表面殻(シェル)から成
るいわゆるコア/シェル型粒子であることが好ましく、
沃化銀含有率がシェル部よりもコア部のほうが高いコア
/シェル型沃臭化銀乳剤であることが好ましい。
コア/シェル型乳剤を用いる場合、該乳剤は、特開昭5
9−177535号、同60−138538号、同59
−52238号、同60−143331号、同60−3
5726号及び同60−258536号等に開示された
公知の方法によって製造することができる。
単分散乳剤の平均粒径は0.08μm〜5μm、好まし
くは0.1μm〜3μm、特に好ましくは0.2μm〜
1μmである。
単分散乳剤は、粒子を形成する過程及び/または成長さ
せる過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩
、イリジウム塩(if塩を含む)、ロジウム塩(錯塩を
含む)及び鉄塩(錯塩を含む)から選ばれる少なくとも
1種を用いて金属イオンを添加し、粒子内部及び/また
は粒子表面にこれらの金属元素を含有させることができ
、また、適当な還元的雰囲気におくことにより、粒子内
部及び/または粒子表面に還元増感液を付与できる。
単分散乳剤は、潜像が主として内部に形成されるような
粒子であってもよいが、主として粒子表面に形成される
ような粒子であることが好ましい。
本発明においてC,L層とBL層に用いられる単分散ハ
ロゲン化銀乳剤については、平均粒径の異なる2種以上
の単分散ハロゲン化銀乳剤を混合して用いることが好ま
しい。ここで平均粒径の異なる2種以上の単分散ハロゲ
ン化銀乳剤は沃化銀含有率が同じであっても異なってい
てもよいが、異なっていることが好ましい。
本発明において、GL石層中全ハロゲン化銀の平均沃化
銀含有率は、BL層中のそれよりも高いことが好ましく
、その差は0.1モル%以上5モル%以内であることが
好ましい。
本発明において、GL石層中全ハロゲン化銀の平均粒径
はBL層中のそれより小さいことが好ましく、その差は
0.05μm以上1.0μm以内であることが好ましい
本発明のハロゲン化銀カラー写真乳剤には、物理熟成、
化学熟成及び分光増感を行った乳剤を使用できる。この
ような工程で使用される添加剤は、リサーチ・ディスク
ロジャNα17643. No、18716及びNα3
08119 (それぞれ、以下RD 17643 、 
RD 18716及びRD308119と略す)に記載
されている。
下表に記II!箇所を示す。
C項  目〕 化学増感剤 分光増感剤 強色増感剤 かぶり防止剤 安定剤 [RD308119の頁〕 99611[−A項 9961V−A−^、B。
C,D、H,I、 J項 9961V−A−E、 J項 998■ 998■ (RD17643) 23〜24 23〜24 24〜25 本発明の感光材料に使用できる公知の写真用添加剤も上
記リサーチ・ディスクロジャに記載され[RD1871
6) 648〜9 648〜9 C項   目〕 色濁り防止剤 色素画像安定剤 増白剤 紫外線吸収剤 光吸収剤 光散乱剤 フィルタ染料 バインダ スタチック防止剤 硬膜剤 可塑剤 潤滑剤 箇セI−瞥鷺剣 マノド剤 現像剤 (感光材料中に含有) (RD308119の頁’l   f:RD17643
)  [RD18716)1002■−1項 1001 ■−J項 98v 1003 ■−C1■C項 1003  ■ 1003  ■ 1003  ■ 1003 1X 1006  Xl 1004  X 100fi  Xl 1006  Xl 1005  Xl 1007  XVl 1011  XX8項 25〜26 25〜26 佼沿 本発明の感光材料には種々のカプラーを使用することが
でき、その具体例は、上記リサーチ・ディスクロジャに
記載されている。下表に関連ある記載箇所を示す。
〔項  目〕
イエローカプラー マゼンタカプラー シアンカプラー カラードカプラー DIRカプラー BARカプラー その他の有用残基 放出カプラー (RD308119の頁〕 1001  ■−り項 1001  ■−り項 1001  ■−D項 1002  ■−G項 1001  ■−F項 1002  ■−F項 1001  ■−F項 (RD 17643 ) ■C−C項 ■C−G項 ■C−G項 40項 ■F項 本発明においては、シアンカプラーは赤感性層、マゼン
タカプラーは緑感性層、イエローカプラーは青感性層に
それぞれ添加される。
本発明の感光材料に使用される添加剤は、RD3081
191Vに記載されている分散法などにより、添加する
ことができる。
本発明の感光材料には、前述RD 1764328頁。
RDI8716 547〜8頁及びRD308119の
X■に記載されている支持体を使用することができる。
例えば、本発明に用いられる透明支持体としては、セル
ローストリアセテートフィルム、ポリエステルフィルム
、ポリカーボネートフィルム、ポリアミドフィルム、ポ
リイミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリスチ
レンフィルム等のプラスチックフィルム等任意のものを
挙げることができるが、中でもセルローストリアセテー
トフィルム、ポリエステルフィルムが好ましい。
本発明の感光材料には、前述RD308119■−に項
に記載されているフィルタ層や中間層等の補助層を設け
ることができる。
本発明の写真感光材料は、前述RD308119■に項
に記載されている順層、逆層、ユニット構成等の様々な
層構成をとることができる。
本発明は、カラー反転フィルムに代表される種々の透過
型カラー写真感光材料に好ましく適用することができる
本発明の感光材料は前述RD1764328真〜29頁
RD18716 647頁及びRD308119のXI
Xに記載された通常の方法によって、現像処理すること
ができる。
〔実施例〕
以下に本発明について実施例をもって更に具体的に説明
する。但し当然ではあるが、本発明は以下述べる実施例
により限定されるものではない。
実施例1 下引加工したセルローストリアセテートフィルム支持体
上に、下記組成の各層を支持体側より順次塗布して、多
層カラー感光材料の比較用試料101を作製した。各成
分の塗布量は、g/rrfで示す。但し、ハロゲン化銀
については、銀に換算した塗布量で示す。
第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀           0.24紫外線
吸収剤 U−10,14 紫外線吸収剤 U −20,072 紫外線吸収剤 U −30,072 紫外線吸収剤 U −40,072 高沸点溶媒  0−1       0.31高沸点溶
媒  0−2        0.098ポリNビニル
ピロリドン       0.15ゼラチン     
        2.02第2層(中間層) 染  料    D −10,011 高沸点溶媒  0−3        0.011ゼラ
チン             1.17第3層(低感
度赤感性層) 赤色増感色素S−1,S−2で分光増感された沃臭化銀
乳剤(沃化銀含有率3.0モル%。
平均粒径0.3a m)          0.60
カプラー   C−10,37 高沸点溶媒  0−2        0.093ポリ
Nビニルピロリドン       0.074ゼラチン
              1.35第4層(高感度
緑感性層) 赤色増感色素S−1,S−2で分光増感された沃臭化銀
乳剤(沃化銀含有率3.0モル%。
平均粒径0.80μm)          0.60
カプラー   C−10,85 高沸点溶媒  0−2        0.21ポリN
ビニルピロリドン       0.093ゼラチン 
             1.56第5層(中間層) 混色防止剤 高沸点溶媒 マント化剤 ゼラチン 第6層(低感度緑感性層) 緑色増感色素S−3で分光増感された沃臭化銀乳剤(E
m−A)(沃化銀含有率3.0モル%。
平均粒径0.30μm)          0.70
カプラー   M−10,31 カプラー   M −20,076 高沸点溶媒  0−3       0.059ポリN
ビニルピロリドン       0.0740.20 0.25 0.0091 1.35 MA−1 ゼラチン             1.29第7層(
高感度緑感性層) 緑色増感色素S−3で分光増感された沃臭化銀乳剤(沃
化銀含有率3.0モル%、平均粒径0.80μm)  
            0.70カプラー   M−
10,80 カプラー   M−20,19 混色防止剤  A S −10,055高沸点溶媒  
0−3       0.16ボリNビニルピロリドン
       0.12ゼラチン          
   1.91第8層(中間層) ゼラチン              0.90第9層
(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀           0.11混色防
止剤  AS−10,068 高沸点溶媒  0−3        0.085マッ
ト化剤−MA−10,012 ゼラチン             0.68第10層
(低感度青感性層) 青色増感色素S−4で分光増感された沃臭化銀乳剤(沃
化銀含有率3.0モル%、平均粒径0.30μm)  
            0.70カプラー   Y 
−10,86 画像安定剤  G −10,012 高沸点溶媒  0−3       0.22ポリNビ
ニルピロリドン       0.078化合物   
 F −10,020 化合物    F −20,040 ゼラチン             1.09第11層
(高感度青感性層) 青色増感色素S−4で分光増感された沃臭化銀乳剤(沃
化銀含有率3.0モル%、平均粒径0.85a m) 
