JPH0439628Y2 - - Google Patents

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JPH0439628Y2
JPH0439628Y2 JP1986181561U JP18156186U JPH0439628Y2 JP H0439628 Y2 JPH0439628 Y2 JP H0439628Y2 JP 1986181561 U JP1986181561 U JP 1986181561U JP 18156186 U JP18156186 U JP 18156186U JP H0439628 Y2 JPH0439628 Y2 JP H0439628Y2
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JP
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seismic
adjustment mechanism
hole
switch
support
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JP1986181561U
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は感震器の特に感震スイツチの取付姿
勢調整機構に関する。
〔従来技術〕
この種の感震器としてはたとえば第3図に縦断
面を示すものが知られている。図において感震器
は感震スイツチ10と、感震スイツチ10の取付
姿勢調整機構を備えた取付枠20とで構成されて
いる。感震スイツチ10は円錐状にへこむ底面を
有する筒状のケース1に転動自在に収納された球
体2と、ケース1の開口部に嵌込まれた中蓋3の
軸線上に有する軸孔3aに上下方向に摺動自在に
案内され下端に球体2に当接する凹球面の球押え
4aが一体化され上端に永久磁石5が固着された
摺動子4と、ケース1の開口部に中蓋3を押える
ようにしてかぶせられ、永久磁石5と対向する天
井壁にリードスイツチ6が取付けられかつ天井壁
に取付孔7aを有するカバー7とを備えている。
取付枠20は乙字状にして上側脚片が支持腕11
aとなり下側脚片が取付脚11bとなる枠体11
と、支持腕11aに延長され、上下に貫通し上側
が大径孔にして下側が小径にして截頭円錐状孔と
なり両者のつなぎ部が凹球面の一部をなす支持孔
12aが設けられた台座12と、支持孔12aの
大径側から嵌込み可能となり、凹球面部と揺動自
在となる球体13aを一端に備え、截頭円錐状孔
より突出して感震スイツチ10のカバー7の取付
孔7aに固着可能な吊り下げ軸13と、支持孔1
2aの大径側に挿入可能となり、支持孔12aを
閉塞する封止板14の取付けによつて吊り下げ軸
13の球体13aを下方に押圧する圧縮ばね15
とを備え、感震スイツチ10の姿勢調整が可能に
なつている。
以上の構成においてまず感震スイツチ10の動
作は、感震スイツチ10に震動が加わつていない
かあるいは震動が所定レベル以下の場合には、球
体2はケース1の円錐状凹部のほぼ中央に位置し
ている。したがつてこの状態では摺動子4の上端
に固着された永久磁石5とリードスイツチ6の距
離が長くリードスイツチ6は動作しない。次に感
震スイツチ10に所定レベル以上の震動が加わる
と、それまでケース1の中央部に位置していた球
体2がケース1の底部を転動してケース1の中央
部より外周部へと移動する。球体2がケース1の
外周部に移動すると、ケース1の底部は前述した
ように円錐状にへこんでいることと摺動子4の球
押え4aが凹球面であることから摺動子4は上方
へ移動し、その結果が摺動子4の上端に固着され
た永久磁石5とリードスイツチ6との距離が短か
くなりリードスイツチが動作してその接点部がオ
ンする。その後球体2がケース1の中央部に戻れ
ば摺動子4が下降してリードスイツチ6の接点部
はオフする。このように感震スイツチ10に所定
レベル以上の震動が加わり球体2がケース1の底
面を転動することにより、摺動子4および永久磁
石5が上下動してリードスイツチ6の接点部がオ
ン、オフを繰返えす。このことから明らかなよう
に感震スイツチ10は、取付姿勢が傾いた状態で
固定されると、所定レベル以下の震動で球体2が
転動してしまいリードスイツチ6の接点部がオン
したり、あるいは震動がない場合において球体2
が転動してリードスイツチ6の接点部がオンして
しまう場合がある。そしてこのように感震スイツ
チ10の取付姿勢が傾くような取付面に取付けら
れた場合の取付姿勢を正すのが取付枠20で、そ
の調整は感震スイツチ10本体を吊り下げ軸13
の球体13aと取付孔12aの凹球面との間に生
じる圧縮ばね15による摩擦力に抗して鉛直にな
るように操作するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来装置では取付面に感震器を取付後に取
付面が傾いた場合に対応できず感震スイツチも傾
くことになり、震動の検出レベルが変化してしま
うという欠点があつた。
この考案の目的は前述した従来の問題点を除去
し、取付面の傾きが変化しても感震スイツチは常
時鉛直状態を保つ感震器を提供することにある。
〔問題点を解決する手段〕
この考案は前述の目的を達成するために、傾斜
に応答する球体の転動により接点装置が動作しか
つ上部側に吊り下げ軸が固着される感震スイツチ
と、該感震スイツチに吊り下げ軸を介して結合さ
れた姿勢調整機構が固定される支持腕を有する取
付枠とを備えた感震器において、前記姿勢調整機
構を、前記取付枠の支持腕に形成され下側に向け
て球面状にへこみその下部側に貫通孔を有する受
座と、前記貫通孔を通る吊り下げ軸に結合され前
記受座と揺動自在に整合する半球状の支持鍔と、
前記受座の開口部を覆い前記受座内に充てんされ
る高粘度流体を封止する蓋板と、前記支持鍔の上
部側に植設され前記蓋板の内壁との間に支持鍔の
上下動を規制する柱体とにより構成したものであ
る。
〔作用〕
感震スイツチは姿勢調整機構により感震スイツ
