JPH0429433Y2 - - Google Patents

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JPH0429433Y2
JPH0429433Y2 JP1986154998U JP15499886U JPH0429433Y2 JP H0429433 Y2 JPH0429433 Y2 JP H0429433Y2 JP 1986154998 U JP1986154998 U JP 1986154998U JP 15499886 U JP15499886 U JP 15499886U JP H0429433 Y2 JPH0429433 Y2 JP H0429433Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は時間計測機能付き電子時計に関す
る。
[考案の背景] 一般に、電子時計におけるタイマー、ストツプ
ウオツチ、クロノグラフ等のスタート、ストツプ
のスイツチ操作は、小型の押釦スイツチを押すこ
とにより行なつているが、押釦スイツチが小型で
あるため、スイツチの操作性が悪く、しかも電子
機器の多機能化に伴なつて多くの押釦スイツチが
設けられているので、スイツチ操作が煩雑で解り
難い。特に、1つの押釦で複数のスイツチ機能を
行なう場合には、スイツチの誤操作が多い等の欠
点があつた。
[考案の目的] この考案は上記のような事情を考慮してなされ
たもので、その目的とするところは、少ないスイ
ツチ数で誤操作が少なく、簡単かつ容易にデジタ
ル表示ユニツトの機能切換およびスタート、スト
ツプを行なうことができる時間計測機能付き電子
時計を提供することにある。
[考案の要点] この考案は上記のような目的を達成するため
に、機器本体に出没自在に設けられたデジタル表
示ユニツトの引き出し操作でタイマーおよびスト
ツプウオツチ等の時間計測機能に切り換えるとと
もに、前記デジタル表示ユニツトの引出し或いは
押し込み操作で計測をスタートさせるようにした
ものである。
[実施例の構成] 以下、第1図から第6図を参照して、この考案
の一実施例を説明する。
第1図A〜Cは電子腕時計を示す。この電子腕
時計1はアナログ時計部2とデジタル時計部3と
を備えたものであり、時計ケース4内のアナログ
収納部4a内にアナログ時計部2が、デジタル収
納部4b内にデジタル時計部3がそれぞれ収納さ
れている。
時計ケース4は合成樹脂からなり、その前後端
に時計バンド4c,4cを一体に形成したもので
あり、上面には時計ガラス5がベゼル6により取
付けられており、内部にはアナログ収納部4aと
デジタル収納部4bが前後(第1図Bでは上下)
に並んで形成され、裏面(同図では右側)には裏
蓋7が防水パツキン8を介してビス7a……によ
り取付けられている。この場合、アナログ時計部
2とデジタル時計部3の一部は重なつていると共
に、時計ガラス5はその右下隅部がほぼ三角形状
に切り取られており、この切り取られた右下の開
口部分4dからデジタル時計部3の一部が見える
ようになつている。また、各時計装置2,3を収
納する各収納部4a,4bは裏側に開放されて裏
蓋7で塞がれている。この場合、特にデジタル収
納部4bは上述した右下の開口部分4dおよびそ
の側部が開放されており、この開放された側部か
らデジタル時計部3の一部が時計ケース4の外部
へ出没可能に引き出されるようになつている。
アナログ時計部2は指針9を運針させて時刻を
指示するものであり、第1図Bに示すようにアナ
ログ収納部4a内にアナログブロツク10が押え
リング10aにより固定されており、その上面
(図中左側)に文字板11が配置され、この文字
板11の上方にアナログブロツク10の指針軸1
0bが突出し、この突出した指針軸10bに指針
9が運針可能に取付けられている。この場合、文
字板11はアナログ収納部4aよりも大きく、そ
の一部が第1図A,Bに示すようにデジタル収納
部4bの上に重なつて配置されており、その上方
を指針9が運針するよになつている。また、アナ
ログ収納部4aの側面からは、時計ケース4の外
部へリユーズ12が突出して設けられている。こ
