JPH0439169B2 - - Google Patents

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JPH0439169B2
JPH0439169B2 JP60012760A JP1276085A JPH0439169B2 JP H0439169 B2 JPH0439169 B2 JP H0439169B2 JP 60012760 A JP60012760 A JP 60012760A JP 1276085 A JP1276085 A JP 1276085A JP H0439169 B2 JPH0439169 B2 JP H0439169B2
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earth leakage
terminal
plate
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leakage breaker
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、プラグ式の漏電遮断器の構造に関す
るものである。
[背景技術] 従来、この種のプラグ式の漏電遮断器において
は、アースターミナルを突設しているコンセント
の栓刃挿入口に漏電遮断器の栓刃を挿入接続する
場合に、栓刃を突出しているハウジングの面にコ
ンセントのアースターミナルが当たるために、ア
ースターミナルを上部に取り付けなければならな
かつたり、漏電遮断器自体を逆さにしなければ漏
電遮断器をコンセントにセツトできないという問
題があつた。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて提供したものであつ
て、アースターミナル付きのコンセントに正常に
取り付けることができる漏電遮断器の構造を提供
するものである。
[発明の開示] 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第2図は漏電遮断器本体11の分解斜視図を示す
ものであり、外殻を構成するハウジング8内に
は、主回路に流れる漏電を検出する漏電検出ブロ
ツク1と、該漏電検出ブロツク1からの信号にて
駆動されて主回路に挿入されている接点3を開成
するリレー2と、一端を上記接点3と接続され他
端が負荷と接続される端子ブロツク4と、表面に
アースターミナル5を突設したコンセント6の栓
刃挿入口9に挿入接続して電源を受ける先端が突
設した栓刃7等を収納配設している。まず、成型
部品であるハウジング8について説明すると、こ
の絶縁材からなるハウジング8は、上記各部材が
配設されるベース12と、漏電検出ブロツク1や
リレー2等を覆設するカバー13と、このカバー
13に隣接して端子ブロツク4を覆設する端子カ
バー14との3つの部材から構成されている。ベ
ース12は第2図及び第4図に示すように、端子
ブロツク4を配置する一端部の高台段部12cは
盛り上がつた段部状に形成されており、その盛り
上がつた高台段部12cと反対側のベース12の
背面にはコンセント6のアースターミナル5の逃
げ用の凹所10形成されている。この凹所10は
一側方と背方とが開口されており、アースターミ
ナル5及びアースターミナル5に接続されるアー
ス線の逃げ用としている。ベース12の両側と他
端部側の上部には横方向に突出するフランジ12
aが一体に形成してある。また、ベース12の外
周部の上面の要所には細長状の突起16が一体に
上方に突出形成されている。略コ字型に形成され
た弾性を有するゴムのようなパツキン17の穴1
8に上記突起16を挿通することで、パツキン1
7はベース12上に位置決めされることになる。
さらに、ベース12の両側には、係止孔19が上
下に開口して突設されており、この係止孔19の
下方のベース12の外側面には第4図a,gに示
すように係止段部20が形成してある。尚、ベー
ス12を深くしてパツキンレスとするようにして
も良い。
ベース12の他端部側の上面を覆設するカバー
