JPH0567886B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0567886B2
JPH0567886B2 JP483389A JP483389A JPH0567886B2 JP H0567886 B2 JPH0567886 B2 JP H0567886B2 JP 483389 A JP483389 A JP 483389A JP 483389 A JP483389 A JP 483389A JP H0567886 B2 JPH0567886 B2 JP H0567886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
sphere
container
movable contact
pivot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP483389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02186224A (ja
Inventor
Eiji Furuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP483389A priority Critical patent/JPH02186224A/ja
Publication of JPH02186224A publication Critical patent/JPH02186224A/ja
Publication of JPH0567886B2 publication Critical patent/JPH0567886B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、地震動によつて球体が転動する感震
装置に関する。
[従来の技術] 従来の球体を用いた感震器としては、第7図に
示すように、半球面状の容器1の底部に円孔2を
有し、この円孔2上に球体3を収容するととも
に、上記容器1の下部にスイツチ4を設け、この
スイツチ4の一端が円孔2を摺動可能に貫通し、
球体3が円孔2上に静止しているか、又は震動に
よつて転動した場合の球体3の位置の変化によつ
て上記スイツチ4を開閉するもの(実開昭53−
94168号公報)がある。
また、自動調芯機構を備えた感震器として特開
昭63−29286号公報が提案されている。
この発明は、第8図に示すように、半球面状の
容器5の底部に円溝6を有し、この円溝2上に球
体3を収容するとともに、容器5内の上部から球
体3の周囲に伸びた可動電極7と、この可動電極
7の外側に固定電極8が設けられ、容器5が外ケ
ース9内に比重の大きな液体で浮くように構成さ
れている。
[発明が解決しようとする課題] 上述した最初の従来例にあつては、自動調芯機
構が無く、器具等に取り付ける場合に水平を出し
て固定しなけれなならず、また、固定した後で水
平がずれた場合に感震レベルが変化してしまうと
いう問題がある。さらに、球体3にスイツチ4の
ばね力が作用しているため、球体3と円孔2で決
まる感震レベルが不安定であつた。
自動調芯機構を持つた第2の従来例にあつて
は、自動調芯機構はあるものの、容器5を外ケー
ス9内に浮かしておくため、2つの電極に接続す
るリード線のばね力の影響によつて容器が傾斜し
てしまうことがある。また、全体を転倒させて置
くと比重の重い液体が容器5と外ケース9の間か
ら流出し、外ケース9を正常の状態に戻しても、
液体が容器5と外ケース9の間に入り込まず、容
器5の上に流れ込んで容器5が浮かなくなること
がある。さらに、可動電極7の上部が固定されて
いるため、球体3を小さくすると可動電極7のば
ね作用によつて電極間の接点を閉じるためには大
きな震動が必要となり、従つて小型で低い感震レ
ベルで作動させることができず、小型化にも限界
があつた。また、球体3が円溝6から転動して可
動電極7と固定電極8とが接触している時間は極
めて短かく、瞬間的なパルス状の接点信号しか得
られないという問題があつた。
本発明は、このような従来の課題に着目してな
されたもので、簡単な構造で震動レベルを常に一
定に検知できるとともに、接点信号をある程度長
い時間検出でき、小型でしかも自動調芯機構を備
えた感震器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の課題を解決するための手段と
して、その構成を、底部中央に凹部を有し、球体
を収容する密閉した容器と、該容器の内側上部に
ピボツト受けを設け、該ピボツト受けにピボツト
を支点とし、上記球体の周囲に懸垂された接点リ
ングと、該接点リングの外周に上記球体の直径よ
り大きい直径を有する円筒状の可動接点が取り付
けられていて、上記球体が震動を受けた場合、容
器底部の凹部から転動することにより電気接点が
開閉すべく上記容器の内周面に上記可動接点と対
向する位置に固定接点を設けるとともに、上記ピ
ボツトの支点位置を、上記ピボツトに懸垂された
上記接点リングと上記可動接点からなる振り子系
の重心よりわずかに高い位置とし、かつ、上記容
器を収容する外ケース内に上記容器を吊り下げ、
上記容器と外ケースの間に液体を入れることとし
た。
[作用] 次に本発明の作用を説明する。この感震器を固
定物に取り付けると、自動調芯機構によつて球体
を収容する容器は自動的に水平を保つ。この状態
で地震が発生すると、震動は固定物から外ケース
に伝わり、ダンパーとしての液体を介して容器に
伝達される。一定以上の震動によつて球体が転動
すると、可動接点は球体と一緒に水平方向に移動
し外側の固定接点に接触する。これによつて電気
接点を開閉することができる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する 第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図であ
る。外ケース10と、該外ケースの一部を構成す
る上蓋11から密閉された容器12が吊り糸24
で吊り下げされている。該容器12は、底部中央
に凹部13を有する内ケース14と、ピボツト受
け15と、中蓋16とから構成されている。そし
て、上記ピボツト受け15にピボツト17を支点
