JPH0425674Y2 - - Google Patents

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JPH0425674Y2
JPH0425674Y2 JP1986154994U JP15499486U JPH0425674Y2 JP H0425674 Y2 JPH0425674 Y2 JP H0425674Y2 JP 1986154994 U JP1986154994 U JP 1986154994U JP 15499486 U JP15499486 U JP 15499486U JP H0425674 Y2 JPH0425674 Y2 JP H0425674Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は電子時計に関し、さらに詳しくは時
計本体内に出没自在に設けられたデジタル表示ユ
ニツトの引き出しおよび押し込みの一連の操作毎
にデジタル表示ユニツトの表示部で表示する情報
を切り換えるようにした電子時計に関する。
[考案の背景] 最近の電子時計は多機能化が進み、単一の表示
装置に複数種の情報を切替えて表示するようにな
つている。そして、この種の電子時計に於ては表
示切替えを時計ケースに設けられた小型の押釦ス
イツチを押すことにより行なつているが、押釦ス
イツチが小型であるため、スイツチの操作性が悪
く、しかも電子時計の多機能化に伴なつて多くの
押釦スイツチが設けられているので、スイツチ操
作が煩雑で解り難い。特に、1つの押釦で複数の
スイツチ機能を行なう場合には、スイツチの誤動
作が多い等の欠点があつた。
[考案の目的] この考案は上記のような事情を考慮してなされ
たもので、その目的とするところは、少ないスイ
ツチ数で誤動作が少なく、簡単かつ容易に表示情
報を切り換えることができる電子時計を提供する
ことにある。
[考案の要点] この考案は上記のような目的を達成するため
に、各種情報をデジタル表示する表示部を備えた
デジタル表示ユニツトを時計本体に対して出没自
在に設けるとともに、このデジタル表示ユニツト
を時計本体から引き出して押し込む一連の操作毎
に前記表示部で表示する情報を切り換えるモード
選択手段を設け、前記デジタル表示ユニツトの引
き出し押し込み操作で表示情報を切り換えるよう
にしたものである。
[実施例の構成] 以下、第1図から第4図を参照して、この考案
の一実施例を説明する。
第1図A〜Cは電子腕時計を示す。この電子腕
時計1はアナログ時計部2とデジタル時計部3と
を備えたものであり、時計ケース4内のアナログ
収納部4a内にアナログ時計部2が、デジタル収
納部4b内にデジタル時計部3がそれぞれ収納さ
れている。
時計ケース4は合成樹脂からなり、その前後端
に時計バンド4c,4cを一体に形成したもので
あり、上面には時計ガラス5がベゼル6により取
付けられており、内部にはアナログ収納部4aと
デジタル収納部4bが前後(第1図Bでは上下)
に並んで形成され、裏面(同図では右側)には裏
蓋7が防水パツキン8を介してビス7a……によ
り取付けられている。この場合、アナログ時計部
2とデジタル時計部3の一部は重なつていると共
に、時計ガラス5はその右下隅部がほぼ三角形状
に切り取られており、この切り取られた右下の開
口部分4dからデジタル時計部3の一部が見える
ようになつている。また、各時計装置2,3を収
納する各収納部4a,4bは裏側に開放されて裏
蓋7で塞がれている。この場合、特にデジタル収
納部4bは上述した右下の開口部分4dおよびそ
の側部が開放されており、この開放された側部か
らデジタル時計部3の一部が時計ケース4の外部
へ出没可能に引き出されるようになつている。
アナログ時計部2は指針9を運針させて時刻を
指示するものであり、第1図Bに示すようにアナ
ログ収納部4a内にアナログブロツク10が押え
リング10aにより固定されており、その上面