13は第2図及び第5図に示すように、下面が開
口した箱状に形成されている。カバー13の一端
側には開口部21が形成され、カバー13の下部
の両側及び他端側にはベース12のフランジ12
aと対応したフランジ13aが一体に形成してあ
る。また、カバー13の下面の両側にはベース1
2の係止孔19に挿通する係止片22が形成され
ていて、この係止片22には係止段部20と係合
する係止孔23が穿孔されている。カバー13の
開口部21の上方と側方に位置する部分には端子
カバー14と係合する係合溝24を形成してい
る。カバー13の上面は銘板27を配置する凹面
28が形成してあり、また、後述するテスト釦2
5とリセツト釦26とを配設する上下に開口した
釦収納部29が夫々形成してある。高台段部12
cを覆設する端子カバー14の一端側には第3図
bに示すように、カバー13の係合溝24と嵌着
係合する係合突部30が一体に形成され、他端側
はベース12の盛り上がつている段部12bと対
応させた開口部14bを切り欠いて形成してい
る。また、端子カバー14の両側にはベース12
のフランジ12aと対応したフランジ14aが一
体に形成してある。しかして、ベース12上にカ
バー13を載置し、カバー13の係止片22をパ
ツキン17の貫通孔17aを介してベース12の
係止孔19に挿通して係止段部20と係止孔23
とをワンタツチで嵌め殺し係合し、カバー13を
ベース12上に保持固定する。さらに、第3図b
に示すように端子カバー14の係合突起30をカ
バー13の係合溝24に係合嵌着するとともに、
ベース12の下方より組立ねじ31をベース12
の挿通孔32を介して端子カバー14のネジ穴3
3に螺着することで、1本の組立ねじ31により
ベース12、カバー13及び端子カバー14を組
み立てることができるものである。
ベース12のコ字型壁34の内側にはL型に折
曲形成された栓刃7を挿通する挿通孔35が穿孔
され、この挿通孔35を介して栓刃7がハウジン
グ8の下面に突出する。一対の栓刃7a,7bの
固定片60a,60bの外側端部間にはサージア
ブソーバ36が接続してあり、また、一対のリー
ド線37a,37bも栓刃7a,7bの外側端部
に接続してある。栓刃7a,7bは挿通孔35に
挿通してその固定片60a,60bはベース12
の突台40上に載置され、上方よりねじ38を固
定片60a,60bの孔61a,61bを挿通し
て突台40のネジ穴39に夫々螺着することで、
コンセント6から電源を受ける一対の栓刃7a,
7bはベース12に固定されることになる。負荷
に電源を供給する端子ブロツク4は一対の導電性
の端子板41,42から構成され、一方の平板状
の端子板41はベース12の高台段部12c上に
ねじ43によつて螺着固定され、また、他方のL
字型の端子板42も同様に高台段部12c上にね
じ44により螺着固定される。両端子板41,4
2には下方に接点板41a,42aが延出形成さ
れ、この接点板41a,42aには固定接点41
b,42bか夫々固着されている。高台段部12
cの側方のベース12上に収納凹所45にはリレ
ー2が第3図bに示すように、ベース12の下方
からのねじ46により固定される。リレー2の接
極子2bはスプリング2aにより鉄芯2bと開離
する方向に付勢されており、接極子2bにはこの
接極子2bと連動する一対の導電性の可動接点板
47,48が取着され、更に、この可動接点板4
7,48の下部には端子板41,42の接点板4
1a,42aの固定接点41b,42bと相対す
る可動接点47a,48aが夫々固着されてい
る。これら、可動接点47a,48aと固定接点
41b,42bとで、主回路を開閉する接点3が
構成される。リレー2が駆動されない状態におい
てはスプリング2aの付勢力によつて可動接点4
7a,48aは固定接点41b,42bと接触し
ており、主回路は閉成状態となつている。
次に、漏電検出ブロツク1について説明する。
その前に、漏電検出ブロツク1を主に含む漏電遮
断器本体11の回路について説明する。第8図に
示すように、電源と接続される入力端たる栓刃7
からの主回路は零相変流器(ZCT)49を挿通
