JPH043237Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043237Y2
JPH043237Y2 JP1984133138U JP13313884U JPH043237Y2 JP H043237 Y2 JPH043237 Y2 JP H043237Y2 JP 1984133138 U JP1984133138 U JP 1984133138U JP 13313884 U JP13313884 U JP 13313884U JP H043237 Y2 JPH043237 Y2 JP H043237Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seismic
liquid
switch part
switch
seal chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984133138U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6148325U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984133138U priority Critical patent/JPH043237Y2/ja
Publication of JPS6148325U publication Critical patent/JPS6148325U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043237Y2 publication Critical patent/JPH043237Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の分野 本考案は、自動的に感震スイツチ部を水平に保
持できるようにした感震装置に係るものである。
従来技術 感震スイツチは錘の地震動による移動によつて
スイツチを作動させるようになつているので、そ
の取付けに当つては水平に取付ける必要がある。
しかし感震スイツチを水平に取付ける作業は大へ
ん面倒なので、適当に取付ければ自動的に感震ス
イツチが水平に保持されるようにする構成が提案
された。第4図はそのような従来提案の一例で、
これは、震動の感知信号を得たい器物25に液函
26を取付け、同液函26内において感震スイツ
チ部Aをピン27によつて揺動自在に吊下げて、
同スイツチ部Aを高粘度流体28中に浸したもの
である。この装置は液函26が傾斜していても、
感震スイツチ部Aはピン27を中心とした回転し
て水平を保ち、震動発生の非常時においては、高
粘度流体中では感震スイツチ部は流体に対して高
速では動けないので高粘度流体が震動を感震スイ
ツチ部Aに伝えることになる。そこでスイツチ部
Aの円錐状内底面17の中央に納まつていた球1
8が横へ転動し、凹球面20を上へ押し、これに
よつてプランジヤ19が上方へ突出して、スイツ
チ機構開閉用の押圧板24を押上げて接点を切換
えて感震信号を得るようにしたものである。しか
してこの従来例は次のような欠点をもつ。先ずス
イツチ部Aを液体の流入からまもるために液密構
造にしなければならず、しかも浮力に抗して水平
を維持するためにはスイツチ部を重くしなければ
ならず、したがつて全体が大型となり、液中に浸
すためにリード線の取出しにも工夫を要し、かつ
スイツチ部Aのあらゆる方向への揺動の自由を確
保するためには吊下げジヨイントの構造が複雑と
なる等の欠点を有する。
目 的 本考案は、以上従来例の欠点を解決するために
工夫さたもので、水平姿勢への即応性がすぐれ、
スイツチ部Aに液密構造を要せず、小型化できる
と共に、スイツチ部Aの四方への揺動が自在で、
出力の取出しも簡易である等の特徴を有する感震
装置を得ることを目的とする。
構 成 本考案は、感震スイツチ部の上部に設けた吊下
げ軸の上端に流体抵抗部を設け、かつ抵抗部下の
軸周に下向き凸球面部を形成し、液封室の底部の
軸孔上周縁に凹球面座を形成し、これに前記凸球
面部を据えて前記吊下げ軸を軸孔に緩嵌し、高粘
度流体を収納した液封室より感震スイツチ部を揺
動自在に吊下げたものである。
実施例 本考案の実施例は第1図に示される。図におい
て、1は感震スイツチ部Aの上部中央にピン2に
よつて直立固定した吊下げ軸で、同軸1の上端に
は流体抵抗部3が設けられている。第2図にも示
すように上面に低い各錐面4aを有する円板部4
と、各錐面4aから四方斜め下へ伸びる放射板部
5と、これから円板部4下へ続いて軸周に連続す
る垂下板部6を有する。7は4枚の垂下板部6の
下面において、吊下げ軸1の周囲に形成した下向
き凸球面部で、4個の部分球面が寄つて、1個の
仮想凸球面に納まる。8は液封室で、底部中央の
軸孔9の上周縁には前記凸球面部7に適合する凹
球面座10がけいせされて、この凹球面座10に
は凸球面部7が据えられた、吊下げ軸1は軸孔9
に緩嵌している。11は吊下げ軸1の環溝12と
液封室8の底部下の環溝13間に設けたベローズ
で、これより上部の液封室8内には高粘度流体1
4が充満され、前記流体抵抗部3はこの液中に浸
され、液封室8の上面は蓋15によつて密封され
ている。感震スイツチ部Aには函体16内に円錐
状内底面17が形成され、これに球18が置かれ
ている。19は中蓋16の中央の軸孔21に上下
スライド自在に嵌入されたプランジヤで、同プラ
ンジヤ下端の円盤部下面には、球18より曲率半
径の大なる凹球面20が設けられ、球18が円錐
状内底面17の最下位にありプランジヤ19が下
つた位置では自重によつて凹球面20の中心が球
18の上部に接している。この際プランジヤ19
の上端は軸孔21より若干突出している。スイツ
チ機構開閉用の押圧板24は基端を支点支持さ
れ、固定接点23に対向する可動接点22の弾力
によつて下方へ付勢されて先端がプランジヤ19
の上端に弾接している。若し震動があつて、液封
室8に制動されながら、スイツチ部Aが揺動して
球18が矢印方向へ転動するときは、一種の楔効
果によつて球18が凹球面20を上方へ押上げ、
プランジヤ19が上昇して押圧板24を弾力に抗
して押上げて接点を閉じる。震動が止むと球18
は図の旧位置に復帰し、プランジヤ19が下つて
接点も元のように開く。
上記の装置は液封室8を器物に固定し、感度ス
イツチ部Aを水平吊下げ状態にして用いるもので
ある。若し平時において第3図に示すように器物
と共に液封室8が傾くと、凸球面部7、凹球面座
10の球中心0を回転中心として、流体抵抗部3
が高粘度流体14の抵抗を受けて緩やかに凸球面
部7が凹球面座10を滑りながら吊下げ軸1を沿
直方向へ移動させる。
この移動によつて感震スイツチ部Aは正しく水
平姿勢を保つ。そして地震等による非常震動に際
