JPH0439421Y2 - - Google Patents

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JPH0439421Y2
JPH0439421Y2 JP1985117538U JP11753885U JPH0439421Y2 JP H0439421 Y2 JPH0439421 Y2 JP H0439421Y2 JP 1985117538 U JP1985117538 U JP 1985117538U JP 11753885 U JP11753885 U JP 11753885U JP H0439421 Y2 JPH0439421 Y2 JP H0439421Y2
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JP
Japan
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ignition
internal combustion
combustion engine
cylinder head
ignition coil
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JP1985117538U
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JPS6226565U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、多気筒内燃機関に用いられる点火装
置に係り、特に複数個のイグニツシヨンコイルを
有するダイレクト式点火装置に係る。
従来の技術 複数個のイグニツシヨンコイルを有していてデ
イストリビユータを必要とすることなく各気筒の
点火プラグに対して選択的に電圧を印加するよう
構成された多気筒内燃機関用の点火装置はダイレ
クト式(同時点火式)点火装置として既に知られ
ており、これは実開昭60−215685公報に示されて
いる。
上述の如きダイレクト式点火装置に於ては、イ
グニツシヨンコイルは高圧コードの短縮化、スペ
ースの有効利用のためにダブルオーバヘツド型内
燃機関に於ては、吸気弁側のシリンダヘツドカバ
ーと排気弁側のシリンダヘツドカバーとの間の隘
路状溝部に気筒配列方向に列を成して配設されて
いる。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上述の如くイグニツシヨンコイルが設
けられる前記隘路状溝部は熱が籠り易く、特に自
動車等の車輌等に於て内燃機関が横置されると、
前記隘路状溝部には走行風及び冷却フアン風が殆
ど流れず、このため前記隘路状溝部に配置された
イグニツシヨンコイルは熱的に過酷な条件下に曝
される虞れがあり、また内燃機関が縦置されても
イグニツシヨンコイルのうち車輌の前側にあるイ
グニツシヨンコイルには走行風及び冷却フアン風
が比較的良好に当るが、後方にあるものには走行
風及び冷却フアン風があまり当らず、一部のイグ
ニツシヨンコイルがやはり熱的に過酷な条件下に
曝される虞れがある。
この場合、単にイグニツシヨンコイルが熱的損
傷を受けるだけでなく、エンジンの回転変動を生
ずる場合がある。即ち、上記の如く、複数のイグ
ニツシヨンコイルのうち、一部が熱的損傷を受け
ることにより、点火作動が行われなくなるので、
それに対応する気筒の出力トルクが低下する。こ
れにより、エンジンの回転に変動が生ずる。
また前記隘路状溝部にイグニツシヨンコイルが
設けられると、該隘路状溝部に設けられている点
火プラグのメンテナンスがしにくくなる。即ち、
点火プラグの取付け、取外しに際してはイグニツ
シヨンコイルを全て取外さなければならないこと
がある。
また、イグニツシヨンコイルが内燃機関に直接
取付けられると、イグニツシヨンコイルが機関振
動によつて強く加振され、イグニツシヨンコイル
の耐久性に問題を生じる虞れがある。
この耐久性に於ける問題を回避するための手段
は、実開昭56−8861号公報に記載されている。同
公報に記載される考案は、イグニツシヨンコイル
装置を断熱且耐熱性のゴム状弾性体よりなる断熱
防振層と介してエンジンのシリンダヘツドカバー
に取付けるというものである。
本考案は上述の如き問題点の全てを解決した改
良されたダイレクト式点火装置のイグニツシヨン
コイルの取付構造を提供することを目的としてい
る。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本考案によれば、複数個の
イグニツシヨンコイルを有する車輌用多気筒内燃
機関のダイレクト式点火装置に於て、前記複数個
のイグニツシヨンコイルが多気筒内燃機関のシリ
ンダヘツドカバーに防振ゴムを介して取付けられ
た取付プレートに、車輌進行方向に対し互いに並
列に配置され固定されていることを特徴とするダ
イレクト式点火装置によつて達成される。
考案の作用及び効果 上述の如き構成によれば、複数個のイグニツシ
ヨンコイルの全てが風通しの良いシリンダヘツド
カバー上に配設され、これによりイグニツシヨン
コイルが熱的に過酷な条件下に曝される虞れがな
くなる。
更にまた複数個のイグニツシヨンコイルは取付
プレート上に於て車輌の走行方向に対し互いに並
列に配置されているので、これによりその複数個
のイグニツシヨンコイルに走行風及び冷却フアン
風が一様に当るようになり、複数個のイグニツシ
ヨンコイルの一部が熱的に不利な状態下に置かれ
ることがない。これにより、一部のイグニツシヨ
ンコイルだけ熱的損傷を受けることがないので、
全気筒について出力トルクの低下が生じず、エン
ジンの回転変動が回避される。
更にイグニツシヨンコイルを支持する取付プレ
ートとシリンダヘツドカバーとの間に防振ゴムが
設けられていることによつて機関振動がイグニツ
シヨンコイルに直接伝達されることがないので、
イグニツシヨンコイルが機関振動によつて強く加
振されることがなくなり、これらのことによつて
もイグニツシヨンコイルの耐久性が向上するよう
になる。
更にまた、イグニツシヨンコイルがシリンダヘ
ツドカバー上に設けられることによりイグニツシ
ヨンコイルが点火プラグの取付け、取外しの邪魔
になることがなくなり、イグニツシヨンコイルの
配設によつて点火プラグのメンテナンスが従来に
比して容易になる。
また特に縦置き型のエンジンの場合では、複数
のイグニツシヨンコイルが進行方向に対して並列
に置かれるので、全てのイグニツシヨンコイルに
ついてその点火プラグが設置されないようにする
ことができるので、全ての点火プラグの取付け、
取外しの際にイグニツシヨンコイルを取外す必要