(図中左側)に文字板11が配置され、この文字
板11の上方にアナログブロツク10の指針軸1
0bが突出し、この突出した指針軸10bに指針
9が運針可能に取付けられている。この場合、文
字板11はアナログ収納部4aよりも大きく、そ
の一部が第1図A,Bに示すようにデジタル収納
部4bの上に重なつて配置されており、その上方
を指針9が運針するよになつている。また、アナ
ログ収納部4aの側面からは、時計ケース4の外
部へリユーズ12が突出して設けられている。こ
のリユーズ12はアナログ時計部2の時刻修正お
よびデジタル時計部3のデータ修正および設定を
行なうものである。即ち、リユーズ12は1段引
き出すと後述するようにデジタル時計部3のデー
タ修正が可能で、2段引き出すとアナログ時計部
2の時刻修正が可能となつている。
一方、デジタル時計部3は電気光学的に時刻等
をデジタル表示するデジタル表示装置を備えたデ
ジタル表示ユニツトであり、第1図A〜Cに示す
ようにデジタル収納部4b内に出没自在に収納さ
れて2段階に引き出され、第2図A〜Dに示すよ
うに、収納した状態を含めて、日付・曜日を表示
する日付・曜日表示モード、アラーム番号を表示
する3種類のアラーム番号表示モード、、
、各アラーム番号に対応したアラーム時刻を表
示する3種類のアラーム時刻表示モード、、
等の多数の表示モード(この実施例では7種類
の表示モード)に切り換わるようになつており、
デジタル収納部4b内にデジタル時計部3のケー
ス13が配置されている。このケース13はデジ
タル収納部4b内の前後壁に沿つて摺動し、その
右側部分が時計ケース4の外部へ出没自在に突出
するものであり、ケース13の上部はアナログ時
計部2の右下の開口部分4dと対応する三角形状
の部分13aが時計ガラス5とほぼ面一になるよ
うに高く形成されていると共に、他の部分は1段
低く形成されており、これらの上面に保護ガラス
14がケース13の移動方向に細長く設けられて
いる。この保護ガラス14は後述する液晶表示装
置15を保護するものであり、右下の開口部分4
dと対応する部分(第1図Cでは右側)が厚く形
成さら、他の部分(左側)は薄く形成されてい
る。また、保護ガラス14の下側には液晶表示装
置15、回路基板16、電池17等が配置されて
いる。液晶表示装置15は日付、時刻等の情報を
表示するものであり、保護ガラス14の内面に対
応して配置され、インターコネクタ15aにより
回路基板16に電気的に接続されている。回路基
板16は液晶表示装置15に駆動信号を与えると
共に、アナログ時計部2のアナログブロツク10
にも駆動信号を与えるものであり、その下面に水
晶振動子18,トリマー・コンデンサ19、LSI
20等の電子部品が設けらていると共に、アナロ
グブロツク10に電気的に接続されている。電池
17は回路基板16に電源を供給するものであ
り、その両電極が回路基板16に接続されてい
る。
また、デジタル時計部3は第2図A〜Dに示す
ようにモード切換スイツチ21を備えている。こ
のモード切換スイツチ21はケース13の引き出
し操作に応じて、デジタル時計部3の表示モード
(上述した7種類の表示モード)を切り換えるも
のであり、2つの操作子21a、21bを備え、
ケース13の側面に設けられている。即ち、操作
子21a、21bはそれぞれ、内側端部が板ばね
23,23により弾性的に付勢され、ケース13
の引き出し操作に応じてケース13の側壁から内
外へ出没するものであり、第2図Aに示すように
デジタル時計部3がデジタル収納部4b内に収納
されているときは、各操作子21a,21bの先
端がケース13の側壁から外部へ突出し、この突
出した各先端が時計ケース4のデジタル収納部4
bの壁面に形成された凹部4b1,4b2に挿入し、
反対の内側端部がケース13内の回路基板16に
設けられた接点電極16a,16bから離間する
ので、2つの操作子21a,21bはオフとな
