JP2594819B2 - 地震感震装置 - Google Patents

地震感震装置

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JP2594819B2
JP2594819B2 JP63170964A JP17096488A JP2594819B2 JP 2594819 B2 JP2594819 B2 JP 2594819B2 JP 63170964 A JP63170964 A JP 63170964A JP 17096488 A JP17096488 A JP 17096488A JP 2594819 B2 JP2594819 B2 JP 2594819B2
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隆敏 有薗
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東急建設 株式会社
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は山留計測器(地中に埋設した歪みセンサで地
中変化を計測する計器)や注意情報拡声装置等の地震の
震度で作動させる必要のあるあらゆる装置を、自動的に
作動させることのできる地震感震装置に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 山留計測器等を作動させる場合に、地震を感じて自動
的にスイッチを入れることができる地震感震装置が存在
する。
従来の地震感震装置は、第2図に示すように、球体な
どの揺れに対して不安定な形状を有する感震体4を、バ
ネ41を介して電極板42上に載置する構造である。
そして、地震の揺れで感震体4が外れると、バネ41が
反発して向き合った二つの電極板42が接触し、計測器を
作動させるものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の地震感震装置には、次のような問題点
が存在する。
〈イ〉一旦、感震体4が外れて計測器が作動すると、感
震装置を元の状態に復帰させるためには、バネ41を押し
下げて感震体4を元の位置に置き直さなければならな
い。
即ち、自動復帰しないため、そのままでは余震の発生
時に再び計測器を自動的に作動させることができない。
〈ロ〉感震体4を、バネ41を介した電極板42上に載置す
る構造であるため、感震感度の調節が困難である。
従って、地震の計測目的に的確に対応することができ
ない。
〈ハ〉電極板42を接触させるためにバネ41を使用してい
るため、バネ41の弾性力の低下等によって接触不良が生
じ、計測器が作動しないおそれがある。
〈ニ〉また、この種の装置としては、密封構造で非導電
性の臼状容器内に導電性の液体(水銀)を収容し、臼状
容器の最深底部に一方の電極であるビスを配置すると共
に、臼状容器の周縁部に他方の電極である枠板を配置し
て構成する自動通電式感知装置が特開昭50−110677号公
報に開示されている。
また一方の電極である球面底に金属球を載置し、オイ
ルを封入した器体内に円筒形の電極を設け、金属球の転
動によって両電極間を通電する震度計が実開昭52−1527
8号公報に開示されている。
しかしながらこれらの装置は、両電極が固定されてい
て両電極の間隙を調整できない構造になっている。
そのため、感震体感度を変更する毎に両電極の間隔量
の異なる装置を個別に製作する必要があり、不経済であ
る。
〈本発明の目的〉 本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的
とするところは感震感度の調整や微調整を容易に行え
る、地震感震装置を提供することにある。
〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。
〈イ〉容器 地震感震装置は密封構造の容器内に収容した一方の電
極を構成する導電性の受皿13と、他方の電極を構成する
導電性の内筒3と、両電極の導電媒体兼感震体として受
皿1に収容した導電性液体である水銀2とを基本の構成
要素とする。
容器は底板1の上面に非導電性の素材(例えば塩化ビ
ニル等)で形成した中空の外筒11を固定し、開放された
外筒11の上口を透明アクリル等で形成した天板12で閉塞
している。
要は透明な天板12越しに容器内を目視できればよい。
また容器内の底板1上には凹部の断面形状が略半月状
の収容面を有する導電性の受皿13が載置されている。
この受皿13は例えばステンレス等で形成され、内筒3
に対し相対的に上下動可能に構成されている。
尚、第1図中符号14は地震感震装置の高さ調節ネジで
ある。
〈ロ〉導電性液体 本発明は感震体として、例えば導電性液体である水銀
2を用いる。
そして、この水銀2を受皿13の凹部内に所定の高さま
で入れる。
このとき、受皿13に溜まった水銀2は、静止した状態