のリユーズ12はアナログ時計部2の時刻修正お
よびデジタル時計部3のデータ修正および設定を
行なうものである。即ち、リユーズ12は1段引
き出すと後述するようにデジタル時計部3のデー
タ修正が可能で、2段引き出すとアナログ時計部
2の時刻修正が可能となつている。
一方、デジタル時計部3は電気光学的に時刻を
デジタル表示する表示装置を備えたデジタル表示
ユニツトであり、第1図A〜Cに示すようにデジ
タル収納部4b内に出没自在に収納されて2段階
に引き出され、第2図A〜Dに示すように、収納
した状態を含めて、日付・曜日を表示する機能
(日付・曜日モード)、アラーム機能(アラームモ
ード)、タイマー機能(タイマーモード)等の3
種類の機能に切り換わるようになつており、デジ
タル収納部4b内にデジタル時計部3のケース1
3が配置されている。このケース13はデジタル
収納部4b内の前後壁に沿つて摺動し、その右側
部分が時計ケース4の外部へ出没自在に突出する
ものであり、ケース13の上部はアナログ時計部
2の右下の開口部分4dと対応する三角形状の部
分13aが時計ガラス5とほぼ面一になるように
高く形成されていると共に、他の部分は1段低く
形成されており、これらの上面に保護ガラス14
がケース13の移動方向に細長く設けられてい
る。この保護ガラス14は後述する液晶表示装置
15を保護するものであり、右下の開口部分4d
と対応する部分(第1図Cでは右側)が厚く形成
され、他の部分(左側)は薄く形成されている。
また、保護ガラス14の下側には液晶表示装置1
5、回路基板16、電池17等が配置されてい
る。液晶表示装置15は日付、時刻等の情報を表
示するものであり、保護ガラス14の内面に対応
して配置され、インターコネクタ15aにより回
路基板16に電気的に接続されている。回路基板
16は液晶表示装置15に駆動信号を与えると共
に、アナログ時計部2のアナログブロツク10に
も駆動信号を与えるものであり、その下面に水晶
振動子18、トリマー・コンデンサ19、LSI2
0等の電子部品が設けられていると共に、アナロ
グブロツク10に電気的に接続されている。電池
17は回路基板16に電源を供給するものであ
り、その両電極が回路基板16に接続されてい
る。
また、デジタル時計部3は第2図A〜Dに示す
ようにモード切換スイツチ21を備えている。こ
のモード切換スイツチ21はケース13の引き出
し操作に応じて、デジタル時計部3のモード(上
述した3種類の機能)を切り換えるものであり、
2つの操作子21a,21bを備え、ケース13
の側面に設けられている。即ち、操作子21a,
21bはそれぞれ、内側端部が板ばね23,23
により弾性的に付勢され、ケース13の引き出し
操作に応じてケース13の側壁から内外へ出没す
るものであり、第2図Aに示すようにデジタル時
計部3がデジタル収納部4b内に収納されている
ときは、各操作子21a,21bの先端がケース
13の側壁から外部へ突出し、この突出した各先
端が時計ケース4のデジタル収納部4bの壁面に
形成された凹部4b1,4b2に挿入し、反対の内側
端部がケース13内の回路基板16に設けられた
接点電極16a,16bから離間するので、2つ
の操作子21a,21bはオフとなる。この状態
では、モード切換スイツチ21が日付・曜日モー
ドとなり、第2図Aに示すように液晶表示装置1
5に日付と曜日が表示される。また、第2図Bに
示すようにデジタル時計部3をデジタル収納部4
b内から1段引き出すと、ケース13の移動に伴
つて各操作子21a,21bが同方向へ移動し、
右側の操作子21bはその先端がデジタル収納部
4b内の壁面で押され、反対の内側端部が回路基
板16の右側の接点電極16bを導通させてオン
となり、他の操作子21aはその各先端が隣の凹
部4b2に挿入し、反対の内側端部が回路基板16
の接点電極16aから離間してオフとなる。この
状態では、モード切換スイツチ21がアラームモ
ードとなり、第2図Bに示すように液晶表示装置
15にアラーム時刻が表示される。なお、この状
態で第2図Aに示すようにデジタル時計部3をデ
ジタル収納部4b内に押し込むと、上述した日