してリレー2の接点3を介し、出力端たる端子板
41,42に接続されている。リレー2のコイル
2dはダイオードブリツジDBを介して入力側に
接続され、このダイオードブリツジDBの出力側
より漏電検出ブロツク1に電源を供給するように
している。漏電検出ブロツク1は、ZCT49に
巻回されている2次コイルに漏電時に誘起される
電圧を増幅して信号と出力する増幅回路50と、
増幅回路50の出力信号にて駆動されてトリガ用
のトランジスタ51と、トランジスタ51が駆動
された時にゲート電流が流れてオンしコイル2d
に駆動電流を流して、リレー2をオン駆動するサ
イリスタ52等から構成されている。また、サイ
リスタ52がオンした時に漏電表示を行なう発光
ダイオード53と、主回路に並列に接続され負荷
に電源を供給している時に表示を行なう通電表示
用のネオンランプ54とを漏電検出ブロツク1に
設けている。さらに、リセツト釦26により駆動
されるリセツトスイツチ26aがダイオードブリ
ツジDBの入力端の並列に接続され、サイリスタ
52の復帰を行なうようにしている。また、テス
ト釦25により駆動されるテストスイツチ25a
が主回路を短絡するように接続されており、この
テストスイツチ25aの閉成により漏電を強制的
に起こしてテストを行なうようにしている。
第8図に示す回路は次のように動作する。すな
わち、漏電が生じていない通常の状態において
は、リレー2は駆動されていないから接点3は閉
成されていて電源は栓刃7、主回路、接点3、端
子板41,42を介して負荷に供給される。この
時、ネオンランプ54に電源が供給されるため、
ネオンランプ54によつて通電表示を行なう。こ
こで、漏電が生じると、主回路に流れる電流が不
平衡となり、ZCT49に巻回されている2次コ
イルに電圧が誘起され、その電圧は増幅回路50
によつて増幅される。増幅回路50にて増幅され
た信号はトランジスタ51を駆動してサイリスタ
52をオン駆動する。サイリスタ52がオンする
と、電流がリレー2のコイル2d、ダイオードブ
リツジDB、サイリスタ52を介して流れるた
め、リレー2が駆動されて接極子2bが鉄芯2c
に吸引され、可動接点板47,48は、端子板4
1,42の接点板41a,42aの固定接点41
b,42bから可動接点41a,42aを開離す
る方向に駆動する。従つて、主回路に挿入されて
いる接点3が開成され、負荷への電源供給は遮断
されることになる。この時、ネオンランプ54は
消灯するとともに、発光ダイオード53が点灯し
て漏電表示を行なう。また、漏電検出ブロツク1
をリセツトする場合には、リセツト釦26を押す
ことで、リセツトスイツチ26aが開成されて電
源が一旦断となり、サイリスタ52が復帰して初
期状態に戻る。尚、テスト釦25の操作の場合も
上記と同様に動作するものである。
次に、漏電検出ブロツク1の構造について説明
する。漏電検出ブロツク1は第2図、第3図及び
第6図に示すように、その外殻がL型の枠体55
にて形成され、枠体55の下面にはL型片55a
と固定片55bとが一体に形成されている。枠体
55はベース12のコ字型壁34の上に載置され
るとともに、L型片55aがベース12の内隅部
57と壁体58の内側に位置し、枠体55、つま
り漏電検出ブロツク1がベース12に位置決めさ
れることになる。つまり、漏電検出ブロツク1
は、上記内隅部57と壁体58によつて仮固定さ
れることになるものである。枠体55内には、漏
電検出ブロツク1の電子回路部品を実装したプリ
ント基板56と、ZCT49等が配設してある。
プリント基板56の上面には発光ダイオード53
が配置され、また、枠体55の一端縁に形成され
ている取付部59にはネオンランプ54が装着し
てある。また、枠体55の他端側のZCT49の
貫通孔49aの両側に位置するプリント基板56
及びその上方には、テストスイツチ25aを構成
する導電性を有する接触バネ25bと端子棒25
cが、また、リセツトスイツチ26aを構成する
導電性を有する接触バネ26bと端子棒26cと
が夫々配設されている。接触バネ25b,26b
はその基部が突部55dにて位置決めされるとと