とした接点リング18と可動接点19が球体20
の周囲に懸垂されている。また、上記内ケース1
4の内面には固定接点21が設けられ、上記可動
接点19と固定接点21から、それぞれリード線
22が接続され、その一端が上記外ケース10に
設けられた電極23にそれぞれ接続されている。
そして、上記外ケース10と吊り下げられた上記
容器12の間には、ダンパーとしての液体26が
入つている。
このような構成において、本装置を固定物に取
り付けると、多少の傾斜があつても吊り下げられ
た容器12は、容器12内に収容された接点リン
グ18と各接点19,21と球体20が吊り下げ
中心から同心円的に対称に製作され組み合わされ
ているため、水平を保つように静止する。
この状態において、震動が発生すると、この震
動は固定物から外ケース10に伝わり、さらに吊
り糸24と液体26を介して容器12に伝達され
る。
内ケース14の凹部13の径と球体20の径で
設定される一定のレベルを越えると球体20は凹
部13から転動し、可動接点19を押して固定接
点21と接触する。
上述の説明において、接点リング18と、接点
リングに一体的に固定された可動接点19が、ピ
ボツト17を支点として一つの振り子糸として構
成されるため、この振り子作用によつて球体20
の感震レベルが影響を受けないように、振り子糸
系全体の重心よりわずかに高い位置をピボツト1
7の先端、すなわち支点とした。これによつて振
り子系は震動を受けても振り子作用は生せず、し
たがつて球体に影響しない。
さらに、球体20と可動接点19の間隙は、球
体20が凹部13からの自由転動を阻害すること
なく、しかも、可動接点19と固定接点21との
接触が球体20の転動によつて生ずるものでなけ
ればならない。本実施例では上記球体20と可動
接点19の間隙を0.1ミリ程度とすることによつ
て、可動接点19が球体20から離れて自由に揺
動することがなく、球体20の転動と一体となる
ように揺動することができ、球体20が静止して
いる間は球体20に対する影響もない。
また、本発明で工夫した点は、球体20が凹部
13から転動した後、内ケース14の底面を転動
すると、内ケース14の底面の形状、面粗さの影
響を受ける。特に、球体20を小さくする程無視
できなくなる。悪い場合は凹部13に自動復帰で
きないことも生じる。この対策として内ケース1
4の底面を精密に磨くことも考えられるが、小さ
な半球面状の底面を精密に磨くことは困難である
ので、本実施例では可動接点19と固定接点21
の間隙を、凹部13の半径と同じかそれより僅か
に小さい寸法とすることによつて、球体20が内
ケース14の底部を転動する必要がなく、従つて
底部の形状、面粗さに無関係に凹部13と球体2
0の接触する部分の精度で決めることができる。
近時、各家庭に取り付けてあるガスメータ内に
感震器を設けることが要求されているが、この場
合の条件として、小形で、自動調芯機構があり、
地震動で作動するが他の振動では作動しない誤動
作防止機能が求められている。この誤動作防止対
策として感震器からの接点信号を検出し、この接
点信号が、3秒間の間に0.3秒 0.5秒、0.7秒の周
期において30ミリ秒のON、40ミリ秒のOFFが5
回以上あつた場合に地震と判断して作動するとい
うソフトウエアが接続されている。
上述の可動接点19と固定接点21の間隙を凹
部13の半径以下とすることによつて、球体20
が転動中に内ケース14の底面状態に影響される
ことが無いと同時に、球体20の転動後の振幅の
大きさに対して実際に球体20が動く距離を制限
したことによつて、その間に各接点19,21を
球体20によつて閉とする時間を保持することが
できるという効果がある。さらに、確実に球体2
0が凹部13に復帰することになる。凹部は第6
図に示すように円錐形状にしても良い。
また、ソフトウエアとの接続を容易にするため
外ケース10に設けられた電極23はプリント基
板に装着できる構造になつている。
第2図は本願の他の実施例であつて、第1図と
異なる点は可動接点19と固定接点21を弾性支
持したことにある。
この目的は、可動接点19と固定接点21が接
触したときに、衝撃的な接触の場合には反発して
第3図に示すようなパルス状の連続した接点信号
となることがある。これを第4図の矩形波に近づ
けるために、可動接点19と接点リング18との
間に弾性部材25を接着剤を用いて固定し、固定
接点21と内ケース14の間に弾性部材25を挿
入し固定接点を支持している。したがつて、各接
点が弾性を持つから衝撃を吸収して瞬間的な接触
とならず、接点信号は矩形波となる。
この実施例では両方の接点19,21に弾性部
材を用いたが、いずれか一方に用いても良い。第
5図は本装置をプリント基板に取り付ける場合
に、プリント基板が水平、垂直のいずれの方向で
あつても電極23が取り付けられる構造であるこ
とを示す斜視図である。この図から分かるよう
に、電極23は外ケース10から下と横方向に延
びていると同時に、プリント基板への取付位置の
設定と固定を容易にするために、外ケース10か
ら突起10aが突出している。これによつて位置
決めと固定が容易で、かつ、水平垂直方向のいず
れにも取り付けることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、取り
付け時に水平を出す必要はなく、取り付けた後で
傾斜しても自動的に水平を保つことができるか
ら、当初設定した感震レベルが変化せず常に一定
である。また、感震器を横倒しにした後正常位置
に戻した場合でもすぐに正常に復帰することがで
きる。さらに、可動接点が重心位置より僅かに高
い位置を支点として懸垂され、かつ、可動接点と
球体との間隙が微小であるから、可動接点の振り
子作用が球体に影響を及ぼすことが無いと同時
に、可動接点が常に球体と一体的に移動して固定
接点と接触することができる。
そして、可動接点が僅かの力で移動しうるた
め、小さな球体を用いることができ、全体を小形
にできる。
また、可動接点と固定接点の間隙を制限するこ
とによつて、底面形状の影響を無くし、接点時間
を長くすることができ、さらに、接点を弾性部材
で支持したから安定した接点信号を検出すること
が可能となつた。
また、本装置の特徴として、プリント基板に、
しかも水平垂直を問わず取り付けられるようにし