付・曜日モードとなる。また、第2図Cに示すよ
うにデジタル時計部3をデジタル収納部4b内か
ら2段引き出すと、上述と同様に、ケース13の
移動に伴つて各操作子21a,21bがさらに移
動し、右側の操作子21bはその各先端がデジタ
ル収納部4bの壁面に形成された凹部4b3内に挿
入し、反対の各内側端部が回路基板16の右側の
接点電極16bから離間してオフとなり、他の操
作子21aはその先端がデジタル収納部4b内の
壁面に押され、反対の内側端部が回路基板16の
左側の接点電極16aを導通させてオンとなる。
この状態では、モード切換スイツチ21がタイマ
ーモードとなり、第2図Cに示すように液晶表示
装置15にタイマー時刻が表示される。さらに、
第2図Dに示すように、2段引き出されたデジタ
ル時計部3を1段押し込むと、上述したアラーム
モードと同様に、モード切換スイツチ21の操作
子21aがオフとなり、操作子21bはオンとな
るが、後述するモード選択回路30によりアラー
ムモードにはならず、タイマーモードがそのまま
移行してスタートし、タイマー時刻のが順次減算
されて残り時間が刻々表示される。
さらに、デジタル時計部3は上述したリユーズ
12で3種類の各モードにおける情報の修正およ
び設定が行なわれる。即ち、リユーズ12を1段
引き出すと、後述する修正スイツチ22aがオン
し、液晶表示装置15に表示された日付・曜日デ
ータの修正桁が点滅する。この状態で、リユーズ
12を左へ回すと、後述するセレクトスイツチ2
2bがオンして桁セレクト信号を出力し、この桁
セレクト信号毎に液晶表示装置15に点滅表示さ
れた日付・曜日データの桁を繰り上げて修正桁を
選択指定する。また、リユーズ12を右へ回す
と、後述するセツトスイツチ22cがオンして
「+1」セツト信号を出力し、液晶表示装置15
に点滅表示された日付・曜日データの修正桁を+
1加算して修正する。なお、リユーズ12は2段
引き出されると、アナログ時計部2の時刻修正が
可能となり、この状態でリユーズ12を左右のい
ずれかに回すと、アナログ時計部2の指針9が移
動して時刻を修正する。
次に、第4図を参照して、上記のような電子腕
時計1の回路構成を説明する。
発振回路(OSC)24は発振信号を分周回路
(DIV)25に与え、分周回路25で分周される。
この分周回路25から出力される分周信号のう
ち、1Hzの信号はアナログ時計部2のモータ駆動
回路26に与えられ、アナログブロツク10を駆
動して指針9を運針させると共に、デジタル時計
部3の時刻計数回路27にも与えられる。この時
刻計数回路27は分周回路25からの1Hzの信号
に基づいて時刻を計数し、時刻データを表示切換
回路28および一致検出回路29に与える。一致
検出回路29にはアラーム時刻記憶回路32に記
憶されたアラーム時刻データも与えられており、
時刻計数回路27の時刻データがアラーム時刻デ
ータと一致した時、一致検出回路29からスピー
カ駆動回路34に一致検出信号が出力されてスピ
ーカ35が警報音を発生する。また表示切換回路
28には前述した時刻データ、アラーム時刻デー
タとともにタイマ回路33のタイマ時間データも
与えられており、表示切換回路28はモード選択
回路30からのモード選択信号に基づいてこれら
のデータを選択し、液晶表示装置15の表示を日
付・曜日表示、アラーム表示、タイマー表示の3
種類に切り換える。
モード選択回路30はデジタル時計部3の引き
出し操作によつて3種類のモードのうち、1つの
モードを選択し、モード選択信号を表示切換回路
28および入力制御部31に与えるとともに、タ
イマーモードにおけるスタート信号をも出力する
ものであり、第5図に示すように構成されてい
る。即ち、モード選択回路30は、複数のゲート
およびインバータからなるデコーダ30aと、フ
リツプフロツプFとからなり、モード切換スイツ
チ21の操作子21a,21bからの信号に基づ
いて日付・曜日モード、アラームモード、タイマ
ーモードの切換信号をそれぞれ出力する。この場
合、デコーダ30aの入力ラインa1〜a4にはモー
ド切換スイツチ21の操作子21a,21bから