る。この状態では、モード切換スイツチ21が日
付・曜日表示モードの選択状態となり、第2図A
に示すように液晶表示装置15に日付と曜日が表
示される。また、第2図Bに示すようにデジタル
時計部3をデジタル収納部4b内から1段引き出
された状態では、ケース13の移動に伴つて各操
作子21a,21bが同方向へ移動し、右側の操
作子21bはその先端がデジタル収納部4b内の
壁面で押され、反対の内側端部が回路基板16の
右側の接点電極16bを導通させてオンとなり、
他の操作子21aはその各先端が隣の凹部4b2
挿入し、反対の内側端部が回路基板16の接点電
極16aから離間してオフとなる。この状態で
は、モード切換スイツチ21がアラーム番号表示
モードの選択状態となり、後述するように3種類
のアラーム番号表示モード、、のうちのい
ずれかの選択信号が出力されることになる。例え
ば日付・曜日表示モード選択状態からデジタル時
計部3を1段引き出したのであれば、アラーム番
号表示モードが選択され、第2図Bに示すよう
に液晶表示装置15にアラーム番号を表わす
「AL−1」が表示される。なお、この状態で第2
図Aに示すようにデジタル時計部3をデジタル収
納部4b内に押し込むと、上述した日付・曜日表
示モードとなる。また、第2図Cに示すようにデ
ジタル時計部3をデジタル収納部4b内から2段
引き出すと、上述と同様に、ケース13の移動に
伴つて各操作子21a,21bがさらに移動し、
右側の操作子21bはその各先端がデジタル収納
部4bの壁面に形成された凹部4b3内に挿入し、
反対の各内側端部が回路基板16の右側の接点電
極16bから離間してオフとなり、他の操作子2
1aはその先端がデジタル収納部4b内の壁面に
押され、反対の内側端部が回路基板16の左側の
接点電極16を導通させてオンとなる。この状態
では、モード切換スイツチ21がアラーム時刻表
示モードの選択状態となり、後述するように3種
類のアラーム時刻表示モード、、のうちの
いずれかの選択信号が出力されることになる。例
えば上述したアラーム番号が表示されている状
態からデジタル時計部3を引き出したのであれば
アラーム時刻表示モードが選択され、第2図C
に示すように液晶表示装置15にアラーム番号
のアラーム時刻「午前10時30分00秒」が表示され
る。そして、2段引き出されたアラーム時刻表示
モードの状態で、デジタル時計部3を1段押し込
むと、後述するモード選択回路30によりアラー
ム番号表示モードに切り換わり、第2図Dに示
すように液晶表示装置15にアラーム番号を表
わす「AL−2」が表示される。そして、次にデ
ジタル時計部3を引き出すと、アラーム番号の
アラーム時刻が表示され、以下同様の表示切替え
が行われる。
さらに、デジタル時計部3は上述したリユーズ
12で通常時刻の日付、曜日及び各アラーム時刻
の修正および設定が行なわれる。即ち、リユーズ
12を1段引き出すと、後述する修正スイツチ2
2aがオンし、液晶表示装置15に表示されたデ
ータの修正桁が点滅する。この状態で、リユーズ
12を左へ回すと、後述するセレクトスイツチ2
2bがオンして修正桁シフト信号を出力し、液晶
表示装置15に点滅表示されたデータの桁を繰り
上げて修正桁を変更する。また、リユーズ12を
右へ回すと、後述するセツトスイツチ22cがオ
ンして「+1」セツト信号を出力し、液晶表示装
置15に点滅表示されたデータの修正桁を+1加
算して修正する。なお、リユーズ12は2段引き
出されると、アナログ時計部2の時刻修正が可能
となり、この状態でリユーズ12を左右のいずれ
かに回すと、アナログ時計部2の指針9が移動し
て時刻を修正する。
次に、第3図を参照して、上記のような電子腕
時計1の回路構成を説明する。
発振回路(OSC)24は発振信号を分周回路
(DIV)25に与え、分周回路25で分周される。
この分周回路25から出力される分周信号のう
ち、1Hzの信号はアナログ時計部2のモータ駆動
