JPH0221221A - 地震感震装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は山留計測器や注意警報拡声装置等の地〈従来の
技術〉 山留計測器等を作動させる場合に、地震を感じて自動的
にスイッチを入れることができる地震感震装置が存在す
る。

従来の地震感震装置は、第２図に示すように、球体など
の揺れに対して不安定な形状を有する感震体４を、バネ
４１を介した電極板４２上に載置する構造である。

そして、地震の揺れで感震体４が外れると、バネ４１が
反発して向き合った二つの電極板４２が接触し、計測器
を作動させるものである。

〈本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の地震感震装置には、次のような問題点が
存在する。

〈イ〉−旦、感震体４が外れて計測器が作動すると、感
震装置を元の状態に復帰させるためには、バネ４１を押
し下げて、感震体４を元の位置に置き直さなければなら
ない。

即ち、自動復帰しないため、そのままでは余震の発生時
に再び計測器を自動的に作動させることができない。

〈口〉感震体４を、バネ４１を介した電極板４２上に載
置する構造であるため、感震感度の調節が困難である。

従って、地震の計測目的に的確に対応することができな
い。

〈ハ〉電極板４２を接触させるのにバネ４１を使用して
いるため、バネ４１の弾力性の低下等によって接触不良
が発生し、計測器が作動しないおそれがある。

〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、自動復帰して計測器を何回も自動的１こ作動さ
せることができ、しかも感震感度の高い地震感震装置を
提供することを目的とする。

〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

〈イ〉容器 本発明の地震感震装置は、容器内に電導性の液体と内筒
を収納したものである。

容器は、底板１の上面に非電導性の中空の外筒１１を固
定し、その開放された上端を天板１２で閉塞したもので
ある。

例えば、外筒１１は塩化ビニル等で形成し、天板１２は
透明アクリル等で形成する。

また、外筒１１内の底板１上には、電導性を有し、凹部
の断面形状が半月状等の受皿１３を固定する。

この受皿１３はステンレス等で形成されており、高さ調
節ネジ１４によって上下動可能に構成されている。

〈口〉電導性液体 本発明は感震体として、例えば水銀２等の電導性の液体
を用いる。

そして、この水銀２を受皿１３の凹部内に所定の高さま
で入れる。

このとき、受皿１３に溜まった水銀２は、静止した状態
では円形状に位置するように配置されることになる。

〈ハ〉内筒 内筒３は、電導性を有し、かつ下端面あるいは上下両端
面を開放した中空状の筒体である。

この内筒３はアルミ等で形成されており、外筒１１の内
径より小さい外径を有している。

そして、内筒３を電導性のビン３１によって、外筒１１
内に固定する。

内筒３の固定位置は、円形状に静止した状態の水銀２の
中心と、内筒３の軸心とが同一の鉛直軸上に位置するよ
うに固定する。

また、内筒３の下端部が、円形状に静止した状態の水銀
２の周縁部の近傍で、かつ水銀２から所定の均等な間隔
をおいた所に位置するように固定する。

なお、内筒３は受皿１３同様に、上下動可能に構成する
。

〈二〉電極 電極は、上記ビン３１の露出部分に導電線３３を連結し
、また外筒１１を貫通させて受皿１３内に電導性のビン
３２を打ち込み、そのビン３２の露出部分に導電線３４
を連結する。

そして、内筒３か水銀２のどちらか一方をマイナス電極
、他方をプラス電極として構成する。

〈作用〉 以上のように構成された感震装置は次のような作用を有
する。

先ず地震が発生した場合には、撮動によって水銀２が揺
れて、内筒３の下端に接触する。

そのため、水銀２と内筒３とが通電し、作動信号が導電
線３３を介して計測器に伝わり、計測器が作動する。

このとき、内筒３は水銀２の周縁部の全周囲に位置する
ため、水銀２が揺動すると、３６０度どの位置でも内筒
３と接触し、計測器を作動させることができる。

また振動がおまった時には、水銀２の揺れが止まり、内
筒３と水銀２とが離反して、自動的に元の無通電状態に
復帰する。

そのため、その後に余震が何回発生しても計測器を自動
的に作動させることができる。

感震装面の感震感度の調節は、受皿１３の高さを調節し
、水銀２の液面を増減させるか、あるいは内筒３を上下
動させ、内筒３の下端部と水銀２の周縁部との間隔を調
節することによって、微妙にしかも容易に行うことがで
きる。

〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。

〈イ〉従来の感震装置は、自動復帰しないため、そのま
までは余震の発生時に再び山留計測器等を自動的に作動
させることができない。

それに対して本発明の感震装置は、振動によって電導性
液体が揺れて、内筒に接触して計測器を作動させ、また
振動がおさまった時には電導性液体の揺れが止まり、内
筒から離反して自動的に元の状態に復帰する。

そのため、従来装置のように復帰作業を毎回行わなくて
済み、余震が何回発生しても計測器をその都度自動的に
作動させることができる。

〈口〉本発明の感震装置の内筒は、水銀の周縁部の全周
囲に位置する構造である。

そのため、水銀が揺動すると、３６０度どの位置でも内
筒と接触することが可能である。

従って、どのような方向からの撮動を受けても、確実に
計測器を作動させることができる。

くハ〉従来装置は、感震体をバネを介した電極板上に載
置する構造であるため、感震感度の調節が困難であり、
地震の計測目的に的確に対応することができない。

しかし本発明の感震装置はバネを使用せず、感震感度の
調節を電導性液体の液面の増減、あるいは内筒の上下動
によって、感震感度の調節を微妙にしかも容易に行うこ
とができる。

そのため、地震の感震目的に的確に対応することができ
る。

〈二〉従来装置は、電極板を接触させるのにバネを使用
しているため、バネの弾力性の低下等によって接触不良
が発生し、計測器が作動しないおそれがある。

しかし本発明の感震装置はバネを使用せず、電導性液体
の揺動によって計測器を作動させるため、計測器の作動
不良のおそれがない。

〈ホ〉本発明の地震感震装置は構造が簡単であり、また
製造コストが安（て済む。

〈へ〉本発明の地震感震装置は、地震の感度で作動させ
る必要のあるあるゆる装置（山留計測器や注意警報拡声
装置等）に、幅広く使用することができる。

第２図：従来技術の説明図

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明の一実施例の説明図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）山留計測器等の自動作動装置である地震感震装置
   であって、 容器内の受皿に、静止時には円形状に位置するよう配置
   した電導性の流体と、 この流体の周縁部近傍に、開放端を流体から均等な間隔
   をおいて位置させた電導性の筒体とよりなり、 これらの流体と筒体に、計器機の作動信号取り出し用の
   導電線を接続して構成したことを特徴とする、 地震感震装置。