JPH0439597Y2 - - Google Patents

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JPH0439597Y2
JPH0439597Y2 JP1986154995U JP15499586U JPH0439597Y2 JP H0439597 Y2 JPH0439597 Y2 JP H0439597Y2 JP 1986154995 U JP1986154995 U JP 1986154995U JP 15499586 U JP15499586 U JP 15499586U JP H0439597 Y2 JPH0439597 Y2 JP H0439597Y2
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date
switch signal
circuit
digital
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は電子時計に関し、さらに詳しくは時
計本体に出没自在に設けられたデジタル表示ユニ
ツトの機能表示をリユウズスイツチで修正および
設定する電子時計に関する。
[考案の背景] 一般に、電子時計において、時刻、カレンダ
ー、アラーム、タイマー等の修正操作やモードの
切り換えは、複数の押釦スイツチや、透明な電極
を用いたタツチスイツチ等によつて行なつている
が、スイツチが多いため、スイツチ操作が煩雑で
解り難く、誤操作が多い等の欠点がある。
[考案の目的] この考案は上記のような事情を考慮してなされ
たもので、その目的とするところは、少ないスイ
ツチ数で誤操作が少なく、簡単かつ容易にデジタ
ル表示ユニツトの各機能表示の修正および設定が
できる電子時計を提供することにある。
[考案の要点] この考案は上記のような目的を達成するため
に、時計本体にデジタル表示ユニツトを出没自在
に設けると共に、デジタル表示ユニツトの出没移
動に応じて各種機能を選択する機能選択手段を設
け、デジタル表示ユニツトを出没させることによ
りデジタル表示ユニツトの機能表示を選択し、こ
の選択された機能表示を時計本体に設けられたリ
ユーズスイツチで修正および設定を行なうように
したものである。
[実施例の構成] 以下、第1図から第5図を参照して、この考案
の一実施例を説明する。
第1図A〜Cは電子腕時計を示す。この電子腕
時計1はアナログ時計部2とデジタル時計部3と
を備えたものであり、時計ケース4内のアナログ
収納部4a内にアナログ時計部2が、デジタル収
納部4b内にデジタル時計部3がそれぞれ収納さ
れている。
時計ケース4は合成樹脂からなり、その前後端
に時計バンド4c,4cを一体に形成したもので
あり、上面には時計ガラス5がベゼル6により取
付けられており、内部にはアナログ収納部4aと
デジタル収納部4bが前後(第1図Bでは上下)
に並んで形成され、裏面(同図では右側)には裏
蓋7が防水パツキン8を介してビス7a・・・に
より取付けられている。この場合、アナログ時計
部2とデジタル時計部3の一部は重なつていると
共に、時計ガラス5はその右下隅部がほぼ三角形
状に切り取られており、この切り取られた右下の
開口部分4dからデジタル時計部3の一端が見え
るようになつている。また、各時計装置2,3を
収納する各収納部4a,4bは裏側に開放されて
裏蓋7で塞がれている。この場合、特にデジタル
収納部4bは上述した右下の開口部分4dおよび
その側部が開放されており、この開放された側部
からデジタル時計部3の一部が時計ケース4の外
部へ出没可能に引き出されるようになつている。
アナログ時計部2は指針9を運針させて時刻を
指示するものであり、第1図Bに示すようにアナ
ログ収納部4a内にアナログブロツク10が押え
リング10aにより固定されており、その上面
(図中左側)に文字板11が配置され、その文字
板11の上方にアナログブロツク10の指針軸1
0bが突出し、この突出した指針軸10bに指針
9が運針可能に取付けられている。この場合、文
字板11はアナログ収納部4aよりも大きく、そ
の一部が第1図A,Bに示すようにデジタル収納