もに、下端がプリント基板56に固定されてい
る。そして接触バネ25b,26bは上方に付勢
されていて、通常は端子棒25c,26cと開離
しておりテストスイツチ25a及びリセツトスイ
ツチ26aは開成している。ZCT49のリード
線49bは枠体55の下面に沿つて配線され、さ
らに固定片55bのスリツト55cを介して枠体
55の側面よりプリント基板56に接続してあ
る。
ところで、ベース12上にリレー2、栓刃7、
漏電検出ブロツク1を配設した場合には、第2図
及び第3図に示すように、一対の栓刃7a,7b
の上方に漏電検出ブロツク1が位置し、リレー2
の後方には漏電検出ブロツク1のZCT49が隣
接して位置することになる。つまり、リレー2に
隣接してZCT49が配置され、ZCT49の貫通
孔49aの下方に栓刃7bが配置されることにな
る。一方の栓刃7aに接続されているリード線3
7aは、他方の栓刃7bに向かつて配線され、該
栓刃7bに接続しているリード線37bと第3図
eのように2本一対となり、この一対のリード線
37a,37bは第3図b,dに示すように、
ZCT49の貫通孔49aを貫通し、枠体55に
一体に設けられている押さえ爪62により押さえ
固定され、主回路を構成するリード線37a,3
7bの先端の導体は可動接点板47,48の接続
端子47b,48bに接続されている。このよう
に構成することで、リレー2には主回路電線たる
リード線37a,37bの余分な力が加わらなく
なり、リード線37a,37bの収納もスムーズ
にできるものである。また、リレー2のコイル2
dからの一方のリード線63aは第3図eのよう
に栓刃7aに接続され、他方のリード線37bは
第3図dのように接触バネ26bに接続してあ
る。また、漏電検出ブロツク1のプリント基板5
6からのリード線64は端子板42に接続されて
いる。
次に、テスト釦25、リセツト釦26等の操作
釦の構造及び取付構造について第3図及び第7図
に基づいて説明する。尚、説明はリセツト釦26
について述べるがテスト釦25も同様である。リ
セツト釦26は弾性を有し断面が楕円状の柱状体
であり、材質としては防水効果を持たせるために
サンプレーン材としている。リセツト釦26の上
部はカバー13の上面より突出する操作部65と
してあり、下部は操作部65より細径とし下端縁
の全周には抜け止め用の鍔67が一体に突出形成し
てある。また、リセツト釦26の略中央部には、
薄肉部68を介して円筒状の筒体66が一体に形
成されている。この筒体66の上面と下面とは平
面状に形成してある。一方、カバー13に上面部
には、これらリセツト釦26及びテスト釦25を
配設する釦収納部29が2つ形成されており、こ
の釦収納部29は以下のような構造となつてい
る。すなわち、第3図b及び第5図に示すよう
に、断面が楕円状のリセツト釦26の形状に対応
させて釦収納部29は同様に楕円状に形状されて
おり、該釦収納部29の一段低く形成された底板
69には、その中央部にリセツト釦26の下部が
挿通する挿通孔70が突設され、この挿通孔70
の回りの底板69の上面にはリブ72が一体に形
成されている。このリブ72と外壁73との間に
形成される溝を嵌合溝71とし、この嵌合溝71
内にリセツト釦26の筒体66を嵌合するもので
ある。尚、カバー13の上面と底板69との間の
寸法と、リセツト釦26の筒体66の長さ寸法は
ほぼ同じ寸法にしてある。しかして、リセツト釦
26を釦収納部29に装着するものであるが、リ
セツト釦26の下部を底板69の挿通孔70に挿
通し、リセツト釦26の鍔67を挿通孔70周縁
の底板69の下面に係止し、リセツト釦26の抜
け止めを図り、この時、同時にリセツト釦26の
筒体66は嵌合溝71に嵌合し、リセツト釦26
は釦収納部29に位置決めされることなる。さら
に、リセツト釦26の操作部65を銘板27に穿
孔されている貫通孔74に貫通させ、銘板27を
カバー13の凹面28の上面に張着する。この
時、銘板27の貫通孔74の穴の大きさはリセツ
ト釦26の操作部65が貫通するだけの大きさで
あるため、第3図bに示すように、貫通孔74の
