JPH06331395A - 表示体 - Google Patents

表示体

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JPH06331395A
JPH06331395A JP12620393A JP12620393A JPH06331395A JP H06331395 A JPH06331395 A JP H06331395A JP 12620393 A JP12620393 A JP 12620393A JP 12620393 A JP12620393 A JP 12620393A JP H06331395 A JPH06331395 A JP H06331395A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP12620393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Kobayashi
啓樹 小林
Shunichi Ogawa
俊一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP12620393A priority Critical patent/JPH06331395A/ja
Publication of JPH06331395A publication Critical patent/JPH06331395A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体感の高い画像が表示可能であるとともに
製造費用を抑止可能な表示体を提供する。 【構成】 表示体10は、アクリル樹脂またはポリカー
ボネート樹脂等を素材とする透明基板11〜14、透明
材料を素材とする透明な網点状の相似形画像部21〜2
5で構成される。相似形画像部21〜25は、矢印Aに
示す表示板10を視認する方向に向かって相似形に順次
縮小されて形成され、相似形画像部21〜25を整合す
るように各透明基板11〜14が積層されている。透明
基板14側から光を入射させ、これを透明基板11側か
ら視認すると、相似形画像部21〜25が透明つや消し
調の白に近い色で明るく輝いて視認される。また、視認
角度に影響されない立体感の高い立体画像として視認す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用計器等に使用さ
れ、立体感を有する画像を表示可能な表示体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用計器等の表示体は、樹脂基
板上に印刷等によって形成されることが一般的である。
その画像は、平面画像であることが多いが、近年、高級
化指向の高まり、商品の多様化に対応し、表示画像に立
体感を付与することが検討されている。
【0003】表示画像に立体感を付与するには、成形、
厚肉印刷等により画像表面に凹凸を形成することが考え
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、金型が必要となるとともに画像解像性が低下す
る等の問題があり、多種少量の生産には向かなかった。
この問題を解決するため、特開平2−122220号公
報に示されているものでは、光反応性樹脂を用いて表示
したい立体画像に合わせて凹凸の画像を形成している。
【0005】特開平2−122220号公報に示す光反
応性樹脂を用いる方法では金型が不要になるとともに画
像解像性も向上する等の長所はあるが、平面画像の形成
と比較して工程が複雑となり、材料費および加工費の増
加が不可避となる。また、視認する角度によっては、立
体感が低下するという問題がある本発明は、このような
問題点を解決するためになされたものであり、立体感の
高い画像が表示可能であるとともに製造費用を抑止可能
な表示体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による表示体は、複数の積層された透明基板
と、任意の複数の前記透明基板の少なくとも片面に、表
示画像を視認する側に向かって表示画像の相似形が順次
縮小されて形成される相似形光散乱性画像部とを備えた
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明による表示体は、複数の透明基板を積層
し、この積層された任意の複数の透明基板に、表示画像
を視認する側に向かって表示画像の相似形が順次縮小す
る相似形光散乱性画像部を形成することにより、表示画
像の立体感が高まる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
実質的に同一の構成要素に関しては各実施例共通の符号
を付し、説明は繰り返さない。本発明の第1実施例によ
る表示体を図1に示す。表示体10は、アクリル樹脂ま
たはポリカーボネート樹脂等を素材とする透明基板11
〜14、透明材料を素材とする相似形画像部21〜25
で構成される。
【0009】相似形画像部21〜25は、透明な網点状
の点であり、透明基板11〜14の上面または両面に、
例えば、透明の光反応性樹脂を用いるエッチング方法、
マットクリアインキを用いる印刷方法等により形成され
