JPH0592660U - 感振器 - Google Patents

感振器

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JPH0592660U
JPH0592660U JP4070692U JP4070692U JPH0592660U JP H0592660 U JPH0592660 U JP H0592660U JP 4070692 U JP4070692 U JP 4070692U JP 4070692 U JP4070692 U JP 4070692U JP H0592660 U JPH0592660 U JP H0592660U
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JP
Japan
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container
vibration
liquid
flat plate
electrode
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Pending
Application number
JP4070692U
Other languages
English (en)
Inventor
勝美 日向
Original Assignee
明立精機株式会社
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単でかつ小型で、しかも安価に製作
することができ、スーパーマーケット等で販売可能な感
振器を提供する。 【構成】 筒状の密閉容器11と、該容器内に封入され
た導電性の液体12と、該容器の下部に設けられた電極
13aと、該容器の上部に設けられた平板状の電極13
bとから成り、前記電極13a,13b間が前記液体1
2により短絡されたことをリード線16a,16bを介
して取り出し、前記容器11に加わった振動の大きさを
検知し、ブザー等の警報を鳴らす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】
本考案は、感振器、より詳細には、一般家庭において、地震等の振動を感知す る、構造簡単かつ安価な感振器に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震等の振動を感知する感振器は、従来より種々提案されているが、振動を検 知して警報を発する、それ自身独立型のいわゆるスタンドアロン型の感振器は、 未だに普及していない。これは、構造が複雑で高価であるばかりでなく、形状が 大きく、しかも、重さが重く、専門店で取り扱うものばかりで、一般家庭で気軽 に使用するのには難点があった。特に、寒冷地では、常時人のいない場所、例え ば、車庫内等で、暖房具を使用することが多く、そのような場合、所定以上の大 きさの振動の地震があった場合に、その地震があったことを検知し、警報を発生 する器具があれば、非常に便利である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、現状では、上述のごとき感振器を入手しようとしても、専門店に行か なければ入手することができず、しかも、高価であるばかりでなく、構造が大型 で、しかも重く、設置場所をも選ばなければならず、非常に使い勝手の悪いもの であった。
【0004】 本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、デパート,スー パーマーケット,その他一般の商店で取り扱うことができ、しかも、小型,軽量 ,安価な感振器を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のごとき課題を解決するために、密閉容器と、該容器内に封入 された導電性の液体と、該容器の下部に設けられた電極と、該容器の上部に設け られた平板状の電極とから成り、前記電極間が前記液体により短絡されたことに より、前記容器に加わった振動の大きさを検知するようにしたこと、更には、前 記平板状の電極と液面との間の間隔が調整可能になっていること、前記平板状電 極の下部中央部が下方に凸面に形成されていること、更には、前記平板状の電極 が前記密閉容器の上方に弾性部材により吊下されていること、前記弾性部材の弾 性率が可変であること、前記密閉容器が筒状の容器から成り、該容器の液体封入 部が上方に広く又は細くなっていること、更には、ボールジョイントを介して基 台上に立設されたものであることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
容器内に収容した導電性の液体が地震等によって揺れ、該容器内上方に配設し た平板状の電極に接して容器下方に配設した電極との間が短絡し、この短絡によ って、ブザー,ランプ等の警報手段が作動する。
【0007】 図1は、本考案による感振器の一実施例を説明するための概略構成図で、図中 、10は本考案による感振器で、該感振器は容器本体11aと蓋部材11bとに より密封容器11を構成し、この密封容器11内に、導電性の液体12が密封さ れている。容器本体11aの下方には、電極13aが液体12と接触して設けら れており、蓋部材11bには、平板状の電極13bが液体12の液面から所定の 間隔をもって配設されている。平板状電極13b,支持部材(吊下げ部材)14 を介して容器11内に吊下されており、調整部材15によって液面との距離が調 整可能になっている。例えば、調整部材15を回すことにより吊下げ部材14が 巻き取られ、或いは、繰り出されて平板状電極13bが上下動される。16a, 16bはそれぞれ電極13a,13bに接続されたリード線で、該リード線を通 して電極13a,13bが液体の振動により短絡されたことを検知し、ブザー, ランプ等の警報手段を作動させる。
【0008】 密閉容器11内の液体は、特定の周波数の振動によって共振することが知られ ており、いくつかの振動モードを持っている。 図2は、円筒容器内に封入された液体の共振モードの例を示す図で、通常、( a)図に示すような一次モードの共振、或いは、(b)図に示すような2次モー ドの共振をすることが多い。この液体12の動きを検出することによって容器1 1の振動(すなわち地震)を検出することができるが、この液体の動きを精度よ く感知するためには、一点の液体の動きを検知するポイント型の電極では、検出 もれの可能性が高く、感知器としての確実性がない。このようなポイント型電極 の欠点を回避するために、本考案においては、電極13bとして平板状(面状) の電極を使用した。