回路26に与えられ、アナログブロツク10を駆
動して指針9を運針させると共に、デジタル時計
部3の時刻計数回路27にも与えられる。この時
刻計数回路27は分周回路25からの1Hzの信号
に基づいて時刻を計数し、時刻、日付け等のデー
タを表示切換回路28および一致検出回路29
a,29b,29cにそれぞれ与える。一致検出
回路29a,29b,29cはそれぞれ前記時刻
データと各アラーム時刻記憶回路32a,32
b,32cに記憶れているアラーム時刻との一致
を検出するもので、一致するとスピーカ駆動回路
34に一致検出信号を出力しスピーカ35から警
報音を発生させる。また表示切換回路28には、
時刻計数回路27の月日曜日データと各アラーム
時刻記憶回路32a,32b,32cのアラーム
時刻データとが供給されており、表示切換回路2
8はモード選択回路30からの日付・曜日表示モ
ード選択信号及びアラーム時刻表示モード選択信
号に基づいて液晶表示装置15に日付・曜日デー
タ及び3種類のアラーム時刻を切替え表示する。
また、モード選択回路30からのモード選択信号
がアラーム番号表示モードの選択信号である場合
には、液晶表示装置15に各アラーム番号を表示
させる。
モード選択回路30はデジタル時計部3の引き
出し押し込み操作によつて7種類のモードのう
ち、1つのモードを選択し、モード選択信号を表
示切換回路28および入力制御部31に与えるも
のであり、第4図に示すように構成されている。
即ち、モード選択回路30は、複数のゲートおよ
びインバータからなるデコーダ30aと、シフト
パルス発生回路30bと、スタテイツクシフトレ
ジスタ30cとからなり、モード切換スイツチ2
1の操作子21a,21bからの信号に基づいて
日付・曜日表示モード、アラーム番号表示モード
、、、アラーム時刻表示モードの選択信号
をそれぞれ出力する。この場合、デコーダ30a
の入力ラインa1〜a4にはモード切換スイツチ21
の操作子21a,21bからのスイツチ信号およ
びその反転信号がそれぞれ与えられており、入力
ラインa5〜a7にはスタテイツクシフトレジスタ3
0cからそれぞれ各ビツト信号が与えられてい
る。しかして、初期状態ではモード切換スイツチ
21の各操作子21a,21bがそれぞれオフと
なり、出力ラインb1から日付・曜日表示モードの
選択信号を表示切換回路28および入力制御部3
1に出力するとともに、スタテイツクシフトレジ
スタ30cにリセツト信号を与えてスタテイツク
シフトレジスタ30cをリセツトする。すると、
スタテイツクシフトレジスタ30cから入力ライ
ンa5にビツト信号が与えられる。この状態で、デ
ジタル時計部3が1段引き出されて切換スイツチ
21の操作子21bがオンし、操作子21aがオ
フになると、出力ラインb2からアラーム番号表示
モードの選択信号を表示切換回路28に出力す
る。また、デジタル時計部3が2段引き出され
て、モード切換スイツチ21の操作子21aがオ
ンし、操作子21bがオフになると、出力ライン
b5からアラーム時刻表示モードの選択信号を表
示切換回路28および入力制御部31に与えると
ともに、出力ラインb8からオン信号をシフトパル
ス発生回路30bに与える。このシフトパルス発
生回路30bは出力ラインb8からの信号の立下り
を検出してスタテイツクシフトレジスタ30cに
シフトパルスφ1、φ2を与えるもので、出力ライ
ンb8からオン信号が与えられているこの状態では
作動しない。この状態で、デジタル時計部3が1
段押し込まれると、まず、出力ラインb8からの信
号出力がなくなるので、シフトパルス発生回路3
0bからシフトパルスφ1、φ2がスタテイツクシ
フトレジスタ30cに与えられ、これによりスタ
テイツクシフトレジスタ30cがシフトし、入力
ラインa6にビツト信号を出力する。そのため、モ
ード切換スイツチ21が上述したアラーム番号表
示モードと同様に操作子21aがオフで、操作