のスイツチ信号およびその反転信号がそれぞれ与
えられるとともに、入力ラインa5にはフリツプフ
ロツプFの出力端子から信号が与えられ、入
力ラインa6にはフリツプフロツプFの出力端子Q
からQ信号が与えられるようになつている。しか
して、初期状態ではモード切換スイツチ21の各
操作子21a,21bがそれぞれオフとなり、出
力ラインb1から日付・曜日モードの切換信号を出
力するとともに、フリツプフロツプFのリセツト
端子Rにリセツト信号を与え、フリツプフロツプ
Fの出力端子から入力ラインa5に信号が与え
られる。この状態で、デジタル時計部3が1段引
き出されて、モード切換スイツチ21の操作子2
1bがオンし、操作子21aがオフになると、出
力ラインb2からアラームモードの選択信号を出力
する。また、デジタル時計部3が2段引き出され
て、モード切換スイツチ21の操作子21aがオ
ンし、操作子21bがオフになると、出力ライン
b4からタイマーモードの選択信号を出力するとと
もに、フリツプフロツプFのセツト端子Sにセツ
ト信号を与える。これにより、フリツプフロツプ
Fは出力端子からの信号が断れ、代つて出力
端子QからQ信号が入力ラインa6に与えられる。
この状態で、2段引き出されたデジタル時計部3
を1段押し込んで、操作子21bをオンさせ、操
作子21bをオフすると、出力ラインb3からタイ
マースタート信号とタイマーモード選択信号が出
力される。この場合、タイマースタート信号はタ
イマー回路33に与えられ、タイマーモード選択
信号は表示切換回路28に与えられて液晶表示装
置15にタイマー時刻を表示する。そして、さら
にデジタル時計部3が押し込まれて、各操作子2
1a,21bがそれぞれオフになると、再び出力
ラインb1から日付・曜日モードの選択信号を出力
するとともに、フリツプフロツプFのリセツト端
子Rにリセツト信号を与えてフリツプフロツプF
をリセツトする。これにより、モード選択回路3
0は初期状態に戻る。
入力制御部31はモード選択回路30からモー
ド選択信号が与えられると共に、リユーズ12か
ら3種類のスイツチ信号が与えられ、このスイツ
チ信号に基づいて時刻計数回路27、アラーム時
刻記憶回路32およびタイマー回路33にそれぞ
れ、桁セレクト信号および+1セツト信号を出力
し、液晶表示装置15に表示された情報(デー
タ)の修正および設定を行なうもので、第6図に
示すように、桁選択回路31a、選択ゲート回路
31b等からなつている。同図に於て、22aは
リユーズ12を1段引き出したときにオンする修
正スイツチで、このスイツチの状態信号は選択ゲ
ート回路31bに与えられるとともにインバータ
31cを介して桁選択回路31aのリセツト端子
に与えられる。22bはリユーズ12を1段引き
出した状態で左へ回すことによりオンするセレク
トスイツチで、このスイツチのオン信号はワンシ
ヨツト回路31dを介して桁選択回路31aに与
えられる。桁選択回路31aはインバータ31c
を介して修正スイツチ22aの反転信号がリセツ
ト端子に与えられる構成であるので、修正スイツ
チ22aがオン状態になるとリセツト状態が解除
され、選択桁の変更が可能となる。この状態でセ
レクトスイツチ22bからワンシヨツト回路31
dを介してワンシヨツト信号が与えられると、こ
のワンシヨツト信号の到来毎に選択桁が順次シフ
トし、異なる桁セレクト信号を選択ゲート回路3
1bに与える。選択ゲート回路31bは修正スイ
ツチ22aからのオン信号が与えられると動作
し、モード選択回路30で選択されたモード信号
に基づいて桁選択回路31aからの桁セレクト信
号を時刻計数回路27、アラーム時刻記憶回路3
2、タイマー回路33のいずれかに与えるととも
に、この信号を修正桁明示信号として表示切換回
路28に与える。これによりデジタル時計部3に
表示された表示データのうち、修正桁が選択され
て点滅表示される。このように点滅表示された表
示データはセツトスイツチ22cにより修正され
る。即ち、セツトスイツチ22cはリユーズ12
を1段引き出した状態で右へ回したときにオン
し、このオン信号をワンシヨツト回路31eに与
え、このワンシヨツト回路31eから「+1」の