             0.70カプラー   Y
−11,24 画像安定剤  G −10,017 高沸点溶媒  0−3        0.31ポリN
ビニルピロリドン       0.10化合物   
 F −10,039 化合物    F −20,077 ゼラチン             1.73第12層
(保護層−1) 非感光性微粒子沃臭化銀(沃化銀含有率1.0モル%、
平均粒径0.08μm)       0.075紫外
線吸収剤 U−10,048 紫外線吸収剤 U −20,024 紫外線吸収剤 U −30,024 紫外線吸収剤 U −40,024 高沸点溶媒  0−1       0.13高沸点溶
媒  0−2       0.13化合物    F
 −10,075 化合物    F −20,15 ゼラチン             1.2第13層(
保護層−2) スベリ剤   WAX−10,041 マツト剤   M A −20,0090マツト剤  
 MA−30,051 界面活性剤  S U −10,0036ゼラチン  
           0.55(註:各層で使われた
、ポリNビニルピロリドンの平均分子量は、350.0
00である。)なお、上記試料中には、上記組成物の他
に、ゼラチン硬膜剤1(−1,H−2,H−3、防黴剤
D1−1、安定剤5T−1、カブリ防止剤AF−1を必
要に応じて適宜添加した。
各感光層に用いたハロゲン化銀乳剤は、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの存在下
にて最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザインデン、
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを加えた。
上記試料101に用いた各乳剤はいずれも、多分散乳剤
である。その内、第6層と第10層に用いた乳剤の分布
の広さは、28%であった。
M I U−1−U−4 υ (b) −C4H9(t) H A Cntlw(t) −C4L(t) コロイダルシリカ粒子 (平均粒径 3.5μm) c4ne(t) −CH。
Ct CaL(t) CaHq(t) Ct A ジー2−エチルへキシルフタレート ポリメチルメタクリレート粒子 (平均粒径 3.0μm) ジ ブチルフタレート ト リクレジルホスフェート S ■ (41!:m: n =30 : 30 : 40) H−2 0M [(CHz = CHS(hcHz) 5ccHzsO
z (CHz) i] zN (CHz) zsOJA
X−1 (平均分子量: 30,000) T H 次に、試料101の第6層と第10層に用いられるハロ
ゲン化銀乳剤を、表3に示すものに変え、表4に示すよ
うな乳剤構成となるようにし、それ以外は試料101と
同様にして、試料102〜109を作製した。
試料102〜109に用いたハロゲン化銀乳剤はいずれ
もコア/シェル型で、分布の広さが10%〜20%の範
囲内に含まれる単分散乳剤であり、各乳剤にはチオ硫酸
ナトリウム、塩化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの
存在下にで最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒド
ロキシ−6−メチル1.3.3a、7−チトラザインデ
ン、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを加え
た。各乳剤の平均粒径と沃化銀含有率は以下のとおりで
表 各乳剤は、後掲の表4に示すように単独、または混合し
て、各試料の第6層及び第10層を構成するために用い
られる。
試料101〜109を35−幅に裁断してパーフォレー
ション穴を設け、市販のカメラを用いて人物の撮影を、
晴天直射日光下、薄曇屋外、室内ストロボ光源下でそれ
ぞれ行った。また同じ試料に対して、前記中性灰色露光
を施した。
露光法の各試料について以下の現像処理Aを行った。
処理A: 処理工程  処理時間  処理温度 第1現像   6分    38°C 水  洗    2分     38°C反  転  
  2分     38°C発色現像   6分   
 38℃ 調  整    2分     38°C漂  白  
  6分     38°C定  着    4分  
   38°C水  洗    4分     38゛
C安  定   1分    常温 乾  燥 上記処理工程に用いた処理液組成は以下の通りである。
く第1現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム       2g亜硫酸ナ
トリウム          20gハイドロキノン・
モノスルホネート  30g炭酸ナトリウム(1水塩)
      、30g1−フェニル−4−メチル−4−