部4bの上に重なつて配置されており、その上方
を指針9が運針するよになつている。また、アナ
ログ収納部4aの側面からは、時計ケース4の外
部へリユーズ12が突出して設けられている。こ
のリユーズ12はアナログ時計ブロツク2の時刻
修正およびデジタル時計部3のデータ修正および
設定を行なうものである。即ち、リユーズ12は
1段引き出すと後述するようにデジタル時計部3
のデータ修正が可能で、2段引き出すとアナログ
時計部2の時刻修正が可能となつている。
一方、デジタル時計部3は電気光学的に時刻等
をデジタル表示するデジタル表示装置を備えたデ
ジタル表示ユニツトであり、第1図A〜Cに示す
ようにデジタル収納部4b内に出没自在に収納さ
れて2段階に引き出され、第2図に示すように収
納した状態を含めて、日付・曜日を表示する機能
(日付・曜日モード)、アラーム機能(アラームモ
ード)、タイマー機能(タイマーモード)等の3
種類の機能に切り換わるようになつており、デジ
タル収納部4b内にデジタル時計部3のケース1
3が配置されている。このケース13はデジタル
収納部4b内の前後壁にそつて摺動し、その右側
部分が時計ケース4の外部へ出没自在に突出する
ものであり、ケース13の上部はアナログ時計部
2の右下の開口部分4dと対応する三角形状の部
分13aが時計ガラス5とほぼ面一になるように
高く形成されていると共に、他の部分は1段低く
形成されており、これらの上面に保護ガラス14
がケース13の移動方向に細長く設けられてい
る。この保護ガラス14は後述する液晶表示装置
15を保護するものであり、右下の開口部分4d
と対応する部分(第1図Cでは右側)が厚く形成
され、他の部分(左側)は薄く形成されている。
また、保護ガラス14の下側には液晶表示装置1
5、回路基板16、電池17等が形成されてい
る。液晶表示装置15は日付、時刻等の情報を表
示するものであり、保護ガラス14の内面に対応
して配置され、インターコネクタ15aにより回
路基板16に電気的に接続されている。回路基板
16は液晶表示装置15に駆動信号を与えると共
に、アナログ時計部2のアナログブロツク10に
も駆動信号を与えるものであり、その下面に水晶
振動子18、トリマー・コンデンサ19、LSI2
0等の電子部品が設けられていると共に、アナロ
グブロツク10に電気的に接続されている。電池
17は回路基板16に電源を供給するものであ
り、その両電極が回路基板16に接続されてい
る。
また、デジタル時計部3は第2図A〜Cに示す
ようにモード切換スイツチ21を備えている。こ
のモード切換スイツチ21はケース13の引き出
し操作に応じて、デジタル時計部3のモード(上
述した3種類の機能)を切り換えるものであり、
2つの操作子21a,21bを揃え、ケース13
の側面に設けられている。即ち、操作子21a,
21bはそれぞれ、内側端部が板ばね23,23
により弾性的に付勢され、ケース13の引き出し
操作に応じてケース13の側壁から内外へ出没す
るものであり、第2図Aに示すようにデジタル時
計部3がデジタル収納部4b内に収納されている
ときは、各操作子21a,21bの先端がケース
13の側壁から外部へ突出し、この突出した各先
端が時計ケース4のデジタル収納部4bの壁面に
形成された凹部4b1,4b2に挿入し、反対の内側
端部がケース13内の回路基板16に設けられた
接点電極16a,16bから離間するので、2つ
の操作子21a,21bはオフとなる。この状態
では、モード切換スイツチ21が日付・曜日モー
ドとなり、第2図Aに示すように液晶表示装置1
5で日付と曜日を表示する。また、第2図Bに示
すようにデジタル時計部3をデジタル収納部4b
内から1段引き出すと、ケース13の移動に伴つ
て各操作子21a,21bが同方向へ移動し、右
側の操作子21bはその先端がデジタル収納部4
b内の壁面で押され、反対の内側端部が回路基板
16の右側の接点電極16bを導通させてオンと
なり、他の操作子21aはその各先端が隣の凹部
4b2に挿入し、反対の内側端部が回路基板16の
接点電極16aから離間してオフとなる。この状
態では、モード切換スイツチ21がアラームモー