セツト信号を時刻計数回路27、アラーム時刻記
憶回路32、タイマー回路33のいずれかに与
え、点滅表示された修正桁を修正する。したがつ
て、入力制御部31はリユーズ12が1段引き出
された状態(修正状態)でデジタル時計部3が出
没移動して他のモードに切り換わつても、新たに
選択されたモードは前回のモードの修正状態がそ
のまま移行して同じ修正状態になる。例えば、第
3図に示すように日付・曜日モードで「月」の桁
が点滅表示された修正状態のときに、デジタル時
計部3が1段引き出されてアラームモードに切り
換わると、アラーム時刻の「時」桁が点滅表示さ
れ、この「時」桁が修正可能となる。また、日
付・曜日モードで「日」の桁が点滅表示された修
正状態のときに、デジタル時計部3が1段引き出
されてアラームモードに切り換わると、アラーム
時刻の「分」桁が点滅表示され、この「分」桁が
修正可能となる。同様に、アラームモードとタイ
マーモードの間でも前モードの状態が次モードに
移行する。
[実施例の作用] 次に、上記のように構成された電子腕時計を使
用する場合について説明する。
通常はアナログ時計部2に現在時刻が指針9に
より指示表示され、デジタル時計部3の液晶表示
装置15に所定モードの情報が表示される。即
ち、デジタル時計部3が時計ケース4のデジタル
収納部4b内に押し込まれて収納されている状態
では、モード切換スイツチ21の各操作子21
a,21bがオフとなり、このスイツチ信号がモ
ード選択回路30に与えられ、このモード選択回
路30から日付・曜日モード選択信号が表示切換
回路28に与えられ、これによりデジタル時計部
3が日付・曜日モードにセツトされる。この日
付・曜日モード状態では、分周回路25からの1
Hzの信号に基づいて計時計数している時刻計数回
路27の内容、即ち、時刻データが表示切換回路
28で選択されるので、デジタル時計部3の液晶
表示装置15に曜日・日付が表示される。このよ
うな日付・曜日モード状態において、日付や曜日
を修正する場合には、リユーズ12を1段引き出
して左右方向へ適宜回せば良い。即ち、リユーズ
12を1段引き出すと、修正スイツチ22aがオ
ンし、入力制御部31の選択ゲート回路31bか
ら桁セレクト信号の出力が可能になるとともに、
桁選択回路31aのリセツト状態が解除される。
この状態でリユーズ12を左へ回すと、セレクト
スイツチ22bがオンし、ワンシヨツト回路31
dからワンシヨツト信号が桁選択回路31aに与
えられ、これにより桁選択回路31aの選択桁が
シフトして修正桁が変更される。このようにして
選択された修正桁セレクト信号は選択ゲート回路
31bに与えられ、この選択ゲート回路31bか
ら時刻計数回路27に桁セレクト信号として与え
られるとともに、表示切換回路28にも修正桁明
示信号として与えられる。これにより、デジタル
時計部3の液晶表示装置15は表示データの修正
桁が点滅表示される。即ち、第3図に示すよう
に、リユーズ12を1段引出すと液晶表示装置1
5に月及び日付データが表示されると共に月桁が
点滅表示され、この状態でリユーズ12を左に回
すと日桁が点滅表示される。更にリユーズ12の
回転位置を元に戻した後に再度リユーズ12を左
に回すと曜日及び日付データが表示されると共に
曜日桁が点滅表示される。そして、この状態でリ
ユーズ12を右へ回すと、セツトスイツチ22c
がオンし、ワンシヨツト回路31eから「+1」
のセツト信号が時刻計数回路27に与えられ、液
晶表示装置15に点滅表示された修正桁が順次+
1が加算されて修正される。このように表示デー
タが修正された後はリユーズ12を元の状態に押
し込めば良い。
また、デジタル時計部3を1段引き出すと、デ
ジタル時計部3はアラームモードとなる。即ち、
デジタル時計部3が1段引き出されると、モード
切換スイツチ21の各操作子21a,21bのう
ち、操作子21aがオフで、操作子21bがオン
状態となるので、モード選択回路30から表示切
換回路28にアラームモード選択信号が与えら
れ、これにより液晶表示装置15にアラーム時刻
が表示される。そして、このようなアラームモー