子21bがオンしても、アラーム番号表示モ−ド
Iにはならず、出力ラインb3からアラーム番号表
示モードの選択信号を表示切換回路28へ出力
する。この状態から再びデジタル時計部3が引き
出されると、今度は出力ラインb6からアラーム時
刻表示モードの選択信号が表示切換回路28お
よび入力制御部31に与えられる。そして、デジ
タル時計部3が1段押し込まれると、上述と同様
にスタテイツクシフトレジスタ30cがシフトし
て入力ラインa7にビツト信号を与えるので、今度
は出力ラインb4からアラーム番号表示モードの
選択信号を表示切換回路28に与える。このよう
にデジタル時計部3の出し入れを繰り返すと、ス
タテイツクシフトレジスタ30cは元の状態に戻
り、再びアラーム番号表示モードの選択信号を
出力ラインb2から出力する。なお、デジタル時計
部3を2段押し込めば、元の日付・曜日表示モー
ドとなる。
入力制御部31はモード選択回路30から4種
類モード選択信号が与えられると共に、リユーズ
12から3種類のスイツチ信号が与えられ、この
スイツチ信号に基づいて時刻計数回路27、アラ
ーム時刻記憶回路32a,32b,32cにそれ
ぞれ桁セレクト信号および+1セツト信号を出力
し、液晶表示装置15に表示された情報(デー
タ)の修正および設定を行なう。この場合、リユ
ーズ12のスイツチは修正スイツチ22a、セレ
クトスイツチ22b、セツトスイツチ22cから
なり、修正スイツチ22aはリユーズ12を1段
引き出したときにオンしてデータを修正可能な状
態にする。セレクトスイツチ22bはリユーズ1
2を1段引き出した状態で左へ回すことによりオ
ンして修正桁をシフトするもので、修正桁を指定
する桁セレクト信号は時刻計数回路27、第1〜
第3のアラーム時刻記憶回路32a,32b,3
2cに与えられるとともに、修正桁明示信号とし
て表示切換回路28に与えられ、デジタル時計部
3の液晶表示装置15に表示された表示データの
うち、選択された修正桁を点滅表示する。セツト
スイツチ22cはリユーズ12を1段引き出した
状態で右へ回したときにオンして、「+1」のセ
ツト信号を時刻計数回路27および各アラーム時
刻記憶回路32a,32b,32cに与え、点滅
表示された修正桁を修正する。
[実施例の作用] 次に、上記のように構成された電子腕時計を使
用する場合について説明する。
通常はアナログ時計部2に現在時刻が指針9に
より指示表示され、デジタル時計部3の液晶表示
装置15に所定モードの情報が表示される。即
ち、デジタル時計部3が時計ケース4のデジタル
収納部4b内に押し込まれて収納されている状態
では、モード切換スイツチ21の各操作子21
a,21bがオフとなり、このスイツチ信号がモ
ード選択回路30に与えられ、このモード選択回
路30から日付・曜日表示モード選択信号が表示
切換回路28に出力されて、デジタル時計部3の
表示モードが日付・曜日表示モードにセツトされ
る。この日付・曜日表示モード状態では、分周回
路25からの1Hzの信号に基づいて計時計数して
いる時刻計数回路27の内容、即ち時刻データが
表示切換回路28で選択されるので、デジタル時
計部3の液晶表示装置15に曜日・日付が表示さ
れる。このような日付・曜日表示モード状態にお
いて、日付や曜日を修正する場合には、リユーズ
12を1段引き出して左右方向へ適宜回せば良
い。即ち、リユーズ12を1段引き出すと、修正
スイツチ22aがオンするので、修正状態とな
り、最初の修正桁が点滅表示される。この状態で
リユーズ12を左へ回すと、セレクトスイツチ2
2bがオンするので、修正桁が変更されてこの変
更された桁セレクト信号が時刻計数回路27と表
示切換回路28に与えられ、これによりデジタル
時計部3の液晶表示装置15に表示データの修正
桁が点滅表示される。そして、この状態でリユー
ズ12を右へ回すと、セツトスイツチ22cがオ
ンし、「+1」のセツト信号が時刻計数回路27