周囲の銘板27の下面にてリセツト釦26の筒体
66の上面が押接ないし弾接され、リセツト釦2
6は銘板27によつて保持されるとともに、銘板
27の下面と筒体66の上面との接触によつて防
水化を図つている。しかも、銘板27とリセツト
釦26の筒体66との接触及び鍔67と底板69
との係止とによりリセツト釦26の抜け防止を図
ることができるものである。このように、1つの
リセツト釦26でもつて防水効果、抜け止め効果
を兼ね備えることができるものである。
そして、釦収納部29に装着したテスト釦25
及びリセツト釦26の下方には漏電検出ブロツク
1のテストスイツチ25a及びリセツトスイツチ
26aが位置するものである。すなわち、テスト
釦25の下方には接触バネ25bが位置し、リセ
ツト釦26の下方には接触バネ26bが位置して
いる。そして、テスト釦25及びリセツト釦26
を押すと、接触バネ25b,26bが付勢され
て、テストスイツチ25a及びリセツトスイツチ
26aが閉成されることになる。テスト釦25及
びリセツト釦26を離すと、テスト釦25及びリ
セツト釦26自身の弾性復帰力と接触バネ25
b,26bの復帰力とによつてテスト釦25及び
リセツト釦26は復帰するものである。尚、カバ
ー13には、漏電検出ブロツク1の発光ダイオー
ド53とネオンランプ54の光を透光させる開口
窓75,76が設けられており、また、銘板27
には同様に表示窓78,79が設けてある。ま
た、負荷へ電源を供給するリード線を挿通保持す
るブツシング79は、ベース12と端子カバー1
4とを組み立てた際にその半円状の切欠部80
a,80bによつて嵌着保持されることになる。
尚、上記テスト釦25とリセツト釦26とをハウ
ジング8のブツシング79を設けた付近に配置構
成するようにしても良い。
しかして、コンセント6に漏電遮断器本体11
を装着する場合には次のように行なう。すなわ
ち、第1図に示すように、壁面に設けられている
コンセント6は2組の栓刃挿入口9が形成されて
おり、栓刃挿入口9の下方にはアース線を接続す
るためのアースターミナル5が前面側に突出形成
されている。このアースターミナル5を下側にし
て漏電遮断器本体11を装着する正常な取付にお
いては、上部に栓刃7を設けた当該漏電遮断器本
体11の下部にアースターミナル5逃げ用凹所1
0を設けているために、栓刃7を栓刃挿入口9に
挿入接続しても、コンセント6のアースターミナ
ル5は漏電遮断器本体11の凹所10内に位置す
ることになる。従つて、アースターミナル5が栓
刃挿入口9の下側にあつて前面に突出していて
も、アースターミナル5の逃げを漏電遮断器本体
11の凹所10によつて行なつているので、アー
スターミナル5は何等邪魔にはならず、また、ア
ースターミナル5逃げ用の凹所の一側方には開口
が設けられているので、コンセント6のアースタ
ーミナル5にアース線が接続してある場合におい
ては、前記開口からアース線を逃すことができ、
アース線は何ら邪魔にならず、漏電遮断器本体1
1をコンセント6に体裁良くセツトできるもので
ある。
第9図乃至第11図は漏電遮断器本体11をコ
ンセント6に装着した場合に、漏電遮断器本体1
1がコンセント6より容易に外れないように、漏
電遮断器本体11を保持固定する固定枠81の構
造乃至取付方法を示すものである。すなわち、固
定枠81の両側の上部より保持片82が前面側に
突出形成され、この保持片82の内側先端には、
ベース12のフランジ12aやカバー13のフラ
ンジ13aや端子カバー14のフランジ14a等
で形成されるフランジ部15を係止する係止突部
83が一体に突設してある。また、固定枠81の
中央にはねじ挿通孔84が突設され、下部背面側
には台座85が一体に形成され、この台座85に
もねじ挿通用のねじ穴86を穿孔している。第1
0図に示すように、コンセント6の前面に装着さ
れるプレート87を固定するプレートねじ90が
露出している場合、プレート87の上部は本来の
プレートねじ90でプレート87を固定するとと
もに、プレート87の下部は丸皿小ねじのような
ねじ88を、固定枠81のねじ挿通孔84を介し
てコンセント6に螺着し、固定枠81をコンセン