ド状態で、アラーム時刻データを修正またはセツ
トする場合には、第3図に示すように上述した日
付・曜日モードの場合と同様にリユーズ12を1
段引き出して左右方向へ適宜回せば、アラーム時
刻記憶回路32に記憶されたアラーム時刻が修正
され、この修正されたアラーム時刻データが表示
切換回路28を介して液晶表示装置15に表示さ
れる。なお、この状態でデジタル時計部3が、例
えば、1段押し込まれると、日付・曜日モードに
切り換わるとともに、上述した修正状態がそのま
ま移行し、日付・曜日モードの修正状態に切り換
わる。
また、デジタル時計部3が2段引き出される
と、タイマーモードとなる。即ち、デジタル時計
部3が2段引き出されると、モード切換スイツチ
21の各操作子21a,21bのうち、操作子2
1aがオンし、操作子21bがオフ状態となるの
で、モード選択回路30から表示切換回路28に
タイマーモード選択信号が与えられ、これにより
タイマーモードとなる。このタイマーモードの状
態においても、タイマー時間情報を修正またはセ
ツトする場合は、第3図に示すように上述した日
付・曜日モードと同様にリユーズ12を1段引き
出して左右方向へ回せば、タイマー時間情報が設
定され、表示切換回路28を介して液晶表示装置
15に表示される。そして、タイマーモードのス
タートは2段引き出された状態のデジタル時計部
3を1段押し込むことによつて行なわれる。即
ち、デジタル時計部3が1段押し込まれると、モ
ード選択回路30の出力ラインb3からタイマーモ
ード選択信号とタイマースタート信号とを出力
し、タイマーモード選択信号が表示切換回路28
に与えられて液晶表示装置15にタイマー情報を
表示し、またタイマースタート信号は第4図に示
すようにタイマー回路33に与えられる。これに
より、分周回路25から与えられた100Hzの信号
をタイマー回路33に内蔵された分周回路で1Hz
に分周してカウントを開始し、その刻々変化する
情報(残り時間)を表示切換回路28を介して液
晶表示装置15に表示する。そして、残り時間が
「0」になると、「0」検出回路36からスピーカ
駆動回路34に検出信号が与えられ、スピーカ3
5から警報音を発生する。
上記のように構成された電子時計によれば、時
計ケース4のデジタル収納部4bにデジタル時計
部3を出没可能に収納したので、時計全体の表示
態様(時計の顔)、外観形状、デザイン等が変化
し、従来にはない新しいイメージの電子腕時計を
提供することができる。特に、デジタル時計部3
は時計ケース4のデジタル収納部4b内に収納さ
れると、デジタル時計部3の一部が時計ケース4
の右下の開口部分4dから露呈するだけであるか
ら、携帯時におけるデジタル時計部3の露出部分
が小さくなり、コンビネーシヨンウオツチとして
高級感を出すことができる。しかも、アナログ時
計部2とデジタル時計部3とはその一部が重なつ
ているので、時計全体をコンパクトに構成できる
と共に、いずれか一方(この実施例ではアナログ
時計部2)の表示部分を大きくすることができ
る。また、多機能化を図つても、1つのリユーズ
12以外の総てのスイツチが外部に露出すること
がなく完全に隠れるので、外観上のスイツチ数を
軽減できるとともに、、シンプルな外観形状にす
ることができ、これによつても高級感を出すこと
ができる。さらに、デジタル時計部3の液晶表示
装置15はデジタル時計部3の引き出し操作に応
じて表示桁数が変化し、引き出し状態に応じたモ
ードの情報を表示するので、良好にかつ速やかに
読み取ることができる。
また、モード切換スイツチ21は上述したよう
に時計ケース4のデジタル収納部4b内に設けら
れているので、携帯時に誤つてスイツチを操作す
ることがなく、スイツチの誤操作を確実に防止す
ることができる。特に、モード切換スイツチ21
はデジタル時計部3の引き出し操作に応じて自動
的に切り換わるので、その操作が簡単で、かつ確
実にモードを切り換えることができる。
[変形例] 次に、上述した実施例の入力制御部31の変形
例を第7図〜第10図に基づいて説明する。
第7図は入力制御部40の第1変形例を示す。
この入力制御部40は所定のモードで情報の修正
