JP3029539U - エンジン取付け用フライホイール磁石発電機 - Google Patents

エンジン取付け用フライホイール磁石発電機

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JP3029539U
JP3029539U JP1996002264U JP226496U JP3029539U JP 3029539 U JP3029539 U JP 3029539U JP 1996002264 U JP1996002264 U JP 1996002264U JP 226496 U JP226496 U JP 226496U JP 3029539 U JP3029539 U JP 3029539U
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stator
engine
vibration
magnet generator
flywheel magnet
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JP1996002264U
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Inventor
三男 高田
光司 川村
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動からステータコイルを保護できるエンジ
ン取付け用フライホイール磁石発電機をえる。 【解決手段】 エンジン2のクランクケース3とステー
タ4との間に防振パッキン16を介在させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内燃機関の如きエンジンのステータ取付け対象部にステータが固定 され、ロータが該エンジンのクランク軸に固定されて回転する構造のエンジン取 付け用フライホイール磁石発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のフライホイール磁石発電機1のエンジンに対する取付け構造と しては、図5に示すタイプと、図6に示すタイプとの2通りがあった。
【0003】 図5に示すフライホイール磁石発電機1においては、エンジン2のクランクケ ース3にステータ4が直接固定され、ロータ5が該エンジン2のクランク軸6に 固定されている。
【0004】 ステータ4は、環状のステータ鉄心7の各突極にボビン8を介してステータコ イル9が巻装された構造になっている。このようなステータ4は、ステータ鉄心 7の環状部を貫通するステータ締付けボルト10でクランクケース3に締付け固 定されている。
【0005】 ロータ5は、内周に永久磁石11が取付けられて椀状のフライホイール12を 備え、フライホイール11はその中央のボス部12aに設けられているテーパ孔 12bをエンジン2のクランク軸6におけるテーパ部6aに嵌め込んで該クラン ク軸6の先端に螺合したナット13で該クランク軸6に締結されている。
【0006】 図6に示すフライホイール磁石発電機1においては、エンジン2のクランクケ ース3にアルミ製等のコイルプレート14が固定され、該コイルプレート14に ステータ4が固定され、ロータ5が該エンジン2のクランク軸6に固定されてい る。
【0007】 ステータ4は、図5と同様な構造になっていて、コイルプレート14にステー タ締付けボルト10で締結されている。
【0008】 コイルプレート14は、コイルプレート締付けボルト15でクランクケース3 に締結されている。
【0009】 その他の構成は、図5と同様になっている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5,図6に示す如き構造のエンジン取付け用フライホイール 磁石発電機では、雪上車や大型2輪車等の駆動源であるエンジンに取付けられる 場合、下記に示す不具合が発生することがある。
【0011】 (a)エンジン2側から加わる振動により、ステータコイル(エキサイタコイル ,ランプコイル,チャージコイル等)9に断線,ショート等が発生することがあ る。
【0012】 (b)ステータコイル9側で耐振性を向上させようとすると、コスト高になり、 経済的に不利になる。
【0013】 (c)信頼性が低下する。
【0014】 本考案の目的は、振動からステータコイルを保護できるエンジン取付け用フラ イホイール磁石発電機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、エンジンのクランクケースに直接的または間接的に ステータが固定され、ロータが該エンジンのクランク軸に固定されて回転する構 造のエンジン取付け用フライホイール磁石発電機において、 クランクケースとステータとの間に防振パッキンが介在されていることを特徴 とする。
【0016】 請求項2に記載の考案は、エンジンのクランクケースにステータが固定され、 ロータが該エンジンのクランク軸に固定されて回転する構造のエンジン取付け用 フライホイール磁石発電機において、 クランクケースとステータとの間に防振パッキンが介在されていることを特徴 とする。
【0017】 請求項3に記載の考案は、エンジンのクランクケースにコイルプレートを介し てステータが固定され、ロータが該エンジンのクランク軸に固定されて回転する 構造のエンジン取付け用フライホイール磁石発電機において、 クランクケースとコイルプレートとの間に防振パッキンが介在されていること を特徴とする。