ト6のプレート87に取り付ける。この時、固定
枠81の台座85の突出寸法はプレート87の厚
みとほぼ同じであり、固定枠81をプレート87
に取り付けた状態において、台座85の背面は造
営材91の表面に密接し、固定枠81をプレート
87に変形やがたつきを与えることなく取り付け
ることができるものである。そして、漏電遮断器
本体11の栓刃7をコンセント6の栓刃挿入口9
に挿入して装着する。この時、固定枠81の保持
片82は弾性を有しているので、保持片82が外
側に開いて漏電遮断器本体11のフランジ部15
を乗り越え、その後弾性復帰して保持片82の係
止突部83が漏電遮断器本体11のフランジ部1
5を係止して、漏電遮断器本体11は固定枠81
に保持固定されることになる。第11図はプレー
ト87にプレートねじが露出していない場合を示
すものであり、この場合には固定枠81のねじ挿
通孔84を用いずに、台座85に突設しているね
じ穴86に木ねじのようなねじ89を挿通し、こ
のねじ89をプレート87の下方の造営材91に
直接螺着し、固定枠81を造営材91に固定する
ようにしたものである。従つて、この固定枠81
を用いることで、すべてのプレートに固定枠81
の取付が可能となり、また、造営材に固定が困難
な最悪の場合でも、ねじが露出しているプレート
に代えることで、固定枠81の固定ができもので
ある。
第12図乃至第14図は固定枠81の他の実施
例を示すものである。すなわち、コ字型に形成さ
れた固定枠81の両側の弾性を有する保持片82
の内側の上端部には、漏電遮断器本体11のフラ
ンジ部15を係止して漏電遮断器本体11を保持
固定する係止突部83が一体に形成されている。
また、固定枠81の下面にはコ字型の固定片92
が形成され、この固定片92の両側には側方に突
出するように挿入片92aが夫々形成してある。
この固定枠81は第14図に示すようにコンセン
ト6とプレート87との間にその固定片92の挿
入片92aを嵌めて固定するものである。すなわ
ち、プレート87をコンセント6側の取付枠に取
り付ける前に、プレート87の開口部87aより
固定枠81の固定片92の挿入片92aを挿通
し、コンセント6の前面とプレート87の背面と
の間に形成される〓間93に挿入片92aをはさ
み込ませる形で行ない、プレート87を取付枠に
取り付ける。この時、固定片92はコンセント6
の段部6aを跨がる形となり、挿入片92aはコ
ンセント6とプレート87とで固定されることに
なる。そして、漏電遮断器本体11の栓刃7をコ
ンセント6の栓刃挿入口9に挿入して装着する。
この時、固定枠81の保持片82は弾性を有して
いるので、保持片82が外側に開いて漏電遮断器
本体11のフランジ部15を乗り越え、その後弾
性復帰して保持片82の係止突部83が漏電遮断
器本体11のフランジ部15を係止して、漏電遮
断器本体11は固定枠81に保持固定されること
になる。
第15図乃至第17図は固定枠81の更に他の
実施例を示すものであり、固定枠81の両側の下
端部よりコ字型の係止片94をその凹所94aを
対向させるように横方向に突出形成したものであ
る。すなわち、この係止片94の凹所94aの厚
み寸法は、プレート87の厚み寸法とほぼ同様に
形成されており、プレート87の両側を係止片9
4の凹所94a内に挿通することで、固定枠81
がプレート87に保持される。そして、固定枠8
1をプレート87の適宜な位置に移動させ、次い
で、プレート87を取付枠に固定することで、係
止片94は造営材91の前面とプレート87の端
縁とで挟持される形となり、固定枠81がプレー
ト87に保持固定されることになる。尚、漏電遮
断器本体11が固定枠81にて保持固定される作
用は前実施例と同じであるので説明は省略する。
第18図は第2図におけるセツトスイツチ25
aとリセツトスイツチ26aとの端子棒25c,
26cを一体化した端子板95を形成し、この端
子板95を共通端子としたものである。すなわ
ち、セツトスイツチ25aとリセツトスイツチ2
6aとの一端側は夫々主回路の一方に接続されて
いるために、セツトスイツチ25aとリセツトス