に与えられ、液晶表示装置15に点滅表示された
修正桁に順次+1が加算されて修正される。この
ように表示データが修正された後はリユーズ12
を元の状態に押し込めば良い。
次に、デジタル時計部3を1段引き出すと、デ
ジタル時計部3はアラーム番号表示モードとな
る。即ち、デジタル時計部3が1段引き出される
と、モード切換スイツチ21の各操作子21a,
21bのうち、操作子21aがオフで、操作子2
1bがオン状態となるので、モード選択回路30
から表示切換回路28にアラーム番号表示モード
の選択信号が与えられ、これにより液晶表示装
置15にアラーム番号を表わす「AL−1」が
表示される。
そして、この状態からデジタル時計部3が更に
1段引き出されると、アラーム番号のアラーム
時刻を表示するモードとなる。即ち、デジタル時
計部3が2段引き出されると、モード切換スイツ
チ21の各操作子21a,21bのうち、操作子
21aがオンし、操作子21bがオフ状態となる
ので、モード選択回路30から表示切換回路28
にアラーム時刻表示モードの選択信号が与えら
れ、これによりアラーム番号のアラーム時刻、
即ち、第1アラーム時刻記憶回路32aの内容が
液晶表示装置15に表示される。このアラーム番
号1のアラーム時刻表示モード状態において、ア
ラーム時刻の情報を修正またはセツトする場合
は、上述した日付・曜日表示モードと同様にリユ
ーズ12を1段引き出して左右方向へ回せば、ア
ラーム時刻が修正および設定され、表示切換回路
28を介して液晶表示装置15に修正されたアラ
ーム時刻が表示される。
そして、この状態からデジタル時計部3が1段
押し込まれると、今度はアラーム番号表示モード
になる。即ち、2段引き出された状態のデジタ
ル時計部3が1段押し込まれると、モード選択回
路30のスタテイツクシフトレジスタ30cが入
力ラインa6にビツト信号を与えるので、上述した
アラーム番号表示モードと同様にモード切換ス
イツチ21がセツトされても、出力ラインb2から
モード選択信号は出力されず、出力ラインb3から
アラーム番号表示モードの選択信号が表示切換
回路28に出力され、これにより液晶表示装置1
5にはアラーム番号を表わす「AL−2」が表
示される。
また、上記のような状態から再びデジタル時計
部3を1段引き出すと、今度はアラーム番号の
アラーム時刻、即ち、第2アラーム時刻記憶回路
32bの内容が表示される。このような状態でア
ラーム時刻を修正する場合においても、上述した
日付・曜日表示モードと同様にリユーズ12を1
段引き出して左右方向へ回せば、アラーム番号表
示モードのアラーム時刻が修正および設定さ
れ、表示切換回路28を介して液晶表示装置15
に修正されたアラーム時刻が表示される。
そして、再びデジタル時計部3が1段押し込ま
れると、今度はアラーム番号表示モードにな
る。即ち、2段引き出された状態のデジタル時計
部3が1段押し込まれると、モード選択回路30
のスタテイツクシフトレジスタ30cが入力ライ
ンa7にビツト信号を与えるので、上述したアラー
ム番号表示モード及びと同様にモード切換ス
イツチ21がセツトされても、出力ラインb2及び
b3からモード選択信号は出力されず、出力ライン
b4からアラーム番号表示モードの選択信号が表
示切換回路28に出力され、これにより液晶表示
装置15にはアラーム番号を表わす「AL−3」
が表示される。なお、この状態から再びデジタル
時計3が引き出されると、アラーム番号のアラ
ーム時刻、即ち、第3アラーム時刻記憶回路32
cの内容が表示される。このアラーム時刻を修正
する場合にも、上述と同様にリユーズ12を1段
引き出して適宜回せばよい。
このようにして、デジタル時計部3を1段目と
2段目との間で出し入れすると、上述したように
アラーム時刻記憶回路32a,32b,32cに
記憶されているアラーム時刻が液晶表示装置15
に順次切換表示される。そして、デジタル時計部