【0018】 請求項4に記載の考案は、エンジンのクランクケースにコイルプレートを介し てステータが固定され、ロータが該エンジンのクランク軸に固定されて回転する 構造のエンジン取付け用フライホイール磁石発電機において、 コイルプレートとステータとの間に防振パッキンが介在されていることを特徴 とする。
【0019】 請求項5に記載の考案は、エンジンのクランクケースにコイルプレートを介し てステータが固定され、ロータが該エンジンのクランク軸に固定されて回転する 構造のエンジン取付け用フライホイール磁石発電機において、 クランクケースとコイルプレートとの間に防振パッキンが介在され、且つコイ ルプレートとステータとの間に防振パッキンが介在されていることを特徴とする 。
【0020】 このようにクランクケースとステータとの間に防振パッキンを介在させると、 エンジン側からステータに伝わる振動を、該防振パッキンで減衰させることがで きる。
【0021】 このため、ステータコイルにおける断線やショート等の発生を防止することが できる。また、このような防振パッキンの使用によれば、ステータコイル側で耐 振性を向上させる必要がなく、低コストで実施でき、経済的に有利となる。かつ また、ステータの固有振動倍率を抑えることができる。更に、該フライホイール 磁石発電機の信頼性を向上させることができる。
【0022】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は、本考案に係るエンジン取付け用フライホイール磁石発電機に おける実施の形態の第1例を示したものである。なお、前述した図5と対応する 部分には、同一符号を付けて示している。
【0023】 本例のエンジン取付け用フライホイール磁石発電機1においては、図1に示す ようにステータ4とエンジン2のクランクケース3との間に図2に示すような構 造の防振パッキン16が介在されている。該防振パッキン16には、ステータ締 付けボルト10を通すボルト通し孔17があけられている。ステータ4は、ステ ータ鉄心7の環状部を貫通するステータ締付けボルト10で該防振パッキン16 を介してクランクケース3に締付け固定されている。その他の構成は、図5と同 様である。
【0024】 このようにステータ4とエンジン2のクランクケース3との間に防振パッキン 16を介在させると、エンジン2側からステータ2に伝わる振動を該防振パッキ ン16で減衰させることができる。
【0025】 このため、ステータコイル9における断線やショート等の発生を防止すること ができる。また、このような防振パッキン16の使用によれば、ステータコイル 9側で耐振性を向上させる必要がなく、低コストで実施でき、経済的に有利とな る。かつまた、ステータ4の固有振動倍率を抑えることができる。更に、該フラ イホイール磁石発電機の信頼性を向上させることができる。
【0026】 図3,図4及び図2は、本考案に係るエンジン取付け用フライホイール磁石発 電機における実施の形態の第2例を示したものである。なお、前述した図1と対 応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0027】 本例のエンジン取付け用フライホイール磁石発電機1においては、図3に示す ようにエンジン2のクランクケース3とコイルプレート14との間に防振パッキ ン18が介在されている。該防振パッキン18には、図4に示すようにボルト通 し孔19があけられている。コイルプレート14は、該防振パッキン18を介し てコイルプレート締付けボルト15でエンジン2のクランクケース3に取付けら れている。
【0028】 また、図3に示すようにステータ4とエンジン2のコイルプレート14との間 には防振パッキン16が介在されている。該防振パッキン16には、図2に示す ようにボルト通し孔17があけられている。ステータ4は、ステータ鉄心7の環 状部を貫通するステータ締付けボルト10で該防振パッキン16を介してコイル プレート14からなるステータ取付け対象部に締付け固定されている。その他の 構成は、図1と同様である。
【0029】 このようにエンジン2のクランクケース3とコイルプレート14との間に防振 パッキン18を介在させ、またコイルプレート14とステータ4との間に防振パ ッキン16を介在させると、エンジン2側からステータ4に伝わる振動を、これ らの防振パッキン18,16で減衰させることができる。このため、ステータコ イル9における断線やショート等の発生を防止することができる。また、このよ うな防振パッキン18,16の使用によれば、ステータコイル9側で耐振性を向 上させる必要がなく、低コストで実施でき、経済的に有利となる。かつまた、ス テータ4の固有振動倍率を抑えることができる。更に、該フライホイール磁石発 電機の信頼性を向上させることができる。
【0030】 なお、コイルプレート14を有するタイプでは、場合によっては、エンジン2 のクランクケース3とコイルプレート14との間のみに防振パッキン18を介在 させる場合と、コイルプレート14とステータ4との間のみに防振パッキン16 を介在させる場合とがある。
【0031】 実験例 防振パッキンを使用しない場合と、使用した場合との防振効果について実験し たところ、下記の結果が得られた。
【0032】 防振パッキン16,18としては、繊維強化合成ゴムの成型品を用いた。