および設定を行なつている際に、デジタル時計部
3が出没してモード選択回路30からモード選択
信号が与えられ、モードが切り換わつたときに、
新たに選択されたモードを初期の修正状態になる
ようにしたものであり、上述した入力制御部31
に、モード選択回路30からの3種類のモード選
択信号が与えられ且つモード信号が切替つた時に
検出信号を出力する変化検出回路41を追加して
設け、この変化検出回路41の検出信号をオアゲ
ート42を介して桁選択回路31aのリセツト端
子に与え桁選択回路31aをリセツトするように
したものである。なお、リユーズ12を1段引き
出したときにオンする修正スイツチ22aの状態
信号はインバータ31c、オアゲート42を介し
て桁選択回路31aのリセツト端子に与えられて
いる。このような入力制御部40によれば、上述
した実施例と同様な作用効果があるほか、所定の
モードが修正状態のときに、モードが切り換わつ
て、新たにモードが選択されると、そのモードは
初期の修正状態にセツトされる。
また、第8図および第9図は入力制御部の第2
変形例を示す。この第2変形例は液晶表示装置1
5に表示された情報の修正および設定を行なリユ
ーズ12に代えて、第8図に示すように、時計ケ
ース4の側壁に3つの押釦51a,51b,51
cを設け、この押釦51a,51b,51cで修
正および設定を行なうようにしたもので、この場
合、入力制御部50は第9図に示すように構成さ
れる。即ち、3つの押釦51a,51b,51c
はそれぞれ修正スイツチ22a、セレクトスイツ
チ22b、セツトスイツチ22cをなし、修正ス
イツチ22a以外は上述した実施例と同様に構成
されており、修正スイツチ22aはそのオン信号
がワンシヨツト回路52を介してフリツプフロツ
プFのトリガー端子Tに与えられる。このフリツ
プフロツプFは通常のリセツト状態では出力端子
Qから信号を出力しこの信号を桁選択回路31
aのリセツト端子に与えて桁選択回路31aをリ
セツトしており、修正スイツチ22aがオンして
トリガー端子Tに信号が与えられると、出力端子
が切り換わつて出力端子QからQ信号が選択ゲー
ト回路31bに与えられる。これにより、修正お
よび設定が可能な状態になる。なお、フリツプフ
ロツプFのリセツト端子Rにはモードの切り換わ
り変化を検出する変化検出回路41から検出信号
が与えられ、これによりフリツプフロツプFがリ
セツトされる。このような入力制御部50におい
ても、上述した第1変形例と同様な作用効果があ
る。
さらに、第10図は入力制御部の第3変形例を
示す。この第3変形例は上述した第2変形例のフ
リツプフロツプFの出力端子から出力される
信号をオアゲート61に与え、このオアゲート6
1から桁選択回路31aのリセツト端子に信号を
与えてリセツトするとともに、モードの切り換わ
り変化を検出する変化検出回路41からの検出信
号がオアゲート61に与えられ、これによつても
桁選択回路31aがリセツトされる。このような
入力制御部60においても、上述した第2変形例
と同様の作用効果が得られる。
なお、上述した実施例では電池等を内蔵したデ
ジタル時計部3をデジタル表示ユニツトの構成例
として示したが、デジタル表示ユニツトはデータ
をデジタル表示する表示装置が時計本体に対して
出没するものであれば良く、表示装置だけで構成
しても良い。
また、上述した実施例では時間計測機能として
タイマーを示したが、ストツプウオツチ等他のも
のであつても良い。そして、ストツプウオツチの
ようにストツプ操作を必要とするものにあつて
は、時計本体或いは表示ユニツトにストツプスイ
ツチを設けても良いし、或いは表示ユニツトの引
出しでスタート、押込みでストツプさせる構成に
しても良い。
さらに、この考案は上述したようなコンビネー
シヨンウオツチに限られることなく、両方ともデ
ジタル時計部、あるいは3つ以上の時計装置を備
えたペンダント時計等であつても良く、また時計
に限らず、他の時間計測機能を備えた小型電子機
器にも広く適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の時間計測機能
