JPH0414830Y2 - - Google Patents

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JPH0414830Y2
JPH0414830Y2 JP16733584U JP16733584U JPH0414830Y2 JP H0414830 Y2 JPH0414830 Y2 JP H0414830Y2 JP 16733584 U JP16733584 U JP 16733584U JP 16733584 U JP16733584 U JP 16733584U JP H0414830 Y2 JPH0414830 Y2 JP H0414830Y2
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seismic
hanging
liquid chamber
shaft
switch
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、器具等の震動、傾斜、転倒を感知す
る感震装置に関する。
従来技術 錘の移動によつてスイツチを作動させるように
した感震装置は、水平に取付ける必要がある。そ
のために従来、感震装置の取付けには水準器を用
いる等して水平に取付けるのに大へん手間を要し
ていた。また感震装置を取付けた石油ストーブ等
の器具は使用者が水平になるように調節しなけれ
ばならないと云つた面倒さがあり、これらの手間
を怠たると折角の感震器が作動せず或は誤動作す
ると云う危険があつた。
目 的 本考案は、上述従来例の欠点を解決するための
もので、自動的に水平状態を取り、設置について
格別な注意の不要な感震装置を得ることを目的と
する。
構 成 本考案は、第1図に示すように、傾斜に応答す
る転子の移動によつて接点機構が動作する感震ス
イツチAの函体1の上下にそれぞれ吊下げピン1
6と垂下軸19を突出させ、取付枠11の上部と
下部にそれぞれ吊下げ腕12と液室13をコの字
形に突設し、吊下げ腕12に穿設した面取り座付
き孔14に前記吊下げピン16を緩嵌してピン頭
に形成した下向き球面17を面取り座15に当接
させて感震スイツチAを揺動可能となすと共に、
前記垂下軸19の下端に取付けた抵抗板20を液
室内の高粘度流体21中に浸漬し、垂下軸周囲の
液室口部を垂下軸の移動可能な状態で封じて成る
感震器として構成した。
実施例 本考案の一実施例を、第1図、第2図、第3図
によつて詳述する。1は感震スイツチAの函体
で、開口部に取付けられた上部枠板2の縦孔には
プランジヤ3が昇降移動可能に挿通され、プラン
ジヤ3の上端が基端を枠板2上に支点支持された
弾性片4の自由端に当接し、弾性片4の中間には
下方へ起された可動接点板5の先端が当接し、可
動接点板5の上面には固定接点6が対向してい
る。7は上蓋で、この内側で前記弾性片4、可動
接点板5、固定接点6が接点機構を構成してい
る。8はプランジヤ3の下端に設けた円形の盤体
で、盤体下面には、プランジヤの軸心線lの通る
中央点において周囲より低くなる凹球面9が形成
され、函体1の内底面には前記軸心線lの通る中
央点において周囲より低くなる円錐形内底面10
が形成されており、凹球面9と円錐形内底面10
との間にはこれらより曲率が小で重量の大きな球
形の転子10が介在され、回転子が中央にあると
きはプランジヤ3が下つて固定接点6と可動接点
板5が開き、震動によつて転子10が横へ転動す
るときは楔効果によつて凹球面9が上方へ押圧さ
れ、これによつてプランジヤ3が上昇して、弾性
片4がプランジヤ3の上端で押されて固定接点6
と可動接点板5が閉じるものである。11は感震
スイツチAの取付枠で、上部には吊下げ腕12
が、下部には底板13aを取外せる袋形の液室1
3が、両者でスイツチAを挾む状態でコの字形に
設けられている。14は吊下げ腕12に縦に穿設
した面取り座15付き孔である。16は函体1の
上部、即ち上蓋7上に軸心線lと同軸心で突設し
た吊下げピンで、前記面取座付き孔15に緩嵌し
ており、頭部の下向き球面17が面取り座15に
当接して感震スイツチAが三次元的に揺動可能に
吊下げられている。O点は下向き球面17の中心
で且つ感震スイツチAの揺動の中心であり、第3
図に示すようにこのO点を中心として半径Rをも
つて函体1の外底面には凸球外底面18が形成さ
れている。19は軸心線lと同軸心で函体1の下
部、即ち凸球外底面18の中央より突設した垂下
軸で、この垂下軸の下端に設けた抵抗板20は液
室13の高粘度流体21に浸つている。22は垂
