JPH0678934B2 - 感震装置 - Google Patents

感震装置

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JPH0678934B2
JPH0678934B2 JP61171868A JP17186886A JPH0678934B2 JP H0678934 B2 JPH0678934 B2 JP H0678934B2 JP 61171868 A JP61171868 A JP 61171868A JP 17186886 A JP17186886 A JP 17186886A JP H0678934 B2 JPH0678934 B2 JP H0678934B2
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JP
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seismic
electrode
spherical chamber
chamber
outer case
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寿男 渡辺
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MEIHO TOREEDEINGU KK
Kansai Gas Meter Co Ltd
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MEIHO TOREEDEINGU KK
Kansai Gas Meter Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、地震動を検知する感震部を自動的に水平を保
つようにした感震装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の感震球を用いた感震装置として提案されているも
のの多くは、自動的に水平を保つ機構が無く、この場合
は、感震部を取付ける際に水準器を使用し、水平を確認
する必要があった。
自動的に水平を保つようにした従来例としては第5図に
示すものが提案されている。外ケース1内において感震
球3、スイッチ部4を収容する球体室2が、上方からピ
ン5によって揺動自在に吊下げられ、球体室2と外ケー
ス1の間には球体室2の揺動を制御しうるダンパーとし
ての高粘度流体6が収容されている。この構成によれば
外ケース1が傾斜して固定されても、球体室はピン5を
中心に回転して水平を保つことができ、また地震時には
流体の高粘性によって球体室2の移動速度を制御し、震
動を球体室2に伝達できるから、所定以上の震動になる
と感震球3は水平方向へ転動し、同時に感震球の上部に
載置しているスイッチ部4を作動させるようになってい
る。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
ところが、上述した従来例において、自動的に水平を保
つ機構の無い感震装置にあっては水平を出して取り付け
る作業が困難であり、また不正確であった。さらに取り
付け後に取り付けた固定物が傾斜した場合は、装置の精
度も同時に変るという問題があった。
自動的に水平を保つことのできる第5図の従来例にあっ
ては、球体室2がピン5を介して吊り下げられているた
め、ピン5によって揺動しうる方向が制限され、また流
体の浮力と、ピン5の摩擦に抗して揺動しうるためには
球体室2を重くしなければならず、そのため全体が大き
くなると同時に、球体室2を重くしたことによって地震
時に振り子として共振作用をもたらすという問題があ
る。さらに、球体室2の揺動範囲を拡くするためには外
ケース1を大きくしなければならず、それによって流体
の量は多くなり、外ケース1内における流体の移動が自
由となって流体の震動に対する共振周波数が低下するか
ら球体室2は低い周波数で共振作用を招くことになる。
この他外ケース内の上部は空間となっているから流体の
移動、すなわち球体室2の移動が振り子のように動きや
すい構造となっている。
また、スイッチ部は感震球に直接載置され、感震球に対
して上方から負荷として加わるようになっているから感
震球の自由な動きを制御しうる構造となり、設定値に対
する精度が悪くなるという問題がある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、上記の問題点を解決しようするものであっ
て、取り付け状態に関係なく全方向に対して自動的に水
平を保つとともに、地震発生時には地震動が正確に伝わ
り、さらに感震球の転動を防げることなく、全体として
小型、軽量で、設定値に対する精度が優れる等の特徴を
有する感震装置を提供することを目的とする。
このため本発明は、感震球を揺動自在に収容する球体室
と、前記球体室の底部中央に上記感震球を着座しうる凹
状の受座を有し、上記感震球が所定の震度以上の地震で
転動することにより可動しうる第1の電極と、該第1の
電極の可動により接触しうる第2の電極とを有し、外面
が半球面の容器からなるとともに、上記球体室が、その
半球面よりわずかに大きい半球面の内面を有する外側ケ
ース内に、比重の大きい液体で接触しないように構成し
たことを特徴とする感震装置である。
〔作用〕
上述の構成により、外側ケース10内に球体室12を、比重
の大きい液体で浮力せしめることによって、外側ケース
10の取付状態に関係なく球体室12は水平を保つことが出
来るとともに、地震発生時には、外ケース10の内面と球
体室12の外面との半球面形状のわずかのすきまにある比
重の大きい液体Aを介して、外ケース10から球体室12に
地震動が伝達される。球体室12内の感震球13は、所定の
地震動を越えると水平方向へ転動し、可動しうる第1の
電極15を押す。第1の電極15は感震球13に押されてその
外側に固定された第2の電極16と電気的に接触し、地震
動を検出することができるのである。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本発明に基づく一実施例である。同
図中10は建物等の固定物に取りつけられる外ケースで、
同外ケース10内は半球面状の底部を有している。12は外
ケース10内の半球面よりわずかに小さい半球面の外形か
らなる球体室で、外ケース10内に比重が大きい高粘性の
液体Aで浮いている。球体室12内には所定の地震動以上
の震動で転動する感震球13が底部中央の凹部に着座して
いる。また球体室12は、液体の流入を防ぐべく蓋14で密
封されると同時に、蓋14に基端を取りつけられた可動し
うる第1の電極15が感震球13の周囲に同心円状に設けら
れ、さらに第1の電極15の外側にわずかのすきまをもっ
て取り巻く同心円の位置に、蓋14の円筒状突起部14aに
固定された第2の電極16を有している。第1の電極15及
び第2の電極16の一部は、それぞれ蓋14を貫通して電極
線17に電気的に接続されている。18は内ケースで、漏斗
状の円錐状底面18aを形成し、中央に支切板18bを有する
とともに、円錐状底面の中央部附近に2本の電極線17を
通す穴18cがそれぞれ支切板18bの左右に貫通している。
また支切板18bの上部は電極17と外部へのリード線20と
を電気的に接続するための端子台21が固定されている。
19は上蓋で外ケース10に固着されるとともに、リード線
20が貫通し外部へ接続されるようになっている。
本実施例において、外ケース10を固定物に取りつける
と、外ケース10と球体室12は、半球面状のわずかのすき
ま(実施例では0.1mm)をもって比重の大きい高粘性の
液体Aによって浮かされているから、球体室12は感震球
13の自重に影響を受けてゆっくりと水平を維持する位置
に移動し、やがて水平位置で停止する。従って外ケース
10の一定範囲内の傾斜に対しては水平に保つことができ
る。
地震動が発生した場合には、固定物と一体となって外ケ
ース10も震動し、その震動は液体Aを介して球体室12に
伝達される。この時、液体Aが高粘性であり、外ケース
10と球体室12の半球面状すきまがわずかであり、さらに
球体室12の半球面状全体に震動が伝達されることから、
球体室12は外ケース10内で単独に揺動することなく、外
ケース10の震動が球体室12へ正確に伝達される。
地震動が所定の震度以上に達すると、感震球13は受座か
ら転動して第1の電極15に衝突する。電極15は基端を蓋
14に取りつけられ、感震球13を取り巻く水平方向に対し
ては極めて弱い力で可動しうるように、第4図に示すよ
うに薄板で縦方向に細く切り込みが入っている。
感震球13に押された電極15は、電極15を取り巻く位置
に、電極15にわずかなすきまをもって蓋14の円筒状突起
部14aに固定された第2の電極16に接触する。
電極15及び電極16には、球体室12の浮力に対する影響の
無いように、力の弱い薄い箔や細い電線からなる電極線
17が、蓋14の上部中央附近から互いに接触しないよう
に、内ケース18の円錐状底面18aの中央部附近に設けら
れた2箇の貫通穴18cを通って、内ケースの支切板18bの
上部に設けられた2箇の端子台21に、それぞれたるんだ
状態で接続され、さらに外部へ2本のリード線20が接続
されるから、電極15と電極16の接触を外部信号として検
出できると同時に、リード線20に外力が加わっても電極
線17に影響を受けない。
上述の説明において、感震球13と電極15のすきまは、受
座の半径と同じかこれより小さいものであるから、感震
球は自動的に受座に復帰する。
また内ケース18は、球体室12の最大傾斜角度を制限する
ストッパーとなるとともに、感震装置を横倒し、或いは
転倒した場合には高粘性の液体Aが内ケースの円錐状底
面部に貯留するから無駄にならず、液体Aを必要最小限
度の使用量とすることができ、さらに感震装置を戻せば
液体Aの移動に伴なって球体室12も正常位置に復帰する
ことができる。
第2の実施例を図3に示す。第1の実施例とほぼ同様の
構成から成り、比重の大きい粘性の少ない液体Bを使用
した場合である。
粘性の少ない液体Bで浮力せしめられた球体室12は、液
体Bの自由な流動性のために、震動の周波数による共振
現象によって外ケースの震動よりも大きく揺動すること
がある。この場合は粘性が高く比重の軽い液体Cを、球
体室12の上部、内ケース18の円錐状底面18aの上面迄満
たす。この場合、内ケース18の円錐状底面18aの上面附
近に、互いに相対する位置に小さな空気抜きの穴を4箇
所以上設ける。球体室12は高粘性の液体Cがダンパーと
なって動きが制御されるから、外ケース10の傾斜に対し
てはゆっくりと水平方向に回動し、水平位置で停止する
が、震動に対しては球体室12の自由な揺動が防げられる
から、外ケース10の震動が球体室12にそのまま正確に伝
達される。
また搬送時に横倒しにしてあっても、立てることによっ
て、液体B、Cは内ケース18の電極線を通す貫通穴18C
を通じて下方へ流動し、同時に空気穴から空気がでるか
ら空間は生じない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、球体室を半球面
状の外形とし、外ケースの内形を半球面状として、その
間に比重の大きい高粘性の液体で浮力せしめてあるか
ら、全方向に対して水平を保つことができるとともに全
体が小型軽量となり、さらに震動が正確に伝達され精度
の高い感震装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の断面図、第2図は第1図のI−I断面
図、第3図は他の実施例を示す断面図、第4図は第1の
電極の斜視図、第5図は従来例の断面図である。 10……外ケース、12……球体室 13……感震球、14……蓋 14a……円筒状突起部、15……第1の電極 16……第2の電極、17……電極線 18……内ケース、18a……円錐状底面 18b……支切板、18c……穴 19……上蓋、20……リード線 21……端子台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感震球を揺動自在に収容する球体室と、同
    球体室内の底部中央に上記感震球を着座しうる凹状の受
    座を有し、上記感震球が所定の震度以上の地震で転動す
    ることにより可動しうる第1の電極と、該第1の電極の
    可動により接触しうる第2の電極とを有し、外面が半球
    面の容器からなるとともに、上記球体室が、その半球面
    よりわずかに大きい半球面の内面を有する外側ケース内
    に、比重の大きい液体で接触しないよう浮揚せしめるよ
    うに構成したことを特徴とする感震装置。
  2. 【請求項2】上記球体室が、上記外側ケースに対して傾
    斜しうる角度を制限する内側ケースを、上記外側ケース
    内の上記球体室の上方に設けられたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の感震装置。
  3. 【請求項3】上記内側ケースが、漏斗状の形状をなすと
    ともに、中央に仕切板を有し、仕切板の上部を端子台と
    して構成したことを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の感震装置。
  4. 【請求項4】上記比重の大きい液体が、粘性の低い液体
    とするとともに、上記球体室の上部に、粘性が高く比重
    の軽い液体を上記内ケースの下側迄満たすようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項又は第3項記載の
    感震装置。
JP61171868A 1986-07-23 1986-07-23 感震装置 Expired - Lifetime JPH0678934B2 (ja)

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