付き電子時計によれば、機器本体に出没自在に設
けられたデジタル表示ユニツトの引き出し操作で
タイマーおよびストツプウオツチ等の時間計測機
能に切り換えるとともに、前記デジタル表示ユニ
ツトの引出し或いは押し込み操作で計測をスター
トさせるようにしたので、少ないスイツチ数で誤
操作が少なく、簡単かつ容易にデジタル表示ユニ
ツトの機能切換およびスタート、ストツプを行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図はこの考案を電子腕時計に適
用した場合の一実施例を示し、第1図Aはその外
観平面図、第1図BはA−A断面図、第1図Cは
B−B断面図、第2図はその使用状態を示し、第
2図Aはデジタル時計部を収納した状態の外観平
面図、第2図Bはデジタル時計部を1段引き出し
た状態の要部平面図、第2図Cはデジタル時計部
を2段引き出した状態の要部平面図、第2図Dは
2段引き出した状態から1段押し込んだ状態の要
部平面図、第3図はデジタル時計部の操作仕様を
示す図、第4図は回路構成を示したブロツク図、
第5図はモード選択回路を示す図、第6図は入力
制御部を示す図、第7図から第10図は入力制御
部の変形例を示し、第7図はその第1変形例を示
す図、第8図は第2変形例を示す腕時計の外観
図、第9図はその入力制御部を示す図、第10図
は入力制御部の第3変形例を示す図である。 1……電子腕時計、2……アナログ時計部、3
……デジタル時計部、4……時計ケース、4a…
…アナログ収納部、4b……デジタル収納部、1
2……リユーズ、15……液晶表示装置、21…
…モード切換スイツチ、22a〜22c……スイ
ツチ、27……時刻計数回路、31,40,5
0,60……入力制御部、32……アラーム時刻
記憶回路、33……タイマー回路、51a,51
b,51c……押釦。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面に文字板が配置されると共に側面が開口さ
    れてユニツト収納部が形成された時計ケースと、 この時計ケース内部に配置され前記文字板上の
    指針を運針するアナログ時計部と、 上面に複数の表示桁を有し前記時計ケースの前
    記ユニツト収納部に出没自在で且つ収納された際
    に前記複数の表示桁のうちの一部のみが露出され
    るデジタル表示装置を備えたデジタル表示ユニツ
    トと、 前記ユニツト収納部から引出されたデジタル表
    示ユニツトが前記複数の表示桁全てが露出される
    第一の位置となつた際及びこの複数の表示桁全て
    が露出される第一の位置より更に引出された位置
    である第二の位置になつた際に夫々異なつたスイ
    ツチ信号を出力するスイツチ信号出力手段と、 前記デジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部に収納されて複数の表示桁のうちの一部のみが
    露出されている際にこの露出されている表示桁で
    日付を表示させる日付表示手段と、 前記デジタル表示ユニツトが前記ユニツト収納
    部から引出されて前記第二の位置になつた際に前
    記複数の表示桁の表示を時間計測手段の表示に切
    換える切換手段と、 前記デジタル表示ユニツトが前記第一の位置と
    なつた際に前記スイツチ信号出力手段からのスイ
    ツチ信号に基づき時間計測手段による時間計測を
    開始させる計測開始手段と、 を具備してなる時間計測機能付き電子時計。
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Citations (2)

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JPS5542317U (ja) * 1978-09-13 1980-03-18
JPS5726094B2 (ja) * 1978-11-10 1982-06-02

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