下軸19の周囲において液室13の袋口状口部に
設けた弾性体ベローズで、上方へ付勢されたベロ
ーズ口部23は前記凸球外底面18に液密的且つ
摺動可能に当接している。第2図、第3図に見ら
れる5a,6aはそれぞれ上蓋7の側部に引出さ
れた可動接点板5の端子と、固定接点6の端子
で、出力の取出し部である。感震器の24は取付
孔を示す。
以上の感震器を、第3図に示すように器具25
に、ビス26をもつて取付枠が傾いた状態で取付
けると、感震スイツチAはO点を中心として抵抗
板20における高粘度流体21の抵抗に逆つて
除々に回動して正立して水平維持される。この
際、吊下げピン16の頭部の下向き球面17はO
点を中心として面取り座15を滑つて傾くので、
取付枠11の方向が許される傾きであればどのよ
うであつても感震スイツチAは水平維持状態へ移
行する。この状態で、地震動、急激傾斜、転倒等
の衝撃が発生すると、抵抗体20は高粘度流体2
1の抵抗を受けて急に動けないから、感震スイツ
チAは液室13に対して停止の状態を保ち、水平
を維持する円錐形内底面10の中心から転子10
が横へ転動して凹球面9を押圧し、これによつて
上昇するプランジヤ3によつて固定接点6と可動
接点板5が閉じ、端子5a,6aを介して感震出
力が取出される。
効 果 本考案は以上のごときもので、取付けに当つて
水平に取付ける注意が不要で取付作業が楽にな
り、取付枠上部の吊下げ腕に感震スイツチAを吊
下げ、垂下軸の抵抗板20を取付枠下部の液室に
入れたから、液室が小さくて済み、感震スイツチ
の重量を通常より大きくすることを要せず、全体
として小型軽量なものとなるものであり、感震ス
イツチの揺動の中心となるO点から抵抗板までの
距離Lが長くなるので、高粘度流体の抵抗による
制動力が小さくてすみ、したがつて液室も抵抗体
も小さくでき、小型軽量でありながら感震スイツ
チの水平維持機能が良好となる利点を有する。な
お実施例のものは吊下げピンの頭に形成した下向
き球面を面取り座に当接させて揺動のジヨイント
部となすものであるから、ジヨイント構造が簡易
で、また出力の取出しも液中を経ないので容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正断面図、第2図
は同上の斜視図、第3図は同上の作用を示す一部
切欠正面図である。 図中、A……感震スイツチ、1……函体、3…
…プランジヤ、5……可動接点板、6……固定接
点、7……上蓋、9……凹球面、10……円錐形
内底面、11……取付枠、12……吊下げ腕、1
3……液室、14……面取り座付き孔、15……
面取り座、16……吊下げピン、17……下向き
球面、18……凸球外底面、19……垂下軸、2
0……抵抗板、21……高粘度流体、22……弾
性体ベローズ、25……器具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜に応答する転子の移動によつて接点機構が
    動作する感震スイツチの下部に垂下軸を突出さ
    せ、取付枠の上部と下部にそれぞれ吊下げ腕と液
    室を設け、吊下げ腕に感震スイツチを揺動可能に
    吊下げると共に、前記垂下軸の下端に取付けた抵
    抗板を液室内の高粘度流体中に浸漬し、垂下軸周
    囲の液室口部を垂下軸の移動可能な状態で封じて
    成る感震器。
JP16733584U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPH0414830Y2 (ja)

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JP16733584U JPH0414830Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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JPS6182336U JPS6182336U (ja) 1986-05-31
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JPH0439628Y2 (ja) * 1986-11-26 1992-09-17
JP5339569B2 (ja) * 2007-02-08 2013-11-13 公益財団法人鉄道総合技術研究所 土木構造物の傾斜検出装置

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