がなくなり、メンテナンスが一層容易になる。
実施例 以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本考案によるダイレクト式
点火装置を備えた多気筒内燃機関の一つの実施例
を示している。図に於て、1は多気筒内燃機関、
例えば六気筒内燃機関を示しており、該内燃機関
は、図には示されていないが、六個の気筒を一列
に有し、吸気弁側のシリンダヘツドカバー2と排
気弁側のシリンダヘツドカバー3との間の隘路状
溝部4に各気筒の点火プラグ5,6,7,8,
9,10を取付けられている。
シリンダヘツドカバー2及び3上には防振ゴム
装置12と取付ボルト13とによつて一枚の取付
プレート11が隘路状溝部4を跨いた状態にて取
付けられている。
防振ゴム装置12は、第3図に良く示されてい
る如く、インナブツシユ14と、インナブツシユ
14の外周に設けられた円筒状のゴム状弾性部材
15と、エンドプレート16とを有し、ゴム状弾
性部材15の中間部にて取付プレート11と結合
し、インナブツシユ14を貫通して設けられた取
付ボルト13によつてシリンダヘツドカバー2或
いは3に対し固定されている。また、取付プレー
ト11はその両端部に折曲片部17,18を有
し、この折曲片部17及び18は各々取付ボルト
19及び20によつて内燃機関1のシリンダヘツ
ドに固定接続されている。
取付プレート11上には、複数個の、この実施
例の場合、三個のイグニツシヨンコイル21,2
2,23が各々取付ねじ24によつて取付けられ
ている。イグニツシヨンコイル21,22,23
は第1図で見て左右方向の車輌進行方向に対し並
列に互いに所定の間隙をおいて隔置して取付けら
れており、各々高圧コード25によつて所定の点
火プラグ5〜10に導電接続されている。
取付プレート11は、点火プラグ5〜9の交換
がイグニツシヨンコイル21〜23の取外しを全
く必要とすることなく行われるよう、図示された
実施例に於ては、一つの点火プラグ10の上方の
みを横切つて延在しており、またイグニツシヨン
コイル22が取付プレート11より取外されるこ
とのみによつて点火プラグ10の交換が行われ得
るよう取付プレート11にはこれが点火プラグ1
0に対応する位置に作業孔26(第2図参照)が
設けられている。
上述の如き構成によれば、三つのイグニツシヨ
ンコイル21,22,23は各々シリンダヘツド
カバー2及び3上に配設され、走行風及び冷却フ
アン風を受け、適当に冷却されるので、その熱的
損傷を回避することができる。また三つのイグニ
ツシヨンコイル21,22,23は各々防振ゴム
装置12によつてシリンダヘツドカバー2及び3
よりフローテイング支持された取付プレート11
に取付けられていることにより内燃機関1の振動
によつて直接加振されることがない。
尚、上述した実施例に於ては、取付プレート1
1はその二箇所をシリンダヘツドカバー2及び3
に対し防振支持されているが、第4図に示されて
いる如く、取付プレート11はその四箇所を全て
防振ゴム装置12によりシリンダヘツドカバー2
及び3に取付けられても良い。
以上に於ては、本考案を特定の実施例について
詳細に説明したが、本考案は、これに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるダイレクト式点火装置を
備えた多気筒内燃機関の一つの実施例を示す平面
図、第2図は第1図に示された内燃機関の背面
図、第3図は取付プレート取付部の防振構造を示
す縦断面図、第4図は本考案によるダイレクト式
点火装置を備えた多気筒内燃機関の他の一つの実
施例を示す平面図である。 1……多気筒内燃機関、2,3……シリンダヘ
ツドカバー、4……隘路状溝部、5〜10……点
火プラグ、11……取付プレート、12……防振
ゴム装置、13……取付ボルト、14……インナ
ブツシユ、15……ゴム状弾性部材、16……エ
ンドプレート、17,18……折曲片部、19,
20……取付ボルト、21,22,23……イグ
ニツシヨンコイル、24……取付ねじ、25……
高圧コード、26……作業孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個のイグニツシヨンコイルを有する車輌用
    多気筒内燃機関のダイレクト式点火装置に於て、
    前記複数個のイグニツシヨンコイルが、多気筒内
    燃機関のシリンダヘツドカバーに防振ゴムを介し
    て取付けられた取付プレートに、車輌進行方向に
    対し互いに並列に配置されて固定されていること
    を特徴とするダイレクト式点火装置。
JP1985117538U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH0439421Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985117538U JPH0439421Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JP1985117538U JPH0439421Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6226565U JPS6226565U (ja) 1987-02-18
JPH0439421Y2 true JPH0439421Y2 (ja) 1992-09-16

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ID=31003148

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JP1985117538U Expired JPH0439421Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568861B2 (ja) * 1975-08-11 1981-02-26

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568861U (ja) * 1979-06-29 1981-01-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568861B2 (ja) * 1975-08-11 1981-02-26

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JPS6226565U (ja) 1987-02-18

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