しては、吊下げ軸1が流体抵抗部3によつて高粘
度流体14による流体抵抗を受けながら揺動し
て、感震スイツチ部Aを動作させる。
効 果 本考案は以上のごときものであつて、感震スイ
ツチ部の全体を液中に吊した従来例が公開されて
いるが、本考案では、感震スイツチ部とこれを吊
下げる液封室を分離したから、スイツチ部を特別
の液密構造にすることを要せず、したがつてリー
ド線の導出も容易となり、また水平維持のために
浮力に打克つ必要がないのでスイツチ部を重くす
ることを要せず、したがつてスイツチ部が大型と
ならない。更に感震スイツチ部全体を液中に吊す
場合のような二重容器の構造としなくてよいか
ら、外形も小型化される。また感震スイツチ部が
見えているので、液体抵抗部が液封室内の壁に当
つて感震部が傾いた状態のまゝ固定されると云う
取付けミスも起らない。また感震スイツチ部は液
封室の外に吊下げられているので、感震スイツチ
部の点検、修理、取換え等が液封室を開かず行え
るから、点検、修理、取換えが容易である。な
お、凹球面座に凸球面部を据えて揺動のジヨイン
ト部とするとジヨイント構造が極めて簡単とな
り、しかも両者が高粘性流体中にあるために接触
部において潤活性を受けて、スイツチ部が計量で
あつても、流体抵抗部における流体抵抗を受けな
がら、滑らかに吊下げ軸が垂直方向に移動できる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を正断面図、第2図
は同上の要部の斜視図、第3図は同上の作用を示
す要部の正断面図、第4図は従来例の正断面図で
ある。 図中、A……感震スイツチ部、1……吊下げ
軸、3……流体抵抗部、7……凸球面部、8……
液封室、9……軸孔、10……凹球面座、14…
…高粘度流体、17……円錐状内底面、18……
球、19……プランジヤ、20……凹球面、24
……スイツチ機構開閉用の押圧板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 感震スイツチ部の上部に吊下げ軸を突出させて
    固定し、同軸を上部感震スイツチ部の上方にあつ
    て感震スイツチ部とは分離した液封室の底面を同
    底面の下方外側から揺動自在に貫通させ、同底面
    と上記吊下げ軸との間にベローズを介在させて、
    同軸上部を上記液封室内に下方から液密かつ揺動
    自在に挿入し、同軸を液封室内で揺動自在に支承
    し、同軸の上記液封室内に在る部分に流体抵抗部
    を設け、上記液封室を感震装置を取付けるべき物
    体に固定するようにしてなる感震装置。
JP1984133138U 1984-08-31 1984-08-31 Expired JPH043237Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133138U JPH043237Y2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133138U JPH043237Y2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6148325U JPS6148325U (ja) 1986-04-01
JPH043237Y2 true JPH043237Y2 (ja) 1992-02-03

Family

ID=30691690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984133138U Expired JPH043237Y2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH043237Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63263423A (ja) * 1987-04-21 1988-10-31 Osaka Gas Co Ltd 感震センサ
JPH0781907B2 (ja) * 1993-08-02 1995-09-06 オムロン株式会社 感震器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846133B2 (ja) * 1977-05-06 1983-10-14 東ソー株式会社 塩化ビニルの塊状重合方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236100Y2 (ja) * 1977-06-30 1987-09-14
JPS5846133U (ja) * 1981-09-25 1983-03-28 東芝ライテック株式会社 感震装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846133B2 (ja) * 1977-05-06 1983-10-14 東ソー株式会社 塩化ビニルの塊状重合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6148325U (ja) 1986-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH043237Y2 (ja)
JPH0353140Y2 (ja)
JPH0353141Y2 (ja)
US4154445A (en) Viscous damping arrangement for record player tone arms
JPH0439628Y2 (ja)
JPH0353139Y2 (ja)
US2830381A (en) Dynamically damped antifriction mounting
JPH0567886B2 (ja)
JPH1194640A (ja) 感震器
JPH066438Y2 (ja) 感震スイッチ
JPH067332Y2 (ja) 感震装置
US4375726A (en) Gyro compass
JP2692220B2 (ja) 水平保持機構付感震器
JP3052416B2 (ja) 感震器
JPH0567887B2 (ja)
JPH0543978B2 (ja)
JPH0678934B2 (ja) 感震装置
SU595495A1 (ru) Устройство дл измерени угла наклона и азимута скважины
JPS6232322A (ja) 液面レベルセンサ
JPH06160165A (ja) 感震器
JPH0512650B2 (ja)
JP3016086B2 (ja) 感震器
JP4908111B2 (ja) 感振装置
JPH0758222B2 (ja) 感震器
SU907396A1 (ru) Сигнализатор уровн сыпучих материалов