ドとなり、第2図Bに示すように液晶表示装置1
5にアラーム時刻が表示される。なお、この状態
で第2図Aに示すようにデジタル時計部3をデジ
タル収納部4b内に押し込むと、上述した日付・
曜日モードとなる。さらに、第2図Cに示すよう
にデジタル時計部3をデジタル収納部4b内から
2段引き出すと、上述と同様に、ケース13の移
動に伴つて各操作子21a,21bがさらに移動
し、右側の操作子21bはその各先端がデジタル
収納部4bの壁面に形成された凹部4b3内に挿入
し、反対の各内側端部が回路基板16の右側の接
点電極16bから離間してオフとなり、他の操作
子21aはその先端がデジタル収納部4b内の壁
面に押され、反対の内側端部が回路基板16の左
側の接点電極16aを導通させてオンとなる。こ
の状態では、モード切換スイツチ21がタイマー
モードとなり、第2図Cに示すように液晶表示装
置15にタイマー時刻が表示される。
さらに、デジタル時計部3は上述したリユーズ
12で3種類のモード表示の修正および設定が行
なわれる。即ち、リユーズ12を1段引き出す
と、後述する修正スイツチ22aがオンし、液晶
表示装置15に表示された日付・曜日データの修
正桁が点滅する。この状態で、リユーズ12を左
へ回すと、後述するセレクトスイツチ22bがオ
ンして修正桁シフト信号を出力し、液晶表示装置
15に点滅表示された日付・曜日データの桁を繰
り上げて修正桁を変更する。また、リユーズ12
を右へ回すと、後述するセツトスイツチ22cが
オンして「+1」セツト信号を出力し、液晶表示
装置15に点滅表示された日付・曜日データの修
正桁を+1加算して修正する。なお、リユーズ1
2は2段引き出されると、アナログ時計部2の時
刻修正が可能となり、この状態でリユーズ12を
左右のいずれかに回すと、アナログ時計部2の指
針9が移動して時刻を修正する。
次に、第4図を参照して、上記のような電子腕
時計1の回路構成を説明する。
発振回路OSC24は発振信号を分周回路DIV
25に与え、分周回路25で分周される。この分
周回路25から出力される分周信号のうち、1Hz
の信号はアナログ時計部2のモータ駆動回路26
に与えられ、アナログブロツク10を駆動して指
針9を運針させると共に、デジタル時計部3の時
刻計数回路27にも与えられる。この時刻計数回
路27は分周回路25からの1Hzの信号に基づい
て時刻を計数し、時刻データを表示切換回路28
および一致検出回路29に与える。一致検出回路
29にはアラーム時刻記憶回路32に記憶された
アラーム時刻データも与えられており、時刻計数
回路27の時刻データがアラーム時刻データと一
致した時、一致検出回路29からスピーカ駆動回
路34に信号が出力されてスピーカ35が警報音
を発生する。また表示切換回路28には前述した
時刻データ、アラーム時刻データと共にタイマー
回路33のタイマー時間データも与えられてお
り、表示切換回路28はモード選択回路30から
のモード選択信号に基づいてこれらのデータを選
択し、液晶表示装置15の表示を日付・曜日表
示、アラーム表示、タイマー表示の3種類に切り
換える。モード選択回路30はデジタル時計部3
の引き出し操作によつて3種類のモードのうち、
1つのモードを選択し、モード選択信号を表示切
換回路28および入力制御部31に与える。入力
制御部31はモード選択回路30からモード選択
信号が与えられると共に、リユーズ12から3種
類のスイツチ信号が与えられ、このスイツチ信号
に基づいて時刻計数回路27、アラーム時刻記憶
回路32およびタイマー回路34にそれぞれ、桁
セレクト信号および+1セツト信号を出力し、液
晶表示装置15に表示された情報(データ)の修
正および設定を行なうもので、第5図に示すよう
に、桁選択回路31a、選択ゲート回路31b等
からなつている。同図に於て、22aはリユーズ
12を1段引き出したときにオンする修正スイツ
チで、このスイツチのオン信号は選択ゲート回路
31bに与えられ、またインバータ31cを介し
た反転信号は桁選択回路31aのリセツト端子に
与えられる。22bはリユーズ12を1段引き出
した状態で左へ回すことによりオンするセレクト