3を時計ケース4のデジタル収納部4b内に完全
に収納すると、最初の日付・曜日表示モードに戻
り、液晶表示装置15に日付・曜日が表示され
る。
上記のように構成された電子時計によれば、時
計ケース4のデジタル収納部4bにデジタル時計
部3を出没可能に収納したので、時計全体の表示
態様(時計の顔)、外観形状、デザイン等が変化
し、従来にはない新しいイメージの電子腕時計を
提供することができる。特に、デジタル時計部3
は時計ケース4のデジタル収納部4b内に収納さ
れると、デジタル時計部3の一部が時計ケース4
の右下の開口部分4dから露呈するだけであるか
ら、携帯時におけるデジタル時計部3の露出部分
が小さくなり、コンビネーシヨンウオツチとして
高級感を出すことができる。しかも、アナログ時
計部2とデジタル時計部3とはその一部が重なつ
ているので、時計全体をコンパクトに構成できる
と共に、いずれか一方(この実施例ではアナログ
時計部2)の表示部分を大きくすることができ
る。また、多機能化を図つても、1つのリユーズ
12以外の総てのスイツチが外部に露出すること
がなく完全に隠れるので、外観上のスイツチ数を
軽減できるとともに、シンプルな外観形状にする
ことができ、これによつても高級感を出すことが
できる。さらに、デジタル時計部3の液晶表示装
置15はデジタル時計部3の引き出しおよび押し
込みの一連の操作毎にモードを切り換わるので、
モードの切換操作性が良く、しかも表示されたモ
ードの情報を良好にかつ速やかに読み取ることが
できる。
また、モード切換スイツチ21は上述したよう
に時計ケース4のデジタル収納部4b内に設けら
れているので、携帯時に誤つてスイツチを操作す
ることがなく、スイツチの誤操作を確実に防止す
ることができる。特に、モード切換スイツチ21
はデジタル時計部3の引き出し操作に応じて自動
的に切り換わるので、その操作が簡単で、かつ確
実にモードを切り換えることができる。
[変形例] 次に、上述した実施例の変形例を第5図および
第6図に基づいて説明する。
第5図は第1変形例で、スケジユーラに適用し
た場合を示す。即ち、デジタル時計部3を時計ケ
ース4のデジタル収納部4b内に完全に収納した
状態では、通常モード(上述した実施例と同じ日
付・曜日表示モード)となり、デジタル時計部3
の液晶表示装置15に日付・曜日を表示する。こ
の状態からデジタル時計部3を1段引き出すと、
スケジユールの日付けを表示し、さらに、2段
引き出すと、そのスケジユール内容(例えば、
「会議」)を表示する。そして、デジタル時計部3
を1段押し込むと、今度はスケジユールの日付
けを表示し、この状態で再び引き出すと、そのス
ケジユール内容(例えば、「電話」)を表示する。
また、第6図は第2変形例で、ワールドタイム
に適用した場合を示す。即ち、上述したように、
デジタル時計部3を時計ケース4のデジタル収納
部4b内に完全に収納した状態では、通常モード
(日付・曜日表示モード)となり、デジタル時計
部3の液晶表示装置15に日付・曜日を表示す
る。この状態からデジタル時計部3を1段引き出
すと、世界の都市名(例えば、シカゴ)を表示
し、2段引き出すと、その都市の時刻を表示す
る。そして、デジタル時計部3を1段押し込む
と、今度は他の都市名(例えば、ニユーヨーク)
を表示し、この状態で再び引き出すと、その都市
の時刻を表示する。
なお、上述した実施例ではデジタル時計部3の
出没操作によつて同一系統の情報を順次切り換え
るようにしたが、例えばアラーム時刻、スケジユ
ール、電話番号等異なる系統の情報を順次切り換
えるようにしても良い。
また、この考案は上述したようなコンビネーシ
ヨンウオツチに限られることなく、両方ともアナ
ログ時計部、両方ともデジタル時計部、あるいは
3つ以上の時計装置を備えたものであつても良
く、また腕時計に限らず、他のペンダント時計等
にも広く適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の電子時計によ