【0033】 実験は、加振10Gベースでの共振倍率を測定することにより行った。測定箇 所は、図5にaとして示すようになステータ4におけるボビン8の側面aで行っ た。この場合の振動周波数は、50HZ〜2000 HZである。
【0034】 防振パッキンなし 13.9倍 クランクケース3とコイルプレート14との間のみに防振パッキン18を介在 9.0 倍 コイルプレート14とステータ4との間のみに防振パッキン16を介在 13.0倍
【0035】
【考案の効果】
本考案に係るエンジン取付け用フライホイール磁石発電機においては、クラン クケースとステータとの間に防振パッキンを介在させているので、エンジン側か らステータに伝わる振動をこの防振パッキンで減衰させることができる。
【0036】 このため、ステータコイルにおける断線やショート等の発生を防止することが できる。また、このような防振パッキンの使用によれば、ステータコイル側で耐 振性を向上させる必要がなく、低コストで実施でき、経済的に有利となる。かつ また、ステータの固有振動倍率を抑えることができる。更に、該フライホイール 磁石発電機の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエンジン取付け用フライホイール
磁石発電機における実施の形態の第1例の要部縦断面図
である。
【図2】第1例で用いている防振パッキンを示す正面図
である。
【図3】本考案に係るエンジン取付け用フライホイール
磁石発電機における実施の形態の第2例の要部縦断面図
である。
【図4】第2例で用いている防振パッキンを示す正面図
である。
【図5】従来のエンジン取付け用フライホイール磁石発
電機の一例の要部縦断面図である。
【図6】従来のエンジン取付け用フライホイール磁石発
電機の他の例の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 フライホイール磁石発電機 2 エンジン 3 クランクケース 4 ステータ 5 ロータ 6 クランク軸 6a テーパ部 7 ステータ鉄心 8 ボビン 9 ステータコイル 10 ステータ締付けボルト 11 永久磁石 12 フライホイール 12a ボス部 12b テーパ孔 13 ナット 14 コイルプレート 15 コイルプレート締付けボルト 16 防振パッキン 17 ボルト通し孔 18 防振パッキン 19 ボルト通し孔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランクケースに直接的また
    は間接的にステータが固定され、ロータが該エンジンの
    クランク軸に固定されて回転する構造のエンジン取付け
    用フライホイール磁石発電機において、 前記クランクケースと前記ステータとの間に防振パッキ
    ンが介在されていることを特徴とするエンジン取付け用
    フライホイール磁石発電機。
  2. 【請求項2】 エンジンのクランクケースにステータが
    固定され、ロータが該エンジンのクランク軸に固定され
    て回転する構造のエンジン取付け用フライホイール磁石
    発電機において、 前記クランクケースと前記ステータとの間に防振パッキ
    ンが介在されていることを特徴とするエンジン取付け用
    フライホイール磁石発電機。
  3. 【請求項3】 エンジンのクランクケースにコイルプレ
    ートを介してステータが固定され、ロータが該エンジン
    のクランク軸に固定されて回転する構造のエンジン取付
    け用フライホイール磁石発電機において、 前記クランクケースと前記コイルプレートとの間に防振
    パッキンが介在されていることを特徴とするエンジン取
    付け用フライホイール磁石発電機。
  4. 【請求項4】 エンジンのクランクケースにコイルプレ
    ートを介してステータが固定され、ロータが該エンジン
    のクランク軸に固定されて回転する構造のエンジン取付
    け用フライホイール磁石発電機において、 前記コイルプレートと前記ステータとの間に防振パッキ
    ンが介在されていることを特徴とするエンジン取付け用
    フライホイール磁石発電機。
  5. 【請求項5】 エンジンのクランクケースにコイルプレ
    ートを介してステータが固定され、ロータが該エンジン
    のクランク軸に固定されて回転する構造のエンジン取付
    け用フライホイール磁石発電機において、 前記クランクケースと前記コイルプレートとの間に防振
    パッキンが介在され、且つ前記コイルプレートと前記ス
    テータとの間に防振パッキンが介在されていることを特
    徴とするエンジン取付け用フライホイール磁石発電機。
JP1996002264U 1996-03-28 1996-03-28 エンジン取付け用フライホイール磁石発電機 Expired - Lifetime JP3029539U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318777A (ja) * 2001-09-08 2005-11-10 Lei He リング式スタータ/発電機
JP2020018068A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置

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