スイツチで、このスイツチのオン信号はワンシヨ
ツト回路31dを介して桁選択回路31aに与え
られる。桁選択回路31aはインバータ31cを
介して修正スイツチ22aの反転信号がリセツト
端子に与えられる構成であるので、修正スイツチ
22aがオン状態になるとリセツト状態が解除さ
れ、選択桁の変更が可能となる。この状態でセレ
クトスイツチ22bからワンシヨツト回路31d
を介してワンシヨツト信号が与えられると、この
ワンシヨツト信号が与えられると、このワンシヨ
ツト信号毎に順次選択桁がシフトし、異なる桁セ
レクト信号を選択ゲート回路31bに与える。選
択ゲート回路31bは修正スイツチ22aからの
オン信号が与えられると動作し、モード選択回路
30で選択されたモード信号に基づいて桁選択回
路31aからの桁セレクト信号を時刻計数回路2
7、アラーム時刻記憶回路32、タイマー回路3
3のいずれかに与えるとともに、この信号を修正
桁明示信号として表示切換回路28に与える。こ
れによりデジタル時計部3に表示された表示デー
タのうち、修正桁が選択されて点滅表示される。
このように点滅表示された表示データはセツトス
イツチ22cにより修正される。即ち、セツトス
イツチ22cはリユーズ12を1段引き出した状
態で右へ回したときにオンし、このオン信号をワ
ンシヨツト回路31eに与え、このワンシヨツト
回路31eから「+1」のセツト信号を時刻計数
回路27、アラーム時刻記憶回路32、タイマー
回路33のいずれかに与え、点滅表示された修正
桁を修正する。また、入力制御部31はモード選
択回路30がタイマーモードを選択しているとき
にリユーズ12が元の状態に押し込まれると、タ
イマースタート信号をタイマー回路33に与える
ようになつている。即ち、リユーズ12が元の状
態に押し込まれると、インバータ31cを介した
反転信号が論理“1”となるので、この反転信号
とモード選択回路30からのタイマーモード選択
信号とによりアンドゲート31fから信号が出力
され、この信号がタイマースタート信号としてタ
イマー回路33に与えられる。これによりタイマ
ー回路33が与えられる。なお、入力制御部31
はリユーズ12が1段引き出された状態(修正状
態)でデジタル時計部3が出没移動して他のモー
ドに切り換つても、前モードの修正状態がそのま
ま次のモードの修正状態になる。例えば、第3図
に示すように日付・曜日モードで「月」の桁が点
滅表示された修正状態のときに、デジタル時計部
3が1段引き出されてアラームモードに切り換わ
ると、アラーム時刻の「時」桁が点滅表示され、
この「時」桁が修正可能となる。また、日付・曜
日モードで「日」の桁が点滅表示された修正状態
のときに、デジタル時計部3が1段引き出されて
アラームモードに切り換わると、アラーム時刻の
「分」桁が点滅表示され、この「分」桁が修正可
能となる。同様に、アラームモードとタイマーモ
ードの間でも前モードの状態が次モードに移行す
る。
[実施例の作用] 次に、上記のように構成された電子腕時計を使
用する場合について説明する。
通常はアナログ時計部2に現在時刻が指針9に
より指示表示され、デジタル時計部3の液晶表示
装置15に所定モードの情報が表示される。即
ち、デジタル時計部3が時計ケース4のデジタル
収納部4b内に押し込まれて収納されている状態
では、モード切換スイツチ21の各操作子21
a,21bがオフとなり、このスイツチ信号がモ
ード選択回路30に与えられ、このモード選択回
路30から日付・曜日モード選択信号が表示切換
回路28に与えられ、これによりデジタル時計部
3が日付・曜日モードにセツトされる。この日
付・曜日モード状態では、分周回路25からの1
Hzの信号に基づいて計時計数している時刻計数回
路27の内容、即ち時刻データが表示切換回路2
8で選択されるので、第2図Aに示すようにデジ
タル時計部3の液晶表示装置15に曜日・日付が
表示される。このような日付・曜日モード状態に
おいて、日付や曜日を修正する場合には、リユー
ズ12を1段引き出して左右方向へ適宜回せば良
い。即ち、リユーズ12を1段引き出すと、修正
スイツチ22aがオンし、入力制御部31の選択