【0009】 上述のように、密閉容器内の液体は、特定の周波数に対して共振モードをもっ ており、この共振モードにおいて液面が最も高くなるが、この特定の振動周波数 に対する感度を上げるために、例えば、図2(b)に示した2次モードの共振に 対する感度を上げるために、図1に点線13b′にて示すように、平板状電極1 3bの下側中央部を液面側に凸にしてあり、このようにすれば、2次モードの周 波数に対して感度の高いものとすることができる。
【0010】 更に、液体は、一般的には、低周波振動において、水平方向の振動に対しては 比較的応答が良いが、垂直方向の振動に対しては応答が悪い。 図3は、垂直方向の振動をも感度よく検出するようにした感振器の例を示す図 で、図示のように、平板状電極13bを吊下する吊り部材をばね等の弾性部材1 3′で構成し、この平板状電極13bを垂直方向の振動に対応して上下方向に効 果的に振動させるようにし、この平板状電極の電直方向の振動と、水平方向の振 動に効果的に応答して振動する液体の振動とを協働させて、より効果的に、すな わち、水平方向の振動も垂直方向の振動も感度よく検出するようにしたものであ る。なお、図3において、図1に示した実施例と同様の作用をする部分には、図 1の場合と同一の参照番号が付してある。
【0011】 図1及び図3は、平板状電極13bを吊下部材13或いは弾性の吊下部材13 ′にして支持する例を示したが、この支持部材に代って、図4に示すように、片 持ばり或いは弾性を有する片持ばり19で平板状電極13bを支持するようにし 、更には、その液面からの高さ及び/又は支持部材19の弾性を変えるようにし てもよいことは、以上の説明から容易に理解できよう。
【0012】 また、円筒形の容器に入った液体は、液量を増減させても、液体の固有振動周 期は大きく変化しないので、液量のみで固有振動周期を十分に調整することはで きない。一般に、円筒形の容器の場合、液面における容器の直径の大小によって 液体の固有振動周期が変化するので、図5に示すように、上方に行くにつれて、 容器11aの直径Dが大きくなる(図5(a))或いは小さくなる(図5(b) )ようにし、容器11a内に封入する液体の量を調整することにより、液面にお ける直径を加減し、これによって、液体の固有振動周期を調整し、例えば、建築 物の固有振動周期にあった周期に調正する。
【0013】 上述のごとき感振器においては、液体を用いているため、レベル(水平度)調 整が必要である。図6は、レベル調整の一例を示す概略構成図で、図示のように 、密封容器10の下部にボール20を具備し、このボール20を基台30の球形 凹部に圧入してボールジョイントする。これにより、容器10は、この基台30 上にボールジョイントを介して立設され、大きな力をかければ任意所望の方向に 回動することができ、手を離せばその位置を保持するので、これによって、感振 器を水平に保つことができる。なお、水平であることを確認するために、密閉容 器10の上部に水準器40を設けておくとよい。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によると、構造が簡単かつ小型で、し かも安価に製作することができ、スーパーマーケット等の一般の店で店頭におい て販売することができ、市民参加の地震対策を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による感振器の一実施例を説明するた
めの構成図である。
【図2】 本考案による感振器の原作原理を説明するた
めの図である。
【図3】 本考案の他の実施例を説明するための図であ
る。
【図4】 本考案の更に他の実施例を説明するための図
である。
【図5】 本考案の実施に使用して好適な容器の例を説
明するための図である。
【図6】 本考案による感振器の取り付け方法の一例を
説明するための図である。
【符号の説明】
10…感振器、11…密閉容器、11a…容器本体、1
1b…容器蓋、12…液体、13a…電極、13b…平
板状電極、14…支持具(吊下げ具)、15…調整具、
16a,16b…リード線、18…ばね、19…支持具
(片持梁)、20…ボールジョイント部、30…基台、
40…水準器。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、該容器内に封入された導電
    性の液体と、該容器の下部に設けられた電極と、該容器
    の上部に設けられた平板状の電極とから成り、前記電極
    間が前記液体により短絡されたことにより、前記容器に
    加わった振動の大きさを検知するようにしたことを特徴
    とする感振器。
  2. 【請求項2】 前記平板状電極と液面との間の間隔が可
    変であることを特徴とする請求項1に記載の感振器。
  3. 【請求項3】 前記平板状電極の下部中央部が下方に凸
    面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の感振器。
  4. 【請求項4】 前記平板状の電極が前記密閉容器の上方
    に弾性部材により支持されていることを特徴とする請求
    項1又は2又は3に記載の感振器。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材の弾性率が可変であること
    を特徴とする請求項4に記載の感振器。
  6. 【請求項6】 前記密閉容器が筒状の容器から成り、該
    容器の液体封入部が上方に広く又は細くなっていること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の感振
    器。
  7. 【請求項7】 前記感振器が基台上にボールジョイント
    を介して立設されていることを特徴とする感振器。
JP4070692U 1992-05-20 1992-05-20 感振器 Pending JPH0592660U (ja)

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JP4070692U JPH0592660U (ja) 1992-05-20 1992-05-20 感振器

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JP4070692U JPH0592660U (ja) 1992-05-20 1992-05-20 感振器

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