イツチ26aとの一端側を共通とした端子板95
でもつて、主回路の一方に接続するようにしたも
のである。従つて、2本の端子棒25c,26c
を用いていた上記実施例の場合と比べ、1つの端
子板95とすることができ、端子部分の構成が簡
素化できるものである。
[発明の効果] 本発明は上述にように、主回路に流れる漏電を
検出する漏電検出ブロツクと、該漏電検出ブロツ
クからの信号にて駆動されて主回路に挿入されて
いる接点を開成するリレーと、一端を上記接点と
接続され他端が負荷と接続される端子ブロツク
と、表面にアースターミナルを突設したコンセン
トの栓刃挿入口に挿入接続して電源を受ける栓刃
とをハウジング内に収納配設した漏電遮断器本体
を形成し、ハウジングの背面より上記栓刃を突出
させると共に、該ハウジングの背面に背方及び一
側方が開口しているアースターミナル逃げ用の凹
所を凹設したものであるから、漏電遮断器本体を
コンセントに装着した場合でも、漏電遮断器本体
の凹所内にコンセントのアースターミナルが入
り、コンセントのアースターミナルにアース線が
接続してある場合には、凹所に一側方の開口から
アース線を逃すことができ、アースターミナル付
きのコンセントに体裁良く漏電遮断器本体をセツ
トできるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の漏電遮断器本体及び
アースターミナル付きコンセントの斜視図、第2
図は同上の漏電遮断器本体の分解斜視図、第3図
aは同上の漏電遮断器本体の平面図、第3図bは
同上の断面図、第3図cは同上の正面図、第3図
dは同上のカバー及び端子カバーを外した状態の
平面図、第3図eは同上のカバー、端子カバー及
び漏電検出ブロツクを外した状態の平面図、第4
図aは同上のベースの平面図、第4図bは同上の
第4図aのA−A断面図、第4図cは同上の底面
図、第4図dは同上の第4図aのB−B断面図、
第4図eは同上の破断正面図、第4図fは同上の
第4図aのC−C断面図、第4図gは同上の第4
図aのD−D断面図、第5図a〜dは同上のカバ
ーの平面図、断面図、底面図及び破断正面図、第
6図a〜cは同上の漏電検出ブロツクの平面図、
断面図及び底面図、第7図a〜dは同上のリセツ
ト釦の平面図、破断正面図、底面図及び断面図、
第8図は同上の全体の回路図、第9図a〜cは同
上の固定枠を漏電遮断器本体に取り付けた状態の
正面図、側面図及び底面図、第10図は同上のプ
レートねじが露出している場合の固定枠の取付状
態を示す図、第11図は同上のプレートねじが露
出していない場合の固定枠の取付状態を示す図、
第12図は同上の固定枠の他の実施例の斜視図、
第13図は同上の斜視図、第14図は同上の取付
状態を示す断面図、第15図は同上の固定枠のさ
らに他の実施例の斜視図、第16図は同上の斜視
図、第17図は同上の取付状態を示す断面図、第
18図は同上の漏電検出ブロツクの他の実施例の
斜視図である。 1は漏電検出ブロツク、2はリレー、3は接
点、4は端子ブロツク、5はアースターミナル、
6はコンセント、7は栓刃、8はハウジング、9
は栓刃挿入口、10は凹所、11は漏電遮断器本
体を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主回路に流れる漏電を検出する漏電検出ブロ
    ツクと、該漏電検出ブロツクからの信号にて駆動
    されて主回路に挿入されている接点を開成するリ
    レーと、一端を上記接点と接続され他端が負荷と
    接続される端子ブロツクと、表面にアースターミ
    ナルを突設したコンセントの栓刃挿入口に挿入接
    続して電源を受ける栓刃とをハウジング内に収納
    配設した漏電遮断器本体を形成し、ハウジングの
    背面より上記栓刃を突出させると共に、該ハウジ
    ングの背面に背方及び一側方が開口しているコン
    セントのアースターミナル逃げ用の凹所を凹設し
    て成る漏電遮断器の構造。
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