る。相似形画像部21〜25は、図1の矢印Aに示す表
示板10を視認する方向に向かって相似形に順次縮小さ
れて形成され、相似形画像部21〜25を整合するよう
に各透明基板11〜14が積層されている。
【0010】下層側、すなわち透明基板14側から光を
入射させ、これを上層側、すなわち透明基板11側から
視認すると、各相似形画像部21〜25が網点状に形成
されているため、光の散乱効果が高まり、相似形画像部
21〜25が透明つや消し調の白に近い色で明るく輝い
て視認される。また、相似形画像部21〜25が相似形
に順次縮小されて形成されているため、視認角度に影響
されない立体感の高い立体画像として視認することがで
きる。
【0011】本発明の第2実施例による表示体を図2に
示す。第2実施例は、視認する側から見て2層目以降の
相似形画像部22〜25を最上層の相似形画像部21に
おける略輪郭状の相似形としたものであり、上層側から
視認した際の相似形画像部21〜25の外観は第1実施
例の表示体の相似形画像部の外観と変わらない。
【0012】下層側から光を入射させたとき、最上層の
相似形画像部21まで表示画像の輪郭以外で入射光が散
乱しないため、最上層の相似形画像部21をより明るく
輝かせることが可能となる。本構成による表示体は、例
えば、相似形画像部を照射する光源の輝度が低い場合、
表示体を構成する透明基板の枚数が多い場合、相似形画
像部の光透過性が低い場合等に有効である。
【0013】本発明の第3実施例による表示体を図3に
示す。第3実施例は、相似形画像部21、23および2
5を透明基板11〜14の1層おきに形成したものであ
る。この第3実施例によると、相似形画像部の使用量が
少なく、第1実施例に比べ、表示体の製造費用が低減さ
れる。本発明の第4実施例による表示体を図4に示す。
【0014】相似形画像部31〜35は、例えば、透明
基板11〜14上に、透明なフィルム状の光反応性樹脂
等からなる材料を貼り合わせて露光、エッチングを行
い、所望する形状の透明画像部を形成した後、表面に微
細な凹凸を有するエンボスロール、マットフィルム等を
用いることで、透明画像部を粗面処理して梨地状に形成
されている。相似形画像部31〜35は、透明基板11
〜14の各層において整合するように構成されている。
【0015】相似形画像部31〜35は、透明画像部に
梨地状に粗面処理を施しているため、第1実施例におけ
る相似形画像部と同様に光散乱性を有している。また、
立体画像としての視認性は、第1実施例と同様である。
本発明の第5実施例による表示体を図5に示す。相似形
画像部41〜45は、例えば、フライス盤、ホットプレ
ス機等により、透明基板11〜14の表面を直接所望す
る形状に梨地状に粗面処理して形成される。これ以外の
構成、作用および効果は第4実施例と同一である。
【0016】本発明の第6実施例による表示体を図6に
示す。相似形画像部31および35は、例えば透光性着
色を有した光反応性樹脂を用いるエッチング方法、透光
性着色を有したカッティングフィルムを貼り合わせる方
法等により、透光性のある着色材51および52で着色
されている。第6実施例の表示体は、下層側から光を入
射させた場合、これを上層側より視認すると、その相似
形画像部は着色された立体画像として視認することがで
きる。
【0017】第6実施例においては、着色位置、着色
面、着色形状、着色数、色、着色材料は本実施例に限定
されるものではなく、少なくとも1枚の透明基板の相似
形画像部に透光性の着色がなされていればよい。本発明
の第7実施例による表示体を図7に示す。第7実施例
は、相似形画像部31〜34ではなく、透明基板14上
に直接透光性の着色材52で着色したものである。これ
以外の構成、作用および効果は第6実施例と同一であ
る。
【0018】本発明の第8実施例による表示体を図8に
示す。第8実施例では、最下層の透明基板14の下面に
形成されている相似形画像部35の領域の外側に、遮光
性着色を有する遮光部61が形成されている。遮光部6
1は、最下層の透明基板14に、例えば、遮光性着色を
有した光反応性樹脂を用いるエッチング方法、遮光性着
色を有したカッティングフィルムを貼り合わせる方法等
により形成される。
【0019】第8実施例の表示体は、下層側から光を入
射させた場合、表示画像の輪郭を表す一番下の相似形画
像部の領域の外側で入射光が遮光され、一番下の相似形
画像部の領域の内側だけに光が入射することになり、こ
の表示体を上層側より視認すると、相似形画像部はより
鮮明な立体画像として視認することができる。第8実施
例は、遮光部の形状、色、材料、遮光方法は、本実施例
に限定されるものではない。
【0020】本発明の第9実施例による表示体を図9に
示す。第9実施例では、表示体を構成する透明基板11
〜14とは別の透光性基板15上に、透明基板14上に
形成されている相似形画像部35の領域の外側を遮光部
61で遮光し、遮光部61の内部を透光性の着色材52
で着色している。これ以外の構成、作用および効果は第
8実施例と同一である。
【0021】本発明の第10実施例による表示体を図1
0および図11に示す。図10に示すように、相似形画
像部31〜35はそれぞれ相似三角形であり、各相似三
角形は、透明基板11〜14各層において整合するよう
に構成されている。相似形画像部31〜35には、各相
似形画像部31〜35の大きさに対応した稜線部71〜
75が形成されている。稜線部71〜75は、各透明基
板11〜14において、三角形の相似形画像部31〜3
5を第1実施例〜第5実施例に示したいずれかの方法に
より形成した後、立体画像を構成した際の略稜線として
各相似形画像部31〜35において視認される位置に、
例えば、第6実施例または第7実施例に示した着色の方
法、第8実施例または第9実施例に示した遮光部の形成
方法等により形成されている表示体の下層側から光を入
射し、上層側より視認すると、稜線部71〜75が三角
錐の稜線として視認されるため、相似形画像部31〜3
5は、三角錐状の立体画像として鮮明に視認することが
できる。
【0022】このように、角錐状の立体画像を形成する
相似形画像部に角錐の稜線部を形成した表示体は、立体
画像の立体感をさらに向上させることができ、自動車用
H.U.Dコーナマーカの位置表示体として優れた効果
を発揮する。なお、相似形画像部および稜線部に関し、
その構成方法、位置、順序、相似形状、色、材料、形成
方法は本実施例に限定されるものではない。
【0023】以上説明した本発明の実施例では、透明基
板に相似形画像部を形成し、これを整合して表示体を積
層するだけの簡単な構成であるため、表示体の製造費用
を大幅に低下させることが可能となる。本発明では、透
明基板の材質、厚さ、構成数、積層の方法は本実施例に
限られるものではなく、相似形画像部に関しても、その
材質、形成方法、相似形状、形成数、形成面、形成位置
は本実施例に限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表示体によ
ると、視認する側に向かって相似形に順次縮小する相似
形光散乱性画像部を透明基板に形成し、これら透明基板
を整合して積層するという簡単な構成で立体感のある立
体像を表示可能であり、表示体の製造費用が安くなると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による表示体を示す断面図
である。
【図2】本発明の第2実施例による表示体を示す断面図
である。
【図3】本発明の第3実施例による表示体を示す断面図
である。
【図4】本発明の第4実施例による表示体を示す断面図
である。
【図5】本発明の第5実施例による表示体を示す断面図
である。
【図6】本発明の第6実施例による表示体を示す断面図
である。
【図7】本発明の第7実施例による表示体を示す断面図
である。
【図8】本発明の第8実施例による表示体を示す断面図
である。
【図9】本発明の第9実施例による表示体を示す断面図
である。
【図10】本発明の第10実施例による表示体を示す斜
視図である。
【図11】本発明の第10実施例による表示体を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 表示体 11〜14 透明基板 15 透光性基板 21〜25 相似形画像部(相似形光散乱性画像部) 51、52 着色材 61 遮光部 71〜75 稜線部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の積層された透明基板と、 任意の複数の前記透明基板の少なくとも片面に、表示画
    像を視認する側に向かって表示画像の相似形が順次縮小
    されて形成される相似形光散乱性画像部とを備えたこと
    を特徴とする表示体。
JP12620393A 1993-05-27 1993-05-27 表示体 Pending JPH06331395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12620393A JPH06331395A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 表示体

Applications Claiming Priority (1)

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JP12620393A JPH06331395A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 表示体

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ID=14929269

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JP (1) JPH06331395A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243089A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Nakagawa Chem:Kk 立体効果図形の形成方法及び図形立体表示体
JP2012014121A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Satoru Okamoto 表示装置

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