で円形状に位置することになる。
〈ハ〉内筒 内筒3は導電性を有し、かつ上下両端面を開放した中
空状の筒体である。
この内筒3はアルミ等で形成されており、外筒11の内
径より小さい外径を有している。
そして、内筒3を導電性のピン31によって外筒11内に
取り付けている。
内筒3は、円形状に静止した状態の水銀2の中心と同
一の鉛直軸上に位置するように取り付けられる。
また、内筒3の下端部が、円形状に静止した状態の水
銀2の周縁部の近傍で、かつ水銀2から所定の均等な間
隔をおいた所に位置するように設定されている。
内筒3は、受皿13に対し相対的に上下動するように構
成する。
〈ニ〉電極 電極は上記ピン31の露出部分に導電線33を連結し、ま
た外筒11を貫通させて受皿13内に導電性のピン32を打ち
込み、そのピン32の露出部分に導電線34を連結する。
そして、内筒3か水銀2のどちらか一方をマイナス電
極、他方をプラス電極として構成する。
〈作用〉 以上のように構成された地震感震装置は次のように作
用する。
先ず地震が発生した場合には、振動によって水銀2が
揺れて、内筒3の下端に接触する。
すると、水銀2と内筒3とが通電し、作動信号が導電
線33を介して計測器に伝わり、計測器が作動する。
このとき、内筒3は水銀2の周縁部の全周囲に位置す
るため、水銀2が振動すると、360度どの位置でも内筒
3と接触し、計測器を作動させることができる。
また振動がおさまったときには、水銀2の揺れが止ま
り、内筒3と水銀2とが離反して、自動的に元の無通電
状態に復帰する。
そのため、その後に余震が何回発生しても計測器を自
動的に作動させることができる。
地震感震装置の感震感度を調整するには、内筒3の
みを上下動操作して内筒3の下端部と水銀2の周縁部の
間隔を調整又は微調整する方法か、或いは受皿13のみ
を上下動操作して水銀2の液位を調整又は微調整する方
法により行う。
いずれの方法の場合も、透明な天板12越しに内筒3内
の状態(内筒3の下端部と水銀2の周縁部の間隔)を目
視しながら間隔を調整する。
〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効
果を期待することができる。
〈イ〉一方の電極である内筒の上下端が開放されている
ので、透明な天板越しに内筒下端部と導電性液体との間
隔を目視できる。
そのため感震感度に応じた内筒と導電性液体との間隙
調節や微調節作業を目視しながら簡単かつ正確に行うこ
とができる。
〈ロ〉本発明の地震感震装置を構成する内筒は、導電性
液体の周縁部の全周囲に位置する構造である。
そのため導電性液体が揺動すると、360度どの位置で
も内筒と接触することが可能である。
従って、どのような方向からの振動を受けても確実に
計測器を作動させることができると共に、導電性液体の
中央隆起や飛沫等に起因する誤動作を回避できる。
〈ハ〉受皿又は内筒を上下動させて相対向する内筒下端
部と導電性液体との間隔を調整するだけで、一台の装置
で以て広範囲の感震測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の一実施例の説明図 第2図:従来技術の説明図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】山留計測器等の自動測定装置である地震感
    震装置であって、 透明な天板付き容器内に密封して収容され、凹部の断面
    形状が略半月状の収容面を有する導電性の受皿と、 前記受皿の上方で受皿と均等な間隔を隔てて配設され、
    上下端を開放した導電性の内筒と、 受震により前記内筒と接触可能な液位で前記受皿内に収
    容された導電性の液体とよりなり、 前記受皿と内筒とに夫々導電線を接続し、 受皿又は内筒を上下動させて相対向する導電性液体の周
    縁部と内筒の下端部との間隔を調整自在に構成したこと
    をことを特徴とする、地震感震装置。
JP63170964A 1988-07-11 1988-07-11 地震感震装置 Expired - Lifetime JP2594819B2 (ja)

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JPH0221221A JPH0221221A (ja) 1990-01-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50110677A (ja) * 1974-02-09 1975-08-30
JPS5215278U (ja) * 1975-07-22 1977-02-03

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JPH0221221A (ja) 1990-01-24

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