チ自体の自重によつてその姿勢が常時鉛直状態に
保持され、姿勢調整機構に流体を用いたことによ
り検出すべき震動を吸収してしまうことがなくな
る。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの考案による感震器の
一実施例を示す図で、第1図は正常取付け状態の
要部縦断面を示す側面図、第2図は傾斜面に取付
けられた要部縦断面を示す側面図である。図にお
いて前述した第3図の従来装置と同一部分には同
一符号を付すことにより対応させ相違点について
説明する。この実施例の従来装置と相違する点
は、取付枠30の姿勢調整機構にあり、姿勢調整
機構が感震スイツチ10の姿勢を自重によつて常
に鉛直状態で保持できるように構成されているこ
とである。そのために姿勢調整機構は枠体11の
支持腕11aに延長された下側に向けて球面状に
へこみ下端側に貫通孔21aを有する受座21
と、感震スイツチ10のカバー7の取付孔7aに
固着される吊り下げ軸22が貫通孔21aを通し
て結合され前記受座21と揺動自在に整合する半
球状の支持鍔23と、支持鍔23の上側に植設さ
れ蓋板24の内壁との間で支持鍔23の上下動を
規制する先端が球面状の柱体25と、受座21と
蓋板24との間の空間部に充てんされた粘度の高
い流体26とを備えている。なお蓋板24は支持
鍔23の上下動を規制することにより貫通孔21
aからの流体26の流出も防止している。
以上の構成において感震器が取付けられた取付
面が傾斜すると、第2図に鎖線で示すように感震
スイツチ10は一旦は傾むくが、その後感震スイ
ツチ10の自重により支持鍔23の球面部が受座
21の球面状へこみに沿つて摺動し、流体26を
変形させながら鉛直状態に戻る。なお流体26は
感震スイツチ10に震動が加わつたときにその震
動を吸収してしまわない様な粘度のものを選定す
ることはいうまでもない。
前述の実施例において高粘度液体を封入した姿
勢調整機構を感震スイツチの上部側に設けたもの
について説明したように、本考案においては高粘
度液体を封入した姿勢調整機構を感震スイツチの
上部側に設けたことに特徴を有する。従来、感震
スイツチは上部側を支点として揺動することから
上部側に支点機構部を設けねばならず、この支点
機構部に支点としての機能と姿勢調整機構として
の機能を持たせることが困難であつたため感震ス
イツチの下部側に姿勢調整機構を設けるのが一般
的であつた。姿勢調整機構を感震スイツチの下部
側に設けた場合、感震スイツチの下部側の揺動範
囲は上部側に比較して格段に広くなることから、
高粘度液体を封入した姿勢調整機構を比較的大き
くせねばならず、高粘度液体の量も多く必要とな
るのである。このような従来例に対して本考案で
は感震スイツチに上部側の支点機構部に姿勢調整
機構を持たせるために実用新案登録請求の範囲に
記載したように構成することにより、高粘度液体
を封入した姿勢調整機構を感震スイツチの上側に
設けることを可能とし、高粘度液体を封入した姿
勢調整機構を感震スイツチの上部側に設けること
により姿勢調整機構が比較的小さくかつ高い粘度
液体の量も少なくて良いようにしたものである。
〔考案の効果〕
この考案によれば感震スイツチを吊り下げ支持
する取付枠の姿勢調整機構を取付面が傾いた場合
に感震スイツチの自重で鉛直姿勢の戻るようにす
るとともに、その動作を流体で制御するように構
成したことにより、検出すべき震度を吸収するこ
となく信頼性の高い感震器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案による感震器の
一実施例を示す図で、第1図は要部断面を示す側
面図、第2図は取付面が傾いた状態の要部断面を
示す側面図。第3図は従来の感震器の一例を示す
縦断面図である。 10……感震スイツチ、11a……支持腕、2
1……受座、21a……貫通孔、22……吊り下
げ軸、23……支持鍔、24……蓋板、25……
柱体、26……流体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜に応答する球体の転動により接点装置が動
    作しかつ上部側に吊り下げ軸が固着される感震ス
    イツチと、該感震スイツチに吊り下げ軸を介して
    結合された姿勢調整機構が固定される支持腕を有
    する取付枠とを備えた感震器において、前記姿勢
    調整機構は、前記取付枠の支持腕に形成され下側
    に向けて球面状にへこみ下部側に貫通孔を有する
    受座と、前記貫通孔を通る吊り下げ軸に結合され
    前記受座と揺動自在に整合する半球状の支持鍔
    と、前記受座の開口部を覆い前記受座内に充てん
    される高粘度流体を封止する蓋板および前記支持
    鍔の上部側に植設され前記蓋板の内壁との間で支
    持鍔の上下動を規制する柱体とからなることを特
    徴とする感震器。
JP1986181561U 1986-11-26 1986-11-26 Expired JPH0439628Y2 (ja)

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JP1986181561U JPH0439628Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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JP1986181561U JPH0439628Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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JPS6385830U JPS6385830U (ja) 1988-06-04
JPH0439628Y2 true JPH0439628Y2 (ja) 1992-09-17

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