れば、時計本体に出没自在に設けられたデジタル
表示ユニツトを時計本体から引き出して押し込む
一連の操作毎にモード選択手段で前記デジタル表
示ユニツトで表示する情報を切り換えるようにし
たので、少ないスイツチ数で誤操作が少なく、簡
単かつ容易にデジタル表示ユニツトの機能を切り
換えることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はこの考案を電子腕時計に適
用した場合の一実施例を示し、第1図Aはその外
観平面図、第1図BはA−A断面図、第1図Cは
B−B断面図、第2図はその使用状態を示し、第
2図Aはデジタル時計部を収納した状態の外観平
面図、第2図Bはデジタル時計部を1段引き出し
た状態の要部平面図、第2図Cはデジタル時計部
を2段引き出した状態の要部平面図、第2図Dは
2段引き出した状態から1段押し込んだ状態の要
部平面図、第3図は回路構成を示したブロツク
図、第4図はモード選択回路を示す図、第5図お
よび第6図はその変形例を示し、第5図はスケジ
ユーラに適用した第1変形例を示す図、第6図は
ワールドタイムに適用した第2変形例を示す図で
ある。 1……電子腕時計、2……アナログ時計部、3
……デジタル時計部、4……時計ケース、4a…
…アナログ収納部、4b……デジタル収納部、1
2……リユーズ、15……液晶表示装置、21…
…モード切換スイツチ、27……時刻計数回路、
31……入力制御部、32……アラーム時刻記憶
回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面に文字板が配置されると共に側面が開口さ
    れてユニツト収納部が形成された時計ケースと、 この時計ケース内部に配置され前記文字板上の
    指針を運針するアナログ時計部と、 上面に複数の表示桁を有し前記時計ケースの前
    記ユニツト収納部に出没自在でかつ収納された際
    に前記複数の表示桁のうちの一部のみが露出され
    るデジタル表示装置を備えたデジタル表示ユニツ
    トと、 このデジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部から引出された第一の位置及びこの第一の位置
    より更に引出された位置である第二の位置になつ
    た際に夫々異なつたスイツチ信号を出力するスイ
    ツチ信号出力手段と、 基準信号を計数して日付情報を得る日付計数手
    段と、 この日付計数手段で得られる前記日付情報とは
    異なる複数の情報を記憶する情報記憶手段と、 前記デジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部に収納されて複数の表示桁のうちの一部のみが
    露出されている際にこの露出されている表示桁で
    前記日付計数手段で得られる日付を表示させる日
    付表示手段と、 前記デジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部から引出され、且つ前記第一の位置及び第二の
    位置に押込み及び引出しが繰返される毎に前記情
    報記憶手段に記憶された複数の情報を順次切換表
    示する表示切換手段と、 を具備してなる電子時計。
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JPS5780585A (en) * 1980-10-27 1982-05-20 Eteruna Sa Wrist watch or pocket watch having electronic movement and two types of indication means

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