ゲート回路31bからの桁セレクト信号の出力が
可能になると共に、桁選択回路31aのリセツト
状態が解除される。この状態でリユーズ12を左
を回すと、セレクトスイツチ22bがオンし、ワ
ンシヨツト回路31dからワンシヨツト信号が桁
選択回路31aに与えられ、これにより桁選択回
路31aの選択桁がシフトして修正桁が変更され
る。このようにして選択された修正桁セレクタ信
号は選択ゲート回路31bに与えられ、この選択
ゲート回路31bから時刻計数回路27に桁セレ
クト信号として与えられるとともに、表示切換回
路28にも修正桁明示信号として与えられる。こ
れにより、デジタル時計部3の液晶表示装置15
は表示データの修正桁が点滅表示される。即ち、
第3図に示すように、リユーズ12を1段引き出
すと液晶表示装置15に月及び日付データが表示
されると共に月桁が点滅表示され、この状態でリ
ユーズ12を左に回すと日桁が点滅表示される。
更にリユーズ12の回転位置を元に戻した後再度
左に回すと曜日及び日付データが表示されるとと
もに曜日桁が点滅表示される。そして、この状態
でリユーズ12を右へ回すと、セツトスイツチ2
2cがオンし、ワンシヨツト回路31eから「+
1」のセツト信号が時刻計数回路27に与えら
れ、液晶表示装置15に点滅表示された修正桁が
順次+1が加算されて修正される。このように表
示データが修正された後はリユーズ12を元の状
態に押し込めば良い。
また、デジタル時計部3を1段引き出すと、デ
ジタル時計部3はアラームモードとなる。即ち、
デジタル時計部3が1段引き出されると、モード
切換スイツチ21の各操作子21a,21bのう
ち、操作子21aはオフとなり、操作子21bが
オン状態となるので、モード選択回路30から表
示切換回路28にアラームモード選択信号が与え
られ、これにより液晶表示装置15にアラーム時
刻データが表示される。なお、アラーム時刻デー
タを修正またはセツトする場合には、第3図に示
すように上述した日付・曜日モードの場合と同様
にリユーズ12を1段引き出して左右方向へ適宜
回せば、アラーム時刻記憶回路32に記憶された
アラーム時刻が修正され、この修正されたアラー
ム時刻データが表示切換回路28を介して液晶表
示装置15に表示される。この状態で、デジタル
時計部3が例えば、1段押し込まれると、日付・
曜日モードに切り換わるとともに、上述した修正
状態がそのまま移行して、日付・曜日モードの修
正状態に切り換わる。
さらに、デジタル時計部3が2段引き出される
と、タイマーモードとなる。即ち、デジタル時計
部3が2段引き出されると、モード切換スイツチ
21の各操作子21a,21bのうち、操作子2
1aはオンし、操作子21bがオフ状態となるの
で、モード選択回路30から表示切換回路28に
タイマーモード選択信号が与えられ、これにより
タイマーモードとなる。このタイマーモードの状
態においても、タイマー時間情報を修正またはセ
ツトする場合は、第3図に示すように上述した日
付・曜日モードと同様にリユーズ12を1段引き
出して左右方向へ回せば、タイマー時間情報が設
定され、表示切換回路28を介して液晶表示装置
15に表示される。そして、タイマーモードのス
タートはリユーズ12を元の状態に押し込むこと
によつて行なわれる。即ち、リユーズ12が押し
込まれると、修正スイツチ22aがオフとなり、
インバータ31cの出力が“1”となつて、この
信号がアンドゲート31fに与えられ、このアン
ドゲート31fからスタート信号がタイマー回路
33に与えられる。これにより、分周回路25か
ら与えられた100Hzの信号をタイマー回路33に
内蔵した分周回路で再び1Hzに分周してカウント
を開始し、刻々変化するタイマー情報(残り時
間)を表示切換回路28を介して液晶表示装置1
5に表示する。そして、残り時間が「0」となる
と、「0」検出回路36からスピーカ駆動回路3
4に検出信号が与えられ、スピーカ35から警報
音を発生する。
上記のように構成された電子時計によれば、時
計ケース4のデジタル収納部4bにデジタル時計
部3を出没可能に収納したので、時計全体の表示
態様(時計の顔)、外観形状、デザイン等が変化
し、従来にはない新しいイメージの電子腕時計を
提供することができる。特に、デジタル時計部3
は時計ケース4のデジタル収納部4b内に収納さ
れると、デジタル時計部3の一部が時計ケース4
の右下の開口部分4dから露呈するだけであるか
ら、携帯時におけるデジタル時計部3の露出部分
が小さくなり、コンビネーシヨンウオツチとして
高級感を出すことができる。しかも、アナログ時
計部2とデジタル時計部3とはその一部が重なつ
ているので、時計全体をコンパクトに構成できる
と共に、いずれか一方(この実施例ではアナログ
時計部2)の表示部分を大きくすることができ
る。また、デジタル時計部3の多機能化を図つて
も、1つのリユーズ12で各機能モード(日付・
曜日モード、アラームモード、タイマーモード)
の修正および設定を行なうことができるので、外
観上のスイツチ数を減少させることができ、スイ
ツチの誤操作を防ぐことができると共に、シンプ
ルな外観形状にすることができ、これによつても
高級感を出すことができる。さらに、デジタル時
計部3の液晶表示装置15はデジタル時計部3の
引き出し操作に応じてモードを切り換えることが
できるので、引き出し状態に応じたモードの情報
を良好にかつ速やかに読み取ることができる。
なお、上述した実施例の入力制御部31はリユ
ーズ12が1段引き出されて液晶表示装置15に
表示されたデータの修正桁が点滅表示された状態
(修正状態)において、液晶表示装置15を出没
移動させると、この移動に応じて選択されたモー
ドが前モードの状態と同じ修正状態となるように
構成されているが、この考案はこれに限らず、例
えば、第6図に示すように入力制御部40を構成
しても良い。即ち、この入力制御部40はモード
選択回路30からのモード選択信号の変化を検出
する変化検出回路41を追加することにより、修
正桁を初期状態に戻すようにしたものであるり、
変化検出回路41がモード選択信号の変化を検出
して、その出力信号をオアゲート42を介して桁
選択回路31aに与え、桁選択回路31aをリセ
ツトするようになつている。したがつて、第3図
に示すように、例えば、日付・曜日モードで
「日」の桁を修正しているときに、液晶表示装置
15を1段引き出してアラームモードに切り換え
ると、モード選択回路30からモード選択信号が
変化検出回路41に与えられ、この変化検出回路
41から検出信号がオアゲート42を介して桁選
択回路31aのリセツト端子に与えられ、これに
より桁選択回路31aがリセツトされるので、上
述したようにアラームモードが切り換わつても、
修正桁は初期状態(アラーム時刻「時」桁)に戻
る。この場合、リユーズ12の修正スイツチ22
aからのオン信号はインバータ31cを介してオ
アゲート42の他の入力端に与えられている。こ
のような入力制御部40においても、上述した実
施例と同様の作用効果がある。
また、上述した実施例では電池等を内蔵したデ
ジタル時計部3をデジタル表示ユニツトの構成例
として示したが、デジタル表示ユニツトはデータ
をデジタル表示する表示装置が時計本体に対して
出没するものであれば良く、表示装置だけで構成
しても良い。
さらに、この考案は上述したようなコンビネー
シヨンウオツチに限られることなく、両方ともデ
ジタル時計部、あるいは3つ以上の時計装置を備
えたものであつても良く、また腕時計に限らず、
ペンダント時計等の他の時計にも広く適用するこ
とができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る電子時計
によれば、時計本体内からデジタル表示ユニツト
を出没可能に移動させることにより、機能選択手
段でデジタル表示ユニツトの機能表示を選択し、
この選択された機能表示を時計本体に設けられた
リユーズスイツチで修正および設定を行なうよう
にしたので、少ないスイツチ数で誤操作が少な
く、簡単かつ容易にデジタル表示ユニツトの各機
能表示の修正および設定ができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案を電子腕時計に適用した場合の一
実施例を示し、第1図Aはその外観平面図、第1
