JPH0438386Y2 - - Google Patents

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JPH0438386Y2
JPH0438386Y2 JP188187U JP188187U JPH0438386Y2 JP H0438386 Y2 JPH0438386 Y2 JP H0438386Y2 JP 188187 U JP188187 U JP 188187U JP 188187 U JP188187 U JP 188187U JP H0438386 Y2 JPH0438386 Y2 JP H0438386Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のマークプレート等に適用し
て好適な表示装置に係り、特に昼間は外光を反射
して金属調の表示を行ない、夜間は内蔵した光源
により表示部を後方から照明するようにした表示
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近の自動車に設けられているマークプレート
としては、表示部を華やかに見せて視認性を向上
させるため、昼間は外光(太陽光)を反射して金
属調に見せ、夜間は内部(表示板裏面側)より光
を当てて表示部を照明するようにした、いわゆる
ハーフミラー形式のものが知られている。第7図
a,bはこのようなマークプレートの従来例を示
すもので、1は透明樹脂、スモーク樹脂、ガラス
等の透光性材料からなる表示板、2は表示板1の
裏面に設けられた文字、記号、数字等の透明表示
部で、この表示部2以外の裏面は黒色等の遮光層
3によつて被覆されている。すなわち、表示部2
は遮光層3によつて白抜き形成されるものであ
る。4は蒸着またはスパツタリングによつて形成
され前記透明表示部2を被覆する金属粒子層、5
は金属粒子層4を被覆する拡散透過層で、この透
過層5は内部に拡散粒子を含んだ透明なシート、
塗料等によつて形成されている。なお、金属粒子
層4の付着をより強固にするため透明塗料層であ
らかじめ該粒子層5を被覆し、しかる後拡散透過
層5を設けることもある。6は表示板1を後方よ
り照明する光源である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような構成からなる従来の表示装置におい
て、金属粒子層4は外光が強い場合、外光を反射
し表示部2を金属調に見せるとともに、外光が弱
くなつたり、夜間においては光源6から出射した
光を透過させなければならないため、その膜厚を
300〜400〓程度に押える必要がある。しかし、こ
の膜厚領域は第8図に示すように透過率が急激に
変化するため、製造のバラツキが照明輝度に悪影
響を与えてしまい、製造上かなり厳しい膜厚管理
が要求されるという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る表示装置は上述したような問題点
を解決すべくなされたもので、ベタ塗りの金属粒
子層に代えて金属粒子からなる多数の小さな金属
粒子集合体を規則的もしくは不規則的なパターン
を形成する如く設けるようにしたものである。
〔作用〕
本考案については隣り合う金属粒子集合体間の
隙間を通つて光が透過するため、金属粒子の膜厚
を厳密に管理する必要がなく、自由に設定し得
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る表示装置に使用される表
示板の要部拡大図である。なお、図中第7図と同
一構成部品、部分に対しては、同一符号を以つて
示し、その説明を省略する。同図において、表示
板1の裏面に遮光層3によつて白抜き形成された
透明表示部2には、金属粒子からなる多数の小さ
な金属粒子集合体10が一定の間隔をおいて設け
られることにより規則的なパターンを形成してい
る。このパターンとしては第2図a〜eに示すよ
うに、方形の金属粒子集合体10を縦、横に等間
隔dでマトリツクス状に配列したもの(a図)、
矩形の金属粒子集合体10を縦、横の間隔d1,d2
を変えてマトリツクス状に配列したもの(b図)、
円形の金属粒子集合体10を縦、横に等間隔でマ
トリツクス状に配列したもの(c図)、正六角形
の金属粒子集合体10を等間隔で密集配置したも
の(d図)、矩形の金属粒子集合体10の大きさ
を徐々に変化させたもの(e図)など、種々のも
のが考えられる。また、各金属粒子集合体10は
膜厚の厚い、例えば500〓以上の膜厚をもつて形
成されることにより反射率が高く、したがつて、
光源から出た光は金属粒子集合体10を透過し得
ず、隣り合う集合体10の間の隙間を通つて透明
表示部2を透過し、外部に出射する。
このような金属粒子集合体10の形成方法とし
ては、第3図に示すように遮光層3が形成された
表示板1の裏面に網目状に形成されたマスク11
を置き、このマスク11に向けて金属粒子12を