たから、ガスメータのような狭い空間にも場所を
選ばず、ソフトウエアーとの接続が容易となつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる感震器の縦断面図、第
2図は他の実施例を示す縦断面図、第3図はパス
ル状接点信号、第4図は理想的な矩形波の接点信
号、第5図は電極構造を示す斜視図、第6図は凹
部形状の変形例を示す断面図、第7図は従来の感
震器の断面図、第8図は自動調芯機構のある従来
の感震器の断面図。 10……外ケース、11……上蓋、12……容
器、13……凹部、14……内ケース、15……
ピボツト受け、16……中蓋、17……ピボツ
ト、18……接点リング、19……可動接点、2
0……球体、21……固定接点、22……リード
線、23……電極、24……吊り糸、25……弾
性部材、26……液体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 底部中央に凹部を有し、球体を収容する密閉
    した容器と、該容器の内側上部にピボツト受けを
    設け、該ピボツト受けにピボツトを支点とし、上
    記球体の周囲に懸垂された接点リングと、該接点
    リングの外周に上記球体の直径より大きい直径を
    有する円筒状の可動接点が取り付けられていて、
    上記球体が震動を受けた場合、容器底部の凹部か
    ら転動することにより電気接点が開閉すべく上記
    容器の内周面に上記可動接点と対向する位置に固
    定接点を設けるとともに、上記ピボツトの支点位
    置を、上記ピボツトに懸垂された上記接点リング
    と上記可動接点からなる振り子系の重心よりわず
    かに高い位置とし、かつ、上記容器を収容する外
    ケース内に上記容器を吊り下げ、上記容器と上記
    外ケースの間に液体を入れたことを特徴とする感
    震器。
JP483389A 1989-01-13 1989-01-13 感震器 Granted JPH02186224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP483389A JPH02186224A (ja) 1989-01-13 1989-01-13 感震器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP483389A JPH02186224A (ja) 1989-01-13 1989-01-13 感震器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02186224A JPH02186224A (ja) 1990-07-20
JPH0567886B2 true JPH0567886B2 (ja) 1993-09-27

Family

ID=11594696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP483389A Granted JPH02186224A (ja) 1989-01-13 1989-01-13 感震器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02186224A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU668753B2 (en) * 1992-09-16 1996-05-16 Ubukata Industries Co., Ltd. Acceleration responsive device
US5600109A (en) * 1993-10-01 1997-02-04 Ubukata Industries Co., Ltd. Acceleration responsive switch and method of making the same
US5837951A (en) * 1992-09-16 1998-11-17 Ubukata Industries Co., Ltd. Inertia switching device, acceleration responsive device and method of making acceleration responsive device
JP2007033089A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Ubukata Industries Co Ltd 加速度スイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02186224A (ja) 1990-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4972595A (en) Inclination sensor
JPH0567886B2 (ja)
JPH0567887B2 (ja)
JP2692220B2 (ja) 水平保持機構付感震器
JP3052416B2 (ja) 感震器
JP3016086B2 (ja) 感震器
JP2861109B2 (ja) 感震装置
JP3427244B2 (ja) 感震器およびガスメータ
JP2981509B2 (ja) 感震器
JPH0758222B2 (ja) 感震器
JPH0439628Y2 (ja)
JP2892559B2 (ja) 感震器
JP2981511B2 (ja) 感震器
JP2692221B2 (ja) 感震器
JP2985264B2 (ja) 感震器
JP2985263B2 (ja) 感震器
JPH03259721A (ja) 感震器
JPH0678934B2 (ja) 感震装置
JPH1194640A (ja) 感震器
JPH0543978B2 (ja)
JP2808724B2 (ja) 感震装置
JPH07103812A (ja) 加速度応動スイッチ
SU907396A1 (ru) Сигнализатор уровн сыпучих материалов
JP2004333313A (ja) 加速度センサー
JPH0512650B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees