JP2861109B2 - 感震装置 - Google Patents

感震装置

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JP2861109B2
JP2861109B2 JP24595489A JP24595489A JP2861109B2 JP 2861109 B2 JP2861109 B2 JP 2861109B2 JP 24595489 A JP24595489 A JP 24595489A JP 24595489 A JP24595489 A JP 24595489A JP 2861109 B2 JP2861109 B2 JP 2861109B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <発明の分野> この発明は、たとえばストーブ等の自立形の器具に取
り付けられて地震などの振動を感知した際に信号を出力
する感震装置に関するものである。
<従来技術と課題> 従来、この種の感震装置として第8図に示すものがあ
る。
このものは、感震部の製造が、鋼球101、鋼球保持
穴、受け皿102、スイツチ等よりなり、地震等の加速度
が加わつて所定値以上になると、上記鋼球101が保持穴
から外れて受け皿102上に落下し、この下方移動により
スイツチを作動させるものである。
上述のものは、保持穴部分のわずかな傾き角度により
感度が大きく変化するという問題点があつた。
このため、感震器103の水準を確認するため、同図の
ように鎖104をつるし、下方の突片105の円形孔106に通
し、鎖104が孔106の縁に触れないように、感震器103を
調整ネジ107等により傾きを修正する作業を必要として
いた。
しかし、この調整は簡単でなく、設置作業に長時間か
かるという課題があった。
また、上記感震器103は上述したように保持穴に載置
された鋼球101が受け皿102に落下することにより感震動
作するものであり、その感震動作は上記鋼球101の球
径、保持穴の径および保持穴の上面の水平度により決定
され、特に上記水平度を確保することが最大の難問であ
り、安定した感震動作を達成することがきわめて困難で
ある。
このことは、感震器を構成するケースまたは基板の上
面に水準器を設定した感震装置(特開昭54−60979号公
報参照)や地震測定方法および装置(特開昭48−50773
号公報参照)についても略同様な課題がある。
<発明の目的> この発明は上記課題を解消するためになされたもの
で、安定した信頼性の高い感震動作を達成することがで
きる感震装置を提供することを目的とする。
<発明の構成と効果> この発明による感震装置は、取付器体と、この取付器
体に設けられた水準器と、上記取付器体に揺動可能に吊
持された感震器とを備えた感震装置であって、上記水準
器は略円錐凹状の球体受面と、この球体受面に転動可能
に載置された小球と、上記球体受面に対向配設されたカ
バーとを具備し、上記感震器は有底円筒形の感震ケース
と、この感震ケースの底部内面に形成された略円錐凹状
の球体受面と、この球体受面に転動可能に載置された球
体と、この球体の転がり移動に応動して開閉されるスイ
ッチ部とを具備したことを特徴とする。
上記構成において、水準器の球体受面の中心部に小球
を静止させることにより、感震器の取付器体を水平に取
り付けるとともに、感震器の球体受面の中心部に静止さ
せた球体が転がり移動してスイッチ部を開閉動作させる
ことにより振動を検知することができる。
上記構成によれば、感震器は取付器体に揺動可能に吊
持されているから、上記取付器体が多少傾斜して取り付
けられても、その重力により揺動中心を通る垂直線上に
上記球体の球心が位置するように垂下されて、感震ケー
スの底部内面に形成された球体受面の水平度を確保する
ことができる。
また、感震器は球体受面の中心部に球体を静止させ、
振動を受けた際、上記球体が転がり移動してスイッチ部
を開閉動作させる構成であり、上記球体受面が略円錐凹
状に形成されているから、上記球体を中心部に静止させ
ることが容易であり、従来のように球体を保持穴に載置
し、この球体が受け皿に落下することにより感震動作す
るものに比較して、安定した感震動作を達成することが
できる。
しかも、上記取付器体を水準器で上記感震器における
球体受面の水平度を確保することにより、上記感震動作
の安定性を一層確保することができる。
特に、上記水準器は感震器と略同様に球体受面に小球
を載置する構成であるから、上記水準器の小球が球体受
面の中心部に静止した際、感震器の球体が球体受面の中
心部に載置されていることを容易に推測することがで
き、信頼性の高い感震動作を確保することができる。
<実施例の説明> 以下、この発明の一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
第1図はこの発明に係る感震装置の一例を示す一部縦
断正面図、第2図は正面図、第3図は平面図である。
同図において、1は半透明の合成樹脂製の取付器体、
たとえば保護ケースであり、この保護ケース1の上面に
は凹形円錐面2が形成され、凹形円錐面2上に小球3を
配置し、上面には透明のカバー4が取り付けられて、水
準器Aを構成している。
上記透明のカバー4は、第3図にも示すように円形
で、その両側に耳部5を有し、この耳部5に形成した孔
6を保護ケース1上面の突起7に圧入係合している。
上記保護ケース1の前面には磁石用の透孔8が形成さ
れ、この透孔8にキヤツプ9が係合されている。
上記キヤツプ9は、第2図および第3図に示すように
紐10により止体11側と一体に形成されており、止体11は
保護ケース1の前面に止着され、キヤツプ9の他側に設
けた舌片12でキヤツプ9を磁石用透孔8に着脱可能に構
成されている。
上記保護ケース1の背面両側には取付孔13を有する取
付板14が一体に形成されている。
21は上記保護ケース1内に配設された感震ケースであ
り、たとえば有底筒形のケース本体22と、このケース本
体22の開口端部にプランジヤホルダ23を介して固定され
た絶縁台24とからなる。
上記感震ケース21の底壁部内面は、略円錐凹状の球体
受面25として構成されており、この球体受面25には、球
体の一例としての鋼球26が360゜の全方向において転動
可能に支承されている。
27は上記絶縁台24に取り付けられた吊り下げ軸体であ
り、その上端は自動水平機構28を介して上記保護ケース
1に感震器Aが揺動可能に吊持されている。
30は上記プランジヤホルダ23に上下動可能に保持され
て上記鋼球26の転がり移動により駆動されるプランジヤ
であり、鋼球26に当接される凹形下面31が形成されてい
る。
32は上記絶縁台24に指示されて上記プランジヤ30で駆
動される可動接触片、33は上記絶縁台24に固定された固
定接触片であり、上記可動接触片32に接離される固定接
点34が突出されている。
上記可動接触片32、固定接触片33および固定接点34等
によりスイツチ部35を構成している。
上記可動接触片32は、電気的に接続された第1のスイ
ツチ端子であり、リード線36を介して図示しない一方の
外部端子に電気的に接続されている。
上記固定接触片33は外端側に連成された第2のスイツ
チ端子であり、リード線37を介して他方の外部端子に電
気的に接続されている。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
この感震装置は、ストーブ等の器具に保護ケース1の
取付板14により取り付けられる。
この取り付けに際して、設置作業者は保護ケース1の
凹形円錐面2の中央に小球3が位置していることを確認
して取り付けることにより、保護ケース1を水平に取り
付けることができるので、設置作業が極めて簡単で迅速
に行なうことができる。
保護ケース1を水平に取り付けた中立状態において
は、鋼球26は感震ケース21における略円錐凹状の球体受
面25の中心部に静止し、プランジヤ30の軸心と鋼球26の
球心とは、同一垂直線上に位置している。すなわち、プ
ランジヤ30が下降位置で、可動接触片32は自由位置にあ
り、スイツチ部35は開放状態である。
上記中立状態において、器具に地震等の振動が加わる
と、保護ケース1および感震ケース21が振動するが、こ
の時、鋼球26を支承する球体受面25が略円錐凹状である
から、感震ケース21の振動に比べて鋼球26の振動が少な
い。
この鋼球26が中立状態から振動により球体受面25を転
がり移動してもプランジヤ30を上昇させない転動範囲が
非動作領域であり、これは上記球体受皿25の傾斜角度で
任意に設定される。
上記振動が所定以上になり、鋼球26が上記球体受面25
を所定位置まで転がり、移動すると、プランジヤ30が鋼