蒸着、スパツタリング等によつて飛ばせばよい。
この結果、マスク11の穴を通過した金属粒子1
2が透明表示部2に付着し、前記金属粒子集合体
10を形成する。
このほか、あらかじめ所定パターンの金属粒子
集合体10をホツトスタンプ箔に形成しておき、
これを表示板1の透明表示部2に当て、熱ローラ
等で熱を加え、金属粒子集合体10を前記透明表
示部2に転写するようにしてもよい。
この場合、ホツトスタンプ箔にはあらかじめ遮
光層3、金属粒子集合体10、および拡散透過層
5を形成しておき、これらを1度にホツトスタン
ピングするようにしてもよい。
このような構成からなる表示板1を備えた表示
装置において、各金属粒子集合体10は昼間外光
を反射し、これによつて表示文字が金属調に見え
る。一方、夜間においては光源から出た光が隣り
合う金属粒子集合体10を透過することで、表示
文字を照明する。つまり、金属粒子集合体10の
一定の間隔をおいて配列することにより、該集合
体10自体には従来の金属粒子層と異なり透光性
を持たせずとも表示文字を装置内部より照明し得
るようにしたものである。この結果、金属粒子集
合体10の膜厚を自由に設定することができ、特
に膜厚のバラツキによる影響を受けない領域での
製造を可能にするため、膜厚管理が容易で、品質
を一定にそろえることができる。また、金属粒子
集合体10による反射部とそれ以外の透光部と比
率を該集合体10の形状、間隔等によつて自由に
変化させることができる。
第4図は本考案の他の実施例を示す要部断面図
である。この実施例は表示板1の表面側に透光性
表示部2、遮光層3、金属粒子集合体10、透明
層20および拡散透過層5を設けたものである。
22は光源6から出た光を表示板1に導くアクリ
ル樹脂等からなる導光板、23は光源からの光を
導光板22の表面側に反射させる小さな円錐形凹
部からなる点刻である。
このような構成においても上記実施例と同様な
効果が得られるものである。
この場合、表示板1および拡散透過層5を透過
して金属粒子集合体10の下面に当つて反射した
光は、表示板1、または導光板22によつて反射
し、再び透光性表示部2方向に戻されるため、光
の有効利用を計ることができ、より明るい照明を
可能にする。
第5図は本考案の更に他の実施例を示す要部断
面図で、拡散透過層5を表示板1の裏面側に形成
した点が第4図実施例と相違し、それ以外は全く
同様である。
なお、上記実施例はいずれも表示板1を平板状
に形成したが、本考案はこれに限らず第6図に示
すように透光性表示部2を表示板1の表面もしく
は裏面に凹設してもよいことは勿論であり、この
ような構成においては表示文字に立体感が出ると
いう利点を有している。
また、上記実施例はいずれも金属粒子集合体1
0を規則的に配列した例を示したが、不規則に配
列してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る表示装置は、
表示板の透光性表示部に金属粒子からなる多数の
小さな金属粒子集合体を設け、これら素子間を光
の透過部分として残したので、金属粒子集合体自
体は透光性に限らず遮光性であつてもよく、した
がつてその膜厚を自由に設計でき、膜厚管理を容
易にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る表示装置に使用される表
示板の一実施例を示す要部拡大図、第2図a〜e
はそれぞれ反射素子群のパターンを示す図、第3
図は反射素子群の形成方法を説明するための図、
第4図〜第6図はそれぞれ本考案の他の実施例を
示す要部断面図、第7図a,bは表示装置の従来
例を示す斜視図および要部拡大断面図、第8図は
金属粒子の膜厚と透過率との関係を示す図であ
る。 1……表示板、2……透光性表示部、3……遮
光層、4……金属粒子層、5……拡散透過層、6
……光源、10……金属粒子集合体、11……マ
スク、22……導光板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透光性材料からなる表示板の表面もしくは裏面
    で透光性表示部以外の部分を遮光層で被覆し、前
    記透光性表示部に金属粒子からなる多数の小さな
    金属粒子集合体を規則的もしくは不規則的パター
    ンを形成する如く設け、さらに前記表示板の表面
    もしくは裏面全体を拡散透過層で被覆し、前記透
    光性表示部を表示板の裏面側より照明するように
    したことを特徴とする表示装置。
JP188187U 1987-01-12 1987-01-12 Expired JPH0438386Y2 (ja)

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JPS63109988U JPS63109988U (ja) 1988-07-15
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