ヒド ロキシメチル−3−ピラゾリドン  2g臭化カリウム
            2.58チオシアン酸カリウ
ム        1.2g沃化カリウム(0,1%溶
液)        2d水を加えて(p H9,60
)       1000d〈反転液〉 ニトリロトリメチレンホスホン酸・ 6ナトリウム塩           3g塩化第1錫
(2水塩)          Igp−アミノフェノ
ール        0.1g水酸化ナトリウム   
        8g氷酢酸            
   15d水を加えてCP H5,75)     
  1000d〈発色現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム       3g亜硫酸ナ
トリウム           7g第3燐酸ナトリウ
ム(2水塩)36g 臭化カリウム             1g沃化カリ
ウム(0,1%溶液)        90d水酸化ナ
トリウム           3gシトラジン酸  
          1.5gN−エチル−N−β−メ
タンスルホン アミドエチル−3−メチル−4−ア ミノアニリン・硫酸塩       11g2.2−エ
チレンジチオジェタノール 1g水を加えて(p Hl
l、70)       1000dく調整液〉 亜硫酸ナトリウム          12gエチレン
ジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)              8gチオグリ
セリン           0.4d氷酢酸    
           3d水を加えて(p H6,1
5)       1000d〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)               2gエチレ
ンジアミン四酸酢酸鉄II[) アンモニウム(2水塩)       120 g臭化
アンモニウム          100g水を加えて
(p H5,65)        1000dく定着
液〉 チオ硫酸アンモニウム        80g亜硫酸ナ
トリウム           5g重亜硫酸ナトリウ
ム          5g水を加えて(P H6,6
0)       1000d更に、前記現像処理Aに
おいて、第1現像液中の沃化カリウム含有量を3倍量と
し、それ以外は処理Aと同様にした処理Bを用いて、室
内ストロボ光源下において撮影した場合の肌色再現性を
評価した。
現像処理(処理Aを適用)して得られた各試料について
、前記したとおりにD−LogE特性曲線を作成し、濃
度点0.50と1.0を結ぶ直線の傾きにおいて、イエ
ローに対するマゼンタの傾きの比率(試料101〜10
9の傾きの絶対値はすべて1.0〜1.5の範囲内であ
った。)を求めた。また、人物撮影における肌色の再現
性を評価した。これらの結果を表5に示す。肌色の再現
性の評価については、肌色のハイライトからシャドウま
でを、下記基準に従って総“合評価した。
◎・・−・−・−・ハイライトからシャドウまで極めて
忠実に再現されている。
ハイライトからシャドウまで忠実に 再現されている。
ハイライトまたはシャドウに不自然 さが見られる。
表 表 表41表5から明らかなように、本発明の構成を満足す
る試料は、様々な撮影条件下でもすぐれた肌色再現性を
示し、かつ現像処理液の性能変動に対しても安定である
ことがわかる。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明のハロゲン化銀カラー感光材料は、
自然な肌色を再現でき、かつ現像処理の変動に対しても
安定した肌色が再現できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、透明支持体上に、シアンカプラーを含む赤感性層、
    マゼンタカプラーを含む緑感性層、イエローカプラーを
    含む青感性層を有し、それぞれの色感性層が感度の異な
    る2層以上からなるハロゲン化銀カラー感光材料におい
    て、中性灰色露光によって得られた色素画像のD−Lo
    gE(Dは透過濃度、Eは露光量)特性曲線における濃
    度点0.50と1.0を結ぶ直線の傾きの絶対値が、イ
    エロー、マゼンタ、シアンのすべてにおいて、1.0〜
    1.5の範囲にあり、かつイエローに対するマゼンタの
    傾きの絶対値の比率が、80〜98%であることを特徴
    とするハロゲン化銀カラー感光材料。
JP14692790A 1990-06-05 1990-06-05 肌色再現性を改良したハロゲン化銀カラー感光材料 Pending JPH0439653A (ja)

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