球26で押し上げられるため、可動接触片32が変位して固
定接点34に接触し、スイツチ部35が閉成され、上記振動
が検出される。
この振動による検出が確実に行なわれるかどうかを、
感震装置をストーブ等の器具に取り付けた際に行なう必
要がある。
この場合、保護ケース1に設けた磁石挿入用の透孔8
に棒状磁石15を差し込んで、鋼球26を吸引させることに
より、極めて簡単に動作確認ができ、しかもこの動作確
認は感震ケース21が傾いた状態においても行なうことが
できる。
第4図ないし第7図に示すものは、保護ケース1に取
り付けるカバー4の変形構造を示し、第4図のものはカ
バー4をネジ41により保護ケース1に取り付け、第5図
のものは皿状カバー40を接着材42により保護ケース1に
接着し、第6図のものは皿状カバー40を超音波溶接42に
より保護ケース1に固定し、第7図のものは保護ケース
1の凹形円錐面2の外方に周溝44を形成し、この周溝44
にシールリング45を入れてカバー4を取り付けるように
したものである。
保護ケース1にカバー4,40を固定する場合は、保護ケ
ース1かカバー4に半透明ないし透明のものを用いて、
凹形円錐面2上の小球3を外部より目視できるように構
成し、保護ケース1およびカバー4に不透明なものを用
いる時は、カバー4をネジなどによつて保護ケース1に
着脱可能な構造とする。
上記構成によれば、感震器Bは保護ケース1に揺動可
能に吊持されているから、上記保護ケース1が多少傾斜
して取り付けられても、その重力によりプランジヤ30の
軸心を通る垂直線上に上記鋼球26の球心が位置するよう
に垂下されて、感震ケース21の底部内面に形成された球
体受面25の水平度を確保することができる。
また、上記感震器Bは球体受面25の中心部に鋼球26を
静止させ、振動を受けた際、上記鋼球25が転がり移動し
てスイッチ部35を開閉動作させる構成であり、上記球体
受面25が略円錐凹状に形成されているから、上記鋼球25
を中心部に静止させることが容易であり、従来のように
鋼球を保持穴に載置し、この鋼球が受け皿に落下するこ
とにより感震動作するものに比較して、安定した感震動
作を達成することができる。
しかも、上記保護ケース1を水準器Aで上記感震器B
における球体受面25の水平度を確保することにより、上
記感震動作の安定性を一層確保することができる。
特に、上記水準器Aは感震器Bと略同様に球体受面2
に小球3を載置する構成であるから、上記水準器Aの小
球3が球体受面2の中心部に静止した際、感震器Bの球
体26が球体受面25の中心部に載置されていることを容易
に推測することができ、信頼性の高い感震動作を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による感震装置の一例を示す一部縦断
正面図、第2図は正面図、第3図は平面図、第4図ない
し第7図はカバーの変形構造を示す断面図、第8図は従
来の感震装置の一部縦断正面図である。 A……水準器、B……感震器、1……取付器体(保護ケ
ース)、2……水準器の球体受面、3……小球、4,40…
…カバー、21……感震ケース、25……感震器の球体受
面、26……球体(鋼球)、35……スイッチ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付器体と、この取付器体に設けられた水
    準器と、上記取付器体に揺動可能に吊持された感震器と
    を備えた感震装置であって、上記水準器は略円錐凹状の
    球体受面と、この球体受面に転動可能に載置された小球
    と、上記球体受面に対向配設されたカバーとを具備し、
    上記感震器は有底円筒形の感震ケースと、この感震ケー
    スの底部内面に形成された略円錐凹状の球体受面と、こ
    の球体受面に転動可能に載置された球体と、この球体の
    転がり転動に応動して開閉されるスイッチ部とを具備
    し、上記水準器の球体受面の中心部に小球を静止させて
    上記取付器体を水平に取り付けるとともに、上記感震器
    の球体受面の中心部に静止させた球体が転がり移動して
    上記スイッチ部を開閉動作させることにより振動を検知
    するように構成したことを特徴とする感震装置。
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