図BはA−A断面図、第1図CはB−B断面図、
第2図はその使用状態を示し、第2図Aはデジタ
ル時計部を収納した状態の外観平面図、第2図B
はデジタル時計部を1段引き出した状態の要部平
面図、第2図Cはデジタル時計部を2段引き出し
た状態の要部平面図、第3図はデジタル時計部の
操作仕様を示す図、第4図は回路構成を示したブ
ロツク図、第5図は入力制御部を示す図、第6図
は入力制御部の変形例を示す図である。 1……電子腕時計、2……アナログ時計部、3
……デジタル時計部、4……時計ケース、4a…
…アナログ収納部、4b……デジタル収納部、1
2……リユーズ、15……液晶表示装置、21…
…モード切換スイツチ、22a〜22c……スイ
ツチ、27……時刻計数回路、31,40……入
力制御部、32……アラーム時刻記憶回路、33
……タイマー回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面に文字板が配置されると共に側面が開口さ
    れてユニツト収納部が形成された時計ケースと、 この時計ケース内部に配置され前記文字板上の
    指針を運針するアナログ時計部と、 このアナログ時計部で運針される指針を修正す
    るリユウズスイツチと、 上面に複数の表示桁を有し前記時計ケースの前
    記ユニツト収納部に出没自在で且つ収納された際
    に前記複数の表示桁のうちの一部のみが露出され
    るデジタル表示装置を備えたデジタル表示ユニツ
    トと、 このデジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部から引出され前記複数の表示桁が露出された際
    にスイツチ信号を出力するスイツチ信号出力手段
    と、 基準信号を計数して日付情報を得る日付計数手
    段と、 この日付計数手段で得られる前記日付情報とは
    異なる機能情報を記憶する機能情報記憶手段と、 前記デジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部に収納されて複数の表示桁のうちの一部のみが
    露出されている際にこの露出されている表示桁で
    前記日付計数手段で得られる日付を表示させる日
    付表示手段と、 前記デジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部から引出され前記複数の表示桁が露出された際
    に前記スイツチ信号出力手段からのスイツチ信号
    によつて前記複数の表示桁に前記機能情報記憶手
    段に記憶された機能情報を切換表示する表示切換
    手段と、 前記リユウズスイツチの回転によつて回転スイ
    ツチ信号を出力する回転スイツチ信号出力手段
    と、前記デジタル表示ユニツトに前記日付が表示
    されている際に前記回転スイツチ信号出力手段か
    らの回転スイツチ信号によつて前記日付を修正し
    前記デジタル表示ユニツトに前記機能情報が表示
    されている際に前記回転スイツチ信号出力手段か
    らの回転スイツチ信号によつて前記機能情報を修
    正する修正手段と、 を具備してなる電子時計。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53120564A (en) * 1977-03-30 1978-10-21 Seiko Epson Corp Electronic watch with alarm
JPS5780585A (en) * 1980-10-27 1982-05-20 Eteruna Sa Wrist watch or pocket watch having electronic movement and two types of indication means

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JPS6360988U (ja) 1988-04-22

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